JP2008090284A - 現像スリーブ及びこれを用いた現像ロール、現像装置並びに画像形成装置 - Google Patents

現像スリーブ及びこれを用いた現像ロール、現像装置並びに画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像スリーブに軸方向に延びる複数の溝部を備えた態様に対し、現像剤の搬送性を保ちつつ、現像剤のピックオフ性(剥離性)を改善し、現像剤の入替性不良に伴う画質不良を抑える。
【解決手段】現像剤Gを保持搬送する現像スリーブ1であって、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体2と、このスリーブ本体2上にて前記スリーブ本体2の軸方向に沿って延び且つ現像剤Gが保持搬送可能に設けられる複数の溝部3とを備え、前記複数の溝部3が、最も深い深さHにて規則的に配列される第1の溝部3aと、この第1の溝部3aの深さH以下の深さhにて第1の溝部3aの断面積以下で第1の溝部3aとは異なる断面に形成され且つ第1の溝部3a間に規則的に配列される第2の溝部3bとを有する。更に、この現像スリーブ1を含む現像ロール7、現像装置9並びに画像形成装置をも対象とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像スリーブ及びこれを用いた現像ロール、現像装置並びに画像形成装置に関する。
従来における現像装置としては、現像剤を収容する現像容器と、この現像容器に設けられて現像剤を現像域に搬送する現像ロールとを備えたものが広く用いられている。
この種の現像装置において、現像ロールとしては、回転自在に設けられる現像スリーブと、この現像スリーブ内に設けられて所定数の磁極が配列された磁石部材とを備えたものが用いられるが、現像ロール上での現像剤の搬送性を良好に保つために、現像スリーブの外表面に軸方向に延びる溝を設けるようにしたものが既に提供されている(例えば特許文献1〜5)。
特許文献1は、現像剤担持体(現像ロールに相当)の溝の深さを最適な範囲に設定することにより、ピッチムラの発生を防止しつつ、現像剤搬送性能を維持する現像装置である。
また、特許文献2は、現像剤担持体(現像ロールに相当)の表面の溝を形成すると共に、この現像剤担持体の外周に振れ精度を高める切削加工などの加工を施す現像剤担持体の製造方法である。
更に、特許文献3は、現像剤担持体(現像ロールに相当)の表面には、引抜き加工による溝が形成されており、この引抜き加工前に振れ精度を高める切削又は研磨の加工を施す現像剤担持体の製造方法である。
更にまた、特許文献4は、現像剤担持体(現像ロールに相当)の表面に形成されるV字溝の形状を工夫し、現像剤搬送量の経時低下を抑制する技術である。
また、特許文献5は、現像剤担持体(現像ロールに相当)の表面に長手方向に延びる溝を有し、各溝の深さと現像ギャップとを最適な関係に設定することで、画像の濃度ムラやトナーの付着を防止する技術である。
特開2003−255692号公報(発明の実施の形態,図3) 特開2005−017972号公報(発明の実施の形態,図3) 特開2005−024598号公報(発明の実施の形態,図3) 特開2004−021043号公報(発明の実施の形態,図1) 特開2005−024611号公報(発明の実施の形態,図2)
本発明は、スリーブ本体表面に軸方向に延びる複数の溝部を備えた態様に対し、現像剤の搬送性を保ちつつ、現像剤のピックオフ性(剥離性)を改善し、現像剤の入替性不良に伴う画質不良を抑えることが可能な現像スリーブを提供し、更に、これを用いた現像ロール、現像装置並びに画像形成装置を提供することを解決すべき技術的課題とする。
請求項1に係る発明は、現像剤を保持搬送する現像スリーブであって、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、前記複数の溝部が、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする現像スリーブである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る現像スリーブにおいて、第2の溝部が第1の溝部よりも浅く設けられていることを特徴とする現像スリーブである。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る現像スリーブにおいて、第1の溝部及び第2の溝部がスリーブ本体表面の周方向に沿って等間隔で且つ交互に配置されていることを特徴とする現像スリーブである。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る現像スリーブにおいて、第1の溝部及び第2の溝部がいずれも断面略V字状に形成されるものであることを特徴とする現像スリーブである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る現像スリーブにおいて、第2の溝部の現像スリーブ回転方向上流側に位置する壁面が、現像スリーブの径方向に延びる基準線に向かって立ち上がる角度が第1の溝部の対応する壁面からの角度よりも小さいものであることを特徴とする現像スリーブである。
請求項6に係る発明は、請求項1に係る現像スリーブにおいて、第1の溝部が断面略V字状に形成され、第2の溝部が断面略U字状又は断面略矩形状に形成されることを特徴とする現像スリーブである。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る現像スリーブにおいて、第1の溝部の深さをh1(mm)、スリーブ本体の厚みをt(mm)とした場合に、0.1≦h1/t≦0.4を満たすことを特徴とする現像スリーブである。
請求項8に係る発明は、現像剤を保持搬送する現像スリーブと、この現像スリーブ内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材とを備えた現像ロールであって、前記現像スリーブが、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、前記複数の溝部が、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする現像ロールである。
請求項9に係る発明は、現像剤が収容可能な現像容器と、この現像容器に設けられる現像ロールとを備えた現像装置であって、前記現像ロールが、現像剤を保持搬送する現像スリーブと、この現像スリーブ内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材とを備え、前記現像スリーブが、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、前記複数の溝部が、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする現像装置である。
請求項10に係る発明は、像が保持可能な像保持体と、この像保持体に対向して設けられ且つ像保持体上に形成される静電潜像を現像剤にて可視像化する現像装置とを備えた画像形成装置であって、前記現像装置が、現像剤が収容可能な現像容器と、この現像容器に設けられる現像ロールとを備え、前記現像ロールが、現像剤を保持搬送する現像スリーブと、この現像スリーブ内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材とを備え、前記現像スリーブが、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、前記複数の溝部が、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、スリーブ本体表面に軸方向に延びる複数の溝部を備えた態様に対し、現像剤の搬送性を保ちつつ、現像剤のピックオフ性(剥離性)を改善し、現像剤の入替性不良に伴う画質不良を抑えることが可能な現像スリーブを提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の溝部に比べて第2の溝部の現像剤の保持能力を有効に低減させることができ、その分、現像剤のピックオフ性を容易に確保することができる。
請求項3に係る発明によれば、第1、第2の溝部の規則性のあるレイアウトにより、現像剤の周期濃度ムラを抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、現像剤のピックオフ性を確保し易いほか、スリーブ本体の有効断面積を大きくでき、偏心振れや撓みのより小さい現像スリーブを提供することができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、第2の溝部にて小さい現像剤の穂をより立ち上げることができ、現像性能を向上させることができる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、第2の溝部の加工断面積を広く確保することができ、第2の溝部での現像剤保持量を増加させ、現像性能を向上させることができる。
請求項7に係る発明によれば、現像スリーブの剛性を保ちつつ、現像剤の搬送性を確保することができる。
請求項8に係る発明によれば、現像スリーブ表面に軸方向に延びる複数の溝部を備えた態様に対し、現像剤の搬送性を保ちつつ、現像剤のピックオフ性(剥離性)を改善し、現像剤の入替性不良に伴う画質不良を抑えることが可能な現像ロールを提供することができる。
請求項9に係る発明によれば、現像ロール表面に軸方向に延びる複数の溝部を備えた態様に対し、現像ロール上での現像剤の搬送性を保ちつつ、現像剤のピックオフ性(剥離性)を改善し、現像剤の入替性不良に伴う画質不良を抑えることが可能な現像装置を提供することができる。
請求項10に係る発明によれば、現像ロール表面に軸方向に延びる複数の溝部を備えた態様に対し、現像ロール上での現像剤の搬送性を保ちつつ、現像剤のピックオフ性(剥離性)を改善し、現像剤の入替性不良に伴う画質不良を抑えることが可能な現像装置を含む現像性能の良好な画像形成装置を提供することができる。
先ず、本発明が適用される実施の形態モデルの概要について説明する。
◎実施の形態モデルの概要
図1は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る画像形成装置の概要を示す。
同図において、画像形成装置は感光体ドラム等の像保持体8と、この像保持体8に対して対向配置される現像装置9とを備えている。
ここで、現像装置9の代表的モデルの一つは、トナー及びキャリアが含まれる二成分現像剤Gを収容する現像容器6と、この現像容器6に設けられて二成分現像剤Gを現像域に搬送する現像ロール7とを備えており、現像ロール7は、二成分現像剤Gを保持搬送する現像スリーブ1と、この現像スリーブ1内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材5とを備えている。尚、現像剤Gについては二成分現像剤を用いた例を説明するが、これに限定されるものではなく、磁性一成分現像剤を用いることもできる。
特に、本実施の形態では、現像スリーブ1は、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体2と、このスリーブ本体2上にて前記スリーブ本体2の軸方向に沿って延び且つ現像剤Gが保持搬送可能に設けられる複数の溝部3とを備え、前記複数の溝部3が、最も深い深さHにて規則的に配列される第1の溝部3aと、この第1の溝部3aの深さH以下の深さhにて第1の溝部3aの断面積以下で第1の溝部3aとは異なる断面に形成され且つ第1の溝部3a間に規則的に配列される第2の溝部3bとを有する。
つまり、本実施の形態では、第2の溝部3bは、第1の溝部3aに比べて現像剤の保持能力が低いように、第1の溝部3aの深さH以下、断面積以下で第1の溝部3aと異なる断面であればよい。よって、第2の溝部3bは、例えば断面の形状が相似形で深さhを変える態様のほか、異なる断面であれば深さhが同じ態様や断面積が同じ態様も含むものである。
このような技術的手段において、第1の溝部3a、第2の溝部3bの形状は断面略V字状のV字溝、断面略U字状のU字溝、断面略矩形状の矩形溝など任意であるが、いずれも現像剤Gが保持搬送可能であればよい。
また、現像スリーブ1の溝加工の製法としては、通常引抜き加工が用いられるが、引抜き加工以外にエッチング加工なども広く含まれるものである。
更に、第1の溝部3a、第2の溝部3bの配列ピッチや深さは現像剤Gの搬送性を考慮して適宜選定して差し支えないが、少なくとも配列ピッチについては、第1の溝部3a、第2の溝部3bの存在が周期濃度ムラとして現れないように留意することが必要であり、現像ロール7の現像域に対応した部位に第1の溝部3a及び第2の溝部3bのうち少なくとも1つ存在することが好ましい。
また、第1の溝部3a、第2の溝部3bのレイアウトについては第1の溝部3a、第2の溝部3bはいずれも規則的に配列されていれば適宜選定して差し支えない。この場合、第2の溝部3bは第1の溝部3a間に一つずつ配列されていてもよいし、複数ずつ配列されていてもよいが、両溝部のレイアウトの好ましい態様としては、第1の溝部3a及び第2の溝部3bが、スリーブ本体2表面の周方向に沿って等間隔で且つ交互に配置されている態様が挙げられる。
更に、第1、第2の溝部3a,3bの好ましい形状組合せとしては、加工断面積を抑えて現像スリーブ1の有効断面積を大きく確保するという観点からすれば、両溝部3a,3bがいずれもV字溝に形成される態様が挙げられる。
このとき、現像性能を向上させるという観点からすれば、第2の溝部3bの現像スリーブ1回転方向上流側に位置する壁面は、現像スリーブ1の径方向に延びる基準線に向かって立ち上がる角度が第1の溝部3aの対応する壁面からの角度よりも小さいものであることが好ましい。
更に、第1、第2の溝部3a,3bの好ましい形状組合せとしては、第2の溝部3bによる現像剤保持量を増加させるという観点からすれば、第1の溝部3aがV字溝として形成され、第2の溝部3bがU字溝又は矩形溝として形成される態様が挙げられる。
更にまた、第1の溝部3aは、現像剤Gの搬送性及びスリーブ本体2の剛性を確保するという観点からすれば、スリーブ本体2の厚みをtとした場合、0.1≦H/t≦0.4を満たすことが好ましい。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、画像形成装置は、図示外の潜像書込装置(例えば帯電装置と光書込装置)にて静電潜像を保持する感光体ドラム20と、この感光体ドラム20に対向配置されて感光体ドラム20上の静電潜像をトナーにて可視像化する現像装置30とを備えている。
本実施の形態において、現像装置30は、トナー及びキャリアが含まれる二成分現像剤Gを収容し且つ感光体ドラム20に向かって開口する現像容器31を有し、この現像容器31の開口31aに面した箇所に現像剤Gが保持搬送可能な現像ロール32を配設し、この現像ロール32の近傍には現像ロール32上の現像剤層が規制される層規制部材(トリマ)33を設けたものである。尚、層規制部材33としては、板状部材のものが示されているが、これに限られるものではなく、例えばロール状部材であってもよい。
更に、この現像装置30は、現像容器31の現像ロール32の背面側には仕切壁36にて仕切られ且つ仕切壁36の長手方向両端部に通孔(図示せず)が開設された循環搬送経路37を設け、この循環搬送経路37の各直線経路内には夫々現像剤撹拌搬送用の撹拌搬送部材34,35を配設し、更に、現像ロール32と撹拌搬送部材34との間には現像ロール32への現像剤供給用の例えばパドル状の供給部材38を必要に応じて配設したものである。
また、本実施の形態では、現像ロール32は、回転可能な非磁性部材(例えばアルミニウム又はステンレスなど)からなる現像スリーブ41と、この現像スリーブ41内に設けられる磁石ロール42とを備えている。
ここで、磁石ロール42には図示外の複数の磁極(例えば5磁極)が配列されている。例えば感光体ドラム20に対向する部位には所定範囲の現像域nを形成する現像磁極(例えばS1磁極)が配置され、この現像磁極の下流側には搬送磁極(例えばN1磁極)、この搬送磁極の下流側には現像剤剥離用の剥離磁極(例えばS2磁極)及び現像剤ピックアップ用のピックアップ磁極(例えばS3磁極)が配置され、更に、層規制部材33と略対向する部位には層規制用の層規制磁極(例えばN2磁極)が配置されている。
更に、本実施の形態では、現像スリーブ41は、図3(a)(b)に示すように、所定の外径D及び肉厚tの円筒状スリーブ本体44、このスリーブ本体44の表面に軸方向に沿って延びるように設けられる複数の溝部45とを備えている。
特に、本実施の形態では、複数の溝部45は、所定の配列ピッチp間隔で配列される第1の溝部46と、前記スリーブ本体44の表面のうち第1の溝部46との間にて所定の配列ピッチp間隔で配列され且つ第1の溝部46よりも浅い第2の溝部47とを備えている。
ここで、スリーブ本体44の外径Dは例えば12〜20mm程度に適宜選定され、その肉厚tも曲げ剛性などを考慮して例えば0.4〜0.9mm程度に適宜選定される。
また、第1の溝部46は、図4(a)(b)に示すように、断面略V字状のV字溝からなり、本例ではスリーブ本体44の径方向ラインを中心として対称配置される角度θ(例えば90°)のV字溝になっており、深さH(例えば0.1〜0.3mm)の深溝構成である。そして、この第1の溝部46の配列ピッチpは例えば0.3〜1.5mm程度に適宜選定される。
更に、本実施の形態では、第1の溝部46の深さHは、0.1≦H/t≦0.4の関係を満たすように選定されている。この選定基準は、‘H/t’が0.1未満であると、現像剤の搬送性を確保し難くなり、また、0.4を超えると、スリーブ本体44の剛性を確保し難くなることに基づく。
一方、第2の溝部47は、図4(a)(c)に示すように、第1の溝部46と同じV字溝からなり、本例ではスリーブ本体44の径方向ラインを中心として対称配置される角度θ(例えば90°)のV字溝になっているが、第1の溝部46よりも浅い深さh(例えばh=H/2)の浅溝構成である。そして、この第2の溝部47は例えば0.3〜1.5mm程度の配列ピッチで適宜配列されるが、本実施の形態では、第1の溝部46の配列ピッチpと同様な配列ピッチで第1の溝部46間の略中央位置に第1の溝部46と交互に配置されるようになっている。
このとき、各溝部46,47の深さH,hは現像剤を保持搬送できる程度に選定することが好ましく、更に、その深さや配列ピッチpは、感光体ドラム20と現像ロール32との間の現像域nで現像に供すべき必要現像剤量を考慮して適宜選定される。また、両溝部46,47の総数は適宜選定して差し支えないが、前記現像域n内に少なくとも一つの溝部46(又は47)が存在することが好ましい。更に、各溝部46,47の本数は通常等しく設定されるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、いずれか他よりも多く設定してもよい。但し、現像スリーブ41の現像剤搬送特性を一律にするには、スリーブ本体44の表面周方向に亘って第1の溝部46と第2の溝部47との位置関係を一律に設定することが好ましい。
尚、各溝部46,47の形状については適宜設計変更して差し支えなく、例えば少なくともいずれかについて断面矩形状の矩形溝構成を採用するようにしてもよい。このとき、現像剤を保持搬送できる程度に例えば幅0.1〜0.5mm、深さ0.05〜0.3mmの範囲で適宜選定するようにすればよい。
次に、現像スリーブ41の製造方法の一例を図5に基づいて説明する。
同図において、符号101はスリーブ本体44の素管440を一次減径させるために絞り加工させる絞り型、102は絞り型101にて絞り加工された減径管441に溝加工を施す引抜き型である。
ここで、引抜き型102は引抜き開口103の縁部に各溝部46,47に対応した異なる切込部材104,105を交互に配置した態様になっており、減径管441は引抜き型102を通過する段階でスリーブ本体44の表面に各溝部46,47を順次形成するようになっている。
尚、本例では、絞り型101,引抜き型102を用いているが、これに限られるものではなく、複数の引抜き型を用いるようにしてもよいし、あるいは、一つの引抜き型だけを用いるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、現像スリーブ41は引抜き加工にて製造され、これ以外に振れ精度を向上させるための別の処理を施す必要は特には必要ないが、更に振れ精度を向上させる必要があるような場合には、引抜き加工の前後に切削や研磨などの前処理又は後処理を施すようにしても差し支えない。
更に、本実施の形態で用いられる現像ロール32の製造方法の一例を図6に示す。
図6(a)に示すように、スリーブ本体44の外表面に例えば引抜き加工処理110にて第1の溝部46及び第2の溝部47を形成し、現像スリーブ41を製造する。
この後、図6(b)に示すように、現像スリーブ41内に磁石ロール42を挿入配置する。尚、磁石ロール42には貫通するシャフト421が固定的に設けられている。
しかる後、図6(c)に示すように、現像スリーブ41の両端をフランジ111,112で固定し、各フランジ111,112には磁石ロール42のシャフト421を軸受114,115にて現像スリーブ41の周方向に回転可能に支持し、前記磁石ロール42のシャフト421を固定した状態で、フランジ112の軸113を図示外の駆動源からの駆動力にて駆動させることにより現像スリーブ41を回転させるようになっている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動を現像装置を中心に説明する。
今、図2において、感光体ドラム20上に図示外の静電潜像が形成されると、この静電潜像は現像装置30にて可視像化される。
このとき、現像装置30では、現像ロール32上の現像剤Gが感光体ドラム20との対向部位である現像域nに搬送され、現像に供される。
また、現像域nを通過した現像ロール32上の現像剤Gは現像ロール32の剥離用磁極(S2)とピックアップ磁極(S3)との間に作用する反発磁界にてピックオフ(剥離)される。
ここで、現像スリーブ41上の複数の溝部45、つまり第1の溝部46,第2の溝部47による現像剤Gの搬送挙動について説明する。
本実施の形態では、現像スリーブ41を引抜き加工する際に第1の溝部46,第2の溝部47を形成するようにしている。このため、図8に示すように、第1の溝部46,第2の溝部47の各溝V(例えばiが奇数の溝を第1の溝部,iが偶数の溝を第2の溝部と仮定)に作用する負荷(荷重)は、現像スリーブ41表面に対して略法線方向に加わる。各々の溝V(Vから角度ψだけ変位した位置に位置する溝)に加わる荷重をPと定義すると、荷重合力ΣPの方向に向かって引抜き加工時に現像スリーブ41が変形し、この結果として、現像スリーブ41に偏心振れが発生する。
しかしながら、後述する実施例からも明らかなように、荷重合力ΣPは図7(a)(b)に示す比較の形態1,2に比べて小さい。
ここで、比較の形態1,2に係る現像スリーブ41’について説明すると、図7(a)に示す態様(比較の形態1)は、現像スリーブ41’表面に所定深さH’(本例ではH’=H)の実施の形態1と同様なV字状の溝部46’を実施の形態1の溝部総数と同様な数だけ具備するものであり、図7(b)に示す態様(比較の形態2)は、現像スリーブ41’の表面に所定深さH”(本例ではH”=H/2)の矩形状の溝部46’を実施の形態1の溝部総数と同様な数だけ具備するものである。
つまり、比較の形態1,2では、全ての溝46’の深さのバラツキが例えば3%程度のバラツキを持つとすれば、各荷重Pは全ての溝部46’について深さの二乗(例えば約10%)のバラツキが生ずる。
これに対し、本実施の形態では、第1の溝部46については比較の形態1,2と同様なバラツキを持つことになるが、第2の溝部47については深さhが浅くなる分、第2の溝部47に作用する各荷重Pのバラツキは第1の溝部46に対するものより小さく抑えられる。
この結果、本実施の形態で用いられる現像スリーブ41の方が比較の形態1,2に係るものに比べて、各荷重Pのバラツキが小さく、本実施の形態に係る現像スリーブ41は、比較の形態1,2に比べて現像剤の搬送性が安定する。
また、比較の形態1,2において、偏心振れを抑制するために、溝深さを浅くしたり、あるいは、溝本数を低減させるということが考えられる。しかしながら、このような手法を採用した場合には、現像剤搬送性の低下や溝ピッチの広がりに伴って濃度ムラ、濃度低下が生ずる懸念がある。また、溝深さを浅くすると、現像スリーブ41’表面の摩耗に伴い、溝深さが更に浅くなるため、現像スリーブ41’の耐久性低下にもつながり易い。
この点、本実施の形態では、比較の形態1,2に比べて、溝部46,47の本数を減らしていないため、溝部46,47の本数を低減させる態様に比べて、溝ピッチの広がりに伴う濃度ムラの懸念はなく、また、現像剤の搬送性が大きく低減することもない。更に、第1の溝部46は深溝であるため、仮に、現像スリーブ41表面が摩耗したとしても、第2の溝部47による現像剤の搬送性がゼロになることはなく、第1の溝部46及び第2の溝部47による現像剤の搬送性により現像スリーブ41全体としての現像剤の搬送性は良好に保たれることになり、現像スリーブ41の耐久性が低下することもない。
また、図9(a)(b)に示すように、本実施の形態における現像スリーブ41の有効断面積Sは、比較の形態における現像スリーブ41’の有効断面積S’に比べて大きいため、その分、現像スリーブ41の曲げ剛性が大きくなる。
このため、現像スリーブ41内壁と磁石ロール42との間の間隙が確保されることになり、磁石ロール42の外径を大きく形成することが可能になり、その分、磁石ロール42による現像剤(キャリア)保持力が高まる高磁力化を実現する。このため、感光体ドラム20側にトナーやキャリアが転移するという懸念は有効に抑えられる。
更に、現像ロール32の現像剤Gのピックオフ部位での挙動について検討してみると以下の通りである。
まず、図10(b)に示す比較の形態1(図7(a)参照)にあっては、現像剤Gは隣り合った溝部46’にブリッジを作りながら移動し、反発磁極部位を通過する時点で各溝部46’に保持されている現像剤Gの穂立ち(キャリアを介してつながるチェーン)が途中で切れ、自由になった現像剤部分Gが現像ロール32から脱落してピックオフされる。
このとき、この比較の形態1にあっては、深溝構成の溝部46’に現像剤Gが保持されているため、溝部46’に残留する現像剤部分Gが比較的多く、その分、ピックオフされる現像剤部分Gが少なくなってしまう。このため、現像ロール32からの現像剤Gのピックオフ量が少なくなってしまい、現像剤Gのピックオフ性が悪く、現像ロール32上での現像剤Gの入替性が悪くなり易い。このため、現像ロール32上での現像剤Gの入替性不良に伴い現像ロール32上での現像剤Gの帯電性が不均一になり易くなり、撹拌搬送部材34による搬送軌跡マークや濃度追従性などの画質不良が発生する要因になっている。
これに対し、図10(a)に示す実施の形態1にあっては、現像ロール32の現像剤Gのピックオフ部位にて現像剤Gがピックオフされるが、第2の溝部47が第1の溝部46よりも浅く且つ断面積も小さく形成されているため、第2の溝部47による現像剤Gの保持能力が第1の溝部46より低くなる。このため、第1の溝部46と第2の溝部47の間にブリッジを造りながら保持されている現像剤Gの穂立ちが途中で切れる場合、第2の溝部47側で現像剤Gの穂立ちが切れ易い傾向になり、第2の溝部47に残留する現像剤部分G22は第1の溝部46に残留する現像剤部分G21よりも少なくなり易く、その分、自由になった現像剤部分Gが多くなり易い。このため、現像ロール32からの現像剤Gのピックオフ量が比較の形態1に比べて多くなり易く、その分、現像剤Gのピックオフ性が向上し、現像ロール32上での現像剤Gの入替性が向上する。このため、現像ロール32上での現像剤Gの入替性が向上することに伴い現像ロール32上での現像剤Gの帯電性が均一になり易くなり、撹拌搬送部材34による搬送軌跡マークや濃度追従性などの画質不良が発生し難くなる。
更にまた、微粉トナーや浮遊外添剤などは、画質の劣化につながる因子であって、負極性に強帯電することがある。
このとき、図11(b)に示す比較の形態(溝部46’の深さが一定の現像スリーブ)にあっては、いずれの溝部46’にできる現像剤Gの穂立ちも、その状態は同じであるため、画質劣化因子は現像スリーブ41’の全域に均一に分散しており、形成された画像全面で画質の低下が発生する懸念がある。
一方、図11(a)に示す実施の形態にあっては、現像スリーブ41上に形成された現像剤Gの穂立ちの大きさが大小交互に繰り返されるため、各穂立ちの間に働く電界方向が第2の溝部47(溝2)の現像剤Gの穂立ちに向かう。このため、微粉トナーや浮遊外添剤など負に強帯電した粉体が第2の溝部47(溝2)に形成される現像剤Gの穂立ちに引き寄せられる。このとき、第2の溝部47(溝2)の深さが浅いため、現像剤Gの穂立ちの高さが第1の溝部46(溝1)に形成されるものよりも小さくなり、その分、第1の溝部46(溝1)における現像剤Gの穂立ちよりも画像形成に対する寄与率が低い。
よって、この第2の溝部47(溝2)側の現像剤Gの穂立ちに前記画像劣化因子が局部的に集中し、画像全面に画像劣化因子が分散することが抑制される。このため、画像全体で見た場合には画質劣化の影響が少ないと推測される。
尚、本実施の形態では、現像スリーブ41の第1の溝部46、第2の溝部47は引抜き加工にて形成されているが、これに限らず、例えばエッチング処理を利用して第1の溝部46、第2の溝部47を形成するようにしてもよい。この場合、第1の溝部46に比べて第2の溝部47のエッチング処理時間を短縮させ、第1の溝部46の深さ以下、断面積以下になるように第2の溝部47の深さ、断面積を決めるようにすればよい。
◎実施の形態2
図12(a)〜(c)は実施の形態2で用いられる現像スリーブの要部を示す説明図である。
同図において、現像スリーブ41は、実施の形態1と略同様であるが、第2の溝部47の構成が実施の形態1と相違する。尚、実施の形態1と同様な構成要素については、実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
つまり、本実施の形態では、図12(a)〜(c)に示すように、第2の溝部47の現像スリーブ41回転方向上流側に位置する壁面47aが、現像スリーブ41の径方向に延びる基準線(法線)に向かって立ち上がる角度(α)が現像スリーブ41回転方向下流側に位置する壁面からの立ち上がり角度(β)より小さく、かつ、第1の溝部46に対応する壁面からの角度(θ/2)よりも小さくなるように形成されている。
このため、本実施の形態では、例えば第2の溝部47に保持される現像剤Gの穂立ちは、図13(a)で示すように、層規制部材33に突入しようとする段階で第2の溝部47の壁面47aに沿って立ち上がり姿勢図中mで示す)で移動するため、現像剤Gの穂立ちは層規制部材33にて有効に層規制される。
これに対し、図13(b)に示す比較の形態(第2の溝部47の壁面47aの立ち上がり角度α’(α’>α)にあっては、例えば第2の溝部47に保持される現像剤Gの穂立ちは、層規制部材33に突入しようとする段階で第2の溝部47’の壁面47a’に沿って十分に立ち上がらず、少し寝た姿勢(図中m’で示す)で移動する。このため、実施の形態2に比べて、現像剤Gの穂立ちは第2の溝部47’から転がり出て層規制部材33にて層規制され難い状況にあり、実施の形態2が現像剤Gの層規制性能に関して優れていることが理解される。
◎実施の形態3
図14(a)〜(c)は実施の形態3で用いられる現像スリーブの要部を示す説明図である。
同図において、現像スリーブ41は、実施の形態1と略同様であるが、第2の溝部47の構成が実施の形態1と相違する。尚、実施の形態1と同様な構成要素については、実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本実施の形態において、第2の溝部47は、V字溝ではなく、深さがhの断面略矩形状の矩形溝からなっている。ここで、第2の溝部47として、矩形溝に代えて、図14(c)に二点鎖線で示すように、断面略U字状のU字溝でもよい。
本実施の形態によれば、図15(a)に示すように、第2の溝部47の現像スリーブ41回転方向上流側に位置する壁面47aが現像スリーブ41の接線方向に対して立ち上がっているため、この第2の溝部47に保持された現像剤Gの穂立ちは前記壁面47aに沿って立ち上がり姿勢(図中kで示す)を維持しながら移動することになり、その分、第2の溝部47内に保持される現像剤Gは前記立ち上がり姿勢の現像剤Gの穂立ちで支えられながら移動することになり、この第2の溝部47による現像剤搬送量Mは十分に確保される。
これに対し、例えば図15(b)に示す比較の形態(第2の溝部47がV字溝:実施の形態1に相当)にあっては、第2の溝部47の現像スリーブ41回転方向上流側に位置する壁面47aが斜め方向に傾斜しているため、第2の溝部47に保持される現像剤Gの穂立ちは前記壁面47aに沿って傾斜姿勢(図中k’で示す)を保ちながら移動する。このため、第2の溝部47内の現像剤Gは前記傾斜姿勢の現像剤Gの穂立ちに支えられて移動することになり、実施の形態3に比べて、現像剤搬送量M’は少なくなる。
◎実施例1〜6
実施の形態1,2に係る現像スリーブを用い、図16に示す実施例1〜6を作成すると共に、この実施例の性能評価を行うために図16に示す比較例1〜4を作成した。
また、図16の溝パターンのうち、V溝(1)、V溝(2)、矩形溝を図17(a)〜(c)に示す。
ここで、図17(a)の「V溝(1)」は角度θ(90°)の対称形V字溝であり、図17(b)の「V溝(2)」は現像スリーブの回転方向上流側壁面の立ち上がり角度α(20°)と下流側壁面の立ち上がり角度β(45°)とが異なる非対称形V字溝、「矩形溝」は溝幅が0.2mmの構成である。また、性能評価項目である「振れ」は現像スリーブの変形に伴う偏心量〔μm〕を示し、「耐久性」は通常の画像形成条件(A4判サイズシートに画像密度5%の画像を連続的に形成する条件)にて画像品質を保つことが可能な作像枚数〔kPV〕を示し、「濃度ムラ」は目視により溝ピッチによる周期濃度ムラが確認できるか否かにより判断した。
図16によれば、実施例1〜6はいずれも「振れ」を30μm以下に抑えることができ、また、「耐久性」も100kPVを超えるものであり、「濃度ムラ」は確認されず、良好であった。
これに対し、比較例1は「振れ」が大きく、また、比較例2,3(溝深さを浅くする態様)はいずれも耐久性が不十分であり、更に、比較例4は濃度ムラが見られるという不具合が確認された。
◎実施例7
図18に示すように実施例7及び比較例4において、現像スリーブ引抜き加工時の荷重合力ΣP、現像スリーブ有効断面積Sを求めた。
実施例7においては、深溝に平均負荷荷重が10、浅溝に平均負荷荷重が2.5作用し、一方、比較例4においては、各溝部に平均負荷荷重が10作用したと仮定し、荷重合力ΣP(図8参照)を求めたところ、実施例7が4.43、比較例4が6.14であった。また、実施例7において、各溝V(50点)の負荷荷重のバラツキ分布を調べたところ、図19に示す結果が得られた。
両者を対比してみるに、溝深さバラツキが3〜5%程度あるとしても、実施例7は、比較例4に比べて、荷重合力ΣPを約30%程度抑制することが確認され、その分、現像スリーブの偏心振れを有効に抑制することができる。
また、現像スリーブ(但し、肉厚t=0.7mm)の有効断面積Sを求めたところ、実施例7が37.42mm、比較例4が37.04mmであることが確認された。このため、実施例7の方が比較例4に比べて曲げ剛性が高く、現像剤フローの負荷が現像スリーブに作用したとしても、たわみ量を小さくすることができる。
尚、実施例7以外に実施例1〜6、更には、他の条件のものについて同様のテストを行ったところ、実施例7と同様な傾向が確認された。
◎実施例8
実施の形態1に示す現像スリーブを実施例8の現像装置に用い、また、比較の形態1(図7(a)参照)に示す現像スリーブを比較例5の現像装置に用い、両者の現像ロール(現像スリーブ)からの現像剤のピックオフ性を調べた。
ここで、ピックオフ性の評価方法としては、図20(b)に示すように、現像ロール(現像スリーブ)に現像剤の規定量(本例では20g)をタッチアップさせ、ピックオフ量が飽和した時点(現像ロール1回転当たりのピックオフ量がゼロに近い状態)まで現像ロール(現像スリーブ)を所定回数回転させ、ピックオフされた現像剤重量を重量測定計500にて連続的に測定すると共に、飽和値(図20:約15〜16g)及び立ち上がり傾き値(例えば3回転目でのピックオフ量)で評価する方法が挙げられる。
この結果を図20(a)に示す。
同図において、ピックオフ量の立ち上がり傾きが急激であること(つまり、現像ロール(現像スリーブ)3回転目のピックオフ量ができる限り20gに近いこと)、且つ、ピックオフ飽和量が高いこと(つまり、できる限り20gに近いこと)が、ピックオフ性が良好であることを表す。ここで、ピックオフ性については絶対値評価を実施しておらず、画像(濃度追従性)での判断を行っているので、目標値の設定は行っていない。
同図によれば、実施例8は、比較例5に比べて、ピックオフ量の立ち上がりが急激で、かつ、ピックオフ飽和量が高いため、現像ロールからの現像剤のピックオフ量が十分に確保され、その分、ピックオフ性が良好であることが理解される。尚、図20(a)中、点線はピックオフ性の理想特性を参考までに示す。
また、実施例8及び比較例5の現像装置を用い、ハーフトーンベタ画像の現像特性を調べたところ、図21に示すように、実施例8は略均一のハーフトーンベタ画像が得られるが、比較例5は現像ロール(現像スリーブ)1周毎にハーフトーンベタ画像が薄くなるという画像欠陥が見られた。
◎実施例9
実施の形態1に示す現像スリーブを実施例9の現像装置の基本的構成とし、図22(a)〜(c)に示すように、現像スリーブのスリーブ本体の肉厚(厚み)tを0.40〜1.00(mm)、第1の溝部の深さHを0.05〜0.30(mm)、第2の溝部の深さhを0.05〜0.30(mm)の範囲で夫々変化させ、現像剤搬送性、ピックオフ性、現像スリーブの剛性などを調べたところ、以下の範囲で良好な結果が得られた。尚、図22(a)(b)中のデータ(%)はH/t、h/tの比率を示す。
スリーブ本体の厚みt:0.50〜0.90(mm)
H/t:0.10〜0.40
h/t:0.06〜0.30
ここで、現像剤搬送性の評価方法としては、層規制部材と現像スリーブとの間隙寸法を一定(例えば0.5mm)に設定し、現像スリーブを1分間回転(約300回転)させた後、層規制部材を通過後の現像スリーブ表面から、10mm×50mm範囲内の現像剤(トナー)を採取して、単位面積当たりの現像剤量を計算することで評価する方法が用いられる。
本例では、例えば図24に示すように350〜550の範囲内に入る条件を良好条件として選択した。
また、ピックオフ性の評価方法は実施例8と同様である。
更に、現像スリーブの剛性の評価方法としては、例えば図23に示す方法が用いられる。
これは、現像スリーブ41の両端を支持すると共に、現像スリーブ41の軸方向中央部に任意荷重W(ここでは98N=1kgf=500gf×2)を付加した時の現像スリーブ41の表面撓み量である変位量δを例えばレーザー変位計で測定することにより、現像スリーブ41の剛性の優劣評価を実施した。変位量が小さいほど高剛性であることを表す。
本評価では、優位差を評価するための相対評価として実施したため、許容値は設定していないが、使いこなしの観点から0.050mm以下であることが望ましい。
尚、現像スリーブの素材を変更したり、第1の溝部、第2の溝部の断面形状を変更して同様な実験を行ったところ、H/t:0.10〜0.40で、かつ、h≦Hを満たす場合には良好な結果が得られることが確認された。
◎参考例1
今、溝形状がV字溝の参考例1に係る現像スリーブ(外径:φ18)を用い、溝深さが0.2mm、0.1mmにつき、夫々溝本数を変化させたときの現像剤搬送量について測定したところ、図24に示す結果が得られた。
図24によれば、参考例1において溝深さが0.2mmである態様(深溝)にあっては、溝本数が約40本以上であれば現像剤搬送量は十分に確保され、また、参考例1において溝深さが0.1mmである態様(浅溝)にあっては、溝本数が約50本以上であれば現像剤搬送量は十分に確保されることが確認された。尚、溝形状を矩形溝又はU字溝に変更して同様なテストを行ったところ、上述したものと同様な傾向が見られた。
よって、現像スリーブにおいて、必要な溝本数は溝深さ、溝形状によって異なるものであり、許容レベルの現像剤搬送量を得る上で適宜選定するようにすればよいことが理解される。
◎参考例2
今、溝形状がV字溝の参考例2に係る現像スリーブ(外径:φ18,溝深さ0.2mm)を用い、溝本数を変化させたときの周期濃度ムラについて測定したところ、図25に示す結果が得られた。尚、「周期濃度ムラ」の数値は目視によるグレードを示す。
同図によれば、溝本数が約40本を超えた当たりから、周期濃度ムラが見られなくなることが理解される。また、溝形状を矩形溝又はU字溝に変更して同様なテストを行ったところ、上述したものと同様な傾向が見られた。
よって、「周期濃度ムラ」を有効に回避するには、溝本数をある程度確保することが必要であることが理解される。
◎参考例3
今、参考例3の現像スリーブにおいて、溝形状がV字溝/深さ0.2mmの態様、及び、溝形状が矩形溝/深さ0.1mmの態様につき、溝本数を変化させながら現像剤搬送量を測定したところ、図26に示す結果が得られた。尚、矩形溝に代えてU字溝について同様なテストを行ったところ矩形溝と同様な傾向が見られた。また、V字溝の形状を若干変更させて同様なテストを行ったところ、略V字溝について同様な傾向が見られた。
同図によれば、矩形溝/U字溝では深さが0.1mmあれば、V字溝(深さ0.2mm)と略同等の性能を持たせることが理解される。
本発明が適用される実施の形態に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の詳細を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる現像スリーブを示す説明図、(b)は(a)中B−B線断面説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる現像スリーブの要部を示す説明図、(b)は第1の溝部の詳細図、(c)は第2の溝部の詳細図である。 実施の形態1で用いられる現像スリーブの製造方法の一例を示す説明図である。 (a)〜(c)は実施の形態1で用いられる現像ロールの製造方法の一例を示す説明図である。 (a)(b)は比較の形態に係る現像スリーブの要部を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる現像スリーブの製造工程時に作用する荷重分布を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる現像スリーブの有効断面積を示す説明図、(b)は比較の形態で用いられる現像スリーブの有効断面積を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる現像ロールによる現像剤のピックオフ動作過程を模式的に示す説明図、(b)は比較の形態で用いられる現像ロールによる現像剤のピックオフ動作過程を模式的に示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる現像ロールによる現像剤の搬送状態を示す説明図、(b)は比較の形態で用いられる現像ロールによる現像剤の搬送状態を示す説明図である。 (a)は実施の形態2で用いられる現像スリーブの要部を示す説明図、(b)は第1の溝部の詳細図、(c)は第2の溝部の詳細図である。 (a)は実施の形態2に係る現像スリーブの第2の溝部による現像剤の搬送状態を示す説明図、(b)は比較の形態に係る現像スリーブの第2の溝部による現像剤の搬送状態を示す説明図である。 (a)は実施の形態3で用いられる現像スリーブの要部を示す説明図、(b)は第1の溝部の詳細図、(c)は第2の溝部の詳細図である。 (a)は実施の形態3に係る現像スリーブの第2の溝部による現像剤の搬送状態を示す説明図、(b)は比較の形態に係る現像スリーブの第2の溝部による現像剤の搬送状態を示す説明図である。 実施例1〜6及び比較例1〜4の溝形状並びに性能評価項目(振れ、耐久性、濃度ムラ)に対する評価を示す説明図である。 (a)〜(c)は図16に示す溝形状を示す説明図である。 実施例7及び比較例4の溝形状並びに荷重合力、現像スリーブの有効断面積を示す説明図である。 実施例7における溝加工時の現像スリーブへの負荷荷重バラツキを示す説明図である。 (a)は実施例8に係る現像装置による現像剤のピックオフ性を示す説明図、(b)はその評価方法を示す説明図である。 (a)は実施例8に係る現像装置による現像特性を示す説明図、(b)は比較例5に係る現像装置による現像特性を示す説明図である。 (a)は実施例9に係る現像装置について、現像スリーブの厚み、第1の溝部の深さをパラメータとして変化させ、各パラメータ条件での現像装置の性能評価を調べるための組合せ説明図、(b)は実施例9に係る現像装置について、現像スリーブの厚み、第2の溝部の深さをパラメータとして変化させ、各パラメータ条件での現像装置の性能評価を調べるための組合せ説明図、(c)は現像スリーブの厚み、第1の溝部、第2の溝部を模式的に示す説明図である。 実施例9で用いられる現像スリーブの剛性の評価方法を示す説明図である。 参考例1に係る現像スリーブを用い、溝本数と現像剤搬送量との関係を調べた説明図である。 参考例2に係る現像スリーブを用い、溝本数と周期濃度ムラとの関係を調べた説明図である。 参考例3に係る現像スリーブを用い、溝形状と現像剤搬送量との関係を調べた説明図である。
符号の説明
1…現像スリーブ,2…スリーブ本体,3…溝部,3a…第1の溝部,3b…第2の溝部,5…磁石部材,6…現像容器,7…現像ロール,8…像保持体,9…現像装置,G…現像剤,H…第1の溝部の深さ,h…第2の溝部の深さ,t…スリーブ本体の厚み

Claims (10)

  1. 現像剤を保持搬送する現像スリーブであって、
    非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、
    このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、
    前記複数の溝部は、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、
    この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする現像スリーブ。
  2. 請求項1記載の現像スリーブにおいて、
    第2の溝部は第1の溝部よりも浅く設けられていることを特徴とする現像スリーブ。
  3. 請求項1記載の現像スリーブにおいて、
    第1の溝部及び第2の溝部はスリーブ本体表面の周方向に沿って等間隔で且つ交互に配置されていることを特徴とする現像スリーブ。
  4. 請求項1記載の現像スリーブにおいて、
    第1の溝部及び第2の溝部はいずれも断面略V字状に形成されるものであることを特徴とする現像スリーブ。
  5. 請求項4記載の現像スリーブにおいて、
    第2の溝部の現像スリーブ回転方向上流側に位置する壁面は、現像スリーブの径方向に延びる基準線に向かって立ち上がる角度が第1の溝部の対応する壁面からの角度よりも小さいものであることを特徴とする現像スリーブ。
  6. 請求項1記載の現像スリーブにおいて、
    第1の溝部は断面略V字状に形成され、第2の溝部は断面略U字状又は断面略矩形状に形成されることを特徴とする現像スリーブ。
  7. 請求項1記載の現像スリーブにおいて、
    第1の溝部の深さをh1(mm)、スリーブ本体の厚みをt(mm)とした場合に、
    0.1≦h1/t≦0.4を満たすことを特徴とする現像スリーブ。
  8. 現像剤を保持搬送する現像スリーブと、
    この現像スリーブ内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材とを備えた現像ロールであって、
    前記現像スリーブは、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、
    このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、
    前記複数の溝部は、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、
    この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする現像ロール。
  9. 現像剤が収容可能な現像容器と、
    この現像容器に設けられる現像ロールとを備えた現像装置であって、
    前記現像ロールは、現像剤を保持搬送する現像スリーブと、
    この現像スリーブ内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材とを備え、
    前記現像スリーブは、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、
    このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、
    前記複数の溝部は、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、
    この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする現像装置。
  10. 像が保持可能な像保持体と、
    この像保持体に対向して設けられ且つ像保持体上に形成される静電潜像を現像剤にて可視像化する現像装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記現像装置は、現像剤が収容可能な現像容器と、
    この現像容器に設けられる現像ロールとを備え、
    前記現像ロールは、現像剤を保持搬送する現像スリーブと、
    この現像スリーブ内に固定的に設けられ且つ複数の磁極が配列される磁石部材とを備え、
    前記現像スリーブは、非磁性材料にて形成されるスリーブ本体と、
    このスリーブ本体上にて前記スリーブ本体の軸方向に沿って延び且つ現像剤が保持搬送可能に設けられる複数の溝部とを備え、
    前記複数の溝部は、最も深い深さにて規則的に配列される第1の溝部と、
    この第1の溝部の深さ以下の深さにて第1の溝部の断面積以下で第1の溝部とは異なる断面に形成され且つ第1の溝部間に規則的に配列される第2の溝部とを有することを特徴とする画像形成装置。
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