JP2008086679A - スロットマシン - Google Patents

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隆 大久保
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清志 西田
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Abstract

【課題】検知できない不正行為による損害を抑制できるスロットマシンの提供。
【解決手段】ビッグボーナスゲームへの当選を契機に、遊技の進行を一時的に停止させ、これにより、遊技者がスロットマシン1の管理者等を呼び出して、この管理者等にリセットスイッチ6を操作させるようにする。これにより、不正にビッグボーナスゲームに入賞した場合には、スロットマシン1の近傍に呼び出された当該スロットマシン1の管理者等が、その不正行為に気が付くようになるので、不正行為による損害を抑制することができる。また、スロットマシン1の管理者等がリセットスイッチ6を操作すると、ビッグボーナスゲームに自動的に入賞するので、遊技者は、遊技の進行を一時的に停止させても、大して不愉快に思うことがない。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複数種類の図柄が記された複数の回転リールが回転駆動されるとともに、当否抽選がなされ、この当否抽選で所定の当選役に当選し、且つ、遊技者が停止スイッチを操作して、当選した当選役に対応した図柄の組合せに揃えることができると入賞となるスロットマシンに関する。
従来から、人々に娯楽を提供する遊技機としてスロットマシンが利用されている。スロットマシンは、複数種類の図柄が記されるとともに回転駆動可能に設けられた複数の回転リールを備えたものであり、遊技者は、複数の回転リールに設けられた複数種類の図柄を所定の組合せに揃える遊技を遊技者に行わせるものとなっている。
すなわち、遊技者がメダルをスロットマシンに投入した後、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが一斉に回転駆動され、この後、停止スイッチを適宜押圧操作すると、停止スイッチに対応した回転リールが適宜停止するようになっている。そして、回転リールが停止した際に、リール窓内に表示された複数の図柄が特定の組合せに揃ったときに入賞となり、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルがスロットマシンから遊技者に払い出されることとなる。
このようなスロットマシンの遊技動作は、その内部に設けられている制御装置によって制御されるようになっている。換言すると、スロットマシンは、その制御装置が正常に作動することにより、遊技者の適正な操作に対応した的確な遊技動作を進行させることができるようになっている。
このようなスロットマシンでは、遊技が行われる毎に内部で遊技の当否に係る当否抽選が内部で行われ、この当否抽選で当選することにより、所定の当選役に対応した当選フラグが成立し、遊技者が当該当選役に入賞することが可能となる。換言すると、遊技者は、当否抽選で当選することにより初めて、リール窓内に所定の組合せの図柄を停止させることができるようになっている。
そして、ボーナスゲームの特別入賞に入賞するには、遊技毎に行われる当否抽選で、特別入賞に対応した当選役、例えば、ボーナスゲームに当選し、且つ、回転リールを停止させて、このボーナスゲームに対応した図柄の組合せを揃えることが必要となり、図柄の組合せを揃えることができないと、遊技者は、ボーナスゲームに入賞せず、大きな利益、具体的には、大量のメダルの払い出しがを受けることができない。
ところで、制御装置に外部から電磁波を故意に照射し、制御装置を誤動作させることにより、不正にボーナスゲームに入賞させ、多量のメダルを不正に払い出させる不正行為が行われることがある。
このような不正行為に対抗するために、外部からの不正な電磁波を検知する等により、不正行為が実行されていることを検知する不正行為検知手段と、この不正行為検知手段が不正行為の実行を検知すると、スロットマシンの管理者等にその旨を通知する不正検知送信手段とを備えたスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなスロットマシンによれば、不正行為が実行されると、不正行為検知手段及び不正検知送信手段によって、その旨がスロットマシンの管理者等に通知されるので、不正行為がなされたスロットマシンに係員を速やかに向かわせることができ、不正行為を行った不正行為者を取り押さえることが可能となり、また、係員を速やかに向かわせることで、多量のメダルを不正に持ち去られることを未然に防止でき、不正行為による損害を最小限に抑制することができる。
特開2006−95069号(図20)
前述のようなスロットマシンでは、スロットマシン側で未対策の新しい不正行為や、体感器を利用した不正行為が行われた場合、スロットマシン側で当該不正行為を検知できないので、スロットマシン側では検知できない不正行為による損害を抑制することが難しい、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検知できない不正行為による損害を抑制することができるスロットマシンを提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、周面に複数種類の図柄(61)が記された複数の回転リール(40)と、これらの回転リール(40)の回転を停止させる際に操作される複数の停止スイッチ(50)と、遊技が行われる毎に、遊技の当否に係る当否抽選を行う当否抽選手段(90)とを備え、遊技が行われる毎に前記複数の回転リール(40)を回転駆動するとともに、前記当否抽選手段(90)が当否抽選を行い、当否抽選で所定の当選役に当選した状態で、遊技者が前記複数の停止スイッチ(50)を操作して、当選役に対応した図柄(61)の組合せが示される位置に前記複数の回転リール(40)を停止させることができた場合に入賞となるスロットマシン(1)であって、画面に様々な画像を表示することができるように形成された表示装置(5)と、当否抽選により所定の当選役に当選した際に、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理を行えるように形成された一時停止制御手段(230) と、遊技の進行が一時的に停止されることを報知する一時停止報知画像を前記表示装置(5)の画面に表示させる報知表示処理を行えるように形成された報知表示手段(240) と、前記一時停止制御手段(230) によって一時的に進行が停止された遊技を再開させるために操作される進行再開スイッチ(6)と、抽選で当選した当選役に対応した図柄(61)の組合せが表示されるように、回転リール(40)を所定の位置に自動的に停止させる入賞停止制御手段(100) と、前記進行再開スイッチ(6)が操作されると、前記一時停止制御手段(230) によって一時的に進行が停止されていた遊技を再開させる処理、及び、前記入賞停止制御手段(100) を起動して、この入賞停止制御手段(100) に回転リール(40)を停止させる処理を行わせる遊技再開制御手段(250) とが設けられていることを特徴とする。
ここで、前記遊技再開制御手段(250) としては、一時停止していた遊技を再開させる処理を行った後、遊技者が前記複数の停止スイッチ(50)を操作する前に、前記入賞停止制御手段(100) を起動して、入賞停止制御手段(100) に回転リール(40)を停止させる処理を行わせるもの、及び、一時停止していた遊技を再開させる処理を行った後、遊技者が前記複数の停止スイッチ(50)を操作してから、前記入賞停止制御手段(100) を起動して、遊技者が操作した停止スイッチ(50)に対応した回転リール(40)について入賞停止制御手段(100) による停止制御を行わせるもののいずれもが採用できる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記遊技再開制御手段(250) として、一時的に進行が停止されていた遊技を再開させる処理を行った後、前記複数の停止スイッチ(50)の操作が可能となる前に、前記入賞停止制御手段(100) を起動して、この入賞停止制御手段(100) に回転リールを停止させる処理を行わせるものが採用されていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項1又は2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記進行再開スイッチ(6)として、所定のキー操作によって操作が行われるようになっているものが採用されていることを特徴とする。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項1から請求項3までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記一時停止制御手段(230) として、一時停止処理を行うか否かを決めるための停止処理抽選を行い、この停止処理抽選で一時停止処理を行うことが選ばれたときに、一時停止処理の実行が可能となっているものを採用したことを特徴とする。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、前述した請求項1から請求項4までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記一時停止制御手段(230) として、その時点での遊技状態及びその時点までの遊技履歴の少なくとも一方に基づいて、一時停止処理を行うか否かを判定するように形成されているものを採用したことを特徴とする。
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、前述した請求項5記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記一時停止制御手段(230) として、その時点における払出枚数の総和から投入枚数の総和を差し引いた数値である差枚数を判定基準として採用し、この差枚数に基づいて一時停止処理を行うか否かを判定するように形成されているものを採用したことを特徴とする。
(請求項7)
(特徴点)
請求項7記載の発明は、前述した請求項1から請求項6までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項7記載の発明は、前記一時停止制御手段(230) として、一時停止処理を行うにあたり、報知表示処理を行うか否かを決める表示処理抽選を行い、この表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選ばれると、遊技の進行を一時的に停止させる際に、前記報知表示手段(240) に報知表示処理を実行させることが可能となっているものを採用したことを特徴とする。
(請求項8)
(特徴点)
請求項8記載の発明は、前述した請求項7記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項8記載の発明は、報知表示処理が行われてから一時停止処理が開始されるように処理を規定する報知停止モードが設定され、遊技者による所定の操作により、報知停止モードへの移行、及び、当該報知停止モードの解除を行うための動作切換操作手段(24)が設けられ、前記一時停止制御手段(230) は、遊技者が前記動作切換操作手段(24)を操作することにより、報知停止モードへの移行がなされると、前記表示処理抽選で報知表示処理を行わないことが選ばれても、前記報知表示手段(240) に報知表示処理を行わせてから一時停止処理を開始するように形成されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、当否抽選により所定の当選役に当選した際に、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理を行えるように形成された一時停止制御手段を設けたので、ビッグボーナスゲーム等のメダルが多量に獲得できる可能性のある当選役を所定の当選役とすれば、メダル大量獲得の可能性のある当選役に当選すると、メダルが大量に払い出される前に、一時停止制御手段によって遊技の進行を一時的に停止させることができる。
そして、遊技の進行が一時的に停止すると、遊技者は、スロットマシンの管理者等を呼び出して、元の状態に復旧させることを要求するようになる。
ここで、スロットマシンには、一時的に進行が停止された遊技を再開させるために操作される進行再開スイッチと、当選役に対応した図柄の組合せが表示されるように、回転リールを所定の位置に自動的に停止させる入賞停止制御手段と、遊技を再開させる際に、入賞停止制御手段に回転リールを停止させる処理を行わせる遊技再開制御手段とが設けられているので、遊技者に呼び出されたスロットマシンの管理者等が進行再開スイッチを操作すると、遊技が再開される。そのうえ、遊技の再開後、遊技者が停止スイッチを操作する前、あるいは、操作した後に、入賞停止制御手段を作動させることにより、ビッグボーナスゲーム等の当選役に入賞するようになる。
これにより、遊技者は、大量のメダルを獲得できる蓋然性が高くなるので、遊技の進行が一時的に停止しても、さらに、スロットマシンの管理者等が近傍に寄って来ても、大して不愉快に思うことが無くなる。
また、スロットマシンの管理者等は、遊技者がメダル大量獲得の可能性のある当選役を引き当てた際に、当該遊技者の近傍に寄って、その様子を細かく観察できるようになるので、スロットマシン側で検知できない不正行為が行われている場合には、スロットマシンの管理者等よって当該不正行為が行われているか否かが判定されるようになる。
さらに、不正行為を行う不正行為者は、不正行為によって遊技者がメダル大量獲得の可能性のある当選役に不正に入賞すると、スロットマシンの管理者等が近傍に近寄って来るので、おおっぴらに不正行為を行うことができず、異常と見なせる程多量のメダルを短期間に獲得することができなくなる。
このため、スロットマシン側で検知できない不正行為が行われても、不正行為により多量のメダルが略奪されることがなくなり、当該不正行為による損害を抑制することができるようになる。
この際、一時停止報知画像を表示装置の画面に表示させる報知表示手段を設けたので、遊技の進行が一時的に停止される際に、一時停止報知画像を表示装置の画面に表示させれば、一時停止報知画像によって、ビッグボーナスゲーム等の当選役に当選したことも告知することができ、その後に、遊技の進行を一時的に停止しても、遊技者がパニックに陥ることもなくなる。
なお、停止された遊技を再開させるために操作される進行再開スイッチをスロットマシンの筐体内部に設ける、あるいは、所定のキー操作でなければ、進行再開スイッチの操作が行えないようにする等により、遊技者には、進行再開スイッチの操作が行えないようにすれば、メダル大量獲得の可能性のある当選役に入賞して、遊技の進行が一時的に停止した際に、必ず、当該スロットマシンの近傍にスロットマシンの管理者等を出動させることができるようになる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技の再開後、遊技者が停止スイッチを操作しなくとも、入賞停止制御手段が作動して、所定の当選役に対応した図柄が揃うように回転リールを自動停止させて、自動的に所定の当選役への入賞が成立するので、遊技の一時停止や前述の管理者等の出動により、遊技者が不安を感じたとしても、ビッグボーナスゲーム等の当選役に自動入賞することで、遊技者の不安を速やかに解消することができ、遊技者に安心して遊技を行ってもらうことができる。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、所定のキー操作によって操作が行われる進行再開スイッチを採用し、所定のキー操作をしなければ、進行再開スイッチの操作が行えないようにしたので、遊技者が進行再開スイッチを操作することができなくなり、メダル大量獲得の可能性のある当選役に入賞して、遊技の進行が一時的に停止すると、スロットマシンの管理者等は、必ず、当該スロットマシンの近傍に近寄ることができ、これにより、スロットマシン側で検知できない不正行為が行われている場合には、所定の当選役への当選時に、スロットマシンの管理者等による当該不正行為の捜査を実施することができ、場合によっては、当該不正行為を発見することもできる。
(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1から請求項3までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、停止処理抽選で一時停止処理を行うか否かを決める一時停止制御手段を採用したので、所定の当選役に当選すると、必ず、スロットマシンの管理者等が出動する必要がなくなる。そして、不正行為による損害が深刻なものにならない程度に、一時停止処理を行う確率を下げることができるので、これにより、スロットマシンの管理者等の出動頻度を低減でき、当該管理者等の業務負荷を軽減することができるうえ、当該管理者等の出動によって遊技者が感じる煩わしさも軽減することができる。
(請求項5の効果)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1から請求項4までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、その時点での遊技状態及びその時点までの遊技履歴の少なくとも一方に基づいて、一時停止処理を行うか否かを判定する一時停止制御手段を採用したので、例えば、その時点までに所定の当選役への当選した当選回数を遊技履歴として記憶しておき、予め設定された時間内における当選回数が、予め設定された上限の回数よりも多い場合には、一時停止処理を行うようにすることができる。
これにより、何度も所定の当選役に当選している場合等、不正行為が行われている可能性が高い場合には、必ず、一時停止処理が行われて、スロットマシンの管理者等が当該スロットマシンに近寄って観察するようになるので、不正行為により多量のメダルが略奪されることを防止することができ、ひいては、当該不正行為による損害を確実に抑制することができる。
(請求項6の効果)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項1から請求項5までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、その時点における差枚数に基づいて一時停止処理を行うか否かを判定する一時停止制御手段を採用したので、その時点のける差枚数が、予め設定された上限値よりも多い場合には、一時停止処理が行われるようになる。
これにより、差枚数が多い場合、換言すると、行われた遊技の回数に比べて、払い出されたメダルの枚数が多く、何度も所定の当選役に当選している可能性が高い場合等、不正行為が行われている可能性が高い場合には、必ず、一時停止処理が行われて、スロットマシンの管理者等が当該スロットマシンに近寄って観察するようになるので、不正行為により多量のメダルが略奪されることを防止することができ、ひいては、当該不正行為による損害を確実に抑制することができる。
(請求項7の効果)
請求項7記載の発明によれば、上記した請求項1から請求項6までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、遊技の進行が一時的に停止されることを報知する一時停止報知画像を表示装置の画面に表示するか否かを表示処理抽選で決める一時停止制御手段を採用したので、一時停止報知画像が表示されないまま、進行が一時的に停止される遊技も発生し、これにより、遊技者は、スロットマシンの故障かと考えるので、それとは知らず、スロットマシンの管理者等を呼び出すようになり、これにより、スロットマシンの管理者等は、遊技者に不審に思われることなく、当該スロットマシンに近寄って観察することができる。
特に、不正行為者が不正行為を行っている場合には、遊技の進行が停止した理由が不明なので、進行が停止した時点で不正行為を止める可能性が高く、この点でも、不正行為による損害を抑制することができる。
また、当該当選役に当選すると、所定の確率で一時停止報知画像が表示されるようになるので、一時停止報知画像に、所定の当選役に当選したことを告知する告知画像を兼用させることができ、このような一時停止報知画像で告知すれば、告知による演出効果を向上することができる。
(請求項8の効果)
請求項8記載の発明によれば、上記した請求項7に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8記載の発明によれば、一時停止報知画像が表示されてから遊技の進行が一時停止される報知停止モードへの移行操作を行うための動作切換操作手段を設けたので、いわゆる「目押し」がまったくできない初心者等の遊技者が、動作切換操作手段を操作して、報知停止モードへ移行させれば、所定の当選役に当選すると、遊技の進行が一時停止する前に、一時停止報知画像が必ず表示され、この一時停止報知画像により、入賞停止制御手段が回転リールを入賞位置に自動的に停止させることが報知されるので、いわゆる「目押し」のテクニックを使わなくとも、当該当選役に入賞できるようになり、極度に緊張することなく遊技が行え、ゆったりと遊技を楽しむことができ、当該スロットマシンの遊技を、初心者に馴染みやすいものにできる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(図面の説明)
図1〜図4は、本実施形態を示すものであり、図1は、本実施形態に係るスロットマシンの全体を示す正面図、図2は、本実施形態に係る制御装置を示すブロック図、図3は、本実施形態に係る所定当選役入賞制御手段を示すブロック図、図4は、本実施形態に係る一時停止制御手段を示すブロック図である。
(スロットマシン1の概要)
図1において、本実施形態に係るスロットマシン1は、複数の回転リール40の各々に記された複数種類の図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール40を停止させる遊技を行うものである。このスロットマシン1には、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状が長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、前面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2には、その開口を塞ぐための前扉3が回動可能に設けられている。
前扉3の上下方向における中央部分は、スロットマシン1の遊技操作を行うための操作部4となっている。
操作部4には、図1中右側から、前扉3の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴3Aと、遊技用メダルが投入されるメダル投入口18と、回転リール40の回転を停止させる際に操作される停止スイッチである複数のストップスイッチ50と、貯留されているメダルを賭けするためのベットスイッチ16と、回転リール40の回転を開始させるスタートスイッチ30と、貯留されているメダルを払い戻させるための精算スイッチ17とが設けられている。
なお、スロットマシン1は、メダルを実際にメダル投入口18に投入することにで、メダルの投入が行えるだけでなく、メダルを実際に投入する代わりに、予め内部的に貯められているメダルの枚数であるクレジットを減算することでも、メダルの投入が行えるように形成されたものである。
操作部4の下方には、文字及び図の少なくとも一方からなる標章、例えば、スロットマシン1の機種名を鮮明に表示するための下パネル3Bが設けられている。この下パネル3Bの裏側には、下パネル3Bを後方から照らす図示しないバックライト装置が設けられている。さらに、下パネル3Bの下方には、払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け3Cが設けられている。
また、操作部4の上方には、横方向に細長い長方形状に形成された図柄表示窓13が設けられている。図柄表示窓13は、筐体2の内部に回転可能に設けられた回転リール40の図柄61を遊技者に見せるための窓である。
図柄表示窓13の上方には、動画を含む様々な画像の表示が可能となった表示装置である液晶パネル表示装置5が設けられている。これらの液晶パネル表示装置5及び図柄表示窓13の周囲には、液晶パネル表示装置5及び図柄表示窓13の図1中左方、上方、右方を囲むように、逆U字形に配列された装飾ランプ部66B が設けられている。
また、前扉3の上方左右の角隅近傍には、種々の音声を出力するためのスピーカ66C が設けられている。
これらの装飾ランプ部66B 及びスピーカ66C は、各遊技毎にスロットマシン1の内部で行われる当否抽選で、所定の当選役に対応した当選フラグが成立した際に行われる報知演出を行うための演出手段66となっている。
この演出手段66は、遊技者に当選フラグが成立すると、例えば、ボーナスフラグが成立すると、装飾ランプ部66B を点灯又は点滅させる、スピーカ66C から当選音を発生させる等のいずれか一つを単独で作動させる、若しくは、これら二つ以上、又は、全部を同時に作動させることにより、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。なお、ボーナスフラグ等の当選フラグが成立すると、液晶パネル表示装置5も、その旨を画面に映し出された文字や映像で表示し、この表示により、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。
ここにおいて、スロットマシン1は、スタートスイッチ30の操作後、ストップスイッチ50の操作前に、以上のような報知演出を実行することが可能に形成されている。
筐体2の内部には、図1に示すように、前述の三個の回転リール40を回転可能に支持するとともに、各回転リール40を回転駆動する図示しないモータを備えたリールユニット60と、メダル投入口18に投入されたメダルを検知する投入スイッチ15と、後述する一時停止制御手段230 によって一時的に進行が停止された遊技を再開させるために操作される進行再開スイッチであるリセットスイッチ6と、この投入スイッチ15を通過してきたメダルを貯留する容器であるとともに、入賞時には遊技者にメダルを払い出すホッパーユニット65とが設けられている。
このうち、リールユニット60は、図示しない枠体と、この枠体に支持された前述の図示しない三個のモータと、各々のモータの出力軸に結合された三個の回転リール40とを備えたものである。そして、三個の回転リール40の各々は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されているテープ状のリールテープ42とを備えたものとなっている。そして、リールテープ42の表面には、複数種類の図柄61が、例えば、合計21個記されている。このリールテープ42を回転ドラムの周囲に貼付することにより、回転リール40は、その外周面に複数種類の図柄61が記されたものとなっている。
ホッパーユニット65は、内部に貯留しているメダルを入賞時に遊技者に払い出すために、メダル受け3Cに臨むように開口された払い出し口65A を通じてメダルをメダル受け3Cへ排出するものである。
リセットスイッチ6は、前扉3の施錠を行う鍵(図示略)が差し込まれる鍵穴3Aの奥方に配置されている施錠装置(図示略)と連動するように形成されたものである。
すなわち、施錠装置(図示略)は、鍵穴3Aに差し込まれた鍵(図示略)が所定回転方向(例えば、時計方向)に回転操作されることにより、前扉3の開放が可能となる解錠状態となるように形成されている。
一方、鍵穴3Aに差し込まれた鍵(図示略)が反対の回転方向(例えば、反時計方向)に回転操作されることにより、施錠装置(図示略)は、リセットスイッチ6を遮断状態から導通状態へ移行させるように形成されている。
なお、施錠装置(図示略)は、所定回転方向へ回転操作させている操作力を解除すると、位置復元用のバネの弾性力等により、元の中間位置に戻って、前扉3の開放が不可能な施錠状態となるように形成されている。
同様に、前述の所定回転方向とは反対の回転方向へ回転操作させている操作力を解除すると、施錠装置(図示略)は、位置復元用のバネの弾性力等により、元の中間位置に戻って、リセットスイッチ6を導通状態から遮断状態へ復帰させるように形成されている。
なお、リセットスイッチ6には、所定の電圧が印加されており、リセットスイッチ6が操作されて遮断状態から導通状態へ移行すると、リセット信号が所定の電気信号としてリセットスイッチ6から出力されるようになっている。
(スロットマシン1の制御装置20)
次に、スロットマシン1の制御装置20について説明する。
図2には、スロットマシン1に係る制御系統の概略構成が示されている。図2において、制御装置20は、マイクロコンピュータを利用したCPU並びにROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御や遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされたものである。
この制御装置20の特徴を簡単に説明すると、制御装置20は、遊技が行われる毎に、回転リール40を回転駆動させるとともに、遊技の当否に係る当否抽選を行うように形成されている。また、制御装置20は、当否抽選により所定の当選役、例えば、ビッグボーナスゲームに当選すると、さらに、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理を行うか否かを選択する一時停止処理抽選を行うようになっている。
ここで、一時停止処理抽選で一時停止処理を行うことが選択されると、遊技の進行が一時的に停止され、この状態で、スロットマシン1の管理者等によってリセットスイッチ6の操作がなされると、ビッグボーナスゲームに対応した図柄が揃うように回転リールが自動的に停止されて、ビッグボーナスゲームに入賞するようになっている。
一方、一時停止処理抽選で一時停止処理を行わないことが選択されると、遊技は、停止することなく進行していき、遊技者がストップスイッチ50を操作して、ビッグボーナスゲームに対応した図柄が揃う位置に、回転リール40を停止させることができれば、ビッグボーナスゲームに入賞するようになっている。
そして、ビッグボーナスゲームに入賞すると、通常遊技よりも多量のメダルを獲得することが可能となる特別遊技としてのビッグボーナスゲームが行われるようになっている。
ここで、制御装置20は、信号の受信や送信を行うために、図示しない信号入力部及び制御信号出力部を備えている。このうち、信号入力部には、図2に示すように、前述した投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50及びリセットスイッチ6等、遊技者又はスロットマシン1の管理者等により操作されて遊技用の信号を出力する機器が電気的に接続されている。
一方、制御信号出力部には、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出手段66及び、液晶パネル表示装置5等の能動的に動作する装置が電気的に接続されている。これにより、制御装置20は、遊技者の操作や遊技の結果に対応して、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出手段66、及び、液晶パネル表示装置5等の動作制御が行えるようになっている。
このような制御装置20には、インストールされている前述のソフトウェアにより、遊技動作や演出動作を制御するために各種の制御手段が設けられている。
すなわち、制御装置20には、スタートスイッチ30の操作に対応した回転リール40の動作を制御する等の遊技動作を制御する遊技制御装置21と、当否抽選でビッグボーナス等に当選した際に、その旨を報知する報知演出等の演出動作を制御する演出制御手段22と、ビッグボーナスに当選した際に一時停止処理等の処理を行う所定当選役当選処理手段23と、動作モードの切換を行う動作切換操作手段24とが設けられている。
ここで、制御装置20には、一時停止処理等の処理を行う際に、その旨を事前に報知してから一時停止処理を開始する報知停止モードが動作モードとして設定されている。
そして、動作切換操作手段24は、報知停止モードへの移行、及び、当該報知停止モードの解除を行うためのものであり、報知停止モードへの移行がなされると、報知停止モード信号を出力するようになっている。
(遊技制御装置21)
このうち、遊技制御装置21は、図2の如く、ボーナスフラグ等の当選フラグが何ら成立していない状態で行われる通常遊技における遊技動作を制御する通常遊技制御手段70と、ボーナスゲーム等に入賞すると行われる特別遊技の遊技動作を制御する特別遊技制御手段80と、遊技が行われる毎に遊技の当否に係る当否抽選を行うための当否抽選手段90と、回転している回転リール40を所定の位置に自動的に停止させる入賞停止制御手段100 とを備えたものとなっている。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、図柄61の蹴飛ばし引き込み等を含む回転リール40の起動及び停止を制御する駆動制御機能と、ボーナスフラグ等の特別当選フラグ成立の権利の持ち越しを制御する持ち越し制御機能と、フラグ成立の権利が持ち越しがなされない小役に入賞した際にメダルを払い出す払い出し制御機能とを備えている。
通常遊技制御手段70は、駆動制御機能により、メダル投入口18にメダルが投入されたこと、ベットスイッチ16の操作によりメダルが投入(ベット)されたこと、及び、前遊技で「再遊技(Replay)」となった場合において前遊技から所定時間が経過したことのいずれかの条件が満たされると、スタートスイッチ30の操作を契機に、三個の回転リール40に対して一斉に回転を開始させるようになっている。
そして、通常遊技制御手段70は、駆動制御機能により、三個のストップスイッチ50のそれぞれが操作されると、操作されたストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転を停止させるようになっている。
これらのストップスイッチ50が三個すべて操作し終えた後に、三個の回転リール40の回転が全て停止し、図柄表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された当選役である小役を構成する複数の図柄61が揃うと、通常遊技制御手段70は、払い出し制御機能により、ホッパーユニット65に対して所定枚数のメダルを払い出させる。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットを増やしても良い。
ここで、スロットマシン1の遊技全般における当選役としては、入賞すると、メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞に対応する当選役と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞に対応する当選役と、メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」に対応する当選役とが準備されている。
これらの当選役のうち、当否抽選手段90による当否抽選の結果がいずれかの一の当選役となった場合、通常遊技制御手段70は、その当選役に対応した当選フラグを成立させるようになっている。
また、当否抽選手段90による当否抽選の結果が特別入賞に対応する当選である場合に、特別当選フラグ、いわゆるボーナスフラグが成立し、且つ、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60に設けられた回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の組合せである特別入賞図柄(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致していることを条件に入賞となり、スロットマシン1の遊技は、遊技者に有利な特別遊技に移行するようになっている。
このように当否抽選手段90の抽選により特別当選フラグが成立したものの、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別入賞図柄と一致していない場合、当該遊技では、特別遊技に移行することはない。この場合、通常遊技制御手段70は、特別当選フラグ成立の権利を、それ以後の遊技に持ち越すように、特別当選フラグの成立状態を維持するように制御を行うようになっている。そして、それ以後の遊技で、遊技者が停止図柄の組み合わせを特別入賞図柄と一致させることができれば、特別当選フラグ成立の権利が持ち越されていることから、特別遊技に移行するようになっている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞できなかった場合、不成立の状態に戻り、当選フラグ成立の権利が次の遊技への持ち越されることはない。
以上において、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50の操作タイミングの適否によるものである。
具体的には、通常遊技制御手段70は、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40を停止させるようになっており、ストップスイッチ50を操作した後、ストップスイッチ50を操作したほぼその時点の位置だけでなく、190ms以内に停止可能となる回転リール40の円周上の引き込み可能範囲内における任意の位置にも停止させることが可能となっている。
換言すると、通常遊技制御手段70は、停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれている場合には、停止するまでの時間を遅らせて、有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで回転リール40を停止させるように制御を行うようになっている。
なお、ストップスイッチ50の操作タイミングが不適切である等により、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、成立した当選フラグ対応する入賞図柄が含まれていない場合には、有効入賞ライン上に、入賞図柄を引き込んで停止することは不可能となっている。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、通常遊技とは異なる特別遊技における遊技動作を制御するものとなっている。
すなわち、スロットマシン1には、特別遊技として、特定導入遊技(BBゲーム)、特定遊技(RBゲーム)及び特定入賞遊技(JACゲーム)が設定されている。
ここで、BBゲームは、スロットマシン1の遊技における最も大きな役であり、複数回数のRBゲームが行える特別遊技である。
RBゲームは、所定回数の入賞が達成されるまで最大回数を限度に複数回のJACゲームが行える特別遊技である。また、RBゲームは、BBゲームに移行した際にBBゲームの一環として行われる場合、及び、BBゲームの一環ではなく単独で行われる場合のいずれの状況でも行われる。
JACゲームは、RBゲーム中に行われ、入賞するとメダルの払い出しが遊技者に対して行われる特別遊技となっている。
なお、特別遊技としては、BBゲーム、RBゲーム及びJACゲームに限定されるものではなく、さらに、液晶パネル表示装置5等を利用して指示した順番でストップスイッチ50を操作すると入賞に至るATゲーム等を追加してもよい。
このような特別遊技は、通常遊技の実行中に当否抽選手段90により特別当選フラグが成立した状態で、遊技者の操作により停止した停止図柄が前述の特別入賞図柄と一致すると、開始されるものとなっている。
例えば、BBゲームは、通常遊技において、ビッグボーナスフラグが成立した状態で、「7」等の図柄が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65が所定枚数のメダルの払い出しを行うが、このメダルの払い出しとともに開始されるようになっている。
特別遊技制御手段80には、図2に示すように、BBゲームにおける遊技動作を制御する特定導入遊技制御手段81と、RBゲームにおける遊技動作を制御する特定遊技制御手段82とが設けられている。
特定導入遊技制御手段81は、BBゲームに移行した当初、小役の入賞の可能性がある通常遊技と同様の遊技動作の制御を行い、RBゲームに移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃うと、その後、RBゲームの遊技動作の制御を行うものである。
具体的には、特定導入遊技制御手段81は、RBゲームに移行するまでは、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって遊技を開始させ、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しを行わせるようになっている。
従って、特定導入遊技制御手段81は、RBゲームに移行するまでは、通常遊技と同様に、当否抽選手段90に小役を含めた抽選を毎回行わせるようになっている。
ここで、BBゲームは、通常、当該BBゲームにおいてRBゲームの実施回数が所定の最大回数(例えば、3回)に達する、或いは、当該BBゲームにおいて通常遊技と同様の遊技の実施回数が所定の最大回数(例えば、30回)に達すると、終了するようになっている。
このため、特定導入遊技制御手段81は、BBゲームが終了するまで、複数回のRBゲームを行うように制御を行い、1回目のRBゲームが終了した後は、通常遊技と同様の遊技動作が行われるように、その遊技動作を制御するようになっている。
また、BBゲームを終了させる条件は、当該BBゲームで行われたRBゲームの回数、或いは、通常遊技と同様の遊技の回数が、予め設定された最大回数に達したことに限らず、遊技者に払い出されたメダル枚数が予め設定された最大枚数に達したことでもよい。換言すると、BBゲームにおいて、遊技者に払い出されたメダル枚数が予め設定された最大枚数に達したら、BBゲームを終了するようにしてもよい。
特定遊技制御手段82は、RBゲームに移行すると、1枚のメダル投入で遊技を開始させた後、当該遊技の動作を制御するようになっている。具体的には、特定遊技制御手段82は、遊技者が1枚のメダルを投入し、回転リール40の回転駆動を開始させた後、回転リール40を停止した際に、所定の図柄が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞とし、所定枚数のメダルをホッパーユニット65に払い出させるように遊技動作を制御するものとなっている。
ここで、RBゲームは、入賞するとメダルの払い出しがなされるJACゲームが予め定められた最大回数(例えば、12回)を越えない範囲で行われ、そのうち、予め定められた最大入賞回数(例えば、8回)の入賞が可能である。
すなわち、RBゲームは、JACゲームの実施回数が最大回数に達した時、或いは、JACゲームの実施における入賞回数が最大入賞回数に達した時のいずれか早い時に終了するようになっている。
(当否抽選手段90)
当否抽選手段90は、予め定めた抽選確率に基づき、遊技が行われる毎に遊技の当否に係る当否抽選を行うものである。そして、当否抽選手段90による抽選結果が当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞となり、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
また、当否抽選手段90は、当否抽選により所定の当選役、換言すると、ボーナスゲームに当選すると、当選フラグ成立信号を所定当選役当選処理手段23へ送出するようになっている。
この当否抽選手段90には、図2に示すように、当否抽選用の乱数を発生させる乱数発生手段91と、この乱数発生手段91が発生した乱数を所定の条件で抽出する乱数抽出手段92と、当否判定の際に当選領域が参照される当否判定テーブル93と、この当否判定テーブル93に基づいて当否判定を行う判定手段94とが設けられている。
乱数発生手段91は、予め設定された所定の数値領域内(例えば、十進数で0〜999の範囲内)で、当否抽選用の乱数を発生させるものである。
乱数抽出手段92は、予め設定された所定の条件が達成されたことを契機に、例えば、スタートスイッチ30が操作されたことを契機に、乱数発生手段91によって次々発生される乱数の中から一の乱数を抽出し、抽出した乱数を抽出乱数データとするものである。
当否判定テーブル93は、乱数発生手段91がとりうる乱数の全領域における所定の箇所に、BBゲーム等の各入賞役に対応した当選役の各々を決定する当選領域がそれぞれ割り当てられたものである。当否判定テーブル93としては、各当選役の当選する確率である抽選確率データが互いに異なる複数種類のものが用意されている。
判定手段94は、各遊技に対応した抽選確率データを有する当否判定テーブル93を選択し、選択した当否判定テーブル93と、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データとに基づいて、当否の判定及び当選の場合には当選役を決定するものである。具体的には、判定手段94は、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データと、選択した当否判定テーブル93における各当選領域の当否判定領域データとを照合し、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データに一致する当否判定領域データが属する当選領域から、当否の判定及び当選役の決定を行うものである。
(入賞停止制御手段100)
入賞停止制御手段100 は、複数の回転リール40の動作を制御し、後述する所定当選役当選処理手段23から入賞停止制御起動信号を受信すると、回転している複数の回転リール40を所定の位置に自動的に停止させる制御処理を行うものである。
より詳しく説明すると、入賞停止制御手段100 は、当否抽選手段90による当否抽選で所定の当選役、例えば、ビッグボーナスに当選し、遊技の進行が一時的に停止した後、当該遊技が再開された際に、入賞停止制御起動信号を受信すると、回転リール40を自動停止させる制御処理を開始するようになっている。
具体的には、入賞停止制御手段100 は、所定の当選役、例えば、ビッグボーナスに対応した図柄の組合せが図柄表示窓13内に表示されるように、回転している複数の回転リール40を所定の位置に自動的に停止させる制御処理を行うようになっている。
(演出制御手段22)
演出制御手段22は、特別当選フラグが成立した際に、当該特別当選フラグが成立したを報知する報知演出等を行うために、液晶パネル表示装置5、装飾ランプ部66B 及びスピーカ66C 等の演出手段66を制御するものである。
さらに説明すると、演出制御手段22は、当否抽選手段90が当否抽選によりボーナスフラグである特別当選フラグを成立させた際に、当該当否抽選手段90から出力されるボーナスフラグの状態を示すステータス信号を受信し、ステータス信号に応じて報知演出を所定の確率で行うものであり、場合によっては、報知演出を行わないように演出動作を制御するものとなっている。
なお、演出制御手段22により、スロットマシン1は、メダルの投入が行われ、且つ、スタートスイッチ30が操作された後の適宜なタイミングで、報知演出を実行することが可能に形成されている。
具体的には、演出制御手段22は、例えば、BBゲームに当選すると成立する特別当選フラグが成立した旨を示すステータス信号を受信した際に、内部で抽選を行い、この抽選により報知演出を行うか否かを決めるものである。そして、演出制御手段22は、報知演出を行うことを決めると、適宜なタイミングで報知演出を行うようになっている。
この際、演出制御手段22には、当選の報知方法が異なる複数種類の報知演出内容と、この報知演出を行うことができる複数のタイミングが登録されている。そして、演出制御手段22は、報知演出を行うか否かの抽選を行い、この抽選により、報知演出を行うことを決定すると、報知演出内容及びそのタイミングを選ぶ抽選を行い、この抽選で報知演出内容及びそのタイミングを決定し、決定したタイミングで決定した報知演出内容の報知演出を行うようになっている。
(所定当選役当選処理手段23)
所定当選役当選処理手段23は、当否抽選手段90の当否抽選で所定の当選役に当選した際、所定の当選役に当選した際に行われる処理として、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理を行うものである。
具体的には、所定当選役当選処理手段23は、当否抽選手段90の当否抽選で、ボーナスゲームに当選した際、換言すると、当否抽選手段90が、当否抽選の結果、ボーナスフラグを成立させた際に、当否抽選とは別の停止処理抽選を行い、この停止処理抽選に結果に応じて、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理等を行うようになっている。
すなわち、所定当選役当選処理手段23には、図3に示すように、前述の一時停止処理を行えるように形成された一時停止制御手段230 と、一時停止処理を行うことを遊技者に事前に報知するための報知表示手段240 と、一時停止制御手段230 によって一時的に進行が停止されていた遊技を再開させるための遊技再開制御手段250 と、遊技再開制御手段250 によって遊技が再開された際に、入賞停止制御手段100 を起動させる入賞停止制御起動手段260 とが設けられている。
一時停止制御手段230 は、一時停止処理を行うか否かを決定して実行する機能だけでなく、一時停止処理を行うことを事前に報知するか否かを選択する機能をも有するものとなっている。
具体的には、図4に示すように、一時停止制御手段230 には、一時停止処理を実行するか否かを決める停止処理実行決定部232 と、一時停止処理を実行するための処理を行う停止実行処理部231 と、一時停止処理を行うことを事前に報知するか否かを抽選で選択する表示処理抽選部233 とが設けられている。
停止処理実行決定部232 は、停止処理抽選の結果だけでなく、その時点での遊技状態、及び、その時点までの遊技履歴に基づいて、一時停止処理を実行するか否かを決めるものである。
さらに詳しく説明すると、停止処理実行決定部232 には、一時停止処理を実行するか否かを決める停止判定処理部232A と、一時停止処理を行うか否かを決めるための停止処理抽選を行う停止処理抽選部232B と、その時点における遊技状態を数値的に分析する遊技状態分析部232C と、その時点までの遊技履歴を記憶する遊技履歴記憶部232D とが設けられている。
このうち、停止処理抽選部232B は、当否抽選により所定の当選役が選ばれる、具体的には、当否抽選でボーナスゲームに当選すると、停止処理抽選を行うものであり、停止処理抽選で一時停止処理を行うことが選択されると、一時停止処理許可信号を停止判定処理部232A へ送出するものとなっている。
遊技状態分析部232C は、遊技が行われる毎に、その時点における払出枚数の総和から投入枚数の総和を差し引いた数値である差枚数を算出し、この差枚数に基づいて遊技状態の分析を行うものである。そして、遊技状態分析部232C は、算出した差枚数が予め設定された所定値よりも大きい場合には、不正行為のおそれがあるとみなし、これを遊技状態の分析結果とするとともに、一時停止処理許可信号を停止判定処理部232A へ送出するものとなっている。
遊技履歴記憶部232D は、遊技が行われる毎に、その時点における遊技履歴を更新していくものである。具体的には、遊技履歴記憶部232D は、遊技が行われる毎に、当該遊技が実行された時刻、及び、当該遊技の結果を記憶していくものとなっている。そして、遊技履歴記憶部232D は、その時点から予め設定された時間だけ過去へ遡った所定期間において、所定の当選役に当選した回数、換言すると、ボーナスゲームへの当選回数を算出し、この当選回数に基づいて遊技状態の分析を行うものである。そして、遊技履歴記憶部232D は、算出した当選回数が予め設定された所定値よりも大きい場合には、不正行為のおそれがあるとみなし、これを遊技状態の分析結果とするとともに、一時停止処理許可信号を停止判定処理部232A へ送出するものとなっている。
停止判定処理部232A は、停止処理抽選部232B 、遊技状態分析部232C 、及び、遊技履歴記憶部232D の少なくとも一つから、一時停止処理許可信号を受信すると、停止実行処理部231 へ一時停止処理要求信号を送出するものとなっている。
停止実行処理部231 は、当否抽選手段90で当否抽選が行われた際に、当否抽選手段90からの当選フラグ成立信号、及び、停止判定処理部232A からの一時停止処理要求信号の両方を受信すると、一時停止処理を実行するために、一時停止処理実行信号を遊技再開制御手段250 、遊技制御装置21及び報知表示手段240 へ送出するものとなっている。
なお、遊技再開制御手段250 は、一時停止処理実行信号を受信すると、遊技の一時停止後に遊技を再開させるために待機応対となるように形成されている。また、遊技制御装置21は、一時停止処理実行信号を受信すると、遊技の進行を一時的に停止するように形成されている。
以上において、停止実行処理部231 は、当否抽選手段90からの当選フラグ成立信号を受信した際に、停止処理抽選で一時停止処理を行うことが選ばれたときに、一時停止処理の実行が可能となっている。
表示処理抽選部233 は、動作切換操作手段24からの報知停止モード信号の受信、及び、停止実行処理部231 からの一時停止処理実行信号の受信のいずれもが可能に形成されている。また、表示処理抽選部233 は、停止実行処理部231 からの一時停止処理実行信号を受信すると、一時停止処理の実行の際に、報知表示処理を行うか否かを決める表示処理抽選を行うようになっている。ここで、一時停止処理が実行されると、回転リール40も一時的に停止するようになっている。
そして、表示処理抽選部233 は、動作切換操作手段24からの報知停止モード信号を受信していない状態で、停止実行処理部231 から一時停止処理実行信号を受信すると、表示処理抽選で報知表示処理を行うことを選択したときに、報知表示手段240 へ報知表示許可信号を出力するようになっている。
また、表示処理抽選部233 は、動作切換操作手段24から報知停止モード信号を受信している状態で、停止実行処理部231 から一時停止処理実行信号を受信すると、表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されていなくとも、報知表示手段240 へ報知表示許可信号を出力するようになっている。
換言すると、報知表示許可信号は、報知停止モードが解除されている場合、表示処理抽選部233 による表示処理抽選の結果に応じて、報知表示手段240 へ出力される一方、報知停止モードが設定されている場合、表示処理抽選の結果の如何にかかわらず、一時停止処理の際に必ず報知表示手段240 へ出力されるようになっている。
図3に戻って、報知表示手段240 は、一時停止制御手段230 が遊技の進行を一時的に停止させる際に、事前に、その旨を報知する一時停止報知画像を液晶パネル表示装置5の画面に表示させる報知表示処理を実行可能に形成されたものである。
さらに詳しく説明すると、報知表示手段240 は、一時停止制御手段230 から報知表示許可信号を受信すると、演出制御手段22へ報知表示要求信号を送出して、演出制御手段22に一時停止報知画像を液晶パネル表示装置5の画面に表示させる報知表示処理を行わせるようになっている。
以上のような動作切換操作手段24、表示処理抽選部233 及び報知表示手段240 により、報知表示処理は、報知停止モードが解除されている場合、表示処理抽選部233 による表示処理抽選の結果に応じて行われる一方、報知停止モードが設定されている場合、表示処理抽選の結果の如何にかかわらず、一時停止処理の前に必ず行われるようになっている。
換言すると、報知表示処理は、報知停止モードが解除されている場合、表示処理抽選部233 による表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されたときのみ実行されるようになっている。一方、報知停止モードが設定されている場合、報知表示処理は、表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されたときのみならず、表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されなくても実行されるようになっている。
遊技再開制御手段250 は、一時停止制御手段230 によって一時的に遊技の進行が停止されている状態で、リセットスイッチ6が操作されると、進行が一時的に停止されていた遊技を再開させる処理を行うものである。
更に詳しく説明すると、遊技再開制御手段250 は、一時停止制御手段230 の停止実行処理部231 から一時停止処理実行信号を受信すると、リセットスイッチ6からリセット信号が送られてくるのを待機する待機状態となるように形成されている。ここで、リセットスイッチ6からのリセット信号は、一時停止状態にある遊技を再開させる契機となる信号となっている。
そして、待機状態にある遊技再開制御手段250 は、リセットスイッチ6からリセット信号を受信すると、待機状態を脱して、一時停止状態にある遊技を再開させることを要求する遊技再開要求信号を遊技制御装置21へ送出するようになっている。
遊技再開制御手段250 から一時停止処理実行信号を受信した遊技制御装置21は、一時停止状態にある遊技を再開させるように形成されている。
また、遊技再開制御手段250 は、遊技再開要求信号の送出後、例えば、遊技再開要求信号を遊技制御装置21へ送出してから所定時間が経過した後、入賞停止制御起動手段260 へ入賞停止制御許可信号を送出するようになっている。
すなわち、スロットマシン1は、スタートスイッチ30の操作によって回転リール40が回転を開始してから、回転リール40が予め設定された回転速度に到達するまでに、ある程度以上の時間を必要としているので、スロットマシン1の制御装置20は、スタートスイッチ30の操作から所定の時間が経過した後に、ストップスイッチ50の操作を有効にするように形成されている。
更に詳しく説明すると、スロットマシン1の制御装置20は、スタートスイッチ30の操作から所定の時間が経過するまで、ストップスイッチ50が操作されても当該操作を無効とし、所定の時間の経過後は、ストップスイッチ50自体を点灯させて、操作が有効となったことを表示すると同時に、ストップスイッチ50の操作を有効にする制御を行うものとなっている。
ここで、遊技再開制御手段250 は、遊技再開要求信号を遊技制御装置21等へ送出した後、入賞停止制御起動手段260 へ入賞停止制御許可信号を送出するようになっている。
更に詳しく説明すると、遊技再開制御手段250 は、遊技再開要求信号を遊技制御装置21に送出して、遊技制御装置21に、一時停止していた回転リール40を再度回転させるように形成されている。
そして、遊技再開制御手段250 は、回転リール40の回転が再開してから所定時間が経過した後、ストップスイッチ50の操作が有効になる前、換言すると、ストップスイッチ50が点灯される前に、入賞停止制御起動手段260 へ入賞停止制御許可信号を送出し、入賞停止制御起動手段260 に回転リール40を自動停止させるようになっている。
入賞停止制御起動手段260 は、遊技再開制御手段250 から入賞停止制御許可信号を受信すると、入賞停止制御手段100 へ入賞停止制御起動信号を送出して、複数の回転リール40を所定の位置に自動停止させる制御処理を入賞停止制御手段100 に開始させるようになっている。
なお、入賞停止制御起動信号としては、外部から読み取ることができない制御コードを含んだものを採用することが望ましい。このような制御コードを含んで入賞停止制御起動信号を形成すれば、単純な電気信号では入賞停止制御手段100 を起動することができなくなるので、不正行為を未然に防止することが可能となる。
(動作切換操作手段24)
図2に戻って、動作切換操作手段24は、スロットマシン1の操作部4に対して遊技者が所定の操作を行うと、報知停止モードへの移行、及び、当該報知停止モードの解除を行うように形成されたものとなっている。
例えば、動作切換操作手段24は、報知停止モードが解除された状態において、メダル投入口18にメダルを投入してからスタートスイッチ30を操作するまでの間に、複数のストップスイッチ50のいずれかを操作すると、報知停止モードへの移行がなされるようになっている。一方、動作切換操作手段24は、報知停止モードが設定されている状態において、報知停止モードを設定するときと同様に、メダル投入口18にメダルを投入してからスタートスイッチ30を操作するまでの間に、複数のストップスイッチ50のいずれかを操作すると、報知停止モードへの解除がなされるようになっている。
なお、動作切換操作手段24は、前述したように、報知停止モードへの移行がなされると、報知停止モード信号を出力するようになっている。
以上において、スロットマシン1は、遊技が開始されて所定の当選役、例えば、ビッグボーナスに当選すると、遊技が一時停止するようになっている。この後、スロットマシン1は、当該スロットマシン1の管理者等によってリセットスイッチ6が操作されると、遊技再開制御手段250 により遊技が再開されるようになっている。そして、遊技が再開されてから所定時間が経過し、遊技者が遊技の再開を認識した頃になると、入賞停止制御手段100 によって、回転リール40の自動停止制御が行われ、図柄表示窓13内にビッグボーナスに対応した図柄が自動的に揃い、ビッグボーナスへの入賞が自動的に達成されるようになっている。
次に、本実施形態に係る制御装置20による遊技制御処理及び所定当選役入賞処理について図5〜図8のフローチャートを参照しながら説明する。
スロットマシン1の電源が投入されると、遊技制御処理及び演出制御処理が開始され、スロットマシン1のゲームが開始される。この際、遊技制御処理は、図5の如く、ステップS1000から処理が開始される。
すなわち、図5に示すように、ステップS1000において、メダルの投入により操作が可能となったスタートスイッチ30の操作を検知する検知処理が行われ、スタートスイッチ30が操作されて、スタートスイッチ30の内部接点が閉じると、これに対応して、遊技スタート時の音声を出力する処理を開始する等、スタートスイッチ30の操作に対応した処理も行われ、この後、次のステップS1100へ進む。
ステップS1100において、当否抽選手段90により当否抽選処理が行われる。この後、次のステップS1200に進み、このステップS1200で、回転リール40の回転駆動を開始させてから、次のステップS2000に進む。
ステップS2000では、ステップS1100において行われた当否抽選の結果に応じて所定当選役入賞処理が行われる。この所定当選役入賞処理については後で詳しく説明する。そして、所定当選役入賞処理が完了したら、次のステップS2800へ進む。
ステップS2800では、すべての回転リール40が停止しているか否かが判定される。そして、すべての回転リール40が停止していると判定された場合には、ステップS3300へジャンプする一方、すべての回転リール40が停止していると判定されなかった場合には、次のステップS3000へ進む。
ステップS3000では、ストップスイッチ50の操作を検知する検知処理が行われ、ストップスイッチ50が操作されて、ストップスイッチ50の内部接点が閉じたことが検知されると、次のステップS3100へ進み、回転リール40の回転停止処理が行われ、回転リール40が停止し、この後、次のステップS1500へ進む。
ステップS3200では、三個の回転リール40に対応するすべてのストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50がすべて操作されたと判定された場合、次のステップS3300へ進む一方、ステップS1500で、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50がすべて操作されていないと判定された場合、ステップS3000に戻る。
ステップS3300において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合には、次のステップS3400へ進み、ステップS3400で、入賞図柄に対応する枚数のメダルが払い出された後、一回分の遊技が終了する。
一方、ステップS3000で、入賞していないと判定された場合、ステップS3400をスキップして、一回分の遊技が終了する。
次に、前述の遊技制御処理におけるステップS1100の当否抽選処理について、図6のフローチャートを参照しながら、さらに詳しく説明する。
まず、図6に示すように、ステップS1110において、当否抽選手段90の乱数発生手段91により発生された乱数の中から乱数抽出手段92によって乱数が抽出され、この抽出処理が完了したら、次のステップS1120へ進む。
ステップS1120において、抽出された乱数が乱数抽出手段92の内部に記憶され、この後、次のステップS1130へ進み、このステップS1130で、判定手段94により、抽出された乱数と、当否判定テーブル93の当否判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップS1140に進む。
ステップS1140において、判定手段94により、抽出された乱数が、当否判定テーブル93のどの当選領域に含まれるかが判定され、これにより当選役についての評価が行われ、この評価が完了したら、次のステップS1150へ進む。
ステップS1150では、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。この設定が完了すると、当否抽選処理が終了する。
続いて、前述の遊技制御処理におけるステップS3100のリール回転停止処理について、図7のフローチャートを参照しながら、さらに詳しく説明する。
まず、図7に示すように、ステップS3110において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合には、次のステップS3120へ進み、反対に、蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合には、ステップS3140へ進む。
ステップS3120では、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる、換言すると、図柄を1個ずつ蹴飛ばす蹴飛ばし処理を行い、この後、次のステップS3130へ進む。
ステップS3130では、ステップS3120において蹴飛ばされた最後の図柄が延べ4個目に達したか否かが判定される。このステップS3130で、ストップスイッチ50を操作した後、最後に蹴飛ばされた図柄が延べ4個目に達したと判定された場合には、ステップS3160へ進み、反対に、最後に蹴飛ばされた図柄が延べ4個目に達していないと判定された場合には、ステップS3110に戻る。
一方、ステップS3110において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定されたため、ステップS3140に進んだ場合には、ステップS3140において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。
そして、ステップS3140で、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップS3150へ進み、反対に、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップS3160へジャンプする。
ステップS3150では、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、ステップS3150で、引き込み設定が達成されたと判定された場合には、ステップS3160へ進み、反対に、ステップS3150で、引き込み設定が達成されていないと判定された場合には、ステップS3120へ進む。
ステップS3160では、回転リール40の回転を停止させる停止処理が行われ、このステップS3160における停止処理の完了をもって、リール回転停止処理が終了する。
次いで、本実施形態に係る制御装置20による所定当選役入賞処理について図8のフローチャートを参照しながら詳しく説明する。
まず、図8に示すように、ステップS2100では、ステップS1110において行った抽出処理によって、所定の当選役、ここでは、ビッグボーナスゲームに当選したか否かが判定される。そして、このステップS2100で、ビッグボーナスゲームに当選していると判定されなかった場合には、このステップS2100をもって所定当選役入賞処理を終了する。
反対に、ステップS2100において、ビッグボーナスゲームに当選していると判定された場合には、次のステップS2200へ進む。
ステップS2200では、ビッグボーナスゲームに当選している状態において、一時停止処理を実行するために必要な実行条件が満たされているか否か、換言すると、停止処理抽選部232B 、遊技状態分析部232C 、及び、遊技履歴記憶部232D の少なくとも一つから、一時停止処理許可信号が送出されているか否かが判定される。
ステップS2200で、一時停止処理の実行条件が満たされていると判定されなかった場合には、このステップS2200をもって所定当選役入賞処理を終了する。
反対に、ステップS2200において、一時停止処理の実行条件が満たされていると判定された場合には、次のステップS2300へ進む。
ステップS2300では、一時停止処理を行うことを事前に報知する報知表示処理を実行するために必要な実行条件が満たされているか否か、換言すると、動作切換操作手段24の操作により報知停止モードに設定された状態にあるか否か、あるいは、一時停止制御手段230 の表示処理抽選部233 による表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されたか否かが判定される。
ステップS2300で、報知表示処理の実行条件が満たされていると判定されなかった場合、換言すると、報知停止モードに設定された状態にあると判定されなかった場合、あるいは、表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されなかったと判定された場合には、次のステップS2400をスキップして、ステップS2500へ進む。
反対に、ステップS2300において、報知表示処理の実行条件が満たされていると判定された場合、換言すると、報知停止モードに設定された状態にあると判定された場合、あるいは、表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選択されたと判定された場合には、次のステップS2400へ進む。
ステップS2400では、遊技の進行が一時的に停止されることを報知する一時停止報知画像を前記表示装置の画面に表示させる報知表示処理が行われる。この一時停止処理が完了したら、次のステップS2500へ進む。
ステップS2500では、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理が行われる。この一時停止処理により、遊技の進行が一時的に停止したら、次のステップS2600へ進む。
ステップS2600では、スロットマシン1の管理者等によってリセットスイッチ6が操作されたか否かが判定される。ステップS2600において、リセットスイッチ6が操作されたと判定されなかった場合には、再度、ステップS2600に戻り、リセットスイッチ6が操作されるまで待機する待機処理が行われる。一方、ステップS2600において、リセットスイッチ6が操作されたと判定された場合には、次のステップS2700へ進む。
ステップS2700では、一時的に停止されていた遊技を再開させる遊技再開処理が行われる。これにより、遊技が再開したら、次のステップS2800へ進む。
ステップS2800では、当否抽選で当選した所定の当選役であるビッグボーナスに対応した図柄の組合せが図柄表示窓13内に表示されるように、回転している複数の回転リール40を所定の位置に自動的に停止させる回転リール自動停止制御処理を行う。この回転リール自動停止制御処理が完了したら、ステップS2000から開始された一連の処理を含んだ所定当選役入賞処理が終了する。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、当否抽選手段90の当否抽選で所定の当選役であるビッグボーナスゲームに当選した際に、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理を行えるように形成された一時停止制御手段230 を設けたので、メダル大量獲得の可能性のあるビッグボーナスに当選すると、メダルが大量に払い出される前に、一時停止制御手段230 によって遊技の進行を一時的に停止させることができる。
また、一時的に進行が停止された遊技を再開させるために操作されるリセットスイッチ6と、ビッグボーナスゲームに対応した図柄の組合せが表示されるように、回転リール40を所定の位置に自動的に停止させる入賞停止制御手段100 と、遊技を再開させる際に、入賞停止制御手段100 に回転リール40を停止させる処理を行わせる遊技再開制御手段250 とを設けたので、遊技の進行が一時的に停止したために、遊技者に呼び出されたスロットマシン1の管理者等がリセットスイッチ6を操作すると、遊技を再開させることができるとともに、ビッグボーナスゲームに自動的に入賞させることができる。
ここで、遊技者は、遊技の進行が一時的に停止され、さらに、遊技の再開のためにスロットマシン1の管理者等が近傍に寄って来ることになっても、遊技の進行の一時停止によって、大量のメダルを獲得できる蓋然性が高くなることが示唆されるので、大して不愉快に思うことが無くなる。
これにより、スロットマシン1の管理者等は、遊技者がメダル大量獲得の可能性のあるビッグボーナスゲームを引き当てた際に、当該遊技者の近傍に寄って、その様子を細かく観察できるようになるので、スロットマシン1側で検知できない不正行為が行われている場合には、スロットマシン1の管理者等よって当該不正行為が行われているか否かが判定することができる。
しかも、不正行為を行う不正行為者は、不正行為によって遊技者がメダル大量獲得の可能性のあるビッグボーナスゲームに不正に入賞すると、スロットマシン1の管理者等が近傍に近寄って来ることを知ることとなるので、おおっぴらに不正行為を行うことができず、異常と見なせる程多量のメダルを短期間に獲得することができなくなる。
このため、スロットマシン1側で検知できない不正行為が行われても、不正行為により多量のメダルが略奪されることがなくなり、当該不正行為による損害を抑制することができるようになる。
この際、一時停止報知画像を液晶パネル表示装置5の画面に表示させる報知表示手段240 を設けたので、遊技の進行が一時的に停止される際に、液晶パネル表示装置5の画面に表示させる一時停止報知画像によって、ビッグボーナスゲームに当選したことも告知することができ、その後に、遊技の進行を一時的に停止しても、遊技者がパニックに陥ることもなくなる。
そして、停止された遊技を再開させるために操作されるための進行再開スイッチとして、所定のキー操作でなければ操作が行えないリセットスイッチ6を採用したので、遊技者は、メダル大量獲得の可能性のあるビッグボーナスに入賞して、遊技の進行が一時的に停止すると、遊技者は、必ず、スロットマシン1の管理者等を呼び出すようになり、当該スロットマシン1の管理者等は、ビッグボーナスへの入賞の際に、スロットマシン1の近傍に容易に近寄ることができる。
これにより、スロットマシン1側で検知できない不正行為が行われている場合には、ビッグボーナスの当選時に、スロットマシン1の管理者等による当該不正行為の捜査を実施することができ、場合によっては、当該不正行為を発見することもできる。
また、停止処理抽選で一時停止処理を行うか否かを決める停止処理抽選部232B を一時停止制御手段230 に設け、ビッグボーナスゲームに当選すると、一時停止処理が所定の確率で行われるようにしたので、ビッグボーナスゲームに当選する度に、毎回、スロットマシン1の管理者等が出動する必要がなくなる。そして、不正行為による損害が深刻なものにならない程度に、一時停止処理を行う確率を下げることもできるので、一時停止処理を行う確率を適度に下げれば、スロットマシン1の管理者等の出動頻度を適切に低減でき、当該管理者等の業務負荷を軽減することができるうえ、当該管理者等の出動によって遊技者が感じる煩わしさも軽減することができる。
さらに、停止処理抽選の結果だけでなく、その時点での遊技状態、及び、その時点までの遊技履歴に基づいて、一時停止処理を実行するか否かを決める停止処理実行決定部232 を一時停止制御手段230 に設けたので、例えば、その時点までのビッグボーナスへの当選回数が遊技履歴として記憶されるとともに、予め設定された時間内におけるビッグボーナスへの当選回数が、予め設定された上限の回数よりも多い場合には、一時停止処理を行うようにすることができる。
これにより、何度もビッグボーナスに当選している場合等、不正行為が行われている可能性が高い場合には、必ず、一時停止処理が行われて、スロットマシン1の管理者等が当該スロットマシン1に近寄って観察することができるようになるので、不正行為により多量のメダルが略奪されることを防止することができ、ひいては、当該不正行為による損害を確実に抑制することができる。
また、遊技が行われる毎に、その時点における払出枚数の総和から投入枚数の総和を差し引いて差枚数を算出し、算出した差枚数が予め設定された所定値よりも大きい場合には、一時停止処理許可信号を送出する遊技状態分析部232Cを一時停止制御手段230 に設け、その時点における差枚数が、予め設定された上限値よりも多い場合には、一時停止処理が行われるようにしたので、差枚数が多い場合、換言すると、行われた遊技の回数に比べて、払い出されたメダルの枚数が多く、何度もビッグボーナスゲームに当選している可能性が高い場合等、不正行為が行われている可能性が高い場合には、必ず、一時停止処理が行われて、スロットマシン1の管理者等が当該スロットマシンに近寄って観察するようになる。これにより、不正行為により多量のメダルが略奪されることを防止することができ、ひいては、当該不正行為による損害を確実に抑制することができる。
さらに、遊技の進行が一時的に停止されることを報知する一時停止報知画像を液晶パネル表示装置5の画面に表示するか否かを表示処理抽選で決める表示処理抽選部233 を一時停止制御手段230 に設け、ビッグボーナスゲームに当選した際に、一時停止報知画像が所定の確率で液晶パネル表示装置5の画面に表示されるようにしたので、一時停止報知画像が表示されないまま、進行が一時的に停止される遊技も発生し、これにより、遊技者は、スロットマシン1の故障かと考えるので、それとは知らず、スロットマシン1の管理者等を呼び出すようになり、これにより、スロットマシン1の管理者等は、遊技者に不審に思われることなく、当該スロットマシン1に近寄って観察することができる。
特に、不正行為者が不正行為を行っている場合には、遊技の進行が停止した理由が不明なので、進行が停止した時点で不正行為を止める可能性が高く、この点でも、不正行為による損害を抑制することができる。
また、ビッグボーナスゲームに当選すると、所定の確率で一時停止報知画像が表示されるようになることから、一時停止報知画像に、所定の当選役に当選したことを告知する告知画像を兼用させることができ、このような一時停止報知画像で告知すれば、告知による演出効果をより一層向上することができる。
さらに、一時停止報知画像が表示されてから遊技の進行が一時停止される報知停止モードへの移行操作を行うための動作切換操作手段24を設けたので、いわゆる「目押し」がまったくできない初心者等の遊技者が、動作切換操作手段24を操作すれば、報知停止モードへ移行させることができる。そして、報知停止モードへ移行させれば、ビッグボーナスゲームに当選して遊技の進行が一時停止する前に、一時停止報知画像が必ず表示されるようになるので、この一時停止報知画像によって、入賞停止制御手段100 が回転リール40を入賞位置に自動的に停止させること、換言すると、いわゆる「目押し」のテクニックを使わなくとも、ビッグボーナスに入賞できるようになることが初心者等の遊技者に報知され、遊技者は、極度に緊張することなく遊技が行え、ゆったりと遊技を楽しむことができ、当該スロットマシンの遊技を、初心者にも馴染みやすいものにできる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、前記実施形態では、ストップスイッチ50の操作が有効になる前に、入賞停止制御手段100 に回転リール40を自動的に停止させる自動停止制御処理を行わせていたが、これに限らず、ストップスイッチ50の操作が有効になった後に、入賞停止制御手段100 に回転リール40を自動的に停止させる自動停止制御処理を行わせてもよい。
すなわち、回転リール40には、回転中、いかなる回転位置においてストップスイッチ50が操作されても、所定の引き込み制御により、前述した所定の当選役に対応した図柄の表示が可能となる図柄配列を設定しておく。
そして、遊技再開制御手段250 によって、回転リール40の回転が再開されてから所定時間が経過し、ストップスイッチ50の操作が有効になった後、遊技者がストップスイッチ50を操作する毎に、入賞停止制御手段100 が当該ストップスイッチ50に対応した回転リール40を自動的に停止させていき、所定の当選役に対応した図柄を順次表示させていくようにしてもよい。
また、遊技の進行を一時的に停止する一時停止処理が行われる契機となる所定の当選役としては、ビッグボーナスゲームに限らず、レギュラーボーナスゲーム等の異なる内容の特別遊技に係る当選役でもよく、要するに、メダル大量獲得の可能性のある当選役であれば、一時停止処理の契機となる当選役として採用することができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの全体を示す正面図である。 前記実施形態に係る制御装置を示すブロック図である。 前記実施形態に係る所定当選役入賞制御手段を示すブロック図である。 前記実施形態に係る一時停止制御手段を示すブロック図である。 前記実施形態の遊技制御処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の当否抽選処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態のリール回転停止処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の演出制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
5 表示装置である液晶パネル表示装置
6 進行再開スイッチとしてのリセットスイッチ
24 動作切換操作手段
40 回転リール
50 停止スイッチとしてのストップスイッチ
61 図柄
90 当否抽選手段
100 入賞停止制御手段
230 一時停止制御手段
240 報知表示手段
250 遊技再開制御手段

Claims (8)

  1. 周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リールと、これらの回転リールの回転を停止させる際に操作される複数の停止スイッチと、遊技が行われる毎に、遊技の当否に係る当否抽選を行う当否抽選手段とを備え、遊技が行われる毎に前記複数の回転リールを回転駆動するとともに、前記当否抽選手段が当否抽選を行い、当否抽選で所定の当選役に当選した状態で、遊技者が前記複数の停止スイッチを操作して、当選役に対応した図柄の組合せが示される位置に前記複数の回転リールを停止させることができた場合に入賞となるスロットマシンであって、
    画面に様々な画像を表示することができるように形成された表示装置と、
    当否抽選により所定の当選役に当選した際に、遊技の進行を一時的に停止させる一時停止処理を行えるように形成された一時停止制御手段と、
    遊技の進行が一時的に停止されることを報知する一時停止報知画像を前記表示装置の画面に表示させる報知表示処理を行えるように形成された報知表示手段と、
    前記一時停止制御手段によって一時的に進行が停止された遊技を再開させるために操作される進行再開スイッチと、
    抽選で当選した当選役に対応した図柄の組合せが表示されるように、回転リールを所定の位置に自動的に停止させる入賞停止制御手段と、
    前記進行再開スイッチが操作されると、前記一時停止制御手段によって一時的に進行が停止されていた遊技を再開させる処理を行わせる遊技再開制御手段とが設けられていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記遊技再開制御手段は、一時的に進行が停止されていた遊技を再開させる処理を行った後、遊技者が前記複数の停止スイッチを操作する前に、前記入賞停止制御手段を起動して、この入賞停止制御手段に回転リールを停止させる処理を行わせるものであることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記進行再開スイッチとして、所定のキー操作によって操作が行われるようになっているものが採用されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記一時停止制御手段は、一時停止処理を行うか否かを決めるための停止処理抽選を行い、この停止処理抽選で一時停止処理を行うことが選ばれたときに、一時停止処理の実行が可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記一時停止制御手段は、その時点での遊技状態及びその時点までの遊技履歴の少なくとも一方に基づいて、一時停止処理を行うか否かを判定するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のスロットマシン。
  6. 前記一時停止制御手段は、その時点における払出枚数の総和から投入枚数の総和を差し引いた数値である差枚数を判定基準として採用し、この差枚数に基づいて一時停止処理を行うか否かを判定するように形成されていることを特徴とする請求項5記載のスロットマシン。
  7. 前記一時停止制御手段は、一時停止処理を行うにあたり、報知表示処理を行うか否かを決める表示処理抽選を行い、この表示処理抽選で報知表示処理を行うことが選ばれると、遊技の進行を一時的に停止させる際に、前記報知表示手段に報知表示処理を実行させることが可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のスロットマシン。
  8. 報知表示処理が行われてから一時停止処理が開始されるように処理を規定する報知停止モードが設定され、
    遊技者による所定の操作により、報知停止モードへの移行、及び、当該報知停止モードの解除を行うための動作切換操作手段が設けられ、
    前記一時停止制御手段は、遊技者が前記動作切換操作手段を操作することにより、報知停止モードへの移行がなされると、前記表示処理抽選で報知表示処理を行わないことが選ばれても、前記報知表示手段に報知表示処理を行わせてから一時停止処理を開始するように形成されていることを特徴とする請求項7記載のスロットマシン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017121284A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 株式会社平和 遊技機
JP2017169728A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 分析システム
JP2018089436A (ja) * 2018-03-05 2018-06-14 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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