JP2008076945A - 現像ローラ - Google Patents

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奥士 奥山
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Satoshi Matsutani
聡 松谷
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Abstract

【課題】非磁性1成分現像剤を用いた現像方式のプリンターで多数枚プリントを行っても、プリント画像濃度低下やトナーこぼれが発生しない現像ローラを提供する。
【解決手段】導電性シャフト1の外周に導電性を有する被覆層20を形成してなり、該被覆層20の表面に非磁性1成分現像剤を保持し、該非磁性1成分現像剤を潜像担持体表面の潜像に付着させ、可視化する現像ローラ25において、該被覆層の表面を形成する表面層がアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有し、該フッ素樹脂粒子の量がアクリル樹脂に対して5〜20質量%であることを特徴とする現像ローラ25。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンター或いはファクシミリの受信装置などの電子写真方式を採用した画像形成装置に組み込まれる現像ローラに関し、特に非磁性1成分現像方式を採用した現像装置に用いられる現像ローラに関するものである。
現時カラープリンターは装置の小型化、軽量化、低コスト化が主流となりつつある。そのため、現像プロセスとして非磁性1成分現像方式を採用するのが主流である。
しかし、非磁性1成分現像プロセスではトナーを安定に搬送するために、現像ローラ表面に適度な粗さを付けると同時に、被覆層に耐摩耗性を持たせ、規制ブレードと現像ローラ間の圧力を一定にして、トナー搬送量の安定化を図る必要がある。
非磁性1成分現像プロセスに用いられる現像ローラは、軸体の表面に弾性層を設けその表面にトナーを安定に搬送するため表面層を設けた構成のものが主流であった。
しかし、上記構成では現像ローラの外径が大きくなり小型化、軽量化に不向きであった。そこで、さらに小型化、軽量化が可能な現像ローラが求められてきた。
小型化、軽量化を目的に、弾性層を設けず、表面層に弾性を持たせた現像ローラの検討がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−297710号公報
しかしながら、上記提案で作製した現像ローラは、磁性1成分現像剤を用いた現像方式のプリンターでは高濃度のプリント画像が得られたが、この現像ローラを非磁性1成分現像剤を用いた現像方式のプリンターに装着して、例えば連続して5000枚レベルの多数枚プリントを行うと、トナーの帯電量の変動によるプリント画像濃度低下や、現像ローラ表面のフィルミングによるトナーこぼれが起こり実用上問題があった。
本発明は、非磁性1成分現像剤を用いた現像方式のプリンターで多数枚プリントを行っても、プリント画像濃度低下やトナーこぼれが発生しない現像ローラを提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることにより達成される。
1.
導電性シャフトの外周に導電性を有する被覆層を形成してなり、該被覆層の表面に非磁性1成分現像剤を保持し、該非磁性1成分現像剤を潜像担持体表面の潜像に付着させ、可視化する現像ローラにおいて、
該被覆層の表面を形成する表面層がアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有し、該フッ素樹脂粒子の量がアクリル樹脂に対して5〜20質量%であることを特徴とする現像ローラ。
本発明の現像ローラは、非磁性1成分現像剤を用いた現像方式のプリンターで、多数枚プリントを行ってもプリント画像濃度低下やトナーこぼれが発生しない優れた効果を有する。
非磁性1成分現像剤用の本発明に係る現像ローラは、例えば連続して5000枚レベルの多数枚プリントしても高濃度のプリント画像が安定して得られ、画像濃度低下やトナーこぼれに起因する機内汚れを発生させず、画像欠陥の無い良好なトナー画像が得られるようになった。
本発明者等は、トナー搬送性を安定にし、現像ローラ表面にフィルミングを発生させなくすることが重要と考えた。また、非磁性1成分現像剤を用い、多数枚プリントを行ってもトナー搬送性が安定で、現像ローラ表面にフィルミングを発生させない現像ローラを得るには、被覆層が弾性を有し、且つ、その表面を離型性に優れた構造にすることで、上記問題を解決するに有効と考え検討を行った。
種々検討の結果、導電性を有する被覆層(以下、単に被覆層ともいう)を形成する樹脂としてアクリル樹脂を用いて耐摩耗性を付与し、離型性に優れるフッ素樹脂粒子を特定量含有させることにより、多数枚プリントしても、トナー搬送性が安定で、現像ローラ表面にフィルミングが発生しないことを見出し、本発明に到った。
本発明の現像ローラは、導電性シャフトの外周に被覆層を設け、被覆層を構成する樹脂に耐摩耗性を付与する目的でアクリル樹脂を用い、非磁性1成分現像剤が現像ローラ表面を良好にころがり、現像ローラ表面にフィルミングが発生するのを防止する目的でフッ素樹脂粒子を被覆層の表面を形成する表面層に含有するアクリル樹脂に対して5〜20質量%含有するものである。
尚、フッ素樹脂粒子をアクリル樹脂に対して上記範囲含有させると、非磁性1成分現像剤の帯電に問題を起こさず、非磁性1成分現像剤が現像ローラ表面を良好にころがり、非磁性1成分現像剤を適量現像領域に安定して搬送することができ、且つ現像ローラ表面にフィルミングが発生するのを防止することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の現像ローラは、導電性シャフトの外周に導電性を有する被覆層を形成して得られたもので、被覆層の表面を形成する表面層にアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有し、アクリル樹脂に対してフッ素樹脂粒子を5〜20質量%含有しているものである。被覆層は単層でも、多層で構成されたものでもよいが、被覆層の表面にアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有した層を有するものである。
図1は、本発明の現像ローラの一例を示す模式図である。
図1において、25は現像ローラ、1は導電性シャフト、20は被覆層、21は中間層、22は表面層、23はフッ素樹脂粒子を示す。
図1(a)は導電性シャフトの外周に被覆層を設けた現像ローラである。図1(b)は導電性シャフト1の外周にフッ素樹脂粒子23を含有する被覆層20が形成された単層構成の現像ローラの断面模式図である。図1(c)は、導電性シャフト1の外周に、中間層21とフッ素樹脂粒子23を含有する表面層22が形成された2層構成の現像ローラの断面模式図である。
本発明における被覆層の表面を形成する表面層とは、単層構成の場合はアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有する被覆層が該当し、2層構成の場合はアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有する表面層が該当する。尚、本発明では、導電性シャフトと被覆層の接着性をより良好にするため導電性シャフトと被覆層の間に中間層を設けてもよい。
本発明の現像ローラは、フッ素樹脂粒子を表面層に添加することで表面エネルギーを低くし、フィルミングの発生を防止している。
尚、表面エネルギーは、純水に対する接触角で評価することができる。本発明の現像ローラの表面の純水接触角は90〜120°が好ましく、100〜110°がより好ましい。現像ローラの表面の純水接触角を上記範囲にコントロールすることは、フィルミングの発生を抑えるのに有効である。
ここで、現像ローラの純水接触角の測定法について記載する。
現像ローラの表面の純水接触角は、純水に対する接触角を全自動接触角計「CA−W型ロール特型」(協和界面科学社製)を用いて23℃、50%RHの環境下で測定する。純水の蒸発による測定値の変化と測定の安定性を両立させる為、純水滴滴下後5秒から30秒以内に測定を終了させる。測定はθ/2法による。通常の純水滴量範囲内では接触角の値は変化しないが、現像ローラの場合軸方向に対して直角の方向からの測定とし、現像ローラの曲率に対する偏差を無視するものとする為、滴下量は70μlに設定する。
測定個所は現像ローラの中央部、左右端部から5cmの位置の3カ所について、それぞれ円周方向90°づつの4カ所、計12カ所を測定し、この平均値を純水接触角とする。
次に、本発明で用いられるアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子について説明する。
〈アクリル樹脂〉
現像ローラの表面を形成する被覆層の樹脂成分としては、耐摩耗性に優れるアクリル樹脂を用いる。
アクリル樹脂としては、ポリアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルエタクリレート、これらの側鎖末端をヒドロキシアルキル基等で置換したもの、及び、これらの共重合体等が用いられる。
アクリル樹脂の具体例としては、「スミペックLG」(住友化学社製)、「パラペットHR−5」(クラレ社製)を挙げることができる。
〈フッ素樹脂粒子〉
フッ素樹脂粒子の構成材料は含フッ素重合性モノマーの単独重合体または共重合体、または含フッ素重合性モノマーとフッ素フリー重合性モノマーとの共重合体である。含フッ素重合性モノマーは一般式(1);
Figure 2008076945
(一般式(1)中、R4〜R7のうち少なくとも1つの基はフッ素原子であり、残りの基はそれぞれ独立して水素原子、塩素原子、メチル基、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、またはトリフルオロメチル基である)で表されるモノマーである。好ましい含フッ素重合性モノマーとして、四フッ化エチレン、三フッ化エチレン、三フッ化塩化エチレン、六フッ化プロピレン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、二フッ化二塩化エチレン等が挙げられる。含フッ素重合性モノマーとして、2種類以上のモノマーが使用されてもよい。
フッ素フリー重合性モノマーとして、公知のビニル系モノマーが挙げられる。フッ素フリー重合性モノマーとして、2種類以上のモノマーが使用されてもよい。
フッ素樹脂粒子はいずれも、上記構成材料の中で、含フッ素重合性モノマーの単独重合体または共重合体からなることが好ましく、より好ましくはポリ四フッ化エチレン(PTFE)、ポリ三フッ化エチレン、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、特にポリ四フッ化エチレンである。
フッ素樹脂粒子を構成する重合体の平均分子量は本発明の目的を達成できる限り特に制限されないが、通常はいずれも1万から100万の範囲が好適である。
フッ素樹脂粒子は、平均1次粒径が0.02μm〜0.20μmのものが好ましい。
尚、フッ素樹脂粒子の数平均1次粒径は、電子顕微鏡を用い、1万〜10万倍に拡大した写真を撮影し、フェレ水平径の平均値より求めた値である。
測定手順としては、測定試料(フッ素樹脂粒子)0.02gを、界面活性剤溶液20g(測定試料の分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)で馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、測定試料分散液を作製する。この測定試料分散液を、プレパラート上に塗布し、乾燥して電子顕微鏡撮影用試料とする。
フェレ水平径の平均値は、上記電子顕微鏡撮影用試料を高分解能透過型電子顕微鏡(HR−TEM)にて撮影した写真(写真映像でもよい)の水平方向(ここで、水平方向とは写真画像のX軸方向を表す)に対して、垂直に交わる2本の平行線により挟まれた時の平行線の間隔で得られるフェレ水平径の値について、任意の粒子200個を抽出し、それらのフェレ水平径の算術平均からフェレ水平径の平均値が求められる。
フッ素樹脂粒子の含有量は、アクリル樹脂に対し5〜20質量%、好ましくは8〜18質量%である。フッ素樹脂粒子はマイナス側の極性の帯電特性を有すため、20質量を超えて添加するとトナーの帯電性を低下させプリント時にかぶりが発生し易くなる。また、5質量%未満の添加ではフィルミングの発生を防止するのが難しくなる。
本発明の現像ローラは、導電性シャフトの外周に導電性を有する被覆層を設けたものである。被覆層の体積抵抗は1×104〜1×1010Ω・cmのものが好ましい。
この範囲とすることで、画像欠陥の無いトナー画像を得ることができる。
被覆層の体積抵抗は、図2示す測定装置を用いて測定したときの値である。
図2は、体積抵抗測定装置の概略図を示す。
図において、1は対極電極(金属ドラム)、25は現像ローラ、3は直流電源、4は電流計を示す。
被覆層の体積抵抗は、対極電極1と測定する現像ローラ25の間に4.9N(500g重)の荷重を与えた状態で対極電極1と測定する現像ローラ25を矢印の方向に回転させながら、直流電源3から100Vを印加し、その時に流れる電流を電流計4で測定し、計算で算出する。
測定器 :図2の測定機
測定条件:対極電極と現像ローラの線速度を1〜5cm/secと等速で回転させる
印加電圧:100V
測定環境:20℃、50RH%
本発明に係る被覆層は、アクリル樹脂とフッ素樹脂粒子、必要に応じ電子電動剤、イオン導電剤、非導電性充填剤(粗さ粒子)等を添加した塗布液を導電性シャフトの外周面に塗布して形成することができる。
被覆層は、単層構成でもよいが、中間層と表面層の2層構成がより好ましく、各層用の塗布液を浸漬法、スプレー法等により塗布して設けられたものが好ましい。
以下、2層構成の現像ローラについて説明する。
《導電性シャフトの準備》
本発明に用いられる導電性シャフトは、現像ローラ表面に蓄積される電荷をリークさせる部材も兼ねるため、導電性の金属で構成されることが好ましい。代表的なものとして、直径1〜30mmのステンレス鋼(例えばSUS303)、鉄、アルミニウム、ニッケル、アルミニウム合金、ニッケル合金等の導電性金属があり、また導電性樹脂で構成されるものでもよい。
《中間層の作製》
樹脂を溶解した溶液に、必要に応じ粗さ粒子を分散して塗布液を調製し、この塗布液を浸漬法により導電性シャフトの外周に塗布し、乾燥して中間層を形成する。
《表面層の作製》
アクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有する塗布液を、前記中間層の上に浸漬塗布法やスプレー塗布法により塗布し表面層を形成する。
尚、各塗布液には、必要に応じさらに電子導電剤、イオン導電剤を添加することができる。
〈電子導電剤〉
電子導電剤としては、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、銅、錫、ステンレス鋼等の各種導電性金属または合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化チタン、酸化錫一酸化アンチモン固溶体、酸化錫一酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物、これらの導電性材料で被膜された絶縁性物質などの微粉末を用いることができる。この内、カーボンブラックが、比較的容易に入手でき良好な帯電性が得られるので好ましく用いられる。
カーボンブラックは、その種類には、特に制限はなく、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック等の従来公知の種々のカーボンブラックを使用することができる。カーボンブラックの配合量は、使用するカーボンブラックの種類によって異なるために特に限定されないが、通常、樹脂成分100質量部に対して5〜50質量部とするのが好ましく、より好ましくは10〜40質量部の範囲において、被覆層に要求される導電性及びユニバーサル硬さに応じて適宜設定される。
カーボンブラックの配合量を50質量部以下とすると、現像ローラの導電性及びユニバーサル硬さが適切なものとなり、更に、樹脂層内での分布の均一性が上がるため、導電性の均一性も向上する。一方、カーボンブラックの配合量を5質量部以上とすると、好ましいレベルの導電性を確保することができる。更に、添加したカーボンブラックを十分パーコレートすることが可能となり、導電性を安定させることができる。
〈イオン導電剤〉
イオン導電剤としては、従来から無機イオン塩や有機イオン塩として公知のものが、何れも適宜に選択使用できる。具体的には、Li、LiCl、NaI、NaBr、KI等のアルカリ金属ハライド、LiClO4、KClO4、CuCl2Mg(ClO42等の過塩素酸塩、LiSCN、NaSCN、CsSCN等のチオシアン酸塩等のごとき無機イオン塩や、脂肪族スルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールリン酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加リン酸エステル塩、4級アンモニウム塩、ベタイン等の有機イオン塩を挙げることができる。これらの中で特に好ましいものとして、トリメチルオクタデシルアンモニウムパークロレート、テトラメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩を挙げることができる。このイオン導電剤は、1種類で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
イオン導電剤の配合量は、特に制限はなく各種状況に応じて適宜選定されるが、被覆層を形成する樹脂成分100質量部に対し0.001〜5質量部が好ましく、0.05〜2質量部がより好ましい。
これにより、1×104〜1×1010Ω・cmの抵抗領域で、電気抵抗の位置ばらつきが少なく、且つ電気抵抗の電圧依存性が少ない上、温湿度の環境変化に対する電気抵抗の変動が少ない導電性を有する被覆層が得られる。
〈粗さ粒子〉
粗さ粒子としては、珪藻土、石英粉末、乾式シリカ、湿式シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミノケイ酸、炭酸カルシウム、樹脂粒子等が挙げられる。これらの中では樹脂粒子が好ましく、樹脂粒子としては架橋アクリル樹脂粒子、架橋ウレタン樹脂粒子が特に好ましい。
次に、非磁性1成分現像剤について説明する。
非磁性1成分現像剤としては、熱定着可能な非磁性1成分トナー(以下、単にトナーとも云う)を用いる。
トナーの体積基準におけるメディアン径(D50)径は、高品質のトナー画像を得るという観点から3.0〜9.0μmのものが好ましい。
トナーを構成する樹脂の具体例としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂を挙げることができる。
トナーの製造方法は特に限定されず、公知の重合法や粉砕法により作製することができる。
体積基準におけるメディアン径(D50)は、マルチサイザー3(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピュータシステム(ベックマン・コールター製)を接続した装置を用いて測定、算出することができる。
体積基準におけるメディアン径(D50)の測定手順としては、トナー0.02gを、界面活性剤溶液20ml(トナーの分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)で馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー分散液を作成する。このトナー分散液を、サンプルスタンド内のISOTONII(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定濃度5〜10%になるまでピペットにて注入し、測定機カウントを30000個に設定して測定する。尚、コールターマルチサイザーのアパチャー径は50μmのものを使用する。
本発明において、非磁性1成分トナーの帯電量とは、現像ローラ上の非磁性1成分トナーの帯電量をいう。
現像ローラ上の非磁性1成分トナーの帯電量は、以下の測定方法により行う。
1.濾紙(T100A047A:アドバンテック社製)を装着したトナー捕集ユニットの質量:W1(g)を分析用天秤(cp224S型:ザルトリウス社製)により測定する。
2.トナー捕集ユニットを吸引ポンプに装着する。
3.トナーカートリッジ中の現像ローラ表面の約7cm2の領域にあるトナーを吸引ポンプによって濾紙上に捕集し、トナー捕集ユニットに移行した捕集トナーの持つ電荷量:Q(μC)をデジタルエレクトロメータ(R8252型:エーディーシー社製)の電荷量測定モードにより求める。
4.トナー捕集ユニットを吸引ポンプから取り外し、トナー捕集後のトナー捕集ユニットの質量:W2(g)を測定する。
5.式1によってトナーの帯電量Q/M(μC/g)を求める。
式1 帯電量=Q/M=Q/(W2−W1)
次に、本発明に係る現像装置について説明する。
本発明の現像ローラは、その表面に非磁性1成分現像剤を保持して搬送し、該現像剤を潜像担持体表面の潜像に付着させる現像装置を用い、潜像を可視化する画像形成方法に用いられる。
図3は、本発明に係る現像装置の一例を示す断面概略図である。
図3に示す現像装置20は、現像ローラ25に隣接してバッファ室26を、バッファ室26に隣接してホッパ27等を有する。
バッファ室26にはトナー規制部材であるブレード28が現像ローラ25に圧接させた状態で配置されている。ブレード28は、現像ローラ25上のトナーの帯電量及び付着量を規制するものである。また、現像ローラ25の回転方向に対してブレード28の下流側に、現像ローラ25上のトナー帯電量・付着量の規制を補助するための補助ブレード29をさらに設けることも可能である。
現像ローラ25には供給ローラ30が押圧されている。供給ローラ30は、図示しないモータにより現像ローラ25と同一方向(図中反時計回り方向)に回転駆動する。供給ローラ30は、導電性の円柱基体と基体の外周にウレタンフォームなどで形成された発泡層を有する。
ホッパ27には非磁性1成分現像剤であるトナーTが収容されている。また、ホッパ27にはトナーTを攪拌する回転体31が設けられている。回転体31には、フィルム状の搬送羽根が取付けられており、回転体31の矢印方向への回転によりトナーTを搬送する。搬送羽根により搬送されたトナーTは、ホッパ27とバッファ室26を隔てる隔壁に設けられた通路32を介してバッファ室26に供給される。尚、搬送羽根の形状は、回転体31の回転に伴い羽根の回転方向前方でトナーTを搬送しながら撓むとともに、通路32の左側端部に到達すると真っ直ぐの状態に戻るようになっている。このように羽根はその形状を湾曲状態を経て真っ直ぐに戻るようにすることでトナーTを通路32に供給している。
また、通路32には通路32を閉鎖する弁321が設けられている。この弁はフィルム状の部材で、一端が隔壁の通路32右側面上側に固定され、トナーTがホッパ27から通路32に供給されると、トナーTからの押圧力により右側に押されて通路32を開けるようになっている。その結果、バッファ室26内にトナーTが供給される。
また、弁321の他端には規制部材322が取付けられている。規制部材322と供給ローラ30は、弁321が通路32を閉鎖した状態でも僅かな隙間を形成する様に配置される。規制部材322は、バッファ室26の底部に溜まるトナー量が過度にならないように調整するもので、現像ローラ25から供給ローラ30に回収されたトナーTがバッファ室26の底部に多量に落下しないように調整される。
現像装置20では、画像形成時に現像ローラ25が矢印方向に回転駆動するとともに供給ローラ30の回転によりバッファ室26のトナーが現像ローラ25上に供給される。現像ローラ25上に供給されたトナーTは、ブレード28、補助ブレード29により帯電、薄層化された後、像担持体との対向領域に搬送され、像担持体上の静電潜像の現像に供される。現像に使用されなかったトナーは、現像ローラ25の回転に伴って除電ブレード24により除電され、現像ローラとトナーの静電的な付着力を低減させた後、供給ローラ30により現像ローラ25から掻き取られ回収される。
次に、フルカラー画像形成装置について説明する。
図4は、フルカラー画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
図4に示すフルカラー画像形成装置においては、回転駆動される感光体ドラム10の周囲に、この感光体ドラム10の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電ブラシ111等が設けられている。
また、帯電ブラシ111によって帯電された感光体ドラム10をレーザビームによって走査露光するレーザ走査光学系20が設けられており、このレーザ走査光学系20はレーザダイオード,ポリゴンミラー,fθ光学素子を内蔵した周知のものであり、その制御部にはイエロー,マゼンタ,シアン,ブラック毎の印字データがホストコンピュータから転送されるようになっている。そして、このレーザ走査光学系20は、上記の各色毎の印字データに基づいて、順次レーザビームとして出力し、感光体ドラム10上を走査露光し、これにより感光体ドラム10上に各色毎の静電潜像を順次形成するようになっている。
また、このように静電潜像が形成された感光体ドラム10に各色のトナーを供給してフルカラーの現像を行うフルカラー現像装置30は、支軸33の周囲にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各非磁性1成分トナーを収容させた4つの色別の現像器31Y、31M、31C、31Bkが設けられており、支軸33を中心として回転し、各現像器31Y、31M、31C、31Bkが感光体ドラム10と対向する位置に導かれるようになっている。
また、このフルカラー現像装置30における各現像器31Y、31M、31C、31Bkにおいては、上記図4に示すように、回転してトナーを搬送する現像剤担持体(現像ローラ)25の外周面にトナー規制部材が圧接されており、このトナー規制部材により、現像ローラ25によって搬送されるトナーの量を規制すると共に、搬送されるトナーを帯電させるようになっている。尚、このフルカラー現像装置30においては、現像ローラによって搬送されるトナーの規制と帯電とを適切に行うために、トナー規制部材を2つ設けるようにしてもよい。
そして、上記のようにレーザ走査光学系20によって感光体ドラム10上に各色の静電潜像が形成される毎に、上記のように支軸33を中心にして、このフルカラー現像装置30を回転させ、対応する色彩のトナーが収容された現像器31Y、31M、31C、31Bkを感光体ドラム10と対向する位置に順々に導き、各現像器31Y、31M、31C、31Bkにおける各現像ローラ25より、上記のように各色の静電潜像が順々に形成された感光体ドラム10上に向かって、帯電された各色のトナーを順々に供給して現像を行うようになっている。
また、このフルカラー現像装置30より感光体ドラム10の回転方向下流側の位置には、中間転写体40として、回転駆動される無端状の中間転写ベルト40が設けられており、この中間転写ベルト40は感光体ドラム10と同期して回転駆動されるようになっている。そして、この中間転写ベルト40は回転可能な1次転写ローラ41により押圧されて感光体ドラム10に接触するようになっており、またこの中間転写ベルト40を支持する支持ローラ42の部分には、2次転写ローラ43が回転可能に設けられ、この2次転写ローラ43によって記録紙等の記録材Sが中間転写ベルト40に押圧されるようになっている。
更に、前記のフルカラー現像装置30とこの中間転写ベルト40との間のスペースには、中間転写ベルト40上に残留したトナーを掻き取るクリーナ50が中間転写ベルト40に対して接離可能に設けられている。
また、普通紙等の記録材Sを中間転写ベルト40に導く給紙手段60は、記録材Sを収容させる給紙トレイ61と、この給紙トレイ61に収容された記録材Sを1枚ずつ給紙する給紙ローラ62と、上記の中間転写ベルト40上に形成された画像と同期して給紙された記録材Sを中間転写ベルト40と上記の2次転写ローラ43との間に送るタイミングローラ63とで構成されており、このようにして中間転写ベルト40と2次転写ローラ43との間に送られた記録材Sを2次転写ローラ43によって中間転写ベルト40に押圧させて、中間転写ベルト40からトナー像を記録材Sへ押圧転写させるようになっている。
一方、上記のようにトナー像が押圧転写された記録材Sは、エアーサクションベルト等で構成された搬送手段66により定着装置70に導かれるようになっており、この定着装置70において転写されたトナー像が記録材S上に定着され、その後、この記録材Sが垂直搬送路80を通して装置本体100の上面に排出されるようになっている。
次に、このフルカラー画像形成装置を用いてフルカラーの画像形成を行う動作について具体的に説明する。
まず、感光体ドラム10と中間転写ベルト40とを同じ周速度でそれぞれの方向に回転駆動させ、感光体ドラム10を帯電ブラシ11によって所定の電位に帯電させる。
そして、このように帯電された感光体ドラム10に対して、上記のレーザ走査光学系20によりイエロー画像の露光を行い、感光体ドラム10上にイエロー画像の静電潜像を形成した後、この感光体ドラム10にイエロートナーを収容させた現像器31Yから前記のようにトナー規制部材によって荷電されたイエロートナーを供給してイエロー画像を現像し、このようにイエローのトナー像が形成された感光体ドラム10に対して中間転写ベルト40を1次転写ローラ41によって押圧させ、感光体ドラム10に形成されたイエローのトナー像を中間転写ベルト40に1次転写させる。
このようにしてイエローのトナー像を中間転写ベルト40に転写させた後は、前記のようにフルカラー現像装置30を支軸33を中心にして回転させ、マゼンタトナーが収容された現像器31Mを感光体ドラム10と対向する位置に導き、上記のイエロー画像の場合と同様に、レーザ走査光学系20により帯電された感光体ドラム10に対してマゼンタ画像を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をマゼンタトナーが収容された現像器31Mによって現像し、現像されたマゼンタのトナー像を感光体ドラム10から中間転写ベルト40に1次転写させ、更に同様にして、シアン画像及びブラック画像の露光,現像及び1次転写を順々に行って、中間転写ベルト40上にイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナー画像を順々に重ねてフルカラーのトナー像を形成する。
そして、中間転写ベルト40上に最終のブラックのトナー像が1次転写されると、記録材Sをタイミングローラ63により2次転写ローラ43と中間転写ベルト40との間に送り、2次転写ローラ43により記録材Sを中間転写ベルト40に押圧させて、中間転写ベルト40上に形成されたフルカラーのトナー像を記録材S上に2次転写させる。
そして、このようにフルカラーのトナー像が記録材S上に2次転写されると、この記録材Sを上記の搬送手段66により定着装置70に導き、この定着装置70によって転写されたフルカラーのトナー像を記録材S上に定着させ、その後、この記録材Sを垂直搬送路80を通して装置本体1の上面に排出させるようになっている。
《フッ素樹脂粒子の準備》
(フッ素樹脂粒子1の準備)
数平均1次粒径0.05μmの四フッ化エチレン樹脂粒子を準備し、これを「フッ素樹脂粒子1」とする。
(フッ素樹脂粒子2の準備)
数平均1次粒径が0.1μmの四フッ化エチレン樹脂粒子を準備し、これを「フッ素樹脂粒子2」とする。
(架橋アクリル樹脂粒子3の準備)比較例
体積基準におけるメディアン径(D50)が、0.1μmの架橋アクリル樹脂粒子を準備し、これを「アクリル樹脂粒子3」とする。
(導電性シャフトの準備)
現像ローラの軸体として、SUS303の中空筒状の導電性シャフトを準備した。これを「シャフト1」とする。
《現像ローラの作製》
〈現像ローラ1の作製〉
(中間層形成)
メチルエチルケトン500質量部に、熱可塑性エラストマーであるウレタン樹脂「ニッポラン5199」(日本ポリウレタン社製)100質量部を溶解した溶液に、カーボンブラック「ケッチェンブラックEC300J」(ライオン社製)20質量部、テトラメチルアンモニウムクロライド2.0質量部と、体積基準におけるメディアン径15μmの粗さ粒子「球形架橋アクリル樹脂」20質量部とをサンドミルを用いて2時間分散させ、中間層形成用塗布液を調製した。これを「中間層形成用塗布液1」とする。
「中間層層形成用塗布液1」を「シャフト1」の外周面にスプレー塗布した後、120℃で1時間乾燥を行い、乾燥後の膜厚が10μmの「中間層1」を形成した。
(表面層形成)
メチルエチルケトン500質量部に、熱可塑性アクリル樹脂「スミペックスLG」(住友化学社製)100質量部を溶解した溶液に、カーボンブラック「ケッチェンブラックEC300J」(ライオン社製)20質量部、テトラメチルアンモニウムクロライド2.0質量部、「フッ素樹脂粒子1」20質量部とをサンドミルを用いて2時間分散させ、表面層形成用塗布液を調製した。これを「表面層形成用塗布液1」とする。
「表面層層形成用塗布液1」を「中間層1」の外周面に乾燥後の膜厚が5μmになるようスプレー塗布し、100℃で1時間乾燥を行い「表面層1」を形成し、「現像ローラ1」を作製した。
〈現像ローラ2の作製〉
現像ローラ1の作製において、「フッ素樹脂粒子1」20質量部を、「フッ素樹脂粒子2」18質量部に変更した以外は同様にして「現像ローラ2」を作製した。
〈現像ローラ3の作製〉
現像ローラ1の作製において、「フッ素樹脂粒子1」の量を、20質量部から5質量部に変更した以外は同様にして「現像ローラ3」を作製した。
〈現像ローラ4の作製〉
現像ローラ1の作製において、「フッ素樹脂粒子1」の量を、20質量部から10質量量部に変更した以外は同様にして「現像ローラ4」を作製した。
〈現像ローラ5の作製〉
現像ローラ1の作製において、「フッ素樹脂粒子1」の量を、20質量部から25質量部に変更した以外は同様にして「現像ローラ5」を作製した。
〈現像ローラ6の作製〉
現像ローラ1の作製において、「フッ素樹脂粒子1」の量を、20質量部から3質量部に変更した以外は同様にして「現像ローラ6」を作製した。
〈現像ローラ7の作製〉
現像ローラ1の作製において、「フッ素樹脂粒子1」を、添加しなかった以外は同様にして「現像ローラ7」を作製した。
〈現像ローラ8の作製〉
(中間層形成)
メチルエチルケトン500質量部に、熱可塑性エラストマーであるウレタン樹脂「ニッポラン5199」(日本ポリウレタン社製)100質量部を溶解した溶液に、カーボンブラック「ケッチェンブラックEC300J」(ライオン社製)20質量部、テトラメチルアンモニウムクロライド2.0質量部と、体積基準におけるメディアン径15μmの粗さ粒子「球形架橋アクリル樹脂」20質量部とをサンドミルを用いて2時間分散させ、中間層形成用塗布液を調製した。これを「中間層形成用塗布液1」とする。
「中間層層形成用塗布液1」を「シャフト1」の外周面にスプレー塗布した後、120℃で1時間乾燥を行い、乾燥後の膜厚が10μmの「中間層1」を形成した。
(表面層形成)
メチルエチルケトン500質量部に、ポリアミド樹脂「ポリアミド1:トレジンMF−30」(ナガノケムテックス社製)100質量部を溶解した溶液に、カーボンブラック「ケッチェンブラックEC300J」(ライオン社製)20質量部、テトラメチルアンモニウムクロライド2.0質量部と、「フッ素樹脂粒子1」20質量部とをサンドミルを用いて2時間分散させ、表面層形成用塗布液を調製した。これを「表面層形成用塗布液1」とする。
「表面層層形成用塗布液1」を「中間層1」の外周面に乾燥後の膜厚が5μmになるようスプレー塗布し、100℃で1時間乾燥を行い「表面層1」を形成し、「現像ローラ8」を作製した。
〈現像ローラ表面の純水接触角の測定〉
現像ローラ表面の純水接触角の測定は、上記の方法で行った。尚、現像ローラ表面の純水接触角の評価基準は、100〜115°が合格範囲である。
表1に、フッ素樹脂粒子を含有する層を形成する樹脂、フッ素樹脂粒子、その粒径と添加量、接触角を示す。
Figure 2008076945
《評価》
現像ローラの評価は、カラーレーザプリンター「Magicolor2430DL」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)に上記で作製した現像ローラを順次装着し、常温常湿(20℃、55%RH)環境でプリントして行った。
現像ローラ初期の性能評価は、画素率20%(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色5%のフルカラーモード)でA4サイズの原稿を1枚プリントし、そのトナー画像品質と現像ローラの残留電位で評価した。
その後、画像率4%(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色1%のフルカラーモード)の原稿を用いて連続5000枚プリントを行った。
5000枚プリント終了後の性能評価は、初期性能評価と同じ画素率20%(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色5%のフルカラーモード)でA4サイズの原稿を1枚プリントし、そのトナー画像品質(画像濃度、かぶり)と現像ローラ表面のフィルミング状態で評価した。
〈トナーの帯電量〉
トナーの帯電量は、前記の測定方法で、初期と連続5000枚プリント終了時の帯電量を測定した。尚、帯電量の評価基準は、18〜28μC/gが合格範囲である。
〈画像濃度〉
画像濃度は、初期と5000枚プリント終了時のべた黒画像部の濃度を反射濃度計「RD−918」(マクベス社製)を用いて12点測定し、その平均濃度で評価した。尚、画像濃度は、初期では1.3以上、5000枚終了後では1.2以上を合格とした。
〈フィルミング〉
5000枚プリント終了後、現像ローラ表面のフィルミングとプリント画像を目視観察し評価した。尚、フィルミングは○以上を合格とした。
◎:フィルミングが観察されず良好
○:フィルミングが若干観察されるが、プリント画像に画像欠陥として現れず実用上問題ないレベル
×:フィルミングが明らかに観察され、プリント画像にも画像欠陥として現れ実用上問題となるレベル。
〈トナーこぼれ〉
5000枚プリント終了後、現像器周辺を目視観察し、現像器周辺のトナーこぼれ状態を目視で観察し評価した。尚、トナーこぼれは○以上を合格とした。
◎:トナーこぼれが、観察されず良好
○:トナーこぼれが、若干観察されるが実用上問題ないレベル
×:トナーこぼれが、ひどく機内汚れが発生し実用上問題となるレベル。
表2に、評価結果を示す。
Figure 2008076945
表2の評価結果から、実施例1〜4の「現像ローラ1〜4」は全てで良好な結果が得られ、本発明の効果を発現することが確認された。一方、比較例1〜5の「現像ローラ5〜9」は、評価項目の何れかで満足な結果が得られず、本発明の効果を発現しないことが確認された。
本発明の現像ローラの一例を示す断面模式図である。 体積抵抗測定装置の概略図を示す。 本発明に係る現像装置の一例を示す断面概略図である。 フルカラー画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
25 現像ローラ
1 導電性シャフト
20 被覆層
21 中間層
22 表面層
23 フッ素樹脂粒子

Claims (1)

  1. 導電性シャフトの外周に導電性を有する被覆層を形成してなり、該被覆層の表面に非磁性1成分現像剤を保持し、該非磁性1成分現像剤を潜像担持体表面の潜像に付着させ、可視化する現像ローラにおいて、
    該被覆層の表面を形成する表面層がアクリル樹脂とフッ素樹脂粒子を含有し、該フッ素樹脂粒子の量がアクリル樹脂に対して5〜20質量%であることを特徴とする現像ローラ。
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