JP2008092484A - セキュアな光通信用中継機および光の2つの直交位相成分の測定器 - Google Patents
セキュアな光通信用中継機および光の2つの直交位相成分の測定器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 送信基底とは無関係に、局発光の位相を基準に信号光の位相を測定し、中継機内のアンチスクイズド光源からの出力光をその測定した位相で変調する。中継機で知りえる情報は局発光の位相を基準にした信号光の相対位相のみであり、また信号光のアンチスクイーズ分の揺らぎを持った情報なので、中継機内の情報を仮に盗聴されたとしても、容易に情報が解読されることはない。
【選択図】 図6
Description
1.位相方向にアンチスクイズドした入力信号光と、局発光源とを有し、
前記入力信号光と前記局発光源からの局発光とを入力し、前記入力信号光と前記局発光との相対位相θを求める相対位相測定器を有し、
レーザー光の揺らぎを位相空間内で振幅に直交する方向に拡大させたアンチスクイズド光源からの出力光を位相変調器において前記相対位相測定器で求めた前記位相の値θにより変調し、出力光を得ることを特徴とする光通信用中継機。
前記局発光を第2のビームスプリッタで2分割して第1および第2の局発光とし、
前記第1の信号光と前記第1の局発光とを第3のビームスプリッタに入力してビームを2分割すると共に、それぞれのビームが重なるようにして干渉させ、その干渉ビームを第1および第2の光検出器で電気信号に変換し、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号を第1の差動出力器に導き、
前記第2の信号光と前記第2の局発光とを第4のビームスプリッタに入力してビームを2分割すると共に、それぞれのビームが重なるようにして干渉させ、その干渉ビームを第3および第4の光検出器で電気信号に変換し、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号を第2の差動出力器に導き、
前記第1の差動出力器と第2の差動出力器とは90°異なる位相成分を出力するように、前記第1のビームスプリッタと前記第3のビームスプリッタとの光路上、あるいは前記第1のビームスプリッタと前記第4のビームスプリッタとの光路上、あるいは前記第2のビームスプリッタと前記第3のビームスプリッタとの光路上、あるいは前記第2のビームスプリッタと前記第4のビームスプリッタとの光路上のいずれかに位相調整器が設けられるか、又は前記第1、2,3,4のビームスプリッタのいずれかを各ビームスプリッタの任意の方向(但し、各ビームスプリッタの面内方向を除く。) に移動させて位相調整するように構成され、
前記第1および第2の差動出力器の出力を用いて前記相対位相θを求めることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は第2の偏光ビームスプリッタにより前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割されるように前記第2の偏光ビームスプリッタが配置され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光はλ/4波長板を、前記信号光及び前記局発光の偏光方向が前記λ/4波長板の光学軸に一致する方向で透過し、前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割されるように設置された第3の偏光ビームスプリッタで2分割され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1および第2の差動出力器の出力を用いて前記相対位相θを求めることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は半波長板で45°だけ偏光方向が回転し、第2の偏光ビームスプリッタにより第1の出力光の前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光はλ/4波長板を、前記信号光及び前記局発光の偏光方向が前記λ/4波長板の光学軸に一致する方向で透過し、半波長板で45°だけ偏光方向が回転し、第3の偏光ビームスプリッタにより前記第2の出力光の前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1および第2の差動出力器の出力を用いて前記相対位相θを求めることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
前記パルス光を増幅する光アンプ(ここで、増幅後のピーク強度をP0とする)と、
前記レーザー光源の発振波長λに対して負の群速度分散を示す第1の光ファイバと、
前記第1の光ファイバよりも負の群速度分散の大きさが小さい第2の光ファイバを前記アンチスクイズド光源は有し、
T0=ΔT/(2x0.88137)で定義されるパルス幅T0、前記第1の光ファイバの発振波長λでの群速度分散β2、前記第1の光ファイバのλでの非線形係数γから式N2=γP0T0 2/|β2|により与えられるソリトン次数Nが2以上になるようにΔT、P0,β2の各パラメタが設定され、
各パラメタ設定後のソリトン次数Nとソリトン周期z0=(π/2)T0 2/|β2|から決定されるファイバ長zopt=z0(0.32/N+1.1/N2)の60% 〜 150%の範囲となるように前記第1の光ファイバの長さが設定され、
前記第2の光ファイバの長さは1kmから100kmの範囲にあり、
前記アンチスクイズド光源からの最終的出力光が振幅方向に比べて位相方向にノイズの広がった光であることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
偏光ビームスプリッタに入射して信号光と局発光とがそれぞれ2分割されて第1および第2のビームとなり、
前記第1のビームは第1の光検出器に入力され、前記第2のビームは第2の光検出器に入力されて、これら第1および第2の光検出器の出力信号は互いに同位相でそれぞれ第1及び第2のミキサにより角周波数δωの正弦波と混合され、混合された電気信号はそれぞれ第1および第2の低域通過フィルタによりδωよりも小さい成分のみが取り出され、これら第1および第2の低域成分から入力光の局発光に対する相対位相が算出されることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
前記差動出力器からの出力電気信号は2分割され、2分割された一方の電気信号は第1のミキサにより角周波数δωの正弦波と混合され、もう一方の電気信号は第2のミキサにより前記第1のミキサとはπ/2だけ異なる位相で角周波数δωの正弦波と混合され、それぞれの混合された電気信号は前記第1および第2のミキサの後段にそれぞれ接続された第1および第2の低域通過フィルタによりδωよりも小さい成分のみが取り出され、これら2つの低域成分から入力光の局発光に対する相対位相が算出されることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
前記電気信号が2分割され、2分割された一方の電気信号は第1のミキサにより角周波数δωの正弦波と混合され、もう一方の電気信号は第2のミキサにより前記第1のミキサとはπ/2だけ異なる位相で角周波数δωの正弦波と混合され、それぞれの混合された電気信号は前記第1および第2のミキサの後段にそれぞれ接続された第1および第2の低域通過フィルタによりδωよりも小さい成分のみが取り出され、これら2つの低域成分から入力光の局発光に対する相対位相が算出されることを特徴とする上記1.記載の光通信用中継機。
前記入力信号光と前記局発光源からの局発光とが、第1の偏光ビームスプリッタにより直交する偏波で合波され、ビームスプリッタにより第1および第2のビームに2分割され、
前記第1のビームは第2の偏光ビームスプリッタに入射して信号光と局発光とがそれぞれ2分割されて第3および第4のビームとなり、
前記第3のビームは第1の光検出器に入力され、前記第4のビームは第2の光検出器に入力されて、これら第1および第2の光検出器の差信号が第1の出力信号となり、
前記ビームスプリッタで分割された前記第2のビームはλ/4波長板を、信号光と局発光の偏光方向がλ/4波長板の光学軸に一致する方向で透過し、
第3の偏光ビームスプリッタに入射して信号光と局発光とがそれぞれ2分割されて第5および第6のビームとなり、
前記第5のビームは第3の光検出器に入力され、前記第6のビームは第4の光検出器に入力されて、これら第3および第4の光検出器の差信号が第2の出力信号となることを特徴とする光の2つの直交位相成分の測定器。
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は光路長差δLの第1の非対称マイケルソン干渉計又は第1の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つに入力され、その干渉計からの2つの出力光は第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光は光路長差δLの第2の非対称マイケルソン干渉計又は第2の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つに入力され、その干渉計からの2つの出力光は第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1と第2の差動出力器は90°異なる位相成分を出力するように、前記第1の非対称マイケルソン干渉計又は前記第1の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つの光路長差δLと、前記第2の非対称マイケルソン干渉計又は前記第2の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つの光路長差δLとの位相差が90°になるように設定され、
前記第1および第2の差動出力器の出力から隣り合う信号間の位相差θが求められ、
i-1番目とi番目の信号間の位相差をθiとすればアンチスクイズド光源からのi番目のパルスが(Σ(i≧j)θj - 2πn)(但し、nは0 ≦Σ(i≧j)θj - 2πn < 2πを満足する整数)の変調量で位相変調器において変調され、最終的な出力光を得ることを特徴とする光通信用中継機。
図1は本発明の実施の形態を示すブロックである。入力光1と局発光源20から出力された局発光2が相対位相測定器1000に入力され、局発光2に対する入力光1の相対位相θが決定される。このθを用いて、アンチスクイズド光源2000からの出力光が位相変調器3000で変調され中継後の出力光3を得る。
次に相対位相測定器1000の構成について示す。基本となるのはホモダイン検出あるいはヘテロダイン検出と呼ばれるものであり、まずホモダイン検出の場合を述べる。図3は平衡型ホモダイン検出器と呼ばれるもので、50:50のビームスプリッタと2個の光検出器と差動出力器から構成される。入力信号光の電場をEscos(ωt + φ1)、局発光の電場をELcos(ωt +φL)とすれば差動出力器の出力強度は2EsELcos(ωt + φ1)cos(ωt + φL)となる。これを書き直せばEsEL[cos(φ1 −φL) + cos(2ωt +φ1 +φL)]となるが、ωは光の角周波数で光検出器はωには追従しないので、平衡型ホモダイン検出器の出力はEsELcos(φ1 −φL)となる。また局発光の位相をずらしてELcos(ωt +φL + π/2)とすれば平衡型ホモダイン検出器からの出力はEsELsin(φ1 −φL)となる。φ1 −φL =θとしてこの様子を示したのが図4である。ホモダイン検出は直交位相空間上の準確率分布関数をひとつの座標軸へ射影して検出するものと言える。射影軸の方向は局発光の位相により決定される。2組のホモダイン検出器を用いればEsELcosθ及びEsELsinθを同時に得ることができ相対位相θを決定できる。
実施例2において示した相対位相測定器1000は、測定の原理を忠実に再現したものであり理解しやすい構造になっているが、2つのホモダイン検出器が90°異なる直交位相成分を測定できるように比較的困難な調整を行なわなければならず、また上手く調整できたとしても2分岐用のビームスプリッタ1121及び1122から干渉用のビームスプリッタ1131及び1141までの4つの光路がすべて別々であるために環境変動の結果、ホモダイン検出器1130と1140が測定する位相成分の位相差を90°に安定化させることはやはり困難である。
実施例2及び3ではホモダイン検出に関する実施例を述べた。以下ではヘテロダイン検出に関する実施例を述べる。ヘテロダイン検出はホモダイン検出に比べて光学的処理を減らして電気的処理を増やした手法である。1つの実施例を図7に示す。局発光源20の角周波数は入力信号光1の角周波数からδωずらしてω+δωとする。入力光1は偏波調整器1311により局発光2と同じ偏波にする。50:50のビームスプリッタ1321を介して入力信号光1と局発光2を干渉させ光検出器1322及び1323で電気信号に変換し差動出力器1324に導く。ホモダイン検出の場合と同様に考えれば1324からの出力はEsELcos(δωt+θ)となる。但し、θ=φ1 −φLである。次にミキサ1331及び1332によりそれぞれcos(δωt+θ')及びsin(δωt+θ')の正弦波と混合させれば(EsEL/2)[cos(2δωt+θ+θ')+cos(θ-θ')]及び(EsEL/2)[sin(2δωt+θ+θ') - sin(θ-θ')]を得る。低域通過フィルタ1333及び1334を通過させて2δωの高周波成分をカットすれば回路1335に到達する信号は(EsEL/2)cos(θ-θ')及び-(EsEL/2)sin(θ-θ')となる。1335ではθ-θ'=arctan((EsEL/2)sin(θ-θ')/(EsEL/2)cos(θ-θ'))の計算をし、これによりφL+θ'を基準にしたφ1の相対位相が求まる。位相変調器3000ではアンチスクイズド光源2000からの出力光を回路1335で求まったθ-θ'で変調する。
実施例4においては平衡型検出器1320により信号光を受光する。平衡型検出器はDC成分が打ち消し合い、信号成分のみを取り出せることが長所である。しかしながらヘテロダイン検出では信号がδωの交流成分として検出され、それ以外の交流成分がフィルタでカットされるので、受光後にDC成分が残っていても構わない。この点を考慮した実施例が図8である。ビームスプリッタ1421により信号光1と局発光2が干渉して光検出器1422で受光する。1422からの出力信号にはδω成分とDC成分を含むが、ミキサ1431及び1432と低域通過フィルタ1433及び1434を介して元々のDC成分がカットされるので回路1435で求まる信号は実施例5と同様にθ-θ'となる。
実施例5においては光検出器で受光後に2つの成分に分離してcos成分とsin成分を取り出す構成であった。光検出器を2個用いて受光前に2つの成分に分離することも可能である。この場合の実施の形態を示したのが図9である。入力信号光は偏波調整器1511により直線偏光に調整され、局発光2は半波長板1521及びλ/4波長板1522により円偏光に調整され、ビームスプリッタ1523により合波される。半波長板1524は、入力光1が偏光ビームスプリッタ1531において50:50で分岐されるように偏光を調整する。偏波面調整器1511が適切に調整されるならば半波長板1524は省略できる。円偏光は直交する2つの直線偏光を90°の位相差で合成したものなので、円偏光である局発光2が偏光ビームスプリッタ1531で分岐されれば2ビーム間で90°の位相差を持つことになる。この結果、信号光1と局発光2の位相差は、光検出器1532と1533では90°異なることになる。したがって、以降のミキサ1541及び1542では同じcos(δω+θ')成分と混合させれば低域通過フィルタ1543及び1544通過後にcos(θ-θ')及びsin(θ-θ')成分を得ることができて、回路1545によりθ-θ'=arctan(sin(θ-θ')/ cos(θ-θ'))を計算する。
以上の実施例では局発光源20を用いた場合を述べた。しかしながら、局発光源を配置した構成では、ホモダイン検出の場合に局発光源の周波数を信号光の周波数に正確に一致させる必要があり、またヘテロダイン検出の場合は局発光源と信号光の周波数差を一定値に保持しなければならない。これらを実現する回路構成はやや複雑になるため、信号光自身を局発光にする構成も有意である。図10にその場合の実施の形態を示す。入力光1はビームスプリッタ1611により2分割される。2分割された一方のビームは、50:50のビームスプリッタ1621、ミラー1622及び1623からなる1ビット分の光路差のある非対称干渉計1620を用いて信号光同士で干渉する。干渉後の2ビームは光検出器1641及び1642で検出され、差信号が差動出力器1643から出力される。ビームスプリッタ1611で2分岐されたもう一方のビームも非対称干渉計1630、平衡型検出器1650で同様に処理される。
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は光路長差δLの第1の非対称マイケルソン干渉計又は第1の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つに入力され、その干渉計からの2つの出力光は第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光は光路長差δLの第2の非対称マイケルソン干渉計又は第2の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つに入力され、その干渉計からの2つの出力光は第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1と第2の差動出力器は90°異なる位相成分を出力するように、前記第1の非対称マイケルソン干渉計又は前記第1の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つの光路長差δLと、前記第2の非対称マイケルソン干渉計又は前記第2の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つの光路長差δLとの位相差が90°になるように設定され、
前記第1および第2の差動出力器の出力から隣り合う信号間の位相差θが求められ、
i-1番目とi番目の信号間の位相差をθiとすればアンチスクイズド光源からのi番目のパルスが(Σ(i≧j)θj - 2πn)(但し、nは0 ≦Σ(i≧j)θj - 2πn < 2πを満足する整数)の変調量で位相変調器において変調され、最終的な出力光を得ることを特徴とする光通信用中継機。
以上の実施例では相対位相測定のための構成例を示してきた。最後にアンチスクイズド光源2000の構成例を示す。
1…入力信号、2…局発光、3…出力光、
20…局発光源、
1000…相対位相測定器、
1111…偏波調整器、1121…ビームスプリッタ、1122…ビームスプリッタ、1125…位相調整器、1130…平衡型ホモダイン検出器、1131…ビームスプリッタ、1132…光検出器、1133…光検出器、1134…差動出力器、1140…平衡型ホモダイン検出器、1141…ビームスプリッタ、1142…光検出器、1143…光検出器、1144…差動出力器、1150…回路、
1211…偏波調整器、1221…偏光ビームスプリッタ、1222…ビームスプリッタ、1225…半波長板、1226…λ/4波長板、1227…半波長板、1230…平衡型ホモダイン検出器、1231…偏光ビームスプリッタ、1232…光検出器、1233…光検出器、1234…差動出力器、1240…平衡型ホモダイン検出器、1241…偏光ビームスプリッタ、1242…光検出器、1243…光検出器、1244…差動出力器、1250…回路、
1311…偏波調整器、1320…平衡型ヘテロダイン検出器、1321…ビームスプリッタ、1322…光検出器、1323…光検出器、1324…差動出力器、1331…ミキサ、1332…ミキサ、1333…低域通過フィルタ、1334…低域通過フィルタ、1335…回路、
1411…偏波調整器、1421…ビームスプリッタ、1422…光検出器、1431…ミキサ、1432…ミキサ、1433…低域通過フィルタ、1434…低域通過フィルタ、1435…回路、
1511…偏波調整器、1521…半波長板、1522…λ/4波長板、1523…ビームスプリッタ、1524…半波長板、1531…偏光ビームスプリッタ、1532…光検出器、1533…光検出器、1541…ミキサ、1542…ミキサ、1543…低域通過フィルタ、1544…低域通過フィルタ、1545…回路、
1611…ビームスプリッタ、1620…非対称干渉計、1621…ビームスプリッタ、1622…ミラー、1623…ミラー、1630…非対称干渉計、1640…平衡型ホモダイン検出器、1641…光検出器、1642…光検出器、1643…差動出力器、1650…平衡型ホモダイン検出器、1660…回路
2000…アンチスクイズド光源、
2110…レーザー、2120…強度変調器、2130…光アンプ、2140…光ファイバ、2150…光ファイバ、2160…帯域通過フィルタ、
3000…位相変調器
20…局発光源、
1000…相対位相測定器、
1111…偏波調整器、1121…ビームスプリッタ、1122…ビームスプリッタ、1125…位相調整器、1130…平衡型ホモダイン検出器、1131…ビームスプリッタ、1132…光検出器、1133…光検出器、1134…差動出力器、1140…平衡型ホモダイン検出器、1141…ビームスプリッタ、1142…光検出器、1143…光検出器、1144…差動出力器、1150…回路、
1211…偏波調整器、1221…偏光ビームスプリッタ、1222…ビームスプリッタ、1225…半波長板、1226…λ/4波長板、1227…半波長板、1230…平衡型ホモダイン検出器、1231…偏光ビームスプリッタ、1232…光検出器、1233…光検出器、1234…差動出力器、1240…平衡型ホモダイン検出器、1241…偏光ビームスプリッタ、1242…光検出器、1243…光検出器、1244…差動出力器、1250…回路、
1311…偏波調整器、1320…平衡型ヘテロダイン検出器、1321…ビームスプリッタ、1322…光検出器、1323…光検出器、1324…差動出力器、1331…ミキサ、1332…ミキサ、1333…低域通過フィルタ、1334…低域通過フィルタ、1335…回路、
1411…偏波調整器、1421…ビームスプリッタ、1422…光検出器、1431…ミキサ、1432…ミキサ、1433…低域通過フィルタ、1434…低域通過フィルタ、1435…回路、
1511…偏波調整器、1521…半波長板、1522…λ/4波長板、1523…ビームスプリッタ、1524…半波長板、1531…偏光ビームスプリッタ、1532…光検出器、1533…光検出器、1541…ミキサ、1542…ミキサ、1543…低域通過フィルタ、1544…低域通過フィルタ、1545…回路、
1611…ビームスプリッタ、1620…非対称干渉計、1621…ビームスプリッタ、1622…ミラー、1623…ミラー、1630…非対称干渉計、1640…平衡型ホモダイン検出器、1641…光検出器、1642…光検出器、1643…差動出力器、1650…平衡型ホモダイン検出器、1660…回路
2000…アンチスクイズド光源、
2110…レーザー、2120…強度変調器、2130…光アンプ、2140…光ファイバ、2150…光ファイバ、2160…帯域通過フィルタ、
3000…位相変調器。
Claims (18)
- 位相方向にアンチスクイズドした入力信号光と、局発光源とを有し、
前記入力信号光と前記局発光源からの局発光とを入力し、前記入力信号光と前記局発光との相対位相θを求める相対位相測定器を有し、
レーザー光の揺らぎを位相空間内で振幅に直交する方向に拡大させたアンチスクイズド光源からの出力光を位相変調器において前記相対位相測定器で求めた前記位相の値θにより変調し、出力光を得ることを特徴とする光通信用中継機。 - 0とπに対応させた2値の信号をφsとし、位相方向にアンチスクイーズした信号光の揺らぎをδφsとし、乱数又は擬似乱数で決まる位相をαとすると、前記入力信号光の位相はφ1=φs+δφs+αであることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。
- 前記入力信号光を前記局発光と同じ偏光状態で、第1のビームスプリッタにより2分割して、第1および第2の信号光とし、
前記局発光を第2のビームスプリッタで2分割して第1および第2の局発光とし、
前記第1の信号光と前記第1の局発光とを第3のビームスプリッタに入力してビームを2分割すると共に、それぞれのビームが重なるようにして干渉させ、その干渉ビームを第1および第2の光検出器で電気信号に変換し、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号を第1の差動出力器に導き、
前記第2の信号光と前記第2の局発光とを第4のビームスプリッタに入力してビームを2分割すると共に、それぞれのビームが重なるようにして干渉させ、その干渉ビームを第3および第4の光検出器で電気信号に変換し、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号を第2の差動出力器に導き、
前記第1の差動出力器と第2の差動出力器とは90°異なる位相成分を出力するように、前記第1のビームスプリッタと前記第3のビームスプリッタとの光路上、あるいは前記第1のビームスプリッタと前記第4のビームスプリッタとの光路上、あるいは前記第2のビームスプリッタと前記第3のビームスプリッタとの光路上、あるいは前記第2のビームスプリッタと前記第4のビームスプリッタとの光路上のいずれかに位相調整器が設けられるか、又は前記第1、2,3,4のビームスプリッタのいずれかを各ビームスプリッタの任意の方向(但し、各ビームスプリッタの面内方向を除く。) に移動させて位相調整するように構成され、
前記第1および第2の差動出力器の出力を用いて前記相対位相θを求めることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 前記入力信号光を第1のビームスプリッタに入力する前段に、偏波調整器が設けられていることを特徴とする請求項3記載の光通信用中継機。
- 前記信号光と前記局発光とが直交する直線偏光となるようにして、前記信号光および前記局発光とが第1の偏光ビームスプリッタに入力され、合波した2つのビームは直交する偏光で同一光路を進んで第1のビームスプリッタで両偏光共に2分割され、
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は第2の偏光ビームスプリッタにより前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割されるように前記第2の偏光ビームスプリッタが配置され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光はλ/4波長板を、前記信号光及び前記局発光の偏光方向が前記λ/4波長板の光学軸に一致する方向で透過し、前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割されるように設置された第3の偏光ビームスプリッタで2分割され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1および第2の差動出力器の出力を用いて前記相対位相θを求めることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 前記第1の偏光ビームスプリッタの前記信号光入力側に偏波調整器を具備することを特徴とする請求項5記載の光通信用中継機。
- 前記信号光と前記局発光とが直交する直線偏光となるようにして、前記信号光および前記局発光とが第1の偏光ビームスプリッタに入力され、合波した2つのビームは直交する偏光で同一光路を進んで第1のビームスプリッタで両偏光共に2分割され、
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は半波長板で45°だけ偏光方向が回転し、第2の偏光ビームスプリッタにより第1の出力光の前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光はλ/4波長板を、前記信号光及び前記局発光の偏光方向が前記λ/4波長板の光学軸に一致する方向で透過し、半波長板で45°だけ偏光方向が回転し、第3の偏光ビームスプリッタにより前記第2の出力光の前記信号光成分および前記局発光成分のそれぞれが2分割され、その分割により前記信号光と前記局発光が干渉し、その干渉ビームは第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1および第2の差動出力器の出力を用いて前記相対位相θを求めることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 前記第1の偏光ビームスプリッタの前記信号光入力側に偏波調整器を具備することを特徴とする請求項7記載の光通信用中継機。
- レーザー光源と、前記レーザー光源からの出力光をパルス光にする強度変調器(ここで、変調の際のパルス時間幅の半値全幅をΔTとする。)と、
前記パルス光を増幅する光アンプ(ここで、増幅後のピーク強度をP0とする)と、
前記レーザー光源の発振波長λに対して負の群速度分散を示す第1の光ファイバと、
前記第1の光ファイバよりも負の群速度分散の大きさが小さい第2の光ファイバを前記アンチスクイズド光源は有し、
T0=ΔT/(2x0.88137)で定義されるパルス幅T0、前記第1の光ファイバの発振波長λでの群速度分散β2、前記第1の光ファイバのλでの非線形係数γから式N2=γP0T0 2/|β2|により与えられるソリトン次数Nが2以上になるようにΔT、P0,β2の各パラメタが設定され、
各パラメタ設定後のソリトン次数Nとソリトン周期z0=(π/2)T0 2/|β2|から決定されるファイバ長zopt=z0(0.32/N+1.1/N2)の60% 〜 150%の範囲となるように前記第1の光ファイバの長さが設定され、
前記第2の光ファイバの長さは1kmから100kmの範囲にあり、
前記アンチスクイズド光源からの最終的出力光が振幅方向に比べて位相方向にノイズの広がった光であることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 直線偏光に調整された角周波数ωの前記入力光と、円偏光に調整された角周波数ω+δωの前記局発光が第1のビームスプリッタで合波され、
偏光ビームスプリッタに入射して信号光と局発光とがそれぞれ2分割されて第1および第2のビームとなり、
前記第1のビームは第1の光検出器に入力され、前記第2のビームは第2の光検出器に入力されて、これら第1および第2の光検出器の出力信号は互いに同位相でそれぞれ第1及び第2のミキサにより角周波数δωの正弦波と混合され、混合された電気信号はそれぞれ第1および第2の低域通過フィルタによりδωよりも小さい成分のみが取り出され、これら第1および第2の低域成分から入力光の局発光に対する相対位相が算出されることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 前記ビームスプリッタの信号光入力側に偏波調整器を具備することを特徴とする請求項10記載のアンチスクイズド光中継機。
- 前記信号光との角周波数差がδωの前記局発光が同じ偏波でビームスプリッタにより合波され、前記ビームスプリッタからの2つの出力光が第1及び第2の光検出器によりそれぞれ第1及び第2の電気信号に変換されて差動出力器に導かれ、
前記差動出力器からの出力電気信号は2分割され、2分割された一方の電気信号は第1のミキサにより角周波数δωの正弦波と混合され、もう一方の電気信号は第2のミキサにより前記第1のミキサとはπ/2だけ異なる位相で角周波数δωの正弦波と混合され、それぞれの混合された電気信号は前記第1および第2のミキサの後段にそれぞれ接続された第1および第2の低域通過フィルタによりδωよりも小さい成分のみが取り出され、これら2つの低域成分から入力光の局発光に対する相対位相が算出されることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 前記ビームスプリッタの信号光入力側に偏波調整器を具備することを特徴とする請求項12記載の光通信用中継機。
- 前記信号光との角周波数差がδωの前記局発光が同じ偏波でビームスプリッタにより合波され、前記ビームスプリッタからの出力光の一方が光検出器により電気信号に変換され、
前記電気信号が2分割され、2分割された一方の電気信号は第1のミキサにより角周波数δωの正弦波と混合され、もう一方の電気信号は第2のミキサにより前記第1のミキサとはπ/2だけ異なる位相で角周波数δωの正弦波と混合され、それぞれの混合された電気信号は前記第1および第2のミキサの後段にそれぞれ接続された第1および第2の低域通過フィルタによりδωよりも小さい成分のみが取り出され、これら2つの低域成分から入力光の局発光に対する相対位相が算出されることを特徴とする請求項1記載の光通信用中継機。 - 前記ビームスプリッタの前記信号光入力側に偏波調整器を具備することを特徴とする請求項14記載の光通信用中継機。
- 入力信号光と、局発光源とを有し、
前記入力信号光と前記局発光源からの局発光とが、第1の偏光ビームスプリッタにより直交する偏波で合波され、ビームスプリッタにより第1および第2のビームに2分割され、
前記第1のビームは第2の偏光ビームスプリッタに入射して信号光と局発光とがそれぞれ2分割されて第3および第4のビームとなり、
前記第3のビームは第1の光検出器に入力され、前記第4のビームは第2の光検出器に入力されて、これら第1および第2の光検出器の差信号が第1の出力信号となり、
前記ビームスプリッタで分割された前記第2のビームはλ/4波長板を、信号光と局発光の偏光方向がλ/4波長板の光学軸に一致する方向で透過し、
第3の偏光ビームスプリッタに入射して信号光と局発光とがそれぞれ2分割されて第5および第6のビームとなり、
前記第5のビームは第3の光検出器に入力され、前記第6のビームは第4の光検出器に入力されて、これら第3および第4の光検出器の差信号が第2の出力信号となることを特徴とする光の2つの直交位相成分の測定器。 - 前記ビームスプリッタと前記第2の偏光ビームスプリッタの間、及び、前記λ/4波長板と前記第3の偏光ビームスプリッタの間に半波長板を具備することを特徴とする請求項16記載の光の2つの直交位相成分の測定器。
- 光路長差δLで信号が重畳された前記信号光が第1のビームスプリッタで2分割され、
前記第1のビームスプリッタの第1の出力光は光路長差δLの第1の非対称マイケルソン干渉計又は第1の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つに入力され、その干渉計からの2つの出力光は第1および第2の光検出器で電気信号に変換され、
前記第1および第2の光検出器の出力電気信号は第1の差動出力器に導かれ、
前記第1のビームスプリッタの第2の出力光は光路長差δLの第2の非対称マイケルソン干渉計又は第2の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つに入力され、その干渉計からの2つの出力光は第3および第4の光検出器で電気信号に変換され、
前記第3および第4の光検出器の出力電気信号は第2の差動出力器に導かれ、
前記第1と第2の差動出力器は90°異なる位相成分を出力するように、前記第1の非対称マイケルソン干渉計又は前記第1の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つの光路長差δLと、前記第2の非対称マイケルソン干渉計又は前記第2の非対称マッハツェンダー干渉計のいずれか一つの光路長差δLとの位相差が90°になるように設定され、
前記第1および第2の差動出力器の出力から隣り合う信号間の位相差θが求められ、
i-1番目とi番目の信号間の位相差をθiとすればアンチスクイズド光源からのi番目のパルスが(Σ(i≧j)θj - 2πn)(但し、nは0 ≦Σ(i≧j)θj - 2πn < 2πを満足する整数)の変調量で位相変調器において変調され、最終的な出力光を得ることを特徴とする光通信用中継機。
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