JP2008092472A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像処理からなる一連の画像処理シーケンスに含まれる特定の画像処理を複数回実行可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】CCD1信号処理ブロック1041及びCCD2信号処理ブロック1042の内部に構成され、それぞれが異なる画像処理を行う画像処理ブロックを備えたデジタルスチルカメラプロセッサ104であって、CCD1信号処理ブロック1041及びCCD2信号処理ブロック1042の内部に構成された複数の画像処理ブロックで画像データを順次処理する画像処理シーケンスに用いられる特定の画像処理ブロックでの画像処理を複数回行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハードウェアにて画像処理を行う画像処理装置に関し、特に、電子画像を撮像・再生するデジタルカメラに関する。
ハードウェアで画像処理を行う画像処理ICには、画像処理内容に応じた様々な画像処理ブロックがあり、画像処理を行うブロックに画像データを入力し、画像処理後のデータをブロックからの出力結果として受け取るのが一般的である。画像処理ICでは、画像処理ブロックに順次画像データを入力し、出力結果を次の画像処理ブロックに入力することを繰り返すことによって画像を生成しており、画像処理ICを制御するときには、画像データが通過する画像処理ブロックの設定値を全て設定し、スタートフラグを立てるとハードウェアが定められたシーケンスで画像処理ブロックを自動で通過し、画像を生成する。
画像処理ICによる画像処理としては、エッジ強調処理や色補正処理などがある。エッジ強調処理を行う画像処理ブロックは、画像からエッジを抽出する機能や、ノイズ除去のためにLPF処理を行う機能などがある。また、色補正を行う画像処理ブロックには、彩度設定、色相設定、色抑圧設定などの機能があり、彩度設定は色の濃さを、色相設定は色合いを決定する機能であり、色抑圧設定は特定の領域(例えば低輝度域)の彩度を下げてノイズを抑える機能である。
特許文献1に開示される「画像処理方法及び画像処理装置」では、入力画像に対してエッジ強度を求め、エッジ強度からフィルタ係数を変更して平坦部では平滑化処理を、エッジ部ではエッジ強調処理を適応的に行う方法が開示されている。
特許文献2に開示される「画像処理方法および装置並びに記録媒体」は、デジタルカメラで処理した画像データに対して、ユーザの好みを反映させた階調変換処理、色補正処理などの画像処理を画像出力装置を用いて行い、デジタルカメラの種別に応じた階調特性や色特性を吸収するものである。
特開2005−142891号公報 特開2001−312720号公報
近年、ISO感度を上げた高感度での撮影を可能としたデジタルカメラが実現されている。しかし、感度を上げた撮影ではノイズが出やすく、エッジ強調をかけるとさらにノイズが目立ちやすくなる。このため、従来のデジタルカメラは、S/Nを重視するとエッジ強調をあまりかけられず、これにより解像感の欠けた画像となってしまうという問題がある。
しかし、特許文献1は、専用のハードウェア又はソフトウェア処理が必要となり、またハードウェアにて処理を行う場合には、回路規模も大きくなると予想される。
さらに、特許文献1に開示される発明を含め、一般的な画像処理では、エッジ強調処理と平滑化処理とを一度しか行わないため、エッジ強調処理によって生じたノイズなどを除去できない。
また、色補正処理の一つである色抑圧設定機能によって、低輝度の彩度を強く抑えてノイズを抑えた場合、最終的な画像では色味の薄い画像となり、人の顔色が悪く見えたりして実際とは異なる画像に仕上がってしまう。特に、ISO感度を上げた高感度での撮影では暗部にノイズが出やすく、色抑圧を強くかけてノイズを抑えたい一方で、色味が薄くなることは避けたいという課題が生じる。
従来の画像処理装置は、一連の色補正処理に含まれる特定の処理のみを実行することはできないため、ノイズの低減と色味の確保とを両立させることは困難であった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、複数の画像処理からなる一連の画像処理シーケンスに含まれる特定の画像処理を複数回実行可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、それぞれが異なる画像処理を行う複数の画像処理ブロックを備えた画像処理装置であって、複数の画像処理ブロックで画像データを順次処理する画像処理シーケンスに用いられる特定の画像処理ブロックでの画像処理を複数回行うことを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
本発明においては、画像処理シーケンスによる処理済みの画像データを特定の画像処理ブロックに入力し、その画像処理ブロック以降の画像処理ブロックでの画像処理を複数回行うことが好ましい。又は、画像処理シーケンスによる処理済みの画像データを、画像処理シーケンスの最初の画像処理ブロックに入力する手段と、画像処理シーケンスに含まれる任意の画像処理ブロックにおいて、画像処理を行うか否かを制御する手段とを有することが好ましい。
本発明の上記のいずれの構成においても、特定の画像処理ブロックは、エッジ強調処理を行うエッジ強調処理ブロックであること、又は、特定の画像処理ブロックは、色補正処理を行う色補正ブロックであることが好ましい。
特定の画像処理ブロックは、エッジ強調処理を行うエッジ強調処理ブロックである場合には、エッジ強調処理ブロックでのエッジ強調処理に用いる画像処理パラメータは、エッジ強調処理のたびに設定されることが好ましい。これに加えて、画像処理パラメータとして、画像からエッジを抽出するためのエッジ抽出フィルタのフィルタ係数を含むことが好ましく、さらに加えて、画像処理パラメータとして、エッジ抽出フィルタのよって抽出されたエッジに対して乗算するゲインを含むことが好ましい。また、画像処理パラメータとして、画像を平滑化させノイズを除去するためのローパスフィルタ(LPF)のフィルタ係数を含むことが好ましい。
又は、画像処理パラメータは、エッジ抽出フィルタによって画像データから抽出されゲインを乗算されたエッジ成分と、LPFによってノイズを除去されたベース画像成分との加算比率であることが好ましい。
特定の画像処理ブロックは、色補正処理を行う色補正ブロックである場合には、色補正処理に用いる画像処理パラメータは、色補正処理を行うたびに設定されることが好ましい。これに加えて、色補正処理として、色の彩度を決定する処理を含むことが好ましい。また、色補正処理として、色相を決定する処理を含むことが好ましい。また、色補正処理として、特定の色相を変更させるパラメータを含むことが好ましい。また、色補正処理として、色抑圧レベルを決定する処理を含むことが好ましい。
本発明によれば、複数の画像処理からなる一連の画像処理シーケンスに含まれる特定の画像処理を複数回実行可能な画像処理装置を提供できる。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態にかかるデジタルカメラの外観を示す。図2、3に、デジタルカメラの制御系の機能ブロックを示す。
図示するように、デジタルカメラは、カメラ上面にサブLCD1と、レリーズボタン2と、撮影/再生切り替えダイヤル4を有する。サブLCD1は、撮影可能枚数などを表示するための表示部である。
また、カメラ正面には、ストロボ発光部3と、測距ユニット5、リモコン受光部6、鏡胴ユニット7、光学式ファインダ(正面)11aを有する。
メモリカードスロットル121は、メモリカード130を挿入するためのスロットルであり、カメラ側面に設けられている。
さらに、カメラ裏面には、AFLED(オートフォーカスLED)8、ストロボLED9、LCDモニタ10、光学ファインダ(裏面)11b、ズームボタン12、電源スイッチ13、及び操作部14を有する。
ストロボ発光部3及びストロボ回路114は、自然光などの光量が足りない場合に光量を補うための装置である。暗い場所や被写体や暗い場合の撮影においては、後述するディジタルスチルカメラプロセッサ104からストロボ回路114へストロボ発光信号が送信され、ストロボ発光信号を受信したストロボ回路114は、ストロボ発光部3を発光させて被写体を照明する。
測距ユニット5は、カメラと被写体との距離を測る装置である。従来のデジタルカメラでは、撮像素子(ここではCCDとする)に形成された像のコントラストを検出し、最もコントラストが高い位置にレンズを移動させてフォーカスを合わせるCCD−AF方式が用いられている。しかし、CCD−AF方式は、レンズを少しずつ動かしてコントラストを探していくため、フォーカス動作が遅いという問題があった。そこで、本実施形態にかかるデジタルカメラでは、測距ユニット5を用いて被写体との距離情報を常に取得し、距離情報に基づいてレンズを一気に移動させてフォーカス動作を高速化している。
鏡胴ユニット7は、ズーム光学系71、フォーカス光学系72、絞りユニット73、メカシャッタユニット74、モータドライバ75を有する。ズーム光学系71は、ズームレンズ71aと、ズーム駆動モータ71bとからなり、被写体の光学画像を取り込む。フォーカス光学系72は、フォーカスレンズ72aと、フォーカス駆動モータ72bとからなる。絞りユニット73は、絞り73aと、絞りモータ73bとからなる。メカシャッタユニット74は、メカシャッタ74aと、メカシャッタモータ74bとからなる。
モータドライバ75は、リモコン受光部6への入力や操作部キーユニットSW1〜SW13の操作入力に基づき、後述するディジタルスチルカメラプロセッサ104内にあるCPUブロック1043からの駆動指令によって駆動される。
ROM108には、制御プログラムや制御のためのパラメータがCPUブロック1043にて解読可能なコードで記述されて格納されている。デジタルカメラの電源がON状態になると、制御プログラムは不図示のメインメモリにロードされ、CPUブロック1043はそのプログラムに従って装置各部を制御するととともに、制御に必要なデータなどを一時的にRAM107、及びLocal SRAM1044(後述するようにディジタルスチルカメラプロセッサ104内に存在する)に保存する。ROM108に書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御のためのパラメータを変更することが可能となり、機能のヴァージョンアップを容易に行える。
CCD101は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、F/E(フロントエンド)−IC102は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS1021、利得調整を行うAGC1022、ディジタル信号変換を行うA/D1023CCD1信号処理ブロックから垂直同期信号(以下、VD信号)及び水平同期信号(以下、HD信号)が供給され、CPUブロック1043によって制御されるCCD101、及びF/E−IC102の駆動タイミング信号を発生するTG1024を有する。
なお、固体撮像素子としてCCDの代わりにCMOSを適用することも可能である。
ディジタルスチルカメラプロセッサ104は、CCD1信号処理ブロック1041、CCD2信号処理ブロック1042、CPUブロック1043、Local SRAM1044、USBブロック1045、シリアルブロック1046、JPEG CODECブロック1047、RESIZEブロック1048、TV信号表示ブロック1049、及びメモリカードコントローラブロック1040を有する。
CCD1信号処理ブロック1041は、CCD101からF/E−IC102の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、また、前述のように、VD信号、HD信号を供給する。CCD2信号処理ブロック1042は、フィルタリング処理によって輝度データ・色差データへの変換を行う。CPUブロック1043は、装置各部の動作を制御する。Local SRAM1044は、制御に必要なデータ等を一時的に保存する。USBブロック1045は、外部機器とUSB通信を行う。シリアルブロック1046は、外部機器とシリアル通信を行う。JPEG CODECブロック1047は、JPEG圧縮・伸長を行う。RESIZEブロック1048は、画像データのサイズを補間処理によって拡大/縮小する。TV信号表示ブロック1049は、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換する。メモリカードコントローラブロック1040は、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行う。
SDRAM103は、ディジタルスチルカメラプロセッサ104で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存されるデータは、例えば、CCD101からF/E−IC102を経由して取り込んで、CCD1信号処理ブロック1041でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2信号処理ブロック1042で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEG CODECブロック1047でJPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。
メモリカードスロットル121は、着脱可能なメモリカードを装着するためのスロットルである。内蔵メモリ120は、メモリカードスロットル121にメモリカードが装着されていない場合でも、撮影した画像を記憶できるようにするためのメモリである。LCDドライバ117は、LCDモニタ10を駆動するドライブ回路であり、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を、LCDモニタ10に表示するための信号に変換する機能も有している。LCDモニタ10は、撮影前に被写体の状態を表示したり、撮影した画像を確認するために用いられ、メモリカードや内蔵メモリ120に記録した画像データを表示するモニタである。ビデオAMP118は、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換するためのアンプであり、ビデオジャック119は、TVなどの外部表示機器を接続するためのジャックである。USBコネクタ122は、外部機器とのUSB接続ためのコネクタである。シリアルドライバ回路1231は、外部機器とシリアル通信を行うために、シリアルブロック1046の出力信号を電圧変換するための回路である。RS−232Cコネクタは、外部機器とのシリアル接続のためのコネクタである。SUB−CPU109は、ROM・RAMをワンチップに搭載したCPUであり、操作キーユニットSW1〜SW13やリモコン受光部6の出力信号をユーザの操作情報として、CPUブロック1043に出力したり、CPUブロック1043から出力されるカメラの状態を、サブLCD1、AFLED8、ストロボLED9、ブザー113の制御信号に変換して出力する。サブLCD1は、例えば撮影可能枚数などを表示するための表示部であり、LCDドライバ111は、SUB−CPU109の出力信号によって、サブLCD1を駆動するためのドライブ回路である。AF LED8は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDである。ストロボLED9は、ストロボ充電状態を表示するためのLEDである。AF LED8及びストロボLED9を、メモリカードアクセス中などの別の表示用途に使用しても良い。操作キーユニットSW1〜SW13は、ユーザが操作部14やズームボタン12、撮影/再生切り替えダイヤル4などを用いて行った操作を検出するためのするキー回路である。リモコン受光部6は、ユーザの操作によってリモコンから出力された信号を受信する。
音声記録ユニット115は、マイク1151、マイクAMP1152、及び音声記録回路1153を有する。マイク1151は、ユーザが音声信号を入力する際に用いられる。マイクAMP1152は、入力された音声信号を増幅する。音声記録回路1153は、増幅された音声信号を記録する。音声再生ユニット116は、音声再生回路1161、オーディオAMP1162、スピーカ1163を有する。
音声再生回路1161は、記録された音声信号を、スピーカ1163から出力できる信号に変換する。オーディオAMP1162は、変換された音声信号を増幅し、スピーカ1162を起動する。スピーカ1163は、音声信号を出力する。
図4に、デジタルカメラの動作の流れを示す。図4に示す一連の画像処理は、CCD1信号処理ブロック1041及びCCD2信号処理ブロック1042によって実行される。以下、CCD1信号処理ブロック1041とCCD2信号処理ブロック1042とを併せて“画像処理部”と称する。
CCDから出力される信号を1画素ごとにサンプリングしA/D変換したデータは、画像処理されていない段階であるため、一般的には“RAWデータ”と呼ばれる。画像処理部(CCD1信号処理ブロック1041)に入力されるのはRAWデータである。
デジタルカメラプロセッサ104には、これらの各処理を行うための機能ブロックがCCD1信号処理ブロック1041又はCCD2信号処理ブロック1042に回路として形成されている。画像データは、図4に示す順番で各機能ブロックによって処理される。
[ホワイトバランス処理]
被写体からの光量を蓄積するCCD101のフォトダイオード上には1画素1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されているが、フィルタの色によって透過する光量が変わってくるためフォトダイオードに蓄積される電荷量が異なっている。最も感度が高いのはGREENで、REDやBLUEはGREENと比較すると感度が低く約半分である。ホワイトバランス(WB)処理では、これらの感度の差を補い、撮影画像の中の白色を白く見せるために、RとBとにゲインをかける処理を行う。また、物の色は光源色(例えば、太陽光、蛍光灯光)によって変わってくるため、光源が変わっても白色が白く見えるようにRとBとのゲインを変更し、制御する機能を有する。
[ガンマ(γ)補正処理]
図5(a)に、γ補正処理の一例を示す。図の縦軸は入力信号の強度、横軸は出力信号の強度をそれぞれ示す。図示するように、γ補正は非線形な入出力変換を行う処理である。一般的にLCDやCRTなどの出力装置は、図5(b)に示すように、入力に対して出力は非線形な特性を示す。このような非線形な出力の場合、明るさに階調再現性がなく、また画像が暗くなるため(出力特性が入力値=出力値の直線よりも下側に現れるため)人は正しく画像を見ることができない。このため、出力装置の特性を考慮して、出力が線形性を保つように予め入力信号に処理(=ガンマ補正処理)を行う。
[補間処理]
図6に示すように、CCDにはベイヤー配列と呼ばれる配列で、1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されており、RAWデータは1画素に1色分の情報しかない。しかし、RAWデータから画像として見るためには1画素にRED、GREEN、BLUEの三色の情報が必要であるため、足りない2色を補うために周囲の画素から補間する処理(=補間処理)を行う。
[YUV変換処理]
RAWデータの段階では、RED、GRENN、BLUEの三色によるRGBデータ形式であるが、YUV変換では輝度信号Yと色差信号UVとのYUVデータ形式に変換する。デジタルカメラ等で一般的に用いられるファイル形式のJPEG画像では、YUVデータから画像が作成されるため、RGBデータをYUVデータに変換する。変換式は以下の通りである。
Y=0.299R+0.587G+0.114B
U=0.701R−0.587G−0.114B
V=−0.299R−0.587G+0.886B
[色補正処理]
色補正には、彩度設定、色相設定、部分的な色相変更設定、色抑圧設定が含まれる。彩度設定は、色の濃さを決定するパラメータ設定である。図7はUV色空間を示すものであるが、例えば、第2象限でREDの色に対して原点からのREDのドットまでのベクトルの長さが長いほど色の濃さが濃くなる。
色相設定では、色合いを決定するパラメータを設定する。例えば、図7の第3象限でGREENの色に対してベクトルの長さが同じであってもベクトルの向きが異なると色合いは変わってくる。
部分的な色相変更設定では、図7の第4象限に示すように、部分的な色領域を回転させる設定を行う。彩度が高いと色が濃くなる一方で色ノイズが強くなる傾向にある。そこで色抑圧設定では、例えば輝度信号に対して閾値を設け、閾値よりも低い又は高い領域に対して彩度を抑えることにより色ノイズを抑える制御を行う。
[エッジ強調処理]
エッジ強調処理は、図8に示すように、画像の輝度(Y)信号からエッジ部分を抽出するエッジ抽出フィルタ処理と、エッジ抽出フィルタによって抽出されたエッジに対してゲインをかけるゲイン乗算処理と、エッジ抽出と並行して画像のノイズを除去するローパスフィルタ(LPF)処理と、ゲイン乗算後のエッジ抽出データとLPF処理後の画像データとを加算するデータ加算処理とからなる。
エッジ抽出フィルタ及びLPFは、図9(a)、(b)に示すように3×3や5×5のフィルタであり、エッジ抽出フィルタはフィルタ係数の合計が“0”となり、LPFはフィルタ係数の合計が“1”となるのが特徴である。エッジ抽出フィルタのフィルタ係数によりエッジの検出方向やエッジの抽出量が変わるため重要なパラメータである。
LPFのフィルタ係数では、周辺画素と注目画素との平均により画像を平坦化させてノイズを減らしているが、LPFを強くかけるとノイズが少なくなる一方で、平滑化によって細かな部分が潰れてしまい解像度が失われる傾向にある。
ゲイン乗算処理では、エッジ抽出フィルタによって抽出されたエッジに対してゲインを乗算してエッジ量を調整する。ゲインが大きい場合はエッジが強くなり、ゲインが小さい場合にはエッジが弱くなる。また、データ加算処理では、エッジ量にリミットを設けて、ゲイン乗算によってエッジ量が大きくなりエッジ量がリミットに達した場合にはエッジ量をクリップする。
データ加算処理では、エッジ抽出フィルタ処理によって抽出されゲインを乗算されたエッジ成分と、LPF処理によってノイズを除去されたベース画像成分とを加算する。また、加算時にはエッジ成分とベース画像成分との加算比率を変更できる。これにより、エッジ成分の加算比率によってエッジ強調レベルを変更できる。
[その他の処理]
デジタルカメラプロセッサ104が行う画像処理としては、上記の他に、保存する画像サイズに変更するリサイズ処理、情報量を圧縮するJPEG圧縮処理などがある。
[動作例1−1]
本実施形態にかかるデジタルカメラの第1の動作例を図10に示す。
RAWデータをWB処理ブロックからエッジ強調処理ブロックまで順番に通過させて画像処理を行う。この時、エッジ強調処理ブロックではゲイン乗算の設定を大きめの値に設定しエッジ強調を強くかける。また、LPFは適度にかけても良いし、全くかけなくても良い。一旦全ての画像処理が終了したら、再度エッジ強調処理ブロックでの処理を行う。この時のエッジ強調処理ブロックの画像処理パラメータは、エッジ抽出フィルタのフィルタ係数はエッジを抽出しないフィルタ(中心が“1”、その他は“0”)とし、ゲイン乗算は等倍設定とする。LPFのフィルタ係数は平滑化が強くかかるような設定(例えば、全てが同じ値)とする。そして、データ加算部での加算比率をエッジ成分:ベース画像成分=0:100とし、エッジ成分は使用しない。これにより、1回目のエッジ強調処理ブロックでの画像処理ではノイズ成分を含めてエッジ強調処理が強くかかり、2回目のエッジ強調処理によってノイズ成分を除去している。1回目のエッジ強調処理ブロックでのエッジ強調処理後には、ノイズ成分がエッジ強調されて白黒ノイズ(ごま塩雑音)が発生するが、2回目のエッジ強調処理ブロックでの平滑化処理によりノイズが減少する。また、1回目でエッジ強調処理を強めにかけているため、2回目の平滑化処理を行ってもエッジ成分は残ったままとなり、解像度は保たれる。
さらに、上記の例以外でも、通常のエッジ強調処理によって発生してしまったノイズ成分を含む画像データを、再度エッジ強調処理ブロックに入力し、LPF処理を行うことでノイズ成分を除去できる。
[動作例1−2]
本実施形態にかかるデジタルカメラの第2の動作例について説明する。
上記本実施形態にデジタルカメラの第1の動作に引き続き、再度エッジ強調処理ブロックに画像データを入力し、エッジ強調処理を行う。
この処理は、第1の動作でのLPFを用いた平滑化処理によって失われたエッジ強調レベルを補うことを目的としており、この時のエッジ強調処理ブロックの画像処理パラメータは、ゲイン乗算の設定を小さく、LPFのフィルタ係数はLPFをかけない設定(中心が“1”、周辺が“0”)でも良いし、弱く平滑化がかかる設定(中心の比率が高い)でも良い。
データ加算部での加算比率は、エッジ成分:ベース画像成分=50:50又は、エッジ成分をやや高い比率とする。これにより、ノイズを増やすことなくエッジ強調処理を行い、解像感を高めることが可能となる。
[動作例1−3]
本実施形態にかかるデジタルカメラの第3の動作例について説明する。本動作例では最初にエッジ強調処理ブロックのLPFを用いてCCDの画素欠陥を除去する。CCDは、デバイスの数百万というフォトダイオードの全てが正常に働くとは限らず、一定の光量に対して電荷が溜まりすぎたり(白欠陥)、電荷が溜まらなかったり(黒欠陥)、温度によって電荷が増えたり(温度欠陥)といった画素欠陥が製造時に発生する場合がある。これらの画素欠陥のあるCCDをそのまま使用すると、画像上には輝点や黒点がノイズとなって現れる。これらのCCDの画素欠陥の影響を取り除くために、まずエッジ成分:ベース画像成分=0:100としてエッジ成分は使用せずにLPF処理を行い、画素欠陥の影響を除去したデータのみを以降の画像処理に使用する。2回目のエッジ強調処理では、通常のエッジ強調処理を行う。
従来の画像処理ICの中には、欠陥画素のアドレスを登録し、登録されたアドレスの欠陥画素の画像データをRAWデータの段階で隣接画素の画像データで置き換える処理を行う技術も知られていたが、前述の温度欠陥では欠陥画素の数が多いために全ての欠陥画素を登録できるとは限らない。そのため、欠陥画素の影響を除去するためにメディアンフィルタを使用するなどが必要となる。しかし、ソフトウェア処理による欠陥画素の影響の除去は、処理に時間がかかるためにユーザの待ち時間が長期化するという問題がある。
本実施形態にかかるデジタルカメラでは、ハードウェア処理で欠陥画素の影響を除去するため、処理時間が短くユーザに処理の遅延を感じさせることはほとんどない。
なお、エッジ強調処理ブロックに複数回画像データを入力し、エッジ強調の強弱を変更した出力を得る制御を行う装置であればデジタルカメラ以外の装置であっても等価的に適用可能であることはいうまでもない。
このように、画像処理ブロックのエッジ強調処理ブロックを複数回通過させ、その時の処理の目的(エッジ強調、平滑化など)に応じてエッジ抽出フィルタやLPFのフィルタ係数をその都度設定することにより、エッジ強調の足りない画像に対し、再度エッジ強調をかけられるため、解像感の強い画像を得られる。また、エッジ強調処理によって発生してしまったノイズ成分に対し、再度エッジ強調処理ブロックへ画像データを入力し、LPF処理を行うことでノイズ成分を除去できる。さらに、ハードウェアでのCCD欠陥画素補正機能を有しない画像処理ICであっても、画像処理ブロックのエッジ強調処理に関する処理ブロックを複数回通過させることにより、LPF処理にて欠陥画素を補正して後で、エッジ強調処理を行うことができ、ユーザは良質な画像を得られる。また、画像処理ブロックはハードウェア処理であるため、これに画像データを複数回通過させたとしても処理時間は短く、ユーザに処理の遅延を感じさせることはほとんどない。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。
本実施形態にかかるデジタルカメラの構成は第1の実施形態と同様である。
[動作例2−1]色抑圧から2回目でゲインをかける
本実施形態にかかるデジタルカメラの第1の動作例を図11に示す。
最初に、RAWデータをWB処理ブロックからエッジ強調処理部まで順番に通過させ画像処理を行う。この時、色補正ブロックでは色抑圧設定により色抑圧を行う。図12は、低輝度部での色抑圧処理を示す図であり、横軸に輝度値(Y)、縦軸に色抑圧レベルを示している。色抑圧レベルは値が大きいほど色抑圧が強くかかる。輝度値(Y)に対して閾値信号Ythと色抑圧レベルk(0≦k≦1)を設定すると、輝度値(Y)が0≦Y≦Ythの範囲で、図12のように線形性を持って以下の式に従って色差信号UVに対して色抑圧を行う。
U’=(1−k)U
V’=(1−k)V
上記の色抑圧処理によって低輝度部(0≦Y≦Yth)での色味は薄くなり、高輝度部(Yth<Y)では色抑圧されることなく、入力された輝度値がそのまま出力される。通常の画像処理ではこの色合いがそのまま最終画像となるが、本実施形態では、さらに色補正ブロックにだけ再度画像データを入力して画像処理を行う。なお、色補正ブロックに直接画像データが入力できない場合には、ブロックごとに画像処理を行うか否かを選択する機能を用いて、色補正ブロックだけ機能が働くように制御を行えばよい。
2回目の色補正ブロック処理では、色相設定、色抑圧設定は入力画像データから変更しない設定とし、彩度設定では全体の色に対して同比率で彩度を上げても良いし、色ごとに(例えば図7に示すような象限ごとに)彩度の上げ率を変更しても良い。また、彩度を上げることにより色ノイズの増加が心配されるが、図12のように低輝度部は一旦色抑圧によって彩度が線形的に落とされているためn、2回目の色補正ブロック処理によって彩度を上げたとしても、低輝度部のノイズ増加は少ない。さらに、1回目の色補正ブロック処理での彩度設定を低くしておき、2回目の処理で彩度を目標の色に合わせ込むようにすることで、色が派手になりすぎるのを抑え、ノイズの発生も抑えられる。
上記のように、2回目の色補正ブロック処理により一旦失った色味を補うように画像全体の彩度が上がるため画像の色ノイズを落としつつ全体の色味を落とすことなく鮮やかな画像に仕上げられる。特に、ISO感度が上がった高感度時の画像では暗部に色ノイズが発生しやすく、例えば、図13のように強い色抑圧処理を広範囲の輝度値(Y)にかけてノイズを除去するために色味が薄くなるという問題があるが、本実施形態にかかるデジタルカメラはこのような場合に有効である。
なお、一旦彩度の低下や色抑圧によって色味を落とした画像データに対して、再度色補正処理によって色味を上げる処理を行う装置であればデジタルカメラ以外の装置であっても等価的に適用可能であることはいうまでもない。
[実施例2−2]部分的な色回転を複数回行って複数箇所の色相を回転
本実施形態にかかるデジタルカメラの第2の実施例を図14に示す。
色補正処理に部分的な色相変更設定が追加されている。UV色空間では図7に示すように四つの象限に分けられ、色相を決定するときには四つの象限ごとに色相を回転させて行う画像処理ICが多いが、象限内でも目標とする色と合わずに特定の色を部分的に変更したい場合(部分的な色相変更)がある。部分的に色相を変更できる機能の有無は、画像処理ICに依存するが、その機能があっても一カ所だけしか変更できないものも多くある。複数箇所の色相を変更したい場合であっても機能は一カ所しかないために、どこか一つに限定しなければならず色再現性は悪くなってしまう。
従来は、1回の色補正ブロック通過で1カ所しか色相変更できなかったのに対し、本実施形態にかかるデジタルカメラは、色補正ブロックを複数回通過させることにより、複数箇所の色相を変更することが可能となる。
例えば、図15のように1回目の色補正ブロック処理時には領域Aの色相を回転させ、2回目の色補正ブロック処理時には領域Bの色相を回転させることができる。これにより、部分的に色相回転できる領域が2カ所となり、より細かく色相を合わせられ、色再現性を高められる。色相を回転させたい領域が他にもある場合には、回転させたい領域の数だけ色補正ブロックへの画像データ入力を繰り返すことで、何カ所でも色相を回転させられる。なお、2回目以降の色補正ブロック処理では、彩度設定、色相設定は入力画像データから変更しない設定とする。
本実施形態にかかるデジタルカメラのように、画像処理ブロックの色に関する処理ブロックを複数回通過させることにより、色抑圧処理によって色味が薄くなった画像の色味を2回目以降の画像処理ブロック通過によって鮮やかに戻せる。また、部分的な色相変更が一カ所しか設定できない画像処理ICであっても、画像処理ブロックの色に関する処理ブロックを複数回通過させることにより、複数箇所の部分的な色相変更の設定が可能となり、色再現性を向上させられる。すなわち、画像処理ブロックの色に関する処理ブロックを複数回通過させ、その時の処理の目的(彩度設定、部分的な色相変更など)に応じて処理のパラメータをその都度設定することにより、上記の様々な効果を実現可能である。さらに、画像処理ブロックはハードウェア処理であるため、画像処理ブロックに画像データを複数回通過させたとしても処理時間は短く、ユーザの処理の遅延を感じさせることはほとんどない。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明は様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態にかかるデジタルカメラの外観を示す図である。 第1の実施形態にかかるデジタルカメラの機能構成を示す図である。 第1の実施形態にかかるデジタルカメラの機能構成を示す図である。 デジタルカメラが行う画像処理の流れを示す図である。 (a)はガンマ補正処理の一例を示す図であり、(b)は、出力装置の入出力特性を示す図である。 ベイヤー配列で配置されたフィルタを示す図である。 色補正処理の例を示す図である。 エッジ強調処理の流れを示す図である。 (a)はLPFの一例を示す図であり、(b)はエッジ抽出フィルタの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかるデジタルカメラの第1の動作例を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかるデジタルカメラの動作の流れを示す図である。 色抑圧処理における色抑圧レベルと輝度値との関係の一例を示す図である。 色抑圧処理を強くかけた場合の色抑圧レベルと輝度値との関係の一例を示す図である。 第2の実施形態にかかるデジタルカメラの第2の動作例を示す図である。 複数の領域に部分的な色相変更を行う一例を示す図である。
符号の説明
1 サブLCD
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 鏡胴部
8 AF LED
9 ストロボLED
10 LCDモニタ
11 光学式ファインダ
71 ズーム光学系
71a ズームレンズ
71b ズーム駆動モータ
72 フォーカス光学系
72a フォーカスレンズ
72b フォーカス駆動モータ
73 絞りユニット
73a 絞り
73b 絞りモータ
74 シャッタユニット
74a メカシャッタ
74b メカシャッタモータ
75 モータドライバ
101 CCD
102 F/E−IC
103 SDRAM
104 ディジタルスチルカメラプロセッサ
107 RAM
108 ROM
109 SUB−CPU
111 LCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
115 音声記録ユニット
116 音声再生ユニット
117 LCDドライバ
118 ビデオAMP
119 ビデオジャック
120 内部メモリ
121 メモリカードスロット
122 USBコネクタ
123 シリアルドライバ回路
1021 CDS
1022 AGC
1023 A/D
1024 TG
1041 CCD1信号処理ブロック
1042 CCD2信号処理ブロック
1043 CPUブロック
1044 ローカルSRAM
1045 USBブロック
1046 シリアルブロック
1047 JPEGコーデックブロック
1048 リサイズブロック
1049 TV信号表示ブロック
10410 メモリカードコントローラブロック
1151 音声記録回路
1152 マイクAMP
1153 マイク
1161 音声再生回路
1162 オーディオAMP
1163 スピーカ
1231 シリアルドライバ回路
1232 RS−232Cコネクタ

Claims (15)

  1. それぞれが異なる画像処理を行う複数の画像処理ブロックを備えた画像処理装置であって、
    前記複数の画像処理ブロックで画像データを順次処理する画像処理シーケンスに用いられる特定の画像処理ブロックでの画像処理を複数回行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理シーケンスによる処理済みの画像データを前記特定の画像処理ブロックに入力し、その画像処理ブロック以降の画像処理ブロックでの画像処理を複数回行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理シーケンスによる処理済みの画像データを、前記画像処理シーケンスの最初の画像処理ブロックに入力する手段と、
    前記画像処理シーケンスに含まれる任意の画像処理ブロックにおいて、画像処理を行うか否かを制御する手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記特定の画像処理ブロックは、エッジ強調処理を行うエッジ強調処理ブロックであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記エッジ強調処理ブロックでのエッジ強調処理に用いる画像処理パラメータは、前記エッジ強調処理のたびに設定されることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理パラメータとして、画像からエッジを抽出するためのエッジ抽出フィルタのフィルタ係数を含むことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理パラメータとして、前記エッジ抽出フィルタのよって抽出されたエッジに対して乗算するゲインを含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理パラメータとして、画像を平滑化させノイズを除去するためのローパスフィルタ(LPF)のフィルタ係数を含むことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理パラメータは、エッジ抽出フィルタによって画像データから抽出されゲインを乗算されたエッジ成分と、LPFによってノイズを除去されたベース画像成分との加算比率であることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  10. 前記特定の画像処理ブロックは、色補正処理を行う色補正ブロックであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  11. 前記色補正処理に用いる画像処理パラメータは、前記色補正処理を行うたびに設定されることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 前記色補正処理として、色の彩度を決定する処理を含むことを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 前記色補正処理として、色相を決定する処理を含むことを特徴とする請求項11又は12記載の画像処理装置。
  14. 前記色補正処理として、特定の色相を変更させるパラメータを含むことを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載の画像処理装置。
  15. 前記色補正処理として、色抑圧レベルを決定する処理を含むことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項記載の画像処理装置。
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