JP2008080621A - 印刷システム及び複合端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】賞状等に印刷する場合、印刷位置を適正に設定することにより印刷位置の繰り返しの調整を不要とした印刷システムを提供する。
【解決手段】過去の賞状の書き換え箇所に枠線を書き込んだテンプレートをスキャナ装置4で読取り、枠線の読取情報から書き換え箇所の位置を抽出し、枠線内の読取情報から文字の大きさや濃さを抽出する。パーソナルコンピュータ2から書き換えを行う名前および日付のデータをプリンタ3に送信する。プリンタ3では、抽出された書き換え箇所の位置に名前および日付を、抽出された文字の大きさおよび濃さで印刷する。スキャナ装置4でテンプレートが傾いて読取られた場合は印刷位置を補正して印刷する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、予め決められたフォーマットや定型の書式を持つ用紙に名前や日付等の個別の文字を差し込んで印刷する印刷システム及び複合端末装置に関する。
予め決められたフォーマットや定型の書式を持つ用紙に名前や日付などの個別の文字を差し込んで印刷することを差し込み印刷というが、従来、差し込み印刷は、文字を配置する座標や領域、書体のフォーマットなどの共通データと、名前などの個別のデータとをそれぞれ持ち、共通データと個別データとを合成して印刷画像を得るようにしていた。
例えば、賞状を印刷する場合、名前や日付等の個別の印刷データはホスト装置から取得し、その他の共通する印刷情報はスキャナ装置で読取った情報を使用することにより印刷を行う。この場合オペレータの作業は次のとおりである。即ち、(1)オペレータはまず個別の印刷データを用意する。次に、(2)サンプルとなる賞状をスキャナ装置で読取ってパソコン上に取り込む。そして(3)画像合成用のソフトウェア上で読取った情報を表示し、そこでコピーの必要な部分は残し、要らない部分は印刷しないようにマスクし、さらに個別の印刷データを配置して座標を決定する。
次に(4)実際の賞状の台紙に印刷を行い、印刷された文字の位置を目で確認する。もし文字の位置がずれている場合、(5)印刷装置の印刷開始位置の調整などを行う。また印刷結果が良好である場合は、(6)残りの賞状について印刷を行う。
このように個別の印刷データとスキャナ装置で読取った共通のデータとを合成し、合成したデータを試し印刷して結果が良好である場合に正式にフォーマット用紙に印刷を行うものとして、例えば従来、特開2003−63087号公報に開示されるものがある。
特開2003−63087号公報
しかしながら上記のような作業を、専門的に行う業者は別として、たまにしか行わない者にとって、上記の作業、特に上記の(4)、(5)の作業を繰り返すことは煩雑を極めるものであった。即ち、従来においては、印刷書式を入力するなどの工程に加え、印刷位置の調整に試行錯誤を繰り返す工程があることによりオペレータの作業負担が大きいという問題があった。
そこで本発明は、印刷位置を適正に設定することにより印刷位置の繰り返しの調整を不要とした印刷システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、印刷すべき領域を示す所定の印しを付した原稿を読取る読取部を有する読取装置と、前記読取装置に接続され、台紙に印刷データを印刷する印刷装置とを有する印刷システムであって、前記読取部により前記原稿から読取られた前記所定の印しの読取データに基づいて前記印刷すべき領域を抽出する領域抽出手段と、前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、前記特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて前記印刷データを修正する修正手段と、前記台紙上の、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域に、前記修正手段により修正された印刷データを印刷することを特徴とするものである。
本発明によれば、領域抽出手段により印刷すべき領域を抽出し、台紙上の、抽出した印刷すべき領域に印刷データを印刷するようにしたので、オペレータが印刷結果を見て印刷位置を調整する必要のない印刷が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は第1の実施の形態の印刷システムを示すブロック図、図2は第1の実施の形態の印刷システムを示す構成図である。まず図2により第1の実施の形態の印刷システムの構成について説明する。
図2において、第1の実施の形態の印刷システム1は、上位の外部入力装置としてのパーソナルコンピュータ2、印刷装置としてのノンインパクト方式のプリンタ3および原稿の読取装置としてのフラットベッドタイプのスキャナ装置4から構成される。パーソナルコンピュータ2とプリンタ3は双方向通信が可能なインタフェースケーブル5で接続され、プリンタ3とスキャナ装置4も双方向通信が可能なインタフェースケーブル6で接続されている。
図1において、パーソナルコンピュータ2はプリンタ3に対して外部から印刷データ等を入力する機能を有する。プリンタ3は制御部11、フォントメモリ12および画像形成部13を備えている。制御部11はプリンタ3およびスキャナ装置4の動作全体を制御する機能を有するとともに、パーソナルコンピュータ2から入力される印刷データを構文解析し、逐次実行を行う機能を有し、CPU、ROM、RAM等により構成される。
フォントメモリ12は不揮発性のROMから構成され、記号、数字、カタカナ、ひらがな、漢字などのフォントデータを記憶する。画像形成部13は、電子写真方式の画像形成部であり、図示していないが、表面に静電潜像およびトナー画像が形成される感光ドラム、印刷データに従って感光ドラムを露光する印刷ヘッド、トナー画像を感光ドラムから媒体に転写する転写器、転写されたトナー画像を媒体に定着させる定着器等から構成される。
スキャナ装置4は読取部14、操作部15、領域設定部16、特徴抽出部17および記憶部18を具備している。読取部14は、所定の読取台にセットされた原稿に蛍光ランプ等の光を当て、原稿からの反射光をCCDセンサ等の受光素子で電気信号に変換し、その電気信号からイメージデータを得るものである。出力するイメージデータは階調のビットマップの形式となっている。
操作部15は、スキャナ装置4を動作させる際にオペレータが操作する部分であり、スキャナ装置4にセットされた後述するテンプレートの文字の向きを選択するための選択ボタンを有する。即ち、図3に示すように、操作部15には縦書き選択ボタン21と横書き選択ボタン22が設けられ、それぞれのボタンに対向して表示ランプ23、24が設けられている。縦書き選択ボタン21と横書き選択ボタン22は背反関係にあり、どちらか一方のみが選択されるようになっており、選択された方の選択ボタンの表示ランプが点灯し、選択されていることを表示する。なお図3はスキャナ装置の操作部を示す説明図である。
領域設定部16は、読取られたビットマップデータから連続したドットの集合を抽出し、切れ目のない連続した集合だけを閉領域として抽出する機能を有する。また閉領域を構成するドットから線分を抽出し、四隅の頂点を算出する機能を有し、算出した頂点の座標を矩形データとしてその領域内のイメージデータとともに記憶部18に格納する機能を有する。領域設定部16はCPU、ROM、RAM等により構成される。
特徴抽出部17は、後述するように、矩形によって指定された領域から文字を切り出し、文字の太さ、文字の濃度を抽出する機能を有し、CPU、ROM、RAM等により構成される。記憶部18は、一時的な記憶を行うアクセス速度の速いRAMから構成され、イメージデータの格納および後述する矩形データの記憶に用いる。
次に動作を説明するが、本実施の形態では賞状を印刷する動作を説明する。プリンタ3による印刷動作の前に事前の準備としてテンプレートの作成を行う。テンプレートは過去に作成された賞状に対して行う。図4は過去に作成された賞状を示す。この賞状31の受賞者31aおよび日付31bに対して矩形の枠線32a、32bを書き込むことにより図5に示すテンプレート33を作成する。枠線32a、32bは受賞者31aおよび日付31bを取り囲む位置に作成される。枠線32a、32bはスキャナ装置4が読取る位置を示すとともに、賞状を印刷する際の文字の配置位置を示すものである。賞状に枠線を直接書き込むことができない場合は透過性のあるフィルム等を用いてフィルムに枠線を書き込むようにすればよい。
図6は台紙を示す説明図である。台紙34には名前と日付以外の文字および飾り枠が印刷されており、本実施の形態ではこの台紙34に名前および日付を印刷することにより賞状としての印刷を行う。図7は完成した賞状を示す説明図である。図7に示すように、完成した賞状35には過去の賞状31とは異なる受賞者35aおよび日付35bが、過去の賞状31の受賞者31aおよび日付31bと同じ位置に印刷されている。
オペレータは作成したテンプレート33をスキャナ装置4にセットし、操作部15の縦書き選択ボタン21を押下する。即ち、過去の賞状31から作成したテンプレート33の文字は縦書きになっているため縦書き選択ボタン21を押下する。
一方、パーソナルコンピュータ2では賞状に印刷する受賞者と受賞の日付のリストを入力する。このリストを図8に示す。図8において、リスト36には受賞者の名前37と受賞日38が記載されている。このリストデータに基づいてパーソナルコンピュータ2は、内部において動作するドライバプログラムにより、印刷データを作成する。作成した印刷データを図9に示す。図9において、印刷データ39には、原稿読取命令40、受賞者リストデータ41、日付データ42およびリスト印刷命令43が含まれている。
次にプリンタ3の制御部11の動作を図10に示すフローチャートにしたがって説明する。図10は第1の実施の形態におけるプリンタの動作を示すフローチャートである。プリンタ3の制御部11はパーソナルコンピュータ2から印刷データ39を受信すると(ステップ1)、先頭から順に構文解析を行い、逐次実行する。次に制御部11は、印刷データ39の中に原稿読取命令40があるかどうか判断する(ステップ2)。
原稿読取命令40がないと判断した場合は、通常印刷となり、印刷データには文字の種類、文字の向き、配置する座標、文字の濃さなどの文字情報が記載されており、制御部11はこれらの文字情報を印刷データから抽出する(ステップ3)。次に制御部11は、受賞者リストデータ41により指定された文字コードと、ステップ3で得られた文字情報により、最も適合するフォントデータをフォントメモリ12から選択する。フォントデータは印刷データもしくは後述する矩形データに指定される座標へ配置する(ステップ4)。
画像形成部13は制御部11により形成されたイメージデータを電子写真方式により印刷する(ステップ5)。以上により通常印刷を終了する。
ステップ2において印刷データ39の中に原稿読取命令40があると判断した場合、制御部11はスキャナ装置4に対して原稿の読取を指示し(ステップ6)、読み取りが完了するまで待つ。ここでスキャナ装置4における原稿読取動作を図11に示すフローチャートに従って説明する。図11は原稿読取動作を示すフローチャートである。
スキャナ装置4においてまず読取部14は、セットされているテンプレート33を読取り、階調を持ったビットマップデータとして記憶部18へ格納する(ステップ11)。次に領域設定部16が、記憶部18に格納されたビットマップデータから矩形の個数、矩形の座標を抽出し、矩形データとして記憶部18に格納する(ステップ12)。ここで矩形とは、テンプレート33に記載された矩形の枠線32a、32bの全体を意味し、これらの枠線32a、32bの個数および座標が抽出される。
次に矩形抽出について図12のフローチャートに従ってまた図13を参照して具体的に説明する。図12は矩形抽出動作を示すフローチャート、図13は矩形抽出動作を示す動作説明図である。まず領域設定部16は、記憶部18から得られたイメージデータを、図13(a)に示すように、外周から走査し、見つかったドットを起点にしてその左右、上下、斜めの隣り合うドットがあるか判定する。隣り合うドットがあればそのドットを起点としてまた隣り合うドットがあるか判定する。これを繰り返し行い、最初の起点に戻ることができれば閉領域が存在するとする。閉領域の面積が所定の大きさより小さい場合は読取り誤差として無視する(ステップ21)。
例えば図13(a)に示すドット塊51の場合、図13(b)に示すように、最初に起点となるドット51aに隣り合うドットが連続して存在し、最終的に最初のドット51aに到達する場合は閉領域とする。また図13(a)に示すドット塊52のように、隣り合うドットがあっても最初のドットに戻ることがない場合は読取り誤差として無視する。
次に領域設定部16は、ステップ21で見つけた閉領域を構成する線の集合に着目し、あるY座標の範囲あるいはX座標の範囲に収まる集合を1つの線分とする(ステップ22)。例えば図13(c)に示すドット塊53は、あるY座標の範囲内に収まるドットの集合であり、このような場合は線分が存在するとする。
次に領域設定部16は、ステップ22で求めたそれぞれの線分の交点を求める。求められた交点は閉領域の四隅(頂点)の座標とする。得られた座標は矩形データとして記憶部18に格納される(ステップ23)。例えば図13(d)に示すドット塊53とドット塊54の交点としてドット55の座標が求められる。そして全ての線分の交点として、図13(e)に示すように、ドット55乃至58の座標が求められる。ドット55乃至58の座標をぞれぞれ(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、(X4、Y4)とすると、これらの座標が記憶部18に格納される。なお矩形データについては後述する。
次に領域設定部16は、閉領域の大きさを求める(ステップ24)。これは四隅の頂点の座標から求めることができる。求めた閉領域の大きさのデータは矩形データとして記憶部18に格納される。以上により矩形抽出動作(ステップ12)を終了する。
次にステップ13に移行し、抽出した矩形内の文字の特徴抽出を行う。文字の特徴抽出について図14のフローチャートに従ってまた図15を参照して具体的に説明する。図14は特徴抽出動作を示すフローチャート、図15は特徴抽出動作を示す動作説明図である。まず特徴抽出部17は、ステップ12で得られた矩形データ(データとして矩形の四隅の座標データがある)で示される閉領域のビットマップデータから、連結したドットの集合を1つの塊として切り出しを行う(ステップ31)。
次に特徴抽出部17は、ステップ31で切り出したドットの塊から水平に連続するドットの数をカウントし、連続するドットの数をそれぞれ累積する。その結果得られる累積値の最初のピークを文字の太さと推定する(ステップ32)。例えば図15(a)に示すように、「日」の文字の塊を切り出したとして、水平方向に連続するドットの数をカウントすると、図15(b)に示す累積値が得られる。このときY座標が同じドットの塊が複数個所ある場合は、それぞれ別にカウントする。図15(b)において例えば「2 13」、「2 2」は異なる箇所におけるそれぞれの累積値を示す。
図16は連続するドットの累積値を示すグラフである。図16において、累積値の最初のピークは累積値が「2」においてである。したがって最初のピークの累積値である「2」が切り出した文字の太さであるとする。なお水平に連続するドットの数をカウントするのは文字が縦書きである場合であり、文字が横書きの場合は垂直方向に連続するドットの数をカウントする。
次に特徴抽出部17は文字の大きさを判定する(ステップ33)。切り出した文字の大きさの判定について図15を用いて説明する。読取り解像度が150DPIの場合は、図15(a)に示す「日」の文字の垂直方向のドット数は22ドットとなる。1ドットが4×4の16ピクセルからなるものとすると、22(ドット)×4=88ピクセルからなる。読取り解像度が150DPIであれば、垂直方向の大きさは、(25.4/150)×88=14.9mmとなる。1ポイントは1/72(インチ)=0.353mmであるから、図15(a)に示す「日」の文字は、14.9/0.353=42.2(ポイント)となる。閉領域内に文字を収めるために小数点以下は切り捨てることとすると、「日」の文字は42ポイントであると判定される。
次に特徴抽出部17は、ステップ31で切り出されたドットの塊から、それぞれのドットの階調値を集計し、最も濃い階調のピーク値から文字の濃度を推定する(ステップ34)。推定した濃度値は矩形データとして記憶部18に格納される。
次に特徴抽出部17は、文字種の選択を行う(ステップ35)。図15(b)および図16に示す累積値に基づいて文字種を選択する。図15に示す例では、連続するドットの累積値の最初のピークを文字の太さと判定しているが、文字の太さと判定されたドット幅に基づいて文字種を選択する。図16はドット幅と文字種を対応させて格納してある文字種テーブルを示す。文字種テーブル61は記憶部18に予め格納されている。文字種テーブル61にしたがって選択すると、ドット幅が2ドットの場合の文字種は明朝体である。選択された文字種データは矩形データとして記憶部18に格納される。以上によりステップ13の特徴抽出動作を終了する。また以上によりスキャナ装置4における読取り動作を終了する。
以上の動作により矩形データが全てそろった形で記憶部18に格納される。図18に矩形データを示す。図18において、矩形データ62には、閉領域(矩形領域)の四隅の座標データ63、閉領域内の文字の大きさを示すデータ64、文字の太さを示すデータ65、文字の濃さを示すデータ66、文字の方向を示すデータ67および文字の種別を示すデータ68が含まれている。
プリンタ3の制御部11は、ステップ6における原稿読み取り指示による読取り動作が終了すると、スキャナ装置4の記憶部18に格納された矩形データ62を文字情報として取得する(ステップ7)。
次に制御部11は、矩形データ62から矩形領域の長手方向の線分の座標を解析し、各々の線分の角度を算出する。スキャナ装置4で原稿を読取ると、原稿が斜めに読取られる場合がある。斜めに読取られた場合、求められた座標データに基づいて名前等を印刷した場合、名前の位置がずれてしまう。
図19を用いて具体的に説明する。図19は読取った矩形領域の座標の補正動作を示す説明図である。図19(a)、(b)は読取ったテンプレート33が傾いていない場合を示し、この場合には得られた矩形データで示される領域に名前を印刷してもずれは生じない。しかしながら、図19(c)に点線で示すように、テンプレート33が斜めに読み取られた場合、矩形領域の座標がずれるので、そのずれた座標に基づいて設定した領域に名前を印刷すると、図19(d)に示すように、名前の位置が原稿(テンプレート)とずれてしまう。そのために矩形領域の座標を補正する必要がある。
矩形領域の各々の線分の角度は、矩形領域の四隅の座標値から求めることができる。次に、得られた各線分の角度の平均を求める。このとき極端にずれている角度はサンプルから除く。求めた平均の角度θをテンプレート33のずれ角とする。このずれ角θに基づいて矩形データ62の座標データ63の補正を行う(ステップ8)。
図19において具体的に説明する。まず角度θの求め方を説明すると、図19(e)において、読取って得た矩形領域の左上の座標を(X1'、Y1')、左下の座標を(X2'、Y2')とすると、矩形領域の長手方向の線の傾きθは、θ=tan−1{(Y1'−Y2')/(X1'−X2')}で求めることができる。次に求めた角度θから、傾きがない場合の矩形領域の座標を求める。
図19(f)において、傾きがないとした場合の矩形領域の左上の座標を(X1″、Y1″)とすると、X1″=cosθX1´+sinθY1´で、Y1″=sinθX1´+cosθY1´で求めることができる。他の隅の座標も同様に求めることができる。求めた座標データは矩形データ62に追記される。以上により矩形領域の座標の補正動作を終了する。
次に制御部11はステップ4へ進み、受賞者リストデータ41により指定された文字コードと、矩形データ62の文字情報により、最も適合するフォントデータをフォントメモリ12から選択する。フォントデータは矩形データ62に指定される座標へ配置される(ステップ4)。
なおここで矩形領域における文字の配置位置について説明する。矩形領域に対する文字の配置は、矩形領域の中心を求め、また文字列の中心を求めて、求めた両方の中心が一致するように文字列を配置する。図20を用いて説明する。図20(a)は矩形領域70を示し、図20(b)は文字列71を示す。矩形領域70の中心70aは四隅の座標から求めることができる。また文字列71の中心71aは、文字の大きさ及び文字数から演算で求める。文字列71の中心71aが矩形領域70の中心70aに一致するように配置する。
画像形成部13は制御部11により形成されたイメージデータを電子写真方式により印刷する(ステップ5)。これにより図7に示す賞状5が得られ、以上により読取り動作を伴う賞状の印刷を終了する。
以上のように第1の実施の形態によれば、枠線32a、32bを記載したテンプレート33を読み取り、読取って得た矩形領域情報およびその内部の文字情報から印刷データの印刷位置および印刷に必要な文字情報を得るようにしたので、試し印刷をすることなく、また例えば一旦読取ったデータをパーソナルコンピュータへ送信してパーソナルコンピュータの画面で印刷位置を指定するなどの工程を経ることなく、簡単な方法で賞状の印刷が可能となる。またテンプレートの読取時にずれがある場合でも、ずれ量を求めて枠線32a、32bの読取り座標を補正するので、適正な位置に印刷が可能となる。
次に第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態はユーザの利便性を向上させるために、テンプレートに描かれた枠線と枠線内の記号とを判別し、判別結果により、差し込み印刷をするかコピー印刷をするかという印刷の制御を変えるようにしたものである。図21は第2の実施の形態の印刷システムを示すブロック図である。
図21において、第2の実施の形態の印刷システム80は、第1の実施の形態と同様に、外部入力装置としてのパーソナルコンピュータ2、プリンタ3およびスキャナ装置81とから構成される。またパーソナルコンピュータ2及びプリンタ3の構成は第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態のスキャナ装置81は、読取部14、操作部15、領域設定部16、特徴抽出部17、記憶部18、画像認識部82および特徴データ記憶部83を具備している。
画像認識部82は、矩形によって指定された領域のビットマップデータからドットの集合を抽出し、それぞれ隣り合うドットのつながりからそれぞれ長さと角度を持った特徴データに変換する。1つの集合からは複数の特徴データが得られる。例えば、垂直に近い線分の数や、水平に近い線分の数、傾きを持った線分の数量などの文字や記号を固有に持つ特徴を得ることができる。こうして得た特徴と、特徴データ記憶部83に記憶された文字の特徴データをパターンマッチングにより評価し、最も似通ったものを文字や記号として認識する。
特徴データ記憶部83は不揮発性メモリからなり、各種の記号や数字、アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢字の持つ特徴データを記憶する。
第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、過去に作成した賞状からテンプレートを作成する。図22は過去に作成した賞状に対して、印刷データを印刷する位置を示す枠線を書き込んだテンプレートを示す。図22において、テンプレート84には、飾り枠を除いた全ての文字の印刷箇所に枠線85乃至90が書き込まれている。これらの枠線はスキャナ装置81が読取る位置を示すとともに、印刷を行うときの文字の配置位置を示す。
枠線85乃至90には2種類あり、一つはパーソナルコンピュータ2から送られる印刷データの文字の書き込み位置を指定するもので、もう一つはテンプレート84の画像をそのまま取り込み印刷することを指定するものである。前者の場合は枠線の中にさらに矢印の記号91、92を書き込んであり、この記号91、92の有無により前者と後者が区別される。図22の例では、枠線86および枠線89の中に記号91、92が書き込まれている。なお枠線または記号がテンプレートに直接書き込みできない場合は、透過性のあるフィルム等を用いてそこに枠線を書き込むようにするとよい。
図23は第2の実施の形態の台紙を示す説明図である。台紙93には飾り枠のみが印刷されており、本実施の形態ではこの台紙93にタイトル、受賞者名、敬称、本文、日付および授与者名を印刷することにより賞状としての印刷を行う。図24は印刷を完了した賞状を示す説明図である。図24に示すように、完成した賞状94には、図22に示すテンプレート84に使用した過去の賞状とは異なる受賞者名35aおよび日付35bが、テンプレート84に示す受賞者名および日付と同じ位置に印刷され、他の項目についてはテンプレート84に示す項目と同様に印刷されている。
印刷を始める前にオペレータは、図4に示す過去の賞状31に対して、図22に示す枠線85乃至90を記入し、さらに受賞者名の枠線86内および日付の枠線89内にそれぞれ印刷の向きと印刷開始位置を示す記号「↑」を書き込み、図22のようなテンプレート84を作成する。なお他の項目、即ち、タイトル、敬称、本文、授与者名については過去の賞状31と文言が同じなのでコピーするものとし、枠線85、87、88、90のみ書き込みを行う。オペレータは作成したテンプレート84をスキャナ装置81にセットする。
一方、パーソナルコンピュータ2では賞状に印刷する受賞者と受賞の日付のリストを入力する。このリストは図8に示す第1の実施の形態のものと同様である。このリストデータに基づいてパーソナルコンピュータ2は、内部において動作するドライバプログラムにより、印刷データを作成する。作成される印刷データは、図9に示す第1の実施の形態のものと同様である。
次に第2の実施の形態におけるプリンタ3の制御部11の動作を図25に示すフローチャートにしたがって説明する。図25は第2の実施の形態におけるプリンタの動作を示すフローチャートである。プリンタ3の制御部11はパーソナルコンピュータ2から印刷データ39(図9に示す)を受信すると(ステップ41)、先頭から順に構文解析を行い、逐次実行する。次に制御部11は、印刷データ39の中に原稿読取命令40があるかどうか判断する(ステップ42)。
原稿読取命令40があると判断した場合、制御部11はスキャナ装置81に対して原稿の読取を指示し(ステップ43)、読み取りが完了するまで待つ。ここでスキャナ装置81における原稿読取動作を図26に示すフローチャートに従って説明する。図26は原稿読取動作を示すフローチャートである。
スキャナ装置81においてまず読取部14は、セットされているテンプレート84を読取り、階調を持ったビットマップデータとして記憶部18へ格納する(ステップ51)。次に領域設定部16が、記憶部18に格納されたビットマップデータから矩形の個数、矩形の座標を抽出し、矩形データとして記憶部18に格納する(ステップ52)。矩形抽出動作は第1の実施の形態と同様に行われるので、ここでの詳しい説明は省略するが、この矩形抽出動作により、テンプレート84に記載された矩形の枠線85乃至90の個数および座標が抽出される。
次にステップ53に移行し、矩形内の記号の抽出を行う。この記号の抽出について図27に示すフローチャートにより詳細に説明する。図27は記号抽出動作を示すフローチャートである。まず画像認識部82は、ステップ52で得られた矩形の座標により示される領域のビットマップデータから連結したドットの集合をひとつの塊として切り出しを行う(ステップ61)。
次に画像認識部82は、切り出したドットの塊を線分のデータとして細分化し(ステップ62)、線分のベクトルから特徴抽出を行う(ステップ63)。ここで特徴とは、「垂直方向の線分があれば"1"」、「水平方向の線分があれば"2"」、「中心線の右側で中心線から下に向かう斜め線があれば"3"」、「中心線の左側で中心線から下に向かう斜めの線があれば"4"」、「中心線の右側で中心線から上に向かう斜め線があれば"5"」、「中心線の左側で中心線から上に向かう斜めの線があれば"6"」のように、文字の特徴を示す条件を用意し、これらに照らして合致する場合のみ得点化する。ここで中心線というのは、図28に示す中央の垂直線103を意味する。なお該当する線が存在しない場合は得点は"0"とする。図28は記号抽出の過程を示す説明図であり、図28にしたがって具体的に説明する。
図28はステップ61、61により得られた画像の例を示す。この画像から特徴抽出を行うと、図28の右側に示すように、垂直方向の線分があるので"1"が得点化され、水平線は存在しないので得点化されず、中心線の右側で中心線から下に向かう斜め線があるので"3"が得点化され、さらに中心線の左側で中心線から下に向かう斜め線があるので"4"が得点化される。そして得点化された結果が特徴データ記憶部83に格納されている特徴データとパターンマッチングされる(ステップ64)。
この場合、得点を加算した総得点を比較することによりマッチングを行う。得点付けした特徴項目を増加することにより、総得点が一致すれば特徴が一致する確立が高くなる。
図29は特徴データ記憶部83に予め格納されている特徴データを示す説明図である。特徴データ記憶部83には、テンプレート84に書き込まれる枠線内に記入される記号(矢印記号)の4通りのパターンが予め格納されている。図29(a)は上向きの垂直方向の矢印のパターンを示し、右側に上記のルールに従って得点化された結果が示されている。図29(b)は右向きの水平方向の矢印のパターンを示し、右側に得点化された結果を示す。図29(c)は左向きの水平方向の矢印のパターンを示し、右側に得点化された結果を示す。同様に、図29(d)は下向きの垂直方向の矢印のパターンを示し、右側に得点化された結果を示す。
図28に示す画像の得点化の結果を図29のいずれかのパターンの得点化の結果を比較すると、図29(a)のパターンの総得点と一致している。したがって図28に示す画像は、上向きの垂直の矢印を表わしていると判定される。このように記号の種類と向きの情報および記号の位置の情報を得ることができる。なおパターンマッチングは、「垂直方向の線分があれば"1"」や「中心線の右側で中心線から下に向かう斜め線があれば"3"」等の各特徴項目ごとに行い、全ての特徴項目が一致した場合に一致するパターンが存在すると判定してもよい。この場合には一致の精度が向上する。
次にステップ54において、記号を抽出した矩形領域があるかどうか判定する。ここで矩形領域から切り出したドットの塊の特徴が、図29に示すパターンのいずれとも一致しない場合は、矢印記号はその矩形領域内には存在しないものと判定される。枠線内から記号(矢印記号)を抽出した矩形領域がある場合には、その矩形領域内の文字の特徴抽出を行う(ステップ55)。
文字の特徴抽出については、第1の実施の形態と同様に行われるので、ここでの詳細な説明は省略する。この特徴抽出動作により、記号91、92を含む矩形領域86、89内の文字の太さ、文字の大きさ、文字の濃度および文字種が抽出される。また記号を抽出しない矩形領域については特徴抽出は行わない。
以上の動作により矩形データが全てそろった形で記憶部18に格納される。図30に矩形データを示す。図30において、矩形データ95には、全ての矩形領域に関するデータが含まれている。矩形領域データ96は、図22に示す枠線86の領域に関する情報であり、矩形領域データ97は枠線89の領域に関する情報である。これらの情報には、矩形領域の四隅の座標データ63、閉領域内の文字の大きさを示すデータ64、文字の太さを示すデータ65、文字の濃さを示すデータ66、文字の方向を示すデータ67および文字の種別を示すデータ68が含まれている。
矩形領域データ98は、図22に示す枠線85の領域に関する情報であり、この情報として矩形領域の四隅の座標データ63と領域内のビットマップデータ99が含まれている。その他の矩形領域データ100、101、102はそれぞれ枠線87、88、90の領域に関する情報であり、同様に矩形領域の四隅の座標データ63と領域内のビットマップデータ99とから成っている。
即ち、矩形データ95には、2種類のデータがあり、ひとつは文字の置き換えを行うためのデータ(符号96、97で示す)であり、もうひとつはコピーを行うためのデータ(符号98、100、101、102で示す)である。
次にプリンタ3の制御部11は、ステップ43における原稿読み取り指示による読取り動作が終了すると、スキャナ装置81の記憶部18に格納された矩形データ95を文字情報として取得する(ステップ44)。
次に制御部11は、矩形データ95から矩形領域の長手方向の線分の座標を解析し、各々の線分の角度を算出し、矩形データ95の座標データ63の補正を行う(ステップ45)。これは第1の実施の形態と同様に行われるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお座標データ63の補正は、文字の置き換えを行うための矩形領域データ96、97に対しても、またコピーを行うための矩形領域データ98、100、101、102に対しても行われる。
次に制御部11は、文字の置き換えを行うための矩形領域データ96、97に対して、図9に示す受賞者リストデータ41により指定される文字コードと、矩形領域データ96、97の文字情報により、最も適合するフォントデータをフォントメモリ12から選択する。フォントデータは矩形領域データ96、97に指定される座標へ配置する。
またコピーを行うための矩形領域データ98、100、101、102については、これらの矩形領域データ98、100、101、102により指定される座標に、これらの矩形領域データ98、100、101、102に含まれるそれぞれのビットマップデータを配置する。
画像形成部13は制御部11により形成されたイメージデータを電子写真方式により印刷する(ステップ47)。これにより図24に示す賞状94が得られ、以上により読取り動作を伴う賞状の印刷を終了する。
以上のように第2の実施の形態によれば、文字の置き換えを行うための矩形領域とコピーを行うための矩形領域とを区別し、文字の置き換えを行う矩形領域にはパーソナルコンピュータ2から送られる印刷データを印刷し、コピーを行う矩形領域にはスキャナ装置81により読取ったビットマップデータを印刷するようにしたので、文字の置き換えを行う必要のある項目がいくつあっても柔軟に対応することができ、また文字の置き換えを行う必要のない項目についてはコピーをするので、台紙として何も記載されていないもの或いは飾り枠のみ印刷されているものを使用することができ、台紙の選択の幅を広げることができる。そのため利用者には使い勝ってのよいものになる。
次に第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は第1の実施の形態で説明した矩形抽出に対して改良を加えたものである。前記2つの実施の形態では、矩形の枠線を書き込むことにより、完全に囲まれた矩形形状を形成し、その矩形の座標に基づいて印刷する文字の配置位置等を求めるようにした。この方法は文字の印刷位置を正確に指定することができるが、場合によっては左程印刷位置の正確さが要求されない場合もある。その場合にはより簡易な方法で領域を指定することが好ましい。第3の実施の形態はこの点に鑑みてなされたものである。
第3の実施の形態は、テンプレートに書き込む枠線をフリーハンドで書き込み可能としたものである。また記号(矢印記号)を書き込む必要のある場合には、枠線を書き込まずに記号のみを書き込み可能にしたものである。図31は受賞者の箇所にフリーハンドで枠線を書き込んだテンプレートを示す。
図13で説明した第1の実施の形態での矩形抽出方法に従って図31(a)に示すテンプレート110上の枠線111を走査すると、図31(b)に示すように、複数の直線112が抽出される。このように複数の線分112が抽出された場合は、図31(c)に示すように、枠線111を内包する最大の矩形113を仮の領域として設定する。
次にこの矩形113の4本の線分を矩形113の中心に向かって文字や記号に干渉しない位置までそれぞれ移動する。その結果、図31(d)に示すように、文字に隣接した矩形領域114が得られる。得られた矩形領域114は内部の文字に隣接しているが、矩形領域114に対する印刷文字の配置は、矩形領域114の中心を求め、また印刷文字列の中心を求めて、求めた両方の中心が一致するように文字列を配置するので、特に問題なく適正に印刷位置を設定することができる。
図32は枠線を書き込まないで記号(矢印記号)のみを書き込んだテンプレートを示す。ここでは枠線を書き込まれない場合に文字を含む領域を矩形領域として抽出する方法を説明する。図32(a)に示すテンプレート115には受賞者の名前の近傍に矢印の記号116が書き込まれている。この場合、閉領域を構成する線分はテンプレート115上にないので、図32(b)に示すように、テンプレート115全体を仮の矩形領域とする。
そしてテンプレート115全体の矩形領域において記号116の切り出しを行う。記号116の切り出しは、第2の実施の形態において図27乃至図29で説明したのと同様な方法で行う。記号116が抽出されると、図32(c)に示すように、記号116を中心に渦巻状にドットを検索し、文字の塊を探す。その結果、図32(d)に示すように、最初に検出した1文字の領域117を矩形領域とする。そしてこの矩形領域117における文字の座標や特徴を抽出する。
この場合、印刷文字の配置位置は矩形領域117の座標から算出される。矩形領域117の座標を基準にして所定の大きさを印刷領域に設定することにより、印刷位置が指定される。なおこの場合、コピーを行う矩形領域は抽出されないので、第1の実施の形態のように文字の置き換えを行う矩形領域を抽出するのに適用される。
以上のように第3の実施の形態によれば、フリーハンドで書き込んだ枠線を抽出するようにしたので、テンプレートの作成時における枠線の書き込みを非常に簡易にすることが可能になる。またテンプレート上に書き込まれた記号(矢印記号)を抽出することにより、矩形領域を設定するようにしたので、やはりテンプレートへの書き込みを簡易にすることができる。
本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態ではパーソナルコンピュータ2から印刷データを送るようにしているが、プリンタ3で印刷データを入力し、入力したデータを矩形領域で示される位置に印刷することにより、印刷データの作成を不要とすることができる。図面を用いて説明する。
図33は本発明の変形例を示すブロック図である。図33において、変形例の印刷システム120は、プリンタ121とスキャナ装置122とから構成され、パーソナルコンピュータは接続されていない。プリンタ121は、制御部11、フォントメモリ12、画像形成部13のほかに単語辞書123および操作部124が設けられている。単語辞書123は、文字入力に用いる文節変換用の単語を格納している。スキャナ装置122は、読取部14、操作部15、領域設定部16、特徴抽出部17、記憶部18、画像認識部82を具備している。
図34はプリンタ121の操作部124を示す。図34において、操作部124には、10インチ程度の大型表示画面125と8個のキーが具備されている。画面125の表示にしたがって表示項目を左右に移動させ、選択させることにより機能を指示する戻るキー126aおよび進むキー126b、同様に表示項目を上下に移動させるキー126c、126d、入力キー126e、中止キー126f、スキャナ装置122の動作を直接指示するコピーキー126gおよび読み取りを指示するスキャンキー126hが設けられている。
以上のように構成される印刷システム120において、まずオペレータはスキャナ装置122にテンプレートをセットし、操作部124のスキャンキー126hを押下する。この場合テンプレートは図5に示す第1の実施の形態と同様のテンプレート33とする。スキャンキー126hが押下されると、読取部14でテンプレート33の読み取りが開始され、第1の実施の形態と同様に図18に示す矩形データ62が作成され、記憶部18に格納される。
制御部11は、得られた矩形データ62の内容を操作部124の表示部125に表示する。ここでは図に示すように矩形データ62で指定される文字が表示される。また制御部11は、スキャナ装置122が画像認識した結果に基づいて、単語辞書123から相応しいと思われる単語を候補として操作部124の表示部125に表示する。
オペレータは、指示キー126a乃至126dを操作して表示項目を上下左右に移動させ、表示された候補の中から適切なものを選択する。このようにして表示された候補の中からの選択を繰り返し、すべての選択が完了すると、制御部11は画像形成部13での印刷を開始する。
以上のような変形例に拠れば、プリンタ121に単語辞書123を備えたことにより、印刷データを作成することなく、プリンタ121とスキャナ装置122だけで賞状の印刷を行うことができる。
また本発明はさらに他の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態ではパーソナルコンピュータ2とプリンタ3とスキャナ装置4とを接続したシステム構成としているが、これに限らず、プリンタ機能とスキャナ機能を有する複合端末装置および複写装置においても実現可能である。
また上記各実施の形態ではパーソナルコンピュータ2から印刷データを送るようにしているが、例えば、USB(ユニバーサルシリアルバス)インタフェース付きのメモリスティックを用いることもできる。予めメモリスティックに受賞者リストを記憶しておき、印刷時にプリンタのシリアルコネクタに接続する。プリンタの操作パネルにより受賞者リストを選択して印刷を行うようにする。このような携帯性に優れたメモリスティックを用いることにより、利便性を高めることができる。
第1の実施の形態の印刷システムを示すブロック図である。 第1の実施の形態の印刷システムを示す構成図である。 スキャナ装置の操作部を示す説明図である。 過去に作成された賞状を示す説明図である。 作成したテンプレートを示す説明図である。 台紙を示す説明図である。 印刷を行った賞状を示す説明図である。 受賞者と受賞の日付のリストを示す説明図である。 印刷データを示す説明図である。 第1の実施の形態におけるプリンタの動作を示すフローチャートである。 原稿読取動作を示すフローチャートである。 矩形抽出動作を示すフローチャートである。 矩形抽出動作を示す動作説明図である。 特徴抽出動作を示すフローチャートである。 特徴抽出動作を示す動作説明図である。 連続するドットの累積を示すグラフである。 文字種テーブルを示す説明図である。 矩形データを示す説明図である。 矩形領域の座標の補正動作を示す説明図である。 矩形領域における文字の配置位置を説明するための説明図である。 第2の実施の形態の印刷システムを示すブロック図である。 第2の実施の形態のテンプレートを示す説明図である。 第2の実施の形態における台紙を示す説明図である。 第2の実施の形態における印刷が完了した賞状を示す説明図である。 第2の実施の形態におけるプリンタの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における原稿読取動作を示すフローチャートである。 記号抽出動作を示すフローチャートである。 記号抽出の過程を示す説明図である。 特徴データ記憶部に格納されている特徴データを示す説明図である。 第2の実施の形態の矩形データを示す説明図である。 フリーハンドで枠線を書き込んだテンプレートを示す説明図である。 記号のみを書き込んだテンプレートを示す説明図である。 本発明の変形例を示すブロック図である。 変形例におけるプリンタの操作部を示す説明図である。
符号の説明
1、80、120 印刷システム
2 パーソナルコンピュータ
3 プリンタ
4、81 スキャナ装置
10 外部入力部
11 制御部
13 画像形成部
14 読取部
16 領域設定部
17 特徴抽出部
18 記憶部
82 画像認識部
83 特徴データ記憶部

Claims (11)

  1. 印刷すべき領域を示す所定の印しを付した原稿を読取る読取部を有する読取装置と、
    前記読取装置に接続され、台紙に印刷データを印刷する印刷装置とを有する印刷システムであって、
    前記読取部により前記原稿から読取られた前記所定の印しの読取データに基づいて前記印刷すべき領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて前記印刷データを修正する修正手段と、
    前記台紙上の、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域に、前記修正手段により修正された印刷データを印刷することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記所定の印しは前記印刷すべき領域を囲む矩形の枠線である請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域の傾きを修正する傾き修正手段を有し、前記傾き修正手段により傾きが修正された領域が前記台紙上に設定される請求項1または2記載の印刷システム。
  4. 前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像は文字画像であり、前記特徴抽出手段により抽出される特徴は文字画像のサイズおよび太さである請求項1、2または3記載の印刷システム。
  5. 前記特徴抽出手段により抽出された文字画像の特徴に基づいて前記印刷データのフォントを選択する選択手段を有する請求項4記載の印刷システム。
  6. 印刷すべき領域を示す所定の印しを付した原稿を読取る読取部を有する読取装置と、
    前記読取装置に接続され、台紙に印刷データを印刷する印刷装置とを有する印刷システムであって、
    前記読取部により前記原稿から読取られた前記所定の印しの読取データに基づいて前記印刷すべき領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内において所定の記号を抽出する記号抽出手段と、
    前記記号抽出手段により前記所定の記号を抽出した場合に、前記特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて前記印刷データを修正し、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域を前記台紙上に設定し、該設定された領域に、前記修正された印刷データを印刷し、
    前記記号抽出手段により前記所定の記号を抽出しない場合に、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域を前記台紙上に設定し、該設定された領域に前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像を印刷することを特徴とする印刷システム。
  7. 前記所定の印しは自由曲線であり、前記領域抽出手段は前記自由曲線を内包する領域を抽出し、
    前記特徴抽出手段は前記自由曲線を内包する領域内の画像の特徴を抽出し、
    前記領域抽出手段は、前記特徴抽出手段が抽出した画像に近接する位置に前記領域を狭める請求項1記載の印刷システム。
  8. 前記領域抽出手段は、前記所定の印しの抽出位置を起点にして画像を検索し、検索した画像を含む領域を印刷すべき領域として抽出する請求項1記載の印刷システム。
  9. 印刷すべき領域を示す所定の印しを付した原稿を読取る読取部を有する読取装置と、
    前記読取装置に接続され、台紙に印刷データを印刷する印刷装置とを有する印刷システムであって、
    前記読取部により前記原稿から読取られた前記所定の印しの読取データに基づいて前記印刷すべき領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内において所定の記号を抽出する記号抽出手段と、
    前記印刷装置に印刷データを入力する入力手段と、
    文字入力のための文節変換用の単語を格納した単語辞書とを設け、
    前記記号抽出手段により前記所定の記号を抽出した場合に、前記特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて前記単語辞書から印刷データの候補となる単語を表示し、前記入力手段により表示された候補のいずれかを選択し、選択された印刷データを印刷し、
    前記記号抽出手段により前記所定の記号を抽出しない場合に、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域を前記台紙上に設定し、該設定された領域に前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像を印刷するすることを特徴とする印刷システム。
  10. 印刷すべき領域を示す所定の印しを付した原稿を読取る読取部と、台紙に印刷データを印刷する印刷部とを有する複合端末装置であって、
    前記読取部により前記原稿から読取られた前記所定の印しの読取データに基づいて前記印刷すべき領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて前記印刷データを修正する修正手段と、
    前記台紙上の、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域に、前記修正手段により修正された印刷データを印刷することを特徴とする複合端末装置。
  11. 印刷すべき領域を示す所定の印しを付した原稿を読取る読取部と、台紙に印刷データを印刷する印刷部とを有する複合端末装置であって、
    前記読取部により前記原稿から読取られた前記所定の印しの読取データに基づいて前記印刷すべき領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内において所定の記号を抽出する記号抽出手段と、
    前記印刷装置に印刷データを入力する入力手段と、
    文字入力のための文節変換用の単語を格納した単語辞書とを設け、
    前記記号抽出手段により前記所定の記号を抽出した場合に、前記特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて前記単語辞書から印刷データの候補となる単語を表示し、前記入力手段により表示された候補のいずれかを選択し、選択された印刷データを印刷し、
    前記記号抽出手段により前記所定の記号を抽出しない場合に、前記領域抽出手段により抽出された前記印刷すべき領域を前記台紙上に設定し、該設定された領域に前記原稿における前記領域抽出手段により抽出された領域内の画像を印刷するすることを特徴とする複合端末装置。
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