JP2008081940A - 金蓋開閉器 - Google Patents

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Abstract

【課題】金蓋の形状を問わず、金蓋の開閉作業を安全にかつ作業性を良好とするとともに、縁切りを容易にすることのできる金蓋開閉器を提供する。
【解決手段】金蓋開閉器10は、ベース部材11と、回転部材12と、フレーム13と、上下移動手段14とを備えている。回転部材12は、ベース部材11と接続され、ベース部材11を移動可能に支持する。フレーム13は、ベース部材11と着脱可能で、金蓋の穴部に挿入可能なアタッチメント15を有する。上下移動手段14は、ベース部材11に取り付けられ、フレーム13を上下方向に移動可能とする。フレーム13は、金蓋と金蓋が設置された面との接触を絶つ縁切り機構20を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は金蓋開閉器に関し、詳細には、CCBOX(電線共同溝)用金蓋を安全にかつ作業性を向上するように開閉できる金蓋開閉器に関する。
新電線類地中化の展開に伴い、地中化区域においてCCBOXやソフト地中化等の工法で金蓋が施工されている。地中化工事で使用されている金蓋の形状は、丸蓋ではなく、四角形等の角蓋の形状による金蓋が採用されている。
従来、たとえば、金蓋の開閉には開閉操作棒を用いている。具体的には、開閉作業棒を金蓋の鍵穴に引っ掛けて、金蓋を引き上げて、金蓋を引き上げた状態で、金蓋を手前に引き出す。そして、引き出した金蓋を引き上げながら、落下防止箇所を中心に180度回転させる。
また、特開平7−279189号公報(特許文献1)では、マンホール蓋を引き上げる際に、上下方向および横方向の位置調整ができるマンホール蓋用開閉装置が開示されている。
特開平7−279189号公報
しかしながら、角蓋の形状による金蓋を開閉操作棒を使用して開閉すると、金蓋に足を挟むなどの危険性があるという問題があった。
また、上記特許文献1では、マンホール蓋端面と舗装面のマンホール側壁との間に小石など異物が挟まっているため、マンホール蓋がマンホール側に固定された状態になることがある。この状態から上記異物を部分的に除去してマンホールを移動可能とすることを縁切りという。舗装面とマンホール蓋との接触を絶つ縁切りができていない状態で、上記特許文献1に開示のマンホール蓋開閉装置を使用すると、マンホール蓋を持ち上げるために非常に大きな力が必要であり、マンホール蓋を持ち上げることは非常に困難であるという問題があった。
それゆえ本発明の目的は、金蓋の形状を問わず、金蓋の開閉作業を安全にかつ作業性を良好とするとともに、縁切りを容易にすることのできる金蓋開閉器を提供することである。
この発明にしたがった金蓋開閉器は、ベース部材と、回転部材と、フレームと、上下移動手段とを備えている。回転部材は、ベース部材と接続され、ベース部材を移動可能に支持する。フレームは、ベース部材と着脱可能で、金蓋の穴部に挿入可能なアタッチメントを有する。上下移動手段は、ベース部材に取り付けられ、フレームを上下方向に移動可能とする。フレームは、金蓋と金蓋が設置された面との接触を絶つ縁切り機構を有している。
この発明にしたがった金蓋開閉器によれば、ベース部材から取外された状態のフレームを金蓋上の所定の位置に配置した後、アタッチメントにより金蓋とフレームとを接続できる。その後、当該フレームとベース部材とを接続すれば、結果的に金蓋と金蓋開閉器とを接続できる。そして、上下移動手段によりフレームに接続された金蓋を上下方向に容易に移動できる。また、上述のように上方向に移動させた(持上げた状態にした)金蓋を、回転部材により金蓋が設置された面と平行な方向に容易に移動できる。そのため、金蓋の開閉作業時に足を挟むなどの危険性がない。また、金蓋が設置された面を傷つける恐れもない。さらに、金蓋の開閉作業を一人で容易に行なうことができる。さらには、金蓋の開閉作業の時間を短縮することができる。
また、フレームに有している縁切り機構により、金蓋と金蓋が設置された面との接触を絶つことができる。そのため、大きな力を必要とせずに、容易に縁切りを行なうことができる。なお、ここで「縁切り機構」は、金蓋と当該金蓋が配置されたマンホールの側壁との間に異物(砂や土、小石や塵など)が挟まり、マンホール側壁に対して金蓋の位置が固定された状態から、金蓋とマンホールの側壁との間から上記異物の少なくとも一部を除去あるいは移動可能な状態とすることで、マンホール側壁に対して金蓋が固定された状態を解除することであって、このように金蓋が固定された状態を解除できればどのような機構を用いてもよい。たとえば、金蓋に固定したフレームにおいて、金蓋と重ならない位置にネジ穴を形成し、当該ネジ穴にネジを挿入して当該ネジの先端部と地面(マンホールが形成された面)とが接触することによりフレームを金蓋ごと地面から持上げる。このようにして、金蓋に大きな力を加えて僅かにマンホールから当該金蓋を持上げてもよい。また、金蓋とマンホール側壁との間から異物の一部を除去するための爪部と当該爪部を駆動する駆動部など、任意の機構を採用できる。
さらに、フレームはベース部材と着脱可能であるので、金蓋へフレームを設置する作業を容易に行なうことができる。また、本発明による金蓋開閉器は縁切り機構を備えているので、別の部材を用いて縁切り作業を行なわなくてもよい。このことから、本発明の金蓋開閉器を作業場所へ運ぶことにより、別の縁切り部材などを作業場所へ運ぶことなく、金蓋を開閉できるため、全体としての作業性の向上を図ることができる。よって、金蓋の形状を問わず、金蓋の開閉作業を安全にかつ作業性を良好とするとともに、縁切りを容易にすることができる。
なお、「縁切り」とは、金蓋と金蓋が設置された面との間の接触を絶ち、金蓋を移動可能とすることを意味する。
上記金蓋開閉器において好ましくは、縁切り機構が、ボルトと、フレームにおいてボルトを挿入できるボルト用穴である。フレームを金蓋に設置したときに、フレームにおいて金蓋と重ならない位置にボルト用穴を配置することが好ましい。また、ボルト用穴は、フレームを金蓋に設置したときに、金蓋が配置されたマンホールが形成されている地面に対して交差する方向(たとえば垂直な方向)に延びるように形成されていることが好ましい。ボルトは、フレームに形成されたボルト用穴の長さより長いことが好ましい。
この場合、ボルトをボルト用穴に挿入することにより、ボルトの先端が地面に接触して、地面に対してフレームを押し上げることになる。この結果、フレームに接続された金蓋を地面から持上げることになる。このため、容易に縁切りすることができる。そのため、作業性をさらに向上することができる。
上記金蓋開閉器において好ましくは、ベース部材を金蓋が設置された面上に配置したとき、ベース部材が、金蓋が設置された面に対して3箇所で支持される構造である。
これにより、金蓋が設置された面に対して3箇所でベース部材が支持されることになるので、ベース部材が安定する。そのため、金蓋の開閉作業の安全性がさらに増す。
上記金蓋開閉器において好ましくは、ベース部材において、支持される部分のそれぞれに回転部材が配置されている。これにより、金蓋が設置された面と平行な方向の移動がさらに容易になる。
上記金蓋開閉器において好ましくは、上下移動手段は、巻上ハンドルを含む。これにより、金蓋と接続されたフレームを非常に容易で、かつ小さな力で、上下方向に移動することができる。なお、「巻上ハンドル」は、回転させることでフレームの上下方向での移動を可能とするものであればどのような構成のものであってもよい。
このように、本発明によれば、上下移動手段により接続された金蓋を上下方向に容易に移動でき、かつ、回転部材により金蓋が設置された面と平行な方向に容易に移動できる。そのため、金蓋の開閉作業を安全にかつ作業性を良好とすることができる。また、フレームに有している縁切り機構により、容易に縁切りできる。さらに、別の部材を用いて縁切り作業を行なわなくてもよい。よって、金蓋の形状を問わず、金蓋の開閉作業を安全にかつ作業性を良好とするとともに、縁切りを容易にすることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態における金蓋開閉器を示す斜視図である。図2は、接続部材近傍の拡大模式図である。図3は、本発明の実施の形態の金蓋開閉器を示す分解斜視図である。図4(A)は、本発明の実施の形態の金蓋開閉器を構成するフレームを示す上面図であり、図4(B)は、本発明の実施の形態の金蓋開閉器を構成するフレームを示す側面図である。図1〜4を参照して、本発明の実施の形態における金蓋開閉器を説明する。本発明の実施の形態における金蓋開閉器10は、図1に示すように、たとえば、ベース部材11と、回転部材12と、フレーム13と、上下移動手段14とを備えている。回転部材12は、ベース部材11と接続され、ベース部材11を移動可能に支持する。フレーム13は、ベース部材11と着脱可能で、金蓋の穴部に挿入可能なアタッチメント15を有する。上下移動手段14は、ベース部材11に取り付けられ、フレーム13を上下方向に移動可能とする。フレーム13は、金蓋と金蓋が設置された面との接触を絶つ縁切り機構20を有している。
詳細には、図1および図3を参照して、ベース部材11は、ベース部材11を金蓋が設置された面上に配置したとき、ベース部材11が、金蓋が設置された面に対して3箇所で支持される構造としている。また、ベース部材11は、フレーム13が配置される側から見ると略逆U字状のパイプ11aと、パイプ11aの中央部に配置された、上下移動手段14を配置する架台部11bと、架台部11bにおいてフレーム13が配置される側から見て奥側に位置し、架台部11bの上端から下向きに延びる支柱部11cと、パイプ11aと支柱部11cとをつなぐ円弧状の形状の梁部11dとを備える。また、パイプ11aの端部および支柱部11cの下端には回転部材12(車輪など)が配置されている。
また、ベース部材11において、支持される部分のそれぞれに回転部材12が配置されている。ベース部材11が3箇所で支持されていることから、回転部材12は、3箇所に配置されている。また、回転部材12は、回転が良好な程度な大きさのものを用いている。実施の形態では、回転部材12は、タイヤとしている。
なお、実施の形態では、回転部材12はブレーキ機能を有する。金蓋を接続した状態で、ベース部材11を所定位置に移動させて作業等する場合には、ブレーキ機構によりブレーキをかけることにより、安全に作業できる。
また、図2を参照して、接続部材16は、フレーム13と上下移動手段14とを接続している。実施の形態では、たとえば、接続部材16は2つのボルトとしている。フレーム13の上下方向の移動をよりスムーズに行なうために、接続部材16の端面の大きさよりも、フレーム13において上下移動手段14と接続する接続部材挿入孔17の大きさを大きくしている。
また、図1、図3、および図4を参照して、フレーム13は、上下移動手段14と接続する部分を含み、2本の棒状の部材13a、13bが交差している形状としている。また、フレーム13の上下移動手段14と直接的に接続されていない棒状の部材13bの端部近傍において、アタッチメント15を有している。
なお、フレーム13において、上下移動手段14と直接的に接続されている棒状の部材13aは、1本であることが好ましい。棒状の部材13aが1本であると、金蓋を吊り上げるのは棒状の部材13aの1本吊りとなる。1本吊りとすることにより、金蓋を上下方向に移動させた後に金蓋が配置された面と平行な方向に移動が容易になるからである。また、金蓋の開動作のみならず、閉動作も容易に行なうことができるからである。
アタッチメント15は、金蓋と対向する面側に、金蓋の穴部に挿入可能であり、該穴部に挿入した後に該穴部に引っかけることができる形状としている。
上下移動手段14は、巻上ハンドル14aを含んでいる。具体的には、上下移動手段14は、巻上ハンドル14aとシャフト14bとを有している。シャフト14bの外周には、溝が形成されている。ベース部材11には、シャフト14bが挿通されるネジ穴が形成されている。巻上ハンドル14aを回して、シャフト14bが回転することにより、フレーム13を上下方向に移動させることができる。
なお、実施の形態では、シャフト14bは、たとえば二条ねじとしている。巻上ハンドル14aの回転数の2倍の回転数が二条ねじに発生するため、二条ねじを用いると、金蓋と接続されるフレーム13をさらに容易に上下方向に移動できる。
なお、上下移動手段14は、実施の形態では巻上ハンドル14aを含むものとしているが、金蓋と接続されるフレームを上下方向に移動可能とするものであれば、特にこれに限定されない。たとえば、上下移動手段14は、電動式あるいは油圧式により、上下方向に移動可能とするものであってもよい。
図3および図4を参照して、フレーム13は、金蓋と金蓋が設置された面との接触を絶つ縁切り機構20を有している。縁切り機構20は、金蓋にフレーム13が有するアタッチメント15を挿入した状態で、ボルトをボルト用穴に挿入することにより、縁切りができる機構としている。縁切り機構20は、たとえば、ボルトと、フレーム13においてボルトを挿入できるボルト用穴としている。ボルト用穴は、フレーム13を金蓋上に配置した状態で、フレーム13の金蓋と対向する面から反対側の面までを貫通するとともに、金蓋と重ならない位置に形成されている。
なお、金蓋開閉器10は、どのような形状の金蓋を開閉することもできる。従来、金蓋を開閉するのに問題が多かった角状の金蓋を開閉することを容易としていることから、金蓋の形状が四角形などの角蓋のもの、特にCCBOX用金蓋を開閉するのに適している。
次に、本発明の実施の形態における金蓋開閉器10の動作について説明する。図5は、アタッチメントを固定する工程を示す概略断面図である。図6は、縁切りを行なう工程を示す概略断面図である。図7は、フレームとベース部材を接続する工程を示す概略斜視図である。図8は、金蓋を上下方向に移動させる工程を示す概略斜視図である。図9は、金蓋を金蓋が設置された面と平行な方向に移動させる工程を示す概略斜視図である。図10は、金蓋を所定位置に配置させた状態を示す概略斜視図である。
まず、金蓋開閉器10を用いて金蓋30を開ける動作について図5〜図10を用いて説明する。実施の形態で開ける金蓋30は、CCBOX用金蓋としている。
まず、金蓋開閉器10を作業する金蓋30の近傍に配置する。そして、金蓋開閉器10において上下移動手段14とフレーム13とを接続している接続部材16を取り外して、フレーム13とベース部材11とを切り離す。
次に、図5に示すように、アタッチメント15を金蓋30に固定する工程を実施する。具体的には、金蓋30の穴部にアタッチメント15を挿入し、アタッチメント15と金蓋30とを固定することにより、フレーム13と金蓋30とを固定する。
次に、図6に示すように、縁切りを行なう工程を実施する。具体的には、縁切り機構20を構成するボルトをボルト用穴に挿入する。すると、ボルトがボルト用穴を貫通し、フレーム13を介して金蓋30が設置されている面をボルトの端面が押圧する。これにより、フレーム13がボルトの挿入方向と反対の方向(図6において上方向)に移動する。すると、金蓋30と接続されているアタッチメント15および金蓋30もボルトの挿入方向と反対の方向(図6において上方向)に移動する。そして、金蓋30と金蓋30を支える台座31との間に空間Eが生じる。そのため、金蓋30と金蓋30が設置された面との接触を絶つことができる。よって、縁切り機構20により、縁切りを行なうことが容易にできる。
なお、ボルトをボルト用穴に挿入する際に、巻上ハンドル14aを用いて行なっている。すなわち、縁切り機構20および上下移動手段14が巻上ハンドル14aを併用できるように、金蓋開閉器10は巻上ハンドル14aを含んでいる。これにより、金蓋開閉器10は、作業時に縁切りを行なう工程のために別の部材を必要としない。そのため、金蓋開閉器10の利便性がより向上する。
次に、図7に示すように、フレーム13とベース部材11とを接続する工程を実施する。具体的には、アタッチメント15を介してフレーム13と縁切りされた金蓋30とを接続している状態で、フレーム13と上下移動手段14とを接続部材16を用いて接続する。これにより、ベース部材11とフレーム13とを接続することができる。
次に、図8に示すように、金蓋30を上方向に移動させる工程を実施する。具体的には、上下移動手段14を構成する巻上ハンドル14aを巻き上げることにより、金蓋30を金蓋30が設置された面に対して上方向(図8において上方向)に移動させる。なお、金蓋30を、金蓋30が設置された面と平行な方向に移動させる次の工程を実施できる程度に上方向に移動したところで、巻き上げを終了する。
次に、図9に示すように、金蓋30を金蓋30が設置された面と平行な方向に移動させる工程を実施する。具体的には、回転部材12により、ベース部材11を金蓋30が設置された面と平行な方向(図9において金蓋30を中心として右方向)へ移動させる。なお、金蓋30を所定位置まで移動したところで、回転部材12による移動を終了する。所定位置とは、たとえば、図10に示すように、作業に支障が無い位置を意味する。実施の形態では、たとえば、金蓋開閉器10の初期の配置位置を基準として、金蓋30を中心として略180度移動させる。
最後に、図10に示すように、金蓋30を所定位置に配置すると、回転部材12のブレーキ機構を作用させて、金蓋30が動かないようにする。すると、金蓋30は安定した開状態となるので、金蓋30に覆われている下部の作業が可能となる。
なお、上記工程を実施して金蓋30を開ける場合、金蓋30の開作業には金蓋開閉器10のみを用いることとなる。よって、金蓋30の開閉を含む作業全体に要する部材を少なくすることができる。
次に、金蓋30を閉じる動作について図5〜図10を用いて説明する。基本的には、金蓋30の開動作と反対の動作となる。また、実施の形態で閉じる金蓋30は、開ける金蓋30と同様にCCBOX用金蓋としている。
まず、図10を参照して、金蓋30を所定位置に配置して、金蓋30に覆われている下部の作業を終了すると、回転部材12のブレーキ機構を解除して回転部材12を移動可能とする。
次に、図9を参照して、金蓋30を金蓋30が設置された面と平行な方向に移動させる工程を実施する。具体的には、金蓋30が設置される面の上方に金蓋30が配置されるまで、回転部材12により金蓋30を移動する。
次に、図8を参照して、金蓋30を下方向に移動させる工程を実施する。具体的には、金蓋30が設置される面に金蓋30が配置され、金蓋30が開閉作業前の状態になるまで、巻上ハンドル14aにより金蓋30を下方向に移動する。
最後に、アタッチメント15を金蓋30から取外す工程を実施する。これにより、金蓋30を閉じることができる。
なお、上記工程を実施して金蓋30を閉じると、フレーム13はベース部材11と接続された状態である。そのため、金蓋30の開閉作業には金蓋開閉器10のみを用いることとなる。よって、金蓋30の開閉を含む作業全体に要する部材を少なくすることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態における金蓋開閉器10によれば、ベース部材11と接続され、ベース部材11を移動可能に支持する回転部材12と、ベース部材11に取り付けられ、フレーム13を上下方向に移動可能とする上下移動手段14とを備えている。そのため、上下移動手段14により接続された金蓋30を上下方向に容易に移動でき、かつ、回転部材12により金蓋30が設置された面と平行な方向に容易に移動できる。よって、金蓋30の開閉作業時に足を挟むなどの危険性がないとともに、開閉作業性を向上することができる。
また、金蓋開閉器10は、フレーム13に金蓋30と金蓋30が設置された面との接触を絶つ縁切り機構20を有している。そのため、大きな力を必要とせずに、容易に縁切りを行なうことができる。
さらに、金蓋開閉器10は、フレーム13はベース部材11と着脱可能であるため、別の部材を用いて縁切りを行なう必要がない。そのため、金蓋開閉器10を作業場所へ運ぶことにより、金蓋30を開閉できるので、全体としての作業性の向上を図ることができる。よって、金蓋30の形状を問わず、金蓋30の開閉作業を安全にかつ作業性を良好とするとともに、縁切りを容易にすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられる。本発明の特許請求の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等な意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における金蓋開閉器を示す斜視図である。 接続部材近傍の拡大模式図である。 本発明の実施の形態の金蓋開閉器を示す分解斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態の金蓋開閉器を構成するフレームを示す上面図であり、(B)は、本発明の実施の形態の金蓋開閉器を構成するフレームを示す側面図である。 アタッチメントを固定する工程を示す概略断面図である。 縁切りを行なう工程を示す概略断面図である。 フレームとベース部材を接続する工程を示す概略斜視図である。 金蓋を上下方向に移動させる工程を示す概略斜視図である。 金蓋を金蓋が設置された面と平行な方向に移動させる工程を示す概略斜視図である。 金蓋を所定位置に配置させた状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
10 金蓋開閉器、11 ベース部材、12 回転部材、13 フレーム、14 上下移動手段、14a 巻上ハンドル、14b シャフト、15 アタッチメント、16 接続部材、17 接続部材挿入孔、20 縁切り機構、30 金蓋、31 台座、E 空間。

Claims (5)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材と接続され、前記ベース部材を移動可能に支持する回転部材と、
    前記ベース部材と着脱可能で、金蓋の穴部に挿入可能なアタッチメントを有するフレームと、
    前記ベース部材に取り付けられ、前記フレームを上下方向に移動可能とする上下移動手段とを備え、
    前記フレームは、前記金蓋と前記金蓋が設置された面との接触を絶つ縁切り機構を有している、金蓋開閉器。
  2. 前記縁切り機構が、ボルトと、前記フレームにおいて前記ボルトを挿入できるボルト用穴であることを特徴とする、請求項1に記載の金蓋開閉器。
  3. 前記ベース部材を前記金蓋が設置された面上に配置したとき、前記ベース部材が、前記金蓋が設置された面に対して3箇所で支持される構造である、請求項1または2に記載の金蓋開閉器。
  4. 前記ベース部材において、支持される部分のそれぞれに前記回転部材が配置されている、請求項3に記載の金蓋開閉器。
  5. 前記上下移動手段は、巻上ハンドルを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の金蓋開閉器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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