JP2008083222A - 液晶装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高級アルコールを用いることなく、又表面処理工程を実行することなく、無機配向膜の表面処理を可能とし、材料費の低減、及び製造工程の簡素化による製品コストの低減を実現する。
【解決手段】互いに対応する2枚の基板10,20の対向面に無機材料を用いた無機配向膜16,22を形成する無機配向膜形成工程(S12,S22)と、両基板10,20をイソプロピルアルコール(C3H8O)溶液に浸漬させて、無機配向膜16,22を洗浄する洗浄工程とを有し、この洗浄工程において、イソプロピルアルコール(C3H8O)溶液中のイソプロピル基(−C3H7)を無機配向膜16,22の表面に生成されているシラノール基(−Si−OH)と反応させて、無機配向膜16,22の表面に反応層31a,31bを形成する。
【選択図】図5
【解決手段】互いに対応する2枚の基板10,20の対向面に無機材料を用いた無機配向膜16,22を形成する無機配向膜形成工程(S12,S22)と、両基板10,20をイソプロピルアルコール(C3H8O)溶液に浸漬させて、無機配向膜16,22を洗浄する洗浄工程とを有し、この洗浄工程において、イソプロピルアルコール(C3H8O)溶液中のイソプロピル基(−C3H7)を無機配向膜16,22の表面に生成されているシラノール基(−Si−OH)と反応させて、無機配向膜16,22の表面に反応層31a,31bを形成する。
【選択図】図5
Description
本発明は、無機配向膜の洗浄と同時に表面処理を行うようにした液晶装置の製造方法に関する。
近年、垂直配向タイプの液晶装置が、液晶テレビ(直視型表示装置)、液晶プロジェクタ(投射型表示装置)等で実用化されている。これら垂直配向タイプの液晶装置に用いられる垂直配向膜としては、例えば液晶テレビにはポリイミド等の有機配向膜が用いられ、一方、液晶プロジェクタにはSiO2等の無機配向膜が多く採用されている。
垂直配向に用いられる無機配向膜としては、SiOX(X<2)、SiO2、TiO2、MgO、Al2O3、In2O3、Sb2O3、Ta2O5等の無機材料からなる配向膜(以下、「無機配向膜」と称する)が知られている。例えばSiO2の場合には、斜方蒸着法により基板面上にSiO2を蒸着して薄膜を形成することにより、負の誘電率異方性を有する液晶材料を、所定のプレチルト角を持たせて垂直配向させることができる。このような無機配向膜は、ポリイミド等の有機配向膜に比較し、短波長の可視光及び紫外光による光劣化速度が非常に遅く、耐光性に優れている。
一方、無機材料からなる垂直配向膜は、その配向安定性が有機材料からなる垂直配向膜に比して劣ることが知られている。無機材料においては液晶分子の分子軸方向とそれに垂直方向の分散力の異方性による効果及び斜方蒸着により形成された無機酸化物カラムの形状や傾き等のトポロジカル効果により垂直配向すると考えられているが、そのアンカリング力は弱く、配向安定性に乏しい。
又、斜方蒸着法にて形成した無機材料からなる配向膜の構造は多孔質であり、その表面には分極した水酸基が多数存在して極性が大きいため、液晶中の不純物、特に極性基を持つ化合物を吸着し易い。ここで、不純物には無機配向膜を挟持する2枚の基板間をシールするシール材に含まれている不純物及び未反応成分、液晶材料中の不純物及び水分、製造過程で付着した汚れ等が含まれる。
無機配向膜の表面に不純物が吸着すると、表面の形状や極性が変化してアンカリング力が低下し、配向異常を起こすことが知られている。特に、液晶をシールするに際しては、シール材中の不純物や未反応成分の吸着による配向異常領域が発生して、この配向異常領域は放置時間と共に拡大することも知られている。
この対策として、例えば特許文献1(特開2000−47211号公報)には、無機配向膜のアンカリング力を強化して配向安定性を改良すべく、無機配向膜を、高級アルコールを用いて表面処理することで、無機配向膜の表面を、液晶との相互作用が変化するように改質してアンカリング力を強化する技術が開示されている。
特開2000−47211号公報
しかし、上述した文献に開示されている技術では、液晶装置の製造過程に、高級アルコールを用いた無機配向膜の表面処理工程が別途必要となり、その分、製造工数が増加し、コスト高となる問題がある。
又、無機配向膜を表面処理するために用いる高級アルコールは価格が比較的高く、材料費が増加する分、製品コストが更に高くなる問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、高級アルコールを用いた表面処理、及び当該表面処理を行う表面処理工程を不要として、材料費の低減、及び製造工程の簡素化による製品コストの低減を実現すると共に、無機配向膜のアンカリング力の向上を実現することのできる液晶装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による第1の液晶装置の製造方法は、対向する一対の基板の対向面に配向膜を形成した後、該一対の基板を貼り合わせて該一対の基板間に液晶を保持させる液晶装置の製造方法において、前記一対の基板の一方の基板の前記対向面に無機材料を用いて前記配向膜を形成する配向膜形成工程と、前記一方の両基板に形成した前記無機配向膜を、該無機配向膜と反応固着する有機化合物から成る洗浄液で洗浄する洗浄工程とを備えることを特徴とする。
このような構成では、洗浄工程において、基板に形成した無機配向膜を、この無機配向膜と反応固着する有機化合物から成る洗浄液で洗浄するようにしたので、無機配向膜の洗浄と同時に、無機配向膜に反応層が形成され、この反応層により、無機配向膜の表面での液晶との反応活性を抑制或いは阻止することができ、無機配向膜のアンカリング力の向上を実現することができる。又、高級アルコールでの表面処理が不要となるため、材料費の低減を実現することができる。更に、洗浄工程において、無機配向膜の表面処理を同時に行えるようにしたので、製造工程の簡素化が実現でき、製品コストの低減を図ることができる。
第2の液晶装置の製造方法は、対向する一対の基板の対向面に配向膜を形成した後、該一対の基板を貼り合わせて該一対の基板間に液晶を保持させる液晶装置の製造方法において、前記一対の基板の一方の基板の前記対向面に無機材料を用いて前記配向膜を形成する配向膜形成工程と、前記一方の基板に形成した前記無機配向膜を加熱して該無機配向膜に吸着されている水分を除去する加熱処理工程と、前記加熱処理工程後の前記両基板に形成した前記無機配向膜を、該無機配向膜と反応固着する有機化合物から成る洗浄液で洗浄する洗浄工程とを備えることを特徴とする。
このような構成では、配向膜形成工程の後に加熱処理工程を加えて、無機配向膜に吸着されている水分を除去するようにしたので、その後の洗浄工程において同時に行われる表面処理を、より効果的に行わせることができる。
第3の液晶装置の製造方法は、第1、第2の液晶装置の製造方法において、前記有機化合物溶液は、イソプロピル基(−C3H7)を有する溶液であり、前記洗浄工程では、前記イソプロピル基(−C3H7)を前記無機配向膜の表面に生成されているシラノール基(−Si−OH)と反応させて、該無機配向膜の表面に反応層を形成することを特徴とする。
このような構成では、有機化合物溶液としてイソプロピル基(−C3H7)を有する溶液を使用し、洗浄工程においては、このイソプロピル基(−C3H7)を無機配向膜の表面に生成されているシラノール基(−Si−OH)と反応させて、無機配向膜の表面に反応層を形成するようにしたので、この反応層により無機配向膜の表面での液晶との反応活性を抑制或いは阻止することができる。
第4の液晶装置の製造方法は、第1〜第3の液晶装置の製造方法において、前記洗浄工程で前記無機配向膜を洗浄した後の前記一方の基板を、イソプロピルアルコールを含む蒸気にて乾燥させる乾燥工程を備えることを特徴とする。
このような構成では、無機配向膜を洗浄した後、イソプロピルアルコール(IPA)を含む蒸気にて乾燥させるようにしたので、このIPA蒸気が各基板の表面で凝縮し、この表面に付着されている液分と置換されて、その表面から水分を効率良く除去することができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5に本発明の第1実施形態を示す。尚、以下においては液晶装置の一例として駆動回路内蔵型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例示して説明する。
図1〜図5に本発明の第1実施形態を示す。尚、以下においては液晶装置の一例として駆動回路内蔵型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例示して説明する。
(液晶装置の構成)
先ず、図1、図2を参照して、本実施形態で採用する液晶装置の全体構成について説明する。図1は液晶装置をその上に形成された各構成要素とともに対向基板の側からみた平面図、図2は、図1のH−H’断面図である。
先ず、図1、図2を参照して、本実施形態で採用する液晶装置の全体構成について説明する。図1は液晶装置をその上に形成された各構成要素とともに対向基板の側からみた平面図、図2は、図1のH−H’断面図である。
液晶装置1は、TFT基板10と、これに対向配置される対向基板20とを有し、両基板10,20の対向面間の画像表示領域10aの周囲に設けたシール領域が、シール材52を介して貼り合わされている。更に、この両基板10,20の対向面間とシール材52とで囲まれた領域内に液晶50が封入されて保持されている。シール材52は、TFT基板10及び対向基板20をそれらの周辺で貼り合わせるための、光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等からなる接着剤であり、この接着剤には、両基板10,20の間隔を一定に保持するためのスペーサが混入されている。
図1において、シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。又、周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域に、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFT基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に沿ったシール領域よりも内側に、サンプリング回路7が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。又、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域の内側に、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。又、TFT基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFT基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図2に示すように、TFT基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFT(Thin Film Transistor)や走査線、データ線等の配線が作り込まれた薄膜が積層された状態で形成されている。尚、この薄膜の積層構造は従来と同様であるため説明を省略する。又、積層された薄膜の最上層に、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料からなる画素電極9aが、画素毎に所定のパターンで島状に形成されている。更に、画素電極9a上に、例えばシリカ(SiO2)等の無機材料からなる配向膜(無機配向膜)16が設けられている。
又、このTFT基板10に対向配設されている対向基板20の対向面に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向して形成されている。又、この対向電極21上に、例えばシリカ(SiO2)等の無機材料からなる配向膜(無機配向膜)22が形成されている。尚、各無機配向膜16,22は、液晶分子を垂直配向モードで配向制御するように、各基板10,20の対向面に対して所定の角度で結晶成長させた柱状結晶からなる無機垂直配向膜である。より具体的には、各無機配向膜16,22は、液晶分子を各基板10,20の対向面の垂直方向に対して所定角度傾斜する方向に配向制御する無機傾斜垂直配向膜である。液晶50は、例えば一種又は数種類の負の誘電率異方性を有する液晶分子を混合した液晶からなり、画素電極9aからの電界が印加されていない状態では、無機配向膜16,22の形状効果によって所定に配向された状態にある。
更に、この両無機配向膜16,22上に反応層31a,31bが形成されている。この各反応層31a,31bは、無機配向膜16,22を洗浄する際に形成されるものであり、詳細については後で説明する。尚、本実施形態では、両基板10,20の無機配向膜16,22上に反応層31a,31bを各々形成しているが、両基板10,20の一方にのみ反応層を形成しても、当該表面処理に係る効果は同じであるため、何れか一方の基板10(或いは20)の無機配向膜16(或いは22)上にのみ反応層を形成するようにしても良い。
又、外部回路接続端子102には、図示しないフレキシブル配線基板(FPC)が接続されており、このフレキシブル基板から外部回路接続端子102を介して供給される画像信号に基づいて画像表示領域10aに画像が表示される。
次に、図3を参照して、各無機配向膜16,22を各基板10,20上に各々形成する蒸着方法について説明する。図3は蒸着装置の模式図である。本実施形態では、この蒸着装置300を用いて、各基板10,20に対し、所定方向から、シリカ(SiO2)等の無機材料を斜方蒸着して無機配向膜16,22を形成する。
蒸着装置300の蒸着室308の底部にシリカ(SiO2)等の無機材料の蒸気を発生させる蒸着源302が配設されており、この蒸着源302の上方に蒸気流通部303が配設されている。この蒸気流通部303には、蒸着源302で発生した蒸気を上方へ流通可能な開口部303aが開口されている。更に、蒸着室308の上方から基板配設部307が垂設されており、この基板配設部307に基板Sが取付けられる。この基板Sは、TFT基板10が多数配列された大型基板、或いは対向基板20が多数配列された大型基板である。従って、無機配向膜16,22の成膜は、前工程(各TFT基板10、或いは対向基板20に小分けされる前の大型基板の製造工程)の段階で一括処理される。
この基板Sが基板配設部307に取付けられた状態では、この基板Sの複層に成膜されている面が、蒸着源302に対して所定角度傾斜された状態で対設される。尚、符号310は真空ポンプであり、基板Sに無機材料を蒸着する際に、この真空ポンプ310を稼働させて蒸着室308内を減圧する。
(無機配向膜表面の化学的構造)
次に、図4、図5に示す模式図に基づき各無機配向膜16,22、及びその表面に形成されている反応層31a,31bの化学的構造について説明する。本実施形態では、無機配向膜16,22の表面処理剤として、この無機配向膜16,22と反応固着する有機化合物、具体的にはイソプロピルアルコール(IPA:分子式C3H8O)を使用している。尚、後述するように、本実施形態では、洗浄工程において配向膜16,22の洗浄と表面処理とを同時に行うようにしているため、当該表面処理剤の溶液が洗浄液として採用される。
次に、図4、図5に示す模式図に基づき各無機配向膜16,22、及びその表面に形成されている反応層31a,31bの化学的構造について説明する。本実施形態では、無機配向膜16,22の表面処理剤として、この無機配向膜16,22と反応固着する有機化合物、具体的にはイソプロピルアルコール(IPA:分子式C3H8O)を使用している。尚、後述するように、本実施形態では、洗浄工程において配向膜16,22の洗浄と表面処理とを同時に行うようにしているため、当該表面処理剤の溶液が洗浄液として採用される。
図4に表面処理を施す前の模式図、図5に表面処理後の模式図を示す。図4に示すように、シリカ(SiO2)等の無機材料で形成されている無機配向膜16,22は、外部の水分と反応しやすく、典型的には、その表面にシラノール基(−Si−OH)が生成されている。このシラノール基(−Si−OH)は反応性(特に、光化学反応)が高く、そのまま液晶50との界面に曝されていると、この液晶50と反応して劣化が促進されてしまう。
そのため、図5に示すように、両基板10,20を貼り合わせて液晶50を保持する前に、無機配向膜16,22の表面を、有機化合物としてのIPAで処理することで、液晶との反応性の高いシラノール基(−Si−OH)との反応活性を低減させる。具体的には、反応にIPAを用いることで、図5に示すように、無機配向膜16,22の表面に存在するシラノール基(−Si−OH)と、IPA中のイソプロピル基R1(−C3H7)とを反応させることで、このイソプロピル基R1(−C3H7)がシラノール基(−Si−OH)と脱水反応或いは縮合反応して、無機配向膜16,22の表面に反応層31a,31bを形成する。イソプロピル基R1(−C3H7)はシラノール基(−Si−OH)と反応しやすいため、無機配向膜16,22に確実に反応固着させることができる。
尚、無機配向膜16,22と反応固着する有機化合物は、IPA以外に、シラン化合物、脂肪酸類等であっても良い。これらもIPAと同様、シラノール基(−Si−OH)、或いは水酸基(−OH)と反応しやすいので、好適に用いることができる。又、例えば、300〜400nm程度以下の短波長吸収帯域を殆ど、或いは全く有していない有機化合物を無機配向膜16,22に反応固着させれば、液晶プロジェクタ等に使用されている光源から出射される光が吸収されなくなるので、この液晶装置1を液晶プロジェクタのライトバルブとして使用する場合に、無機配向膜16,22の界面付近における液晶50とシラノール基(−Si−OH)との光化学反応を確実に抑制することができる。
このように、本実施形態では、無機配向膜16,22の表面をIPAを用いて表面処理することで、この表面に、シラノール基(−Si−OH)とイソプロピル基R1(−C3H7)との反応により反応層31a,31bを形成するようにしたので、無機配向膜16,22の界面での液晶50との反応活性が抑制され、或いは反応活性を阻止することができる。換言すれば、反応活性サイトであるシラノール基(−Si−OH)をイソプロピル基R1(−C3H7)にて化学修飾することで、無機配向膜16,22の表面を改質することができる。
(液晶装置の製造方法)
次に、図6に従い、液晶装置1の製造プロセスについて説明する。先ず、ステップS11〜14でTFT基板用大型基板上に、多数のTFT基板10を一括形成する。一方、ステップS21〜24で対向基板用大型基板上に、多数の対向基板20を一括形成する。尚、各ステップにおいては、便宜的に、TFT基板用大型基板と対向基板用大型基板に形成されているTFT基板10と対向基板20とに着目して説明する。
次に、図6に従い、液晶装置1の製造プロセスについて説明する。先ず、ステップS11〜14でTFT基板用大型基板上に、多数のTFT基板10を一括形成する。一方、ステップS21〜24で対向基板用大型基板上に、多数の対向基板20を一括形成する。尚、各ステップにおいては、便宜的に、TFT基板用大型基板と対向基板用大型基板に形成されているTFT基板10と対向基板20とに着目して説明する。
先ず、TFT基板10の製造方法について説明する。ステップS11(薄膜形成工程)で、TFT基板10上に、例えば蒸着やスパッタリング等による成膜、エッチングやフォトリソグラフィ等によるパターンニング、熱処理などによって、データ線や走査線、TFT等が作り込まれた薄膜を積層形成し、その最上層に、スパッタリング等によりITOを成膜する。そして、成膜したITO膜を所定にエッチング処理して画素電極9aを形成する。
次いで、ステップS12(配向膜形成工程)で、TFT基板10の画素電極9a上に無機配向膜16を成膜する。この無機配向膜16は、図3に示す蒸着装置300にて成膜される。すなわち、基板S(ここでは、TFT基板10が多数配列されている大型基板を指す)を蒸着室308の上部に垂設されている基板配設部307に所定にセットした後、真空ポンプ310を作動させて、蒸着室308内を減圧する。一方、蒸着室308の底部に配設されている蒸着源302を加熱装置(図示せず)にて加熱し、この蒸着源302からシリカ(SiO2)等の無機材料の蒸気を発生させる。そして、この蒸着源302で発生したシリカ(SiO2)等の無機材料の蒸気流を、蒸気流通部303に開口されている開口部303aを通過して、基板Sの表面に斜方蒸着させる。すると、基板Sの面上に、無機材料の柱状構造物が基板Sの面に対して所定の角度をなして配列されながら堆積されて無機配向膜16が形成される。尚、この無機配向膜16の膜厚は約40nm程度に設定する。又、無機配向膜16は、上述した斜方蒸着法に限らず、異方性スパッタリング法等によって形成してもよい。
その後、ステップS13(洗浄工程)にて、TFT基板10を洗浄液に浸漬して、無機配向膜16を超音波洗浄する。本実施形態では、有機化合物溶液としてのイソプロピルアルコール(IPA)溶液を洗浄液として採用している。
そして、TFT基板10を、IPA溶液からなる洗浄液を用いて超音波洗浄することで、配向膜形成工程において付着した異物を除去する。同時に、IPAによって無機配向膜16の表面が表面処理される。すなわち、シリカ(SiO2)等の無機材料で形成されている無機配向膜16の表面に生成されているシラノール基(−Si−OH)が、IPA溶液中のイソプロピル基R1(−C3H7)と脱水反応或いは縮合反応して、無機配向膜16の表面に反応層31aが形成される(図5参照)。
その結果、イソプロピル基R1(−C3H7)が無機配向膜16の表面に反応固着されて、無機配向膜16の表面が改質され、アンカリング力を向上させることができる。加えて、無機配向膜16の表面での液晶50との反応活性が抑制、或いは阻止される。尚、IPAは高級アルコールと比較して比較的安価であり、その分、材料費の低減を図ることができる。又、洗浄工程において、無機配向膜16の表面処理が同時に行えるため、製造工程の簡素化が実現でき、製造コストの低減を図ることができる。
ところで、IPAは安価であるため洗浄液として採用する場合に有利であるが、本実施形態で採用する洗浄液は、IPA溶液に限らず無機配向膜16と反応固着する有機化合物であれば、シラン化合物、脂肪酸類等を含む溶液であっても良い。
次いで、TFT基板10を洗浄液から引き上げ、ステップS14(乾燥工程)で、TFT基板10に付着した洗浄液を乾燥させる。この乾燥工程では、TFT基板10を20分程度、常温乾燥させる。その後、イソプロピルアルコール(IPA)を用いたIPA蒸気乾燥装置で最終乾燥を行う。このIPA蒸気乾燥装置の乾燥室内は、室温が82〜83[℃]程度の一定温度に設定されていると共にIPAを含む蒸気で充満されており、この乾燥室にTFT基板10を投入すると、IPA蒸気がTFT基板10の表面で凝縮し、この表面に付着されている水分と置換されて、その表面から水分が除去される。尚、このIPA蒸気による乾燥時間は、実験などから求めて設定するが、本実施形態では12〜13分程度に設定されている。
一方、対向基板20は、ステップS21(薄膜形成工程)で、対向基板20上に、例えば蒸着やスパッタリング等による成膜、エッチングやフォトリソグラフィ等によるパターンニング、熱処理などによって、遮光膜等の薄膜を積層形成し、その最上層に、スパッタリング等によりITOを成膜する。そして、成膜したITO膜を所定にエッチング処理して対向電極21を形成する。
その後、ステップS22〜S24で、上述したTFT基板10のステップS12〜S14と同等の工程を実行する。すなわち、先ず、ステップS22(配向膜形成工程)で、以降基板20の対向電極21上に無機配向膜22を成膜する。この無機配向膜22は、図3に示す蒸着装置300にて成膜される。すなわち、基板S(ここでは、対向基板20が多数配列されている大型基板を指す)を蒸着装置300に所定にセットした後、上述したステップS12と同じ手順で対向電極21上に無機配向膜22を成膜する。次いで、ステップS23(洗浄工程)において、IPAを洗浄液として用いて対向基板20の無機配向膜22を洗浄すると、洗浄と同時に、この無機配向膜22の表面に反応層31b(図5参照)が形成される。続いて、ステップS24(乾燥工程)において、対向基板20を所定に乾燥させる。
尚、上述したように、反応層は、両基板10,20の一方の無機配向膜16(或いは22)上に形成されていれば良く、従って、ステップS13とステップS23の何れか一方で採用する洗浄液は、IPA溶液である必要はない。
そして、両基板10,20の前工程が終了した後、ステップS31(貼り合わせ工程)へ進み、TFT基板10と対向基板20とをシール材52を介し、所定にアライメントを調整した状態で貼り合わせる。続いて、ステップS32(液晶注入工程)で、シール材52を介して貼り合わされたTFT基板10と対向基板20とで形成された領域に液晶50を注入し封止する。尚、本実施形態では、セル注入方式により液晶を注入しているが、液晶滴下方式の場合は、両基板10,20を貼り合わせる前に、一方の基板(一般的にはTFT基板10)に液晶50を滴下し、シール材52を介して両基板10,20を貼り合わせることで液晶を保持させるようにするので、ステップS31(貼り合わせ工程)とステップS32(液晶注入工程)とが逆になる。
以上、説明したように、本実施形態の液晶装置1の製造方法によれば、各基板10,20に無機配向膜16,22を形成した後、この無機配向膜16,22をIPAを含む溶剤で洗浄するようにしたので、無機配向膜16,22に付着されている異物が除去されると共に、無機配向膜16,22とIPAとの反応により、無機配向膜16,22の表面に反応層31a、31bを形成させることができる。その結果、洗浄工程が表面処理工程を兼用することとなり、工程の簡素化が実現でき、その分、製造コストの低減を図ることができる。
[第2実施形態]
図7は本発明の第2実施形態による液晶装置1の製造プロセスを示すフローチャートである。本実施形態は上述した第1実施形態の変形例であり、図6に示すフローチャートの、ステップS12(S22)に示す無機配向膜形成工程と、ステップS13(S23)に示す洗浄工程との間に、加熱処理工程を追加したものである。無機配向膜16,22は多孔質であり、成膜後の表面には水分が吸着されやすい。そのため、洗浄工程を行う前に無機配向膜16,22の表面に吸着されている水分を除去することで、洗浄工程の際に同時に行われる表面処理を、より効果的に行わせることができる。
図7は本発明の第2実施形態による液晶装置1の製造プロセスを示すフローチャートである。本実施形態は上述した第1実施形態の変形例であり、図6に示すフローチャートの、ステップS12(S22)に示す無機配向膜形成工程と、ステップS13(S23)に示す洗浄工程との間に、加熱処理工程を追加したものである。無機配向膜16,22は多孔質であり、成膜後の表面には水分が吸着されやすい。そのため、洗浄工程を行う前に無機配向膜16,22の表面に吸着されている水分を除去することで、洗浄工程の際に同時に行われる表面処理を、より効果的に行わせることができる。
本実施形態では、無機配向膜形成工程と洗浄工程との間に、加熱処理工程を追加しただけであるため、上述した第1実施形態と同一の工程については、同一のステップを付して説明を省略する。
すなわち、ステップS12(無機配向膜形成工程)で、TFT基板10の画素電極9a上に無機配向膜16を形成した後、ステップS41(加熱処理工程)において、ホットプレート或いはオーブン等の加熱装置にTFT基板10を投入し、無機配向膜16を、150[℃]程度の一定温度で1時間程度加熱させて、無機配向膜16の表面の吸着水を除去する。そして、無機配向膜16の表面から吸着水が所定に除去された後、ステップS14の乾燥工程を実行する。
一方、対向基板20も、ステップS22(無機配向膜形成工程)で、対向基板20の対向電極21上に無機配向膜22を形成した後、ステップS51(加熱処理工程)において、上述したステップS41と同様の処理を実行して、無機配向膜22の表面の吸着水を除去する。そして、無機配向膜22の表面から吸着水が所定に除去された後、ステップS24の乾燥工程を実行する。
このように、本実施形態では、洗浄工程を実行する前に加熱処理工程にて、TFT基板10、及び対向基板20の無機配向膜16,20の表面の吸着水を除去するようにしたので、その後の洗浄工程において行われる、洗浄及び表面処理を、より効果的に行うことができる。
[電子機器の実施形態]
次に、図8に示す投射型カラー表示装置の図式的断面図を参照して、上述した液晶装置1をライトバルブとして用いた電子機器の一例である投射型カラー表示装置の実施形態について、その全体構成、特に光学的な構成について説明する。尚、液晶装置1は、その各基板10,20に形成されている無機配向膜16,22の表面が、300〜400nm程度以下の短波長吸収帯域を殆ど、或いは全く有していない有機化合物を溶剤とする洗浄液で洗浄されており、そのときの化学反応により、当該有機化合物を各無機配向膜16,22に反応固着させるようにしている。
次に、図8に示す投射型カラー表示装置の図式的断面図を参照して、上述した液晶装置1をライトバルブとして用いた電子機器の一例である投射型カラー表示装置の実施形態について、その全体構成、特に光学的な構成について説明する。尚、液晶装置1は、その各基板10,20に形成されている無機配向膜16,22の表面が、300〜400nm程度以下の短波長吸収帯域を殆ど、或いは全く有していない有機化合物を溶剤とする洗浄液で洗浄されており、そのときの化学反応により、当該有機化合物を各無機配向膜16,22に反応固着させるようにしている。
本実施形態における投射型カラー表示装置の一例である液晶プロジェクタ1100は、駆動回路がTFT基板10上に搭載された液晶装置1を含む液晶モジュールを3個用意し、夫々RGB用のライトバルブ100R,100G及び100Bとして用いたプロジェクタとして構成されている。
液晶プロジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射光が発せられると、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によって、RGBの3原色に対応する光成分R、G、Bに分けられ、各色に対応するライトバルブ100R,100G及び100Bに夫々導かれる。その際、特にB光は、長い光路による光損失を防ぐために、入射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導かれる。そして、ライトバルブ100R,100G及び100Bにより夫々変調された3原色に対応する光成分は、ダイクロイックプリズム1112により再度合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120にカラー画像として投射される。
このように、本実施形態では、ライトバルブ100R,100G,100Bとして採用されている各液晶装置1の各基板10,20に形成した無機配向膜16,22の表面に、300〜400nm程度以下の短波長吸収帯域を殆ど、或いは全く有していない有機化合物が反応固着されているため、ランプユニット1102からの強い光が無機配向膜16,22に照射されても、液晶50との光化学反応が確実に阻止されて劣化を抑制することができる。
本発明による液晶装置は、TFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置に限らず、パッシブマトリックス型の液晶装置、TFD(薄型ダイオード)をスイッチング素子として備えた液晶装置に適用することができる。
又、電子機器は、本発明による液晶装置を備えて実現できるものであれば、上述した液晶プロジェクタ1100に限らず、テレビジョン受像機、ビューファインダ型或いはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の各種の電子機器に適用することができる。
1…液晶装置、10…TFT基板、16,22…無機配向膜、20…対向基板、31a,31b…反応層、50…液晶、300…蒸着装置、R1…イソプロピル基、S…基板
Claims (4)
- 対向する一対の基板の対向面に配向膜を形成した後、該一対の基板を貼り合わせて該一対の基板間に液晶を保持させる液晶装置の製造方法において、
前記一対の基板の一方の基板の前記対向面に無機材料を用いて前記配向膜を形成する配向膜形成工程と、
前記一方の基板に形成した前記無機配向膜を、該無機配向膜と反応固着する有機化合物溶液から成る洗浄液で洗浄する洗浄工程と
を備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 対向する一対の基板の対向面に配向膜を形成した後、該一対の基板を貼り合わせて該一対の基板間に液晶を保持させる液晶装置の製造方法において、
前記一対の基板の一方の基板の前記対向面に無機材料を用いて前記配向膜を形成する配向膜形成工程と、
前記一方の基板に形成した前記無機配向膜を加熱して該無機配向膜に吸着されている水分を除去する加熱処理工程と、
前記加熱処理工程後の前記両基板に形成した前記無機配向膜を、該無機配向膜と反応固着する有機化合物から成る洗浄液で洗浄する洗浄工程と
を備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 前記有機化合物溶液は、イソプロピル基(−C3H7)を有する溶液であり、前記洗浄工程では、前記イソプロピル基(−C3H7)を前記無機配向膜の表面に生成されているシラノール基(−Si−OH)と反応させて、該無機配向膜の表面に反応層を形成する
ことを特徴とする請求項1或いは2記載の液晶装置の製造方法。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶装置の製造方法において、
前記洗浄工程で前記無機配向膜を洗浄した後の前記一方の基板を、イソプロピルアルコールを含む蒸気にて乾燥させる乾燥工程
を備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。
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---|---|---|---|---|
JP2011141502A (ja) * | 2010-01-09 | 2011-07-21 | Seiko Epson Corp | 液晶装置の製造方法 |
JP5608299B1 (ja) * | 2013-06-19 | 2014-10-15 | 三星ディスプレイ株式會社 | 液晶表示装置製造方法 |
-
2006
- 2006-09-26 JP JP2006261151A patent/JP2008083222A/ja not_active Withdrawn
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