JP2008084137A - 携帯電子機器 - Google Patents

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克彦 清水
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哲也 竹中
Tomohiro Miki
智裕 三木
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空悟 守田
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Abstract

【課題】タッチパネルなどにユーザが手書きで入力した文字を無駄なくバランス良く表示でき、可読性を向上できる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】手書きデータ入力手段40と、入力された手書きデータのひとかたまりをイメージデータに変換する手段140と、イメージデータの行ピッチに対応する幅が所定の幅以下となるようアスペクト比固定で縮小して縮小イメージデータを作成する手段210と、縮小イメージデータを所定の表示領域にて順次配列表示する手段250と、縮小イメージデータを順次配列表示する際に縮小イメージデータの一行全体の長さを選択的に補正する手段240と、この手段の動作を制御する手段230とを有し、順次配列する縮小イメージデータの一行全体の長さが最大表示長Lmaxを超え、かつ表示手段で表示可能な行の最大表示長を超える第1閾値Lth1以下の場合には、最大表示長内に収まるように表示補正手段により縮小補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電子機器に関するものであり、特に、タッチパネルなどの入力装置を有する携帯電子機器に関するものである。
従来、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータなどで文章を作成する際には、端末本体に備えられているキーボードにて押下されたキーの文字コードに対応する文字を画面上に表示させるのが一般的である。また、マイクなどに入力された音声を認識して、その音声をコードに変換することで画面上に文字を表示させる技術もある。
これらの機器には、予め、JIS第1水準、JIS第2水準などの文字コードが記憶されており、キーボードや音声による入力がコードに変換されることで、画面上に対応する文字(図形)が表示される。
近年、パーソナルコンピュータおよびADSLなどの急速な普及により、インターネットを介する電子メールは極めて重要なコミュニケーション手段となっており、さらに携帯電話を用いた電子メールも、すでに日常的な情報伝達手段となっている。
ところが、パーソナルコンピュータのキーボードや、携帯電話など携帯電子機器のキー群の操作を不得意とする人も多数存在し、上記のコミュニケーション手段は、未だ万人が使用できる情報伝達手段とは言えない。
そこで、特に携帯電子機器の場合には、ユーザが情報の入力を行う入力手段として、携帯電子機器の端末本体に備えられているキーなどのボタンを直接押下するものの他に、携帯電子機器の端末本体に備えられているタッチパネル上で、ユーザが指により、またはスタイラスペンなどのペン型入力装置を用いて、手書きにより入力するものが従来から知られている。
ペン型入力装置を備える携帯電子機器では、紙の上にペンで文字を書くのと同じような感覚で入力を行うことにより文章を作成することができる。このようにして入力した文字などの筆跡をドットマトリクス形液晶表示装置に表示したり、その表示された内容をそのままメモリに記憶し、この記憶内容を読み出して再表示させたり、またはその内容をドットプリンタにより印刷する電子機器が従来から既知である(例えば、特許文献1参照)。
このような機器を用いてペン入力にて書いた文字や絵を画像のまま送受信することができるメールを作成できるメーラが、高齢化社会への対応の一環として、地域の連携を図るために一部地域で実験的に導入されている。
このような機器を使用すれば、キーボードの操作による入力を苦手とする人や、機器本体のボタン(キー)操作により入力することに抵抗を感じる人であっても、紙の上にペンなどで文字や図形を書くのと同じような感覚で手書きの入力を行うことが可能であり、例えば高齢者や、機械操作を苦手とする人であっても、入力に際しての手間が軽減される。
タッチパネルで入力された文字を自動的に判定・認識して、文字コードに変換する技術の開発も進んできているが、このような技術では、ユーザの書く書体の癖を見抜いたり学習したりする精度は高くない。特に携帯電子機器のような、タッチパネル上の入力領域が小さい機器にて入力および認識を行うには、機器が認識し易いように、ゆっくりと丁寧に大きな文字を書かなくては正確な文字認識は望めない。特に画数の多い漢字などの認識は困難であり、さらには旧字体など文字コードに規定されていない字は当然認識しないという問題もあり、このような文字の入力を望むユーザにとってはストレスとなり得る。
このような問題に対処する方法として、手書きによる入力を文字として判定・認識してコード変換するのではなく、手書きによる入力をそのまま画像イメージのデータとして処理する方法がある(例えば、特許文献2および3参照)。画像データは文字コードと比べるとデータ量が大きくなりがちであるが、携帯電子機器に表示する際の文字の画像は通常小さなものであり、さらに近年ではメモリを確保するためのコストも低く抑えることが可能である。何よりも、文字を誤認識することがなくなり、ユーザの筆跡を忠実に再現することができ、行書体でも旧字体でも入力することができ、なおかつ活字(フォント)の無機質さを読み手に伝えることもなくなる。
上記特許文献2に開示の技術を適用すれば、手書きで入力した1つ以上の文字からなる文字列を1つのブロックとして処理し、そのブロックをイメージデータとして所定の幅に縮小調整して、順次のブロックを並べて表示させることができる。
したがって、手書きで文字を書いたブロックの大きさがそれぞれに異なっていたとしても、表示領域の大きさに合わせて各ブロックの行の幅が自動調整されるため、ブロック毎の文字の大きさのばらつきはある程度修正される。手書き入力をする際に、ひらがな・カタカナなどは比較的小さな記述(例えば5mm角)が可能であるが、漢字はある程度大きく記述(例えば10mm角)することが必要であり、これらをほぼ同じ行の幅に縮小して表示することは、特に携帯通信端末のような小さな画面(例えば、3cm×4cmなど)に文字を数多く表示させる際に有利である。このほか、上記技術では、文字イメージのブロックを並べるに際し、表示領域の行方向の余白が、並べようとするブロックの長さに対して充分でない場合には、そのブロックを次の行の先頭に並べることにより改行するようにしている。
しかしながら、この特許文献2に開示の技術では、ブロックとして処理されたイメージデータが表示領域の余白に入りきらない場合には改行処理を行うようにしているため、もともとイメージデータを収めようとしていた行の終端部分に不自然な空白ができてしまう。このような空白ができることは、各行の行末が整っていないという外観上の問題があることはもちろん、特に携帯電子機器のような小型の端末の場合には、その表示領域全体の面積も限られているため、限られた表示領域を有効に使用して情報を表示するという観点からも無駄が生じることとなる。
そこで、上記特許文献3に開示の技術を適用すれば、ブロックのイメージデータ(ストロークデータ)が行の余白に表示しきれない場合には、改行する処理の他に、表示しようとするブロックのイメージデータの行方向の長さを縮小して表示させることができる。このようにすることで、各行の終端部分に不自然な空白ができるという問題に対処することが可能となる。
特開昭59−24387号公報 特開平10−91346号公報 特開平7−311817号公報
しかしながら、この特許文献3に開示の技術では、各行の終端にくるブロックのイメージデータのみを縮小するという処理を行うため、行の終端付近の文字だけを行方向に圧縮して詰めた寸詰まりの表示となる可能性があり、文字によっては読みにくい表示になってしまうことも考えられる。もともと手書き入力による文字の表示においては、活字ほどの可読性を望むことは困難であり、表示の無理な圧縮により表示のバランスを乱すことは、表示された文字の可読性を著しく低減させる恐れがある。
さらに、上記特許文献2および3のいずれの場合にも、各ブロックの入力を行う際に、ユーザの表記上の癖などにより、各ブロック内の文字を例えば右上がり気味に書いてしまうことがある。特に、携帯電子機器の場合、片手で携帯電子機器を持ち、もう一方の手でペン型入力装置を持って操作することもあり、机の上で紙に書く場合のようには安定していないため、なおさら意図せずに傾斜した文字列を書いてしまう可能性もある。このような場合、各ブロックはそのまま(右上がり気味の状態で)縮小され表示されることになる。そのためユーザは、認識される各ブロック内でなるべく均等で規則正しい配列の文字を書くように留意していないと、実際にそのブロックが認識されイメージとして表示された場合に、やはり全体としては著しく可読性の低い文字列が表示される恐れがある。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、主としてタッチパネルなどにユーザが手書きで入力した文字を、無駄なくバランス良く表示でき、可読性を向上できる携帯電子機器を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る携帯電子機器の発明は、
情報を表示する表示画面上に一体形成され、手書きデータの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により入力された手書きデータの所定のひとかたまりを、1つのイメージデータに変換するデータ変換手段と、
前記イメージデータの行ピッチに対応する幅が前記表示画面上の所定の表示領域の行ピッチ以下となるように、前記イメージデータを、アスペクト比固定で縮小して縮小イメージデータを作成するイメージ縮小手段と、
前記縮小イメージデータを、前記所定の表示領域にて順次配列して表示する表示手段と、
前記縮小イメージデータを順次配列して表示する際に、順次配列した前記縮小イメージデータの一行全体の長さを選択的に補正する表示補正手段と、
前記表示補正手段の動作を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記表示手段にて表示可能な行の最大表示長を超える第1閾値を有しており、順次配列する前記縮小イメージデータの一行全体の長さが前記最大表示長を超え、かつ前記第1閾値以下の場合には、当該一行全体の長さが前記最大表示長内に収まるように、前記表示補正手段により縮小補正することを特徴とするものである。
請求項2にかかる発明は、請求項1記載の携帯電子機器において、前記制御手段が、順次配列する前記縮小イメージデータの一行全体の長さが前記第1閾値を超える場合には、最後に入力された縮小イメージデータが次の行の先頭に表示されるように、前記表示補正手段により、改行補正することを特徴とするものである。
請求項3にかかる携帯電子機器の発明は、
情報を表示する表示画面上に一体形成され、手書きデータの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により入力された手書きデータの所定のひとかたまりを、1つのイメージデータに変換するデータ変換手段と、
前記イメージデータの行ピッチに対応する幅が前記表示画面上の所定の表示領域の行ピッチ以下となるように、前記イメージデータを、アスペクト比固定で縮小して縮小イメージデータを作成するイメージ縮小手段と、
前記縮小イメージデータを、前記所定の表示領域にて順次配列して表示する表示手段と、
前記縮小イメージデータを順次配列して表示する際に、順次配列した前記縮小イメージデータの一行全体の長さを選択的に補正する表示補正手段と、
前記表示補正手段の動作を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記表示手段にて表示可能な行の最大表示長を超えない第2閾値を有しており、順次配列する前記縮小イメージデータの一行全体の長さが前記第2閾値以上で、かつ前記最大表示長未満の場合には、当該一行全体の長さが前記最大表示長と等しくなるように、前記表示補正手段により拡大補正することを特徴とするものである。
さらに、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯電子機器において、
前記データ変換手段により変換されたイメージデータに含まれる文字列の傾斜角度を算出する傾斜角度算出手段と、この算出結果に基づいて当該イメージデータの傾斜を補正する傾斜補正手段とをさらに有することを特徴とするものである。
本発明によれば、タッチパネルなどにユーザが手書きで入力した文字を、各行毎に表示可能な最大の長さを考慮しつつ一行全体として補正するようにしたので、表示画面上に手書きの文字列などを無駄なくバランス良く表示することができ、可読性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照に説明する。
図1および図2は、本発明の携帯電子機器10の端末本体の概略斜視図および概略断面図である。
この携帯電子機器10は、端末本体表面に各種情報を表示する表示手段20と、該表示手段20上に配置され、マトリクス状に配列された多数の接点を有する透明なタッチパネルなどで構成された入力手段40とを備えており、ユーザが何か情報を入力する際には、スタイラスペンなどのペン型入力装置30などを用いて、入力手段40の入力領域に文字などを直接手書きで入力することができる。細かい入力が要求されない場合には、ユーザは指などで直接入力操作をすることもできる。入力手段40は、入力された情報を電子信号として検知することができ、その検知した信号に基づいて、表示手段20上にて入力に対応するドット表示をさせることにより、ユーザが描いた文字などの軌跡を表示させて入力の補助とすることができる。
本発明においては、ユーザがペン型入力装置30を用いて、入力手段40に文字列を入力する際には、ユーザが手書きで入力する文字を1文字ずつ認識するのではなく、1文字以上のある程度まとめて入力されたものを「ブロック」(文字列のかたまり)として処理する。
図3は、本実施の形態に係る携帯電子機器10の各機能の構成を示す概略ブロック図である。この携帯電子機器10は、入力手段40にて入力された手書きの文字列を画像データとして処理して1つのブロックとして生成するブロック生成手段100と、このブロックのデータを表示手段20に配列および表示するにあたって適切な補正を施すブロック配置手段200とを備えている。
ブロック生成手段100は、入力手段40からの入力から文字列の位置情報を取得する位置情報取得手段110と、その位置情報に基づいて文字列の始点および終点を判定する始点・終点判定手段120と、文字列の終点からの時間を計時する計時手段130と、この計時時間ならびに上記の始点および終点から文字列を1つのブロックとして認識する、データ変換手段であるブロック判定手段140と、認識したブロック全体の文字列の傾斜角度を算出する傾斜角度算出手段150と、算出した傾斜角度に基づいて傾斜を補正する傾斜補正手段160と、傾斜を補正したデータに記載されている入力(縦横長、画像情報(ビットマップ、G4−FAXなどの圧縮、ベクトル情報、軌跡情報など))を保存するブロックデータ記憶手段170とを備えている。
ブロック配置手段200は、傾斜補正手段160から出力されるイメージの行ピッチに対応する幅を、配置する箇所の行ピッチに合わせて縮小するイメージ縮小手段210と、この配置箇所に関する情報を記憶するブロック配置情報記憶手段220と、イメージ縮小手段210およびブロック配置情報記憶手段220からの情報に基づいてそのブロックが配置候補である場所に配置することが可能かどうか、および当該ブロックを含む1行全体のイメージを拡大または縮小することで当該ブロックが配置候補である場所に配置することが可能かどうかを判定する制御手段230と、この制御手段230からの情報およびブロックデータ記憶手段170からの情報に基づいてブロックのイメージの拡大または縮小補正を行う表示補正手段240と、これにより補正された情報を表示手段20に表示するため適宜貼り付け処理を行う貼付処理手段250とを備えている。なお、行ピッチに対応する幅とは、横書きの文字列では文字の高さ方向の長さ、縦書きの文字列では文字の横幅方向の長さをいう。
まず、ペン型入力装置により入力手段40に手書きで入力した文字列をブロックとして認識してそのブロックのイメージを生成するブロック生成手段100の処理を説明する。
図4は、手書きで入力する文字列をブロックとして認識する様子を説明した図である。ユーザはペン型入力装置30を用いて、入力手段40の所定の領域に、手書きで文字列を直接入力する。
図4(a)に示すように、入力手段40には、各縁部に沿って、横書きの場合の入力開始領域S3および入力終了領域S1と、縦書きの場合の入力開始領域S0および入力終了領域S2と、中央領域S4とが設けてある。入力手段40は透明であるため、これらの入力開始・終了領域S0〜3およびS4はユーザが視認することはできないが、文字列の入力開始地点および入力終了地点を明示するために、表示画面20上の所定の入力領域を表す「」(かぎ括弧)などを設けたり、入力領域を矩形の線で囲うようにしたりしても良い。
本実施の形態においては、ユーザは入力手段40に手書きで入力操作を行うに際し、1文字以上の文字列をまとめて入力することができ、これらまとめて入力される文字列のことをブロックと呼ぶ。文字列の各ブロックの入力を開始するにあたり、最初にペン型入力装置30が入力手段40に触れることを、以後ペンダウンと呼ぶ。同様に、文字列の各ブロックの入力が終了してペン型入力装置30が入力手段40から離れることを、以後ペンアップと呼ぶ。
日本語をはじめとするほとんどの言語は左から右に向かって書くことができる。よって、入力手段40の左端縁部の入力開始領域S3にてペンダウンが生じ、その後ブロックの文字列の手書き入力は中央領域S4にて行われ、右端縁部の入力終了領域S1に差し掛かってペンアップとなる。例えば、図4(a)に示すように、「繁栄のことと」という文字列を1ブロックとして入力する場合には、始点・終点判定手段120によって「繁」の字の書き出しのペンダウンが左端縁部の入力開始領域S3にて生じたと判定され、その後右方向に書き進めるうちに中央領域S4に突入し、最後の「と」の字を書くときには右端縁部の入力終了領域S1にてペンアップしたと始点・終点判定手段120によって判定され、それらの入力点の全てを含む最小長方形領域がブロックとして認識される。これらの入力処理が行われると、この入力手段40上の入力が行われた位置に対応する表示手段20の位置のドットが点灯するようにして、ユーザが自ら描いた文字の軌跡が認識できるようにする。ちなみに、図4(a)には、すでに入力が行われた「ますますご」という文字列のブロックが表示手段20の左上端に表示されている。
入力終了領域S1における入力が行われた後にペン型入力装置30が入力手段40から離れた瞬間に1ブロックの入力が終了しペンアップとすることはできない。なぜなら、例えば「゛(濁点)」を書く場合などのように、ペン型入力装置30が入力手段40から離れてからもまた入力が行われる場合もあるからである。よって、右端縁部の入力終了領域S1にて入力が行われた後にペン型入力装置30が入力手段40から離れた瞬間からの時間を計時手段130にて測定して、所定の時間閾値Tth以上となった場合には、その時点でブロック判定手段140はペンアップが生じたと判断する。すなわち、図4(b)のように、「繁栄のことと」という文字を書くと、この場合は最後の「と」の文字が右端縁部の入力終了領域S1に差し掛かっているので、そのまま放置することで所定の時間が経過すると自動的にペンアップと判断され、そこまでの入力が1ブロックと判断される。その後、後述するように、傾斜角度算出手段150でブロック内の文字列の傾斜が算出された後、傾斜補正手段160で文字列の傾斜が補正され、さらにブロック配置手段200により所定の処理が加えられた後、すでに表示手段20に表示されていた「ますますご」の後に「繁栄のことと」のブロックが配置され、もともと入力手段40の入力領域に表示されていた「繁栄のことと」という文字はクリアされて次のブロックの入力にそなえるようにする。この配置処理については後述する。
各ブロックの入力が終了した(つまりペンアップした)後に、毎回所定の時間閾値Tthを待たないとブロックとして認識されないというのは、手書きによる入力操作に習熟したユーザにとっては、ストレスとなり得ることである。そこで、表示手段20の所定の位置に「入力」または「確定」などのボタンを表示させ、そのボタンを押すことでブロックの入力を確定させることもできるが、本実施の形態では、さらに素早く簡単にブロックの入力完了を確定させることができるようにする。
図4(c)に示すように、ユーザが右端縁部の入力終了領域S1にて1ブロックの入力を完了した後に、引き続き次のブロックを入力しようとして左端縁部の入力開始領域S3にてペンダウンを生じさせれば、このペンダウンが生じた瞬間に、たとえその時点で時間閾値Tthが経過していなくとも、それまでに入力したブロックについてはペンアップがなされたものと、ブロック判定手段140により判断するようにする。その後の処理は、図4(b)と同様に、すでに表示手段20に表示されていた「ますますご」の後に「繁栄のことと」のブロックが配置され、もともと表示されていた入力領域の「繁栄のことと」という文字はクリアされる。
このようにすれば、入力された結果としては図4(b)の場合も4(c)の場合も全く同じとなるが、時間閾値Tthを待つことなく次の入力操作に移行することができるため、ユーザの思考の流れが途絶えることなく、連続してブロックの確定ができてスムーズに文字列を入力することができる。
次に、ブロック判定手段100により判定された各ブロックを、表示手段20に配置するブロック配置手段200の動作について説明する。
上述の処理にてブロックデータ記憶手段170に記憶される各ブロックは、文字列の傾斜が補正された最小長方形領域からなるもので、文字数も行ピッチに対応する幅もまちまちである。しかしながら、各ブロックの行ピッチに対応する幅が異なってしまうと、それを後から連結した際に、1行の中でも文字列の行ピッチに対応する幅がまちまちとなるため非常にバランスが悪く見た目の悪い仕上がりとなる。そこで、ブロック配置手段200においては、文字列の傾斜が補正された最小長方形領域からなるブロックのイメージの行ピッチに対応する幅を、表示手段20上の所定の表示領域の行ピッチに合わせて縮小する。この際に、アスペクト比固定で縮小するため、ブロック全体として縦横ともに自然な比率の縮小がなされる。こうすることにより、イメージ縮小手段210により縮小した各ブロックは、連続して配置しても、ブロックの行ピッチに対応する幅(横書きにおける高さ、縦書きにおける幅)が揃うようになるため、非常にバランスが良く見た目良く表示される。
図5は表示手段20の最大表示長、縮小閾値、および拡大閾値の大きさの関係を説明する図である。
図5に示すように、表示手段20の行方向に文字や図形を表示できる最大の長さを最大表示長Lmaxとする。このLmaxを超えてしまうと、その超えた部分については画面上に表示することはできない。この最大表示長Lmaxよりも大きい値として、縮小閾値Lth1を予め設定する。1行に表示したいブロックの集合(ブロック群)の合計長が、最大表示長Lmaxを若干超える場合であっても、その合計長が縮小閾値Lth1以下であれば、ブロック群の合計長をLmaxまで縮小することによって、表示を表示手段20の画面にちょうど収めることができる。しかしながら、ブロック群の合計長が縮小閾値Lth1を超えてしまうと、もはやその合計長に縮小処理をすると文字が横方向に縮みすぎて読み難くなるので、この場合には縮小処理は行わない。
さらに、表示手段20の最大表示長Lmaxよりも小さな値として、拡大閾値Lth2も予め設定する。ブロック群の合計長が、最大表示長Lmaxに若干届かない場合であっても、その合計長が縮小閾値Lth2以上であれば、ブロック群の合計長をLmaxまで拡大することによって、表示を表示手段20の画面にちょうど収めることができる。しかしながら、ブロック群の合計長が縮小閾値Lth2未満となる場合には、もはやその合計長に拡大処理をすると文字が横方向に伸びすぎてバランスが悪くなるので、この場合には拡大処理は行わない。
図6はブロック配置手段200の動作を説明するフローチャートである。以下、図7および図8に示す具体例を参照しながら説明する。
図6のフローチャートのスタートとは、ブロック生成手段100において、文字列の入力、ブロックの始点・終点の判定およびブロックの判定が終了した時点を指すものとする。なお、ここでは傾斜補正手段160による文字列の傾斜補正については、説明の簡略のために省略する。
ブロック判定手段140で判定されたブロックは、そのブロックの行ピッチに対応する幅を、イメージ縮小手段210にて、表示手段20の表示領域の行ピッチに合わせて、アスペクト比固定で縮小し、これにより縮小イメージを生成する(ステップS10)。最初のブロックを入力する際には、その前に入力済みのブロックはないため、貼付処理手段250は、上述のように縮小処理したブロックを、表示手段20の表示領域の最初に表示する。例えば、図7(a)に示すように手書きされた文字列「ますます」のブロックは、図7(b)に示すように表示手段20の表示領域の行ピッチに合わせて縮小されて表示領域の左上に配置される。
順次入力されるブロックは、ステップS11にて、最後に入力したブロックを前のブロックの末尾に配置する際に1行の長さが最大表示長Lmaxを超えるか否かを判断する。最大表示長Lmaxを超えないうちは、ステップS12にて前のブロックの末尾と次のブロックの先頭を連結して、1行に順次表示させる。例えば、図7(c)に示すように「ますます」の次に入力されたブロック「ご繁栄の」が、図7(d)に示すように縮小され、「ますます」の末尾にそのまま配置される。その際、2つのブロックは、見た目上はブロックの末尾と次のブロックの先頭がほとんど直接結合して配置されているように見えるが、実際には、標準ブロック間隔であるスペース(例えば2ドット分または3ドット分)を挟んで配置されている。その後ステップS13にて、入力領域をクリアしてスタートに戻り、次のブロックが出力されてくるのを待つ。
ブロックの配置を改行せずに繰り返し、次のブロックを配置する際に当該ブロックを含むブロック群の長さの合計長が最大表示長Lmaxを超えると、ステップS14に進み、1行の長さが、縮小閾値Lth1を超えるか否かが判断される。
1行の長さが縮小閾値Lth1を超えない場合にはステップS15に進み、その1行の長さを最大表示長Lmaxに縮小して、ステップS16にて表示手段20の表示領域にちょうど収まるように配置する。そしてS17にて入力領域をクリアしてスタートに戻り、次のブロックが出力されてくるのを待つ。
ステップS14〜16の動作を、図7の(e)〜(g)にて具体例を示す。図7(e)では、現在入力が完了したブロックは「こととお慶」の文字列である。これを直前のブロック「ご繁栄の」の末尾に連結配置すると、図7(f)に示すように1行の長さが最大表示長Lmaxを超える。しかしながら、縮小閾値Lth1を超えない場合には、最大表示長Lmaxに収まるように縮小させることが可能であるので、表示補正手段240にて、1行全体の行方向のみを縮小するように、制御手段230によって制御する。その結果、1行全体が非常に少しずつ縮小されたイメージを表示させることができる。図7(f)においては、このままでははみ出して表示できないブロックが、図7(g)では一行全体の行方向を縮小することで、表示手段20の1行にちょうど収まっており、次の行に次のブロックを入力することができる。それ以降、同様にして、図7(g)〜(j)のように、ブロック「び申し上げ」、続いて「ます」を連続して入力し、図7(k)に示すように、その結果を自然な形式で表示させることができる。
ここで、表示補正手段240による1行全体の行方向の縮小の具体的な処理についてさらに詳述する。上述のように、各ブロック間は、標準ブロック間隔であるわずかなスペースが置かれている。このスペースを含むブロック群の1行の長さが最大表示長Lmaxを超え、かつ縮小閾値Lth1未満の場合には、まずこれらのブロック間のスペースを最小(例えばゼロ)にする縮小処理を行う。そうすることで最大表示長Lmaxに収まる場合には、ここまでの処理が完了したブロックのイメージを並べて配置する。しかしながら、ブロック間のスペースを最小にしても、まだ各ブロックの長さの合計長が最大表示長Lmaxに収まらない場合には、そのブロック群の行方向のみに対して、Lmax/(ブロック群の合計長)の比率で縮小したものを1行として配置するようにする。
ステップS14にて、1行の長さが縮小閾値Lth1を超えてしまう場合にはステップS18に進む。この場合には、可能な範囲で縮小をかけても、1行を最大表示長Lmaxに収めることができないため、無理な縮小は行わず、最後に入力されたブロックは、改行処理をして次の行の先頭に表示するようにする。
ステップS19では、最後に入力したブロックを除いた1行の長さが、最大表示長Lmax未満で、かつ拡大閾値Lth2を超えるか否かが判断される。
1行の長さが最大表示長Lmax未満で、かつ縮小閾値Lth2以上の場合にはステップS20に進み、その1行の長さを最大表示長Lmaxに拡大して、ステップS21にて表示手段20の表示領域の1行にちょうど収まるように配置する。そしてステップS22にて入力領域をクリアしてスタートに戻り、次のブロックが出力されてくるのを待つ。
ステップS14、S18〜21の動作を、図8の(a)〜(c)にて具体例を示す。図8(a)では、現在入力が完了したブロックは「こととお慶」の文字列である。これを直前のブロック「ご繁栄の」の末尾に連結配置すると、図8(b)に示すように1行の長さが最大表示長Lmaxを超えて、さらに縮小閾値Lth1を超えてしまう。この場合には1行に収めるように縮小すると、文字が不自然になり得るため、制御手段240により、表示補正手段240において1行全体の縮小は行わないように制御して、図8(c)に示すように、最後に入力したブロックは改行して次の行に表示するように貼付処理手段250に貼り付ける。すると、最後のブロックを改行したため、元の行には、行の末尾に空白ができる。ここで、1行の長さが縮小閾値Lth2を超える場合には、制御手段230により表示補正手段240を制御して、最大表示長Lmaxにちょうど収まるように、1行全体の行方向のみを拡大する。その結果、1行全体が非常に少しずつ拡大されたイメージを表示させることができる。図8(b)においては、改行してしまうとこのままでは行の末尾にできてしまうはずの空白が、図8(c)では一行全体の行方向を拡大することで、表示手段20にちょうど収まって、不自然な空白は生じないようになる。
ここで、表示補正手段240による1行全体の行方向の拡大の具体的な処理についてさらに詳述する。拡大処理においては、まず、各ブロック間の間隔(スペース)を拡大調整する。その結果、各ブロック間の間隔が最大ブロック間隔になるまでに、最大表示長Lmaxに達すれば、それまでの拡大処理が完了したブロックのイメージを並べて配置する。ここでブロック最大間隔というのは、各ブロック同士の間に間隔を入れても文字の配列が不自然にならない程度の最大間隔で予め設定しておく。
これに対し、ブロック間隔を最大にしても、まだ1行の長さが最大表示長Lmaxに達しない場合には、さらに、その1行の行方向のみに対して、Lmax/(ブロック間隔を最大にした1行の長さ)の比率で拡大したものを新たな1行として配置するようにする。
一方、ステップS19にて、1行の長さが拡大閾値Lth2に満たない場合には、その空白を埋めるように拡大処理を行うと、文字が間延びしたように不自然な表記となる可能性があるため、ステップS23に進み、拡大処理は行わずに、左側から各ブロックを並べたままの状態で表示を行う。
次に、図9および10を参照して、各ブロックとして判定された文字列が全体として右上がりまたは右下がりのように傾斜している場合に、それを自動的に補正する傾斜補正処理について説明する。
図9(a)のように、手書き入力した「ますます」のブロックの文字列が、ブロックの左上と右下に若干の余白を含んだ右上がり気味に書かれていたとする。このままの状態でイメージ縮小手段210によってブロック全体として縮小をかけてしまうと、縮小後のブロックは左上と右下には若干の余白を含んだままで、必要以上に小さな文字列のブロックとなってしまう。
それを回避するために、傾斜補正処理を行う。まず、傾斜角度算出手段150において、文字列の傾斜角度を算出する。この傾斜角度算出処理においては、まず、図9(a)に示すように、ブロックを、行方向に、所定の小領域に等分する。図9(a)の例では、4つの長方形に等分している。次に、これら4つの小領域である長方形の中で、それぞれ入力された情報(ドット)を包含する四角形領域を算出する。すなわち、各小領域の上下に存在し得る入力のない部分と、入力のある部分とに分割する。次に、入力された情報を包含する四角形領域の中心点を算出する。これは、四角形の四隅の座標がわかれば、それぞれの座標の平均を取ることで求められる。最後に、これら四角形領域の中心点を結んだ線分に1つの直線を近似させることで、図9(a)のように、ブロックの文字列全体の水平方向に対する平均傾斜角度θを算出する。
次に、図9(b)に示すように、傾斜補正手段160により、算出した平均傾斜角度θに基づいて、文字列の傾斜を補正する。この傾斜補正処理では、まず、文字列のブロックを、行方向に、複数の細条ブロックに分割する。ここで、細条ブロックの分割数は、好ましくは、傾斜角度算出手段150において、文字列の傾斜角度を算出する際の小領域の分割数よりも多くする。図9(b)においては、説明のため、細条ブロックの分割数は粗く示しているが、実際には、もっと細かく分割する。次に、順次の細条ブロックを、算出した平均傾斜角度θに従って、読み出し開始位置をずらして読み出す。
このようにすることで、図9(c)に示すように、読み出したブロックは、文字の上下の余白を低減させ、かつ文字列全体の傾斜を補正させたものとなる。このブロックをイメージ縮小手段210にて縮小し、あとはブロック配置手段200の各機能に従った処理が行われる。
図10は(a)は、「ますます」、「ご繁栄の」、「こととお慶」、「び申し上げ」、「ます」の各ブロックを、傾斜補正処理を行うことなくこの順に入力した結果の図である。図からわかるように、手書きの文字が右上がりになっている場合には、各ブロックを一列に並べると、文字が整然と並ばずに無駄な余白が多くなってしまう。一方、図10(b)は、本実施の形態により、各ブロックを、文字列の傾斜を補正する傾斜補正処理行なってから並べて表示したものである。図から明らかなように、各ブロックにて手書きの文字が右上がりになっている場合でも、一列に並べると文字が整然と並び無駄な余白が低減されていることがわかる。
このようにすることで、文字列をイメージとして読み出した後に回転させる画像処理によって傾斜補正処理を行う場合と比べて、処理の煩雑さを大幅に軽減させることが可能となる。そのため、それほどパフォーマンスの高い演算処理部(CPUなど)を用いなくとも、ユーザインタフェースの入力に対するレスポンスを低下させるという問題はなくなる。さらに、このような回転処理によって発生し易いエイリアシング(ななめの部分がギザギザになる現象)も本実施の形態では大幅に軽減される。
なお、本発明は、上述した実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、各ブロックを組み合わせる際の所定の条件に応じて、ブロックを含む1行を選択的に縮小または拡大し、さらにブロックの文字列の傾斜補正を行うようにしたが、これら縮小または拡大処理の一方のみを行うようにすることもでき、さらにそれに傾斜補正の処理を選択的に加えることもできる。
また、上記実施の形態において、例えば、ブロックを連結した1行が第1閾値Lth1を超える場合に、当該ブロック内で第1閾値Lth1を超える部分を分割し、この分割された部分は次の行頭に改行配置して、分割された部分を除いた1行は、最大表示長Lmaxに縮小表示するようにすることもできる。
また、上記実施の形態では、入力する手書きデータは全て文字としたが、絵や図形を含ませて入力することもできる。
さらに、上記実施の形態では、文字を書く方向を横書きとしたが、縦書きとして上から下へと1行を書き進め、各行を例えば右から左へと並べることもできる。この場合は、縦方向が行となる。
上記実施の形態においては、携帯電子機器10の端末本体は、PDAのような電子機器として説明したが、本発明は当然これに限定されるものではなく、携帯電話、電子辞書、ノート型パソコンなど、表示画面上にタッチパネルを有してペン型入力装置などにてユーザが手書きで入力を行う形態の電子機器にも適用できるものである。
本発明の一実施の形態に係る携帯電子機器の概略斜視図である。 図1の携帯電子機器の概略断面図である。 図1の携帯電子機器の各機能の構成を示す概略ブロック図である。 手書きで入力する文字列をブロックとして認識する様子を説明した図である。 図1に示す表示手段の最大表示長、縮小閾値、および拡大閾値の大きさの関係を説明する図である。 図3に示すブロック配置手段の動作を説明するフローチャートである。 図6のフローチャートを説明するための具体例を示す図である。 同じく、図6のフローチャートを説明するための具体例を示す図である。 図1の携帯電子機器における傾斜補正処理を説明するための図である。 同じく傾斜補正処理の作用効果を説明するための図である。
符号の説明
10 携帯電子機器
20 表示手段
30 ペン型入力装置
40 入力手段
100 ブロック生成手段
110 位置情報取得手段
120 始点・終点判定手段
130 計時手段
140 ブロック判定手段
150 傾斜補正手段
160 ブロック切り出し手段
170 ブロックデータ記憶手段
200 ブロック配置手段
210 イメージ縮小手段
220 ブロック配置情報記憶手段
230 制御手段
240 表示補正手段
250 貼付処理手段
S0 縦書きの場合の入力開始領域
S1 横書きの場合の入力終了領域
S2 縦書きの場合の入力終了領域
S3 横書きの場合の入力開始領域
S4 中央領域

Claims (4)

  1. 情報を表示する表示画面上に一体形成され、手書きデータの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により入力された手書きデータの所定のひとかたまりを、1つのイメージデータに変換するデータ変換手段と、
    前記イメージデータの行ピッチに対応する幅が前記表示画面上の所定の表示領域の行ピチ以下となるように、前記イメージデータを、アスペクト比固定で縮小して縮小イメージデータを作成するイメージ縮小手段と、
    前記縮小イメージデータを、前記所定の表示領域にて順次配列して表示する表示手段と、
    前記縮小イメージデータを順次配列して表示する際に、順次配列した前記縮小イメージデータの一行全体の長さを選択的に補正する表示補正手段と、
    前記表示補正手段の動作を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記表示手段にて表示可能な行の最大表示長を超える第1閾値を有しており、順次配列する前記縮小イメージデータの一行全体の長さが前記最大表示長を超え、かつ前記第1閾値以下の場合には、当該一行全体の長さが前記最大表示長内に収まるように、前記表示補正手段により縮小補正することを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記制御手段は、順次配列する前記縮小イメージデータの一行全体の長さが前記第1閾値を超える場合には、最後に入力された縮小イメージデータが次の行の先頭に表示されるように、前記表示補正手段により、改行補正することを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  3. 情報を表示する表示画面上に一体形成され、手書きデータの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により入力された手書きデータの所定のひとかたまりを、1つのイメージデータに変換するデータ変換手段と、
    前記イメージデータの行ピッチに対応する幅が前記表示画面上の所定の表示領域の行ピッチ以下となるように、前記イメージデータを、アスペクト比固定で縮小して縮小イメージデータを作成するイメージ縮小手段と、
    前記縮小イメージデータを、前記所定の表示領域にて順次配列して表示する表示手段と、
    前記縮小イメージデータを順次配列して表示する際に、順次配列した前記縮小イメージデータの一行全体の長さを選択的に補正する表示補正手段と、
    前記表示補正手段の動作を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記表示手段にて表示可能な行の最大表示長を超えない第2閾値を有しており、順次配列する前記縮小イメージデータの一行全体の長さが前記第2閾値以上で、かつ前記最大表示長未満の場合には、当該一行全体の長さが前記最大表示長と等しくなるように、前記表示補正手段により拡大補正することを特徴とする携帯電子機器。
  4. 前記データ変換手段により変換されたイメージデータに含まれる文字列の傾斜角度を算出する傾斜角度算出手段と、この算出結果に基づいて当該イメージデータの傾斜を補正する傾斜補正手段とをさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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