JP2008083292A - 画像表示装置及びプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の画像表示装置は、第1光変調素子と第2光変調素子とを画素単位にて光学的に直列配置し、透過率を制御して画像表示するものであり、画像信号から第1制御値を求める第1光変調素子制御値決定部と、画像信号から第2制御値を求める第2光変調素子制御値決定部と、高周波高振幅領域にて、第2制御値から透過率が相対的に低い画素に対応する第1光変調素子の画素を補正対象画素とする高周波高振幅信号検出部と、補正対象画素の第1制御値を、領域における他の画素の透過率に対応させて補正する第1光変調素子制御値補正部と、補正された第1制御値により、第1光変調素子を駆動する第1光変調素子駆動部と、第2制御値により第2光変調素子を駆動する第2光変調素子駆動部とを有する。
【選択図】図1
Description
しかし、輝度ダイナミックレンジに関しては、その再現範囲はたかだか1〜102[nit]程度の範囲であり、また階調度を表現するビット数も8ビットが一般に用いられている。
一方、人間の視覚は、一度に知覚し得る輝度ダイナミックレンジの範囲が10−2〜104[nit]程度あり、また輝度弁別能力が0.2[nit]であり、この輝度弁別能力に対応させて、輝度ダイナミックレンジの範囲を階調数に換算すると、ほぼ12ビット相当のデータ量が必要となると言われている。
また、映画やゲーム等で使用されるCG(Computer Graphics)の画像においては、人間の視覚に近い輝度ダイナミックレンジや階調特性をデータに持たせて描写のリアリティーを追求する動きが主流になりつつある。
しかし、電子ディスプレイ装置の性能が、不足しているために、上記CGコンテンツの画像を表示する際、CGコンテンツが本来有する画像の表現力(階調を表現するビット数が多い)を充分に発揮することができないという課題がある。
ディスプレイ装置の中でも、液晶プロジェクタや、DLP(Digital Light Processing、商標)プロジェクタといった投写型表示装置(プロジェクタ)は、大画面表示が可能であり、表示画像のリアリティーや迫力を再現する上で効果的なディスプレイ装置である。この分野では上記の課題を解決するために、以下に述べる提案がなされている。
そして、このようなHDRディスプレイでは、赤色照明光と、緑色照明光と、青色照明光との各々を第1光変調素子にて変調した後にクロスダイクロイックプリズム(合成手段)を用いて合成し、この合成光をさらに第2光変調素子によって変調している。
また、2変調系投射型表示装置においては、入力信号に応じて、第1及び第2光変変調素子を適切に駆動するため、階調度に対応した制御値を求める2変調処理が必要となる。
しかしながら、この変調系投射型表示装置は、第1及び第2の光変調素子の間に配置される各種の光学素子の影響により、後段に配置される第2光変調素子上に結像する、前段に配置する第1光変調素子の結像画像が、充分に集光されずに、図8に示すように第1光変調素子の画素のサイズよりも広がって、大きくなってしまう欠点を有している。図8は、第1光変調素子の画素を透過した投射光の第2光変調素子での広がりを示す概念図である。図8(a)はR成分の光の広がりを示し、図8(b)はG成分の光の広がりを示し、図8(c)はB成分の光の広がりを示している。
すなわち、第1光変調素子の各画素から出射される投射光が、第2光変調素子の画素と完全に1対1対応になっていれば、理想的には図8において、中央の画素にだけ照射(結像)する状態が望ましい。
しかしながら、現実には図7に示すように、第1及び第2光変調素子の間にある各種の光学部品によって光が広がることが避けられない。
したがって、図9(c)に示すように、第2光変調素子の白表示の画素から出射する投射光は、Rの光量に比較して、G及びBの光量が減少してしまうことになる。
上述したように、図9(c)は第2光変調素子からの出射光景の状態を示しているが、Rの光成分の光量が、他のG及びBの光成分の光量より多くなるため、白表示の画素部分がやや赤味を帯びた色として表示されることになる。
このように、R,G,B色成分それぞれの光の広がり方の違いにより、本来白表示である画像が色味を帯びることになる。
結果として、従来の変調系投射型表示装置は、第1及び第2光変調素子間の対応する画素アライメントが高い精度にて調整され、全画素白表示のようなベタ画面表示において、モアレの発生が無い状態に制御されていたとしても、画素列(又は画素行)毎に白黒が交互に現れる市松模様のような高周波高振幅の画像を表示した場合、新たなモアレが発生してしまう問題がある。
すなわち、本願発明の画像表示装置によれば、高周波高振幅の画像表示の場合、第1光変調素子の画素に対応する第2光変調素子の画素の透過率が、隣接する画素の透過率よりも十分に低い場合、この画素に対応する第1光変調素子の画素の透過率を高くすることにより、隣接する透過率の高い第2光変調素子の画素から出射される光の光量を補正することが可能となり、従来例に比較し、比較処理を行うだけの簡易な演算補正によりモアレの発生を抑制することができる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、最もモアレの発生に関与する隣接する画素間の透過率の比較を行うことにより、モアレの発生を抑制するために補正する必要のある補正対象画素の検出を効率的に高い精度にて行うことができる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、隣接する画素の予め設定されている透過率の比によって閾値が設定されているため、画素間の透過率の値に応じた光量の比較が行え、モアレの発生を抑制するために補正する必要のある補正対象画素の検出を高い精度にて行うことができる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、隣接する透過率の高い第1光変調素子の画素に対して、この画素が光に広がりにより喪失した光量を補正する必要の可否を容易に検出することが可能となり、効果的な光量の補正処理を行うことができる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、装置毎に閾値を設定することができ、装置毎に異なるアライメントや集光状態に対応させた精度の高い制御を行いことが可能となり、かつ補正対象画素の検出時に容易に閾値を読みだして用いることができるので、高速に補正対象画素の検出を行うことが可能となる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、補正対象画素の制御値として、最も補正が必要な透過率の高い第2光変調素子の画素に対応する第1変調素子の画素の制御値を採用することとなり、効果的な補正を行うことができる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、予め隣接する画素が無い画素が検出対象の場合、余分な例外処理を行う必要がないため、不要な演算処理を行う必要が無く、補正対象画素の検出処理を効率的に行うことができる。
上記構成により、本発明の画像表示装置によれば、各色成分毎に補正対象画素の補正を行うことにより、それぞれ色成分毎に特性の異なる第1及び第2光変調素子のアライメントや集光に対応して高い精度の補正が行え、モアレの発生を高い精度にて抑制することができる。
上記構成により、本発明のプロジェクタによれば、高周波高振幅の画像表示の場合、第1光変調素子の画素に対応する第2光変調素子の画素の透過率が、隣接する画素の透過率よりも十分に低い場合、この画素に対応する第1光変調素子の画素の透過率を高くすることにより、隣接する透過率の高い第2光変調素子の画素から出射される光の光量を補正することが可能となり、従来例に比較し、比較処理を行うだけの簡易な演算補正によりモアレの発生を抑制した画像表示が行える。
以下、本発明の第1の実施形態による画像表示装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成例を示すブロック図である。
本実施形態による画像表示装置は、図1に示すように、第1光変調素子制御値決定部1,第2光変調素子制御値決定部2,高周波高振幅信号検出部3,閾値テーブル4,第1光変調素子制御値補正部5,第1光変調素子駆動部6,第1光変調素子7,第2光変調素子駆動部8及び第2光変調素子9から構成されている。
第1光変調素子7,第2光変調素子9各々は、液晶表示素子であり、液晶素子が画素単位にマトリクス状に配列して構成されている。
第2光変調素子制御値決定部2は、時系列に入力される入力映像信号の階調度から、第2光変調素子9の対応する画素の透過率を制御する第2光変調素子制御値を求めて、高周波高振幅信号検出部3及び第2光変調素子駆動部8へ出力する。
ここで、入力映像信号は、例えば、R(赤色),G(緑色),B(青色)の各色成分の階調度として入力される。
第1光変調素子制御値決定部1及び第2光変調素子制御値決定部2各々は、内部に設けた階調度と制御値(第1光変調素子制御値または第2光変調素子制御値)との対応を示す制御値テーブルを検索して、入力される各階調度に対応した制御値を読みだして出力することにより、画素毎の制御値を求めている。
他の色成分G,B成分において、第1光変調素子駆動部6は、第1光変調素子制御値決定部1が求めた第1光変調素子制御値のそのままの数値により、他の補正を行わない色成分G,Bに対応する第1光変調素子7を駆動する。
なお、各色の集光状態の悪さが同様な状態であれば、R成分だけでなく、G、B成分に関しても同様な透過率の補正を行っても良い。
また、上述した画像表示装置は、入力映像信号がR,G,Bの階調度ではなく、モノトーン(白黒)画像の単一の階調度が入力され、高輝度なモノトーン画像を表示させてもよい。この場合、第2光変調素子は1つとなる。
また、高周波高振幅信号検出部3は、隣接する画素において、最も透過率の高い第2変調素子制御値を有するものを比較画素として用いる。
この閾値は、画像表示装置それぞれの固体毎に、以下に説明するように、作業者がモアレの発生を実際に確認しつつ設定している。
すなわち、白表示と黒表示との画素を隣接させた高周波高振幅状態の画像を表示させ、第2表示素子の黒表示の画素の透過率を一定幅にて上昇させ、作業者がモアレの発生を視認できなくなる時点における隣接する画素間の白表示と黒表示の透過率の比を求める。
さらに、図2(a)の透過率特性を基準透過率で逆引き参照し、第2変調素子制御値を求める。基準透過率50%に対応する第2光変調素子制御値は198であり、第2光変調制御値の制御ステップが「1」であるため、198から1を減算した197が、上記透過率20%の第2光変調素子制御値に対する閾値として設定される。したがって、閾値テーブルは図2(c)のようになる。
したがって、高周波高振幅信号検出部3は、検索画素の第2光変調素子制御値が閾値を読みだし、この閾値が第2光変調素子制御値の制御範囲(本実施形態においては「0」〜「255」)の最大値(本実施形態においては「255」)であることを検出した場合、それ以降の補正対象画素の検索を行わない。
第1光変調素子駆動部6は、第1光変調素子制御値補正部5から時系列に出力される、補正された第1光変調素子制御値(電圧値)により、第1光変調素子7の各画素を順次駆動し、制御値に対応した透過率とする。
第2光変調素子駆動部8は、第2光変調素子制御値決定部2から時系列に出力される第2光変調素子制御値(電圧値)により、上記第1光変調素子駆動部6の第1光変調素子7の駆動のタイミングに同期させて、第2光変調素子9の各画素を順次駆動し、制御値に対応した透過率とする。
ここで、画素P2が第2光変調素子における検索画素であり、画素T21〜T24がこの画素P2に対する隣接する画素である。画素P1が検索画素である画素P2に対応する第1光変調素子の画素であり、画素T11〜T14が画素P1に隣接する画素である。
このとき、第1光変調素子制御値補正部5も、第1光変調素子制御値決定部1から入力される第1光変調素子制御値を、第1光変調素子7の各画素の位置情報に対応させて内部記憶部に記憶する。
そして、高周波高振幅信号検出部3は、内部記憶部に対して、1フレーム分の第1光変調素子制御値の記憶が終了すると、順次第1光変調素子制御値を読みだし、対応する画素に対して補正対象画素か否かの検出を行う。
そして、高周波高振幅信号検出部3は、隣接する上下左右の画素T21〜T22の第2光変調素子制御値を、上記内部記憶部からそれぞれ読みだし、最も大きな第2光変調素子制御値を検出し、その第2光変調素子制御値に対応する画素、図3(a)における画素T24を比較画素として抽出する。
高周波高振幅信号検出部3は、比較画素T24の第2光変調素子制御値[215]が、閾値[197]を超えていることを検出すると、検出画素P2及び比較画素T24の位置情報を第1光変調素子制御値補正部5へ出力する。このとき、高周波高振幅信号検出部3は、比較画素の第2光変調素子制御値が、検索画素の第2光変調素子制御値を超えていないことを検出した場合、第1光変調素子制御値補正部5に対して、検索画素P2に対応する第1光変調素子7の画素P1が補正の必要がないことを示す制御情報を出力する。
一方、第1光変調素子制御値補正部5は、画素P1が補正の必要がないことを示す制御情報が入力されると、補正しない第1光変調素子制御値を第1光変調素子駆動部6へ出力する。
また、高周波高振幅信号検出部3、第1光変調素子制御値補正部5それぞれが内部記憶部を有し、1フレーム分の変調素子制御値を記憶させているが、検索画素と比較画素を含む3ライン分だけを内部記憶部に記憶するようにしても良い。この場合は、内部記憶部に変調素子制御値を記憶させると同時に、処理対象の画素の変調素子制御部を読み出し、補正対象画素か否かの検出と補正処理を行う。
すなわち、図9(c)でも判るように、このモアレは第2光変調素子9の画素が高い透過率であり、隣接する画素の透過率が低い場合に発生しやすい。これは、第1光変調素子7の対応する画素から出射される出射光の一部が、隣接する第2光変調素子9の低い透過率の画素へ広がり遮蔽されるためである。このとき、第2光変調素子9の遮蔽をしている画素に対応する第1光変調素子7の画素の透過率も、図7から判るように、低い数値に設定されている。
したがって、第2光変調素子9の検索画素の透過率が隣接する画素の透過率よりも十分に低い場合、すなわち予め実測により測定した比より小さい場合、この検索画素に対応する第1光変調素子7の画素の透過率を、比較画素に対応する第1光変調素子7の画素の第1光変調素子7の画素の第1光変調素子制御値に変えて補正することにより、高周波高振幅に画像を表示する場合に発生するモアレを抑えることができる。
しかしながら、第1光変調素子7において、補正対象画素に隣接する画素のなかで、透過率(すなわち制御値)が最も高い画素の制御値を検出し、制御値を補正対象画素の制御値として採用するよう、第1光変調素子制御値補正部5を構成しても良い。このとき、検出画素P2と隣接する画素との透過率の比較から、補正対象画素を検出する過程においては、すでに説明した実施形態と同様である。
次に、図5を用いて第2の実施形態による画像表示装置の説明を行う。図5は、第2の実施形態による画像表示装置の構成例を示すブロック図である。図5に示す第2の実施形態による画像処理装置において、図1の第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付している。
図1の第1の実施形態と異なる点は、高周波高振幅信号検出部3が入力映像信号(R,G,B)の各々の色成分毎に、第1光変調素子制御値の補正を行う補正対象画素を検出することである。ここで、補正対象画素の検出方法は、第1の実施形態と同様である。
ここで、高周波高振幅信号検出部3による補正対象画素の検索処理と、第1光変調素子制御値補正部5による補正対象画素の第1光変調素子制御値の補正処理とは、R,G,Bの各色成分毎に行う以外、すでに述べた第1の実施形態と同様である。
また、第1の実施形態における第1光変調素子7は、第2の実施形態において、色成分の光の変調を行うため、R,G,Bそれぞれの色成分に対応して、第1光変調素子7R,7G,7Bの3つとなっている。
このため、検索画素に対応して補正する必要があるか否かの判定を行う各色成分に対応した閾値テーブル4R,4G,4Bが設けられており、高周波高振幅信号検出部3は、第1光変調素子7R,7G,7B各々に対応した補正対象画素の検出を、それぞれ閾値テーブル4R,4G,4Bを用いて、第2光変調素子9の検索画素に対応して行う。
そして、第1光変調素子駆動部6G,5G,6B各々は、第1光変調素子補正部5から入力される第1光変調素子7R,7G,7Bそれぞれに対する第1光変調素子制御値に応じて、第1光変調素子7R,7G,7B各々の画素の透過率の制御を行う。
これにより、第2の実施形態の画像表示装置は、第1の実施形態の効果に加えて、第2光変調素子9に入射される光量を、R,G,Bそれぞれの色成分に対して行うため、フルカラーのHDRにおけるモアレの発生を高い精度にて抑制することができる。
図6において、照明光Lを射出する光源装置10と、光源装置10から射出された照明光Lの輝度分布を均一化する均一照明系20と、照明光を赤色照明光と緑色照明光と青色照明光とに分光するとともに各照明光を導光する分光系30(分光手段)と、各照明光に対して設置されるとともに各照明光を輝度変調する第1光変調素子7R,7G,7Bと、第1光変調素子7R,7G,7B各々において輝度変調された照明光(変調光)を合成して合成光として射出するクロスダイクロイックプリズム50と、合成光を導光するリレーレンズ60(両側テレセントリックレンズ)と、リレーレンズから射出された合成光を輝度変調する第2光変調素子9と、第2光変調素子9において輝度変調された合成光をスクリーン200に拡大投射する投射レンズ100(投射手段)とを備えている。
Claims (9)
- 第1光変調素子と、該第1変調素子の後段に配置される第2光変調素子とを画素単位にて光学的に直列に配置し、入力される画像信号に対応して、それぞれの透過率を制御して画像表示を行う2変調光学系の画像表示装置であって、
前記画像信号により、第1光変調素子を駆動する第1光変調素子制御値を求める第1光変調素子制御値決定部と、
前記画像信号により、第2光変調素子を駆動する第2光変調素子制御値を求める第2光変調素子制御値決定部と、
該第2光変調素子制御値から、透過率が異なる画素が交互に出現する高周波高振幅状態にて変化している領域において、透過率が相対的に低い画素を検出し、この画素に対応する第1光変調素子の画素を補正対象画素とする高周波高振幅信号検出部と、
前記補正対象画素の第1光変調素子制御値を、前記領域における他の画素の透過率に対応させて補正する第1光変調素子制御値補正部と、
補正された第1光変調素子制御値により、第1光変調素子を駆動する第1光変調素子駆動部と、
前記第2光変調素子制御値により、第2光変調素子を駆動する第2光変調素子駆動部と
を有することを特徴とする画像表示装置。 - 前記高周波高振幅信号検出部が、検出対象の画素と、該画素に隣接する画素との間にて、透過率を比較することにより、前記補正対象画素の検出を行うことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記高周波高振幅信号検出部が、補正対象画像を検出する際、検出対象の画素の第2光変調制御値と、該画素に隣接する画素との透過率の比に対応して設定された閾値により行うことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記高周波高振幅信号検出部が、隣接する画素のいずれかの制御値が検出対象の画素の制御値に対応する閾値を超えていることを検出すると、該検出対象の画素を補正対象画素とすることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
- 前記第2光変調素子制御値と該第2光変調素子制御値に対する閾値との対応関係を示す閾値テーブルを有し、
白表示と黒表示との画素を隣接させた高周波高振幅状態の画像を表示させ、隣接する黒表示の画素の透過率を一定幅にて上昇させ、モアレが視認できなくなる時点の透過率の比を求め、各第2光変調素子制御値に対応する透過率に対し、該比の逆数を乗じて基準透過率を求め、この基準透過率に対応する第2光変調素子制御値を、前記閾値として用いることを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。 - 前記第1光変調素子制御値補正部が、前記補正対象画素の第1光変調素子制御値を、検出対象の画素に隣接する画素における最も高い透過率を示す画素に対応する第1光変調素子の画素の第1光変調素子制御値に変更、もしくは、前記補正対象画素に隣接する画素における最も高い透過率を示す画素の第1光変調素子制御値に変更することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像表示装置。
- 前記高周波高振幅信号検出部が、画像の外周部にある画素において、隣接する画素が存在しない場合、仮想画素の制御値として「0」を用いて補正対象画素の検出処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像表示装置。
- 第1変調素子がR,G,B各色成分毎に設けられている場合、
前記高周波高振幅信号検出部が、補正対象画素の検出をR,G,Bの色成分毎に行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像表示装置。 - 請求項1から請求項8に記載のいずれかの画像表示装置と、
該画像表示装置から射出された変調光をスクリーンに投射する投射手段と
を有することを特徴とするプロジェクタ。
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