JP2008079651A - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのストラップホルダーを備えているだけであるにもかかわらず、ストラップの連結箇所を筐体の右側と左側とから選択することを可能にする。ストラップホルダーに電源スイッチの切替え機能などを具備させてユーザにとっての使い勝手を向上させる。
【解決手段】筐体1に2つの操作ボタン21,22を設けて右利きユーザでも左利きユーザでも操作ボタン21,22を違和感なく押し込めるようにする。2つの操作ボタン21,22に互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段を有する。ストラップホルダーを、筐体1を貫通して配備したスライドレバー3によって構成し、その一端部と他端部とにストラップの連結部35,36を設ける。スライドレバー3が中立位置から左位置又は右位置にスライドしたことを検出して上記電源回路をオフからオンに切り替える電源スイッチSなどを具備させる。
【選択図】図2
【解決手段】筐体1に2つの操作ボタン21,22を設けて右利きユーザでも左利きユーザでも操作ボタン21,22を違和感なく押し込めるようにする。2つの操作ボタン21,22に互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段を有する。ストラップホルダーを、筐体1を貫通して配備したスライドレバー3によって構成し、その一端部と他端部とにストラップの連結部35,36を設ける。スライドレバー3が中立位置から左位置又は右位置にスライドしたことを検出して上記電源回路をオフからオンに切り替える電源スイッチSなどを具備させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ユーザが右利きであっても左利きであってもモード選択ボタンを違和感なく操作することが可能であると共に、手提げ用などとして利用されるストラップの連結箇所を、筐体の左右の片側と他側とから任意に選択することのできる携帯型電子機器に関する。
小型軽量なボイスレコーダなどの携帯型電子機器では、それを持ち歩いたりするときの落下事故を防ぐことなどのためにその筐体にストラップを連結しておき、そのストラップを手に持ったり腕に通したりして不慮の落下事故を防ぐことが多い。この種の携帯型電子機器において、筐体に設けられるストラップホルダーは、たとえば筐体の右側1箇所だけにビス止めなどの手段で容易に脱落しないように強固に取り付けられていて、ユーザはそのようなストラップホルダーの連結部にストラップを連結していた。
一方、ユーザが右利きであっても左利きであってもモード選択ボタンを違和感なく操作することを可能にするための技術として、筐体の左右対称な2箇所に操作ボタンをそれぞれ配備しておき、それらの操作ボタンの一方だけにモード選択ボタンとしての機能を付与することができるようにするものが提案されていた(たとえば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。そして、特許文献1には、モード選択ボタンの機能を付与されない他方の操作ボタンに、メニューをモニターに表示させるためのメニューボタンとしての機能を付与することが開示され、特許文献3には、印刷モードを設定するための機能を付与することが開示されている。
特開2004−78080号公報
特開2004−340991号公報
特開2003−153052号公報
しかしながら、従来の携帯型電子機器のように、ストラップホルダーが筐体の右側1箇所だけに取り付けられているものでは、ユーザにとってはストラップを筐体の右側に連結せざるを得ないことになり、仮に筐体の左側にストラップを連結することが便利な場合でもそうすることができないという不便があった。たとえば、ボイスレコーダを木の枝などに吊り下げて小鳥の鳴き声を録音したりする場合に、筐体の左側にストラップが連結されていると集音マイクの向きやモニターの向きを一方向に特定することが容易であるけれども、筐体の右側にストラップが連結されているとそれらの向きを特定することが困難になることがある。
また、上掲の各特許文献に記載されているような右利き左利き両用の機器では、ユーザがその利き手に応じてストラップの連結箇所を携帯型電子機器の右側や左側に選択できるものであることが望まれる。
本発明は、以上の状況の下でなされたものであり、1つのストラップホルダーを備えているだけであるにもかかわらず、ストラップの連結箇所を筐体の右側と左側とから任意に選択することが可能になり、しかも、そのストラップホルダーに電源スイッチの切替え機能などを具備させてユーザにとっての使い勝手を向上させることのできる携帯型電子機器を提供することを目的とする。
これに加え、本発明は、ストラップホルダーの操作を通じて左右の操作ボタンの1つに特定のモードを選択し得る機能を付与する一方で、他の1つの操作ボタンに、他のモードを選択する機能を付与することが可能になる携帯型電子機器を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、当該携帯型電子機器で発生した余剰電荷を除去する操作をユーザが任意に行うことのできる機能を付与することによって、取扱い時の安全性を高めることのできる携帯型電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯型電子機器は、筐体に配備されてその筐体を把持した手の指で押し込まれる第1及び第2の2つの操作ボタンと、上記筐体に設けられてストラップが連結されるストラップホルダーと、電源回路と、を備えている。
そして、上記ストラップホルダーが、上記筐体に中立位置とその中立位置の片側の左位置とその中立位置の他側の右位置との相互間でスライド可能に取り付けられた横長のスライドレバーによって構成されていると共に、このスライドレバーの中立位置で上記筐体の左方に突き出る第1連結部及び上記筐体の右方に突き出る第1連結部が当該スライドレバーの両端部に各別に備わり、上記スライドレバーが上記中立位置から左位置又は右位置にスライドしたことを検出して上記電源回路をオフからオンに切り替える電源スイッチと、この電源回路のオン時に上記スライドレバーが左位置にあるか右位置にあるかを検出するレバー位置検出手段と、このレバー位置検出手段によって検出されたスライドレバーの位置に応じて第1又は第2の上記操作ボタンに互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段とが追加されている。
この構成であると、ストラップホルダーを構成しているスライドレバーを中立位置に位置させて筐体の左方に突き出ている第1連結部及び右方に突き出ている第2連結部のうちの一方を選択し、そのように選択した連結部にストラップを連結することによって、ユーザ自身がストラップを筐体の左側に連結するか右側に連結するかを自由に選べるようになる。また、電源スイッチが上記スライドレバーの中立位置からの位置の変化に基づいて動作するようになっているので、電源スイッチ操作用のボタンを別途設ける必要がなくなってそれだけ必要部品点数が削減される。さらに、スライドレバーが左位置に位置しているか右位置に位置しているかに基づいて、第1又は第2の2つの操作ボタンに互いに異なるモードを選択する機能が割り当てられるので、右利きのユーザにとっても左利きのユーザにとっても、たとえば利き手で操作する操作ボタンに使用頻度の高いモードを割り当てて当該携帯型電子機器の使い勝手を高めることが可能になるという利点もある。
本発明では、上記スライドレバーが左位置又は右位置から中立位置にスライドして復帰したときに、上記電源回路のオン時に蓄電した電荷を放電させるための放電手段が追加されているという構成を採用することが可能である。この構成を採用すると、スライドレバーが中立位置に復帰させることによって電源回路のオフ時に蓄電した電荷が自然に放電されてしまうために、当該携帯型電子機器の取扱い上の安全性が向上するという利点がある。
本発明では、上記スライドレバーが上記筐体の上部でその筐体を貫通して配備されていると共に、そのスライドレバーの上記第1連結部は、当該スライドレバーが中立位置から右位置にスライドしたときに筐体に収容され、かつ、そのスライドレバーの上記第2連結部は、当該スライドレバーが中立位置から左位置にスライドしたときに筐体に収容されるようになっていることが望ましい。この構成であると、電源回路のオン時には、第1又は第2の連結部のうちの一方が筐体に収容されてしまうために、スライドレバーがモード選択ボタンの押込み操作のじゃまになるといった事態が生じにくくなって当該携帯型電子機器の使い勝手が向上する。また、スライドレバーを筐体の上部でその筐体を貫通して配備させてあることにより、筐体の外側にスライドレバーを配備する必要がなくなって、当該携帯型電子機器の外観デザインをすっきりとしたものに仕上げやすいという利点もある。
本発明に係る携帯型電子機器は、次の構成を採用することによっていっそう具体化される。すなわち、筐体に配備されてその筐体を把持した手の指で押し込まれる第1及び第2の2つの操作ボタンと、上記筐体に設けられてストラップが連結されるストラップホルダーと、電源回路と、を備え、上記ストラップホルダーが、上記筐体の上部でその筐体を貫通して配備され、かつ、中立位置とその中立位置の片側の左位置とその中立位置の他側の右位置との相互間でスライド可能に取り付けられた横長のスライドレバーによって構成されていると共に、このスライドレバーの中立位置で上記筐体の左方に突き出る第1連結部及び上記筐体の右方に突き出る第1連結部が当該スライドレバーの両端部に各別に備わり、そのスライドレバーの上記第1連結部は、当該スライドレバーが中立位置から右位置にスライドしたときに筐体に収容され、かつ、そのスライドレバーの上記第2連結部は、当該スライドレバーが中立位置から左位置にスライドしたときに筐体に収容されるようになっており、上記スライドレバーが上記中立位置から左位置又は右位置にスライドしたことを検出して上記電源回路をオフからオンに切り替える電源スイッチと、この電源回路のオン時に上記スライドレバーが左位置にあるか右位置にあるかを検出するレバー位置検出手段と、このレバー位置検出手段によって検出されたスライドレバーの位置に応じて第1又は第2の上記操作ボタンに互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段と、上記スライドレバーが左位置又は右位置から中立位置にスライドして復帰したときに上記電源回路のオン時に蓄電した電荷を放電させるための放電手段とが、追加されていて、その放電手段が、上記スライドレバーに設けられた接片と、そのスライドレバーと共に移動する上記接片が離接する接点と、を備えている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この発明の作用は、後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本発明によると、ユーザが右利きであるか左利きであるかに関係なく、ストラップの連結箇所をユーザにとって都合のよい筐体の右側又は左側に定めることができるようになるので、ユーザにとって携帯に便利で使い勝手のよい携帯型電子機器を提供することが可能になる。しかも、ストラップホルダーをスライドレバーによって構成し、そのスライドレバーのスライド動作に連動させて、電源スイッチを動作させたり、2つの操作ボタンによって選択される動作モードを選択させ得るように構成したので、電源スイッチの操作部材や動作モードを定めるための操作部材などを別途設ける必要がなくなって当該携帯型電子機器の外観デザインをすっきりとしたものに仕上げやすくなる。また、2つの操作ボタンのそれぞれの動作モードが、ストラップの連結箇所との関係で定まる構成を採用したことにより、右利きのユーザにとっても左利きのユーザにとっても使い勝手のよい携帯型電子機器を提供することができるようになる。
図1は本発明の実施携帯に係る携帯型電子機器の一例であるボイスレコーダを例示した正面図、図2、図3及び図4は同携帯型電子機器の要部を一部破断して示した拡大正面図である。また、図5はストラップホルダーとしてのスライドレバー3の取付構造などを示した概略図、図6は位置決め機構4の説明図、図7は放電回路の構成図、図8は放電回路71のオン状態説明図、図9及び図10は放電回路71のオフ状態説明図である。さらに、図11〜図3はレバー位置検出手段8などを例示した説明図、図14は動作手順を例示したブロック図である。
図1に例示したボイスレコーダとしての携帯型電子機器は、筐体1にストラップ100が装備されているほか、第1操作ボタン21及び第2操作ボタン22、動作モードなどを表示させるためのモニター14などを備えている。
図2〜図4のように、第1操作ボタン21及び第2操作ボタン22は筐体1の上部外面の左右対称位置に配備されていて、これらの操作ボタン21,22を選択的に操作することによって、録音、再生、モニター表示切替え、タイマー設定などの各種の動作モードが適宜切替えられる。また、筐体1には、ストラップホルダーとしての横長のスライドレバー3が取り付けられている。このスライドレバー3は、筐体1の左右に設けられた孔部12,13に挿通されていることによって、その筐体1の上部でその筐体1を貫通して配備されていると共に、図2に示した中立位置と、図3に示した中立位置の片側の左位置と、図4に示した中立位置の他側の右位置と、の3位置相互間でスライド可能である。そして、図5又は図6に示した位置決め機構4によってスライドレバー3が中立位置と左位置と右位置との3位置でそれぞれ位置決めされるようになっている。しかも、スライドレバー3は、中立位置に位置しているときに、図2のように左側の端部が筐体1の左方に突き出し、かつ、右側の端部が筐体1の右方に突き出す程度の長さを有している。そして、中立位置で筐体1の左方に突き出ている端部がストラップ第1連結部(第1連結部)35とされ、右位置で筐体1の右方に突き出ている端部がストラップ第2連結部(第2連結部)36とされている。また、このスライドレバー3は、左位置では第2連結部36の全部が図3のように筐体1に収容され、右位置では第1連結部35の全部が図4のように筐体1に収容される長さに定められている。
図6に拡大して示したように、位置決め機構4は、筐体1側に設けられた3つの横並びの谷形部41,42,43と、スライドレバー3側に設けられた弾性梁部31と、この弾性梁部31に具備された1つの山形部32とを備えている。そして、図示のように、山形部32が中央の谷形部41に嵌り込むことによってスライドレバー3が中立位置に位置決めされる。これに対し、スライドレバー3が中立位置から左方にスライドされると、山形部32が弾性梁部31を撓ませながら中央の谷形部41から抜け出して左側の谷形部42に嵌り込み、スライドレバー3が中立位置から右方にスライドされると、山形部32が弾性梁部31を撓ませながら中央の谷形部41から抜け出して右側の谷形部43に嵌り込む。そして、山形部32が左側の谷形部42に嵌り込むことによってスライドレバー3が左位置に位置決めされ、山形部32が右側の谷形部43に嵌り込むことによってスライドレバー3が右位置に位置決めされる。しかも、スライドレバー3の両端部近傍箇所にはそれぞれ鍔形のストッパ33,34が備わっていて、スライドレバー3が左位置に位置しているときには、左側のストッパ33が図3のように筐体1の左側の側壁内面に当接し、スライドレバー3が右位置に位置しているときには、右側のストッパ34が図4のように筐体1の右側の側壁内面に当接するようになっていて、この作用によってスライドレバー3の左位置及び右位置での位置決めが確実に行われる。また、スライドレバー3のスライド動作が、図5に示した2箇所のガイド機構5によって左右方向に案内されるようになっている。これらのガイド機構5は、筐体1側に設けられたガイドピン51を、スライドレバー3側に設けられている水平長孔状のガイド孔52にスライド自在に嵌め込んでなる。
図5のように、スライドレバー3の上側に、動作モード選択回路を備える細長い配線基板6が水平に配備されていて、その配線基板6には図7に示した放電回路71が形成されている。また、配線基板6とスライドレバー3とには、図示していない電源回路のオン状態とオフ状態とを切り替える電源スイッチSと、スライドレバー3が中立位置から左に動いたか右に動いたかを検出するためのレバー位置検出手段8が配備されている。
図11〜図13に例示したように、電源スイッチSは、配線基板6とスライドレバー3とにそれぞれ搭載されている一対のスイッチ要素S1,S2でなり、スライドレバー3が中立位置に位置しているときには、図11のように一対のスイッチ要素S1,S2が近接位置で対峙して上記電源回路がオフ状態に保持されるのに対し、スライドレバー3が左位置や右位置に位置しているときには、図12又は図13のように、一対のスイッチ要素S1,S2が左又は右に位置ずれして離間することにより上記電源回路がオン状態に保持される。また、レバー位置検出手段8は、スライドレバー3に搭載された可動要素81と、配線基板6に互いに離れて搭載された2つの固定要素82,83とを備えていて、図11のように可動要素81が2つの固定要素82,83の中間に位置している状態では、スライドレバー3が中立位置に位置していることを検出し、図12のように可動要素81が左側の固定要素82に近接して対峙することによってスライドレバー3が左位置に位置していることを検出し、図13のように可動要素81が右側の固定要素83に近接して対峙することによってスライドレバー3が右位置に位置していることを検出する。ここで、上記したスイッチ要素S1,S2、可動要素81、固定要素82,83には、磁力を利用した近接スイッチ、光学スイッチ、リミットスイッチなどを用いることが可能である。
この実施形態の携帯型電子機器には、上記したレバー位置検出手段8によって検出されたスライドレバー3の位置に応じて第1又は第2の上記操作ボタン21,22に互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段(不図示)と、上記電源回路がオンからオフに切り替わったときに蓄積されている電荷を放電させるための放電手段7とを備えている。
このうち、制御手段にはマイコンが用いられる。また、放電手段7は、図7の放電回路71と、スライドレバー3に取り付けられて上記放電回路71の常開接点72,73を開閉する接片75(図5参照)とを備えている。そして、スライドレバー3が中立位置に位置しているときには、図8のように接片75が放電回路71の常開接点72,73に接触してその放電回路71をオン動作させる一方、スライドレバー3が左位置に位置しているときや右位置に位置しているときには、図9又は図10のように接片75が常開接点72,73から離れて放電回路71をオフ動作させる。なお、放電回路71には、コンデンサーに接続された電極74が備わっている。また、上記制御手段は、レバー位置検出手段8によって検出されたスライドレバー3の位置に応じて第1又は第2の上記操作ボタンに互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる作用を発揮するように構成されていて、この実施形態では、右側の操作ボタン21に録音開始モードを選択する機能が割り当てられたときには、左側の操作ボタン22に録音レベル切替えモードを選択する機能が割り当てられ、左側の操作ボタン22に録音開始モードを選択する機能が割り当てられたときには、右側の操作ボタン21に録音レベル切替えモードを選択する機能が割り当てられるようになっている。また、録音レベル切替えモードでは、図2〜図4に示したモニター14に録音レベルの選択に役立つ表示がなされる。
以上のように構成されている携帯型電子機器において、右利きのユーザにとって、図2のようにスライドレバー3の第1連結部35にストラップ100を連結した場合には、たとえば、右側の操作ボタン21に録音開始モード選択ボタンとしての機能が割り当てられる。この場合の動作手順を図14を参照して説明する。
スライドレバー3が中立位置から左位置にスライドされると、図12のように電源スイッチSの一対のスイッチ要素S1,S2が位置ずれして離間することにより電源回路がオン状態に保持される(ステップS1,S2)。また、図12のようにレバー位置検出手段8の可動要素81が左側の固定要素82に対峙することにより、スライドレバー3が左に動いたことが検出され(ステップS3)、さらに制御手段によって右側の操作ボタン21に録音開始モード選択ボタンとしての機能が割り当てられ、左側の操作ボタン22に録音レベル切替えモード選択ボタンとしての機能が割り当てられる(ステップS4)。したがって、ユーザは、筐体1を掴んだ右手の指で右側の操作ボタン21を押し込んで録音を開始することができる。
これに対し、左利きのユーザにとって、図4のようにスライドレバー3の第2連結部36にストラップ100を連結した場合には、たとえば、上記制御手段によって左側の操作ボタン22に録音開始モード選択ボタンとしての機能が割り当てられる。この場合の動作手順を図14を参照して説明する。スライドレバー3が中立位置から右位置にスライドされると、図13のように電源スイッチSの一対のスイッチ要素S1,S2が位置ずれして離間することにより電源回路がオン状態に保持される(ステップS1,S2)。また、図13のようにレバー位置検出手段8の可動要素81が右側の固定要素83に対峙することにより、スライドレバー3が右に動いたことが検出され(ステップS3)、さらに制御手段によって左側の操作ボタン21に録音開始モード選択ボタンとしての機能が割り当てられ、右側の操作ボタン21に録音レベル切替えモード選択ボタンとしての機能が割り当てられる(ステップS4)。したがって、ユーザは、筐体1を掴んだ左手の指で左側の操作ボタン22を押し込んで録音を開始することができる。
また、右利きのユーザにとっても左利きのユーザにとっても、スライドレバー3を中立位置から左又は右にスライドさせたときには、図9又は図10のように放電回路71の常開接点72,73から接片75が離れて配線基板6に余剰の電荷が蓄えられることになる。しかしながら、スライドレバー3を中立位置に復帰させたときには、図8のように放電回路71の常開接点72,73に接片75が接触して余剰の電荷が放電される。そのため、当該携帯型電子機器の使用によって蓄積された余剰の電荷に起因してユーザが感電したり配線基板6に搭載されている電気電子部品が損傷を受けるといったおそれがなくなる。
1 筐体
3 スライドレバー(ストラップホルダー)
8 レバー位置検出手段
21 第1操作ボタン
22 第2操作ボタン
35 第1連結部
36 第2連結部
72,73 常開接点(接点)
75 接片
100 ストラップ
S 電源スイッチ
3 スライドレバー(ストラップホルダー)
8 レバー位置検出手段
21 第1操作ボタン
22 第2操作ボタン
35 第1連結部
36 第2連結部
72,73 常開接点(接点)
75 接片
100 ストラップ
S 電源スイッチ
Claims (4)
- 筐体に配備されてその筐体を把持した手の指で押し込まれる第1及び第2の2つの操作ボタンと、上記筐体に設けられてストラップが連結されるストラップホルダーと、電源回路と、を備え、
上記ストラップホルダーが、上記筐体の上部でその筐体を貫通して配備され、かつ、中立位置とその中立位置の片側の左位置とその中立位置の他側の右位置との相互間でスライド可能に取り付けられた横長のスライドレバーによって構成されていると共に、このスライドレバーの中立位置で上記筐体の左方に突き出る第1連結部及び上記筐体の右方に突き出る第1連結部が当該スライドレバーの両端部に各別に備わり、そのスライドレバーの上記第1連結部は、当該スライドレバーが中立位置から右位置にスライドしたときに筐体に収容され、かつ、そのスライドレバーの上記第2連結部は、当該スライドレバーが中立位置から左位置にスライドしたときに筐体に収容されるようになっており、
上記スライドレバーが上記中立位置から左位置又は右位置にスライドしたことを検出して上記電源回路をオフからオンに切り替える電源スイッチと、この電源回路のオン時に上記スライドレバーが左位置にあるか右位置にあるかを検出するレバー位置検出手段と、このレバー位置検出手段によって検出されたスライドレバーの位置に応じて第1又は第2の上記操作ボタンに互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段と、上記スライドレバーが左位置又は右位置から中立位置にスライドして復帰したときに上記電源回路のオン時に蓄電した電荷を放電させるための放電手段とが、追加されていて、その放電手段が、上記スライドレバーに設けられた接片と、そのスライドレバーと共に移動する上記接片が離接する接点と、を備えていることを特徴とする携帯型電子機器。 - 筐体に配備されてその筐体を把持した手の指で押し込まれる第1及び第2の2つの操作ボタンと、上記筐体に設けられてストラップが連結されるストラップホルダーと、電源回路と、を備え、
上記ストラップホルダーが、上記筐体に中立位置とその中立位置の片側の左位置とその中立位置の他側の右位置との相互間でスライド可能に取り付けられた横長のスライドレバーによって構成されていると共に、このスライドレバーの中立位置で上記筐体の左方に突き出る第1連結部及び上記筐体の右方に突き出る第1連結部が当該スライドレバーの両端部に各別に備わり、
上記スライドレバーが上記中立位置から左位置又は右位置にスライドしたことを検出して上記電源回路をオフからオンに切り替える電源スイッチと、この電源回路のオン時に上記スライドレバーが左位置にあるか右位置にあるかを検出するレバー位置検出手段と、このレバー位置検出手段によって検出されたスライドレバーの位置に応じて第1又は第2の上記操作ボタンに互いに異なるモードを選択する機能を割り当てる制御手段とが追加されていることを特徴とする携帯型電子機器。 - 上記スライドレバーが左位置又は右位置から中立位置にスライドして復帰したときに、上記電源回路のオン時に蓄電した電荷を放電させるための放電手段が追加されている請求項2に記載した携帯型電子機器。
- 上記スライドレバーが上記筐体の上部でその筐体を貫通して配備されていると共に、そのスライドレバーの上記第1連結部は、当該スライドレバーが中立位置から右位置にスライドしたときに筐体に収容され、かつ、そのスライドレバーの上記第2連結部は、当該スライドレバーが中立位置から左位置にスライドしたときに筐体に収容されるようになっている請求項2又は請求項3に記載した携帯型電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006259872A JP2008079651A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 携帯型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006259872A JP2008079651A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 携帯型電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008079651A true JP2008079651A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39351117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006259872A Pending JP2008079651A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 携帯型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008079651A (ja) |
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2006
- 2006-09-26 JP JP2006259872A patent/JP2008079651A/ja active Pending
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