JP2008092963A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】入賞検出スイッチを通過した遊技球が振分け部材に到達するまでの所要通過時間が、製品出荷時に初期設定された予測通過時間より増大することに起因して、期待演出の失敗率が増加した場合に、該期待演出の成功率を向上させて、製品出荷時と同等の信頼性を回復し得る遊技機を提供する。
【解決手段】期待演出処理開始から所定時間経過後に、通過検出スイッチSW5の検知状況により、特定領域29へ遊技球を導く可能性が高い第1誘導通路19に遊技球が振分けられなかったことが判明した場合に、所定補正実行条件の充足に基づいて、第1誘導通路19に遊技球が振分けられる可能性が高くなるように、期待演出実行ステップ順位群を補正する補正処理が実行されるようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、変動入賞装置内に設けられた特定領域を遊技球が通過することを契機として、遊技者に有利な特別遊技作動を実行する遊技機に関する。
この種の遊技機にあっては、発射装置から発射された遊技球が転動流下する遊技領域の略中央位置に、開閉部材により開閉される可変入賞口を備えた変動入賞装置が配設されており、該変動入賞装置の内部には、特定領域及び一般領域と、前記可変入賞口から流入した遊技球を該特定領域と一般領域の何れかに振分ける振分け部材が設けられている。また、遊技領域の下方には、前記変動入賞装置の開閉部材を開閉駆動する契機と関連付けられた複数の始動入賞口が配設されている。そして、該始動入賞口への入賞を契機として変動入賞装置の開閉部材が開閉駆動され、この開閉駆動時に開放される可変入賞口から変動入賞装置内に遊技球が入賞すると、該遊技球は振分け部材によって特定領域と一般領域の何れかに振分けられる。ここで、該遊技球が所定時間内に特定領域を通過すると、特別遊技作動が実行されて、遊技者に所定の利益が供与されることとなる。
遊技機の遊技者にとって、変動入賞装置内における遊技球の振分け過程は特別遊技作動の実行に係わる重大関心事である。そこで、変動入賞装置へ入賞した遊技球の特定領域通過の可能性を予測して報知し、遊技者の期待感を高揚させる演出効果を狙った遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる遊技機は、変動入賞装置内に、特定領域へ遊技球を導く可能性が異なる二つの流路と、その何れかの流路へ遊技球を振分けるように所定変換パターンで位置変換される振分け部材とが配設されており、可変入賞口への入賞タイミングと振分け部材の変換パターンと可変入賞口へ入賞した遊技球が振分け部材に到達するまでの予測通過時間との関係に基づいて遊技球が振分けられる流路が予測判定される。そして、特定領域へ遊技球を導く可能性が高い流路に遊技球が振分けられると予測判定された場合には、当該遊技球が振分け部材に到達する前に、遊技者の期待感を高揚させる期待演出を実行するように構成されている。
特開2006−101924号公報
ところで、可変入賞口へ入賞した遊技球が振分け部材に到達するまでに要する実際の所要通過時間は、設置された遊技機の前後方向の傾き(寝かせ角度)、可変入賞口から振分け部材に至る球流路の汚れや経年劣化による球流路の摩擦係数の増加、遊技球表面の汚れ、錆等の影響で増大する傾向がある。従って、このような実際の所要通過時間が、製品出荷時に初期設定された予測通過時間より増大している場合には、特定領域へ遊技球を導く可能性が高い流路に遊技球が振分けられるとの予測判定に基づいて期待演出が実行されたにも拘わらず、実際には特定領域へ遊技球を導く可能性が低い流路へ遊技球が振分けられる事態が頻発するようになり、期待演出の失敗率が増加することとなる。
そして、このような事態が頻発するようになると、遊技者の期待感を高揚させる演出効果が低減するばかりでなく、遊技者に期待演出への不信感を抱かせたり、遊技継続の意欲を減退させるといった逆効果を生じるという問題点がある。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであって、期待演出の失敗率が増加した場合に、該期待演出の成功率を向上させて、製品出荷時と同等の信頼性を回復し得るようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、入賞口から流入した遊技球が流下する球流下路と、該球流下路の上流部に配設され、前記入賞口から流入した遊技球を検知する入賞検出スイッチと、前記球流下路の下流部に配設され、前記球流下路を、所定利益を供与する特定領域へ遊技球を導く可能性が高い第1誘導通路に連通させる第1誘導位置と、前記特定領域へ遊技球を導く可能性が低い第2誘導通路に連通させる第2誘導位置とに変換されて、その変換位置により、前記球流下路を流下した遊技球を前記第1誘導通路と前記第2誘導通路の何れかに振分ける振分け部材と、該振分け部材を、予め定められた該振分け部材の変換パターンに従って前記第1誘導位置と前記第2誘導位置とに変換する駆動装置とを具備する変動入賞装置と、少なくとも音声、光、画像の何れかを用いた演出を行う演出装置と、前記入賞検出スイッチにより検知された遊技球が前記振分け部材によって前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れに振分けられる可能性が高いかを判定する予測判定処理を実行し、かつ該予測判定処理により遊技球が前記第1誘導通路へ振分けられる可能性が高いと判定された場合に前記演出装置による期待演出処理を実行する制御内容を具備する制御処理手段とを備えた遊技機において、少なくとも前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れかに配設されて、前記振分け部材により振分けられた遊技球を検知する通過検出スイッチを備え、前記予測判定処理が、前記入賞口から流入した遊技球の前記入賞検出スイッチ通過のタイミングおよび前記入賞検出スイッチから前記振分け部材までの予測通過時間範囲ならびに前記振分け部材の変換パターンに基づいて、当該遊技球が振分け部材位置に到達した時の前記駆動装置の変換位置を予測する予測工程と、予測した変換位置が前記第1誘導位置である場合に、前記第1誘導通路へ振分けられる可能性が高いと判定する判定工程とを含み、前記制御処理手段が、前記期待演出処理開始から所定時間内の前記通過検出スイッチの検知状況により、遊技球が前記第1誘導通路に振分けられなかったことを検出した場合、更に所定補正実行条件の充足に基づいて、以降に前記入賞口から流入する遊技球に対する前記予測通過時間範囲を補正する補正処理を実行する制御内容を備えていることを特徴とする遊技機である。
ここで、前記振分け部材の変換パターンを、一連の変換動作の一サイクルを所定単位時間で分割した複数のステップ順位毎に、前記振分け部材の前記第1誘導位置と前記第2誘導位置の何れかの変換位置を割り当てたものとした場合に、前記入賞検出スイッチによる遊技球の検知時における前記変換パターンのステップ順位から当該遊技球が振分け部材に到達したときまでに進む各ステップ順位に割り当てられた所定単位時間の積算時間が、上記課題解決手段における「予測通過時間」となる。従って、かかるステップ順位を用いた、課題を解決するための好適な技術手段としては、以下の構成1が提案される。
構成1;
入賞口から流入した遊技球が流下する球流下路と、
該球流下路の上流部に配設され、前記入賞口から流入した遊技球を検知する入賞検出スイッチと、
前記球流下路の下流部に配設され、前記球流下路を、所定利益を供与する特定領域へ遊技球を導く可能性が高い第1誘導通路に連通させる第1誘導位置と、前記特定領域へ遊技球を導く可能性が低い第2誘導通路に連通させる第2誘導位置とに変換されて、その変換位置により、前記球流下路を流下した遊技球を前記第1誘導通路と前記第2誘導通路の何れかに振分ける振分け部材と、
該振分け部材を、予め定められた該振分け部材の変換パターンに従って前記第1誘導位置と前記第2誘導位置とに選択的に位置変換する駆動装置と
を具備する変動入賞装置と、
少なくとも音声,光,画像の何れかを用いた演出を行う演出装置と、
前記入賞検出スイッチにより検知された遊技球が前記振分け部材によって前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れに振分けられる可能性が高いかを判定する予測判定処理を実行し、かつ該予測判定処理により遊技球が前記第1誘導通路へ振分けられる可能性が高いと判定された場合に前記演出装置によって期待演出を行う期待演出処理を実行する制御内容を具備する制御処理手段と
を備えた遊技機において、
少なくとも前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れかに、前記振分け部材により振分けられた遊技球を検知する通過検出スイッチが配設されるとともに、
前記振分け部材の変換パターンを、一連の変換動作の一サイクルを所定単位時間で分割した複数のステップ順位毎に、前記振分け部材の前記第1誘導位置と前記第2誘導位置の何れかの変換位置を割り当てたものとし、かつ、前記入賞検出スイッチによる遊技球の検知時における前記変換パターンのステップ順位が、前記第1誘導通路に遊技球が振分けられる可能性が高い所定範囲の期待演出実行ステップ順位群に属する場合に前記期待演出処理を実行するものとし、
前記制御処理手段が、
前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチの検知状況により遊技球が第1誘導通路に振分けられなかったことが判明した場合に、所定補正実行条件の充足に基づいて、前記第1誘導通路に遊技球が振分けられる可能性が高くなるように、前記期待演出実行ステップ順位群を補正する補正処理を実行する制御内容を備えていることを特徴とする遊技機。
ここで、期待演出実行ステップ順位群とは、振分け部材が第1誘導位置に変換されるステップ順位から、入賞検出スイッチを通過した遊技球が振分け部材に到達するまでの所要通過時間に対応するステップ順位分を遡ったステップ順位を含む連続した所定範囲のステップ順位群を指すものであって、該期待演出実行ステップ順位群に、入賞検出スイッチによる遊技球の検知時におけるステップ順位が属する場合に期待演出処理が実行される。
かかる構成にあっては、期待演出処理の実行時に、第1誘導通路に遊技球が振分けられる可能性が高くなるように、期待演出実行ステップ順位群を補正するものであるから、遊技機の設置状態及び経年劣化並びに球流路の汚れ等の外的要因によって、入賞検出スイッチを通過した遊技球が振分け部材に到達するまでに要する実際の所要通過時間が、製品出荷時に初期設定された予測通過時間より増大することに起因して、期待演出の失敗率が増加した場合に、該期待演出の成功率を向上させて、製品出荷時と同等の信頼性を回復することができる。
さらに上記手段にあって、以下の構成2〜構成4が提案される。
構成2;
前記補正処理が、
前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチの検知状況により遊技球が第1誘導通路に振分けられなかったことが判明した場合の演出失敗数をカウントし、該演出失敗数が所定の上限値に達したことを前記所定補正実行条件として、前記期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定ステップ単位で繰り上げる処理であることを特徴とする構成。
かかる構成にあっては、上記のように期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定ステップ単位で繰り上げることによって、入賞検出スイッチによる遊技球の検知時における変換パターンのステップ順位から当該遊技球の振分け部材到達時までに進むステップ順位が増加するので、各ステップ順位に割り当てられた所定単位時間の積算時間が増加する。これにより、入賞口へ入賞した遊技球が振分け部材に到達したときに、当該遊技球が第1誘導通路に振分けられる可能性が高くなるように期待演出実行ステップ順位群を補正することができる。
構成3;
前記補正処理が、
前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチの検知状況により遊技球が第1誘導通路に振分けられなかったことが判明した場合の演出失敗数をカウントする一方、前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチの検知状況により遊技球が第1誘導通路に振分けられたことが判明した場合の演出成功時における当該遊技球の前記入賞検出スイッチによる検知タイミングに対応するステップ順位を順次記憶するとともに、その演出成功数をカウントし、該演出成功数が所定の上限値に達したときに、演出成功時に記憶したステップ順位の統計演算を行って最頻ステップ順位群を抽出し、前記演出失敗数が所定の上限値に達したことを前記所定補正実行条件として、前記期待演出実行ステップ順位群を前記最頻ステップ順位群に置き換える処理であることを特徴とする構成。
かかる構成にあっては、演出成功時の最頻ステップ順位群を期待演出実行ステップ順位群として用いるものであるから、期待演出処理の実行時における期待演出の成功率を迅速に向上させることができる。
構成4;
前記補正処理が、
前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチの検知状況により遊技球が第1誘導通路に振分けられなかったことが判明した場合の演出失敗数をカウントするとともに、前記通過検出スイッチの検知状況により遊技球が第1誘導通路に振分けられたことが判明した場合の演出成功数をカウントし、該演出失敗数と演出成功数の合計が所定の上限値に達したことを前記所定補正実行条件として、前記期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる処理であり、
前記制御処理手段は、
前記期待演出実行ステップ順位群を補正するとき、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率と、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率とを比較して、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率が高ければ、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向と同じ方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる補正処理を実行し、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率が高ければ、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向とは逆方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる補正処理を実行することを特徴とする構成。
かかる構成にあっては、現在の補正を行ったことによって演出成功率が増加した場合に、さらに期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向と同じ方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる補正処理を実行し、逆に演出成功率が減少した場合には、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向とは逆方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる補正処理を実行するものであるから、この補正処理を繰り返すことによって、期待演出実行ステップ順位群を、期待演出の成功率が高い最適なものへ次第に収束させることができる。
本発明は、上述したように、少なくとも前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れかに配設されて、前記振分け部材により振分けられた遊技球を検知する通過検出スイッチを備え、前記予測判定処理が、前記入賞口から流入した遊技球の前記入賞検出スイッチ通過のタイミングおよび前記入賞検出スイッチから前記振分け部材までの予測通過時間範囲ならびに前記振分け部材の変換パターンに基づいて、当該遊技球が振分け部材位置に到達した時の前記駆動装置の変換位置を予測する予測工程と、予測した変換位置が前記第1誘導位置である場合に、前記第1誘導通路へ振分けられる可能性が高いと判定する判定工程とを含み、前記制御処理手段が、前記期待演出処理開始から所定時間内の前記通過検出スイッチの検知状況により、遊技球が前記第1誘導通路に振分けられなかったことを検出した場合、更に所定補正実行条件の充足に基づいて、以降に前記入賞口から流入する遊技球に対する前記予測通過時間範囲を補正する補正処理を実行する制御内容を備えている遊技機であるから、遊技機の設置状態及び経年劣化などの外的要因が期待演出制御に及ぼす悪影響を低減し、製品出荷時と同等の信頼性を担保することが可能である。
図1は、本発明を適用した遊技機の遊技盤1を示す。該遊技盤1には、その遊技盤面2上に略円形の誘導レール3で囲繞された遊技領域4が設けられており、該遊技領域4の略中央に変動入賞装置5が配設されている。また、該変動入賞装置5の下方には、始動口6が配設されており、該始動口6の下方に大入賞口8を備えた可変入賞装置7が配設されている。
前記始動口6は、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチSW1(図6参照)を備えており、該始動スイッチSW1から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば3個)の賞球が払い出されるとともに、前記変動入賞装置5が具備する後述する演出表示装置11に所定の図柄が所定時間に亘って変動表示される。
前記変動入賞装置5は、外郭を構成するケース部材9の略中央位置に、液晶表示器やCRT表示器或いはドットマトリックス表示器等の適宜の表示器で構成される演出表示装置11が設けられている。該演出表示装置11には、前記始動口6への遊技球の流入によって始動スイッチSW1から球検知信号が送出されることを契機として変動を開始し、かつ所定時間経過後に停止して小当り,ハズレの何れかを示す所定の図柄が表示される。また、該演出表示装置11によって、遊技者の期待感を高揚させる期待演出を行う本発明にかかる演出装置が構成されている。
前記ケース部材9の上部には、可変入賞口12が設けられている。該可変入賞口12には、駆動軸13,13(図2参照)により下端部が軸支された翼片からなる左右一対の開閉部材14,14が配設されており、該開閉部材14,14を駆動軸13,13に連繋した図示しない入賞口開閉ソレノイド30(図6参照)等からなる駆動手段によって開閉駆動することにより、略起立状態で可変入賞口12を塞ぐ閉鎖位置と、逆ハ字形に外側方に拡開して可変入賞口12を開放する開放位置とに変換し得るようになっている。そして、前記演出表示装置11に変動表示される図柄が小当りを示す図柄で確定表示された場合に、開閉部材14,14が開閉駆動されて、可変入賞口12の所定時間(例えば0.5秒間)の開放が1回行われる。この可変入賞口12によって、本発明にかかる入賞口が構成されている。
前記可変入賞装置7は、大入賞口8を開閉するための横長矩形状の開閉片15を備えており、大入賞口ソレノイド31(図6参照)により開閉制御される開閉片15によって、大入賞口8が開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換される。この可変入賞装置7は、常態では開閉片15によって大入賞口8が閉鎖されており、変動入賞装置5内に設けられた後述する特定領域29に遊技球が流入することを契機として、大入賞口8への遊技球の流入を可能とする特別遊技作動が実行される。この特別遊技作動は、開閉片15が前方に傾倒して大入賞口8が開放され、その開放状態で開閉片15の上面の案内作用を介して、大入賞口8内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒間)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞により開閉片15が起立して大入賞口8が閉鎖される開閉ラウンドを、大入賞口8内に設けられた継続領域の球通過を条件として所定制限回数(例えば16回)継続するものであって、この特別遊技作動の実行によって多量の遊技球が入賞し、遊技者に所定の利益が供与される。大入賞口8の内部には、継続領域を通過した遊技球を検知する継続領域スイッチSW2(図6参照)と、一回の開閉ラウンド毎の入賞個数を計数するカウントスイッチSW3(図6参照)とが設けられている。
前記変動入賞装置5のケース部材9には、可変入賞口12から流入した遊技球を流下させる球流下路16が透明部材を用いて形成されている。該球流下路16は前記演出表示装置11の右側方へ下り勾配で延成されており、図2に示すように、該球流下路16の上流部には可変入賞口12から流入した遊技球の通過を検知して球検知信号を送出する入賞検出スイッチSW4が配設されている。
また、前記球流下路16の下流部には、前後方向に進退駆動される振分け部材18が配設されており、該振分け部材18が、図3(A)に示すように、流路切換ソレノイド17からなる駆動装置によって後方に後退した第1誘導位置に変換された状態で、球流下路16が特定領域29へ遊技球を導く可能性が高い第1誘導通路19(図2参照)に連通する一方、振分け部材18が、図3(B)に示すように、前方に進出した第2誘導位置に変換された状態で、球流下路16が特定領域29へ遊技球を導く可能性が低い第2誘導通路20(図2参照)に連通するようになっている。ここで、特定領域29へ遊技球を導く可能性が低いとは、特定領域29へ遊技球を導く可能性がない場合も含んでおり、図2に示した第2誘導通路20の構成では、該第2誘導通路20に流入した遊技球が排出口21まで流下して変動入賞装置5から排出されるので、特定領域29へ遊技球を導く可能性がないものとなっている。
また、前記流路切換ソレノイド17は、通電時にプランジャ32が内部に引き込まれることによって振分け部材18を後退方向に作動させ、非通電時にはプランジャ32がバネ33の弾発力を介して押し出されることによって振分け部材18を進出状態に保持して非作動とする。
前記振分け部材18は、予め定められた変換パターンに従って、電源投入時から一定の動作サイクルで第1誘導位置と第2誘導位置とに交互に位置変換される。具体的には、一連の変換動作の一サイクルを20.4秒とし、その一サイクルの所要時間を0.1秒単位で分割した1〜204のステップ順位において、図4に示すように、第61ステップ順位,第87ステップ順位,第158ステップ順位及び第204ステップ順位に第1誘導位置が割り当てられており、残りのステップ順位に第2誘導位置が割り当てられている。また、第1誘導位置が割り当てられたステップ順位と、第2誘導位置が割り当てられたステップ順位とに基づいて、交互に位置変換される振分け部材18の動作フェーズ1〜8が構成されている。
前記第1誘導通路19には、図2に示すように、振分け部材18によって第1誘導通路19に振分けられた遊技球の通過を検知して球検知信号を送出する通過検出スイッチSW5が配設されている。また、第1誘導通路19の下流には振分け回転体22が配設されている。該振分け回転体22は、図5に示すように、概ね円筒を輪切りにして底面側を除いた形状に形成されており、円筒側面側から流入する遊技球を上下方向に通過させるように円筒側面を切り欠いた複数の球出入口23と、該球出入口23を除く円筒側面の一箇所に円筒側面側から流入する遊技球を保持可能な球受け部24とを備えている。そして、このような振分け回転体22を軸が盤面前後方向と一致するように設置し、駆動モータ25で軸中心に回転駆動させることによって、第1誘導通路19を流下してくる遊技球を上下方向に通過させたり、球受け部24に受け入れたりするようになっている。尚、振分け回転体22の回転軸26には切欠き部28を施した遮光板27が配設されており、これと図示しないフォトカプラとの組合せにより振分け回転体22の位置決めを行う構成になっている。また、球受け部24の底面には、受け入れた遊技球の排出時に、該遊技球を振分け回転体22の背面側へ転動させる傾斜が設けられている。
そして、第1誘導通路19を流下した遊技球が、振分け回転体22の球受け部24に受け入れられると、該遊技球は振分け回転体22の回転に伴って搬送され、振分け回転体22の背面側に対向させて開口された特定領域29(図2参照)に流入する。該特定領域29は、遊技球の通過を検知して球検知信号を送出する特定領域スイッチSW6を備えており、該特定領域スイッチSW6による遊技球の検知を契機として上述した特別遊技作動が実行される。このとき、特定領域スイッチSW6による遊技球の検知を契機として、特別遊技作動の実行を華やかに演出する演出動画が演出表示装置11において再生される。
一方、第1誘導通路19を流下した遊技球が、振分け回転体22の球出入口23に流入した場合には、該遊技球は振分け回転体22の内部を通過して下方の排出口21まで流下し、変動入賞装置5から排出される。
また、演出表示装置11には、可変入賞口12から流入した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高い場合に、遊技者の期待感を高揚させる期待演出画像が変動表示される。即ち、可変入賞口12から流入した遊技球が前記入賞検出スイッチSW4を通過したタイミングと、上述した振分け部材18の変換パターンと、前記入賞検出スイッチSW4から振分け部材18までの予測通過時間との関係に基づいて、入賞検出スイッチSW4を通過した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高い所定範囲の期待演出実行ステップ順位群が判定基準として設定されており、前記入賞検出スイッチSW4による遊技球の検知時における前記変換パターンのステップ順位が、該期待演出実行ステップ順位群に属すると判定された場合に期待演出処理が実行される。
さらに具体的には、入賞検出スイッチSW4から振分け部材18までの遊技球の予測通過時間が例えば2.0秒間であるとすると、振分け部材18が第1誘導位置に変換される第204ステップ順位(図4参照)について説明すれば、1ステップ順位が0.1秒間であるため、第204ステップ順位の20ステップ順位前の第184ステップ順位のときに遊技球が入賞検出スイッチSW4を通過すれば、当該遊技球が2.0秒間後に振分け部材18に到達したときに振分け部材18が第1誘導位置に変換されていることにより、該遊技球が第1誘導通路19に振分けられることとなる。ここで、遊技球の振分け部材18への到達時間に多少の誤差が生じる場合があることを考慮して、前記第184ステップ順位の前後に位置する数ステップ順位、例えば2ステップ順位を含めた第182〜第186ステップ順位の5ステップ順位群が、入賞検出スイッチSW4を通過した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高い所定範囲の期待演出実行ステップ順位群として初期設定されている。尚、振分け部材18が第1誘導位置に変換されるその他の第61ステップ順位(図4参照),第87ステップ順位及び第158ステップ順位についても、夫々対応する期待演出実行ステップ順位群が初期設定されている。
そして、前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチSW5の検知状況により遊技球が第1誘導通路19に振分けられなかったことが判明した場合に、所定補正実行条件の充足に基づいて、前記第1誘導通路19に遊技球が振分けられる可能性が高くなるように、前記期待演出実行ステップ順位群を補正する補正処理が実行される。この補正処理は本発明の要部にかかるものであり、詳しくは後述する。
図6は、本発明を適用した遊技機の遊技制御手段を構成する制御回路を示す。
マイクロコンピュータにより構成される主制御基板60には、遊技機の各種遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものである。また、該主制御用中央制御装置CPUによって、前記入賞検出スイッチSW4により検知された遊技球が前記振分け部材18によって前記第1誘導通路19または前記第2誘導通路20の何れに振分けられる可能性が高いかを判定する予測判定処理を実行し、かつ該予測判定処理により遊技球が前記第1誘導通路19へ振分けられる可能性が高いと判定された場合に前記演出装置によって期待演出を行う期待演出処理を実行する制御内容と、前記期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチSW5の検知状況により遊技球が第1誘導通路19に振分けられなかったことが判明した場合に、所定補正実行条件の充足に基づいて、前記第1誘導通路19に遊技球が振分けられる可能性が高くなるように、前記期待演出実行ステップ順位群を補正する補正処理を実行する制御内容とを備えた制御処理手段が構成されている。さらに、主制御用中央制御装置CPUは、特別遊技作動の実行時に遊技機の遊技作動等を制御する制御内容を備えている。
前記主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行なうデータバス(図示省略)を介して接続され、該主制御基板60の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、期待演出乱数テーブル、普通演出乱数テーブル等の固定データが格納されている。そして後述する所定の乱数選択条件が満たされると主制御用中央制御装置CPUによって各乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、所定の演出コマンドが選出される。また、記憶装置RAMには、始動スイッチSW1,継続領域スイッチSW2、カウントスイッチSW3、入賞検出スイッチSW4、通過検出スイッチSW5及び特定領域スイッチSW6から送出された球検知信号等の情報が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
さらに上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマも接続されている。
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられている。該入力ポートには、盤面中継基板61を介して上述した始動スイッチSW1,継続領域スイッチSW2、カウントスイッチSW3、入賞検出スイッチSW4、通過検出スイッチSW5及び特定領域スイッチSW6が接続されている。そして、主制御基板60は所定時間毎(例えば2ms毎)に上記各スイッチSW1〜SW6の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して流路切換ソレノイド17、振分け回転体22の駆動モータ25、入賞口開閉ソレノイド30、大入賞口ソレノイド31等が接続されており、これらが主制御用中央制御装置CPUの制御指令信号に従って作動される。また、主制御基板60の出力ポートを介して主制御用中央制御装置CPUの制御指令信号が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向けて一方向に発信されるようになっている。
また、主制御用中央制御装置CPU、及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、該演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
上記図柄表示制御基板62には、演出表示装置11に変動表示される図柄や画像の表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄や画像の表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。前記記憶装置ROMには、上述した期待演出の画像形態及び画像変動パターン等の固定データやその動作プログラムが記憶されている。
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60からの制御指令信号を入力ポートを介して受信すると、図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の画像や図柄の変動を演出する変動態様データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。該表示用ドライバは前記変動態様データに従って、演出表示装置11に所定の変動態様で画像や図柄を変動表示させる。
上記音源制御基板63には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板63は、前記主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効果音を出力させる。そして、このスピーカによって、可変入賞口12から流入した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高い場合に、遊技者の期待感を高揚させる音声による期待演出を行う演出装置が構成されている。
また、上記光源制御基板64には、遊技機が具備する発光ダイオードや装飾ランプ等の電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、前記主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光演出データを出力ポートを介して光源作動基板に送信して、所定の発光ダイオードや装飾ランプ等を所定の演出態様で点灯,点滅させる。そして、前記電飾装置によって、可変入賞口12から流入した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高い場合に、遊技者の期待感を高揚させる光による期待演出を行う演出装置が構成されている。
さらに、上記払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、賞球ユニットや貸球ユニット等が具備する各種ソレノイドを作動させて、所定数の賞球や貸球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この払出制御基板65は、入力ポートを介して主制御基板60から制御指令信号を受信し、該制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより賞球ユニットや貸球ユニットが具備する図示しない各種ソレノイドを作動させて、所定数の賞球や貸球の払い出しを実行する。
ここで、本発明の要部である期待演出実行ステップ順位群の補正処理を説明する前に、センサの検知信号の取得について説明する。主制御基板60の入出力ポートの状態を検査する図示しないモジュールにおいて、入賞検出スイッチSW4及び通過検出スイッチSW5の入力値に変化が生じると、一定の処理手順により遊技球の検知信号であるか否かの判定が行われ、肯定判定した場合に、センサ群の検知状況を表す所定の作業領域SENに遊技球検知を示すフラグ値がセットされる。このフラグ値は、それ以降に実行される他のモジュールにおいて、遊技球の検知状況を把握するために利用される。
次に、本発明の要部である期待演出実行ステップ順位群の補正処理の第一実施例について説明する。
この第一実施例は、制御処理手段により、入賞検出スイッチSW4を通過した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高いと判定されたにも拘わらず、当該遊技球が第1誘導通路19に振分けられなかった場合の演出失敗数をカウントし、該演出失敗数が所定の上限値に達したことを所定補正実行条件として、前記期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げることにより、判定基準としての期待演出実行ステップ順位群を補正するものである。尚、一定数の例外を許容するように、肯定判定して第1誘導通路19に振分けられた場合、即ち、演出成功数も同時にカウントし、これが所定の上限値に達したときには、成功カウンタおよび失敗カウンタの両方をクリアする構成としている。
かかる演出失敗数及び演出成功数をカウントするカウント処理1を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、上述した作業領域SENのフラグ値を検査して、入賞検出スイッチSW4において遊技球の通過を検知したか否かを判定し(S1)、肯定判定した場合(S1:YES)、入賞検出スイッチSW4の検知時における振分け部材18の変換パターンのステップ順位を取得する(S2)。続いて可変入賞口12に流入した遊技球が振分け部材18に到達するまでの受付期間として通過タイマに最大カウント値をセットする(S3)。S1で否定判定した場合(S1:NO)は呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。
次いで、S2で取得したステップ順位が判定基準として設定されている期待演出実行ステップ順位群に属するか否かを判定し(S4)、否定判定した場合(S4:NO)、普通演出乱数テーブルの抽選により任意に選出した普通演出コマンドをセットし(S5)、セットされた演出コマンドを送信する(S6)。一方、S4で肯定判定した場合(S4:YES)、演出の種類を表す所定の作業領域PLYに期待演出を示すフラグ値をセットする(S7)。そして、特別遊技作動実行への期待感を高揚させる期待演出の中から、期待演出乱数テーブルの抽選により任意に選出した期待演出コマンドをセットして(S8)、S6へ処理を移す。尚、S4〜S6の各処理ステップで構成される処理は、演出コマンド送信処理であり、後述する第二実施例及び第三実施例のフローチャートでは、「演出コマンド送信処理」と表示して各処理ステップの説明を省略する。
続いて、作業領域SENのフラグ値を検査して、通過検出スイッチSW5において遊技球の通過を検知したか否かを判定し(S9)、否定判定した場合(S9:NO)、通過タイマを減算する(S10)。さらに通過タイマが0になったか否かを判定し(S11)、否定判定した場合(S11:NO)、S9に戻る。一方、S11で肯定判定した場合(S11:YES)、作業領域PLYのフラグ値を検査して、期待演出であるか否かを判定し(S12)、肯定判定した場合(S12:YES)、演出失敗数の値として失敗カウンタに1を加算する(S13)。S12で否定判定した場合(S12:NO)、呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。一方、S9で肯定判定した場合(S9:YES)、作業領域PLYのフラグ値を検査して、期待演出であるか否かを判定し(S14)、肯定判定した場合(S14:YES)、演出成功数の値として成功カウンタに1を加算する(S15)。S14で否定判定した場合(S14:NO)、呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。
次に、前記失敗カウンタが所定値を超えたときに期待演出実行ステップ順位群を補正する補正処理1を、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
上述した成功カウンタの値が上限の20に達したか否かを判定し(S21)、否定判定した場合(S21:NO)、失敗カウンタの値が上限の100に達したか否かを判定し(S22)、肯定判定した場合(S22:YES)、補正処理として期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を2ステップ順位ずつ繰り上げる(S23)。そして成功カウンタをクリアし(S24)、失敗カウンタをクリアする(S25)。一方、S22で否定判定した場合(S22:NO)、呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。またS21で肯定判定した場合(S21:YES)、S24へ処理を移す。
つまり、成功カウンタが上限の20に達する以前に失敗カウンタが上限の100に達したときは、補正処理を実行し、失敗カウンタが100に達する以前に成功カウンタが20に達したときは、成功カウンタおよび失敗カウンタをクリアすることで、一定数の例外を許容しつつ、期待演出の成功率、すなわち信頼度を一定に担保することができる。また、成功カウンタと失敗カウンタとの上限値の配分を調整することで、担保する信頼度を設定することが可能である。
図9は、遊技球の流れを示すタイムチャートと、S23での補正内容を示す説明図である。
このタイムチャートでは、遊技球が入賞検出スイッチSW4を通過したときにおけるステップ順位が第184ステップ順位であり、該ステップ順位が期待演出実行ステップ順位群として設定されている第182〜第186ステップ順位の5ステップ順位群に属していることにより、期待演出処理が実行される。ここで、入賞検出スイッチSW4を通過した遊技球が、破線で示す予測通過時間a通りに振分け部材18に到達すれば、振分け部材18が動作フェーズ8即ち第204ステップ順位の第一誘導位置(図4参照)に変換されていることにより、当該遊技球は第1誘導通路19に振分けられる。ところが、遊技球が振分け部材18に到達するまでの実際の所要通過時間bが、遊技機の設置状態及び経年劣化並びに球流路の汚れ等の外的要因によって、実線で示すように予測通過時間aより増加していると、振分け部材18が動作フェーズ1の第二誘導位置に変換されているときに当該遊技球が振分け部材18に到達するため、演出失敗となる。そこで、演出失敗数が所定の上限値に達すると、補正処理として、期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を2ステップ順位ずつ繰り上げる処理が実行されるのである。
かかる第一実施例の構成にあっては、上記のように期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定ステップ単位で繰り上げることによって、入賞検出スイッチSW4による遊技球の検知時における変換パターンのステップ順位から当該遊技球の振分け部材18到達時までに進むステップ順位が増加するので、各ステップ順位に割り当てられた所定単位時間の積算時間が増加する。これにより、可変入賞口12へ入賞した遊技球が振分け部材18に到達したときに、当該遊技球が第1誘導通路に振分けられる可能性が高くなるように期待演出実行ステップ順位群を補正することができる。
尚、第一実施例の補正処理にあっては、期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を2ステップ順位ずつ繰り上げているが、これに限定されるものではなく、繰り上げるステップ順位は1ステップ単位或いは3ステップ単位以上であってもよい。
次に、期待演出実行ステップ順位群の補正処理の第二実施例について説明する。
この第二実施例は、制御処理手段により、入賞検出スイッチSW4を通過した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高いと判定されたにも拘わらず、当該遊技球が第1誘導通路19に振分けられなかった場合の演出失敗数をカウントする一方、入賞検出スイッチSW4を通過した遊技球が第1誘導通路19に振分けられる可能性が高いと判定され、かつ当該遊技球が第1誘導通路19に振分けられた場合、即ち演出成功時における当該遊技球の入賞検出スイッチSW4による検知タイミングに対応するステップ順位を記憶するとともに、その演出成功数をカウントし、該演出成功数が所定の上限値に達したときに、演出成功時に記憶したステップ順位の統計演算を行って最頻ステップ順位群を抽出し、前記演出失敗数が所定の上限値に達したことを所定補正実行条件として、期待演出実行ステップ順位群を前記最頻ステップ順位群に置き換えて補正するものである。
かかる構成における演出失敗数及び演出成功数をカウントするカウント処理2を、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、上述したカウント処理1と共通する手順については、同一符号を付して説明を省略する。
S1からS3までのステップで通過タイマをセットした後、入賞検出スイッチSW4による遊技球の検知タイミングに対応するステップ順位を通過情報として取得して所定のスタック領域に格納する(S31)。続いて演出コマンド送信処理(第一実施例におけるS4からS8までのステップ)で演出コマンドを送信した後、通過検出スイッチSW5において遊技球の通過を検知したか否かを判定し(S9)、否定判定した場合(S9:NO)、S10からS13までのステップで失敗演出の数をカウントすると、S31で格納しておいた通過情報をクリアした後に(S32)、呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。
一方、S9で肯定判定した場合(S9:YES)、スタックポインタを進めることで、S31で格納しておいた通過情報を記憶し(S33)、通過情報のサンプル数を加算してから(S34)、S32へ処理を移す。尚、前記スタック領域の大きさは、少なくとも後述する補正処理2におけるサンプル数の上限より大きいものとする。
次に、前記失敗カウンタが所定値を超えたときに期待演出実行ステップ順位群を補正する補正処理2を、図11に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、上述した補正処理1と共通する手順については、同一符号を付して説明を省略する。
上述した失敗カウンタの値が上限の50に達したか否かを判定し(S22)、否定判定した場合(S22:NO)、サンプル数が上限の50に達したか否かを判定し(S41)、肯定判定した場合(S41:YES)、通過情報のサンプル群をモード(最頻値)に基づいて統計演算を行う(S42)。具体的には、通過情報として記憶した50サンプルを、図12に示すように、期待演出実行ステップ順位群の構成ステップ順位範囲(例えば5ステップ順位範囲)で階級分別して階級毎の度数を求め、その度数を比較し、最も度数の多い階級を最頻ステップ順位群として抽出する。そして、抽出した最頻ステップ順位群を記憶し(S43)、サンプル数をクリアした後に(S44)、呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。一方、S22で肯定判定した場合(S22:YES)、期待演出実行ステップ順位群をS43で記憶した最頻ステップ順位群に置き換えて補正し(S45)、失敗カウンタをクリアして(S25)、呼出し元モジュールの次の処理へ移る。S41で否定判定した場合(S41:NO)、何もせずに呼出し元モジュールの次の処理へ移る。
つまり、サンプル数が上限の50に達するまでの間は、演出成功時の通過情報を収集し、サンプル数が上限の50に達したときに、統計演算を行って最頻ステップ順位群を求める。そして、失敗カウンタが上限の50に達したときに、期待演出実行ステップ順位群を求めておいた最頻ステップ順位群に置き換えて更新することで、一定数の例外を許容しつつ、期待演出の成功率、すなわち信頼度を一定に担保することができる。この第二実施例によれば、演出成功時の通過情報に基づいて期待演出実行ステップ順位群を補正するため、遊技機の設置条件が変動しても、その都度、期待演出実行ステップ順位群が適切に補正されることが期待できる。
かかる構成にあっては、演出成功時の最頻ステップ順位群を期待演出実行ステップ順位群として用いるものであるから、期待演出処理の実行時における期待演出の成功率を迅速に向上させることができる。
尚、この第二実施例にあって本願発明の趣旨に沿っていれば、期待演出実行ステップ順位群の更新タイミングは失敗カウンタの値に限らず、例えば営業開始時の電源投入毎であってもよく、また統計演算をモード(最頻値)に替えて平均値を求めるように変形してもよい。
次に、期待演出実行ステップ順位群の補正処理の第三実施例について説明する。
この第三実施例は、期待演出実行ステップ順位群を補正する都度、それまで使用してきた期待演出実行ステップ順位群による演出成功率を求め、これと期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正内容とを記憶しておく。ここで、補正内容とは、期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を、第一実施例と同様に所定ステップ単位で繰り上げるか、または逆に所定ステップ単位で繰り下げる処理である。そして、前回の補正の前後での演出成功率を比較して、演出成功率が向上していれば前回の補正内容を準用し、演出成功率が低下していれば前回の補正内容とは異なるように今回の補正内容を決定して期待演出実行ステップ順位群を更新するものである。
即ち、この第三実施例は、期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げて補正するものであり、期待演出実行ステップ順位群を補正するとき、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率と、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率とを比較して、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率が高ければ、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向と同じ方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる補正処理を実行し、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率が高ければ、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向とは逆方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる補正処理を実行するものである。尚、最初の補正時には比較の対象となる前回の演出成功率が存在しないため、期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げる補正処理を行う。
この第三実施例では、期待演出実行ステップ順位群の補正処理に先立って、図7に示すフローチャートに基づいて演出失敗数及び演出成功数をカウントするカウント処理1が実行される。このカウント処理1に続けて実行される第三実施例による補正処理3を、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、前記カウント処理1で取得した失敗カウンタおよび成功カウンタの値の合計が100に達したか否かを判定し(S51)、否定判定した場合(S51:NO)、呼出し元のモジュールへ戻って次の処理へ移る。一方、S51で肯定判定した場合(S51:YES)、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率、即ち期待演出100回に占める演出成功の割合を算定し(S52)、算定した演出成功率R1を所定の作業領域に記憶する(S53)。次に、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R0とその補正の内容を作業領域から呼出し、その演出成功率R0と今回算定した演出成功率R1とを比較して、前回の補正の内容を踏襲するか否かを判断し、期待演出実行ステップ順位群を補正する(S54)。具体的には、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R1と、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R0とを比較して、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R1が高ければ、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向と同じ方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位(例えば、2ステップ単位)で繰り上げまたは繰り下げ、逆に前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R0が高ければ、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向とは逆方向に期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を所定テップ単位で繰り上げまたは繰り下げる。そして、行った補正の内容を所定の作業領域に記憶する(S55)。次いで成功カウンタをクリアし(S24)、失敗カウンタをクリアする(S25)。
ここで、図14は、前回の補正内容が期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位を2テップ単位で繰り上げたものとした場合に、次回の補正処理における補正方向を示すものであって、上述したように、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R1と、前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R0とを比較して、現在の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R1が高ければ(R0≦R1)、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向と同じ方向aに期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位が2ステップ単位で繰り上げられる。逆に前回の期待演出実行ステップ順位群による演出成功率R0が高ければ(R0>R1)、期待演出実行ステップ順位群を現在のものとした補正方向とは逆方向bに期待演出実行ステップ順位群の各ステップ順位が2ステップ単位で繰り下げられる。尚、図14には動作フェーズ8に対応する期待演出実行ステップ順位群のみを示したが、振分け部材18が第一誘導位置に変換されるその他の動作フェーズ2,4,6にも夫々対応する期待演出実行ステップ順位群が設定されている。
かかる構成にあっては、以上の手順を繰り返すことによって、期待演出実行ステップ順位群を、期待演出の成功率が高い最適なものへ次第に収束させることができる。
尚、上述した各実施例では、第1誘導通路19に配設した通過検出スイッチSW5によって、遊技球の通過を検知しているが、該通過検出スイッチSW5は第2誘導通路20に配設してもよい。このように通過検出スイッチSW5を第2誘導通路20に配設した場合には、期待演出処理開始から所定時間経過後に、前記通過検出スイッチSW5によって遊技球の通過が検知されなかった場合に、当該遊技球が第1誘導通路19に振分けられたと判定して処理を進めることができる。
また、第2誘導通路20は、特定領域29へ遊技球を導く可能性がないものとして説明したが、これに代えて、該第2誘導通路20を、特定領域29へ遊技球を導く低い可能性を有するように構成することも可能である。
本発明を適用した遊技機の遊技盤1を示す正面図である。 変動入賞装置5の内部構造を示す概略図である。 流路切換ソレノイド17により位置変換される振分け部材18の外観斜視図である。 振分け部材18の変換パターンを示す説明図である。 振分け回転体22及び駆動モータ25の外観斜視図である。 遊技制御手段を構成する制御回路のブロック回路図である。 第一実施例にかかるカウント処理1のフローチャートである。 第一実施例にかかる補正処理1のフローチャートである。 変動入賞装置5に入賞した遊技球のタイムチャートと補正操作を示す説明図である。 第二実施例にかかるカウント処理2のフローチャートである。 第二実施例にかかる補正処理2のフローチャートである。 統計データの内容を示す図表である。 第三実施例にかかる補正処理3のフローチャートである。 第三実施例にかかる補正処理3の補正操作を示す説明図である。
符号の説明
5 変動入賞装置
11 演出表示装置(演出装置)
12 可変入賞口(入賞口)
16 球流下路
17 流路切換ソレノイド(駆動装置)
18 振分け部材
19 第1誘導通路
20 第2誘導通路
29 特定領域
SW4 入賞検出スイッチ
SW5 通過検出スイッチ

Claims (1)

  1. 入賞口から流入した遊技球が流下する球流下路と、
    該球流下路の上流部に配設され、前記入賞口から流入した遊技球を検知する入賞検出スイッチと、
    前記球流下路の下流部に配設され、前記球流下路を、所定利益を供与する特定領域へ遊技球を導く可能性が高い第1誘導通路に連通させる第1誘導位置と、前記特定領域へ遊技球を導く可能性が低い第2誘導通路に連通させる第2誘導位置とに変換されて、その変換位置により、前記球流下路を流下した遊技球を前記第1誘導通路と前記第2誘導通路の何れかに振分ける振分け部材と、
    該振分け部材を、予め定められた該振分け部材の変換パターンに従って前記第1誘導位置と前記第2誘導位置とに変換する駆動装置と
    を具備する変動入賞装置と、
    少なくとも音声、光、画像の何れかを用いた演出を行う演出装置と、
    前記入賞検出スイッチにより検知された遊技球が前記振分け部材によって前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れに振分けられる可能性が高いかを判定する予測判定処理を実行し、かつ該予測判定処理により遊技球が前記第1誘導通路へ振分けられる可能性が高いと判定された場合に前記演出装置による期待演出処理を実行する制御内容を具備する制御処理手段と
    を備えた遊技機において、
    少なくとも前記第1誘導通路または前記第2誘導通路の何れかに配設されて、前記振分け部材により振分けられた遊技球を検知する通過検出スイッチを備え、
    前記予測判定処理が、
    前記入賞口から流入した遊技球の前記入賞検出スイッチ通過のタイミングおよび前記入賞検出スイッチから前記振分け部材までの予測通過時間範囲ならびに前記振分け部材の変換パターンに基づいて、当該遊技球が振分け部材位置に到達した時の前記駆動装置の変換位置を予測する予測工程と、予測した変換位置が前記第1誘導位置である場合に、前記第1誘導通路へ振分けられる可能性が高いと判定する判定工程とを含み、
    前記制御処理手段が、
    前記期待演出処理開始から所定時間内の前記通過検出スイッチの検知状況により、遊技球が前記第1誘導通路に振分けられなかったことを検出した場合、更に所定補正実行条件の充足に基づいて、以降に前記入賞口から流入する遊技球に対する前記予測通過時間範囲を補正する補正処理を実行する制御内容を備えていることを特徴とする遊技機。
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