JP2008081292A - 紙葉類集積機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙幣集積機構の舌片車の舌片を長くする場合や枚数を増加させる場合に、隣合う舌片の重なりを防止する手段を提供する。
【解決手段】紙幣Pの後端を叩く舌片17と、舌片17を外周面から半径方向に突出させたボス部16とを有する舌片車18を備えた紙幣集積機構8において、4枚の舌片17を1組として舌片車18に2組の舌片を設け、2組の舌片17a、17bを、各組の舌片17a、17b間をボス部16の軸方向に離間させ、軸方向に並べて配置する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、1枚毎に搬送された紙幣等の紙葉類を収納部に集積する紙葉類集積機構に関する。
従来の紙幣集積機構は、1枚毎に搬送された紙幣をフィードローラとベルトとにより挟持して収納部へ放出し、ベルトのプーリ軸と同軸に固定された4枚の矩形断面形状の舌片を厚肉円筒状のボス部から半径方向に突出させて形成された2つの舌片車の位相をずらせた舌片により紙幣の集積方向の後端を叩き落して収納部のステージ上に集積している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−291710号公報(第3頁段落0015−0016、第1図、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、舌片車の舌片により紙幣の集積方向の後端を叩き落して収納部に集積しているため、集積方向の長さの短い紙幣が混在する海外紙幣の場合には、舌片の長さを長くする必要があり、舌片を長くすると隣合う舌片が重なり合って紙幣を搬送ガイドに押圧して搬送時の負荷が増大し、紙幣の破れ等の破損や、負荷の増大に伴う搬送の不安定性による集積不良が生ずるという問題がある。
また、癖のある紙幣の場合に、癖紙幣の後端を確実に押えるためには、舌片の枚数を増加させることが有効であり、図10に示す紙幣集積機構ように、舌片車の隣合う舌片が重なり合って紙幣を搬送ガイドに押圧して搬送時の負荷が増大し、上記と同様の破損や集積不良が生ずるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、舌片車の舌片を長くする場合や枚数を増加させる場合に、隣合う舌片の重なりを防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、紙葉類の後端を叩く舌片と、該舌片を外周面から半径方向に突出させたボス部とを有する舌片車を備えた紙葉類集積機構において、複数の前記舌片を1組として前記舌片車に、複数組の舌片を設け、該複数組の舌片を、各組の舌片間を前記ボス部の軸方向に離間させ、前記ボス部の軸方向に並べて配置したことを特徴とする。
これにより、本発明は、舌片車の舌片を長くする場合や枚数を増加させる場合に、円周方向に隣合う舌片および軸方向に隣合う舌片の重なりを防止することができ、紙幣の集積時における紙幣の破損や集積不良を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙葉類集積機構の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣入出金機の側面を示す説明図、図2は実施例1の紙幣分離集積機構の側面を示す説明図、図3は実施例1の紙幣分離集積機構の正面を示す説明図、図4は実施例1の舌片車を示す説明図である。
なお、図4における(a)は正面図、(b)はその側面図を示す。
図1において、1は紙葉類処理装置としての紙幣入出金機である。
この紙幣入出金機1に紙葉類としての紙幣Pを入金するときは、入出金口2のシャッタ3を開放して紙幣Pの一括投入を受入れ、投入された紙幣Pを入出金口2内の図示しないセンサにより確認してシャッタ3を閉鎖し、入出金口2の紙幣分離機構4により1枚毎に分離して搬送路5へ繰出し、搬送路5により判別部6へ搬送してその紙幣Pの真偽等を判別し、真券と判別された紙幣Pは、搬送路5により一時保留部7へ搬送して紙葉類集積機構としての紙幣集積機構8により一時保留部7の収納部9に集積し、入金金額の確定後に一時保留部7の紙幣分離機構4により紙幣Pを1枚毎に分離して搬送路5へ繰出し、搬送路5により判別部6へ搬送してその紙幣Pの金種を判別し、搬送路5により金種別収納庫10へ搬送してその金種を収納する金種別収納庫10の紙幣分離集積機構11によりその収納部9に集積する。
また、紙幣Pを出金するときは、金種別収納庫10の紙幣分離集積機構11により収納されている紙幣Pを1枚毎に分離して搬送路5へ繰出し、搬送路5により入出金口2へ搬送し、その紙幣集積機構8により入出金口2の収納部9に集積し、シャッタ3を開放して集積された紙幣Pを受取り可能な状態にする。
このような、金種別収納庫10に設けられる紙幣分離集積機構11は、紙幣分離機構4と紙幣集積機構8のそれぞれの機能を合せて1つの機構で分離動作および集積動作が可能なように構成されており、図2、図3に示すように、フィードローラ13およびこれに対向配置された対向ローラとしてのリバースローラ14、フィードローラ13の集積方向の下流側に配置された繰出ローラ15、ボス部16に複数の舌片17を取付けた複数の舌片車18により構成されている。
フィードローラ13と繰出ローラ15とは、紙幣Pを搬入、搬出するために、図2に矢印Aで示す集積方向とその反対方向である分離方向に回転可能に構成され、リバースローラ14は集積方向にのみ回転するワンウェイクラッチを備えており、集積方向に回転するときは図示しないモータ等のアクチュエータによりフィードローラ13と連動して回転する。
舌片車18は、集積する紙幣Pの集積方向の後端を叩き落し、収納部9の図示しないステージ上に集積されている紙幣Pの後端を押圧する機能を有する複数の舌片17を、厚肉円筒状のボス部16の半径方向にその外周面から突出させて形成されており、図3に示すようにリバースローラ14の両側に図2に示すアーム19により回動可能支持されて配置され、紙幣Pの集積時にはリバースローラ14と同軸位置に、紙幣Pの分離時には舌片17の先端が1対の搬送ガイド21a、21bの搬送経路から退避する退避位置へ図示しないアクチュエータにより移動するように構成されている。
また、舌片車18には、リバースローラ14と同様の集積方向にのみ回転するワンウェイクラッチが備えられている。
本実施例の舌片車18は、図4に示すように、先端部で集積方向に移動する紙幣Pの後端を叩き落すことが可能な長さ、および収納部9に集積されている紙幣Pの後端を先端部で押圧することが可能な長さの長い方の長さに形成された矩形断面形状を有する板状の4枚の舌片17を1組として2組の舌片17a、17bからなる8枚の舌片17を有しており、互いの舌片17a、17bの間を離間させ、つまり所定の間隔S(本実施例では、1〜2mm)を隔ててボス部16の軸方向に沿って並べて配置されている。
また、舌片17a、17bは、その矩形断面の長手方向をボス部16の軸方向と平行にして、それぞれボス部17の円周方向に隣合う舌片17aまたは17bが前記の長さにおいても重なり合わない程度の所定の角度ピッチを開けて等配(本実施例では、90度)に、かつ互いの舌片17a、17bの取付角の位相を1/2ピッチ(本実施例では、45度)ずらせて、つまり角度ピッチを組数で除した角度ずらせて形成されている。
このような舌片車18は、比較的弾性に富んだ合成ゴム等の樹脂材料を用いて射出成形により成形される。
このとき、本実施例の舌片17a、17bは位相をずらせて形成されるので、射出成形時には上型と下型を組合せた簡素な構造の金型を用いることが可能になり、ボス部16の軸方向に2組の舌片17a、17bを並べて配置した舌片車18を容易に一体成形することができる。
上記は、紙幣分離集積機構11に用いる舌片車18について説明したが、入出金口2や一時保留部7に設けた紙幣集積機構8の舌片車18として用いる場合も同様である。
この場合に、フィードローラ13に対向配置される対向ローラとしては、リバースローラ14に換えてフィードローラ13により駆動される従動ローラが用いられ、舌片車18は従動ローラを回転可能に支持する従動ローラ軸に固定され、従動ローラと同方向に連動して回転する。
上記のように、本実施例の舌片車18は、2組の舌片17a、17bが、所定の間隔Sを隔ててボス部16の軸方向に並べて配置されているので、海外紙幣や癖紙幣を叩き落すために舌片の長さを長くしても、舌片17の枚数を増加させても、円周方向にまたは軸方向に隣合う舌片17a、17bが、互いに重なり合うことを防止することができると共に比較的大きな角度ピッチで舌片17aまたは17bを配置しても舌片17の合計枚数を多くすることができ、紙幣Pを搬送ガイド21aに押圧して搬送時の負荷を増大させることなく安定した搬送および集積を実現することが可能になり、紙幣Pを破損させることなく集積性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、紙幣集積機構に用いる舌片車を、ボス部の軸方向に、2組の舌片を互いに離間させて並べて配置したことによって、舌片車の舌片を長くする場合や枚数を増加させる場合に、円周方向に隣合う舌片および軸方向に隣合う舌片の重なりを防止することができ、紙幣Pの集積時における紙幣の破損や集積不良を防止することができる。
また、2組の舌片を位相をずらせて配置するようにしたことによって、射出成形時における金型構造を簡素なものとして、集積性能に優れた2組の舌片を有する舌片車を容易に製作することができる。
なお、本実施例においては、舌片車18を弾性に富んだ樹脂材料で一体に形成するとして説明したが、図5に示すように、舌片車18を、舌片17とボス部16とを別に成形し、これらを組立てて形成するようにしてもよい。
この舌片車18の舌片17aは、図5に示すように、円周方向に隣合う2枚の舌片17aを角度ピッチ(本実施例では、90度)に相当する角度で配置して、舌片17aと同じ厚さ、同じ軸方向の長さ(幅という。)を有する、半径方向外側に凸の円弧状の接続部23で接続し、接続部23の両端部にそれぞれ方線方向に伸張する2枚の舌片17aを一体設けた「Ω」字状の舌片体24aとして形成する。
ボス部16の一方の端面16aには、舌片体24aの接続部23および舌片17aの付根部を嵌合させる嵌合溝26を角度ピッチの2倍に相当する角度(本実施例では、180度)で配置して所定の数(本実施例では、2つ)設け、その深さを舌片17aの幅と同等またはそれ以上の深さに形成する。
また、ボス部16の外周面には、舌片車18を軸に固定するためのピンを嵌合させるピン穴27が、ボス部16の外周面から半径方向に内周面に貫通する貫通穴として形成されている。
舌片17bは、舌片17aと同様にして舌片体24bを形成すると共に、ボス部16の他方の端面16bに、舌片体24bの接続部23および舌片17bの付根部を嵌合させる嵌合溝26を一方の端面16aの嵌合溝26と1/2ピッチ分(本実施例では、45度)位相をずらせて同様の深さに形成する。
このとき、一方の端面16aと他方の端面16bとの嵌合溝26の深さは、それぞれに嵌合する舌片体24aの舌片17aと舌片体24bの舌片17bとの間が、舌片体24a、24bがそれぞれの嵌合溝26の溝底に押圧されたときに、所定の間隔Sを隔てて離間するように設定される。
この図5に示す舌片車18は、舌片体24a、24bは同じ形状であるので1つの金型を用いて射出成形により比較的弾性に富んだ樹脂材料で成形し、ボス部16は比較的剛性の高い樹脂材料で射出成形により成形して各部品を製作し、ボス部16の両方の端面16a、16bに形成された各嵌合溝26に、舌片体24a、24bのそれぞれの接続部23および舌片17a、17bの付根部を嵌合させ、舌片体24a、24bをそれぞれの嵌合溝26の溝底まで押し込んで組立てられる。
この場合に、ボス部16に各舌片体24a、24bを強固に固定する必要があるときは、接着剤等により接合するとよい。
このように、舌片車18を、ボス部16と舌片体24a、24bとに分けて形成し、その後に組立てて形成するようにしたことによって、ボス部16と舌片17a、17bとを異種材料で形成することが可能になり、ボス部16は固定に適した比較的剛性の高い樹脂材料とし、舌片17は紙幣Pの後端を叩き落すのに適し、かつ嵌合溝26への嵌合を容易にする弾性に富んだ樹脂材料として形成することができ、舌片車18の耐久性を向上させながら集積性能に優れた舌片車18を得ることができる。
この場合に、ボス部16を比較的剛性の高い樹脂材料で形成したとしても軸への固定はピンを用いて行うので、舌片車18と軸との間の滑りを防止することができる。
また、舌片体24a、24bとを同形状にして、それぞれ接続部23の両端部に方線方向に伸張する2枚の舌片17a、17bを一体設けた「Ω」字状に成形するようにしたことによって、位置決め用の凹部または凸部を設けることなく舌片体24a、24bをそれぞれの嵌合溝26に位置決めして嵌合させることができると共に、舌片体24a、24bを成形する金型を1つにして舌片車18の製造工程の簡素化を図ることができる。
図6は実施例2の舌片車を示す説明図である。
なお、図6における(a)は正面図、(b)はその側面図を示す。また上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の舌片車18は、図6に示すように、上記実施例1の舌片17と同様に形成された90度等配に4枚配置した1組の舌片17を3組として合計12枚の舌片17を有しており、ボス部16の軸方向に舌片17aと17bとの間、および舌片17bと17cとの間をそれぞれ所定の間隔Sを隔てて離間させてボス部16の軸方向に沿って並べて配置されている。
また、各組の舌片17は、それぞれの取付角の位相を1/3ピッチ(本実施例では、30度)ずらせて、つまり角度ピッチを組数で除した角度ずらせて形成されている。
このように、本実施例の舌片車18は、3組の舌片17をそれぞれ位相をずらせて形成されるので、上記実施例1と同様に射出成形時には上型と下型を組合せた簡素な構造の金型を用いることが可能になり、ボス部16の軸方向に3組の舌片17a、17b、17cを並べて配置した舌片車18を容易に一体成形することができる。
また、本実施例の舌片車18は、3組の舌片17a、17b、17cが、所定の間隔Sを隔ててボス部16の軸方向に並べて配置されているので、上記実施例1と同様に、円周方向にまたは軸方向に隣合う舌片17a、17bが、互いに重なり合うことを防止することができると共に比較的大きな角度ピッチで舌片17a、17bまたは17cを配置しても舌片17の合計枚数を更に多くすることができ、紙幣Pを搬送ガイド21aに押圧して搬送時の負荷を増大させることなく安定した搬送および集積を実現することが可能になり、紙幣Pを破損させることなく集積性能を向上させることができると共に、舌片17の枚数を更に増加させているので、収納部9に集積されている紙幣Pの後端を押圧する回数を増加させて、紙幣Pの押え効果を向上させることができる。
このことは、癖紙幣を収納部9に収納する場合に、特に有効である。
以上説明したように、本実施例では、紙幣集積機構に用いる舌片車を、ボス部の軸方向に、3組の舌片を互いに離間させて並べて配置したことによって、上記実施例1と同様の効果に加えて、舌片の枚数を更に増加させて紙幣Pの押え効果を向上させることができ、癖紙幣の集積性能を更に向上させることができる。
また、3組の舌片を位相をずらせて配置するようにしたことによって、上記実施例1と同様に、集積性能に優れた3組の舌片を有する舌片車を容易に製作することができる。
なお、本実施例の舌片車18を、実施例1の他の形態と同様に、舌片17とボス部16とを別に成形し、これらを組立てて形成するようにしてもよい。
図7は実施例2の舌片車の他の形態を示す説明図である。
本形態における舌片車18は、各組の舌片17を180度等配に配置し、合計6枚の舌片17により形成されている。
この舌片車18の舌片17aは、図7に示すように、円周方向に隣合う2枚の舌片17aを角度ピッチ(本形態では、180度)に相当する角度で配置して、舌片17aと同じ厚さと幅とを有する、半径方向外側に凸の円弧状の接続部23で接続し、接続部23の両端部にそれぞれ方線方向に伸張する2枚の舌片17aを一体設けた「Ω」字状の舌片体24aとして形成する。
舌片17b、17cも同様に舌片体24b、24cとして形成するが、舌片体24bは、その接続部23の円弧の半径を、他の舌片体24a、24cの少なくとも一方の舌片体24、本形態では舌片体24aの接続部23の円弧の半径より小さく、かつ重ならない半径として形成される。
ボス部16の一方の端面16aには、舌片体24bと、この接続部23と重ならない接続部23が形成された舌片体24aのそれそれの接続部23および舌片17aまたは17bの付根部を嵌合させる嵌合溝26が位相を1/3ピッチ(本形態では、60度)ずらせて設けられ、それぞれの嵌合溝26の深さは、それぞれに嵌合する舌片体24aの舌片17aと舌片体24bとの舌片17bとの間が、舌片体24a、24bがそれぞれの嵌合溝26の溝底に押圧されたときに、所定の間隔Sを隔てて離間するように、舌片体24bを嵌合させる嵌合溝26を深くして設定される。
また、ボス部16の他方の端面16bには、舌片体24cの接続部23および舌片17cの付根部を嵌合させる嵌合溝26が、一方の端面16aの舌片体24aを嵌合させる嵌合溝26と前記と逆方向に位相を1/3ピッチずらせて形成され、その深さは、舌片体24bの舌片17bと舌片体24cの舌片17cとの間が、舌片体24b、24cがそれぞれの嵌合溝26の溝底に押圧されたときに、所定の間隔Sを隔てて離間するように設定される。
本形態の舌片体24aと24cとは同じ形状であるので、これらを嵌合する嵌合溝26は同じ形状に形成されている。
この図7に示す舌片車18は、実施例1の図5に示す舌片車28と同様に、舌片体24aと24cとは同じ形状であるので1つの金型を用いて、舌片体24bは他の金型を用いて射出成形により比較的弾性に富んだ樹脂材料で成形し、ボス部16は比較的剛性の高い樹脂材料で射出成形により成形して各部品を製作し、ボス部16の両方の端面16a、16bに形成された各嵌合溝26に、舌片体24a、24b、24cのそれぞれの接続部23および舌片17a、17b、17cの付根部を嵌合させ、舌片体24a、24b、24cをそれぞれの嵌合溝26の溝底まで押し込んで組立てられる。この場合に舌片体24aは舌片体24bを嵌合溝26の溝底まで押し込んだ後に、嵌合溝26に押し込んで組立てられる。
このように、舌片車18を、ボス部16と舌片体24a、24b、24cとに分けて形成し、その後に組立てて形成するようにしたことによって、上記実施例1と同様に、ボス部16と舌片17a、17b、17cとをそれぞれの機能に適した樹脂材料で形成することができ、舌片車18の耐久性を向上させながら集積性能に優れた舌片車18を得ることができる。
また、舌片体24a、24b、24cのそれぞれ接続部23の両端部に方線方向に伸張する2枚の舌片17a、17b、17cを一体設けた「Ω」字状に成形するようにしたことによって、位置決め用の凹部または凸部を設けることなく舌片体24a、24b、24cをそれぞれの嵌合溝26に位置決めして嵌合させることができると共に、舌片体24a、24cを同形状にしたので、これらを成形する金型を1つにして舌片車18の製造工程の簡素化を図ることができる。
図8は実施例3の舌片車を示す説明図、図9は図8のB−B断面線に沿った断面示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の舌片車18には、図9に示すように、上記実施例1と同様に形成された矩形断面形状の舌片17をその対角線で2等分して形成された直角三角形状の断面形状を有する第1および第2の舌片としての舌片31a、31bが設けられおり、図9に示すように、これらの舌片31a、31bを、ボス部16の外周面の同一の円周上に、交互に8枚等配に配置して形成されている。
このように、本実施例の舌片車18は、ボス部16の同一の円周上に、直角三角形状の断面形状を有する舌片31a、31bを交互に配置して形成されるので、射出成形時には上型と下型を組合せた簡素な構造の金型を用いることが可能になり、本実施例の舌片車18を容易に一体成形することができる。
また、本実施例の舌片車18は、直角三角形状の断面形状を有する舌片31a、31bを交互に配置されているので、円周方向に隣合う舌片31aと31bとがその斜面同士を当接させて重なり合ったとしても、重なり合った舌片31aと31bの厚さを実施例1の舌片17と同等の厚さとすることができ、比較的多数の舌片31a、31bをボス部16の同一円周上に配置した場合においても、紙幣Pを搬送ガイド21aに押圧して搬送時の負荷を増大させることなく安定した搬送および集積を実現することが可能になり、紙幣Pを破損させることなく集積性能を向上させることができると共に、ボス部16の軸方向の長さの短縮を図ることができる。
以上説明したように、本実施例では、紙幣集積機構に用いる舌片車を、矩形をその対角線で2等分した直角三角形状の断面形状とし、ボス部の同一円周上に交互に配置したことによって、上記実施例1と同様の効果に加えて、ボス部の軸方向の長さの短縮を図ることができる。
実施例1の紙幣入出金機の側面を示す説明図 実施例1の紙幣分離集積機構の側面を示す説明図 実施例1の紙幣分離集積機構の正面を示す説明図 実施例1の舌片車を示す説明図 実施例1の舌片車の他の形態を示す説明図 実施例2の舌片車を示す説明図 実施例2の舌片車の他の形態を示す説明図 実施例3の舌片車を示す説明図 図8のB−B断面線に沿った断面示す説明図 従来の紙幣集積機構における搬送不具合の状態を示す説明図
符号の説明
1 紙幣入出金機
2 入出金口
3 シャッタ
4 紙幣分離機構
5 搬送路
6 判別部
7 一時保留部
8 紙幣集積機構
9 収納部
10 金種別収納庫
11 紙幣分離集積機構
13 フィードローラ
14 リバースローラ
15 繰出ローラ
16 ボス部
16a、16b 端面
17、17a、17b、17c、31a、31b 舌片
18 舌片車
19 アーム
21a、21b 搬送ガイド
23 接続部
24、24a、24b、24c 舌片体
26 嵌合溝

Claims (7)

  1. 紙葉類の後端を叩く舌片と、該舌片を外周面から半径方向に突出させたボス部とを有する舌片車を備えた紙葉類集積機構において、
    複数の前記舌片を1組として前記舌片車に、複数組の舌片を設け、
    該複数組の舌片を、各組の舌片間を前記ボス部の軸方向に離間させ、前記ボス部の軸方向に並べて配置したことを特徴とする紙葉類集積機構。
  2. 請求項1において、
    前記1組の舌片を、2組設けたことを特徴とする紙葉類集積機構。
  3. 請求項1において、
    前記1組の舌片を、3組設けたことを特徴とする紙葉類集積機構。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記各組の舌片を、位相をずらせて配置したことを特徴とする紙葉類集積機構。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
    前記1組の舌片の、円周方向に隣合う2枚の舌片を円弧状の接続部で接続して舌片体を形成し、
    前記ボス部の端面に、前記舌片体の接続部および舌片の付根部を嵌合させる嵌合溝を設け、
    該嵌合溝の深さを、前記各組の舌片間が離間するように設定したことを特徴とする紙葉類集積機構。
  6. 請求項5において、
    前記1組の舌片を形成する舌片体を嵌合させる嵌合溝は、前記ボス部の一方の端面に形成され、他の1組の舌片を形成する舌片体を嵌合させる嵌合溝の少なくとも1つは、前記ボス部の他方の端面に形成されていることを特徴とする紙葉類集積機構。
  7. 紙葉類の後端を叩く矩形断面形状の舌片と、該舌片を外周面から半径方向に突出させたボス部とを有する舌片車を備えた紙葉類集積機構において、
    前記矩形断面形状を、その対角線で2等分した三角形状の断面形状を有する第1の舌片および第2の舌片を設け、
    該第1の舌片と第2の舌片とを、前記ボス部の同一円周上に交互に配置したことを特徴とする紙葉類集積機構。
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