JP2008086005A - 携帯電子機器 - Google Patents

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JP2008086005A
JP2008086005A JP2007222905A JP2007222905A JP2008086005A JP 2008086005 A JP2008086005 A JP 2008086005A JP 2007222905 A JP2007222905 A JP 2007222905A JP 2007222905 A JP2007222905 A JP 2007222905A JP 2008086005 A JP2008086005 A JP 2008086005A
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Atsushi Araki
厚志 荒木
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Abstract

【課題】自分撮り撮影を容易に行うことができる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】第1の筐体2と第2の筐体3とからなり、前記第1の筐体2と前記第2の筐
体3とはヒンジ部5を介して開閉自在に連接され、閉状態における前記第1の筐体2の外
面2e側に撮影可能なカメラ37が設けられ、閉状態における前記第2の筐体3の外面3
e側に各種情報を表示するハーフミラー表示装置35が設けられた携帯電子機器1におい
て、前記ハーフミラー表示装置35は、発した光を前記第2の筐体3の外方に通過させる
窓部材27にハーフミラー層を有し、前記第1の筐体2と前記第2の筐体3とが開状態に
おいて、前記ハーフミラー層がカメラの光軸に指向して配置されている。また、第1の筐体2に開口部66を設けた場合、楔型スイッチ63を操作することにより、自分撮り撮影時にはカメラ37の可動台座39aを突出さる。また、通常撮影時には可動台座39aを押下し、第1の筐体2の内部に前記カメラ37を格納する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電子機器に関するものである。
従来から、携帯電話機などの折り畳み型の携帯電子機器において、カメラ部とLCD表
示部をそれぞれ別の筐体に搭載したものが知られている。このような携帯電子機器におい
て、使用者自身が自分の写真や動画を撮る際には、カメラ部を自分の方向に向け、撮影を
した後にLCD表示部に表示される撮影画像を確認するというのが一般的であった(例え
ば、特許文献1参照)。
特開2002−111834号公報
ところで、上述の携帯電子機器で使用者自身の写真などを自分で撮影する際には、おお
よその位置で撮影を行い、その後LCD表示部に表示される撮影画像を見て確認をしてい
たが、撮りたかった写真などを一度の撮影で得られることは少なく、何度かやり直してよ
うやく希望の写真や動画が得られるという現状がある。つまり、カメラに対して被写体(
使用者自身)を正しい位置に合わせることが難しく、自分撮り撮影をうまく行えないとい
う課題を有していた。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、自分撮り撮影を容易に行
うことができる携帯電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、第1の筐体と第2の筐体と
からなり、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは連結部を介して開閉自在に連接され、閉
状態における前記第1の筐体の外面側に撮影可能なカメラが設けられ、閉状態における前
記第2の筐体の外面側に各種情報を表示する表示装置が設けられた携帯電子機器において
、前記表示装置は、発した光を前記第2の筐体の外方に通過させる窓部材にハーフミラー
層を有し、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開状態において、前記ハーフミラー層が
カメラの光軸に指向して配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、表示装置が鏡の役割を果たすと共に、カメラに対して正対
した状態を表示装置に表示することができる。
請求項2に記載した発明は、前記カメラが、前記第1の筐体の外面から突設した凸形状
の台座に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、第1の筐体と第2の筐体とが開状態において、それぞれの
面が面一に構成されない場合においても、台座の形状を調節することで容易にカメラの光
軸に指向するように表示装置のハーフミラー層を配置することができる。また、凸形状に
台座を形成することで、カメラの位置を触手で容易に認識することができる。
請求項3に記載した発明は、前記第1の筐体に開口部を備え、前記凸形状の台座と前記開口部の上辺部に第2の連結部が設けられ、前記凸形状の台座がリトラクタブル式の可動台座で構成され、前記可動台座に前記カメラが設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、前記可動台座が前記開口部から突出した第1の状態と、前記可動台座が前記開口部に格納された第2の状態とを有し、第1の状態では自分撮り撮影時にはカメラ37の可動台座39aを突出させ、通常撮影時には前記可動台座39aを押下して前記カメラ37を前記第1の筐体2の内部に格納することができる。
請求項4に記載した発明は、前記表示装置は、撮影時に撮影可能範囲を表示可能に構成
されていることを特徴とする。
このように構成することで、被写体が撮影可能範囲に容易に位置合わせをすることがで
きる。
請求項1に記載した発明によれば、表示装置が鏡の役割を果たすと共に、カメラに対し
て正対した状態を表示装置に表示することができるため、写真などの撮影を失敗すること
なく確実に撮影することができる。特に自分自身を撮影する際には、表示装置に写った自
分の状態を見て、カメラの位置を調節することができるため、自分撮り撮影を容易に行う
ことができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、第1の筐体と第2の筐体とが開状態において、それ
ぞれの面が平行した面上に構成されない場合においても、台座の形状を調節することで容
易にカメラの光軸に指向するように表示装置のハーフミラー層を配置することができるた
め、カメラと表示装置とを確実に適正な位置関係に配することができる効果がある。
また、凸形状に台座を形成することで、カメラの位置を触手で容易に認識することがで
きるため、撮影の際に指でカメラを塞いでしまうことがなくなり、無駄な撮影をすること
がなくなるという効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、カメラの台座がリトラクタブル式になっているので、自分撮りの撮影時のみ、凸形状の台座を突出させればよい。通常の撮影時や非撮影時には凸形状の台座が第1の筐体に格納される。従って、自分撮りの撮影時意外には、台座が突出していないので、携帯電子機器を保持がしやすくなるという効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、被写体が撮影可能範囲に容易に位置合わせをするこ
とができるため、撮影を失敗することなく、より確実に撮影することができる。特に自分
自身を撮影する際には、表示装置に写った自分自身の位置と撮影可能範囲とを見て、カメ
ラの位置を調節することができるため、自分撮り撮影をより容易に、またより確実に行う
ことができる効果がある。
次に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。ここで説明する実施形態は
、本発明を携帯電話機に適用した場合のものである。
図1に示すように、携帯電話機(携帯電子機器)1は、第1の筐体2と、この第1の筐
体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体3と、これら二つの筐体2,3を相互に折
り畳み自在に連結するヒンジ部5とを備えている。なお、ヒンジ部5は、二つの筐体2,
3の各端部2a,3a(以下、基端部2a,3aと呼ぶ。)同士を連結するように配され
ている。また、本実施形態においては、第1の筐体2と第2の筐体3とが開状態において
、各筐体2,3は面一の関係になく、所定の角度(180°未満)を有している。
第1の筐体2の内面2cには、通話キー、終話キーなどの各種の押圧可能な複数の操作
キー6を備えたキー操作部7及び通話用のマイクロフォン部9が設けられている。キー操
作部7の各操作キー6は、二つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第2の筐
体3に対向する第1の筐体2の内面2cから外方に露出している。マイクロフォン部9は
、基端部2aとは反対側に位置する第1の筐体2の先端部2b側に配されており、第1の
筐体2の内面2cから第1の筐体2の内部空間に貫通する開口部2dを介して外方に露出
している。
また、第2の筐体3の内面3cには、文字、記号、図形などの各種情報を表示する表示
面11aを有する第1の表示部11及び通話用のスピーカ部15が設けられている。
第1の表示部11は、LCD(Liquid Crystal Display)、有
機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、無機ELディスプ
レイなどにより構成されており、その表示面11aは、二つの筐体2,3を相互に重ね合
わせた状態において第1の筐体2に対向する第2の筐体3の内面3cから外方に露出して
いる。スピーカ部15は、基端部3aとは反対側に位置する第2の筐体3の先端部3bに
配されており、第2の筐体3の内面3cから第2の筐体3の内部空間に貫通する開口部3
dを介して外方に露出している。
次に、図2に示すように、第1の筐体2の側面2fには、押圧可能な複数の操作キー6
が設けられている。また、第1の筐体2の外面2eで基端部2a近傍には、カメラ37が
設けられている。このカメラ37によって写真や動画の撮影が可能に構成されている。カ
メラ37は、第1の筐体2の外面2eから突設した台座39上に設けられている。詳細な
説明は後述するが、台座39の表面は、基端部2aを基点として、外面2eに対して所定
角度、例えば10〜15°傾斜して形成されている。
また、第1の筐体2の外面2eの先端部2b側には、バッテリー41が収納された収納
部が設けられており、収納部を覆うように着脱可能な電池蓋43が設けられている。更に
、カメラ37と電池蓋43との間にはスピーカ45が設けられており、カメラ37の側部
で基端部2a近傍にはアンテナ47が設けられている。
次に、第2の筐体3の外面3e側には、文字、記号、図形などの各種情報を表示する表
示面13aを有する第2の表示部13が設けられている。
第2の表示部13は、内面3cとは反対側に位置する第2の筐体3の外面3eから外方
に向けて、例えば白色光を発光するバックライトを備えた白黒LCDにより構成されてい
る。すなわち、第2の表示部13の表示面13aは、二つの筐体2,3の開閉状態に関わ
らず、第2の筐体3の外面3eから外方に向けて配置されている。
また、本実施形態では、第2の表示部13は撮影の際にカメラ37の撮影可能範囲51
を示すように枠形状を点灯可能に構成されている。
この第2の筐体3は、第2の筐体3の内面3c側を構成するフロントケース17、及び
第2の筐体3の外面3e側を構成するリアケース19を備えている。これらフロントケー
ス17及びリアケース19は、互いに第2の筐体3の厚さ方向に結合可能に構成されてい
る。
そして、図3に示すように、上記リアケース19には、その外面3eから第2の筐体3
の厚さ方向に窪む収容凹部23が形成されると共に、この収容凹部23の底壁面23aか
ら第2の筐体3の内部空間に貫通する平面視略矩形の開口部25が形成されている。なお
、前述した第2の表示部13の表示面13aは、この開口部25に対向して配置されてい
る。収容凹部23には、略板状に形成された窓部材27が収容されると共に、収容凹部2
3の底壁面23aに固定されており、この窓部材27によってリアケース19の開口部2
5が閉塞されることになる。
次に、図4に示すように、窓部材27は、半透明に形成された略板状のスモーク材29
と、収容凹部23の底壁面23aに対向するスモーク材29の下端面29bに印刷されて
収容凹部23の底壁面23aを目隠しする印刷層31と、第2の筐体3の外面3eに連な
るスモーク材29の上端面29aに順次積層されたハーフミラー層33とを備えている。
すなわち、この窓部材27は、第2の表示部13の表示面13aにスモーク材29を対向
させるように構成されている。ここで、スモーク材29はアクリル製であり、ハーフミラ
ー層33とスモーク材29とはアルミ蒸着加工により接合されている。
印刷層31は、収容凹部23の底壁面23aがスモーク材29を介して外方側から視認
されないように、光が透過しない材料により形成されており、例えば黒色に着色されてい
る。
スモーク材29は、光を透過可能な材料により形成されており、後述する所定の色に着
色されている。すなわち、このスモーク材29は、所定の色に着色することで、これに入
射された光の一部が拡散などによって吸収されるように構成されたものである。
スモーク材29の色としては、黒色、緑色、赤色などが挙げられるが、第2の表示部1
3のバックライトが白色光であることを考慮すると黒色であることが好ましい。すなわち
、緑色や赤色などに着色されたスモーク材29に白色光を入射した場合には、白色光によ
って第2の表示部13の表示面13aに表示された各種情報が、スモーク材29と同じ色
に着色された状態で視認されることになる。つまり、スモーク材29の色と表示される各
種情報の色とのコントラストが低くなる。これに対して、黒色に着色したスモーク材29
に白色光を入射した場合には、スモーク材29の色と表示される各種情報の色とのコント
ラストが大きくなる。
なお、上記スモーク材29における光の吸収量は、スモーク材29に着色される色の濃
さやスモーク材29の厚さ寸法に応じて変化する。すなわち、このスモーク材29の色が
濃い程若しくはスモーク材29の厚さ寸法が大きい程、光の吸収量は多くなる。
ハーフミラー層33は、その表面に銀色、黒色、赤色などの所定の色で着色された着色
層を薄膜状に形成して構成されており、ハーフミラー層33における光の反射率は、上述
した着色層の色に応じて変化する。すなわち、ハーフミラー層33の反射率は、着色層の
色を銀色とした場合に最も高くなり、以下黒色、赤色の順番で低くなる。すなわち、例え
ば着色層の色を銀色とした場合には、黒色や赤色とした場合と比較して光の透過率が低く
なる。また、ハーフミラー層33は、第2の表示部13の形成領域内にカメラ37の撮影
可能範囲を表示できるように構成されている。
以上のように構成された窓部材27と、この窓部材27にバックライトの光を入射する
第2の表示部13及び第2の表示部13を内部に設ける第2の筐体3により、ハーフミラ
ー表示装置35が構成される。
したがって、ハーフミラー表示装置35は、第2の表示部13から情報が表示されてい
るときは情報表示部として機能し、第2の表示部13から情報が流れていないとき、つま
り第2の表示部13が点灯していないときには、内部が暗くなり、ハーフミラー層33を
有した窓部材27が鏡としての機能を果たすことになる。
次に、カメラ37とハーフミラー表示装置35との位置関係について図5を用いて詳細
に説明する。図5は、携帯電話機1の側面図であるが、説明の関係上、アンテナ47など
は図示していない。
図5に示すように、台座39の表面は、基端部2aを基点として外面2eに対して所定
角度、例えば10〜15°傾斜して形成されている。カメラ37は、台座39の表面にカ
メラの撮像レンズが配されるように設置されている。したがって、カメラ37の光軸Aは
、第1の筐体2の外面2eに直交する方向に対し、第2の筐体3側、つまり上向きに所定
角度、例えば10〜15°傾斜して配置されている。
そして、カメラ37の撮像レンズの表面を形成している面Bと第2の筐体3のハーフミ
ラー表示装置35の表面を形成している面Cとが平行になるように構成されている。ここ
で、二つの面B,Cはそれぞれ紙面に対して垂直な方向に構成される面をいう。つまり、
ハーフミラー表示装置35の表面に形成されているハーフミラー層33が、カメラ37の
光軸Aに指向するように配置されている。
次に、本実施形態における携帯電話機1の作用について説明する。
携帯電話機1は、未使用時には、第1の筐体2と第2の筐体3とを折り畳んだ状態(閉
状態)にしておき、電話、メール、写真撮影などをする際には、第1の筐体2と第2の筐
体3とをヒンジ部5を介して開状態にして使用する。
ここで、カメラ37を用いて写真撮影をする際の説明をする。
使用者が、風景や他人を撮影する際には、第1の表示部11を自身の方向に向くように
し、被写体がカメラ37の撮影可能範囲に入るように第1の表示部11を見ながら位置合
わせを行い、ある特定の操作キー6を押下することで写真撮影を行う。
図6に示すように、使用者が、自分自身を撮影(自分撮り)する際には、ハーフミラー
表示装置35及びカメラ37が使用者自身の方向に向くようにする。このとき、ハーフミ
ラー表示装置35には、使用者自身の姿が第2の表示部13付近に鏡のように反射して表
示されるように位置を合わせる。また、第2の表示部13には、撮影可能範囲51が矩形
状に表示される。使用者は、撮影可能範囲51内に自身の姿が入るように詳細の位置合わ
せを行い、内面2c又は側面2fに配されたある特定の操作キー6を押下することで写真
撮影を行う。撮影可能範囲51の表示は、写真撮影の際には常に表示させるようにしても
よいし、写真撮影の詳細設定メニューの中で撮影可能範囲51を表示させるか否かを選択
できるようにしてもよい。
このとき、カメラ37の撮像レンズの表面を形成する面Bとハーフミラー表示装置35
の表面を形成する面Cとは、平行になるように構成されている。つまり、カメラ37の光
軸Aに指向してハーフミラー表示装置35のハーフミラー層33が配置されているため、
第2の表示部13付近に写っている使用者自身の姿は、カメラ37とも正対した位置関係
となり、第2の表示部13に写っている使用者自身の姿と実際にカメラ37で撮影される
写真とは略同一となる。
ここで、図7に示すように、カメラ37の撮像レンズの表面を形成する面とハーフミラ
ー表示装置35の表面を形成する面とが、同一の面B上に構成されていてもよい。このよ
うに構成することで、カメラ37と使用者自身との距離とハーフミラー表示装置35の表
面と使用者自身との距離とを略一致させることができるため、第2の表示部13に写って
いる自身の姿と実際にカメラ37で撮影される写真とをより近づかせることができる。
従来の携帯電話機1においては、携帯電話機1の使用時には、第1の表示部11に表示
される電話帳を使用したり、第1の表示部11を使用してメールの読み書きをするなど、
第1の表示部11を主体的に使用することが多い。それに対して、第2の表示部13は、
第1の筐体2と第2の筐体3とが折り畳まれた状態において、日付、時刻、電波状況、電
源状況など表示をしたり、電話が着信した際に相手方の電話番号などを表示したり、メー
ルが着信した際にその旨を表示したりなどするのみで、開状態のときには特に使用する用
途がなく、あくまで副次的な表示部として機能していた。
しかしながら、本実施形態によれば、使用者が自分撮りをする際に、第2の表示部13
を含む領域にハーフミラー層33を形成することで鏡としての機能を有し、また、第2の
表示部13に撮影可能範囲51を表示する機能を有するようにした。これにより、これま
であまり活用されていなかった第2の表示部13を更に有効に利用することができる効果
がある。
また、カメラ37の撮像レンズの表面を形成する面Bとハーフミラー表示装置35の表
面を形成する面Cとが平行になるように構成した。つまり、ハーフミラー表示装置35の
表面を形成するハーフミラー層33をカメラ37の光軸Aに指向するように配置したため
、第2の表示部13の形成領域内に写った姿と略同一の写真を撮ることができるようにし
た。したがって、自分撮りを容易に行うことができる。
また、第2の表示部13に白黒LCDを採用したため、安価な構成で自分撮りを容易に
行うことができる。
更に、第2の表示部13に撮影可能範囲51を表示することで、使用者が他人、特に子
供を撮影する際に、子供の注意を引き、カメラ37の方向を向きやすくすることができる
といった効果も期待できる。このとき、撮影可能範囲51は、点滅表示させるなどして、
より注意を引きやすくするように構成してもよい。
そして、カメラ37を第1の筐体2から突設した台座39上に設置したことで、例えば
使用者が風景や他人を撮影する際には、カメラ37は使用者から視認できない反対側に位
置することになるが、台座39によりカメラ37の位置が容易に触手で認識でき、使用者
の指により、誤ってカメラ37の撮像レンズを塞いでしまうということがなくなる効果が
ある。また、このように構成することで、通話中などカメラ未使用時にもカメラ37の位
置を容易に認識することができるため、撮像レンズを指などで汚してしまう虞が少なくな
る効果もある。
次に、図8は図5と図7の変形例を示す概略断面図である。図8は図5の第1の筐体と図7の第1の筐体のみを表している。第1の筐体2に開口部66を設けた場合、前記カメラ37を搭載した可動台座39aを通常撮影時には格納し、自分撮り撮影時にはカメラ37を搭載した可動台座39aを突出させる。図8の(a)において、可動台座39aは第1の筐体2の上端部近傍に配設した第2のヒンジ部(第2の連結部)により連結されている。また、第1の筐体2の内部に設けた第1のバネ弾性部材61により可動台座39aは第1の筐体2の外側への付勢力を受けている。第1のバネ弾性部材61の一端は第1の筐体2の内面2cに係止され、他端は可動台座39aの底面67に係止されている。このとき、楔型スイッチ63により可動台座39aの下端部68が係止されているので、可動台座39aは第1の筐体2の内部に格納された状態(第2の状態)となる。
次に、図8(b)を参照すると、楔型スイッチ63を第1の筐体2の下端方向へ移動させると、可動台座39aと係合していた楔型スイッチがはずれ、可動台座39aは第1のバネ弾性部材61の付勢力により、第1の筐体2の外部に突出する。楔型スイッチ63は第2のバネ弾性部材64の一端が係止されており、更に、第2のバネ弾性部材64の他端は第1の筐体2の外面2eの内側に突出した係止部65に係止されている。上記状態において、第2のバネ弾性部材の伸張する力により、可動台座39aと楔型スイッチ63とは、相互突き当て状態となる。突出した可動台座39aを収納するときは、可動台座39aを押下すると、可動台座39aと楔型スイッチ63が係合し、再び格納状態(第2の状態)となる。
また、第2の弾性部材は、第1の筐体2の操作部側へと傾かないように支持体(図示せず)により保持されている。撮影可能範囲51の表示については、可動台座39aが突出した時に所定の範囲に表示され、可動台座39aが格納されているときには、所定の範囲からずれた範囲に表示される。可動台座39aの突出状態(第1の状態)または格納状態(第2の状態)を電気的に検知して、第1の表示部および/または第2の表示部に文字や記号を用いて表示しても良い。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、以下の態様を採用してもよい
本実施形態では、第2の表示部に白色光を発する白黒LCDを用いた場合の説明をした
が、カラーLCDや有機ELなど表示機能を満たすものを採用してもよい。
また、本実施形態では、ハーフミラー層はスモーク材の上端面に配置されるとしたが、
機能を満たせば、第2の表示部の表示面に対向するスモーク材の下端面に配置しても構わ
ない。なお、印刷層が形成されている部分については、ハーフミラー層をスモーク材と印
刷層との間に配置しておく。
また、本実施形態では、撮影可能範囲を矩形状に表示する説明をしたが、例えば円形状
に写真撮影可能な機能を有している場合には、それに合わせた円形状に撮影可能範囲を表
示するようにしてもよい。
更に、本実施形態では携帯電話機に適用した場合の説明をしたが、これに限らずPDA
やモバイルパソコンなどカメラと表示装置を有する携帯電子機器に採用してもよい。
本発明の実施形態における携帯電話機の第1、第2の筐体を相互に開いた状態を示す概略斜視図である。 図1の携帯電話機において、外面側から見た概略斜視図である。 図1の携帯電話機において、第2の筐体をフロントケース、リアケースに分解すると共に窓部材をリアケースから取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1の携帯電話機において、リアケース、第2の表示部及び窓部材の構成を示す拡大断面図である。 図1の携帯電話機の概略側面図である。 図1の携帯電話機において、自分撮りする際のイメージ図である。 図5の変形例を示す概略側面図である。 図5と図7の変形例を示す概略断面図であり、(a)は可動台座を格納した場合、(b)は可動台座を突出させた場合の第1の筐体の概略図である。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)
2…第1の筐体
2e…外面
3…第2の筐体
3e…外面
5…ヒンジ部(連結部)
11…第1の表示部
13…第2の表示部
27…窓部材
33…ハーフミラー層
35…ハーフミラー表示装置(表示装置)
37…カメラ
39…台座
39a…可動台座
51…撮影可能範囲
61…第1のバネ弾性部材
62…第2のヒンジ部(第2の連結部)
63…楔型スイッチ
64…第2のバネ弾性部材
65…係止部
66…開口部
67…可動台座の底面
68…可動台座の下端部

Claims (4)

  1. 第1の筐体と第2の筐体とからなり、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは連結部を介
    して開閉自在に連接され、閉状態における前記第1の筐体の外面側に撮影可能なカメラが
    設けられ、閉状態における前記第2の筐体の外面側に各種情報を表示する表示装置が設け
    られた携帯電子機器において、
    前記表示装置は、発した光を前記第2の筐体の外方に通過させる窓部材にハーフミラー
    層を有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開状態において、前記ハーフミラー層がカメラの
    光軸に指向して配置されていることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記カメラが、前記第1の筐体の外面から突設した凸形状の台座に設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第1の筐体に開口部を備え、前記凸形状の台座と前記開口部の上辺部に第2の連結部が設けられ、前記凸形状の台座がリトラクタブル式の可動台座で構成され、前記可動台座に前記カメラが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  4. 前記表示装置は、撮影時に撮影可能範囲を表示可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284164A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Nec Corp カメラ付き折り畳み型携帯電話機

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