JP2008090069A - 光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグ - Google Patents

光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグ Download PDF

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Abstract

【課題】光コネクタプラグ出口側でのアイセイフティ対策を簡易な構成で容易に実現でき、しかも光遮蔽機能自体を強固なつくりにすることができ、さらに興味本位で光遮蔽板5aを抉じ開ける等の人為的な破損を防止する。
【解決手段】光ファイバFを結線して端面研磨して成る固定接続フェルール2と、予め光ファイバFを挿入接着し且つ両端面研磨して成る可動接続フェルール3と、両フェルール2、3同士の内部接続用の割スリーブ4と、割スリーブ4のすり割り部に光遮蔽板5aが入り込むように配置した光遮蔽部材5と、光遮蔽部材5の外周を覆うように配したコイルバネ6を介して両フェルール2、3間に任意の間隙Gを有する状態となるように当該両フェルール2、3を保持するフェルールホルダー3aとを備え、当該間隙G内に前記光遮蔽部材5の光遮蔽板5aが介入している構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光通信用の光ケーブルの接続を行うために、例えばレセプタクル等の相手側コネクタに接続されるか、あるいは光コネクタアダプタ両側から挿入されるか等して相互に接続される光コネクタプラグに係り、光コネクタプラグを相手側コネクタもしくは光コネクタアダプタから抜脱した際に当該光コネクタプラグから光が放射されるのを防止できるようにした光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグに関する。
近年、光通信ネット網の整備に伴い、一般のユーザが光通信用のコネクタを使用する機会が増大している。この光通信に使用されるレーザー光としては、不可視光線が使用されるため、その取り扱い上において、アイセイフティの必要性が高まってきているのが現状である。
このため、外側面に光遮蔽機能を付属して成る種々の光コネクタが開発されつつある。例えば、光コネクタの構造上におけるアイセフティ対策の容易性から、まず、プラグ嵌合相手であるレセプタクル側に光遮蔽扉構造が取り付けられ始めている。
特になし
しかしながら、従来においては、装置側光コネクタプラグの出口側でのアイセイフティ対策が未だに実現されておらず、例えば相手側コネクタから光コネクタプラグを抜いた際には、各種装置に取り付けられた光ケーブル(コード)の反対側端面から光が放射されたままの状態で放置されるので、目に障害を及ぼす等の危険性が高い。
また、光コネクタの外側面に光遮蔽機能を付属させる場合には、元々の光コネクタ嵌合部にある隙間等を利用して付設されるため、光遮蔽機能自体を強固なつくりにすることができない。
しかも、光遮蔽板等が光コネクタの外側面にあると、不特定多数の利用者が取り扱う場合に、興味本位にこの光遮蔽板を抉じ開ける者の出てくることも懸念され、また、強固な構造を有しない光遮蔽板にあっては、容易に開けられてしまうという問題点を有していた。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、光コネクタプラグ出口側でのアイセイフティ対策を簡易な構成で容易に実現させることができ、しかも光遮蔽機能自体を強固なつくりにすることができ、さらに興味本位で光遮蔽板を抉じ開ける等の人為的な破損を防止することのできる光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、光ファイバを結線して端面研磨されて成る固定接続フェルールと、予め光ファイバが挿入接着され且つ両端面研磨されて成る可動接続フェルールと、両フェルール同士の内部接続用の割スリーブと、割スリーブのすり割り部に光遮蔽板が入り込むように配置された光遮蔽部材と、光遮蔽部材の外周を覆うように配されたコイルバネを介して両フェルール間に任意の間隙を有する状態となるように当該両フェルールを保持するフェルールホルダーとを備え、当該間隙内に前記光遮蔽部材の光遮蔽板が介入している構成としたことを特徴とする。
コイルバネの付勢力は、割スリーブによる可動接続フェルールを把持固定する力よりも大きく、光コネクタプラグの抜脱解放時には、可動接続フェルールを先端方向に押し出して両フェルール間に、前記光遮蔽板が介入可能となるような間隙が形成されるものとなっている。
光遮蔽部材は、筒体の一側面長手方向に沿ってスリット部分を有し、該スリット部分に対向する筒体の他側面で内側に屈曲させて突出することで光遮蔽板が形成されると共に、光遮蔽部材には、光遮蔽板が割スリーブのすり割り部分に嵌り込むようにして当該割スリーブが挿入されるものとなっている。
本発明によれば、光コネクタプラグ出口側でのアイセイフティ対策を簡易な構成で容易に実現させることができ、しかも光遮蔽機能自体を強固なつくりにすることができ、さらに興味本位で光遮蔽板を抉じ開ける等の人為的な破損を防止することができる。
すなわち、本発明による光コネクタプラグは、相手コネクタへの嵌合時には光を通すが、相手コネクタから抜脱された際には、光コネクタプラグ内部に配された固定接続フェルールに対し、先端側の可動接続フェルールがバネ付勢力によって離反移動し、両接続フェルール端面同士間に間隙が生じ、そこに光遮蔽板が自動的に介入付勢されるため、固定接続フェルールから発する光を当該光遮蔽板によって確実に遮断することができる。
また、両光コネクタプラグ同士を接続アダプタを介して突き合わせて接続することで1本の光ファイバで双方向通信が行われるに際し、一方の光コネクタプラグを接続アダプタから抜脱した時には、従来では双方のコネクタ部から光が放射されてしまうのであるが、本発明によれば、上記した光遮蔽板を備えた光コネクタプラグを装置内部側に配することにより、コネクタ双方向の光放射を抑えることができる。
さらに、光遮蔽板が光コネクタプラグ内部に備えているため、利用者は光遮蔽板に直接触れることがなく、従来のように興味本位で光遮蔽板を抉じ開ける等の人為的な破損を防止することができる。もとより、外観上は通常の光コネクタプラグと変わらないため、従来の外側面に付設された光遮蔽板のように、目に触れるが故の光遮蔽板に対して興味をそそることもないのである。
また、利用者が興味本位に光コネクタプラグの先端側の可動接続フェルールを手指で押し下げて内部の光回路が通じた状態にしても、可動接続フェルールの先端面自体は押している手指によって遮蔽されているため、当該可動接続フェルールの先端面からの光放射は無いものとなる。
また、両接続フェルール端面同士間の間隙の存在により、光通信で取り扱う光のパワーが比較的小さく設定されていれば、この間隙のみで、光コネクタプラグ先端側の可動接続フェルールから発する光を、目に障害を及ぼさない程度の光パワーに自動的に減少させることができる。
また、コイルバネの付勢力は、割スリーブによる可動接続フェルールを把持固定する力よりも大きく、光コネクタプラグの抜脱解放時には、可動接続フェルールを先端方向に押し出して両フェルール間に、前記光遮蔽板が自動的に介入可能となるような間隙が形成されるので、両フェルール間に任意の間隙を容易に形成させておくことができ、これによって、光遮蔽板による光の遮断が確実に行えるものとなる。
また、光遮蔽部材は、筒体の一側面長手方向に沿ってスリット部分を有し、該スリット部分に対向する筒体の他側面で内側に屈曲させて突出することで光遮蔽板が形成されると共に、光遮蔽部材には、光遮蔽板が割スリーブのすり割り部分に嵌り込むようにして当該割スリーブが挿入されるものとしたので、光遮蔽板は割スリーブを覆うように配置され、光遮蔽板の根元部分が十分な固定力を有するものとなる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明する。
本形態における光コネクタプラグ1は、図1、図2に示すように、光ケーブルP側からの光ファイバFを結線して先端面研磨されて成る固定接続フェルール2と、予め光ファイバFが挿入接着され且つ両端面研磨されて成る可動接続フェルール3と、両フェルール2、3同士の内部接続用の割スリーブ4と、割スリーブ4のすり割り部に光遮蔽板5aが入り込むように割スリーブ4の外側に配置された筒状の光遮蔽部材5と、光遮蔽部材5の外周を覆うように配されたコイルバネ6を介して両フェルール2、3間に任意の間隙Gを有する状態となるように当該両フェルール2、3を保持する可動接続フェルール3側のフェルールホルダー3aとを備え、当該間隙G内に前記光遮蔽部材5の湾曲した光遮蔽板5a先端部分が常時介入されている構成としてある。
さらに、光コネクタプラグ1には、図2に示すように、可動接続フェルール3側のフェルールホルダー3aを保持するプラグフレーム7と、プラグフレーム7を前方に付勢するスプリング8の後端を支持するスリーブ状のストップリング9と、光ケーブルPの抗張力線であるケブラP1を前記ストップリング9に固定するカシメ座10と、光ケーブルPのケブラP1外側を覆う合成樹脂外皮であるシースP2を前記カシメ座10に固定するカシメリング11と、前記ストップリング9に装着されるブーツ12と、プラグフレーム7およびストップリング9の外側に被せられるツマミ13とを備えている。
光遮蔽部材5は、図4の半断面構造に示すように、筒体の一側面長手方向に沿ってスリット部分Sを有する略Cリングスリーブ状に形成されている。そして、スリット部分Sに対向する筒体の他側面には、長手開口部分Lを介して、略U字状に折り曲げられた基端部5cの一方側が固着されている。また、基端部5cの他方側は、筒体内部に向けられ、長手開口部分Lの下側位置まで延びて、そこから内側へ略くの字状に屈曲して突出させることで光遮蔽板5aが形成される。尚、光遮蔽板5aには、図4に示すように、可動接続フェルール3の後端部のテーパー部分T(図2に示す)に1点で接触するように当該テーパー部分Tに対向して突起5bが形成されている。
図2に示すように、固定接続フェルール2は、可動接続フェルール3よりも全体のサイズが若干小さく形成されており、固定接続フェルール2を保持する小サイズのフェルールホルダー2a自体を、可動接続フェルール3側の大サイズのフェルールホルダー3aの後部開口内側に嵌着固定され、両フェルール2、3同士は、コイルバネ6により所定の間隙Gを介して前後方向に直列となって配置されている。
すなわち、図5に示すように、可動接続フェルール3の小径状となった後端部が、筒状のフェルールホルダー3aの一端開口部から挿入され、該後端部はフェルールホルダー3a内において、リング状の止め具14をフェルールホルダー3aの他端開口部側から挿入して嵌め込むことで固定される。また、図7に示すように、可動接続フェルール3の後端部の外縁角部には、光遮蔽板5aを逃げ誘導させるためのテーパー部分Tが形成されていると共に、フェルールホルダー3aの先端開口側には、等間隔毎に4つの嵌合凹部15aを有する大径のフランジ15が形成されており、プラグフレーム7内周に突設された前端に係止段部16bを備えた嵌合凸部16aに当該フランジ15の嵌合凹部15aを嵌め込ませることにより、フェルールホルダー3a自体はプラグフレーム7に保持される。
そして、フェルールホルダー3aの他端開口部からコイルバネ6を挿入し、該コイルバネ6の内側に光遮蔽部材5を挿入した後、該光遮蔽部材5の内側に割スリーブ4を挿入する。このとき、光遮蔽部材5の光遮蔽板5aが割スリーブ4のすり割り部分に嵌り込むように当該割スリーブ4が挿入される。この光遮蔽板5aは、その根元である基端部5c(図4に示す)側が割スリーブ4を覆うようになっているために十分な固定力を有している。しかる後、図2に示すように、フェルールホルダー3aの後部開口側に、固定接続フェルール2を保持する小サイズのフェルールホルダー2aが嵌着固定される。
こうして、両フェルール2、3は、可動接続フェルール3側のフェルールホルダー3aに沿って、コイルバネ6の付勢力により互いに突っ張った状態で且つ所定の間隙Gを介して前後方向に直列となって配置された状態となる。このコイルバネ6の付勢力は、割スリーブ4による可動接続フェルール3を把持固定する力を上回っていて、光コネクタプラグ1の抜脱解放時には、可動接続フェルール3を先端方向に押し出して両フェルール2、3間に、前記光遮蔽板5aが介入可能となるような間隙Gが形成される。
また、光コネクタプラグ1を相手側コネクタへ差し込んだ際には、図7(a)から図7(b)に示すように、可動接続フェルール3がフェルールホルダー3a内奥部へ押し下げられて間隙Gを狭めるように移動して行き、図7(c)に示すように、可動接続フェルール3後端部の外縁角部に形成されたテーパー部分Tで光遮蔽板5aを押圧して上方に退けた後、図7(d)に示すように、光遮蔽板5aが両フェルール2、3接合面部から完全に逃げてから両フェルール2、3同士が突き当たる。
また、固定接続フェルール2は、光ケーブルP先端からシースP2およびケブラP1の剥き出しによって露出した光ファイバFの先端が挿入された後、接着剤等で接着されることにより光ファイバFを固定するものである。また、両フェルール2、3およびフェルールホルダー3aそれぞれは、プラグフレーム7とストップリング9に覆われることによりその保護がなされている。
スプリング8はコイル状に形成され、プラグフレーム7およびストップリング9の間に挟まれるように配置されることにより、その後端がストップリング9に支持されている。このようにストップリング9に後端が支持されることにより、スプリング8はプラグフレーム7を前方に付勢するように作用する。
プラグフレーム7には、スプリング8、およびストップリング9の前方部分が挿入されている。この場合、ストップリング9の前方部分における外面には、凸部が形成されており、この凸部がプラグフレーム7後方に延びたフック部に係合している。この係合により、プラグフレーム7に対してストップリング9が固定され、これらの抜け止めが行われている。
ストップリング9の後方部分には、カシメ座10およびカシメリング11を覆うようにして、可撓性を有するブーツ12が取付られている。
ツマミ13の側面の上下対称位置には、一対の嵌合孔13aが設けられており、図6に示すように、両光コネクタプラグ1同士を接続アダプタ21を介して突き合わせて接続した際に、これら嵌合孔13aに、接続アダプタ21のプラグ挿入穴内部にある撓曲保持可能とした外向き係止突起21aが嵌合されて保持されるようにしてある。
次に、以上のように構成された最良の形態についての組立、使用、動作の一例について説明する。
先ず、固定接続フェルール2に、光ケーブルP先端からシースP2およびケブラP1の剥き出しによって露出した光ファイバFの先端を挿入し、接着剤等で接着することにより光ファイバFを固定した後、先端面の研磨を行う。
一方、可動接続フェルール3には、光ファイバFを挿入し、接着剤等で接着することにより光ファイバFを固定した後、両端面研磨を行う。
図5に示すように、可動接続フェルール3の後端部を、フェルールホルダー3aの一端開口部から挿入し、フェルールホルダー3a内において、リング状の止め具14を後端部に嵌め込むことで、フェルールホルダー3aに可動接続フェルール3が固定される。
そして、フェルールホルダー3aの他端開口部からコイルバネ6を挿入し、該コイルバネ6の内側に光遮蔽部材5を挿入した後、該光遮蔽部材5の内側に割スリーブ4を挿入する。このとき、光遮蔽部材5の光遮蔽板5aが割スリーブ4のすり割り部分に嵌り込むように当該割スリーブ4が挿入される。しかる後、図2に示すように、フェルールホルダー3aの後部開口側に、固定接続フェルール2を保持する小サイズのフェルールホルダー2aが嵌着固定される。
こうして、両フェルール2、3は、可動接続フェルール3側のフェルールホルダー3aに沿って、コイルバネ6の付勢力により互いに突っ張った状態で且つ所定の間隙Gを介して前後方向に直列となって配置された状態となる。
この可動接続フェルール3側のフェルールホルダー3aには、ストップリング9が装着され、該スプリング8を介してフェルールホルダー3aにプラグフレーム7が装着固定される。このとき、スプリング8は、プラグフレーム7およびストップリング9の間に挟まれるように配置され、このスプリング8は、ストップリング9に対してプラグフレーム7を前方に付勢するように作用する。
そして、光ケーブルPの切断端部からシースP2およびケブラP1を剥き出し状態にしてから、カシメ座10の後側筒部に、シースP2の切断端部を被せておき、カシメリング11を外側からかしめ固定する。
そして、カシメ座10の前側筒部を、シースP2の切断端部から拡げられたケブラP1と共にストップリング9の後部外周に嵌着した後、ブーツ12をストップリング9の嵌合凹部に嵌合させる(図1参照)。
最後に、ツマミ13がプラグフレーム7およびストップリング9の外側に被せられる。このとき、ツマミ13に形成された上下対称位置のキー溝(キー孔)に対し、プラグフレーム7が1方向で嵌挿される。而して、光遮蔽機能を内部に備えた光コネクタプラグ1が形成される。
次に、光コネクタプラグ1の使用に際し、例えば、両光コネクタプラグ1同士を接続アダプタ21を介して突き合わせて接続することで1本の光ファイバFで双方向通信が行われる場合について説明する。
この接続アダプタ21は、図6に示すように、双方向からの光コネクタプラグ1を受け入れ可能となる両端開口の一体構造による外部ハウジング22と、外部ハウジング22内に割りスリーブ23を介して挿入されるスリーブホルダー24を備えた内部ハウジング25とから成る。そして、接続アダプタ21のプラグ挿入穴内部の上下対称位置には、先端が上下に撓曲可能な係止突起21aが互いに外向きに突出配置されている。
先ず、接続アダプタ等の相手側コネクタへ差し込んだ際には、図6(a)に示すように、ツマミ13の一対の嵌合孔13aに、接続アダプタ21のプラグ挿入穴内部にある係止突起21aが嵌合されて保持される。これと同時に、図7(a)から図7(b)に示すように、可動接続フェルール3がフェルールホルダー3a内奥部へ押し下げられて間隙Gを狭めるように移動して行く。
こうして、図7(c)に示すように、可動接続フェルール3後端部の外縁角部に形成されたテーパー部分Tで光遮蔽板5aを押圧して徐々に上方に退ける。そして、図7(d)に示すように、光遮蔽板5aが両フェルール2、3接合面部から完全に逃げてから両フェルール2、3同士が突き当たる。これによって光遮蔽状態が解除されて双方向通信が可能となる。
また、接続アダプタ21に両側から光コネクタプラグ1がそれぞれ装着されている図6(a)の状態から、一方の光コネクタプラグ1を引き抜いた図6(b)の状態となる時には、図7(c)に示す両フェルール2、3同士が突き当たっている状態から、図7(a)に示すように、コイルバネ6の付勢力によって両フェルール2、3間に間隙Gを生じさせ、該間隙Gに光遮蔽板5aが自らの弾性によって降下し介在させられることで、固定接続フェルール2からの光が遮蔽される。こうして、光コネクタプラグ1出口側でのアイセイフティ対策を簡易な構成で容易に実現させることができるのである。
本発明を実施するための最良の形態における光コネクタプラグの一部切欠断面図である。 同じく光コネクタプラグの先端部分を拡大した状態の一部切欠断面図である。 図1中、A−A矢視断面図である。 光遮蔽部材を半断面状態にした斜視図である。 可動接続フェルール、フェルールホルダー、止め具、コイルバネ、光遮蔽部材、割スリーブそれぞれを組み込む状態を示す分解斜視図である。 両光コネクタプラグ同士を接続アダプタを介して突き合わせて接続するときの光遮蔽部材の動作を説明するもので、(a)は両光コネクタプラグ同士を接続した状態の接続アダプタの断面図、(b)は接続アダプタの片方から光コネクタプラグを抜いた状態の断面図である。 光コネクタプラグを相手側コネクタに差し込む時の光遮蔽部材の動作を説明するもので、(a)は差し込み前において間隙の存在している状態の一部切欠断面図、(b)は差し込み途中での間隙が狭められている状態の一部切欠断面図、(c)は差し込み途中での間隙がさらに狭められて光遮蔽板が上側に逃げようとしている状態の一部切欠断面図、(d)は差し込み後において光遮蔽板が上側に完全に逃げて、両フェルールの端面同士が接合して光導通状態となったときの一部切欠断面図である。
符号の説明
P 光ケーブル
P1 ケブラ
P2 シース
F 光ファイバ
L 長手開口部分
S スリット部分
G 間隙
T テーパー部分
1 光コネクタプラグ
2 固定接続フェルール
2a フェルールホルダー
3 可動接続フェルール
3a フェルールホルダー
4 割スリーブ
5 光遮蔽部材
5a 光遮蔽板
5b 突起
5c 基端部
6 コイルバネ
7 プラグフレーム
8 スプリング
9 ストップリング
10 カシメ座
11 カシメリング
12 ブーツ
13 ツマミ
13a 嵌合孔
14 止め具
15 フランジ
15a 嵌合凹部
16a 嵌合凸部
16b 係止段部
21 接続アダプタ
21a 係止突起
22 外部ハウジング
23 割りスリーブ
24 スリーブホルダー
25 内部ハウジング

Claims (3)

  1. 光ファイバを結線して端面研磨されて成る固定接続フェルールと、予め光ファイバが挿入接着され且つ両端面研磨されて成る可動接続フェルールと、両フェルール同士の内部接続用の割スリーブと、割スリーブのすり割り部に光遮蔽板が入り込むように配置された光遮蔽部材と、光遮蔽部材の外周を覆うように配されたコイルバネを介して両フェルール間に任意の間隙を有する状態となるように当該両フェルールを保持するフェルールホルダーとを備え、当該間隙内に前記光遮蔽部材の光遮蔽板が介入している構成としたことを特徴とする光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグ。
  2. コイルバネの付勢力は、割スリーブによる可動接続フェルールを把持固定する力よりも大きく、光コネクタプラグの抜脱解放時には、可動接続フェルールを先端方向に押し出して両フェルール間に、前記光遮蔽板が介入可能となるような間隙が形成されるようにした請求項1記載の光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグ。
  3. 光遮蔽部材は、筒体の一側面長手方向に沿ってスリット部分を有し、該スリット部分に対向する筒体の他側面で内側に屈曲させて突出することで光遮蔽板が形成されると共に、光遮蔽部材には、光遮蔽板が割スリーブのすり割り部分に嵌り込むようにして当該割スリーブが挿入されるものとした請求項1または2記載の光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグ。

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