JP2008089756A - 画像表示装置及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に画像を表示することができる画像表示装置及び遊技機を提供すること。
【解決手段】光源と、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された変調光を投射する投射レンズとを備えた画像表示装置4であって、投射レンズにより変調光が投射される投射面6は、投射レンズによる変調光の投射方向Aに対して傾斜した傾斜面とされ、投射レンズのレンズ面T1から、投射レンズにより投射された変調光の投射面6における最も近い位置C1までの最短距離P1と、最も遠い位置C2までの最短距離P2との比は、投射面6に投射された変調光の視認位置VPを含み、かつ、当該視認位置VPから変調光を視認する方向である視認方向Bに直交する面T2から、変調光の投射面6における最も近い位置C1までの最短距離S1と、最も遠い位置C2までの最短距離S2との比に略一致する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源と、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された変調光を投射する投射レンズとを備えた画像表示装置、及び、当該画像表示装置を備える遊技機に関する。
従来、パチンコ機及びパチスロ機等の遊技機が知られている。このような遊技機として、液晶パネル等の可変表示装置が設けられたものが普及しており、当該遊技機では、可変表示装置をCPU等により駆動制御して、絵柄および数字がスクロールする抽選画像や大当たり画像等が表示されるように構成され、遊技性が高められている。
しかしながら、このような可変表示装置が設けられた遊技機では、抽選画像やリーチ画像等を多彩にしても、演出が単調となりやすく、遊技者に飽きられやすいという傾向があった。
このような問題に対して、遊技機の盤面を覆う透光板の内側にスクリーンを設け、当該スクリーンに向かって画像を投射する投射型表示装置を備えた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の遊技機では、役物等が配置される遊技面の略中央に、可変表示装置と、スクリーンに画像を投射する投射型表示装置とが設けられ、抽選動作等の条件下で、投射型表示装置が形成画像をスクリーンに投射する。これによれば、可変表示装置だけでなく、透光板の内側に設けられたスクリーンに画像が表示されるので、遊技者を飽きさせにくい多くの演出を実行することができる。
しかしながら、このような構成では、遊技面と透光板との距離が短いため、投射型表示装置から射出される画像を適切に表示させるには、高価な光学部品を適切に調節する必要があるなど構成が複雑化してしまう。
これに対し、遊技面の略中央にスクリーンを配置し、当該スクリーンの投射面に対して傾斜する方向に投射型表示装置から画像を投射する構成が考えられる。このような構成によれば、遊技機内の奥行き方向の寸法を利用して、投射型表示装置とスクリーンとの距離を広げることができるので、視認に適した大きさの画像を表示することができる。
特開2006−116159号公報
しかしながら、スクリーンを遊技面に傾斜して配置する前述の構成では、スクリーンに投射された画像を、当該スクリーンに正対する位置から観察する場合、投射画像が歪んでしまうという問題がある。このため、投射位置での画像の歪みをデジタル処理して補正する構成が考えられるが、適切に画像が補正されないと更に投射画像が劣化するという問題や、画像処理が複雑化するという問題がある。一方、投射型表示装置を構成する投射レンズをシフトさせることにより、投射画像の歪みを解消する構成が考えられるが、このような場合では、投射レンズの口径が大きくなってしまう。このため、投射レンズひいては投射型表示装置が高価になるという問題や、投射型表示装置が大型化してしまうという問題がある。特に、遊技機の奥行き寸法は限られているため、投射型表示装置が大型化すると、当該遊技機に収まり切らないという問題も生じてしまう。
本発明の目的は、適切に画像を表示することができる画像表示装置、及び、当該画像表示装置を備えた遊技機を提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の画像表示装置は、光源と、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された変調光を投射する投射レンズとを備えた画像表示装置であって、前記投射レンズにより前記変調光が投射される投射面は、前記投射レンズによる前記変調光の投射方向に対して傾斜した傾斜面とされ、前記投射レンズのレンズ面から、前記投射面における前記投射レンズにより投射された前記変調光の最も近い位置までの最短距離と、最も遠い位置までの最短距離との比は、前記投射面に投射された前記変調光を視認する視認位置を含み、かつ、当該視認位置から前記変調光を視認する方向である視認方向に直交する面から、前記投射面における前記変調光の最も近い位置までの最短距離と、最も遠い位置までの最短距離との比に略一致することを特徴とする。
ここで、投射レンズのレンズ面とは、レンズの中心を通り、かつ、当該レンズの光軸に直交する面を指す。また、当該レンズ面は、投射レンズが複数のレンズによって構成されている場合には、複数のレンズのうち最も光射出側に位置するレンズのレンズ面とされる。また、視認位置とは、例えば、画像を観察する観察者の目の位置とすることができる。
本発明によれば、投射レンズによる変調光の投射方向に対して傾斜した投射面上に、変調光である画像が投射されることで生じる当該画像の歪みと、視認位置からの視認方向に対して傾斜した投射面に表示された画像を視認する際の当該画像の歪みとを相殺することができる。従って、投射面上に投影された画像を歪みのない画像として観察者に観察(視認)させることができ、観察者にとって適切な画像を表示することができる。
また、これにより、画像処理の複雑化を解消することができるだけでなく、レンズシフト等の複雑な構成を採用せずに済むので、画像表示装置の構成を簡略化することができ、画像表示装置を安価に構成することができる。
本発明では、前記投射面は、拡散性を有する透過型スクリーンであることが好ましい。
本発明によれば、投射レンズから射出された変調光は、透過型スクリーンに投射される。これによれば、透過型スクリーンに投射された変調光は、拡散して画像として認識しやすくなるので、前述のように歪みが相殺された画像を、観察者に見易くすることができる。
本発明では、前記投射面を有し、入射した前記変調光を前記視認位置へと屈折させる屈折手段を備えることが好ましい。
このような屈折手段として、フレネルレンズ等を例示することができる。
ここで、前述の透過型スクリーンを備えた構成では、投射レンズのレンズ面から最も近い位置と、最も遠い位置との距離の差が生じてしまうため、当該最も近い位置の輝度と、最も遠い位置の輝度とに差が生じてしまう。このため、視認される画像の一端が明るく、他端が暗くなってしまう場合がある。
これに対し、本発明によれば、屈折手段により、変調光の焦点が視認位置に合うように、投射レンズにより投射された変調光を視認位置へと屈折することで、投射画像において輝度の差が生じることを抑えることができる。従って、投射画像の劣化を抑えることができる。
本発明では、前記屈折手段は、拡散性を有することが好ましい。
ここで、屈折手段により、投射レンズから投射された変調光の焦点位置を、視認位置に合わせるように屈折させると、当該視認位置がずれた場合には、画像としての認識能が低下してしまう。これに対し、本発明では、屈折手段が拡散性を有することにより、視認位置が多少ずれた場合でも、当該屈折手段に投射された変調光を画像として認識させることができる。従って、投影された画像の認識能を高めることができる。
本発明では、前記視認位置と、前記屈折手段との間には、当該屈折手段を介して前記投射レンズにより投射された前記変調光が結像する透過型スクリーンが設けられ、前記透過型スクリーンは、前記視認位置から前記透過型スクリーンに投影された画像を認識する方向に対して略直交するように配置されていることが好ましい。
本発明によれば、投射レンズにより投射された変調光は、当該投射レンズによる変調光の投射方向に対して傾斜して設けられた屈折手段を介して、視認位置からの画像の認識方向に略直交する透過型スクリーンに投影され、観察者により画像として認識される。
これによれば、投射レンズと屈折手段とが一つの投射光学装置として機能し、光変調装置により変調された変調光が、これら投射レンズ及び屈折手段を介して、透過型スクリーンに結像することとなる。ここで、透過型スクリーンは、画像の視認方向に略直交しているため、視認位置を含み、かつ、当該視認方向に直交する面から透過型スクリーンまでの距離は略一定となる。これにより、屈折手段により変調光が屈折される際に、前述のように歪みが相殺された画像が、視認方向に略直交する透過型スクリーンに投射されることにより、当該画像に歪み等の劣化が生じることを確実に抑えることができる。従って、画像劣化の少ない適切な画像表示を行うことができる。
本発明の遊技機は、前述の画像表示装置を備えることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、パチンコ機、パチスロ機、ピンボール及びアレンジボール等を例示することができる。
本発明によれば、前述の画像表示装置と同様の効果を奏することができる。
また、遊技機の動作中においては、遊技者は略一定の視認位置から、画像表示装置により投影された画像を視認することとなるので、画像の視認位置が、ある程度固定される。このため、予想される視認位置に合わせて投射レンズや投射面を配置することができるので、表示される画像に歪みが生じることを一層確実に抑制することができる。
さらに、遊技機を構成し、かつ、遊技者に正対する遊技盤の裏側に画像表示装置が設けられている場合には、遊技盤に対する、投射レンズにより変調光が投射される投射面の角度を調節することにより、当該遊技盤から画像表示装置の全てが含まれるまでの最小寸法を小さくすることができる。従って、遊技機の奥行き方向の寸法を小さくすることができる。
〔1.第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔パチンコ機1の概略構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機1の概略構成を示す正面図である。
パチンコ機1は、本発明の遊技機に相当し、本実施形態では、フィーバー機として構成されている。このパチンコ機1は、図1に示すように、遊技盤2と、この遊技盤2の遊技面(遊技者から見える面)2Aを覆う透光板としてのガラス板3と、遊技盤2における遊技者とは反対側に配置される画像表示装置4とを備えている。また、パチンコ機1は、これらの他、図1では図示を省略したが、遊技球の払い出しを行う払出装置、音声を出力する音声出力装置、装置全体を制御する制御装置、及び、駆動電力を供給する電源装置等を備え、これらが図示しない筐体内に収納されている。
遊技盤2は、略矩形の合板材で形成されている。この遊技盤2において、遊技者に対向し、かつ、遊技球が通過する遊技面2Aには、複数の釘(図示省略)が配設されている。また、この遊技面2Aの略中央には、矩形状を有する開口2A1が形成され、当該開口2A1には、透光板2A2が嵌め込まれている。この透光板2A2に対応する遊技盤2の裏側には、後述する画像表示装置4を構成するスクリーン6(図2)が、遊技盤2に傾斜するように配置されている。
開口2A1の上方および左右には、当該画像表示装置4の動作と連動して点灯および点滅するランプ表示装置21及びLED装置22が配置されている。
また、開口2A1の下方には、遊技球が入賞すると前述の制御装置による大当り抽選が開始される入賞口であるスタートチャッカー23が配置され、このスタートチャッカー23に遊技球を導く風車24が、開口2A1の左右にそれぞれ配置されている。
さらに、各風車24の下方には、遊技球が入賞すると、前述の払出装置により所定数の遊技球が払い出される入賞口であるチャッカー25が配置されている。
また、スタートチャッカー23の下方には、制御装置による大当り抽選の結果、大当りである場合に、所定の時間が経過するまで、あるいは、所定数の遊技球が入賞するまで開閉動作が繰り返される入賞口であるアタッカー26が配置されている。
このアタッカー26の下方には、どの入賞口にも入賞しなかった遊技球が、遊技盤2内に導かれるアウト口27が形成されている。
〔画像表示装置4の構成〕
図2は、パチンコ機1の断面を模式的に示す図である。
画像表示装置4は、制御装置による制御下で、当該制御装置から入力する画像情報に応じた画像を形成表示するものである。この画像表示装置4は、図2に示すように、表示装置本体5と、スクリーン6とを備えて構成されている。
このうち、スクリーン6は、表示装置本体5から投射された画像光が投射されるものであり、略矩形に形成されている。このスクリーン6は、前述の透光板2A2に対応する遊技盤2の裏側に、当該遊技盤2の遊技面2Aに対して傾斜して配置されており、表示装置本体5から画像光が投射されるスクリーン6の投射面は、傾斜面とされている。詳述すると、スクリーン6は、上方側の端部が遊技盤2の裏面2Bに当接し、下方側の端部が当該裏面2Bから所定距離だけ離間するように配置されている。そして、当該スクリーン6は、遊技盤2の裏側に配置された表示装置本体5から投射された画像を、当該遊技盤2の正面側に位置する遊技者が視認できるように、透光性を有し、かつ、拡散性を有するレンチキュラーシートによって構成されている。
図3は、表示装置本体5の構成を示す模式図である。
表示装置本体5は、前述のように、制御装置から入力する画像情報に応じた画像を形成し、スクリーン6に拡大投射するものである。この表示装置本体5は、図3に示すように、光源装置51、集光レンズ52、偏光変換装置53、ロッドインテグレータ54、重畳レンズ55、液晶ライトバルブ56、投射レンズ57、及び、これらを内部に収納配置する外装筐体58を備えて構成されている。
このうち、外装筐体58は、合成樹脂から構成され、全体略直方体状に形成されている。なお、外装筺体58は、合成樹脂等に限らず、そのほかの材料、例えば金属により構成してもよい。
光源装置51は、詳しい図示を省略するが、後述する液晶ライトバルブ56を構成する液晶パネルの画像形成領域を照明する。なお、光源装置51は、本実施形態では、LED(Light Emitting Diode)を複数備えた構成としているが、LD(Laser Diode)等の他の固体光源を備えた構成としてもよく、また、高圧水銀ランプ等の放電光源ランプを備えた構成としてもよい。また、固体光源を用いた場合には、当該固体光源の数及び配置は、適宜設定してよい。
集光レンズ52は、光源装置51から射出された光を集光し、当該集光レンズ52の光路後段に位置する偏光変換装置53に入射させる。
偏光変換装置53は、ロッドインテグレータ54の入射側の端面に設けられ、光源装置51から射出された光を略1種類の直線偏光に変換するものである。
ここで、偏光を変調するタイプの液晶パネルでは、1種類の直線偏光しか利用できず、ランダムな偏光光を発する光源装置51からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換装置53にて、光源装置51から射出された光を1種類の直線偏光に揃え、当該直線偏光を用いることで、液晶パネルでの画像形成における光の利用効率を高めている。
ロッドインテグレータ54は、ガラス等の透光性材料から断面矩形状に構成されている。このロッドインテグレータ54は、偏光変換装置53を介して入射した光を、内部で反射を繰り返させることにより、透過光束の光軸に直交する面内の照度を均一化して射出側の端面から射出する。なお、本実施形態では、ロッドインテグレータ54は、透光性材料による中実ロッドとして構成したが、中空ロッドで構成してもよい。
重畳レンズ55は、ロッドインテグレータ54を介して面内照度が均一化された光束を、液晶ライトバルブ56を構成する液晶パネルの画像形成領域に重畳させる。
液晶ライトバルブ56は、入射する光束を制御装置から入力する画像情報に係る駆動信号に応じて変調して、当該画像情報に応じた画像光(変調光)を形成する光変調装置である。この液晶ライトバルブ56は、詳しい図示を省略したが、液晶パネルと、当該液晶パネルを挟む一対の偏光板とを備えて構成されている。
このうち、液晶パネルは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものであり、対向配置される一対の透明基板内に電気光学物質としての液晶が密封封入されている。そして、これら液晶パネルは、入力する駆動信号に応じて画像形成領域内にある液晶の配向状態が制御され、当該液晶パネルの光入射側に位置する偏光板から射出された偏光光束の偏光方向を変調して画像光を形成する。
なお、詳しくは後述するが、液晶パネルの画像形成領域は、投射レンズ57による光束の投射方向(矢印A方向)に対して傾斜して配置されている。
液晶パネルを挟む一対の偏光板は、それぞれ入射した光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収する。これら偏光板は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。これら偏光板のうち、液晶パネルの光射出側に位置する偏光板は、液晶パネルから射出された光束のうち、入射側の偏光板における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させる。
投射レンズ57は、液晶ライトバルブ56にて変調された画像光を、図3中矢印A方向に射出し、スクリーン6上に結像させるとともに、当該画像光を拡大投射する投射光学装置としての機能を有するものである。この投射レンズ57は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
〔スクリーン6の位置〕
図4は、スクリーン6に対する表示装置本体5と遊技者の視認位置VPとの位置関係を示す図である。なお、図4においては、パチンコ機1を構成する遊技盤2及びガラス板3等の図示を省略している。
表示装置本体5から画像光(液晶ライトバルブ56により変調された変調光)が投射され、かつ、当該画像光に係る画像が結像するスクリーン6は、前述のように、透光板2A2に対応する遊技盤2の裏面2B側に配置されている。
ここで、表示装置本体5の投射レンズ57のレンズ面T1から、当該スクリーン6の投射面上に投影された画像におけるレンズ面T1に最も近い位置C1までの最短距離をP1とし、当該レンズ面T1から、画像におけるレンズ面T1から最も遠い位置C2までの最短距離をP2とする。なお、レンズ面T1は、投射レンズ57を構成する複数のレンズのうち、最も光射出側に位置するレンズの中心を通り、かつ、当該レンズの光軸に直交する面である。
また、遊技者の目の位置である視認位置VPを含み、かつ、当該視認位置VPからの遊技者の視認方向(図4中矢印B)に対して直交する面T2から、スクリーン6の投射面に投影された画像における面T2に最も近い位置C1までの最短距離をS1とし、当該面T2から、画像における面T2から最も遠い位置C2までの距離をS2とする。
このような場合、スクリーン6は、以下に示す式(I)が成立する位置に配置されている。
[数式1]
P1/P2 = S1/S2 …(I)
上記式(I)が成立する位置にスクリーン6が配置されている場合、表示装置本体5から投射され、かつ、当該表示装置本体5の投射レンズ57による投射方向及び遊技盤2に対して傾斜して配置されたスクリーン6に結像された画像を、歪みのない画像として遊技者に視認させることができる。
すなわち、投射レンズ57による画像光の投射方向(矢印A方向)に対して傾斜したスクリーン6に、投射レンズ57から画像光が投射されることによって生じる画像の歪みと、遊技者の視認方向に対して傾斜したスクリーン6に投射された画像を観察する際の当該画像の歪みとを相殺することができる。このため、遊技者は、スクリーン6に投射された画像を歪みのない画像として認識することができる。
また、表示装置本体5の液晶ライトバルブ56の画像形成領域を拡大した面T4と、レンズ面T1と、スクリーン6の投射面に沿った面T3とは、点Pで交わる。これによれば、シャインプルーフの原理により、スクリーン6に投射された画像のピントが合うため、画像の視認性を高めることができる。
以上説明した本実施形態のパチンコ機1によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、画像表示装置4を構成する表示装置本体5及びスクリーン6は、前述の式(I)が成立するように配置されている。これによれば、投射レンズ57から、当該投射レンズ57による画像光の射出方向に対して傾斜したスクリーン6に投射した際の画像の歪みと、視認位置から当該画像を観察する際に認識される画像の歪みとを相殺することができる。従って、スクリーン6上に投射された画像を、歪みのない画像として遊技者に認識させることができる。従って、画像の劣化を抑えた適切な画像を表示することができる。
また、画像表示装置4を構成する表示装置本体5及びスクリーン6を、遊技盤2に対して傾斜して配置したことにより、当該遊技盤2の裏面2Bから画像表示装置4の全てが含まれる最小寸法を小さくすることができる。
ここで、スクリーン6が遊技盤2の遊技面2Aに沿って配置されている場合には、表示装置本体5を当該スクリーン6の背面側に位置させる必要があるので、裏面2Bから画像表示装置4の全てが含まれる最小寸法が大きくなる。このため、パチンコ機1の奥行き寸法が大きくなってしまう。また、このようにスクリーン6が配置され、裏面2Bに沿って表示装置本体5が配置されている場合に、当該表示装置本体5から射出された画像光をミラーによって反射させてスクリーン6に投影する構成も考えられるが、ミラーが追加されるため構成部材が増加されるだけでなく、当該ミラーによってパチンコ機1の奥行き寸法が大きくなってしまう。
これに対し、スクリーン6の遊技盤2に対する傾斜角を適切に調節することにより、裏面2Bから画像表示装置4の全てが含まれる最小寸法を小さくすることができるので、パチンコ機1の奥行き寸法を小さくすることができる。
また、パチンコ機1を動作させる場合、遊技者は、当該パチンコ機1の正面側に位置し、スクリーン6に投影された画像に対する遊技者の視認位置は、遊技中は大きく変更されることはなく、また、当該視認位置は、遊技者が代わってもそれほど大きく変更されない。すなわち、パチンコ機1の動作中では、遊技者の視認位置は、ある程度固定される。このため、予想される視認位置に合わせて表示装置本体5及びスクリーン6を配置することにより、パチンコ機1の略全ての遊技者に、スクリーン6に投影された画像を、歪みのない画像として認識させることができる。
また、表示装置本体5を構成する液晶ライトバルブ56は、当該液晶ライトバルブ56の液晶パネルにおける画像形成領域を拡大した面T4が、投射レンズ57のレンズ面T1、及び、スクリーン6の投射面に沿った面T3のそれぞれと点Pで交わるように、投射レンズ57の画像光の投射方向に対して傾斜して配置されている。これによれば、投射レンズ57により投影された画像の焦点位置を、スクリーン6に合わせることができる。従って、投射画像のピントを適切に合わせることができる。
また、スクリーン6は拡散性を有する透過型のレンチキュラーシートにより構成されている。これによれば、投射レンズ57により投影された画像光が当該スクリーン6により拡散するので、投影された画像を視認させやすくすることができるだけでなく、視認位置が多少移動した場合でも、当該スクリーン6に投影された画像を適切に視認することができる。従って、遊技者にとって見易い画像を表示することができる。
〔2.第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機1Aについて説明する。
本実施形態のパチンコ機1Aは、前述のパチンコ機1と同様の構成を備えるが、当該パチンコ機1では、画像表示装置4は、表示装置本体5とスクリーン6とを備えて構成されていたが、本実施形態のパチンコ機1Aが備える画像表示装置4Aは、表示装置本体5とフレネルレンズ7とを備えている点で、パチンコ機1Aとパチンコ機1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本実施形態に係るパチンコ機1Aの構成を示す図である。
パチンコ機1Aは、前述のパチンコ機1と同様に、遊技盤2、ガラス板3及び画像表示装置4A等を備えて構成されている。
このうち、画像表示装置4Aは、図5に示すように、表示装置本体5を備えている。また、画像表示装置4Aは、前述の画像表示装置4とは異なり、スクリーン6に代えて屈折手段としてのフレネルレンズ7を備えて構成されている。
フレネルレンズ7は、表示装置本体5の投射レンズ57から投射された画像光(変調光)を、遊技者の目の位置である視認位置VPに屈折させ、当該画像光を視認位置VPに集束させる性質を有するとともに、拡散性を有している。このため、表示装置本体5から射出された画像光は、フレネルレンズ7にて結像し、遊技者は、当該フレネルレンズ7に投影された画像を認識する。このフレネルレンズ7は、透光板2A2に対応する遊技盤2の裏面2B側に、遊技盤2及び表示装置本体5の投射レンズ57の投射中心と、視認位置VPとが共役となるように傾斜して配置されている。また、フレネルレンズ7は、前述のスクリーン6と同様の位置に配置されている。
具体的に、投射レンズ57のレンズ面T1から、当該投射レンズ57により投射され、かつ、フレネルレンズ7の投射面であるレンズ面T5に投影された画像におけるレンズ面T1に最も近い位置C1までの最短距離をP1とし、当該レンズ面T1から、画像におけるレンズ面T1から最も遠い位置C2までの最短距離をP2とし、また、視認位置VPを含み、かつ、遊技者の視認方向(矢印B方向)に直交する面T2から、画像における面T2に最も近い位置C1までの最短距離をS1とし、当該面T2から、画像における面T2から最も遠い位置C2までの最短距離をS2とした場合に、前述の式(I)が成立する位置に、フレネルレンズ7は配置されている。このため、表示装置本体5から画像光が投射される投射面であるフレネルレンズ7のレンズ面T5は、投射レンズ57の画像光の投射方向に対して傾斜した傾斜面とされている。
また、投射レンズ57のレンズ面T1と、フレネルレンズ7のレンズ面T5と、表示装置本体5の液晶ライトバルブ56を構成する液晶パネルの画像形成領域を拡大した面T4とは、それぞれ、点Pにて交差する。これによれば、光源装置51から射出され、かつ、液晶ライトバルブ56にて変調された変調光は、投射レンズ57により、フレネルレンズ7のレンズ面T5上に焦点を結ぶので、フレネルレンズ7に投射された画像を、ピントが合った画像として、遊技者に認識させることができる。
以上のような本実施形態のパチンコ機1Aによれば、前述のパチンコ機1が奏することのできる効果と同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
すなわち、画像表示装置4Aを構成する表示装置本体5の投射レンズ57、及び、当該投射レンズ57から画像光が投影されるフレネルレンズ7は、前述の式(I)が成立するように配置されている。これによれば、投射レンズ57による画像光の投射方向に対して傾斜して配置されたフレネルレンズ7に画像光を投射し、当該フレネルレンズ7上に画像を結像させた際の画像の歪みと、視認位置から画像を観察した際の画像の歪みとを相殺することができる。従って、フレネルレンズ7上に投射された画像を、歪みのない画像として遊技者に認識させることができる。従って、デジタル補正やレンズシフト等の構成を必要とせずに、適切な画像を表示することができる。
また、遊技盤2に対する表示装置本体5及びフレネルレンズ7のそれぞれの傾斜角を適切に調節することにより、当該遊技盤2の裏面2Bから画像表示装置4Aの全てが含まれる最小寸法を小さくすることができる。従って、パチンコ機1Aの奥行き寸法を小さくすることができる。
また、フレネルレンズ7に投影された画像を視認する遊技者の視認位置は、パチンコ機1Aの遊技中はそれほど変更されず、また、当該視認位置は、遊技者が代わってもそれほど大きく変更されない。このため、視認位置VPはある程度固定されるので、予想される視認位置VPに合わせて表示装置本体5及びフレネルレンズ7を配置することにより、パチンコ機1の略全ての遊技者に、フレネルレンズ7に投影された画像を、歪みのない画像として認識させることができる。
また、表示装置本体5を構成する液晶ライトバルブ56は、当該液晶ライトバルブ56の液晶パネルにおける画像形成領域を拡大した面T4が、投射レンズ57及びフレネルレンズ7の各レンズ面T1,T5のそれぞれと点Pで交わる。これによれば、投射レンズ57により投影された画像光の焦点位置を、フレネルレンズ7に合わせることができる。従って、投射画像のピントを適切に合わせることができる。
ここで、前述のスクリーン6を備えた構成では、投射レンズ57から投射され、スクリーン6に結像した画像では、当該投射レンズ57の両端部とレンズ面T1とのそれぞれの最短距離に差が生じているため、一方の端部(位置C1側の端部)と他方の端部(位置C2側の端部)とに輝度差が生じてしまう。これに対し、投射レンズ57から投射された画像光をフレネルレンズ7で屈折させ、当該画像光の焦点位置を視認位置VPに一致させることにより、認識される画像の端部間での輝度差を生じさせにくくすることができる。従って、画像の劣化を一層抑制することができる。
さらに、フレネルレンズ7は拡散性を有しているので、フレネルレンズ7上に投射レンズ57から投射された画像光を拡散させることができる。従って、遊技者の目の位置、すなわち、視認位置VPが多少ずれた場合でも、投射画像の視認性を高めることができる。
〔3.第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係るパチンコ機1Bについて説明する。
本実施形態のパチンコ機1Bは、前述のパチンコ機1,1Aと同様の構成を備えるが、当該パチンコ機1の画像表示装置4は、表示装置本体5及びスクリーン6を備えて構成され、パチンコ機1Aの画像表示装置4Aは、表示装置本体5及びフレネルレンズ7を備えて構成されていたが、本実施形態のパチンコ機1Bの画像表示装置4Bは、表示装置本体5、フレネルレンズ8及びスクリーン9を備えている点で、本実施形態のパチンコ機1Bとパチンコ機1,1Aとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本実施形態に係るパチンコ機1Bの構成を示す図である。
パチンコ機1Bは、前述のように、遊技盤2、ガラス板3及び画像表示装置4B等を備えて構成されている。このうち、画像表示装置4Bは、図6に示すように、表示装置本体5、フレネルレンズ8及びスクリーン9を備えて構成されている。
このうち、フレネルレンズ8は、表示装置本体5から射出された画像光を遊技者の視認位置VP側に屈折させ、後述するスクリーン9に結像させる屈折手段である。すなわち、本実施形態のパチンコ機1Bが備える画像表示装置4Bでは、表示装置本体5が有する投射レンズ57と、フレネルレンズ8とが、スクリーン9に画像を投射する投射光学装置として機能する。このフレネルレンズ8は、遊技盤2に対して、また、表示装置本体5の投射レンズ57による画像光の投射方向(矢印A方向)に対して、それぞれに傾斜して配置され、前述のフレネルレンズ7と同じ位置に配置されている。すなわち、表示装置本体5から画像光が投射されるフレネルレンズ8のレンズ面T6は、投射レンズ57の画像光の投射方向に対して傾斜した傾斜面である。
具体的に、投射レンズ57のレンズ面T1から、当該投射レンズ57により投射され、かつ、フレネルレンズ8のレンズ面T6における画像光の入射領域でのレンズ面T1に最も近い位置C1までの最短距離をP1とし、当該入射領域でのレンズ面T1から最も遠い位置C2までの最短距離をP2とし、また、遊技者の目の位置である視認位置VPを含み、かつ、遊技者の視認方向(矢印B方向)に直交する面T2から、当該入射領域での面T2に最も近い位置C1までの最短距離をS1とし、当該入射領域での面T2から最も遠い位置C2までの最短距離をS2とすると、前述の式(I)が成立する位置に、レンズ面T6が位置するように、フレネルレンズ8は配置されている。
そして、フレネルレンズ8は、前述のように、入射した画像光をスクリーン9に屈折させて結像させる。
スクリーン9は、フレネルレンズ8と、遊技者の視認位置VPとの間に、遊技者の視認方向(B方向)に対して直交するように配置され、前述の遊技盤2に形成された開口2A1を閉塞する透光板2A2の裏面に貼付されている。このスクリーン9は、拡散性を有するレンチキュラーシートにより構成され、フレネルレンズ8を介して表示装置本体5から入射した画像光が結像し、当該スクリーン9に結像した画像が、遊技者に視認される。
以上説明した本実施形態のパチンコ機1Bによれば、前述のパチンコ機1が奏することのできる効果と同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
すなわち、画像表示装置4Bを構成する表示装置本体5の投射レンズ57及びフレネルレンズ8は、前述の式(I)が成立するように配置され、当該投射レンズ57から投射された画像光は、フレネルレンズ8によりスクリーン9に結像し、画像として認識される。これによれば、投射レンズ57とフレネルレンズ8とが1つの投射光学装置として機能し、液晶ライトバルブ56により変調された画像光を、遊技者の視認方向(B方向)に直交するスクリーン9に投影することができる。ここで、スクリーン9は、遊技者の視認方向に対して直交しているので、前述の面T2からスクリーン9の画像投影面までの距離は一定となる。このため、遊技者は、スクリーン9に投影された画像をそのまま認識することとなるが、当該スクリーン9にフレネルレンズ8により結像される画像は、前述のように歪みのない画像とされているので、遊技者は、スクリーン9に投射された画像を、歪みのない画像と認識することができる。従って、デジタル補正やレンズシフト等の構成を必要とせずに、適切な画像を表示することができる。
また、遊技盤2に対する表示装置本体5及びフレネルレンズ8のそれぞれの傾斜角を適切に調節することにより、当該遊技盤2の裏面2Bから画像表示装置4Bの全てが含まれる最小寸法を小さくすることができる。従って、パチンコ機1Bの奥行き寸法を小さくすることができる。
また、画像が投影されるスクリーン9が、遊技者の視認方向に直交するように配置されているので、画像を見易くすることができるとともに、当該画像の劣化を一層抑制することができる。従って、表示画像の高画質化を図ることができる。
さらに、スクリーン9が拡散性を有するので、遊技者の視認位置VPが多少ずれても、当該スクリーン9に投影された画像を確実に視認することができる。従って、前述のような歪みのない画像を、より一層見易くすることができる。
〔4.実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記第2及び第3実施形態では、屈折手段として、フレネルレンズを採用したが、本発明はこれに限らず、他の光学部品を採用してもよい。なお、フレネルレンズを採用した場合には、光の屈折を大きくすることができるとともに、拡散性を付与することができる。
前記各実施形態では、表示装置本体5は、スクリーン6及びフレネルレンズ7,8に対して上方に位置し、当該表示装置本体5から下方に位置するスクリーン6及びフレネルレンズ7,8に画像光(変調光)を投射するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、表示装置本体5、スクリーン6及びフレネルレンズ7,8のそれぞれの位置は、前述の式(I)が成立するのであれば、適宜設定してよい。また、同様に、スクリーン6及びフレネルレンズ7,8の遊技盤2に対する傾斜角も適宜設定してよい。
前記第3実施形態では、フレネルレンズ8により屈折された画像光が結像するスクリーン9は、遊技盤2の開口2A1に嵌め込まれた透光板2A2の裏面に貼付されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、遊技盤2を覆うガラス板3における当該遊技盤2に対向する面に貼付してもよい。
前記各実施形態では、表示装置本体5は、1つの液晶ライトバルブ56を備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以上の液晶ライトバルブを用いた構成とすることも可能である。
また、前記各実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶ライトバルブ56を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶ライトバルブを用いてもよい。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶ライトバルブ56を有する表示装置本体5を備えて構成される画像表示装置4,4A,4Bを例示したが、入射光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶層以外の光変調装置を用いた画像表示装置として構成することも可能である。
前記各実施形態では、遊技機として、画像表示装置4,4A,4Bを備えたパチンコ機1,1A,1Bを例示したが、本発明はこれに限らず、パチスロ機、ピンボール、アレンジボール等の遊技機にも本発明を適用可能である。また、これら遊技機に限らず、本発明の画像表示装置4,4A,4Bを、ディスプレイやテレビジョン受像機として利用することもでき、また、他の電子機器に内蔵するように構成することも可能である。
本発明は、表示された画像を観察する方向とは反対方向から投射する画像表示装置に利用でき、特に、パチンコ機等の遊技機に用いられる画像表示装置として好適に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の概略構成を示す正面図。 前記実施形態におけるパチンコ機の断面を模式的に示す図。 前記実施形態における表示装置本体の構成を示す模式図。 前記実施形態におけるスクリーンに対する表示装置本体と遊技者の視認位置との位置関係を示す図。 本発明に第2実施形態に係るパチンコ機の構成を示す図。 本発明に第3実施形態に係るパチンコ機の構成を示す図。
符号の説明
1…遊技機、4…画像表示装置、6…スクリーン(投射面、透過型スクリーン)、7,8…フレネルレンズ(投射面、屈折手段)、51…光源装置(光源)、56…液晶ライトバルブ(光変調装置)、57…投射レンズ、C1…最も近い位置、C2…最も遠い位置、P1,P2,S1,S2…最短距離、T1…レンズ面、T2…面、T3…面(投射面)、T5…レンズ面(投射面)、T6…レンズ面(投射面)、VP…視認位置。

Claims (6)

  1. 光源と、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された変調光を投射する投射レンズとを備えた画像表示装置であって、
    前記投射レンズにより前記変調光が投射される投射面は、前記投射レンズによる前記変調光の投射方向に対して傾斜した傾斜面とされ、
    前記投射レンズのレンズ面から、前記投射面における前記投射レンズにより投射された前記変調光の最も近い位置までの最短距離と、最も遠い位置までの最短距離との比は、前記投射面に投射された前記変調光を視認する視認位置を含み、かつ、当該視認位置から前記変調光を視認する方向である視認方向に直交する面から、前記投射面における前記変調光の最も近い位置までの最短距離と、最も遠い位置までの最短距離との比に略一致することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記投射面は、拡散性を有する透過型スクリーンであることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記投射面を有し、入射した前記変調光を前記視認位置へと屈折させる屈折手段を備えることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項3に記載の画像表示装置において、
    前記屈折手段は、拡散性を有することを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項3に記載の画像表示装置において、
    前記視認位置と、前記屈折手段との間には、当該屈折手段を介して前記投射レンズにより投射された前記変調光が結像する透過型スクリーンが設けられ、
    前記透過型スクリーンは、前記視認位置から前記透過型スクリーンに投影された画像を認識する方向に対して略直交するように配置されていることを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像表示装置を備えることを特徴とする遊技機。
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JP2017104379A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用表示装置

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