JP2008089682A - 情報表示モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】反射型の表示装置と発光型の表示装置とが組み合わされており、継ぎ目が目立たずに、かつ表示性能の低下も少ない情報表示モジュールを提供する。
【解決手段】反射性を有する発光型の表示装置10と、自ら発光しない表示装置30と、を含む情報表示モジュールであって、当該情報表示モジュールの視方向全面に直線偏光板であるカバー50が配置されていることを特徴とする情報表示モジュール。
【選択図】図5

Description

本発明は、発光型の表示装置と自らは発光しない表示装置とを含む情報表示モジュールに関する。
視覚により情報を伝達する表示装置には、自らは発光せずに当該表示装置の外部から照射される光の反射により表示するタイプと、自ら発光する発光タイプのものとがある。発光タイプのものは、構造は複雑であるが表示可能な情報量が多いため、最近では屋外での使用を前提としたものも含めて需要が増加している。
発光タイプの表示装置を屋外で使用する際に問題となるものの1つに、装置内の電極板等が外部から照射される光を反射することによる(コントラストの低下等の)表示性能の低下がある。上述の反射を抑制する手段として、例えば特許文献1には、
当該表示装置の視方向の面すなわち表示面に直線偏光板と1/4波長補正板(直行する偏光成分間に1/4波長の位相差を与える素子。以下、「1/4波長板」と称する。)を積層して円偏光板を形成することで、反射光が表示装置外部へ出射することを抑制する方法が開示されている。
特開平09−127885号公報
しかし、上述の反射の抑制方法は、反射型の表示装置と発光型の表示装置とを組み合わせた情報表示モジュールにおいては、双方の表示装置間の継ぎ目が目立ち適用が困難である。一方で、反射型の表示装置の表示性能を確保し、同時に発光型と反射型の双方の表示装置間の継ぎ目を目立たなくするために上記モジュール全面に半透過板を配置すると、発光型の表示装置の反射の抑制が不十分となる。また、上記発光型の表示装置表面の外光反射を無くすために当該情報表示モジュール表面に円偏光板をさらに配置すると、当該発光型表示装置の光量を増加させる必要が生じ、消費電力や寿命の点で課題が生じる。
本発明はかかる課題を解消するべくなされたもので、継ぎ目が目立たずに、かつ表示性能の低下も少ない情報表示モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報表示モジュールは、反射性を有する発光型の表示装置と、自ら発光しない表示装置と、を含む情報表示モジュールであって、当該モジュールの視方向全面に直線偏光板が配置されていることを特徴とする。
直線偏光板のもつ半透過特性により、上記情報表示モジュールは、当該モジュールの外部から照射される光(以下、「外光」と称する。)のうち内部に入射する光を1/2弱に抑制できる。一方上記情報表示モジュールの内部で生じた光のうちの1/2弱を当該モジュールの外部ヘ出射できる。したがって、上述する双方の型の表示装置の視認性を維持しつつ、反射性を有する発光型の表示装置の反射を抑制して当該発光型の表示装置とその周辺領域との継ぎ目を目立たなくできる。
好ましくは、上記反射性を有する発光型の表示装置の表示面に、1/4波長板が、当該波長板の光軸方向が上記直線偏光板の偏光軸と約45度の角度をなすように配置されている。ここで「約」という言葉についての説明だが、45度から配置がずれてくると遮光できる光量が減ってコントラストが低下する。しかし求められるコントラストを満たすなら、前記ずれ量が許容される。通常ディスプレイ用途であれば、45度からのずれ量は±1〜2度程度で許容される。
直線偏光板の半透過特性により、自ら発光しない表示装置の視認性を確保しつつ、上記発光型の表示装置と、その周辺領域との継ぎ目を目立たなくできる。また、上記反射性を有する発光型の表示装置の表示面には、直線偏光板と1/4波長板との組合せにより円偏光板が形成されるので、自らの発光による視認性を確保しつつ外光の反射を高いレベルで抑制できる。したがって、反射性を有する発光型の表示装置と自ら発光しない表示装置とを含む、表示性能の高い情報表示モジュールを得ることができる。
また好ましくは、上記直線偏光板に、1/4波長板が、当該波長板の光軸方向が上記直線偏光板の偏光軸と約45度の角度をなすように重ねて配置されている。
また好ましくは、上記自ら発光しない表示装置の近傍に、当該表示装置の表示面を照射可能な光源が配置されている。
全面に円偏光板が形成されるため、発光型の表示装置の視認性を確保しつつ、反射性を有する発光型の表示装置の表示面と、その周辺の領域との継ぎ目を目立たなくできる。また、光源により自ら発光しない表示装置の表示面に光を照射できるので、外光の(モジュール内への)入射が抑制されているにもかかわらず、当該表示装置の視認性を確保できる。したがって、反射性を有する発光型の表示装置と自ら発光しない表示装置とを含む、表示性能の高い情報表示モジュールを得ることができる。
また好ましくは、上記自ら発光しない表示装置の表示面に、1/4波長板が、当該波長板の光軸方向が上記直線偏光板の偏光軸と約45度の角度をなすように配置されている。
全面に円偏光板が形成されるため、発光型の表示装置の視認性を確保しつつ、反射性を有する発光型の表示装置の表示面と、その周辺の領域との継ぎ目を目立たなくできる。また、上記自ら発光しない表示装置の表示面には直線偏光板と1/2波長板が積層されることとなるので、外部から当該表示面に照射される光を1/2弱は反射でき、視認性を確保できる。したがって、表示性能の高い、反射性を有する発光型の表示装置と自ら発光しない表示装置とを含む情報表示モジュールを得ることができる。
上述したように、本発明は発光型の表示装置と自らは発光しない表示装置とを組み合わせた情報表示モジュールにかかるものである。本実施形態では反射性を有する発光型の表示装置として有機エレクトロルミネッセンス(以下、「有機EL」と称する。)表示装置を用いたものについて述べる。
(有機EL表示装置)
図1は有機EL表示装置10の全体構成を示す回路図である。各々が独立に制御される、赤色光、緑色光、青色光を発光する3タイプの有機EL装置をマトリクス状に配列してカラー表示を可能にした、アクティブマトリクス型の有機EL表示装置である。
本有機EL表示装置は画像表示領域と周辺部に大別できる。画像表示領域100には、複数の走査線102と、当該走査線と直交する複数の信号線104と、当該信号線と平行に延びる複数の電源供給線106が形成されている。画像表示領域100の周辺には、走査線駆動回路120、及び信号線駆動回路130が形成されている。走査線102には、走査線駆動回路120から、図示しない外部回路より供給される各種信号に応じて走査信号が順次供給される。そして、信号線104には信号線駆動回路130から画像信号が供給され、電源供給線106には図示しない外部回路から画素駆動電流が供給される。走査線102と信号線104との交点近傍には有機EL装置200が配置されている。
各々の有機EL装置200は、走査線102を介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用TFT108と、当該TFTを介して信号線104から供給される画素信号を保持する保持容量110と、保持容量110によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用TFT112と、駆動用TFT112を介して電源供給線106から駆動電流が流れ込む有機EL素子202と、からなる。有機EL素子202は、赤色光を発光する赤色発光素子202R、緑色光を発光する緑色発光素子202G、および青色光を発光する青色発光素子202B、の3タイプがある。そして、夫々が上記各要素と共に赤色光を発光する赤色発光装置200R、緑色光を発光する緑色発光装置200G、および青色光を発光する青色発光装置200B、の3タイプの有機EL装置を構成している。スイッチング用TFT108は画像表示領域100内で個々に独立して制御でき、駆動用TFT112は駆動電流を段階的に制御できるので、本実施形態の表示装置はカラー表示が可能である。
(有機EL素子)
図2は有機EL装置200を構成する要素である駆動用TFT112と、有機EL素子202の断面図である。
本実施形態の有機EL装置200はボトムエミッション方式であり、基板側から発光光を取り出す構造なので、基板20は石英、プラスチック、ガラス等の透光性材料で形成されている。基板20上には駆動用TFT112が形成されており、当該TFTを覆う絶縁層を介して有機EL素子202が形成されている。有機EL素子202は、周囲を隔壁で囲まれた機能層236と、駆動用TFT112に電気的に接続される陽極としての画素電極230、および複数の機能層の陰極側を共通電位とする共通電極242等で構成されている。
駆動用TFT112は、半導体層204に形成されたソース領域206、ドレイン領域208、及びチャネル領域210と、半導体層表面に形成されたゲート絶縁膜212を介してチャネル領域に対向するゲート電極214等で構成されている。駆動用TFT112の上層には、第1層間絶縁膜224が形成されており、当該第1層間絶縁膜を貫通して半導体層204に達する第1のコンタクトホール216、および第2のコンタクトホール218が形成されている。双方のコンタクトホール内にはそれぞれソース電極220、ドレイン電極222が形成され、各々の電極はソース領域206、ドレイン領域208に導通している。
第1層間絶縁膜224の上層には、第2層間絶縁膜226が形成されており、この第2層間絶縁膜226に形成された第3のコンタクトホール228に、陽極としての画素電極230の一部が埋設されている。画素電極230とドレイン電極222とが導電接続されることで、駆動用TFT112と画素電極230とが電気的に接続され、当該画素電極の周縁部に一部乗り上げるようにして隔壁240が形成されている。画素電極230を底部とし隔壁240で囲まれて形成される凹部内には正孔注入層232と有機EL層234が積層され、当該2層で機能層236となる。そして機能層の上層には少なくとも画像表示領域100上全面を覆う陰極としての共通電極242が形成されている。
正孔注入層232は発光層への電荷輸送性を高め発光効率を向上させることを目的に配置される層であり、その形成材料としては、例えば低分子材料としてTPD、NPD、銅フタロシアニン、高分子材料としてポリピロール、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリチオフェンやその誘導体等が用いられる。有機EL層234の形成材料としては、例えば低分子材料としてAlq3、DPVBi、およびこれらにNileRedやDCMなどのドーパントを添加した系や他の発光し得る低分子材料、また高分子材料として(ポリ)フルオレン誘導体(PF)、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)等が用いられる。低分子系は蒸着法や湿式法、高分子系は湿式法にて製膜できる。
上述したように本実施形態の有機EL表示装置10はボトムエミッション方式であり、基板側から発光光を取り出す構造なので、画素電極は透明導電材料で形成される。透明導電材料としてはITO(酸化インジウム・スズ合金)が好ましく、その他酸化インジウム・亜鉛合金等を用いてもよい。この他トップエミッション構造でも同様に用いることができ、その場合、基板側から陽極を積層する場合では、画素領域において反射層(パシベーション層)陽極として上述の導電性金属酸化層としてITOや酸化インジウム・亜鉛合金などを用いることができる。
ボトムエミッション構造での共通陰極は、各々の有機EL素子の陰極側をゼロ電位とする機能の他に反射板としての機能も必要なため、AL(アルミニウム)等の金属材料が好ましい。機能層から発光する光は陽極側(基板側)と陰極側とにほぼ均等に出射する。ボトムエミッションの有機EL装置では基板側が視方向となるので、機能層から陰極側に向けて出射する光も基板側に導いて利用することが好ましい。そこで、陰極に反射板としての機能も持たせ発光光を効率的に利用することで機能層の通電量を下げて、有機EL素子としての寿命を向上させ消費電力も抑制している。
しかし上述の反射板としての機能は外部から装置内に入射する光に対しても発揮されるので、後述するように、特に屋外で使用する場合には外光の反射が問題となる。トップエミッション構造の場合、共通陰極越しに発光を取り出すため、共通陰極は透明である必要がある。通常、陰極としてはMgAgやLiF/Alなどを用い、これらの金属層を薄膜化して光を取り出している。本発明においては、カラー表示を行う方式としては、RGB発光画素に対応する発光材料を各画素領域に形成する方式の他、RGB発光画素に共通して同一の発光層を形成し、カラーフィルターや色変換層を配置して各RGB発光画素に対応した発光色を取り出す方式も適用できる。
(情報表示モジュール)
図3は、上述した反射性を有する発光型の表示装置としての有機EL表示装置10と、自らは発光しない表示装置としての機械式メータ30と、を組み合わせた情報表示モジュールの概要を示す模式図である。図3(a)が正面図、図3(b)がA―A´線における断面図である。
図3(b)に示すように、機械式メータ(以下、「メータ部」と称する。)30は、駆動部32によって円弧状に動作する針34と、目盛板36等とからなっており、外光の反射により情報を表示する。そして、モジュール全体は、カバー38で覆われている。ここで、有機EL表示装置10が配置されている領域を第1の領域12として、その周囲の領域を第2の領域14とする。第1の領域12は外光の反射をできる限り抑制すべき領域であり、第2の領域14は外光をある程度は反射させる必要がある領域である。また、情報表示モジュールとしての質感を向上させるためには、上記双方の領域の継ぎ目(境界)をできる限り目立たなくすることが好ましい。なお、ここで言う反射とは、モジュール外部からモジュール内部に入射した外光が、再びモジユール外部へと出射することである。
有機EL表示装置10が位置する第1の領域12の外光反射を低減するために、モジュール全体において外光の入射を強く抑制すると、メータ部30の視認性が劣化する。また、第1の領域12のみ外光の反射を抑制すると、双方の領域間の継ぎ目が目立つ。
図4は、上述の課題を解消すべく半透過板と、直線偏光板と波長補正板とからなる円偏光板を組み合わせた従来の情報表示モジュールの概要を示す模式図である。図4(a)は図3(b)と同様の断面図であり、駆動部、針等は図示を省略している。図4(b)は、有機EL表示装置上の円偏光板を距離をおいて配置し、外光の反射を判り易く示した模式図である。図4(a)に示すように、カバーには半透過板39が用いられ、有機EL表示装置10の表示面には円偏光板40が配置されている。その結果、図4(b)に示すようにメータ部30に照射され、反射により当該モジュールの外部に出射される第1の外光41は、半透過板を2回透過することで1/4弱まで抑制される。そして、有機EL表示装置10に照射される第2の外光42は、円偏光板40によりほぼ完全に反射が抑制される。
しかし、有機EL表示装置10から発光する発光光43は円偏光板40により1/2以下に強度が低下した上で半透過板39を透過してさらに1/2以下になるため、当初の発光光は強く低下して出射する。そして、その低下を補填するために、もともとの発光の強度を増加させると、当該有機EL表示装置の寿命を損ねることとなる。以下に述べる各実施形態は、有機EL表示装置10の発光の強度の増加を抑制しつつ上記の課題を解決するものである。
(第1の実施形態)
図5に、本発明の第1の実施形態にかかる情報表示モジュールを示す。上述の図3(b)と同様の線における断面図であり、上述の図4と同様にメータ部30の駆動機構等は図示を省略している。
本実施形態にかかる情報表示モジュールの表示面のカバー50は直線偏光板で形成されている。そして有機EL表示装置10の表示面には1/4波長板54が、当該波長板の光軸方向が直線偏光板50の偏光軸と約45度の角度をなすように配置されている。したがって、第1の領域12(図3参照)には直線偏光板と1/4波長板54とからなる円偏光板が配置され、第2の領域14には直線偏光板が配置されることになる。
直線偏光板は、光の特定方向の振動成分しか透過させないので、半透過特性を有する。したがって、メータ部30を含む第2の領域14に向かって光を外部から入射する第1の外光51は、1/2弱が情報表示モジュール内に到達し、振動方向を維持したまま外部に向けて反射する。したがって、第2の領域14ではメータ部30の視認性を確保しつつ、外光の反射を抑制できる。
有機EL表示装置10の表示面には、直線偏光板からなるカバー50と1/4波長板54が配置され、円偏光板が形成されている。円偏光板は右回り、または左回りのうちのどちらか方向の成分のみを透過させる性質を有する。また、光は反射時に回転方向が逆転する性質を有する。
有機EL表示装置10が形成されている第1の領域12に向かってを外部から入射する第2の外光52は、1/2弱が当該領域に到達し、外部に向けて反射する点は第1の外光51と同様である。しかし、円偏光の光は反射により回転方向が逆転するので、反射後の外光は上述する円偏光板で吸収され、情報表示モジュール外部ヘ出射することはない。したがって、本実施形態の情報表示モジュールは、第1の領域12において外光の反射をほぼ完全に抑制できる。
上述したように反射をできる限り抑制したい第1の領域12の周辺の領域では外光の反射は1/2弱に抑制されているので、情報表示モジュール全体としては外光を反射する領域と反射しない領域とには完全に分離されない。したがって、第1の領域12と第2の領域14の継ぎ目を目立たなくすることができる。
一方、有機EL表示装置10の点燈時すなわち発光状態において発光光53は反射を経ずに直接表示装置外部ヘ出射する。つまり、発光光53はどちらかの回転方向の成分が、カバー50と1/4波長板54とからなる円偏光板を透過して情報表示モジュール外へ出射するので、発光光53の1/2弱が出射する。したがって本実施形態の情報表示モジュールを形成する有機EL表示装置10は、視認性を確保しつつ外光の反射を高いレベルで抑制できる。
以上述べたように、本実施形態の情報表示モジュールは、自ら発光しない表示装置としての機械式のメータ部30の視認性を確保しつつ、反射性を有する発光型の表示装置である有機EL表示装置10との継ぎ目を目立たなくできる。また、有機EL表示装置10の発光強度を過度に上げることなく、電極板による外光の反射を抑制できる。したがって、本実施形態にかかる情報表示モジュールは、高い表示性能を発揮できる。自発光型インジケータがある場合には、その表面にも1/4波長板を配置すると、同様に表面反射を抑えることができる。
(第2の実施形態)
図6に、本発明の第2の実施形態にかかる情報表示モジュールを示す。上記の図3(b)と同様の線における断面図であり、上記の図4と同様にメータ部30の駆動機構等は図示を省略している。
本実施形態にかかる情報表示モジュールのカバー50は、直線偏光板で形成され、それに加えて全面に1/4波長板55が貼付され2層構造となっている。カバー50の直線偏光板の偏光軸と1/4波長板55の光軸方向とが約45度の角度をなすように積層され、円偏光板となっている。したがって、第1の領域と、第2の領域の双方が円偏光板で覆われている。そしてメータ部30の近傍には、光源56が、当該メータ部に光を照射できるように配置されている。なお、左側の光源からの光は図示を省略している。
本実施形態にかかる情報表示モジュールは、全面が円偏光板で覆われている。そのため、外部から第2の領域14に向かってを入射する第1の外光61、および第1の領域12に向かって光を入射する第2の外光62の、外部ヘ向けて出射は、ほぼ完全に抑制される。
また、モジュールの内部に、メータ部30に光を照射できる光源56が配置されているため、外光の反射がほぼ完全に抑制されているにもかかわらず、メータ部30に光を照射して、その反射光64を情報表示モジュールの外部に出射できる。
また、有機EL表示装置10の上面は第1の実施形態にかかる情報表示モジュールと同様に円偏光板で覆われているため、発光光63のうちの1/2弱を、情報表示モジュールの外部に出射できる。そのため発光強度を過度に高めることなく、視認性を確保できる。
したがって、本実施形態の情報表示モジュールは、有機EL表示装置10の発光強度を過度に増加させることなく外光の反射の抑制と視認性の確保を両立でき、高い表示性能を発揮できる。
(第3の実施形態)
図7に、本発明の第3の実施形態にかかる情報表示モジュールを示す。上記の図3(b)と同様の線における断面図であり、上記の図4と同様にメータ部30の駆動機構等は図示を省略している。
本実施形態にかかる情報表示モジュールのカバー50は、第2の実施形態のカバーと同様に直線偏光板で形成され、それに加えて全面に1/4波長板55が添付され2層構造となっている。カバー50の直線偏光板の偏光軸と1/4波長板55の光軸方向とが約45度の角度をなすように積層されている点も同様である。そして、メータ部30の上面には1/4波長板57が、上記カバーを形成している1/4波長板55と光軸方向が一致するように配置されている。
有機EL表示装置10の上面は円偏光板が形成されているため、当該装置の発光光73は1/2弱は出射でき、視認性は確保される。また、メータ部30を除く第2の領域14と、第1の領域12とに照射される第2の外光72は、反射により情報表示モジュール外部へ出射することがほぼ完全に抑制されるため、第1の領域12と第2の領域14との継ぎ目を目立たなくできる。
一方、メータ部30の上面にはカバー50としての直線偏光板に加えて1/4波長板55が2層配置されるため、直線偏光板と1/2波長板の組合せが形成されている。メータ部30に照射される第1の外光71は、表示面で反射して情報表示モジュールの外部へ出射するので、1/2波長板を2回通過し、振動方向が180度ひねられる。したがって、上記直線偏光板を透過した光は、振動方向が同一のままで再度上記直線偏光板に到達しそのまま透過する。つまり、最初に直線偏光板を透過する際に1/2弱が透過した後は、反射を経ても大きくは減少することなく情報表示モジュールの外部に出射する。したがって本実施形態にかかる情報表示モジュールはカバーが円偏光板で形成されているにもかかわらず、反射性を有する発光型の表示装置と、自ら発光しない表示装置の双方の視認性を確保でき、有機EL装置の発光強度を過度に増加させることなく、高い表示性能を発揮できる。
(変形例)
上記第1から第3の実施形態では、反射性を有する発光型の表示装置としてカラー表示が可能な有機EL装置を用いた。しかし本発明は同じく反射性の電極を有する無機EL装置にも適用可能である。また、モノクロ(白黒)表示の装置に対しても同様に適用可能である。
有機EL表示装置の全体構成を示す回路図。 有機EL装置を構成する要素である駆動用TFTと有機EL素子の断面図。 有機EL表示装置と機械式メータとを組み合わせた情報表示モジュールの概要を示す模式図。 従来の情報表示モジュールの概要を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にかかる情報表示モジュールを示す図。 本発明の第2の実施形態にかかる情報表示モジュールを示す図。 本発明の第3の実施形態にかかる情報表示モジュールを示す図。
符号の説明
10…有機EL表示装置、12…第1の領域、14…第2の領域、20…基板、30…メータ部、32…駆動部、34…針、36…目盛板、38…カバー、39…半透過板、40…円偏光板、41…第1の外光、42…第2の外光、43…発光光、50…カバー、51…第1の外光、52…第2の外光、53…発光光、54…1/4波長板、55…1/4波長板、56…光源、57…1/4波長板、61…第1の外光、62…第2の外光、63…発光光、64…反射光、71…第1の外光、72…第2の外光、73…発光光、100…画像表示領域、102…走査線、104…信号線、106…電源供給線、108…スイッチング用TFT、110…保持容量、112…駆動用TFT、120…走査線駆動回路、130…信号線駆動回路、200…有機EL装置、202…有機EL素子、204…半導体層、206…ソース領域、208…ドレイン領域、210…チャネル領域、212…ゲート絶縁膜、214…ゲート電極、216…第1のコンタクトホール、218…第2のコンタクトホール、220…ソース電極、222…ドレイン電極、224…第1層間絶縁膜、226…第2層間絶縁膜、228…第3のコンタクトホール、230…画素電極、232…正孔注入層、234…有機EL層、236…機能層、240…隔壁、242…共通電極。

Claims (5)

  1. 反射性を有する発光型の表示装置と、自ら発光しない表示装置と、を含む情報表示モジュールであって、当該情報表示モジュールの視方向全面に直線偏光板が配置されていることを特徴とする情報表示モジュール。
  2. 前記反射性を有する発光型の表示装置の表示面に、1/4波長補正板が、当該波長補正板の光軸方向が前記直線偏光板の偏光軸と約45度の角度をなすように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示モジュール。
  3. 請求項1に記載の情報表示モジュールであって、前記直線偏光板に、1/4波長補正板が、当該波長補正板の光軸方向が前記直線偏光板の偏光軸と約45度の角度をなすように重ねて配置されていることを特徴とする情報表示モジュール。
  4. 前記自ら発光しない表示装置の近傍に、当該表示装置の表示面を照射可能な光源が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の情報表示モジュール。
  5. 前記自ら発光しない表示装置の表示面に、1/4波長補正板が、当該波長補正板の光軸方向が前記直線偏光板の偏光軸と約45度の角度をなすように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の情報表示モジュール。
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