JP2008083612A - 形状可変ミラー及び光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造容易な構成でありながら反射面の高精度化・微細化が可能であり、しかも反射面を大きく変形させることの可能な形状可変ミラーと光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】形状可変ミラー1は、表面に反射層5を有する弾性変形可能な膜状のミラー部2と、そのミラー部2を保持するホルダー部3とを備えている。ミラー部2は、高弾性膜4の表面に反射層5が形成された構成になっている。ミラー部2の裏面とホルダー部3との間には空気で満たされたキャビティ6aがあり、そのキャビティ6a内の空気の量の増加又は減少によりキャビティ6aの体積が膨張又は収縮し、その際のミラー部2の弾性変形により反射層5が凸形状又は凹形状の反射面を構成する。ホルダー部3には、その外部とキャビティ6aとの間で流体を移動させるためのチャネル6bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は形状可変ミラー及び光ピックアップ装置に関するものであり、例えば、光ピックアップ装置に立ち上げミラーとして用いられる形状可変ミラー等に関するものである。
光ピックアップ装置において、複数の層を有する光ディスク、規格に応じて記録面位置の異なった複数種類の光ディスク等に対応しようとすると、それぞれの記録面位置に応じてレーザビームの結像位置を微調整する必要がある。一般的な光ピックアップ装置には、光路を垂直又は略垂直に折り曲げる立ち上げミラーが搭載されるため、その立ち上げミラーとして形状可変ミラーを用いれば上記微調整は可能である。
形状可変ミラーとしては、従来より様々なタイプのものが提案されている。例えば特許文献1で提案されている形状可変ミラーは、弾性体から成るミラーに機械的な力を加えて反射面を変形させる構成になっている。また、特許文献2では圧電駆動で反射面を変形させる形状可変ミラーが提案されており、特許文献3では静電駆動で反射面を変形させる形状可変ミラーが提案されている。
特開昭60−114802号公報 特開2006−10813号公報 特開2004−252314号公報
しかしながら、特許文献1記載の形状可変ミラーのように、容器に入れた弾性体に力を加えて反射面を変形させる構成では、形状可変ミラー全体の小型化が困難であり、反射面の高精度化や微細化も困難である。また、反射面を大きく変形させることもできない。特許文献2,3記載の形状可変ミラーのように、圧電駆動や静電駆動で反射面を変形させる構成では、電気的な部品点数が多くなって構造が複雑化するため、装置全体の大型化やコストアップを招いてしまい、反射面を大きく変形させることもできない。また、実際の製造においては、高品質でショートしていない圧電膜等を作製することが困難であり、複雑で作製困難な櫛歯形状のジグ等が必要になるといった問題もある。したがって、製造の点からも大幅なコストアップは避けられない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、製造の容易な簡単かつコンパクトな構成でありながら反射面の高精度化・微細化が可能であり、しかも反射面を大きく変形させることの可能な形状可変ミラーと、それを備えた光ピックアップ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の光ピックアップ装置は、光路を垂直又は略垂直に折り曲げる立ち上げミラーとして形状可変ミラーを備えた光ピックアップ装置であって、前記形状可変ミラーが、高弾性の樹脂膜の表面に金属蒸着により反射層を形成して成る弾性変形可能な膜状のミラー部と、そのミラー部を保持するホルダー部と、を有しており、前記ホルダー部に開口形状が円形の凹部が形成されており、その凹部の開口が前記ミラー部で密閉された状態で前記ミラー部の裏面と前記ホルダー部との間に流体で満たされたキャビティが構成されており、前記ホルダー部の外部と前記キャビティとの間で前記流体を移動させるためのチャネルが前記ホルダー部に形成されており、そのチャネルを介した前記キャビティに対する流体の流入又は流出により前記キャビティ内の流体量を増加又は減少させて、前記キャビティの体積が膨張又は収縮する際の前記ミラー部の弾性変形により、前記反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成することを特徴とする。
第2の発明の形状可変ミラーは、表面に反射層を有する弾性変形可能な膜状のミラー部と、そのミラー部を保持するホルダー部と、を備えた形状可変ミラーであって、前記ミラー部の裏面と前記ホルダー部との間に流体で満たされたキャビティを有し、そのキャビティ内の流体量の増加又は減少により前記キャビティの体積が膨張又は収縮し、その際の前記ミラー部の弾性変形により前記反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成することを特徴とする。
第3の発明の形状可変ミラーは、上記第2の発明において、前記ミラー部が、高弾性膜の表面に前記反射層を形成して成るものであることを特徴とする。
第4の発明の形状可変ミラーは、上記第2又は第3の発明において、前記ホルダー部に凹部が形成されており、その凹部の開口が前記ミラー部で密閉された状態で前記キャビティが構成されていることを特徴とする。
第5の発明の形状可変ミラーは、上記第4の発明において、前記凹部の開口形状が円形であることを特徴とする。
第6の発明の形状可変ミラーは、上記第2〜第5のいずれか1つの発明において、前記キャビティが複数形成されていることを特徴とする。
第7の発明の形状可変ミラーは、上記第6の発明において、前記反射層の中央とその周囲の複数箇所とに対応する位置に前記キャビティが形成されていることを特徴とする。
第8の発明の形状可変ミラーは、上記第2〜第7のいずれか1つの発明において、前記ホルダー部の外部と前記キャビティとの間で前記流体を移動させるためのチャネルが、前記ホルダー部に形成されていることを特徴とする。
第9の発明の反射光学装置は、上記第2〜第8のいずれか1つの発明に係る形状可変ミラーと、前記キャビティ内の流体量の増加又は減少を前記キャビティに対する流体の流入又は流出により行うアクチュエータと、を有することを特徴とする。
第10の発明の光ピックアップ装置は、上記第9の発明に係る反射光学装置を備えたことを特徴とする。
第11の発明の形状可変ミラーの製造方法は、表面に反射層を有する弾性変形可能な膜状のミラー部と、そのミラー部を保持するホルダー部と、を備え、前記ミラー部の裏面と前記ホルダー部との間に流体で満たされたキャビティを有し、そのキャビティ内の流体量の増加又は減少により前記キャビティの体積が膨張又は収縮し、その際の前記ミラー部の弾性変形により前記反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成する形状可変ミラーの製造方法であって、前記ホルダー部の一部となる第1ウェハの裏面に、前記流体を移動させるためのチャネルをウェハ厚の途中までのエッチングにより形成し、前記第1ウェハの表面に前記ミラー部を構成する高弾性膜をスピンコートにより形成し、前記第1ウェハの裏面に前記高弾性膜まで達するキャビティをエッチングにより形成し、前記ホルダー部の一部となる第2ウェハを前記第1ウェハの裏面に接着し、前記高弾性膜の表面に前記反射層を形成することを特徴とする。
本発明によれば、ミラー部の裏面とホルダー部との間のキャビティ内の流体量の増加又は減少によりキャビティの体積が膨張又は収縮し、その際のミラー部の弾性変形により反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成するので、反射面を変形させるために構造を複雑化する必要がなく、反射面の大きさや形状を高い精度で制御することが可能である。したがって、製造の容易な簡単かつコンパクトな構成でありながら反射面の高精度化・微細化が可能であり、しかも反射面を大きく変形させることが可能である。そして、本発明に係る形状可変ミラーを、例えば光ピックアップ装置の立ち上げミラーとして用いれば、記録面位置に応じてレーザビームの結像位置を微調整することができるので、複数の層を有する光ディスク、規格に応じて記録面位置の異なった複数種類の光ディスク等に対応することが可能である。
ミラー部の裏面とホルダー部との間の流体で満たされたキャビティを、ホルダー部に形成した凹部で構成すれば、ミラー部の構造を簡単にすることができる。したがって、反射面の高精度化・微細化が更に容易になる。凹部の開口形状を円形にすれば、ミラー部の弾性変形により構成される凸又は凹の反射面形状を回転対称な曲面形状とすることができる。また、キャビティを複数形成すれば、ミラー部の弾性変形における凹凸の曲率,配置等の多様化により、所望の反射面形状(例えば、非回転対称な曲面形状等)を得ることができる。例えば、反射層の中央とその周囲の複数箇所とに対応する位置にキャビティを形成すれば、中央のキャビティの体積の膨張又は収縮により構成される反射面に、周囲のキャビティの体積の膨張又は収縮の影響を与えることによって、複雑な曲面形状を有する反射面を得ることができる。
ホルダー部にその外部とキャビティとの間で流体を移動させるためのチャネルを形成すれば、形状可変ミラーの外部から流体量の増加又は減少を調整することにより、ミラー部の裏面とホルダー部との間のキャビティの体積を膨張又は収縮させることができる。したがって、形状可変ミラーの構造を更に簡単でコンパクトにすることができる。例えば、アクチュエータでキャビティに対する流体の流入又は流出を行えば、形状可変ミラーの外部から流体量の増加又は減少の調整を簡単に行うことができる。
以下、本発明を実施した形状可変ミラー,光ピックアップ装置等を、図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明に係る形状可変ミラーの用途は光ピックアップ装置に限らない。例えば、デジタルカメラ,プロジェクター,光学スキャナー等の光学機器;情報機器(携帯電話,携帯情報端末,モバイルコンピュータ等)に内蔵又は外付けされるカメラ等にも適用可能である。
図1に、第1の実施の形態に係る形状可変ミラー1の外観及び内部の構造を示し、図2に、形状可変ミラー1を備えた光ピックアップ装置9の概略光学構成例を模式的に示す。図1(A)は形状可変ミラー1の平面図であり、図1(B)は形状可変ミラー1の側面図である。また図1(C)は、図1(A)におけるx−x’線断面図である。図2に示す光ピックアップ装置9は、形状可変ミラー1(図1),その反射面を変形させるアクチュエータ11等で構成された反射光学装置10を備えている。さらに、その他の光学要素として、半導体レーザ12,コリメータレンズ13,偏光ビームスプリッター14,1/4波長板15,対物レンズ16,集光レンズ18,光検出器19等を備えている。
図2に示す光ピックアップ装置9において、半導体レーザ12から出射したレーザビームは、コリメータレンズ13で平行光となり、偏光ビームスプリッター14と1/4波長板15を順に透過した後、形状可変ミラー1で反射される。そして、対物レンズ16で集光されて光ディスク17の記録面に到達する。光ディスク17の記録面で反射されたレーザビームは、対物レンズ16を通過した後、形状可変ミラー1で反射される。そして、1/4波長板15を透過し、偏光ビームスプリッター14で反射された後、集光レンズ18で集光されて光検出器19に到達する。光検出器19は、受光したレーザビームの光情報を電気信号として出力する。
形状可変ミラー1は、図2に示すように、光ピックアップ装置9の立ち上げミラーとしての使用に適している。立ち上げミラーは、光路を垂直又は略垂直に折り曲げることにより、光ディスクの記録面に対し垂直又は略垂直にレーザビームを反射させ、光ディスクからの戻り光を光ディスクの記録面に対し平行又は略平行に反射させるものである。形状可変ミラー1は、以下に説明するようにパワーが可変の反射面を有している。このため、形状可変ミラー1を立ち上げミラーとして使用すれば、対物レンズ16に入射させるレーザビームの集光度合いを変化させて、その結像位置を微調整することが可能であり、また効果的な収差補正も可能である。
図1に示す形状可変ミラー1は、表面に反射層5を有する弾性変形可能な膜状のミラー部2と、そのミラー部2を保持するホルダー部3と、を備えている。ミラー部2は、高弾性膜4の表面に反射層5が形成された構成になっている。高弾性膜4としては、例えば柔らかく高弾性の樹脂膜が用いられる。高弾性膜4の材料としては、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)が挙げられる。その他の樹脂材料としては、スピンコートの容易なエポキシ系樹脂,ポリイミド系樹脂等が挙げられる。反射層5の材料としては、蒸着やスパッタリング等による成膜が可能な高反射率の金属材料、例えばAl(アルミニウム),Ag(銀)等が挙げられる。
ホルダー部3は、ミラー部2を支持する第1構造体6と、形状可変ミラー1全体のベースとなる第2構造体7と、で構成されている。第1構造体6と第2構造体7は共にSi(シリコン)ウェハから成っており、第1構造体6はミラー部2の反対側で第2構造体7と接合されている。その接合は、例えば、Au(金)を用いた拡散結合により行われる。Auから成る薄膜を第1構造体6と第2構造体7との間に介在させて加熱すれば、その合金化により第1構造体6と第2構造体7とを容易に接合することが可能である。なお、第2構造体7としてガラス基板を用いてもよい。その場合、接着剤を用いて第1構造体6と第2構造体7とを接着すればよい。
ホルダー部3の第1構造体6には、つながった2つの穴が形成されている。それらの穴と第2構造体7の平面部分とにより、円柱形状のキャビティ(空間)6aと直方体形状のチャネル(流路)6bが構成されている。第1構造体6はSiウェハから成っているため、キャビティ6aやチャネル6bの微細構造は高い精度で容易に作製可能である。また、第1,第2構造体6,7から成る凹部でキャビティ6aを構成しているため、ミラー部2の構造を簡単にすることができ、結果として反射面の高精度化・微細化が容易になる。
ホルダー部3に形成されている凹部の開口はミラー部2で密閉された状態になっており、ミラー部2の裏面とホルダー部3との間が流体(ここでは空気)で満たされたキャビティ6aを構成している。そのキャビティ6aを満たしている流体は空気に限らず、他の気体や水,オイル等の液体でも構わない。なお、反射層5はレーザビームの有効径をカバーする範囲に形成されていればよいが、ミラー部2の変形範囲の影響を考慮すれば、図1に示すようにキャビティ6aを反射層5よりも大きく設定するのが好ましい。
チャネル6bはホルダー部3の外側に向けて開口しているため、チャネル6bを通って空気がホルダー部3の外部とキャビティ6aとの間を移動することができる。したがって、チャネル6bを介したキャビティ6aに対する空気の流入又は流出により、ミラー部2の裏面とホルダー部3との間のキャビティ6a内の空気量を増加又は減少させれば、そのキャビティ6aの体積は膨張又は収縮する。その際のミラー部2の弾性変形により、反射層5は凸形状又は凹形状の反射面を構成することになる。形状可変ミラー1の外部からキャビティ6aの体積を膨張又は収縮させることができるので、形状可変ミラー1の構造を簡単かつコンパクトにすることができる。
ミラー部2の裏面とホルダー部3との間のキャビティ6a内の空気量を増加又は減少させる手段として設けられているのが、図2に示すアクチュエータ11である。アクチュエータ11でキャビティ6aに対する空気の流入又は流出を行えば、形状可変ミラー1の外部から空気量の増加又は減少の調整を簡単に行うことができる。アクチュエータ11としては、ミラー部2の弾性変形に必要な量の空気をキャビティ6aに対して流入又は流出させるための手段が用いられる。図2に示す反射光学装置10では、シリンダ内の空気をピストンの駆動(駆動源としては例えば圧電素子,モータが用いられる。)で吸気又は排気する構成を想定しているが、これに限らない。例えば、流体(空気等)を加熱又は冷却することにより流体を膨張又は収縮させるようにしてもよく、通常のポンプ,レギュレータ,コンプレッサ等を用いて流体(空気等)を流入又は流出させるようにしてもよい。
図3に、形状可変ミラー1のミラー変形動作を示す。図3(A)は、キャビティ6aの体積を膨張させることにより、反射層5で凸形状の反射面を構成した状態を示している。図3(B)は、キャビティ6aの体積を収縮させることにより、反射層5で凹形状の反射面を構成した状態を示している。高弾性膜4にはキャビティ6a内の空気から均等な力が加わるため、均一な曲面形状が得られる。また、キャビティ6aを構成している凹部の開口形状が円形になっているため、ミラー部2の弾性変形により構成される凸又は凹の反射面形状は回転対称な曲面形状となる。さらに、高弾性膜4の膜厚が均一になっているため、その反射面形状は球面状又は略球面状となる。
上記のように、キャビティ6aの体積が膨張又は収縮する際のミラー部2の弾性変形により反射層5が凸形状又は凹形状の反射面を構成するので、反射面を変形させるために構造を複雑化する必要がなく、反射面の大きさや形状を高い精度で制御することが可能である。また、圧電駆動や静電駆動で反射面を変形させる従来の形状可変ミラーが抱えていた問題点(例えば、高品質でショートしていない圧電膜等の作製が難しいといった問題点、複雑で作製困難な櫛歯形状のジグ等が必要になるといった問題点)が解消されるため、非常に簡易なプロセスのみで歩留まりを向上させることができる。したがって、製造の容易な簡単かつコンパクトな構成でありながら反射面の高精度化・微細化が可能である。しかも、反射膜を圧電素子等で直接変形させるよりも変形ストロークを非常に大きく設定できるので、反射面を大きく変形させることが可能である。そして、図2に示す光ピックアップ装置9では立ち上げミラーとして形状可変ミラー1が用いられているので、記録面位置に応じてレーザビームの結像位置を微調整することができる。したがって、複数の層を有する光ディスク、規格に応じて記録面位置の異なった複数種類の光ディスク等に対応することが可能である。
次に、形状可変ミラー1の製造方法を、図4に示す製造工程図に基づいて説明する。まず、Siから成る第1ウェハ6pを用意する{図4(A)}。この第1ウェハ6pは、その両面にSiO2膜が形成された両面ミラーのSiウェハであり、以下のプロセスにより第1構造体6となる。第1ウェハ6pの裏面にエッチング(例えば、RIE:Reactive Ion Etching)を施すことにより、空気を移動させるためのチャネル6bをウェハ厚の途中まで形成する{図4(B)}。そして、第1ウェハ6pの表面にミラー部2を構成する高弾性膜4(例えば、PDMS)をスピンコートにより形成する{図4(C)}。再び第1ウェハ6pの裏面にエッチングを施すことにより、高弾性膜4まで達するキャビティ6aを形成する{図4(D)}。第1ウェハ6pの表面にはSiO2膜が設けられているので、エッチングはSiO2膜の位置で停止し、第1構造体6が完成する。
第2ウェハとして、Siから成る第2構造体7を第1構造体6の裏面に接着して、第1構造体6の下方からキャビティ6aを密封する{図4(E)}。第1構造体6と第2構造体7は共にSiウェハから成っているため、Au薄膜を介在させ加熱により合金化して金の拡散により接合させることが可能である。次に、高弾性膜4の表面にAlを蒸着することにより、反射層5を形成する{図4(F)}。このようにして完成した形状可変ミラー1とアクチュエータ11(図2)とを、チャネル6bに繋いだチューブ(不図示)で接続すると、反射光学装置10(図2)が完成する。以上説明した製造方法によると、Siウェハ等を用いた簡単な製造プロセスで形状可変ミラー1を作製することができる。作製に際し、複雑で作製困難なジグ等は不要である。
図5に、第2の実施の形態に係る形状可変ミラー21の外観及び内部の構造を示す。図5(A)は形状可変ミラー21の平面図であり、図5(B)は形状可変ミラー21の側面図である。また図5(C)は、図5(A)におけるx−x’線断面図である。この形状可変ミラー21も、前記形状可変ミラー1(図1)と同様、図2に示す光ピックアップ装置9の立ち上げミラーとして使用されるものであり、前記製造プロセス(図4)により製造可能である。また、キャビティを複数有するとともに高弾性膜の多層構造を採用しているほかは、第1の実施の形態に係る形状可変ミラー1と同様の基本構成になっている。
図5に示す形状可変ミラー21は、表面に反射層25を有する弾性変形可能な膜状のミラー部22と、そのミラー部22を保持するホルダー部23と、を備えている。ミラー部22は、2枚の高弾性膜24a,24bの表面に反射層25が形成された構成になっている。高弾性膜24a,24bとしては、例えば柔らかく高弾性の樹脂膜が用いられる。高弾性膜24a,24bの材料としては、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)が挙げられる。その他の樹脂材料としては、スピンコートの容易なエポキシ系樹脂,ポリイミド系樹脂等が挙げられる。反射層25の材料としては、蒸着やスパッタリング等による成膜が可能な高反射率の金属材料、例えばAl(アルミニウム),Ag(銀)等が挙げられる。
ホルダー部23は、ミラー部22を支持する第1構造体26と、形状可変ミラー21全体のベースとなる第2構造体27と、で構成されている。第1構造体26と第2構造体27は共にSi(シリコン)ウェハから成っており、第1構造体26はミラー部22の反対側で第2構造体27と接合されている。その接合は、例えば、Au(金)を用いた拡散結合により行われる。Auから成る薄膜を第1構造体26と第2構造体27との間に介在させて加熱すれば、その合金化により第1構造体26と第2構造体27とを容易に接合することが可能である。なお、第2構造体27としてガラス基板を用いてもよい。その場合、接着剤を用いて第1構造体26と第2構造体27とを接着すればよい。
ホルダー部23の第1構造体26には、つながった2つの穴が5対形成されている。それらの穴と第2構造体27の平面部分とにより、円柱形状のキャビティ(空間)26a,26bと直方体形状のチャネル(流路)26cが構成されている。つまりホルダー部23には、合計5つのキャビティ26a,26bと、合計5本のチャネル26cと、が形成されている。大きめのキャビティ26aは反射層25の中央に位置しており、キャビティ26aよりも小さい4つのキャビティ26bがキャビティ26aの周囲等間隔に位置している。第1構造体26はSiウェハから成っているため、キャビティ26a,26bやチャネル26cの微細構造は高い精度で容易に作製可能である。また、第1,第2構造体26,27から成る凹部でキャビティ26a,26bを構成しているため、ミラー部22の構造を簡単にすることができ、結果として反射面の高精度化・微細化が容易になる。
ホルダー部23に形成されている凹部の開口はミラー部22で密閉された状態になっており、ミラー部22の裏面とホルダー部23との間が流体(ここでは空気)で満たされたキャビティ26a,26bを構成している。それらのキャビティ26a,26bを満たしている流体は空気に限らず、他の気体や水,オイル等の液体でも構わない。なお、反射層25はレーザビームの有効径をカバーする範囲に形成されていればよく、ミラー部22の変形範囲の影響を考慮して、キャビティ26a,26bと反射層25を領域設定するのが好ましい。
各チャネル26cはホルダー部23の外側に向けて開口しているため、各チャネル26cを通って空気がホルダー部23の外部と各キャビティ26a,26bとの間を移動することができる。したがって、チャネル26cを介したキャビティ26a,26bに対する空気の流入又は流出により、ミラー部22の裏面とホルダー部23との間のキャビティ26a,26b内の空気量を増加又は減少させれば、そのキャビティ26a,26bの体積は膨張又は収縮する。その際のミラー部22の弾性変形により、反射層25は凸形状又は凹形状の反射面を構成することになる。形状可変ミラー21の外部からキャビティ26a,26bの体積を膨張又は収縮させることができるので、形状可変ミラー21の構造を簡単かつコンパクトにすることができる。
図6に、形状可変ミラー21のミラー変形状態の一例を示す。図6は、キャビティ26a,26bの体積を膨張させることにより、反射層25で凸形状の反射面を構成した状態を示している。逆に、キャビティ26a,26bの体積を収縮させることにより、反射層25で凹形状の反射面を構成した場合には、前述した図3(B)と同様の状態が各キャビティ26a,26bについて生じることになる。キャビティ26a,26b内の空気量の増加又は減少は個別に行ってもよく、一括して行ってもよい。キャビティ26a,26b内の空気量の増加又は減少を個別に行えば、ミラー部22の弾性変形における凹凸の曲率等の多様化(例えば、キャビティ26aで凸面を形成しキャビティ26bで凹面を形成する形態等)により、所望の反射面形状(例えば、非回転対称な曲面形状等)を得ることが可能となる。
ミラー部22の裏面とホルダー部23との間のキャビティ26a,26b内の空気量を増加又は減少させる手段として設けられているのが、第1の実施の形態と同様、図2に示すアクチュエータ11である。5つのキャビティ26a,26bに対する空気の流入又は流出を1つのアクチュエータ11で一括して行うようにすれば、形状可変ミラー21の構造を更に簡単かつコンパクトにすることができる。また、キャビティ26a,26bとチャネル26cとが5対設けられているため、各チャネル26cと接続する5つのアクチュエータ11でキャビティ26a,26bに対する空気の流入又は流出を行えば、形状可変ミラー21の外部から各キャビティ26a,26b内の空気量の増加又は減少の調整を簡単かつ個別に行うことができる。
アクチュエータ11としては、第1の実施の形態と同様、ミラー部22の弾性変形に必要な量の空気をキャビティ26a,26bに対して流入又は流出させるための手段が用いられる。図2に示す反射光学装置10では、シリンダ内の空気をピストンの駆動(駆動源としては例えば圧電素子,モータが用いられる。)で吸気又は排気する構成を想定しているが、これに限らない。例えば、流体(空気等)を加熱又は冷却することにより流体を膨張又は収縮させるようにしてもよく、通常のポンプ,レギュレータ,コンプレッサ等を用いて流体(空気等)を流入又は流出させるようにしてもよい。
図6は、5つのキャビティ26a,26bに対する空気の流入又は流出を1つのアクチュエータ11で一括して行ったときの状態を示しているが、図2に示す光ピックアップ装置9の立ち上げミラーとしての使用を考慮した場合、キャビティ26a,26bのそれぞれについて空気量の増加又は減少の調整を行うのが好ましい。形状可変ミラー21には入射角度45°でレーザビームが入射するため、反射面上ではビーム形状が楕円形になる。それに対応するには、図5(A)中のX軸とY軸の各方向で曲率の異なった面形状にするのが好ましい。
第2の実施の形態に係る形状可変ミラー21では、図5(A)に示すように、反射層25の中央にキャビティ26aが位置し、その周囲のX軸とY軸の各方向に沿って4箇所にキャビティ26bが位置している。このため、各チャネル26cを通して各キャビティ26a,26bの圧力を調整すれば、反射面の曲率をX軸とY軸とでアクティブに変化させることができる。これにより、光ピックアップ装置9の動作毎にX軸とY軸とで曲率の異なった所定の形状(つまり予め決まっている形状)とするだけでなく、その都度X軸とY軸とで曲率の異なった形状に変化させることも可能となる。したがって、形状可変ミラー21の用途が大幅に拡大される。このように、複数のキャビティを設けておけば、ミラー部の弾性変形における凹凸の曲率,配置等の多様化により、所望の反射面形状(例えば、非回転対称な曲面形状等)を得ることが可能である。なお、図1(A)に示す形状可変ミラー1の場合、X軸とY軸の各方向で同じ曲率の反射面形状となる。
高弾性膜24a,24bを2層構造とすることにより、図6に示すように、反射層25で構成される反射面の形状を滑らかにすることができる。第1構造体26との間でキャビティ26a,26bを構成する高弾性膜24bは、その面形状に凹凸の変曲点を持ってしまう。それを高弾性膜24bによって緩やかにすることができる。反射面の形状をより一層滑らかにするには、高弾性膜24bよりも高弾性膜24aの方が柔らかく変形しやすいものであることが望ましい。
反射面の有効領域として、中央のキャビティ26aの範囲(この範囲は周囲部分ほどキャビティ26bの体積の膨張又は収縮の影響を強く受けた反射面形状となる。)を使用してもよいが、上記のように反射面の形状は高弾性膜24bによって滑らかになるため、周囲のキャビティ26bの範囲を含めて使用してもよい。したがって、ミラー部22には複数層から成る高弾性膜を用いるのが好ましく、反射層に近い高弾性膜ほど柔らかく変形しやすいことが好ましい。なお、複数層構造の高弾性膜は、図4(C)の製造工程において層数に応じた回数のスピンコートを行うことにより作製可能である。
第1の実施の形態と同様、キャビティ26a,26bの体積が膨張又は収縮する際のミラー部22の弾性変形により反射層25が凸形状又は凹形状の反射面を構成するので、反射面を変形させるために構造を複雑化する必要がなく、反射面の大きさや形状を高い精度で制御することが可能である。また、圧電駆動や静電駆動で反射面を変形させる従来の形状可変ミラーが抱えていた問題点(例えば、高品質でショートしていない圧電膜等の作製が難しいといった問題点、複雑で作製困難な櫛歯形状のジグ等が必要になるといった問題点)が解消されるため、非常に簡易なプロセスのみで歩留まりを向上させることができる。したがって、製造の容易な簡単かつコンパクトな構成でありながら反射面の高精度化・微細化が可能である。しかも、反射膜を圧電素子等で直接変形させるよりも変形ストロークを非常に大きく設定できるので、反射面を大きく変形させることが可能である。そして、第1の実施の形態と同様、図2に示す光ピックアップ装置9で立ち上げミラーとして形状可変ミラー21を用いることにより、記録面位置に応じてレーザビームの結像位置を微調整することが可能となり、複数の層を有する光ディスク、規格に応じて記録面位置の異なった複数種類の光ディスク等に対応することが可能となる。
形状可変ミラー(第1の実施の形態)の外観及び内部構造を示す図。 形状可変ミラー(第1,第2の実施の形態)を備えた光ピックアップ装置の概略光学構成例を示す模式図。 形状可変ミラー(第1の実施の形態)のミラー変形動作を示す断面図。 形状可変ミラー(第1の実施の形態)の製造工程を示す断面図。 形状可変ミラー(第2の実施の形態)の外観及び内部構造を示す図。 形状可変ミラー(第2の実施の形態)のミラー変形の一例を示す断面図。
符号の説明
1,21 形状可変ミラー
2,22 ミラー部
3,23 ホルダー部
4,24a,24b 高弾性膜(樹脂膜)
5,25 反射層
6,26 第1構造体
6a,26a,26b キャビティ(凹部)
6b,26c チャネル
7,27 第2構造体
9 光ピックアップ装置
10 反射光学装置
11 アクチュエータ

Claims (11)

  1. 光路を垂直又は略垂直に折り曲げる立ち上げミラーとして形状可変ミラーを備えた光ピックアップ装置であって、
    前記形状可変ミラーが、高弾性の樹脂膜の表面に金属蒸着により反射層を形成して成る弾性変形可能な膜状のミラー部と、そのミラー部を保持するホルダー部と、を有しており、前記ホルダー部に開口形状が円形の凹部が形成されており、その凹部の開口が前記ミラー部で密閉された状態で前記ミラー部の裏面と前記ホルダー部との間に流体で満たされたキャビティが構成されており、前記ホルダー部の外部と前記キャビティとの間で前記流体を移動させるためのチャネルが前記ホルダー部に形成されており、そのチャネルを介した前記キャビティに対する流体の流入又は流出により前記キャビティ内の流体量を増加又は減少させて、前記キャビティの体積が膨張又は収縮する際の前記ミラー部の弾性変形により、前記反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 表面に反射層を有する弾性変形可能な膜状のミラー部と、そのミラー部を保持するホルダー部と、を備えた形状可変ミラーであって、前記ミラー部の裏面と前記ホルダー部との間に流体で満たされたキャビティを有し、そのキャビティ内の流体量の増加又は減少により前記キャビティの体積が膨張又は収縮し、その際の前記ミラー部の弾性変形により前記反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成することを特徴とする形状可変ミラー。
  3. 前記ミラー部が、高弾性膜の表面に前記反射層を形成して成るものであることを特徴とする請求項2記載の形状可変ミラー。
  4. 前記ホルダー部に凹部が形成されており、その凹部の開口が前記ミラー部で密閉された状態で前記キャビティが構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の形状可変ミラー。
  5. 前記凹部の開口形状が円形であることを特徴とする請求項4記載の形状可変ミラー。
  6. 前記キャビティが複数形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の形状可変ミラー。
  7. 前記反射層の中央とその周囲の複数箇所とに対応する位置に前記キャビティが形成されていることを特徴とする請求項6記載の形状可変ミラー。
  8. 前記ホルダー部の外部と前記キャビティとの間で前記流体を移動させるためのチャネルが、前記ホルダー部に形成されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の形状可変ミラー。
  9. 請求項2〜8のいずれか1項に記載の形状可変ミラーと、前記キャビティ内の流体量の増加又は減少を前記キャビティに対する流体の流入又は流出により行うアクチュエータと、を有することを特徴とする反射光学装置。
  10. 請求項9記載の反射光学装置を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 表面に反射層を有する弾性変形可能な膜状のミラー部と、そのミラー部を保持するホルダー部と、を備え、前記ミラー部の裏面と前記ホルダー部との間に流体で満たされたキャビティを有し、そのキャビティ内の流体量の増加又は減少により前記キャビティの体積が膨張又は収縮し、その際の前記ミラー部の弾性変形により前記反射層が凸形状又は凹形状の反射面を構成する形状可変ミラーの製造方法であって、
    前記ホルダー部の一部となる第1ウェハの裏面に、前記流体を移動させるためのチャネルをウェハ厚の途中までのエッチングにより形成し、前記第1ウェハの表面に前記ミラー部を構成する高弾性膜をスピンコートにより形成し、前記第1ウェハの裏面に前記高弾性膜まで達するキャビティをエッチングにより形成し、前記ホルダー部の一部となる第2ウェハを前記第1ウェハの裏面に接着し、前記高弾性膜の表面に前記反射層を形成することを特徴とする形状可変ミラーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170091656A (ko) * 2014-11-24 2017-08-09 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 방사선 빔 장치

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