JP2010056945A - コントロール装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器とコントロール装置本体を電気的に接続する接続部材がコントロール装置本体から簡単に外れないようにすること。
【解決手段】コントロール装置は、装置本体2と、接続部材3を備えている。接続部材3は、ケーブル11の一端にコネクタが設けられ、他端にジャック13が設けられており、ジャック13の先端部に係合部14を有している。装置本体2は、開口部を有する筐体21と、プラグ66と、係止部材67を有している。プラグ66は、先端が開口部に臨むように筐体21の内部に配置され、接続部材3のジャック13が着脱可能に接続される。係止部材67は、プラグ66に接続したジャック13を回転させることにより、係合部14と係合してジャック13がプラグから外れることを阻止する。
【選択図】図12
【解決手段】コントロール装置は、装置本体2と、接続部材3を備えている。接続部材3は、ケーブル11の一端にコネクタが設けられ、他端にジャック13が設けられており、ジャック13の先端部に係合部14を有している。装置本体2は、開口部を有する筐体21と、プラグ66と、係止部材67を有している。プラグ66は、先端が開口部に臨むように筐体21の内部に配置され、接続部材3のジャック13が着脱可能に接続される。係止部材67は、プラグ66に接続したジャック13を回転させることにより、係合部14と係合してジャック13がプラグから外れることを阻止する。
【選択図】図12
Description
本発明は、ケーブルを介して電子機器と電気的に接続され、その電子機器を操作することができるコントロール装置に関する。
近年、ビデオカメラと電気的に接続され、そのビデオカメラの録画操作やズーム操作を行うコントロール装置が提供されている。このコントロール装置を用いれば、ビデオカメラに直接触れずにそのビデオカメラを操作することができるため、ぶれが生じない映像を撮影することができる。
このようなコントロール装置は、ビデオカメラの操作を行うための操作部を有するコントロール装置本体と、このコントロール装置本体とビデオカメラとを電気的に接続する接続部材から構成されている。接続部材は、一端がコントロール装置本体と一体に形成されたケーブルと、このケーブルの他端に設けられたプラグからなっている。そして、ビデオカメラには、接続部材のプラグが差し込まれるジャックが設けられている。
ビデオカメラに設けられたジャックにプラグを差し込んで信号の伝送を行う技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、周辺機器との間で伝送される信号の種類を判別する信号入力装置に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された信号入力装置は、ジャックを介して供給される制御信号の種類を判別して判別信号を生成する信号判別切替手段と、判別信号に基づいて信号処理部の制御を切り替える制御部とを備えている。
周辺機器と信号入力装置とを電気的に接続する接続部材(ケーブル)は、一端が周辺機器と一体に構成されている。そして、ケーブルの他端には、信号入力装置のジャックに差し込まれるプラグが設けられている。
ところで、特許文献1に記載された周辺機器と同様に、コントロール装置本体と接続部材が一体に構成されると、コントロール装置本体とビデオカメラとの離間距離は、接続部材の長さの範囲内に設定しなければならない。
コントロール装置本体とビデオカメラとの離間距離は、撮影する状況によって異なる。例えば、ビデオカメラをクレーンに固定し、そのクレーンから離れた位置でコントロール装置本体を使用する場合、接続部材の長さは、約10m必要になる。一方、ビデオカメラを三脚に固定し、三脚の近くでコントロール装置本体を使用する場合、接続部材の長さは、約1mあればよい。三脚の近くでコントロール装置本体を使用する場合に、接続部材の長さが約10mもあると、接続部材が邪魔になる。
そこで、ビデオカメラと接続部材との接続と同様に、ジャックとプラグを用いて接続部材をコントロール装置本体に着脱可能に構成することが望まれている。このように構成すれば、長さの異なる複数の接続部材を用意することで撮影の状況に応じた長さの接続部材を使用することができる。
しかしながら、ジャックとプラグを用いて接続部材をコントロール装置本体に着脱可能に構成すると、接続部材が引っ張られた場合に、コントロール装置本体から接続部材が容易に抜けてしまうという心配がある。コントロール装置本体から接続部材が抜けると、そのコントロール装置本体によってビデオカメラの操作を行うことができなくなり、撮影の機会を失うという問題が生じる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電子機器とコントロール装置本体を電気的に接続する接続部材がコントロール装置本体から簡単に外れないようにすることを目的とする。
本発明のコントロール装置は、接続部材と、装置本体とを備えている。接続部材は、ケーブルと、ケーブルの一端に設けられ、電子機器に着脱可能に接続されるコネクタと、ケーブルの他端に設けられたジャックと、ジャックの先端部に設けられた係合部とを有する。装置本体は、開口部を有し、且つ電子機器を操作するための操作部が設けられた筐体と、先端が開口部に臨むように筐体の内部に配置されたプラグと、ジャックがプラグから外れることを阻止する係止部材とを有する。装置本体のプラグは、接続部材のジャックが着脱可能に接続される。そして係止部材は、プラグに接続したジャックを回転させることにより、ジャックの先端部に設けられた係合部と係合する。
本発明のコントロール装置では、接続部材のジャックに装置本体のプラグを挿入し、ジャックを回転させると、ジャックの先端部に設けられた係合部が装置本体の係止部材に係合し、ジャックがプラグから外れなくなる。
本発明のコントロール装置によれば、接続部材が引っ張られても、その接続部材のジャックが装置本体のプラグから外れることを防止することができる。
以下、本発明のコントロール装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
〈1.第1の実施の形態〉
[コントロール装置の構成例]
まず、本発明のコントロール装置の第1の実施形態の外観構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明のコントロール装置の第1の実施形態を示す斜視図である。
[コントロール装置の構成例]
まず、本発明のコントロール装置の第1の実施形態の外観構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明のコントロール装置の第1の実施形態を示す斜視図である。
コントロール装置1は、ビデオカメラの録画のスタート及びストップやズームなどの操作を、ビデオカメラから離れた場所で行うことができる装置である。このコントロール装置1は、ビデオカメラのコンソール(制御卓)となるコントロール装置本体(以下、「装置本体」という)2と、この装置本体2をビデオカメラ(図示せず)に電気的に接続する接続部材3からなっている。
[接続部材の構成例]
接続部材3は、装置本体2に対して着脱可能に構成されている。この接続部材3は、ケーブル11と、このケーブル11の一端に設けられたコネクタ12と、ケーブル11の他端に設けられたジャック13とを備えている。コネクタ12は、略円柱状のプラグであり、いわゆるステレオミニミニプラグ(直径2.5mm)として構成されている。このコネクタ12は、ビデオカメラに設けられたジャックに着脱可能に接続されるようになっている。
接続部材3は、装置本体2に対して着脱可能に構成されている。この接続部材3は、ケーブル11と、このケーブル11の一端に設けられたコネクタ12と、ケーブル11の他端に設けられたジャック13とを備えている。コネクタ12は、略円柱状のプラグであり、いわゆるステレオミニミニプラグ(直径2.5mm)として構成されている。このコネクタ12は、ビデオカメラに設けられたジャックに着脱可能に接続されるようになっている。
次に、接続部材3のジャック13について図2を参照して説明する。
図2は、接続部材3のジャック13を示す斜視図である。
図2は、接続部材3のジャック13を示す斜視図である。
まず、一般的なジャックとプラグについて説明する。プラグは、接続部である端子が凸になっている、いわゆるオス型のコネクタである。一方、ジャックは、接続部である端子が凹になっている、いわゆるメス型のコネクタである。ジャックの凹状の端子にプラグの凸状の端子を挿入することにより、ジャックとプラグが電気的に接続される。
接続部材3のジャック13は、挿入孔13aを有する筒状に形成されており、いわゆるステレオミニミニジャック(直径2.5mm)として構成されている。このジャック13には、装置本体2に設けられた後述するプラグ66(図10を参照)が着脱可能に接続される。つまり、ジャック13の挿入孔13aには、装置本体2のプラグ66が挿入される。
ジャック13には、係合部14と、回転操作用突部15が設けられている。係合部14は、ジャック13の先端部に形成されている。この係合部14は、ジャック13の周面から半径方向に突出する係合突起16,17からなっている。係合突起16,17は、ジャック13の軸心に対して対称に配置されており、それぞれ略長方形の直方体状に形成されている。
係合突起16は、ジャック13の周面に連続する3つの平面16a,16b,16cを有している。第1平面16aは、ジャック13の軸心が延びる方向と直交する。第2平面16bと第3平面16cは、互いに対向し、かつ第1平面16aと直交している。これと同様に、係合突起17は、第1平面17aと、第2平面17bと、第3平面17cを有している。プラグ66に接続したジャック13を、軸心を中心に回転させると、係合突起16,17が装置本体2の後述する係止部材67(図10を参照)に係合される。
回転操作用突部15は、ケーブル11が接続されるジャック13の基端部に形成されている。この回転操作用突部15は、ジャック13の周面に連続するリング状のベース突起15aと、このベース突起15aに連続する操作突起15bからなっている。回転操作用突部15は、ジャック13がプラグ66に接続された状態で装置本体2の外側に配置される。使用者は、回転操作用突部15の操作突起15bに指を引っ掛けてジャック13の周方向に押圧することにより、ジャック13を簡単に回転させることができる。
装置本体2には、接続部材3を介してビデオカメラから電源が供給される。そのため、接続部材3の装置本体2と接続される端部は、メス型のコネクタであるジャック13が設けられている。そのため、ジャック13が装置本体2のプラグ66に接続されていない状態において、そのジャック13の外面に金属などの導電性を有する部材が触れても、ビデオカメラ側の電気回路がショートして破損する心配が無い。
通常、プラグとジャックによって接続コネクタを構成する場合、コネクタ12(図1を参照)のように、接続部材(ケーブル)にオス型のプラグを設ける。ところが、従来のケーブルのように、接続部材3の装置本体2と接続されるコネクタをプラグにすると、そのプラグに金属などの導電性を有する部材が触れた場合にビデオカメラ側の電気回路がショートして破損するという問題が生じる。
[装置本体の外観構成例]
次に、装置本体2の外観構成について図3〜図9を参照して説明する。
図3は装置本体2の外観斜視図、図4は正面図、図5は背面図、図6は右側面図、図7は左側面図、図8は平面図、図9は底面図である。
次に、装置本体2の外観構成について図3〜図9を参照して説明する。
図3は装置本体2の外観斜視図、図4は正面図、図5は背面図、図6は右側面図、図7は左側面図、図8は平面図、図9は底面図である。
なお、以下の説明においては、使用者側から見た状態で前後方向、上下方向、左右方向を示し、装置本体2から接続部材3が延びる方向を前方とし、操作する使用者側を後方とする。
図3に示すように、装置本体2は、上方から見た形状が略コ字状に形成された筐体21を備えている。この筐体21は、前後方向に延びる長方形の略直方体からなる右筐体部22と、この右筐体部22と同様の長方形の略直方体からなる左筐体部23と、これら右筐体部22と左筐体部23を左右方向に連結する連結筐体部24を有している。
右筐体部22の長手方向の一側は、後方に突出する突出部26となっている。この突出部26は、装置本体2を把持して使用する場合に右手で握るハンドルとなり、装置本体2をテーブルなどの載置台に載置して使用する場合に右腕を置くアームレストとなる。
右筐体部22の上面22aは、連結筐体部24と反対側の長辺に達するにつれて低くなるように傾斜している。この右筐体部22の上面22aには、フォーカスコントロール用ダイヤル31と、3つのアサインボタン32A,32B,32Cと、オートフォーカスボタン33が設けられている(図3及び図4を参照)。
フォーカスコントロール用ダイヤル31は、所定の厚みを有する円盤状に形成されており、右筐体部22に回転可能に取り付けられている。このフォーカスコントロール用ダイヤル31を時計回り及び反時計回りに回転させることにより、ビデオカメラのフォーカス操作を行うことができる。
3つのアサインボタン32A〜32Cは、フォーカスコントロール用ダイヤル31の前方に設けられており、左右方向に適当な間隔をあけて配置されている。これら3つのアサインボタン32A〜32Cは、それぞれ1回の押圧操作で予め設定された機能を実行させるためのボタンである。予め設定される機能は、ビデオカメラが有する各種の機能であり、例えば、ビデオカメラの表示部或いはビデオカメラに接続された表示装置にカラーバーを表示させる機能などがある。
オートフォーカスボタン33は、フォーカスコントロール用ダイヤル31の後方に配置されている。このオートフォーカスボタン33は、フォーカス操作を自動的に行う場合に押圧されるボタンである。
右筐体部22の底面22bの略中央には、左右方向に延びる溝部27が設けられている(図6を参照)。この溝部27には、突出部26を握る右手の人差し指が当接される。また、右筐体部22の底面22bにおいて、溝部27より後方の部分は、突出部26の先端に達するにつれて右筐体部22の厚みが薄くなるように傾斜されている。そのため、装置本体2を載置台に載置すると、右筐体部22の上面22aが突出部26の先端に達するにつれて低くなるように傾斜する。その結果、装置本体2を載置台に載置したときの操作性を向上させることができる。
左筐体部23の長手方向の一側は、右筐体部22と同様に、後方に突出する突出部28となっている。この突出部28は、装置本体2を把持して使用する場合に左手で握るハンドルとなり、装置本体2をテーブルなどの載置台に載置して使用する場合に左腕を置くアームレストとなる。
左筐体部23の上面23aは、連結筐体部24と反対側の長辺に達するにつれて低くなるように傾斜している。この左筐体部23の上面23aには、アイリスコントロール用ダイヤル35と、3つのアサインボタン32D,32E,32Fと、オートアイリスボタン36が設けられている(図3及び図4を参照)。
アイリスコントロール用ダイヤル35は、所定の厚みを有する円盤状に形成されており、左筐体部23に回転可能に取り付けられている。このアイリスコントロール用ダイヤル35を時計回り及び反時計回りに回転させることにより、ビデオカメラのアイリス操作、いわゆる露出を決定する絞りの操作を行うことができる。
3つのアサインボタン32D〜32Fは、アイリスコントロール用ダイヤル35の前方に設けられており、左右方向に適当な間隔をあけて配置されている。これら3つのアサインボタン32D〜32Fは、右筐体部22に設けた3つのアサインボタン32A〜32Cと同様のボタンである。つまり、本実施形態では、合計6個の機能を1回の押圧操作で実行することができる。
オートアイリスボタン36は、アイリスコントロール用ダイヤル35の後方に配置されている。このオートアイリスボタン36は、アイリス操作を自動的に行う場合に押圧されるボタンである。
左筐体部23の底面23bの略中央には、左右方向に延びる溝部29が設けられている(図7を参照)。この溝部29には、突出部28を握る右手の人差し指が当接される。また、左筐体部23の底面23bにおいて、溝部29より後方の部分は、突出部28の先端に達するにつれて左筐体部23の厚みが薄くなるように傾斜されている。そのため、装置本体2を載置台に載置すると、左筐体部23の上面23aが突出部28の先端に達するにつれて低くなるように傾斜する。その結果、装置本体2を載置台に載置したときの操作性を向上させることができる。
連結筐体部24の上面24aには、メニューボタン41と、方向キー42と、ホールドスイッチ43と、録画ボタン44等が設けられている(図3及び図4を参照)。メニューボタン41は、上面24aの略中央に配置されている。このメニューボタン41は、ビデオカメラの表示部或いはビデオカメラに接続された表示装置に各種メニューを表示させるためのボタンである。
方向キー42は、メニューボタン41の後方に配置されている。この方向キー42は、各種メニューを選択するカーソル等を移動させる操作部であり、装置本体2の前後方向及び左右方向に傾動可能に構成されている。また、方向キー42は、押圧可能に構成されている。方向キー42を押圧操作することにより、選択したメニューが決定される。
ホールドスイッチ43及び録画ボタン44は、方向キー42の後方に配置されている。このホールドスイッチ43は、装置本体2に設けられたフォーカスコントロール用ダイヤル31やアイリスコントロール用ダイヤル35等の各種操作部の操作を無効にするスイッチである。つまりホールドスイッチ43によって各種操作部の操作を無効にすると、装置本体2からビデオカメラへの信号の出力を停止させるようになっている。録画ボタン44は、押圧操作を行う度に録画のスタートとストップが繰り返されるようになっている。
連結筐体部24の底面24bには、溝部46と、2つのパン棒用係合溝47A,47Bと、2つのブラケット用ねじ孔48A,48Bと、三脚用ねじ孔49が設けられている(図5を参照)。
溝部46は、装置本体2の左右方向に延びており、右筐体部22の溝部27及び左筐体部23の溝部29と一直線上に並ぶように配置されている。この溝部46には、溝部27,29と同様に、突出部26,28を握る左右の手の人差し指が当接される。これら溝部27,29,46を設けることにより、ハンドルとなる突出部26,28のグリップ感を向上させることができる。
2つのパン棒用係合溝47A,47Bは、溝部46を挟んで前後方向に延びるように形成されている。パン棒用係合溝47A,47Bは、装置本体2を三脚のパン棒に取り付ける場合に、そのパン棒が係合される溝である。装置本体2を三脚のパン棒に取り付ける場合、後述するパン棒用取付ブラケット101を連結筐体部24の底面24bに固定し、パン棒用取付ブラケット101と連結筐体部24の底面24bによってパン棒を挟み込む。このパン棒用取付ブラケット101は、ブラケット用ねじ孔48A,48Bに後述するツマミ付きねじ110,110を螺合することにより、連結筐体部24の底面24bに固定される。
2つのブラケット用ねじ孔48A,48Bは、パン棒用係合溝47Aを挟んで左右方向に並ぶように配置されている。これらブラケット用ねじ孔48A,48Bは、パン棒用取付ブラケット101を連結筐体部24の底面24bに固定するときに用いるだけでなく、その他の付属装置(アクセサリ)を取り付けるために用いてもよい。また、三脚用ねじ孔49は、右筐体部22側に配置されたブラケット用ねじ孔48Aとパン棒用係合溝47Aとの間に配置されている。
連結筐体部24の正面24cの略中央には、連結筐体部24の底面24bに開口された凹部50が設けられている(図5及び図8を参照)。この凹部50を形成する壁面のうち正面24cと略平行な壁面51には、接続部材3のジャック13が挿通される開口部52が設けられている。
開口部52は、ジャック13とこのジャック13に設けられた係合突起16,17の外形と同じ形状に形成されている。開口部52をジャック13及び係合突起16,17の外形と同じ形状にすることにより、ジャック13を開口部52に挿入するジャック13の姿勢を常に同じにすることができ、ジャック13をプラグ66に接続するときに係合突起16,17と後述する係止部材67が干渉することを防止することができる。
連結筐体部24の背面24dには、ズームコントロール用ツマミ53が設けられている。このズームコントロール用ツマミ53は、所定の厚みを有する略半円形の部材からなり、周面53aと、この周面53aに連続して周面53aと同じ方向に湾曲する湾曲面53bを有している。
ズームコントロール用ツマミ53は、湾曲面53bが上方を向くように配置され、連結筐体部24の背面24dに略直交する回動軸54(図10を参照)を中心に回動可能に取り付けられている。このズームコントロール用ツマミ53を時計回り及び反時計回りに回動させることにより、ビデオカメラのズーム操作を行うことができる。
[装置本体の内部構成例]
次に、装置本体2の内部構成について図10を参照して説明する。
図10は、装置本体2の分解斜視図である。
次に、装置本体2の内部構成について図10を参照して説明する。
図10は、装置本体2の分解斜視図である。
図10に示すように、筐体21は、上ケース61と、下ケース62から構成されている。上ケース61は、左右の筐体部22,23と連結筐体部24(図3を参照)の上面22a,23a,24aを形成しており、下ケース62は、底面22b,23b,24bを含むその他の面を形成している。
筐体21の内部には、回路基板64と、ズームコントロール用ツマミ53の回転動作をスライド動作に変換するリンク機構65と、接続部材3のジャック13(図2を参照)が接続される略円柱状の(ピン型)のプラグ66と、係止部材67が設けられている。
回路基板64は、略四角形に形成されており、固定ねじ(図示せず)によって上ケース61に固定されている。この回路基板64には、アサインボタン32A〜32Fや録画ボタン44などの各種操作ボタンに対応する複数のスイッチ68と、ロータリエンコーダ69A,69Bが実装されている。また、回路基板64には、複数のスイッチ68及びロータリエンコーダ69A,69B等と電気的に接続されたマイコン (Microcomputer)が実装されている。このマイコンは、複数のスイッチ68及びロータリエンコーダ69A,69B等から得た電気信号に基づいて、ビデオカメラへ出力する出力信号を生成する。
ロータリエンコーダ69Aは、フォーカスコントロール用ダイヤル31に固定され、フォーカスコントロール用ダイヤル31の回転の変位量を検出する。また、ロータリエンコーダ69Bは、アイリスコントロール用ダイヤル35に固定され、アイリスコントロール用ダイヤル35の回転の変位量を検出する。
リンク機構65は、軸受部材71と、クランク部材72と、アーム部材73と、リニアセンサ74を備えている。軸受部材71は、固定ねじ(図示せず)によって上ケース61に固定される。この軸受部材71は、ズームコントロール用ツマミ53の回動軸54が回動可能に貫通する軸受部76と、この軸受部76の一側に連続するベース部77から構成されている。
軸受部材71の軸受部76と回動軸54との間には、回動軸54を付勢する戻りばね78が設けられている。この戻りばね78により、ズームコントロール用ツマミ53は、湾曲面53bが上方を向いた基準位置に常に戻るようになっている。ベース部77は、上ケース61に固定される固定片77aと、この固定片77aに連続する取付け片77bを有している。取付け片77bは、装置本体2の前後方向に直交する平面を有している。この取付け片77bには、リニアセンサ74が固定ねじ(図示せず)によって取り付けられる。
クランク部材72は、軸受部76を貫通した回動軸54の先端に固定ねじ(図示せず)によって固定される。このクランク部材72は、回動軸の先端に固定される固定片72aと、この固定片72aの回動軸54に当接する面と反対側の面から突出する係合ピン72bを有している。係合ピン72bは、回動軸54の軸心に対して変位した位置に設けられており、アーム部材73の後述する第1貫通孔73aに回転可能に嵌合される。
アーム部材73は、細長の略長方形に形成さている。このアーム部材73の一端部には、クランク部材72の係合ピン72bが摺動可能に嵌合される第1貫通孔73aが設けられている。一方、アーム部材73の他端部には、リニアセンサ74のスライド軸74aが摺動可能に嵌合される第2貫通孔73bが設けられている。
リニアセンサ74は、スライド軸74aと、このスライド軸74aを所定のストローク内でスライド可能に支持する軸支持部74bを有しており、スライド軸74aの位置を電圧として検出する。軸支持部74bは、スライド軸74aを装置本体2の左右方向に案内する。スライド軸74aは、ズームコントロール用ツマミ53が基準位置に戻ると、装置本体2の左右方向に延びる所定のストロークの中間に位置するようになっている。
プラグ66は、接続部材3のコネクタ12と同様に、いわゆるステレオミニミニプラグ(直径2.5mm)として構成されている。このプラグ66は、プラグ端子66aと、このプラグ端子66aの基端部を保持するプラグハウジング66bと、一端がプラグハウジング66b内に挿入され、プラグ端子66aと電気的に接続されたケーブル66cを有している。
プラグ端子66aは、導電性を有する金属によって略円柱状に形成されている。このプラグ端子66aは、ジャック13の挿入孔13aに挿入される。プラグ端子66aがジャック13の挿入孔13aに挿入されると、ジャック13とプラグ66が接続された状態となる。プラグハウジング66bは、絶縁部材によって略L字状に形成されている。このプラグハウジング66bは、係止部材67の後述するプラグホルダ81に保持される。
ケーブル66cの他端は、回路基板64に設けられた配線部(図示せず)に接続され、この配線部がマイコンに接続されている。つまり、プラグ66は、回路基板64を介してマイコンと電気的に接続される。
なお、係止部材67の構成については、後で詳しく説明する。
なお、係止部材67の構成については、後で詳しく説明する。
[リンク機構の動作]
次に、リンク機構65の動作について図11を参照して説明する。
図11は、リンク機構65の斜視図である。
次に、リンク機構65の動作について図11を参照して説明する。
図11は、リンク機構65の斜視図である。
図11に示すように、ズームコントロール用ツマミ53が基準位置にある状態では、リニアセンサ74のスライド軸74aは、軸支持部74bの中間部に位置している。この状態からズームコントロール用ツマミ53を時計回りに回動させると、回動軸54が時計回りに回動する。これにより、回動軸54の先端に固定されたクランク部材72が時計回りに回動し、クランク部材72の係合ピン72bが装置本体2の左方向であるX1方向に変位する。
クランク部材72の係合ピン72bは、アーム部材73の第1貫通孔73a嵌合されている。したがって、クランク部材72の係合ピン72bがX1方向に変位すると、アーム部材73は、X1方向に変位する。その結果、アーム部材73の第2貫通孔73bに挿通されたリニアセンサ74のスライド軸74aがX1方向に変位する。
リニアセンサ74は、スライド軸74aの変位量に基づいた電圧を回路基板64に実装されたマイコンに出力する。マイコンは、供給された電圧からビデオカメラのズーム操作を行うための信号を生成し、接続部材3を介してビデオカメラに出力する。本実施の形態において、スライド軸74aが所定のストロークの中間からX1方向に変位すると、マイコンは、撮影画面を広角(ワイド)にするような信号を生成する。
一方、ズームコントロール用ツマミ53を基準位置から反時計回りに回動させると、回動軸54の先端に固定されたクランク部材72が反時計回りに回動する。これにより、クランク部材72の係合ピン72bが装置本体2の右方向であるX2方向に変位する。クランク部材72の係合ピン72bがX2方向に変位すると、アーム部材73がX2方向に変位する。
その結果、アーム部材73の第2貫通孔73bに挿通されたリニアセンサ74のスライド軸74aがX2方向に変位し、リニアセンサ74がスライド軸74aの変位量に基づいた電圧をマイコンに出力する。マイコンは、供給された電圧からビデオカメラのズーム操作を行うための信号を生成し、接続部材3を介してビデオカメラに出力する。本実施の形態において、スライド軸74aが所定のストロークの中間からX2方向に変位すると、マイコンは、撮影画面を望遠(テレ)にするような信号を生成する。
一般的に、ズームコントロール用ツマミ53の回動に基づいた電圧を得るには、ロータリセンサが用いられる。ところが、ズームコントロール用ツマミ53の回動する角度を小さく設定する場合には、ロータリセンサの性能を効率よく利用することが難しい。
例えば、ズームコントロール用ツマミ53が回動する角度を、基準位置から50°(時計回りと反時計回りにそれぞれ50°)とする。そして、一般的なロータリセンサによって検出できる角度は300°である。したがって、ロータリセンサの使用率Urは、
U=50°×2/300°≒33%
となる。
U=50°×2/300°≒33%
となる。
そこで、本実施形態では、ズームコントロール用ツマミ53の回動動作をスライド軸74aのスライド動作に変換するリンク機構65を設けた。そのため、ズームコントロール用ツマミ53が回動する角度を小さく設定しても、リニアセンサ74の性能を効率よく利用することができる。
上述したロータリセンサを用いる場合と同様に、ズームコントロール用ツマミ53の回動する角度を、基準位置から50°(時計回りと反時計回りにそれぞれ50°)とする。そして、スライド軸74aの所定のストロークを20mmとする。そして、本実施形態のリンク機構65を用いると、ズームコントロール用ツマミ53を基準位置から50°回動させた場合にスライド軸74aを8.9mmスライドさせることができた。
したがって、リニアセンサ74の使用率Ulは、
Ul=8.9×2/20≒89%
となる。
したがって、リニアセンサ74の使用率Ulは、
Ul=8.9×2/20≒89%
となる。
このように、リニアセンサ74の性能を効率よく利用することができるため、リニアセンサ74によって得られる電圧の変化量を大きくすることができる。その結果、マイコンによる細かい制御を行うことができ、撮影する画像の拡大及び縮小をゆっくりと行うことができる。
また、ズームコントロール用ツマミ53は、湾曲面53bが上方を向くように配置されている。そのため、一方の突部が回動軸54を中心に回動して下方に変位すると、他方の突部が上方に変位する。その結果、使用者は、ズーム操作用のボタンとして一般的に用いられるシーソー型のボタンを操作するような感触でズームコントロール用ツマミ53を操作することができる。
[係止部材の構成例]
次に、係止部材67の構成について図12〜図14を参照して説明する。
図12は、筐体21の上ケース61に固定された係止部材67を示す斜視図である。図13は、同じく係止部材67を示す平面図である。図14は、係止部材67の要部を示す説明図である。
次に、係止部材67の構成について図12〜図14を参照して説明する。
図12は、筐体21の上ケース61に固定された係止部材67を示す斜視図である。図13は、同じく係止部材67を示す平面図である。図14は、係止部材67の要部を示す説明図である。
係止部材67は、プラグ66を保持するプラグホルダ81と、接続部材3のジャック13と係合する係合ブロック82から構成されている。この係止部材67は、固定ねじ80(図13を参照)によって上ケース61に固定されている。
プラグホルダ81は、一面が開口された略直方体状の筐体からなり、装置本体2の前後方向に対向する前壁81a及び後壁81bと、装置本体2の左右方向に対向する右壁81c及び左壁81dを有している。これら4つの壁81a〜81dは、プラグ66のプラグハウジング66bが嵌合されるプラグ嵌合部83を形成している。
プラグホルダ81の前壁81aには、プラグハウジング66bのプラグ端子66aが突出する面を露出させる切欠き84Aが設けられている。また、左壁81dには、プラグ66のケーブル66cを挿通させるための切欠き84Bが設けられている。
プラグホルダ81のプラグ嵌合部83にプラグハウジング66bを嵌合させると、プラグ66は、プラグ端子66aの先端が装置本体2の開口部52に臨むように筐体21内に配置される。そのため、プラグ66にジャック13が接続されていない状態でプラグ端子66aに導電性を有する部材、例えば、その他の機器に用いられるコネクタが接触して通電する心配が無い。
係合ブロック82は、側面形状が略L字状に形成されており、プラグホルダ81に連続するベース板86と、プラグホルダ81の前壁81aと対向する係止板87を備えている。ベース板86は、回路基板64を挟んで上ケース61に固定されている。つまり、ベース板86及び回路基板64には、固定ねじ80が貫通する貫通孔(図示せず)が形成されているそして、ベース板86及び回路基板64の貫通孔を貫通した固定ねじ80が上ケース61に設けられたボス(図示せず)に螺合されるようになっている。
係止板87は、筐体21の正面24cとプラグホルダ81との間に配置される。この係止板87には、筐体21の正面24cに設けられた開口部52(図4を参照)に対向する挿通穴88が形成されている。挿通穴88は、開口部52と同じ形状に形成されている。この挿通穴88には、開口部52から挿入されたジャック13が挿通される。そして、ジャック13の挿入孔13aにプラグ端子66aを挿入した状態において、ジャック13の係合突起16,17は、係止板87の挿通穴88を貫通し、係止板87とプラグホルダ81との間に介在される。
図14は、係止板87のプラグホルダ81と対向する面を示す説明図である。係止板87のプラグホルダ81と対向する面には、第1制限突部91A,91Bと、第2制限突部92A,92Bと、抵抗突部93A,93Bが設けられている。
第1制限突部91A,91Bは、ベース板86の平面と平行な平面を有する板体からなっている。この第1制限突部91A,91Bは、ジャック13の反時計回り(装置本体2の外側から見て反時計回り)の回転を制限する。
ジャック13の挿入孔13aにプラグ端子66aを挿入した状態において、第1制限突部91Aには、係合突起16の第2平面16bが当接され、第1制限突部91Bには、係合突起17の第3平面17cが当接される。或いは、第1制限突部91Aに係合突起17の第3平面17cが当接され、第1制限突部91Bに係合突起16の第2平面16bが当接される。その結果、第1制限突部91A,91Bは、挿入孔13aにプラグ端子66aが挿入されると、ジャック13の反時計回りの回転を係止する。
第2制限突部92A,92Bは、ベース板86の平面に対して直交する平面を有する板体からなっている。この第2制限突部92A,92Bは、ジャック13の時計回り(装置本体2の外側から見て時計回り)の回転を制限する。
ジャック13の挿入孔13aにプラグ端子66aを挿入し、ジャック13を時計回りに略90°回転させると、第2制限突部92Aには、係合突起17の第2平面17bが当接され、第2制限突部92Bには、係合突起16の第3平面16cが当接される。或いは、第2制限突部92Aに係合突起16の第3平面16cが当接され、第2制限突部92Bに係合突起17の第2平面17bが当接される。その結果、第2制限突部92A,92Bは、ジャック13の時計回りの回転を略90°に制限する。
つまり、第1制限突部91A,91Bと、第2制限突部92A,92Bにより、ジャック13がプラグ66から外れないようにロックするときのジャック13の回転方向と、そのロックを解除するときのジャック13の回転方向を反対にすることができる。これにより、ジャック13のロック及びロック解除を行うときの操作性を向上させることができる。
抵抗突部93A,93Bは、ジャック13を回転させたときに、係合突起16,17の第1平面16a,17aが乗り越えるように係合する。本実施形態では、係合突起16,17の第1平面16a,17aが抵抗突部93A,93Bをそれぞれ乗り越えると、ジャック13の時計回りの回転が第2制限突部92A,92Bによって係止される。この抵抗突部93A,93Bを設けることにより、クリック感を生じさせることができ、ジャック13がプラグ66から外れないようにロックされたことを使用者に認識させることができる。
[装置本体のプラグと接続部材のジャックとの接続動作]
次に、装置本体2のプラグ66と接続部材3のジャック13との接続動作について、図15を参照して説明する。
図15Aはジャック13の挿入孔13aにプラグ66のプラグ端子66aを挿入した状態の断面図、図15Bは図15Aに示す状態からジャック13を時計回りに略90°回転させた状態を示す断面図である。
次に、装置本体2のプラグ66と接続部材3のジャック13との接続動作について、図15を参照して説明する。
図15Aはジャック13の挿入孔13aにプラグ66のプラグ端子66aを挿入した状態の断面図、図15Bは図15Aに示す状態からジャック13を時計回りに略90°回転させた状態を示す断面図である。
装置本体2のプラグ66に接続部材3のジャック13を接続するには、まず、ジャック13を装置本体2の筐体21に設けた開口部52と係止部材67の挿通穴88に挿入する。これにより、ジャック13の挿入孔13aにプラグ66のプラグ端子66aが挿入される(図15Aを参照)。挿入孔13aにプラグ端子66aが挿入されると、ジャック13がプラグ66に電気的に接続された状態となるが、接続部材3を引っ張ると、ジャック13がプラグ66から外れてしまう。
また、ジャック13の挿入孔13aにプラグ66のプラグ端子66aを挿入させると、ジャック13に設けた係合突起16の第2平面16b及び係合突起17の第3平面17cが第1制限突部91A,91Bに当接する。そのため、ジャック13の反時計回りの回転が係止される。
次に、ジャック13に設けた回転操作用突部15に指を引っ掛けて、ジャック13を時計回りに回動させる。これにより、係合突起16,17の第1平面16a,17aが、係止板87のプラグホルダ81に対向する面の上を摺動し、係合突起16,17が係止部材67に係合する。
ジャック13を時計回りに略90°回転させると、係合突起16,17の第1平面16a,17aが抵抗突部93A,93B(図14を参照)をそれぞれ乗り越える。これにより、ジャック13にクリック感を生じさせることができる。そして、係合突起16の第3平面16c及び係合突起17の第2平面17bが第2制限突部92A,92Bに当接される。その結果、ジャック13の時計回りの回転が係止され、プラグ66とジャック13との接続動作が終了する(図15Bを参照)。
この状態において、係合突起16,17の第1平面16a,17aが、係止板87のプラグホルダ81に対向する面と当接している。そのため、接続部材3を引っ張ってもジャック13がプラグ66から外れることを防止することができる。
プラグ66からジャック13を外すには、ジャック13を反時計回りに回動させる。このとき、係合突起16,17の第1平面16a,17aが、係止板87のプラグホルダ81に対向する面の上を摺動し、係合突起16,17の第1平面16a,17aが抵抗突部93A,93Bをそれぞれ乗り越える。
ジャック13を反時計回りに略90°回転させると、係合突起16の第2平面16b及び係合突起17の第3平面17cが第1制限突部91A,91Bに当接する。そのため、ジャック13の反時計回りの回転が係止される。このとき、係合突起16,17の第1平面16a,17aが装置本体2の開口部52に対向される。そのため、ジャック13を引っ張ると、ジャック13がプラグ66から外れる。
[パン棒用取付ブラケットの構成例]
次に、パン棒用取付ブラケットの構成について、図16を参照して説明する。
図16は、装置本体2の底面24bに着脱可能に取り付けられるパン棒用取付ブラケットの斜視図である。
次に、パン棒用取付ブラケットの構成について、図16を参照して説明する。
図16は、装置本体2の底面24bに着脱可能に取り付けられるパン棒用取付ブラケットの斜視図である。
パン棒用取付ブラケット101は、装置本体2を三脚のパン棒に固定する場合に用いられる付属品となっている。このパン棒用取付ブラケット101は、所定の厚みを有する略長方形の板体からなる。パン棒用取付ブラケット101の上面101aは、装置本体2の底面24bに当接される。この上面101aの中央部には、幅方向の一端から他端に達する係合溝102が設けられている。この係合溝102には、三脚のパン棒(図示せず)が係合される。また、パン棒用取付ブラケット101の長手方向の両端部には、ツマミ付きねじ110を貫通させるねじ貫通孔103,103が設けられている。
装置本体2を三脚のパン棒に取り付けるには、パン棒用取付ブラケット101と装置本体2の底面24b(図9を参照)との間にパン棒を介在させ、ツマミ付きねじ110,110によってパン棒用取付ブラケット101を装置本体2の底面24bに固定する。つまり、ツマミ付きねじ110,110を装置本体2の底面24bに設けたブラケット用ねじ孔48A,48Bに螺合させ、パン棒用取付ブラケット101を装置本体2の底面24bに固定する。
その結果、パン棒用取付ブラケット101と装置本体2の底面24bによってパン棒が挟まれ、装置本体2がパン棒に固定される。このとき、パン棒は、装置本体2の底面24bに設けたパン棒用係合溝47A,47Bとパン棒用取付ブラケット101の係合溝102に係合されるため、パン棒に取り付けた装置本体2を安定させることができる。
[装置本体の使用例]
次に、装置本体2の使用例について、図17及び図18を参照して説明する。
図17は、装置本体2を把持して使用する状態の説明図である。図18は、装置本体2をテーブルなどの載置台に載置して使用する状態の説明図である。
次に、装置本体2の使用例について、図17及び図18を参照して説明する。
図17は、装置本体2を把持して使用する状態の説明図である。図18は、装置本体2をテーブルなどの載置台に載置して使用する状態の説明図である。
図17に示すように、装置本体2を把持して使用する場合は、装置本体2の突出部26,28がハンドルとなる。この場合は、フォーカスコントロール用ダイヤル31を右手の親指で簡単に操作することができ、アイリスコントロール用ダイヤル35を左手の親指で簡単に操作することができる。また、ズームコントロール用ツマミ53は、両手の親指で簡単に操作することができる。このとき、両手の人差し指は、装置本体2の溝部27、溝部29及び溝部46内に収まるため、装置本体2を安定した姿勢で把持することができる。
図18に示すように、装置本体2をテーブルなどの載置台120に載置して使用する場合は、装置本体2の突出部26,28が手(腕)を置くアームレストとなる。この場合は、フォーカスコントロール用ダイヤル31を右手の人差し指で簡単に操作することができ、アイリスコントロール用ダイヤル35を左手の人差し指で簡単に操作することができる。そして、ズームコントロール用ツマミ53は、両手の親指で簡単に操作することができる。このとき、装置本体2の上面22a,23a,24aが使用者側に達するにつれて低くなるように傾斜するため、装置本体2の各種操作部を操作し易くすることができる。
[第1の実施形態の効果]
上述した実施形態のコントロール装置1によれば、接続部材3のジャック13を装置本体2の筐体内に挿入し、ジャック13の挿入孔13aにプラグ66のプラグ端子66aを挿入させることにより、ジャック13とプラグ66が電気的に接続される。そして、ジャック13を回転させると、ジャック13の先端部に設けた係合突起16,17の第1平面16a,17aが、係止部材67の係止板87に当接する。その結果、接続部材3を引っ張ってもジャック13がプラグ66から外れることを防止することができる。
上述した実施形態のコントロール装置1によれば、接続部材3のジャック13を装置本体2の筐体内に挿入し、ジャック13の挿入孔13aにプラグ66のプラグ端子66aを挿入させることにより、ジャック13とプラグ66が電気的に接続される。そして、ジャック13を回転させると、ジャック13の先端部に設けた係合突起16,17の第1平面16a,17aが、係止部材67の係止板87に当接する。その結果、接続部材3を引っ張ってもジャック13がプラグ66から外れることを防止することができる。
上述した実施形態のコントロール装置1によれば、接続部材3のジャック13が装置本体2のプラグ66に着脱可能に装着される。したがって、長さの異なる複数の接続部材3を用意することで撮影状況に応じた長さの接続部材3を使用することができる。
上述した実施形態のコントロール装置1によれば、接続部材3にメス型のコネクタであるジャック13を設け、装置本体2にオス型のコネクタであるプラグ66を設けた。したがって、ビデオカメラから装置本体2に接続部材3を介して電源が供給される場合に、プラグ66に接続されていないジャック13に導電性の部材が触れても、ビデオカメラ側の電気回路がショートして破損する心配が無い。
上述した実施形態のコントロール装置1によれば、第1制限突部91A,91Bと、第2制限突部92A,92Bによってジャック13の回転範囲を制限する。そのため、ジャック13をロックする場合と、そのロックを解除する場合のジャック13の回転方向を反対にすることができる。その結果、ジャック13のロック及びロック解除を行うときの操作性を向上させることができる。
上述した実施形態のコントロール装置1によれば、係合突起16,17の第1平面16a,17aが係合することにより、ジャック13の回転に対して抵抗力を生じさせる抵抗突部93A,93Bを設けた。そのため、ジャック13のロックする方向への回転が第2制限突部92A,92Bによって係止される直前に、ジャック13にクリック感を生じさせることができる。ジャック13がロックされたことを使用者に認識させることができる。
〈2.第2の実施の形態〉
[装置本体の外観構成例]
次に、本発明のコントロール装置の第2の実施形態について、図19を参照して説明する。
図19は、本発明のコントロール装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
[装置本体の外観構成例]
次に、本発明のコントロール装置の第2の実施形態について、図19を参照して説明する。
図19は、本発明のコントロール装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
第2の実施形態のコントロール装置151は、第1の実施形態のコントロール装置1と同様の構成を有しており、異なるところは、装置本体152に表示部154を設けたところである。そのため、ここでは、装置本体152の表示部154について説明し、コントロール装置1と共通する部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。
コントロール装置151は、表示部154を有する装置本体152と、接続部材3を備えている。装置本体152の表示部154は、パネルケース156と、表示パネル157と、支持アーム158A,158Bを備えている。パネルケース156は、扁平な略直方体の筐体からなり、一面に開口部156aを有している。
表示パネル157は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの平面パネルからなっている。この表示パネル157は、パネルケース156の開口部156aから露出される表示面157aを有している。表示パネル157の表示面157aには、ビデオカメラによって撮像された映像や、ビデオカメラのメニュー画面などが表示される。
支持アーム158A,158Bは、略L字状の折り曲げ部材からなり、それぞれの一端でパネルケース156を回動可能に支持している。支持アーム158Aの他端は、筐体21の右筐体部22に固定され、支持アーム158Bの他端は、筐体21の左筐体部23に固定されている。パネルケース156が支持アーム158A,158Bによって支持された状態では、表示パネル157の表示面157aが後方を向くようになっている。
[実施形態の変形例]
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態においては、ビデオカメラを離れた位置で操作するコントロール装置の例について説明したが、本発明のコントロール装置としては、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置を収納して操作する防水ケースに適用することもできる。また、本発明のコントロール装置としては、その他の電子機器を離れた位置で操作するコントロール装置にも適用できる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態においては、ビデオカメラを離れた位置で操作するコントロール装置の例について説明したが、本発明のコントロール装置としては、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置を収納して操作する防水ケースに適用することもできる。また、本発明のコントロール装置としては、その他の電子機器を離れた位置で操作するコントロール装置にも適用できる。
上述した第1の実施形態では、接続部材3の係合部14を2つの係合突起16,17から構成した。しかしながら、本発明に係る接続部材の係合部としては、1つの係合突起から構成してもよく、また、3つ以上の係合突起から構成してもよい。
上述した第1の実施形態では、係止部材67がプラグホルダ81と係合ブロック82とを備える構成とした。しかしながら、本発明に係る係止部材としては、係合ブロック82のみで構成してもよい。その場合、プラグホルダ81は、係止部材67とは別の部品として構成される。
上述した第2の実施形態では、装置本体152が表示部154を備える構成としたが、装置本体と別体に表示装置を設け、装置本体の筐体に取り付ける構成としてもよい。その場合、筐体に設けたブラケット用ねじ孔48A,48Bを用いて表示装置を筐体に取り付けることができる。
1,151…コントロール装置、 2,152…装置本体(コントロール装置本体)、 3…接続部材、 11…ケーブル、 12…コネクタ、 13…ジャック、 13a…挿入孔、 14…係合部、 15…回転操作用突部、 16,17…係合突起、 16a,17a…第1平面、 16b,17b…第2平面、 16c,17c…第3平面、 21…筐体、 22…右筐体部、 23…左筐体部、 24…連結筐体部、 26,28…突出部、 31…フォーカスコントロール用ダイヤル、 35…アイリスコントロール用ダイヤル、 52…開口部、 53…ズームコントロール用ツマミ、 54…回動軸、 64…回路基板、 65…リンク機構、 66…プラグ、 66a…プラグ端子、 66b…プラグハウジング、 66c…ケーブル、 67…係止部材、 71…軸受部材、 72…クランク部材、 73…アーム部材、 74…リニアセンサ、 81…プラグホルダ、 82…係合ブロック、 83…プラグ嵌合部、 87…係止板、 88…挿通穴、 91A,91B・・・第1制限突部、 92A,92B…第2制限突部、93A,93B…抵抗突部、 154…表示部
Claims (9)
- ケーブルと、前記ケーブルの一端に設けられ、電子機器に着脱可能に接続されるコネクタと、前記ケーブルの他端に設けられたジャックと、前記ジャックの先端部に設けられた係合部とを有する接続部材と、
開口部を有し、且つ前記電子機器を操作するための操作部が設けられた筐体と、先端が前記開口部に臨むように前記筐体の内部に配置され、前記接続部材の前記ジャックが着脱可能に接続されるプラグと、前記プラグに接続した前記ジャックを回転させることにより、前記係合部と係合して前記ジャックが前記プラグから外れることを阻止する係止部材とを有する装置本体と、
を備えるコントロール装置。 - 前記装置本体には、前記接続部材を介して前記電子機器から電源が供給される
請求項1に記載のコントロール装置。 - 前記係合部は、前記ジャックの外周から突出する係合突起である
請求項2に記載のコントロール装置。 - 前記係止部材は、前記係合部と当接して前記ジャックの回転を制限する制限突部を有する
請求項3に記載のコントロール装置。 - 前記係止部材は、前記係合部と係合することにより前記ジャックの回転に対して抵抗力を生じさせる抵抗突部を有し、
前記係合部は、前記抵抗突部との係合が外れると、前記回転制限突部に当接する
請求項4に記載のコントロール装置。 - 前記筐体の前記開口部は、前記ジャック及び前記係合部の外形と同じ形状に形成される
請求項3に記載のコントロール装置。 - 前記係合部は、前記ジャックの外周から突出する2以上の突起からなる
請求項3に記載のコントロール装置。 - 前記係合部は、前記ジャックの軸心に対して対称に配置された2つの突起からなる
請求項3に記載のコントロール装置。 - 前記ジャックは、前記プラグに接続された状態で前記筐体の外側に配置される回転操作用突部を有する
請求項1に記載のコントロール装置。
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2008
- 2008-08-28 JP JP2008220280A patent/JP2010056945A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190025332A (ko) * | 2017-09-01 | 2019-03-11 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 모듈 |
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