JP2008089993A - 露光装置のギャップ量測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク上の任意の点において、露光時におけるマスクと基板とのギャップ量を測定して露光有効範囲内のギャップ量分布を知ることができる露光装置のギャップ量測定方法を提供する。
【解決手段】 被露光材としての基板Wを保持するワークステージと、基板Wに対向配置してマスクMを保持するマスクステージと、基板Wに対してマスクMを介して露光光を照射する照射手段3と、マスクMのマスクパターンを基板W上の複数の所定位置に対向させるようにワークステージとマスクステージとを相対的にステップ移動させるワークステージ送り機構とを備える露光装置において、光源情報が取得された露光光を用い、露光光をマスクMを介して基板Wに照射して露光させる。そして、光源情報及び基板Wの露光結果に基づいて、任意の位置におけるマスクMと基板Wのギャップ量Gを演算し、露光有効範囲内のギャップ量分布を求める。
【選択図】図12

Description

本発明は、露光装置のギャップ量測定方法に関し、特に、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板上にマスクのマスクパターンを分割逐次露光方式で近接(プロキシミティ)露光転写する露光装置に用いるのに好適な露光装置のマスクと基板との間のギャップ量測定方法に関する。
従来、液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置等のフラットパネルディスプレイ装置のカラーフィルタを製造する露光装置が種々考案されている。このような露光装置は、マスクステージに保持されたマスクと、ワークステージに保持された基板と、を接近させた状態で配置し、マスクに対して垂直方向から露光光を照射して、マスクに形成されたマスクパターンを基板に露光転写する。露光時におけるマスクと基板とのギャップ量は、転写すべきパターンの線幅及び露光光の波長等により規定され、20〜300μm程度に保たなければならないことが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許2672535号公報
ところで、マスクと基板のギャップ量と露光結果には密接な関係があり、高精度の露光を実現させるためには、マスクの全面に亘ってギャップ量が一定であることが望ましい。しかしながら、上記のような露光装置では、その構成上、マスク上の任意の点におけるマスクと基板との間のギャップ量、即ち、露光時における露光有効範囲内のギャップ量分布を直接的に測定することが困難であり、このギャップ量分布を測定することが望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、マスク上の任意の点において、露光時におけるマスクと基板とのギャップ量を測定して露光有効範囲内のギャップ量分布を把握することができる露光装置のギャップ量測定方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の方法によって達成される。
(1) 被露光材としての基板を保持するワークステージと、基板に対向配置されてマスクを保持するマスクステージと、基板に対して露光光をマスクを介して照射する照射手段と、マスクのマスクパターンが基板上の複数の所定位置に対向するようにワークステージとマスクステージとを相対的にステップ移動させる送り機構と、を備えた露光装置のギャップ量測定方法において、
露光光の光源情報を取得する工程と、
マスクまたは基板を相対的に移動させてマスクの基準マークと基板の基準マークとを一致させる工程と、
照射手段により露光光を照射してマスクを介して基板にマスクパターンを露光転写する工程と、
光源情報及び基板の露光結果に基づいて、任意の位置におけるマスクと基板のギャップ量を求める工程と、
を有することを特徴とする露光装置のギャップ量測定方法。
(2) 露光転写工程において、照射手段は所定の角度傾斜した平行光をマスクを介して基板に照射することを特徴とする(1)に記載の露光装置のギャップ量測定方法。
本発明によれば、露光光の光源情報を取得すると共に、露光光をマスクを介して基板に照射して露光させ、光源情報及び基板の露光結果に基づいて、マスクと基板のギャップ量を測定するようにしたので、露光有効範囲内のギャップ量分布を高精度で求めることができる。
以下、本発明の露光装置のギャップ量測定方法の一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、ギャップ量測定方法を実現するための分割逐次露光装置PEについて説明する。図1に示すように、本実施形態の分割逐次露光装置PEは、マスクMを保持するマスクステージ1と、ガラス基板(被露光材)Wを保持するワークステージ2と、パターン露光用の露光光を照射する照射手段としての露光用照明光学系3Aと、ギャップ測定用の露光光を照射する照射手段としての測定用照明光学系3Bと、マスクステージ1及びワークステージ2を支持する装置ベース4とを備えている。
なお、ガラス基板W(以下、単に「基板W」という。)は、マスクMに対向配置されて該マスクMに描かれたマスクパターンPを露光転写すべく表面(マスクMの対向面)に感光剤が塗布されて透光性とされている。
説明の便宜上、露光用照明光学系3Aから説明すると、露光用照明光学系3Aは、紫外線照射用の光源である例えば高圧水銀ランプ31と、この高圧水銀ランプ31から照射された光を集光する凹面鏡32と、この凹面鏡32の焦点近傍に切替え自在に配置された二種類のオプチカルインテグレータ33と、平面ミラー35,36及び球面ミラー37と、この平面ミラー36とオプチカルインテグレータ33との間に配置されて照射光路を開閉制御する露光制御用シャッター34とを備えている。
露光時に露光制御用シャッター34が開制御されると、高圧水銀ランプ31から照射された光が、図1に示す光路Lを経て、マスクステージ1に保持されるマスクM、ひいてはワークステージ2に保持される基板Wの表面に対して略垂直にパターン露光用の平行光として照射される。これにより、マスクMのマスクパクーンPが基板W上に露光転写される。
測定用照明光学系3Bもまた、露光用照明光学系3Aと同様の構成を有しているが、高圧水銀ランプ31から照射された測定光は、図1に示す光路MLを経て、マスクM及び基板Wの表面に鉛直方向に対して所定の角度αを持った平行光として照射され、マスクMのマスクパクーンPが基板W上に露光転写される。
次に、マスクステージ1及びワークステージ2の順に説明する。初めに、マスクステージ1はマスクステージベース10を備えており、該マスクステージベース10は装置ベース4から突設されたマスクステージ支柱11に支持されてワークステージ2の上方に配置されている。
マスクステージベース10は、図2に示すように、略矩形形状とされて中央部に開口10aを有しており、この開口10aにはマスク保持枠12がX,Y方向に移動可能に装着されている。
マスク保持枠12は、図3(a)に示すように、その上端外周部に設けられたフランジ12aをマスクステージベース10の開口10a近傍の上面に載置し、マスクステージベース10の開口10aの内周との間に所定のすき間を介して挿入されている。これにより、マスク保持枠12は、このすき間分だけX,Y方向に移動可能となる。
このマスク保持枠12の下面には、チャック部16が間座20を介して固定されており、マスク保持枠12とともにマスクステージベース10に対してX,Y方向に移動可能である。チャック部16には、マスクパターンPが描かれているマスクMの端部である周縁部を吸着するための複数の吸引ノズル16aが開設されており、チャック部16はチャック装置を構成している。これにより、マスクMは吸引ノズル16aを介して真空式吸着装置(図示せず。)によりチャック部16に着脱自在に保持される。
マスクステージベース10の上面には、図2において、後述のアライメントカメラ15による検出結果、又は後述するレーザ測長装置60による測定結果に基づき、マスク保持枠12をXY平面内で移動させて、このマスク保持枠12に保持されたマスクMの位置及び姿勢を調整するマスク位置調整手段13が設けられている。
マスク位置調整手段13は、マスク保持枠12のY軸方向に沿う一辺に取り付けられたX軸方向駆動装置13xと、マスク保持枠12のX軸方向に沿う一辺に取り付けられた二台のY軸方向駆動装置13yとを備えている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、X軸方向駆動装置13xは、X軸方向に伸縮するロッド131rを有する駆動用アクチュエータ(例えば電動アクチュエータ)131と、マスク保持枠12のY軸方向に沿う辺部に取り付けられたリニアガイド(直動軸受案内)133とを備えている。リニアガイド133の案内レール133rは、Y軸方向に延びてマスク保持枠12に固定される。また、案内レール133rに移動可能に取り付けられたスライダ133sは、マスクステージベース10に固設されたロッド131rの先端に、ピン支持機構132を介して連結されている。
一方、Y軸方向駆動装置13yも、X軸方向駆動装置13xと同様の構成であって、Y軸方向に伸縮するロッド131rを有する駆動用アクチュエータ(例えば電動アクチュエータ)131と、マスク保持枠12のX軸方向に沿う辺部に取り付けられたリニアガイド(直動軸受案内)133とを備えている。リニアガイド133の案内レール133rはX軸方向に延びてマスク保持枠12に固定されている。また、案内レール133rに移動可能に取り付けられたスライダ133sは、ロッド131rの先端にピン支持機構132を介して連結されている。そして、X軸方向駆動装置13xによりマスク保持枠12のX軸方向の調整を、二台のY軸方向駆動装置13yによりマスク保持枠12のY軸方向及びθ軸方向(Z軸まわりの揺動)の調整を行う。
さらに、マスク保持枠12のX軸方向に互いに対向する二辺の内側には、図2に示すように、マスクMと基板Wとの対向面間のギャップを測定する手段としてのギャップセンサ14と、マスクMと位置合わせ基準との平面ずれ量を検出する手段としてのアライメントカメラ15とが配設されている。このギャップセンサ14及びアライメントカメラ15は、共に移動機構19を介してX軸方向に移動可能とされている。
移動機構19は、マスク保持枠12のX軸方向に互いに対向する二辺の上面側にはそれぞれギャップセンサ14及びアライメントカメラ15を保持する保持架台191がY軸方向に延びて配置されており、該保持架台191のY軸方向駆動装置13yから離間する側の端部はリニアガイド192によって支持されている。リニアガイド192は、マスクステージベース10上に設置されてX軸方向に沿って延びる案内レール192rと、案内レール192r上を移動するスライダ(図示せず)とを備えており、該スライダに保持架台191の前記端部が固定されている。
そして、スライダをモータ及びボールねじからなる駆動用アクチュエータ193によって駆動することにより、保持架台191を介してギャップセンサ14及びアライメントカメラ15がX軸方向に移動するようになっている。
アライメントカメラ15は、図4に示すように、マスクステージ1の下面に保持されているマスクMの表面(マスクパターン面Mm)のマスク側アライメントマーク101をマスク裏面側から光学的に検出するものであり、ピント調整機構151によりマスクMに対して接近離間移動してピント調整がなされるようになっている。
ピント調整機構151は、リニアガイド152,ボールねじ153,モータ154を備えている。リニアガイド152には、案内レール152rとスライダ152sを備えており、このうち案内レール152rはマスクステージ1の移動機構19の保持架台191に上下方向に延びて取り付けられている一方、該リニアガイド152のスライダ152sにはアライメントカメラ15がテーブル152tを介して固定されている。そして、ボールねじ153のねじ軸に螺合されたナットをテーブル152tに連結すると共に、そのねじ軸をモータ154で回転駆動するようにしている。
また、この実施形態では、図5に示すように、ワークステージ2に設けてあるワークチャック8の下方には、光源781及びコンデンサーレンズ782を有してワーク側アライメントマーク100を下から投影する投影光学系78がアライメントカメラ15の光軸に合わせてZ軸微動ステージ24と一体に配設されている。なお、ワークステージ2、Y軸送り台52には投影光学系78の光路に対応する貫通孔が形成されている。
さらに、この実施形態では、図6に示すように、マスクMのマスク側アライメントマーク101を有する面(マスクパターン面Mm)位置を検出してアライメントカメラ15のピントずれを防止するアライメント画像のベストフォーカス調整機構150を設けている。このベストフォーカス調整機構150は、アライメントカメラ15及びピント調整機構151に加えて、ピントずれ検出手段としてギャップセンサ14を利用している。即ち、このギャップセンサ14で計測したマスク下面位置の計測値を、制御装置80で予め設定したピント位置と比較して差を求め、その差から設定ピント位置からの相対ピント位置変化量を計算し、該計算変化量に応じてピント調整機構151のモータ154を制御してアライメントカメラ15を移動させ、これによりアライメントカメラ15のピントを調整するようにしている。
このベストフォーカス調整機構150を用いることにより、マスクMの板厚変化や板厚のばらつきとは無関係に、アライメント画像の高精度のフォーカス調整が可能となる。すなわち、複数種類のマスクMを交換して使用する場合に、個々のマスクの厚さが異なる場合でも常に適正なピントを得ることができる。なお、ピント調整機構151、投影光学系78、ベストフォーカス調整機構150等は、1層目分割パターンのアライメントの高精度化に対応するものであるばかりでなく、2層目以降のアライメントの高精度化にも寄与するものであり、また、マスクMの厚さがわかっていれば、ベストフォーカス調整機構150を省略して厚さに応じてピント調整機構151を動かすようにしても良い。
なお、マスクステージベース10の開口10aのY軸方向の両端部にはマスクMの両端部を必要に応じて遮蔽するマスキングアパーチャ(遮蔽板)17がマスクMより上方に位置して配置されており、このマスキングアパーチャ17はモータ,ボールねじ及びリニアガイドよりなるマスキングアパーチャ駆動装置18によりY軸方向に移動可能とされてマスクMの両端部の遮蔽面積を調整できるようになっている。
次に、ワークステージ2は、装置ベース4上に設置されており、真空式吸引装置(図示せず)等により基板Wを着脱自在に保持するチャック面8aを上面に有するワークチャック8と、マスクMと基板Wとの対向面間のすき間を所定量に調整するZ軸送り台(ギャップ調整手段)2Aと、このZ軸送り台2A上に配設されてワークステージ2をXY軸方向に移動させるワークステージ送り機構2Bとを備えている。
Z軸送り台2Aは、図7に示すように、装置ベース4上に立設された上下粗動装置21によってZ軸方向に粗動可能に支持されたZ軸粗動ステージ22と、このZ軸粗動ステージ22の上に上下微動装置23を介して支持されたZ軸微動ステージ24とを備えている。上下粗動装置21には、例えばモータ及びボールねじ等からなる電動アクチュエータ、或いは空圧シリングが用いられており、単純な上下動作を行うことにより、Z軸粗動ステージ22を予め設定した位置まで、マスクMと基板Wとのすき間の計測を行うことなく昇降させる。
一方、図1に示す上下微動装置23は、モータとボールねじとくさびとを組み合わせてなる可動くさび機構を備えており、この実施形態では、例えばZ軸粗動ステージ22の上面に設置したモータ231によってボールねじのねじ軸232を回転駆動させるようにすると共に、ボールねじナット233をくさび状に形成してそのくさび状ナット233の斜面をZ軸微動ステージ24の下面に突設したくさび241の斜面と係合させ、これにより、可動くさび機構を構成している。
そして、ボールねじのねじ軸232を回転駆動させると、くさび状ナット233がY軸方向に水平微動し、この水平微動運動が両くさび233,241の斜面作用により高精度の上下微動運動に変換される。
この可動くさび機構からなる上下微動装置23は、Z軸微動ステージ24のY軸方向の一端側(図1の手前側)に2台、他端側に1台(図示せず)、合計3台設置されており、それぞれが独立に駆動制御されるようになっている。これにより、上下微動装置23は、チルト機能も兼ね備えていることになり、3台のギャップセンサ14によるマスクMと基板Wとのすき間の測定結果に基づき、マスクMと基板Wとが平行かつ所定のすき間を介して対向するように、Z軸微動ステージ24の高さを微調整するようになっている。なお、上下粗動装置21及び上下微動装置23はY軸送り台52の部分に設けるようにしてもよい。
ワークステージ送り機構2Bは、図7に示すように、Z軸微動ステージ24の上面に、Y軸方向に互いに離間配置されてそれぞれX軸方向に沿って延設された二組の転がり案内の一種であるリニアガイド41と、このリニアガイド41のスライダ41aに取り付けられたX軸送り台42と、X軸送り台42をX軸方向に移動させるX軸送り駆動装置43とを備えており、X軸送り駆動装置43のモータ431によって回転駆動されるボールねじ軸432に螺合されたボールねじナット433にX軸送り台42が連結されている。
また、このX軸送り台42の上面には、X軸方向に互いに離間配置されてそれぞれY軸方向に沿って延設された二組の転がり案内の一種であるリニアガイド51と、該リニアガイド51のスライダ51aに取り付けられたY軸送り台52と、Y軸送り台52をY軸方向に移動させるY軸送り駆動装置53とを備えており、Y軸送り駆動装置53のモータ531によって回転駆動するボールねじ軸532に螺合されたボールねじナット(図示せず)に、Y軸送り台52が連結されている。このY軸送り台52の上面には、ワークステージ2が取り付けられている。
そして、ワークステージ2のX軸,Y軸位置を検出する移動距離測定部としてのレーザ測長装置60が、装置ベース4に設けられている。上記のように構成されたワークステージ2では、ボールねじやリニアガイド自体の形状等の誤差や、これらの取り付け誤差などに起因し、ワークステージ2の移動に際し、位置決め誤差、ヨーイング、真直度などの発生は不可避である。そこで、これらの誤差の測定を目的とするのがこのレーザ測長装置60である。
このレーザ測長装置60は、図1に示すように、ワークステージ2のY軸方向端部に対向して設けレーザを備えた一対のY軸干渉計62,63と、ワークステージ2のX軸方向端部に設けレーザを備えた一つのX軸干渉計64と、ワークステージ2のY軸干渉計62,63と対向する位置に配設されたY軸用ミラー66と、ワークステージ2のX軸干渉計64と対向する位置に配設されたX軸用ミラー68とで構成されている。
このように、Y軸方向についてY軸干渉計62,63を2台設けていることにより、ワークステージ2のY軸方向位置の情報のみでなく、Y軸干渉計62と63の位置データの差分によりヨーイング誤差を知ることもできる。Y軸方向位置については、両者の平均値に、ワークステージ2のX軸方向位置、ヨーイング誤差を加味して適宜、補正を加えることにより算出することができる。
そして、ワークステージ2のXY方向位置やY軸送り台52、ひいては前の分割パターンの露光に続いて次の分割パターンをつなぎ露光する際に、基板Wを次のエリアに送る段階で、各干渉計62〜64より出力する検出信号を、図8に示すように、制御装置80に入力するようにしている。この制御装置80は、この検出信号に基づいて分割露光のためのXY方向の移動量を調整するためにX軸送り駆動装置43及びY軸送り駆動装置53を制御すると共に、X軸干渉計64による検出結果及びY軸干渉計62,63による検出結果に基づき、つなぎ露光のための位置決め補正量を算出して、その算出結果をマスク位置調整手段13(及び必要に応じて上下微動装置23)に出力する。これにより、この補正量に応じてマスク位置調整手段13等が駆動され、X軸送り駆動装置43又はY軸送り駆動装置53による位置決め誤差、真直度誤差、及びヨーイング等の影響が解消される。
また、ワークステージ2の送りに際する誤差が全くないときでも、最初の状態でマスクMのマスクパターンPの向きがワークステージ2の送り方向とずれていると、分割逐次露光により基板W上に形成される各パターンが傾いた状態で形成されてしまったり、つなぎ露光で基板W上に分割形成されたパターン同士の継ぎ目がずれて整合しない。
また、上述したようにマスクMは真空式吸引装置を介してチャック部16に吸着保持させるのであるが、この吸着保持させる際にマスクMのマスクパターンPの向きとワークステージ送り機構2Bによるワークステージ2の移動方向とを精度よく合わせることは困難である。
例えば、図11(a)のように、最初の位置において傾いた状態で露光されると、送り誤差が全くない場合でも、次の位置での露光パターンは2点鎖線で示すように同様に傾いた状態で形成される。
そこで、この実施形態では、図11に示すように、ワークステージ2(実際にはワークステージ2上に設置されているワークチャック8)の上面の少なくとも2か所に、例えば十字形状(レチクル)を有するワーク側アライメントマーク100をX軸方向に互いに離間して形成する。一方、マスクMの方には、ワーク側アライメントマーク100に対応させたマスク側アライメントマーク101を形成する。基準側である2ケ所のアライメントマーク100の中心同士を結ぶ線は、最初の状態(基準位置)においてX軸方向と一致し、Y軸方向と直交するように予め調整されている。
そして、図11(b)に示すように、最初の状態(基準位置)において、アライメントカメラ15により、アライメントマーク100と101との位置ずれ量を検出し、X軸方向駆動装置13x及びY軸方向駆動装置13yによってマスク保持枠12の位置を調整することにより、ワーク側アライメントマーク100とマスク側アライメントマーク101との中心同士が実質的にXY平面内で一致して整合するようにしている。
また、ワーク側アライメントマーク100とマスク側アライメントマーク101との整合については、アライメントマーク検出手段であるアライメントカメラ15によって高精度にかつ容易に行えるように構成している。
なお、本実施形態の制御装置80は、露光制御用シャッター34の開制御、ワークステージ2の送り制御、レーザ干渉計62〜64の検出値に基づく補正量の演算、マスク位置調整手段13の駆動制御の他に、アライメント調整時の補正量の演算、Z軸送り台(ギャップ調整手段)2Aの駆動制御、ワーク自動供給装置(図示せず)の駆動制御等、分割逐次近接露光装置に組み込まれた殆どのアクチュエータの駆動及び所定の演算処理を、マイクロコンピュータやシーケンサ等を用いたシーケンス制御を基本として実行する。
次に、本実施形態の分割逐次近接露光装置PEを用いた露光処理について詳細に説明する。本実施形態では、基板Wとして、図9に示す一辺1mを越える大型の基板Wでディスプレイ用材DPを12面取り(X方向4×Y方向3)するものを用いる。
また、本実施形態の分割逐次露光処理では、例えば、大型液晶ディスプレイ用のRGBカラーフィルタを作成する工程には、材料となる基板W上に所定のパターンを露光する工程が含まれる。パターンの形成は、先ず各画素間を仕切るブラックマトリックス、R(赤),G(縁),B(青)の三原色の個々のパターンを各色毎にブラックマトリックスのパターン形成と同様の工程を繰り返しながら形成していく。このため、一層目、即ち、ブラックマトリックスのパターンの露光処理について、以下詳細に説明するものとする。
なお、ブラックマトリックスのパターンのステップ露光に際しては、図10のマスクMを使用し、上記のディスプレイ用材DPを12面取りするガラス基板WでX方向ステップ回数Nx=2、Y方向ステップ回数Ny=3とし、大型液晶ディスプレイ用のカラーフィルタのガラス基板Wの上に一層目のブラックマトリックスのパターンを分割逐次近接露光により形成する。また、この例では、初期位置決め位置(原点位置)において最初の露光を行い、以後ステップ送り、露光を繰り返すものとする。
(1) アライメント調整
ブラックマトリックス用のマスクMは、描かれたマスクパターンPが下面となるようにして、分割逐次近接露光装置PEのチャック部16にチャックされており、ワークステージ2は、X軸方向及びY軸方向の前進限近傍に位置し、かつZ軸方向の最下限迄下降している。
この状態で、制御装置80に電源を投入すると、先ず、レーザ測長装置60からワークステージ2の現在位置を読込み、読込んだ現在位置に基づいてワークステージ2を予め設定した制御原点位置となるようにX軸送り駆動装置43及びY軸送り駆動装置53を駆動制御してワークステージ2の初期位置決めを行う。
その後、ギャップ調整手段を構成するZ軸送り台2Aの上下粗動装置21及び上下微動装置23を駆動してワークステージ2とマスクMとを所定のギャップを介して対向させ、マスク位置調整手段13によりマスクMの向きをY軸方向に対し傾きがないように調整する。
すなわち、アライメントカメラ15によってワーク側アライメントマーク100とマスク側アライメントマーク101との間にずれが検出されると(例えば図11(a))、その検出信号をマスク位置調整手段13の制御装置80に出力し、この制御装置80によってX方向駆動装置13x及び二つのY方向駆動装置13yの駆動を制御することにより、マスク保持枠12の姿勢を修正して両マーク100,101を図11(b)に示すように整合させる。これにより、マスクMとY軸方向との傾きθ(同図は、基板Wの最近方向とY軸方向と、マスクMの短辺方向とマスクパターンPの短辺方向とが、それぞれ平行である場合を示している)が解消される。
(2) 基板Wの投入及び1ステップ目の露光
アライメント終了後、ギャップ調整手段のZ軸送り台2Aにより、一旦ワークステージ2を搬送機構から基板Wの受け取りが可能な位置まで下降させる。この状態で、図示しないプリアライメントユニットから搬送機構によってプリアライメントされた基板Wをワークステージ上に載置し、ワークチャックで基板Wを真空吸着する。その後、再度ギャップ調整手段により、マスクMの下面とワークW上面とのすき間を、露光する際に必要な所定の値となるように調整する。
なお、ギャップ調整手段のZ軸送り台2Aによりワークステージ2を上下動させる際に、わずかではあるがワークステージ2がXY平面内でも多少動いてしまう場合もある。このような場合のために、上記(1)のアライメント終了後での各レーザ干渉計62、63、64による位置データを、前記制御装置80のメモリにより記憶しておき、ギャップ調整後の位置データが記憶されているデータと変わっている場合には、マスク位置調整手段13で変化分だけ補正することにより、マスクMの向きとY軸方向との傾きのない状態に戻すことができる。
次に、照明光学系3の露光制御用シャッター34を開制御して1ステップ目の露光を行い、マスクMのマスクパターンPを基板Wの所定位置に焼き付けて、基板W上に第1の分割パターンP1を得る。
(3)2ステップ目の露光位置へのワークステージ2の移動
続いて、第2の分割パターンP2のつなぎ露光を行うために、ワークステージ送り機構2BのY軸送り駆動装置53を駆動してワークステージ2をY方向へ移動させることにより、ワークステージ2をマスクMに対して図11(b)の矢印Y方向に1ステップ量だけ送り、基板Wを2ステップ目の露光装置に配置する。このとき、基板WとマスクMとの干渉を避けるため、ワークステージ2を必要な分だけZ軸方向に下降させるようにしてもよい。
(4)ワークステージ2の送り誤差によるアライメント調整
上記のようにワークステージ2をマスクMに対して図11(b)の矢印Y方向に1ステップ量だけ送る際には、先に述べた要因による送り誤差が生じるため、そのまま2ステップ目の露光をすると、第2の分割パターンP2がわずかではあるが位置ずれをおこす。例えば、ワークステージ2のステップ送り中にワークステージ2のヨーイングとX軸方向真直度のエラーにより、図11(c)のように真直度△x、傾斜角度θ’だけ正規位置からずれてしまう。
そこで、ガラス基板W上に第2の分割パターンP2を露光転写する前に、干渉計62、63及び64により得られているステップ送り完了後のワークステージ2の位置の検出結果を、つなぎ露光位置を補正する補正制御手段に出力する。そして、該補正制御手段では、該検出結果に基づいてつなぎ露光のための位置決め補正量を算出し、その算出結果に基づいてマスク位置調整手段13(及び送り時のピッチング補正など、必要に応じてギャップ調整を行うために上下微動装置23)のX軸方向駆動装置13x及びY軸方向駆動装置13yを制御してマスク保持枠12の位置を調整し、マスクMの位置ずれを補正するアライメント調整を行う。ヨーイング、すなわち傾斜角度θ’は、2台のY軸干渉計62,63による検出結果の差に基づき、制御装置80に含まれる演算装置により算出される。また、△xはX軸干渉計64による検出結果に基づき、得られる。Y軸方向位置についても、ヨーイング及びX軸方向現在位置を加味して必要に応じ補正すべき量が求められる。なお、ギャップ調整手段によるマスクMと基板Wとのギャップ調整を行った場合は、その後の状態でのヨーイング及び真直度のデータに基づいて前記アライメント調整を行う。
(5)2ステップ目の露光
その後、照明光学系3の露光制御用シャッター34を開制御して2ステップ目の露光を行い、マスクMのマスクパターンPを基板Wの所定位置に焼き付けて、基板W上に位置ずれが修正された第2の分割パターンP2を得る(図11(d)参照)。
(6)3ステップ目以降の露光
以下、前記(3)〜(5)と同様にして、各ステップ目での露光位置へワークステージ2を移動させ、ワークステージ2の送り誤差によるアライメント調整及び各ステップ目の露光を行い、基板W上に位置ずれが修正された各分割パターンP3〜P6が得られる。6ステップ目の露光が完了すると、ワークステージ2が制御原点位置に復帰され、ワークチャック8で真空吸着状態が解除されてから図示しない搬送装置でガラス基板Wが外部に搬出され、新たなガラス基板Wの露光のため前記(1)〜(6)の処理が行われる。
このようにして、基板W上には、マスクMのマスクパターン面Mmに描画されたマスクパターンPが露光転写されるが、基板Wの露光結果は、マスクMの平坦度や基板Wを保持するチャック面8aの平坦度等によるマスクMと基板Wのギャップ量(ギャップ量分布)Gと、光量分布、光の平行度、コリメーション角度等の光源情報によって影響される。このため、上記の露光装置PEにおいて高精度な露光結果を得るべく、以下に述べる本実施形態の測定方法を行ってマスクMと基板Wのギャップ量Gを把握する。
本実施形態のギャップ量測定方法では、鉛直方向に対して所定の角度αだけ傾斜した露光光を照射する測定用照明光学系3Bを用いて露光転写が行われる。このため、まず、照射角度αを含めて、測定用照明光学系3Bの光源情報を取得する。また、マスクMには、図13に示すように、基準マーク102に加え、所定の間隔で露光領域全域に形成された測定用の点PPがマスクパターンとして描画されている。
次に、このマスクMをマスクステージ1に保持すると共に、基板Wをワークステージ2に保持する。そして、マスクMの基準マーク102と基板Wの基準マーク103をアライメントカメラ15によって検出しながら、マスクMと基板Wのアライメント調整が行われる。具体的には、アライメントカメラ15によって両基準マーク102,103のズレを検出し、その検出信号をマスク位置調整手段13の制御装置80に出力し、この制御装置80によってX方向駆動装置13x及び二つのY方向駆動装置13yの駆動を制御することにより、マスク保持枠12の姿勢を修正して両基準マーク102,103を一致させる。そして、ギャップ調整手段により、マスクMの下面と基板Wの上面との隙間を調整した後、測定用照明光学系3Bを用いて基板Wを露光する。
次に、光源情報及び基板Wの露光結果に基づいて、任意の位置におけるマスクMと基板Wのギャップ量を求める。図12に示すように、測定用光学照明系3Bの測定光MLは鉛直方向に対して所定の角度αだけ傾いているので、マスクパターン面Mm上の測定用の点PPは、点PPにおけるマスクMの垂線VLと基板Wの表面との交点WPからずれ量aだけ離間した露光位置EPに露光転写される。
角度αは予め光源情報として得られているので、ずれ量aを測定することにより、マスクMと基板Wのギャップ量Gは、
G=a/tanα・・・(1)
から演算により求めることができる。即ち、任意の位置のずれ量aを測定することにより、その位置におけるマスクMと基板Wのギャップ量Gを知ることができる。また、角度αが大きい程、ずれ量aが大きくなるので、ギャップ量Gは、角度αを大きくすることにより高精度な測定が可能となる。
なお、厳密に言えば、基板Wの平坦度に影響されて、上記式により求められたギャップ量は、図12にG’で示される長さであり、点PPと交点WPとの距離である真のギャップ量Gと異なるが、ギャップ量GとG’の差は極めて小さく、実用上問題とはならない。また、各測定点PPに照射される平行光の照射角度αは、厳密には一定ではなく、上述した他の光源情報も考慮して与えられる。
さらに、ずれ量aは、マスクMのマスクパターンP、及び露光された基板Wの露光パターンを測長器(図示せず)で測定することで与えられる。これにより、マスクMの基準マーク102と各測定点PPとの距離cと、基板Wの基準マーク103と各露光位置EPとの距離bを測定し、ずれ量aをa=b−cとして求める。このようにして、すべての測定点PPについてずれ量aを測定することで、マスクMの有効露光範囲におけるマスクMと基板Wのギャップ量Gの分布が得られる。
なお、図12では、便宜上、マスクMをフラットな形状として示しているが、マスクMが撓んでいる状態においても、マスクMと基板Wとの間のギャップ量Gを測定できるのは言うまでもない。
また、ずれ量aの測定は、マスクに測定点PPを描画する代わりに、図14に示すようなバーニア尺PP´のマスクパターンを描画して、基板Wに露光された露光パターンWP´とを重ねて、両者を目視することで、ずれ量aを測定するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の露光装置のギャップ量測定方法によれば、光源情報が取得された露光光を用い、マスクまたは基板を相対的に移動させてマスクMの基準マーク102と基板Wの基準マーク103とを一致させ、測定用光学照射系3BによりマスクMを介して基板Wに光を照射してマスクパターンPを露光転写させ、光源情報及び基板Wの露光結果に基づいて、任意の位置におけるマスクMと基板Wのギャップ量Gを求めるようにしたので、露光時における露光有効範囲内のギャップ量分布を知ることができる。
また、照射手段3Bから鉛直方向に対して所定の角度α傾斜した平行光を照射して基板Wを露光させ、所定の角度と、マスクパターンPとマスクパターンPが露光転写された基板W上の露光位置EPとのずれ量aとから、マスクMと基板Wのギャップ量Gを求めるようにしたので、露光有効範囲内の任意の位置におけるギャップ量G、即ち、ギャップ量分布を高精度に測定することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
例えば、本実施形態においては、マスクMに略垂直なパターン露光用の露光光を照射する露光用照明光学系3Aと、マスクMに対して傾斜したギャップ測定用の露光光を照射する測定用照明光学系3Bと、をそれぞれ別の照明光学系として設けたが、ギャップ測定用の光、即ち、鉛直方向に対して所定の角度αだけ傾斜した照明光学系3Bの光を用いてギャップ測定及び露光の両方を行うようにしてもよい。或いは、照明光学系3Aの光を用いて、ギャップ測定及び露光の両方を行うようにしてもよい。
また、測定点PPは、マスクMの露光有効範囲全面に設けてもよいが、測定点PPの位置によるずれ量aの傾向が経験的に分かっている場合などには、部分的エリアにだけ設けるようにしてもよい。
本発明のギャップ量測定方法を実現可能な一実施形態の分割逐次近接露光装置を一部分解した斜視図である。 マスクステージ部分の拡大斜視図である。 (a)は図2のIII-III線断面図、(b)は(a)のマスク位置調整手段の上面図である。 ワーク側アライメントマークの照射光学系を説明するための説明図である。 アライメント画像のフォーカス調整機構を示す構成図である。 アライメントカメラと該アライメントカメラのピント調整機構の基本構造を示す側面図である。 図1に示す分割逐次近接露光装置の正面図である。 図1に示す分割逐次近接露光装置の電気的構成を示すブロック図である。 15インチディスプレイ用材DPを12面取りした基板Wの平面図である。 図9の基板Wに対向配置されるマスクを示す図である。 ステップ露光を説明するための説明図である。 マスクパターン面の垂線に対して角度αだけ傾斜して測定光により露光したときの露光点のずれ量とギャップ量の関係を示す要部拡大断面図である。 複数の測定点がマトリックス状に設けられたマスクの平面図である。 バーニアにより露光点のずれ量を測定する説明図である。
符号の説明
1 マスクステージ
2 ワークステージ
2B ワークステージ送り機構
3A 露光用照明光学系(照射手段)
3B 測定用照明光学系(照射手段)
102 マスクの基準マーク
103 基板の基準マーク
a ずれ量
EP 露光位置
G 基板とマスクとのギャップ量
M マスク
P マスクパターン
PE 露光装置
W 基板(被露光材)
α 測定用光学照射系の照射角度

Claims (2)

  1. 被露光材としての基板を保持するワークステージと、前記基板に対向配置されてマスクを保持するマスクステージと、前記基板に対して露光光を前記マスクを介して照射する照射手段と、前記マスクのマスクパターンが前記基板上の複数の所定位置に対向するように前記ワークステージと前記マスクステージとを相対的にステップ移動させる送り機構と、を備えた露光装置のギャップ量測定方法において、
    前記露光光の光源情報を取得する工程と、
    前記マスクまたは前記基板を相対的に移動させて前記マスクの基準マークと前記基板の基準マークとを一致させる工程と、
    前記照射手段により露光光を照射して前記マスクを介して前記基板に前記マスクパターンを露光転写する工程と、
    前記光源情報及び前記基板の露光結果に基づいて、任意の位置における前記マスクと前記基板のギャップ量を求める工程と、
    を有することを特徴とする露光装置のギャップ量測定方法。
  2. 前記露光転写工程において、前記照射手段は所定の角度傾斜した平行光を前記マスクを介して前記基板に照射することを特徴とする請求項1に記載の露光装置のギャップ量測定方法。
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