JP2008089022A - 自在継手 - Google Patents

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Toru Yamase
徹 山瀬
Tomoshige Kobayashi
智茂 小林
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Abstract

【課題】トリポード系のしゅう動式自在継手において、部品点数を増やすことなく、スフェリカルローラがトラニオンジャーナル先端側から抜け落ちないようにする。
【解決手段】自在継手は、内周の円周方向等分位置に軸方向に延びるトラック溝を形成した外側継手部材と、円周方向等分位置から半径方向に突出したトラニオンジャーナル26を有する内側継手部材20と、各トラニオンジャーナル26に回転自在に担持されたローラアセンブリ30とを備え、ローラアセンブリ30は、外周面が真球状のスフェリカルローラ32と、スフェリカルローラ32とトラニオンジャーナル26との間に配列した複数の針状ころ34とからなり、トラニオンジャーナル26の外周に、針状ころ34のための軌道28と、針状ころ34の軸方向移動を規制するためのつば28a,28bが形成してあり、トラニオンジャーナル26の先端に針状ころ34の外接円よりも大径の突起28cが設けてある。
【選択図】図1

Description

この発明は、トリポード系のしゅう動式等速自在継手等の自在継手に関し、自動車や各種産業機械等の動力伝達装置に利用することができる。
前輪駆動車や独立懸架方式の後輪駆動車の駆動軸には、角度変位および軸方向変位を許容するしゅう動式等速自在継手が用いられる。従来の一般的なトリポード系のしゅう動式等速自在継手は、図2に示すように、外側継手部材としての外輪110と、内側継手部材としてのトラニオン120と、トルク伝達要素としてのローラアセンブリ130とを主要な構成要素としている。
外輪110はマウス部112とステム部116とからなり、ステム部116のスプライン(またはセレーション。以下同じ。)軸118にて、連結すべき2軸のうちの一方とトルク伝達可能に結合するようになっている。マウス部112は一端にて開口したカップ状で、内周にトラック溝114が形成してあり、各トラック溝114の側壁がローラ案内面となる。
図3に示すように、トラニオン120はボス122とトラニオンジャーナル126とからなる。ボス122は、連結すべき2軸のうちのもう一方とトルク伝達可能に結合するためのスプライン孔124を有する。図2および3ではトラニオンジャーナル126が1つだけ示してあるが、たとえば3本(トリポード型)あるいは2本(バイポード型)のトラニオンジャーナル126がボス122の円周方向に等間隔で配設される。
各トラニオンジャーナル126にローラアセンブリ130が担持されている。各ローラアセンブリ130は、スフェリカルローラ132と、針状ころ134と、インナワッシャ136と、アウタワッシャ138とを含む。針状ころ134はトラニオンジャーナル126の外周面とスフェリカルローラ132の内周面との間に転動可能に介在させてある。したがって、スフェリカルローラ132はトラニオンジャーナル126に対して回転および軸方向移動が可能である。
針状ころ134の軸方向両側にインナワッシャ136とアウタワッシャ138が配置してある。インナワッシャ136はリング状で、トラニオン120のボス122と針状ころ134の端面との間に介在する。アウタワッシャ138は横断面が概略L字形で、軸方向に延びる円筒部140と、円筒部140の一方の端部から半径方向内向きに延びる円板部142とからなる。円筒部140の他方の端部は半径方向外側に折り曲げ、折り曲げた部分144の外径をスフェリカルローラ132の内径よりも大きくしてある。トラニオンジャーナル126の先端近くに周溝128が形成してある。この周溝128に丸サークリップ146を取り付けて、アウタワッシャ138のトラニオンジャーナル126先端側への移動を規制している。そのために、アウタワッシャ138の円板部142の内径は丸サークリップ146の外径よりも小さく、また、円筒部40の外径は針状ころ134の外接円と等しいかそれよりも小さくしてある。そして、アウタワッシャ138の折り曲げた部分144により、スフェリカルローラ132がトラニオンジャーナル126の先端側へ抜け落ちないようになっている。
上述の一般的なトリポード系のしゅう動式等速自在継手とは別に、非特許文献1には、トラニオンジャーナルに針状ころの端面を受け止めるつばを設け、インナワッシャ、アウタワッシャおよび丸サークリップを廃したトリポード系のしゅう動式等速自在継手が開示されている。すなわち、図4に示すように、トラニオンジャーナル126の外周に針状ころ134のための軌道128が形成してあり、軌道128の軸方向両側にはつば128a,128bが形成してある。針状ころ134の軸方向移動はつば128a,128bによって規制される。この場合、スフェリカルローラ132がトラニオンジャーナル126の先端部へ移動すると抜け落ちる構造になっている。すなわち、トラニオンジャーナル126の外周面は、針状ころ134の外接円よりも小径で、スフェリカルローラ132の内周面よりも小径である。
特許文献1では、非特許文献1に記載されたトリポード系のしゅう動式等速自在継手のスフェリカルローラの脱落防止のために、アウタワッシャをわざわざ設けることが提案されている。
特表2000−510555号公報 Advances in Engineering Series No. 7,"Universal Joint and Driveshaft Design Manual",(米国), The Society of Automotive Engineers, Inc., p. 138
この発明の目的は、部品点数を増やすことなく、スフェリカルローラがトラニオンジャーナル先端側から抜け落ちないようにすることにある。
この発明は、トラニオンジャーナルの先端部に突起を設けることによって課題を解決した。すなわち、この発明の自在継手は、内周の円周方向等分位置に軸方向に延びるトラックを形成した外側継手部材と、円周方向等分位置から半径方向に突出したトラニオンジャーナルを有する内側継手部材と、各トラニオンジャーナルに回転自在に担持されたローラアセンブリとを備え、前記ローラアセンブリが、外周面が真球状のスフェリカルローラと、前記トラニオンジャーナルと前記スフェリカルローラとの間に配列した複数の針状ころとからなり、前記トラニオンジャーナルの外周に、前記針状ころのための軌道と、前記針状ころの軸方向移動を規制するためのつばが形成してあり、前記トラニオンジャーナルの先端に前記針状ころの外接円よりも大径の突起が設けてある。
請求項2の発明は、請求項1の自在継手において、前記突起が、前記スフェリカルローラがかち込み可能で、かつ、前記スフェリカルローラが容易にはずれない突起高さであることを特徴とする。言い換えるならば、突起の弾性変形を利用して、トラニオンジャーナルにスフェリカルローラを取り付ける。
この発明は、外側継手部材としての外輪と、内側継手部材としてのトラニオンと、トルク伝達要素としてのローラアセンブリとを有するトリポード系のしゅう動式自在継手に適用することができ、その一例が、3本のトラニオンジャーナルを有するトリポード(tripod)型(請求項3)や、2本のトラニオンジャーナルを有するバイポード(bipod)型である(請求項4)。
この発明によれば、スフェリカルローラがジャーナル先端部へ摺動したときに軸受部から抜け落ちないようにするという課題を解決し、併せて、インナワッシャ、アウタワッシャ、丸サークリップが不要となるため部品点数の削減および原価低減が可能となる。
以下、図面に従ってこの発明の実施の形態を説明する。
図1に示した実施の形態はトリポード型等速自在継手の例であって、外側継手部材としての外輪10と、内側継手部材としてのトリポード部材20と、トルク伝達要素としてのローラアセンブリ30とで構成されている。
外輪10はマウス部12とステム部16とからなり、ステム部16のスプライン軸18で、連結すべき2軸のうちの一方とトルク伝達可能に結合するようになっている。マウス部12は一端にて開口したカップ状で、内周の円周方向3等分位置に軸方向に延びるトラック溝14が形成してある。トラック溝14の互いに向かい合った側壁がローラ案内面となる。
トリポード部材20はボス部22とトラニオンジャーナル26とからなり、ボス部22に形成したスプライン孔24で、連結すべき2軸のもう一方とトルク伝達可能に結合するようになっている。トラニオンジャーナル26はボス部22の円周方向3等分位置から半径方向に突出している。トラニオンジャーナル26の外周には、針状ころ34が転動するための円筒形の軌道28が形成してある。軌道28の軸方向両側の壁面は、軌道28に配置した針状ころ34の端面を受け止めるつば28a,28bとなる。
各ローラアセンブリ30は、スフェリカルローラ32と、複数の針状ころ34とを含んでいる。スフェリカルローラ32は内周面が円筒形で外周面が球状である。針状ころ34は円柱状で、スフェリカルローラ32の内周面とトラニオンジャーナル26の軌道28との間に転動可能に配列してある。そして、トラニオンジャーナル26の軌道28をインナレースとし、スフェリカルローラ32の内周面をアウタレースとした、保持器のないいわゆる総ころ軸受を構成する。したがって、スフェリカルローラ32はトラニオンジャーナル26に対して回転および軸方向移動が可能である。スフェリカルローラ32の外周面は外輪10のローラ案内面と接する。
トラニオンジャーナル26の先端部に突起28cが形成してある。突起28cの外径は軌道28に配置した針状ころ34の外接円よりも大径としてある。言い換えれば、スフェリカルローラ32の内径よりも大きい。したがって、突起28cが存在することにより、スフェリカルローラ32がトラニオンジャーナル26の先端側に移動しても、抜け落ちることはない。スフェリカルローラ32の軸方向移動量は、ボス部22と突起28cで規定される。突起28cは、トラニオンジャーナル26の全周にわたって連続していてもよいが、1または複数の突起を円周方向に所定の間隔で配置してもよい。
スフェリカルローラ32をトラニオンジャーナル26に組み付ける際には、突起28cの弾性変形を利用して、突起28cを乗り越えさせる。そして、スフェリカルローラ32の内径をφd、突起28cの外径をφDとしたとき、式φD−φdで表される突起28cの突出量を、スフェリカルローラ32のかち込みを許容し、かつ、一旦かち込んだら容易にはずれない程度とする。具体例を挙げるならば、0.05〜0.20mmの範囲内とするのが望ましい。
以上の説明ではトリポード型のしゅう動式等速自在継手を例にとったが、バイポード型の場合もトラニオンジャーナルの数が3から2に変わるだけで基本的には上に述べたところと変わらない。
(A)はこの発明の実施の形態を示す断面図、(B)は図1(A)の部分拡大図 従来の技術を示す縦断面図 図2における内側継手部材およびローラアセンブリの拡大図 別の従来の技術を示す図3と類似の拡大図
符号の説明
10 外輪(外側継手部材)
12 マウス部
14 トラック溝
16 ステム部
18 スプライン軸
20 トラニオン(内側継手部材)
22 ボス部
24 スプライン孔
26 トラニオンジャーナル
28 軌道
28a,28b つば
28c 突起
30 ローラアセンブリ(トルク伝達要素)
32 スフェリカルローラ
34 針状ころ

Claims (4)

  1. 内周の円周方向等分位置に軸方向に延びるトラックを形成した外側継手部材と、円周方向等分位置から半径方向に突出したトラニオンジャーナルを有する内側継手部材と、各トラニオンジャーナルに回転自在に担持されたローラアセンブリとを備え、
    前記ローラアセンブリが、外周面が真球状のスフェリカルローラと、前記トラニオンジャーナルと前記スフェリカルローラとの間に配列した複数の針状ころとからなり、前記トラニオンジャーナルの外周に、前記針状ころのための軌道と、前記針状ころの軸方向移動を規制するためのつばが形成してあり、
    前記トラニオンジャーナルの先端に前記針状ころの外接円よりも大径の突起が設けてある自在継手。
  2. 前記突起は、前記スフェリカルローラがかち込み可能で、かつ、前記スフェリカルローラが容易にはずれない突起高さである請求項1の自在継手。
  3. 前記トラニオンジャーナルの数が3である請求項1または2の自在継手。
  4. 前記トラニオンジャーナルの数が2である請求項1または2の自在継手。
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