JP2008092257A - VoIPシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のVoIPネットワークにおける優先制御では、VoIP端末側での優先制御情報が固定的に設定されているので、VoIP端末数が増加した時に、優先設定値が同じ端末数が増加する事になり、ネットワークが輻輳した時に、輻輳を発生させているVoIP端末群に対して優先制御が有効に機能しないと言う問題点があった。
【解決手段】レジスタサーバ9は、或るVoIP端末からのレジスタ登録時に、該当端末収容拠点である事業所の、実際に使用している登録VoIP端末の台数に反比例して、優先設定を動的に決定し、更新後の優先設定値を当該事業所内の各VoIP端末へロードし、更新後の優先設定値が当該事業所内の各VoIP端末内に設定される。拠点毎に実際の使用端末数が増加する程、VoIP端末群の優先設定が低下する。ネットワークが輻輳した場合、輻輳発生源のVoIP端末群のパケットに対して廃棄などの制御が働く。
【選択図】図1

Description

この発明は、IPネットワークを利用して音声データを転送するVoIP(Voice over Internet Protocol)技術を用いたVoIPシステムにおける優先設定値(=TOS値)の制御に関する。
図7は、VoIPネットワークの一例を模式的に示す図である。図7において、VoIPネットワークは、VoIP端末1〜5、SIPサーバ8、レジスタサーバ13、中継スイッチ(L2,L3スイッチ)12により構成される。
VoIP端末1〜5は、音声データをパケット化し、IPパケットとして、ネットワークへ送出し、又、受信したIPパケットから音声データを抽出する。IPレイヤの上位レイヤには、TCP及びUDPが用いられる。VoIPによるセッション識別は、(発IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル番号、発ポート番号、宛先ポート番号)により行われ、通話者のペアが識別される。
SIPサーバ8は、各VoIP端末1〜5間の呼制御を行う。呼制御プロトコルとしては、SIP(Session Initiation Protocol)が用いられる。VoIP端末1〜5からの発呼要求(Invite)は、SIPサーバ8で一旦終端、発呼先情報に従って、接続先VoIP端末1〜5へ発呼要求(Invite)される。また、発呼要求(Invite)メッセージ内のSDP(Session Description Protocol)により、音声コーディング方式等のメディア情報が交換され、本情報に従ってパケット化された音声データは、RTPパケットとして、VoIP端末1〜5間で直接に送信/受信される。
音声パケットをIPネットワークにより転送する際には、パケットロス、揺らぎ等による音声劣化を少なくすることが必要であり、ネットワーク内において、TOS(Type of Service)を用いて、優先制御が行われている。又、優先制御情報を音声パケット毎に付加するために、VoIP端末1〜5側は、端末毎に設定されたTOS値(優先設定値)を、音声パケット内のTOSフィールドに反映した上で、ネットワークへ音声パケットを出力する。図8に、端末毎の固定的な優先設定例を示す。
特開2003−179636号公報(図25)
従来のVoIPネットワークにおける優先制御では、VoIP端末側での優先制御情報が固定的に設定されているので、VoIP端末数が増加した時に、優先設定値が同じ端末数が増加する事になり、ネットワークが輻輳した時に、輻輳を発生させているVoIP端末群に対して優先制御が有効に機能しないと言う問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、VoIPネットワーク内での優先制御が有効に機能することをその目的としている。
本発明の主題は、VoIPシステムであって、VoIPネットワーク内のレジスタサーバは、あるVoIP端末がその使用に際して前記レジスタサーバに自端末情報を登録するレジスタ登録時に、前記VoIP端末の優先設定値に対して、前記VoIP端末を収容する事業所毎の、実際に使用状態にある登録端末数に反比例して前記優先設定値を動的に更新し、前記VoIP端末を収容する事業所内の各VoIP端末に更新後の優先設定値を指示し、新たなTOS値として設定させることを特徴とする。
以下、この発明の主題の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の主題によれば、各VoIP端末内にTOS値として保持させる優先設定値を、当該VoIP端末を収容する拠点である事業所毎の実際の登録端末数に反比例して動的に変更可能にしたので、レジスタサーバに登録されている或る事業所に於ける登録VoIP端末数が増加して、VoIPネットワーク内の複数の事業所間の回線中、或る事業所間同士での通信が輻輳した時にVoIPネットワークの輻輳を回避して、優先制御を有効に、且つ、公平に機能させることが出来る。
(実施の形態1)
本実施の形態に係るVoIPシステムは、VoIPネットワーク内のレジスタサーバ(優先制御サーバとも言う。)より優先設定値を各VoIP端末へダウンロードする機能を有しており、優先制御サーバは、あるVoIP端末からのレジスタ登録時に、当該VoIP端末が属する端末収容拠点(事業所)毎に於いて現に使用状態にある登録端末台数に基づいて動的に優先制御設定を決定して優先設定値を更新し、更新後の優先設定値を当該VoIP端末が属する端末収容拠点(事業所)内に収容されている各VoIP端末へダウンロードして指示し、以って当該事業所内の各VoIP端末は指示された更新後の優先設定値を音声パケット内のTOS値として設定するようにしたものである。以下、図面に基づき、本実施の形態に係るVoIPシステムの構成及び動作について記載する。
図1は、本実施の形態に係るVoIPシステムの一構成例を示す図である。図1に示す通り、本VoIPシステムは、事業所Bに於いて収容されているVoIP端末1,2、事業所Aに於いて収容されているVoIP端末3〜5、SIPサーバ8、及びレジスタサーバ9から主として構成される。尚、図1は、後述する実施の形態2〜5に於いて援用される。
各VoIP端末1〜5は、その使用に際して、レジスタサーバ9に自端末の情報を登録する。呼接続制御はSIPサーバ8によって行われる。即ち、SIPサーバ8は、レジスタサーバ9からVoIP端末情報を取得し、呼接続を仲介する。呼接続後、音声データはIPパケット化されて、VoIP端末間で直接送受信される。IPパケット内のTOSフィールドには、当該IPパケットを発信する各VoIP端末に於ける優先順位を示す値(優先設定値:TOS値)が設定され、各VoIP端末のTOS値はVoIPネットワークで優先制御のために参照される。図1において、VoIP端末1及びVoIP端末2は、事業所B内の端末であり、VoIP端末3、VoIP端末4、及びVoIP端末5は事業所A内の端末である。端末6は、公衆電話網内の端末であり、MG(メディアゲートウェイ)7によってVoIP網に接続される。VoIP網内には、SIPサーバ8及びレジスタサーバ9があり、VoIP網での呼接続の制御を行う。回線10及び回線11によりVoIP網と事業所A、事業所Bは接続され、L2,L3スイッチ12を介してVoIPのパケットがスイッチされる(VoIP端末間でのパケットの送受信が行われる)。
既述の通り、各VoIP端末1〜5は、その使用に際して、レジスタサーバ9に自端末情報を登録する必要がある(レジスタ登録)。そこで、本実施の形態では、VoIP端末1〜5の内の或るVoIP端末からのレジスタ登録時に、レジスタサーバ9は、事業所毎の登録端末数をカウントし、登録端末数の増加に反比例して、事業所毎の端末の優先順位を再計算し、再計算値をダウンロード機能によって指示することで、レジスタ登録が発生した事業所に収容されている各VoIP端末の優先設定値を動的に更新する。
本実施の形態の例では、図2に示す通り、 “8÷(事業所内の実際に使用状態にあるVoIP端末の登録端末数)”で算出した値の整数値を抽出し、抽出した整数値で以って端末優先設定値(TOS値)を設定している。ここで、“8”は便宜上の数字であり、“64”でも“128”でも構わず、登録端末数の最大数よりも大きい値を用いればよい。尚、TOS値は「0〜7」の範囲であるため、実際に設定する値は、7以下になるように正規化を行う。レジスタサーバ9は、各事業所内でレジスタ登録が発生する度に当該事業所に於ける優先設定値を再計算し、更新後の優先順位(優先設定値)は、逐次、当該事業所に於ける各VoIP端末に指示され、その結果、当該事業所に於ける各VoIP端末は、レジスタサーバ9からダウンロードされて来た更新後の優先設定値を、その音声パケット内のTOSフィールドに於けるTOS値として設定する。従って、登録端末数(=使用端末数)が増えた事業所では、他事業所に比べて、パケット優先順位が低下する。即ち、使用端末数が増加し、ネットワーク負荷が上がる程、レジスタサーバ9によって、その事業所内の各VoIP端末のパケット優先順位が低く設定される。そのため、VoIPネットワークの輻輳が発生した場合には、登録端末数(=使用端末数)が少ない他事業所のパケットに比べて、輻輳を発生させている(登録端末数(=使用端末数)が比較的多い)事業所内に収容されている各VoIP端末から発信されるパケットないしはトラヒックは、VoIPネットワーク内のルータやハブ等によって、廃棄され易くなる。図2の登録端末数毎の優先設定値の様に、実際に使用状態にある、登録(レジスタ)端末数の増加に従って、優先設定値が低下する。
例えば、図1において、事業所Bの登録端末数が2、事業所Aの登録端末数が3である場合には、図2に示す通り、事業所B内の各VoIP端末1,2の優先順位(優先設定)は4、事業所A内の各VoIP端末3〜5の優先順位(優先設定)は2となる。この場合に、VoIPネットワークの輻輳が発生した場合には、事業所A内に収容されている各VoIP端末3〜5からのパケットは、その優先順位が低いために、L2,L3スイッチ12によって廃棄され、VoIPネットワークの輻輳が回避される。
尚、例えば事業所A内のVoIP端末3が未使用状態となったときには、VoIP端末3からの再レジスタが行われなくなり、レジスタサーバ9に保存されていたVoIP端末3に関する登録情報が保持(キャッシュ)時間満了により消去され、事業所Aの登録端末数を2に減少させると共に、VoIPネットワークの負荷が下がったことに応じて、事業所Aに収容されている各VoIP端末3〜5の優先設定値を2から4に更新し、当該更新後の優先設定値4を事業所Aに収容されている各VoIP端末3〜5にダウンロードして指示し、新たなTOS値として設定させる。この点は、事業所Bに収容されている例えばVoIP端末2が未使用状態となったときでも、同様にレジスタサーバ9は機能する。
以上の様に、VoIP端末毎の優先設定を動的に設定可能とし、しかも、優先設定値を、同一事業所内の登録端末数に従って(反比例して)動的に再計算し、再設定する事で、VoIPネットワーク輻輳制御を有効に行え、事業所毎のVoIPネットワーク利用機会の公平化を図る事が出来る。
(実施の形態2)
実施の形態1では、事業所毎の登録端末数に反比例して当該事業所に収容されている各VoIP端末の優先設定を決定している。本実施の形態では、実施の形態1でのレジスタサーバ9による優先設定の動的更新に加えて、図3の(1)に示す様に、端末属性を定義し、VoIP端末毎の優先重み付けを行う。即ち、各VoIP端末1〜5は、図3の(1)に示す様な、予め定義付けられた端末属性優先設定値のデータを保有しており、レジスタ登録を発生させた事業所内の登録された各VoIP端末は、当該レジスタ登録時にレジスタサーバ9からダウンロードにより指示された当該事業所の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該VoIP端末の上記端末属性優先設定値に基づいた優先重み付けを反映した優先値を、そのTOS値として設定する。ここでは、当該事業所の登録端末数に反比例した優先設定の更新値と、登録端末である各VoIP端末の上記端末属性優先設定値とを乗じた値が、当該VoIP端末のTOS値として設定される。尚、図3の(2)の例は、事業所B内の一方のVoIP端末1,2がレジスタ登録を発生させた場合の例を含んでいる。この場合の例では、VoIP端末1のみが使用状態にあるときには、事業所Bの登録端末数は1であるため、レジスタサーバ9によって動的に更新される優先設定値は図2より8であり、その結果、事業所B内の各VoIP端末1,2がレジスタサーバ9によって指示される優先設定値は8となる。本実施の形態では、事業所B内の登録端末であるVoIP端末1は、更に、レジスタサーバ9によって指示された優先設定値8に、自己の端末属性優先設定値1を重み付けとして掛け合せた値8を優先設定値ないしはTOS値として設定する。又、VoIP端末1,2の両方が共に使用状態にあるときの例では、事業所Bの登録端末数は2であるため、レジスタサーバ9によって動的に更新される優先設定値は図2より4であり、その結果、事業所B内の各VoIP端末1,2がレジスタサーバ9によって指示される優先設定値は4となる。そして、事業所B内の登録端末であるVoIP端末1は、更に、レジスタサーバ9によって指示された優先設定値4に、自己の端末属性優先設定値1を重み付けとして掛け合せた値4を優先設定値ないしはTOS値として設定すると共に、同じく事業所B内の登録端末であるVoIP端末2も、更に、レジスタサーバ9によって指示された優先設定値4に、自己の端末属性優先設定値2を重み付けとして掛け合せた値8を優先設定値ないしはTOS値として設定する。
この様な2段階での優先設定の更新によって各VoIP端末のTOS値を設定することにより、より一層木目細かい優先制御を行うことが出来る。
本実施の形態の例では、図3の(1)に示す様に、「一般端末」、「事業所毎の代表端末」、「会社代表端末」、「外線接続装置」などの端末属性で重み付けを変更しており、上記の通り、図2の優先設定と端末属性の重み付けとの掛け算値を、優先設定値としている。本設定により、重要なVoIP端末についての通信については、固定的に優先することも可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、事業所毎の登録端末数に反比例して当該事業所に収容されている各VoIP端末の優先設定を決定している。本実施の形態では、実施の形態1でのレジスタサーバ9による優先設定の動的更新に加えて、図4の(1)に示す様に、発信先優先設定を定義し、発信先番号により優先重み付けを行う。即ち、各VoIP端末1〜5は、図4の(1)に示す様な、予め定義付けられた、発信先番号毎に優先重み付け値が定められた発信先優先設定のデータを保有しており、レジスタ登録を発生させた事業所内の登録された各VoIP端末は、レジスタサーバ9から指示された当該事業所の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該VoIP端末の発信先番号により当該発信先番号に応じた優先重み付けを反映した優先値を、そのTOS値として設定する。例えば、図4の(2)は、事業所A内に収容されている或るVoIP端末がレジスタ登録を発生させた場合の例である。図4の(2)に於いて、登録端末数が1であり、例えばVoIP端末3がレジスタサーバ9に対して自端末情報を登録した場合には、レジスタサーバ9は事業所A内の登録端末数に反比例した値8(図2参照)を、更新後の優先設定値として、事業所A内に収容されている各VoIP端末3〜5に指示し、未登録(=未使用)である他のVoIP端末4,5はレジスタサーバ9によって指示された優先設定値8をそのTOS値として設定する。これに対して、登録端末であるVoIP端末3は、現在の発信先番号が0-0ABJの場合には、レジスタサーバ9によって指示された優先設定値8に発信先番号0-0ABJによる重み付け値(発信先優先設定値)2を乗じて得られる値16を、そのTOS値として設定する。
以上の様な2段階での優先設定の更新によって各VoIP端末のTOS値を設定することにより、より一層きめ細かい優先制御を行うことが出来る。
本実施の形態の図4の(1)では、「同一事業所への発信」、「他事業所への発信」、「社外一般電話への発信」、及び、「社外緊急電話への発信」のそれぞれに応じて、優先設定の重み付けを変更しており、図2の優先設定と本発信先の重み付けとを掛け算することで、掛け算値を優先設定値としている。本設定により、110番等の重要な呼についての通信については、固定的に優先することも可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態1では、事業所毎の登録端末数に反比例して当該事業所に収容されている各VoIP端末の優先設定を決定している。本実施の形態では、実施の形態1でのレジスタサーバ9による優先設定の動的更新に加えて、図5の(1)に示す様に、業務形態優先設定を定義し、業務形態により優先重み付けを行う。即ち、各VoIP端末1〜5は、図5の(1)に示す様な、予め定義付けられた、業務形態毎に優先重み付け値が定められた業務形態優先設定のデータを保有しており、レジスタ登録を発生させたVoIP端末を収容する事業所内の登録された各VoIP端末は、レジスタサーバ9から指示された当該事業所の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該VoIP端末の業務形態に応じた優先重み付けを反映した優先値を、そのTOS値として設定する。ここで、図5の(2)は事業所Aに於ける業務形態毎の優先設定結果例を示しており、例えば登録端末数が1であり、VoIP端末3がレジスタサーバ9に対して自端末情報を登録した場合には、レジスタサーバ9は事業所A内の登録端末数1に反比例した値8(図2参照)を、更新後の優先設定値として、事業所A内に収容されている各VoIP端末3〜5に指示し、未登録(=未使用)である他のVoIP端末4,5はレジスタサーバ9によって指示された優先設定値8をそのTOS値として設定する。他方、登録端末であるVoIP端末3は、現在の業務形態が緊急である場合には、レジスタサーバ9によって指示された優先設定値8に業務形態が緊急である場合の重み付け値(発信先優先設定値)3を乗じて得られる値24を、そのTOS値として設定する。
この様な2段階での優先設定の更新によって各VoIP端末のTOS値を設定することにより、より一層きめ細かい優先制御を行うことが出来る。
図5の(1)に示す通り、本実施の形態では、「非業務発信」、「業務発信(通常発信)」、及び「緊急発信」のそれぞれに応じて重み付け値を変更しており、図2の優先設定と本業務形態の重み付け値とを掛け算することで、その掛け算値を当該登録端末の優先設定値としている。尚、業務形態の識別に関しては、VoIP端末での発信都度の設定等、任意の方法により識別するものとする。本設定により輻輳時の私用電話を識別し、優先制御することも可能となる。
(実施の形態5)
実施の形態1では、事業所毎の登録端末数に反比例して当該事業所に収容されている各VoIP端末の優先設定を決定している。本実施の形態では、実施の形態1でのレジスタサーバ9による優先設定の動的更新時に、図6に示す様に、事業所毎に定められた優先重み付けを乗算する。即ち、レジスタサーバ9は、図6に示す様な、予め定義付けられた、事業所毎に設定された優先重み付け値のデータを保有しており、レジスタサーバ9は、レジスタ登録を発生させたVoIP端末を収容する事業所の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該事業所に応じた優先重み付け値を乗算することで、当該事業所の優先重み付け値を反映した優先設定値を算出し、この算出値を、当該事業所内の各VoIP端末に各々のTOS値として指示し、当該事業所内の各VoIP端末はダウンロードされて来た上記指示値をそのTOS値として設定する。
以上の様に、動的更新時に事業所毎により優先重み付けを行う事で、より一層きめ細かい優先制御を行うことが出来る。
本実施の形態では、既述の通り、事業所毎に重み付けを変更しており、図2の優先設定と本事業所毎の重み付けとを掛け算することで、その掛け算値を優先設定値としている。本設定により、重要な拠点についての通信については、固定的に優先することも可能となる。
尚、上記の通り、レジスタサーバ9が図2の優先設定と図6の重み付けとの掛け算を行うことに代えて、実施の形態2〜4の様に、各VoIP端末が、予め定義付けられた事業所毎の重み付け値のデータを保有していると共に、レジスタ登録を発生させたVoIP端末を収容する事業所内の各VoIP端末が、レジスタサーバ9から指示された当該事業所の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該事業所の優先重み付け値を反映した優先値をそのTOS値として設定することとしても良い。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
例えば、本発明はIP電話に適用可能である。
本発明の各実施の形態に係るVoIPネットワークの構成を示す図である。 実施の形態1における優先設定を示す図である。 実施の形態2における優先設定を示す図である。 実施の形態3における優先設定を示す図である。 実施の形態4における優先設定を示す図である。 実施の形態5における優先設定を示す図である。 従来技術に係るVoIPネットワークの構成を示す図である。 従来技術における優先設定を示す図である。
符号の説明
1 VoIP端末1、2 VoIP端末2、3 VoIP端末3、4 VoIP端末4、5 VoIP端末5、6 公衆電話網内の端末、7 MG(メディアゲートウェイ)、8 SIPサーバ、9 レジスタサーバ(優先制御サーバ)、10 回線B、11 回線A、12 L2,L3スイッチ。

Claims (5)

  1. VoIPネットワーク内のレジスタサーバは、あるVoIP端末がその使用に際して前記レジスタサーバに自端末情報を登録するレジスタ登録時に、前記VoIP端末の優先設定値に対して、前記VoIP端末を収容する事業所毎の、実際に使用状態にある登録端末数に反比例して前記優先設定値を動的に更新し、前記VoIP端末を収容する事業所内の各VoIP端末に更新後の優先設定値を指示し、新たなTOS値として設定させることを特徴とする、
    VoIPシステム。
  2. 請求項1記載のVoIPシステムであって、
    各VoIP端末は、予め定義付けられた端末属性優先設定値のデータを保有しており、
    前記VoIP端末を収容する事業所内の登録端末である各VoIP端末は、前記レジスタサーバから指示された前記事業所毎の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該VoIP端末の前記端末属性優先設定値に基づいた優先重み付けを反映した優先値を前記TOS値として設定することを特徴とする、
    VoIPシステム。
  3. 請求項1記載のVoIPシステムであって、
    各VoIP端末は、予め定義付けられた、発信先番号毎に優先重み付け値が定められた発信先優先設定のデータを保有しており、
    前記VoIP端末を収容する事業所内の登録端末である各VoIP端末は、前記レジスタサーバから指示された前記事業所毎の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該VoIP端末の発信先番号により当該発信先番号に応じた優先重み付けを反映した優先値を前記TOS値として設定することを特徴とする、
    VoIPシステム。
  4. 請求項1記載のVoIPシステムであって、
    各VoIP端末は、予め定義付けられた、業務形態毎に優先重み付け値が定められた業務形態優先設定のデータを保有しており、
    前記VoIP端末を収容する事業所内の登録端末である各VoIP端末は、前記レジスタサーバから指示された前記事業所毎の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に当該VoIP端末の業務形態に応じた優先重み付けを反映した優先値を前記TOS値として設定することを特徴とする、
    VoIPシステム。
  5. 請求項1記載のVoIPシステムであって、
    前記レジスタサーバは、予め定義付けられた、事業所毎に設定された優先重み付け値のデータを保有しており、
    前記レジスタサーバは、前記事業所毎の登録端末数に反比例した優先設定の更新値に対して、更に前記VoIP端末を収容する事業所に応じた優先重み付け値を反映した優先設定値を算出し、当該算出値を前記VoIP端末を収容する事業所内の各VoIP端末に前記TOS値として指示することを特徴とする、
    VoIPシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061420A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Fujitsu Ltd 通信システム、通信装置、及び通信システムにおける通信方法

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