JP2008088650A - 屋根補修用金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外力が非常に大きい箇所に取り付けても充分耐え得るだけの取付け強度があり、且つ施工性が良好な屋根補修用金具を提供する。
【解決手段】既設の波形屋根材7の上に、新たな屋根材10を張り付けるための母屋材9を支持する屋根補修用金具1であって、既設の波形屋根材7から上方へ突出している屋根材固定ボルト8を挿通するボルト挿通孔2cが形成された母屋材支持面2aと、その母屋材支持面2aの両端から下方へ折り曲げられて形成された一対の支持脚部2bからなる支持具2と、上記支持具2に取付けられて屋根材固定ボルト8を側方から押圧する押圧具3と、屋根材固定ボルト8の上端部に螺合されている締付ナット6の下方に介された座金5と、既設の波形屋根材7との隙間に挿入される切欠部4cが形成された補助金具4とからなり、支持具2に係止部2gが形成されると共にその係止部2gと係合する係合部4dが補助金具4に設けられた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、老朽化が進んだ工場などの波形屋根材の上に、新たな屋根材を張り付けるための屋根補修用金具に関し、特に、外力が加わる箇所に好適に用いられる屋根補修用金具するものである。
戦後、工場などの建物の屋根材として、安価で耐火性、耐水性、耐久性に優れた、石綿にセメントを混ぜ込んだスレートなどが好適に使用されてきたが、それらの老朽化に伴い雨漏りなどの補修を行う必要が生じてきた。既存のスレートを張り替えての補修は、工場の業務を停止するなど大規模な措置を講ずる必要があるため、通常は、既存のスレートの上に新たに波板又は折版などの屋根材を張り付けるという補修が一般的である。
周知のように、スレートには人体に悪影響を及ぼすアスベストが含有されており、ドリル等を用いての補修は、粉塵が工場内に落下してしまう恐れがあり好ましくない。このような事情から、新たな屋根材を張り付けるのに、既存のスレート板の外表面に配設される複数の支持金具と、新たな屋根材を支持するための支持面を有する外装下地材とで構成され、上記支持金具は、既存のスレート板の山部を跨いでその両側の谷部に配置される一対の脚部と、既存のスレート板の外表面から突出している既存のボルトの先端部に螺合されたナットとナット座金との隙間に挿入されて係止される挿入係止部と、外装下地材を支持するための外装下地材支持面とを備えた外装材葺替用治具などが用いられる(特許文献1)。
しかしながら、上記の外装材葺替用治具は、スレート板から突出している既存のボルトに螺合されているナットを一旦緩め、ナットとナット座金との間に生じた隙間に支持金具の挿入係止部を挿入して、再びナットを締め付けて支持金具を固定するものなので、経年劣化で錆び付いたボルトから締付ナットを緩めたり締め付けたりの作業は簡単ではなく、時にはボルトのネジ山を潰したりボルト自体を折ってしまうなど、施工に多大な時間と労力を要するという問題があった。
一方、波形スレート屋根を母屋に固定する既設のフックボルト上部の座金と波形スレート屋根との間に、スリットを有した板形状の割りピン金具を挿入し、C型綱を支持する連結金具を、上記割りピン金具と係合させることでフックボルトに固定する新設屋根取付け具のように、既存のボルトに螺合されているナットを緩めたり締め付けたりする必要がないものも提案されている(特許文献2)。
しかしながら、上記の新設屋根取付け具は、新たな屋根材を取り付けるためのC型綱を支持する連結金具と割りピン金具が、連結金具の脚部に形成された折り曲げ先端部分のみで係合しているだけなので安定性に欠け、特に、波形スレート屋根の四隅など、風圧などの外力が非常に大きい箇所では取付け強度が充分とはいえず、新たな屋根材が風圧で飛ばされたりする恐れがあった。
特開2002−146973号公報 特開2005−48516号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、既設の波形屋根材の四隅など、外力が非常に大きい箇所に取り付けても充分耐え得るだけの取付け強度があり、且つ、施工性が非常に良好である屋根補修用金具を提供することを解決課題としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る屋根補修用金具は、既設の波形屋根材の上に、新たな屋根材を張り付けるための母屋材を支持する屋根補修用金具であって、既設の波形屋根材から上方へ突出している屋根材固定ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成された母屋材支持面と、その母屋材支持面の両端から下方へ折り曲げられて形成された一対の支持脚部からなる支持具と、上記支持具に取付けられて屋根材固定ボルトを側方から押圧する押圧具と、屋根材固定ボルトの上端部に螺合されている締付ナットの下方に介された座金と、既設の波形屋根材との隙間に挿入される切欠部が形成された補助金具とからなり、上記支持具に係止部が形成されると共に、その係止部と係合する係合部が上記補助金具に設けられていることを特徴とするものである。
本発明の屋根補修用金具においては、補助金具が、底面部と、その底面部の左右両端から上方へ折り曲げられて形成された上端に耳部が設けられた一対の立ち上がり片からなり、支持具の支持脚部が切欠かれて上記耳部と係合する凹部が形成されていることが好ましい。そして、屋根材固定ボルトを側方から押圧する押圧具がボルトであって、支持具の母屋材支持面側方に、上記ボルトを螺合するネジ孔が形成されている屋根補修用金具がより好ましい。
本発明の屋根補修用金具は、支持具に形成されたボルト挿通孔に、既設の波形屋根材から上方へ突出している屋根材固定ボルトを挿通し、押圧具でその屋根材固定ボルトを側方から押圧すると、屋根材固定ボルトには押圧方向への力が作用する。このように押圧具で屋根材固定ボルトを押圧すると、支持具は押圧方向とは逆方向へ引っ張られるので、屋根材固定ボルトは押圧具の先端部分と支持具のボルト挿通孔内周面で強固に挟持されることになる。通常の取付け箇所では押圧具のみで屋根補修用金具を充分固定することができるが、本発明は更に、屋根材固定ボルトの上端部に螺合されている締付ナットの下方に介された座金と、既設の波形屋根材との隙間に、ハンマー等で打込むなどして補助金具の切欠部を挿入し、支持具に形成された係止部と補助金具に設けられた係合部を係合させる。従って、新たな屋根材に風圧など大きい外力が加わって、押圧具による側方からの固定だけでは支持具が屋根材固定ボルトから外れそうになっても、座金と既設の波形屋根材に挟持された補助金具によっても支持具を固定しているので、相当の大きい外力が新たな屋根材に加わっても、従来の新設屋根取付け具のように、屋根補修用金具が外れたりする心配は皆無に等しくなる。
そして、補助金具が、底面部と、その底面部の左右両端から上方へ折り曲げられて形成された上端に耳部が設けられた一対の立ち上がり片からなり、支持具の支持脚部が切欠かれて上記耳部と係合する凹部が形成されている屋根補修用金具は、座金と既設の波形屋根材との隙間に補助金具を挿入するだけで、支持具の凹部と補助金具の耳部が自然と係合し、支持具と補助金具とを簡単且つ強固に連結することができる。
また、既設の波形屋根材の屋根材固定ボルトを側方から押圧する押圧具がボルトであって、支持具の母屋材支持面側方に、上記ボルトを螺合するネジ孔が形成された屋根補修用金具は、押圧具がボルトであるので、支持具に形成されたネジ孔にボルトを締め込むだけで該屋根材固定ボルトを側方から簡単且つ強固に押圧することができる。しかも、電動工具等を使用することができるので施工性が非常に良好である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る屋根補修用金具の分解斜視図、図2は同補修用金具の構成部材である支持具を示すものであって、(a)は同支持具の平面図、(b)は同支持具の正面図、(c)は同支持具の左側面図、図3は同補修用金具の構成部材である補助金具を示すものであって、(a)は同補助金具の平面図、(b)は同補助金具の正面図、図4は同支持具のボルト挿通孔に屋根材固定ボルトを挿通して既設の波形屋根材に載置した状態を示す正面図、図5は同支持具の押圧具で屋根材固定ボルトを押圧した状態を示す左側面図、図6は同補助金具を座金と既設の波形屋根材との間に挿入する前の状態を示す斜視図、図7は同補修用金具を既設の波形屋根材に取付けて新たな屋根材を張り付けた状態を示す正面図である。
本発明の屋根補修用金具1は、図1、図7に示すように、既設の波形屋根材7の上に新たな屋根材10を張り付けるための母屋材9を支持するためのものであって、母屋材9を支持する支持具2と、既設の波形屋根材7から上方へ突出している屋根材固定ボルト8を側方から押圧する押圧具3と、屋根材固定ボルト8の上端部に螺合されている締付ナット6と、その締付ナット6の下方に介された座金5と既設の波形屋根材7との隙間に挿入される補助金具4とで構成されている。
尚、図7に示す既設の波形屋根材7としては、安価で耐火性、耐水性、耐久性に優れるスレートが多く、また、新たな屋根材10としては、安価で耐久性、耐水性に優れる軽量な合成樹脂製の波板などが好適に使用される。
支持具2は、図2に示すように、母屋材9を支持する母屋材支持面2aと、既設の波形屋根材7の山部7aを跨いでその両側の谷部7c,7cに至るまでの斜面7b,7bに載置される一対の支持脚部2b,2bからなるもので、母屋材9及び新たな屋根材10の重みに耐え得るように金属で形成されている。
尚、この支持具2を合成樹脂で成形することも可能ではあるが、強度を確保するのに厚みを増す必要があるので、金属製のものが好適に使用される。
図1、図2(a)に示すように、母屋材支持面2aの前側面近傍で支持脚部2b,2bの中間地点には、既設の波形屋根材7から上方へ突出している屋根材固定ボルト8を挿通するボルト挿通孔2cが穿孔されている。このボルト挿通孔2cは、様々な種類の屋根材固定ボルト8を挿通し易いように、その内径は大きめに形成されている。
そして、図2(c)に示すように、母屋材支持面2aの前側面の一部分をコ字状に折り曲げて、押圧具3を取付けるボルト螺合部2dが形成されており、このボルト螺合部2dの側面には押圧具3を螺合するネジ孔2eが形成されると共に、底面には屋根材固定ボルト8を挿通する挿通孔2fが形成されている。この挿通孔2fは、前述した母屋材支持面2aに形成されたボルト挿通孔2cと同径で、ボルト挿通孔2cの真下に位置するように穿孔されている。
また、既設の波形屋根材7の山部7aを跨いでその両側の谷部7c,7cに至るまでの斜面7b,7bに載置される一対の支持脚部2b,2bは、図2(b)に示すように、上記母屋材支持面2aの左右両端を下方へ略90°折り曲げることによって形成されたもので、その下端は既設の波形屋根材7の斜面7b,7bにぐらつきなく載置されるように、既設の波形屋根材5の斜面7b,7bの角度と略等しくなるように外側へ折り曲げられている。
そして、図2(c)に示すように、支持脚部2b,2bには、後述する補助金具4と係合する係合部である凹部2g,2gが形成されている。この凹部2g,2gは、支持脚部2b,2bの前側面から後方向へかけて凹型に切欠いて形成されたもので、補助金具4の長さ及び高さに合致するように切欠かれている。
一方、前述した支持具2のネジ孔2eに螺合されて屋根材固定ボルト8を側方から押圧する押圧具3は、図1等に示すように、通常の六角形ボルトで、このように通常の六角形ボルトとすることで、電動工具等を使用することができ、施工性が非常に良好となる。
尚、レンチなどの工具を用いることなく直接手で締め付けることのできる蝶ネジを押圧具3として用いてもよい。
上記のような構成の支持具2を、図4に示すように、既設の波形屋根材7に取付ける。
即ち、図4に示すように、まず、既設の波形屋根材7から上方へ突出している屋根材固定ボルト8を、支持具2のボルト螺合部2d底面に形成された挿通孔2fと母屋材支持面2aに形成されたボルト挿通孔2cに挿通して、支持具2の支持脚部2b,2bの下端面を既設の波形屋根材5の斜面7b,7bに載置する。
そして、電動工具等でボルト螺合部2d側面のネジ孔2eに押圧具3(六角形ボルト)を螺合して締め込んでいく。押圧具3を締め込んでいくと、図5に示すように、押圧具3の先端部分が屋根材固定ボルト8に当接し、押圧具3が屋根材固定ボルト8を矢印P1方向へと押圧していく。押圧具3が屋根材固定ボルト8に当接してから更に締め込むと、支持具2は押圧具3の方向(矢印P2方向)へと引っ張られるので、押圧方向(矢印P1)とは逆方向(矢印P2)へと移動を始め、母屋材支持面2aのボルト挿通孔2cと、ボルト螺合部2dの挿通孔2fが屋根材固定ボルト8に当接して、ボルト挿通孔2cと挿通孔2fで屋根材固定ボルト8を矢印P2方向へ押圧することになる。
このように、押圧具3によって屋根材固定ボルト8を矢印P1方向へ押圧すると、支持具2は屋根材固定ボルト8を矢印P2方向へと押圧することになるので、屋根材固定ボルト8は、ボルト挿通孔2cの内周面(矢印P2方向)と挿通孔2fの内周面(矢印P2方向)と押圧具3(矢印P1方向)の3点で強固に挟持される。
通常は、上記の方法のみで屋根補修用金具1を屋根材固定ボルト8に充分固定することができるが、外力が非常に大きい箇所(既設の波形屋根材7の四隅や年中風の強い工場地帯など)では、より確実に外れないようにするため、次に説明する補助金具4を用いる。
補助金具4は上記支持具2が外れないように補助するためのもので、図1に示すように、底面部4aと、その底面部4aの左右両端から上方へ向って折り曲げられた一対の立ち上がり片4b,4bからなる断面略凹型をしており、図3(b)に示すように、立ち上がり片4b,4bの上端には耳部4d,4dがそれぞれ設けられている。この耳部4d,4dは、前述した支持具2の凹部2g,2gに挿入して、支持具2と補助金具4を係合させるものであるから、挿入し易く、且つ、強固に係合する形状であることが好ましく、本実施形態では、左側の耳部4dは立ち上がり片4bの上端を外側へ略90°折り曲げて、更に下方へ略90°折り曲げた形状とされ、右側の耳部4dは立ち上がり片4bの上端を外側へ略90°折り曲げて、更に下方へ略90°折り曲げ、更に略90°内側に折り曲げた形状となっている。
また、底面部4aは、図3(b)、図7に示すように、既設の波形屋根材7の曲面に合致するように、中央が高く両端に向って低くなるように弯曲している。そして、図3(a)に示すように、底面部4aの後側面は切欠かれて切欠部4cが形成されている。この切欠部4cは、屋根材固定ボルト8の上端部に螺合されている締付ナット6の下方に介された座金5と、既設の波形屋根材7との間に補助金具4を挿入できるようにすると共に屋根材固定ボルト8を挟持するために形成されたもので、入口付近の幅は挿入し易いように広く形成され、内部の幅は屋根材固定ボルト8の外径と略同じ寸法に形成され、端部は屋根材固定ボルト8の形状に合わせて半円形状に切欠かれている。
上記構成の補助金具4を、前述したように既設の波形屋根材7に取付けられた支持具2と係合させる。
即ち、図6に示すように、既設の波形屋根材7の山部7aに補助金具4を載置し、矢印P3方向へと移動させて、補助金具4の耳部4d,4dを支持具2の凹部2g,2gに挿入する。補助金具4の耳部4d,4dを支持具2の凹部2g,2gに挿入していくと、補助金具4の切欠部4cの幅広部分が座金5に接触する。座金5は通常の円形で薄型金属製のワッシャーであるので、補助金具4をハンマー等で矢印P3方向へ打込んでいくと変形し、補助金具4の切欠部端部4cが、屋根材固定ボルト8に当接するまで打込むことができる。
勿論、屋根材固定ボルト8に螺合されている締付ナット6を一旦緩めて、既設の波形屋根材7との間に充分な隙間を確保してから補助金具4を挿入してもよいが、長年風雨に晒された締付ナット6は錆び付いて緩め難いことが多いので、上記のような方法で補助金具4を取付けるほうが簡単である。
上記のように、補助金具4の耳部4d,4dを支持具2の凹部2g,2gに挿入すると、図7に示すように、補助金具4の耳部4d,4dと支持具2の凹部2g,2gが係合する。このように支持具2と補助金具4が係合すると、台風などが到来して、押圧具3による固定だけでは不充分で支持具2が上方へ飛ばされそうになったとしても、締付ナット6の下方に介された座金5と既設の波形屋根材7との間に挟持された補助金具4の耳部4d,4dと、支持具2の凹部2g,2gが係合しているので、屋根補修用金具1が飛ばされたりする心配は皆無に等しい。
このように、まず既設の波形屋根材5に支持具2を取付け、次に支持具2と補助金具4を係合させることで屋根補修用金具1を取付けが完了する。そして、母屋材支持面2aに母屋材9を支持させて、新たな屋根材10を張り付けると屋根の補修作業が完了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の屋根補修用金具1は、押圧具3によって充分強固に取付けられた支持具2の凹部2g,2gへ、更に、補助金具4の耳部4d,4dを挿入し、支持具2と補助金具4を係合させるので、相当の大きい外力が新たな屋根材10に加わったとしても、充分耐え得るだけの取付け強度がある。しかも、支持具2は、ボルト挿通孔2cに挿通して押圧具3によって側方から押圧するだけで取付けることができ、更に強固に取付けるための補助金具4は、屋根材固定ボルト8の上端部に螺合されている締付ナット6の下方に介された座金5と既設の波形屋根材7との隙間に、ハンマー等で打込むだけでよいので施工性が非常に良好である、といった顕著な効果を奏する。
図8は本発明の他の実施形態に係る屋根補修用金具の構成部材である補助金具を、座金と既設の波形屋根材との間に挿入する前の状態を示す斜視図である。
本実施形態の屋根補修用金具10は、図8に示す補助金具40を用いる。この補助金具40は、前述した補助金具4の底面部4aの前側面に、凹型の打込み片4eを設けたものである。この打込み片4eは、補助金具40を座金と既設の波形屋根材との間に挿入する際、ハンマーで叩かれる箇所であるから、形状は本実施形態のように凹型に限られるものでなく、ハンマーで叩き易い形状であればどのような形状であってもよい。
この屋根補修用金具10の他の構造(支持具2、押圧具3)は、前述した図1〜図7に示す実施形態の屋根補修用金具1と同様であるから、同一部材に同一符号を付し、説明を省略する。
このような補助金具40を構成部材とする屋根補修用金具10は、補助金具40を製造するのに、前述した屋根補修用金具1の補助金具4を製造するよりもやや手間がかかるが、この打込み片4eを設けることで、補助金具40を既設の波形屋根材7に載置して矢印P3方向へ打込む際、叩き易いのは勿論のこと、左右均等に力が加わるといった利点もある。従って、施工現場によって、前述した補助金具4と使い分けることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る屋根補修用金具の分解斜視図である。 同補修用金具の構成部材である支持具を示すものであって、(a)は同支持具の平面図、(b)は同支持具の正面図、(c)は同支持具の左側面図である。 同補修用金具の構成部材である補助金具を示すものであって、(a)は同補助金具の平面図、(b)は同補助金具の正面図である。 同支持具の挿通孔に屋根材固定ボルトを挿通して既設の波形屋根材に載置した状態を示す正面図である。 同支持具の押圧具で屋根材固定ボルトを押圧した状態を示す左側面図である。 同補助金具を座金と既設の波形屋根材との間に挿入する前の状態を示す斜視図である。 同補修用金具を既設の波形屋根材に取付けて新たな屋根材を張り付けた状態を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る屋根補修用金具の構成部材である補助金具を、座金と既設の波形屋根材との間に挿入する前の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1、10 屋根補修用金具
2 支持具
2a 母屋材支持面
2b 支持脚部
2c ボルト挿通孔
2d ボルト螺合部
2e ネジ孔
2f 挿通孔
2g 係止部(凹部)
3 押圧具(六角形ボルト)
4、40 補助金具
4a 底面部
4b 立ち上がり片
4c 切欠部
4d 係合部(耳部)
4e 打込み片
5 座金
6 締付ナット
7 既設の波形屋根材
8 屋根材固定ボルト
9 母屋材
10 新たな屋根材

Claims (3)

  1. 既設の波形屋根材の上に、新たな屋根材を張り付けるための母屋材を支持する屋根補修用金具であって、
    既設の波形屋根材から上方へ突出している屋根材固定ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成された母屋材支持面と、その母屋材支持面の両端から下方へ折り曲げられて形成された一対の支持脚部からなる支持具と、
    上記支持具に取付けられて屋根材固定ボルトを側方から押圧する押圧具と、
    屋根材固定ボルトの上端部に螺合されている締付ナットの下方に介された座金と、既設の波形屋根材との隙間に挿入される切欠部が形成された補助金具とからなり、
    上記支持具に係止部が形成されると共に、その係止部と係合する係合部が上記補助金具に設けられていることを特徴とする屋根補修用金具。
  2. 補助金具が、底面部と、その底面部の左右両端から上方へ折り曲げられて形成された上端に耳部が設けられた一対の立ち上がり片からなり、支持具の支持脚部が切欠かれて上記耳部と係合する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋根補修用金具。
  3. 屋根材固定ボルトを側方から押圧する押圧具がボルトであって、支持具の母屋材支持面側方に、上記ボルトを螺合するネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の屋根補修用金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065506A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Harada:Kk スレート葺屋根における新設屋根材取付方法及び取付け作業器

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