JP2008076173A - 半導体集積回路、マイクロコンピュータ、および、それらの動作モード切替え方法 - Google Patents

半導体集積回路、マイクロコンピュータ、および、それらの動作モード切替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の動作モードの設定においては、製品の出荷前と出荷後で動作モードの設定条件を変更することができなかった。
【解決手段】本発明の半導体集積回路は、書換え可能な不揮発性メモリと、動作モード設定信号が入力される動作モード設定端子と、動作モード設定信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、を備え、不揮発性メモリは、第1のパルス数設定値を格納し、第1のカウンタのカウント値と第1のパルス数設定値が一致した場合に動作モードの切替えを実行することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体集積回路に関し、特にテスト機能を備えた半導体集積回路に関する。
半導体集積回路には、ユーザが使用する通常動作モードの他に、出荷の際の検査に用いられる特殊な動作モードやデバッグに用いられるエミュレーション動作モードなど様々なテスト動作モードが内蔵されている。また、近年の半導体集積回路は、微細化、高集積化により同一チップ上に様々な回路を搭載するようになり、それに伴ってテスト項目も多岐にわたっており、より多くのテスト動作モードが必要となってきている。
通常、これらの動作モードは、動作モード設定端子と、当該動作モード設定端子から入力される信号に基づいて複数の動作モードから1つの動作モードを選択するテストモード選択回路とを用いて、設定される。
特許文献1の動作モード設定に係る回路図を、図11に示す。図11において、111は、通常動作モードと各種テスト動作モードとの切替えを行うための動作モード設定端子である。R1〜R3は、第1の電圧レベルV1と第2の電圧レベルV2とを発生させるための分割抵抗である。112は、第1の電圧レベルV1と動作モード設定端子111から入力される信号(入力信号)の電圧(入力電圧Vin)とを比較する第1の比較器であり、第1の比較器の非反転入力端子に入力電圧Vinが入力され、第1の比較器の反転入力端子に第1の電圧レベルV1が入力される。したがって、Vin≧V1の場合に、第1の比較器112の出力は、‘H’レベルを出力する。113は、第2の電圧レベルV2と入力電圧Vinとを比較する第2の比較器であり、第2の比較器の非反転入力端子にV2が入力され、第2の比較器の反転入力端子に入力電圧Vinが入力される。したがって、V2≧Vinの場合に、第2の比較器113の出力は、‘H’レベルを出力する。114は、第1の比較器112が出力する出力信号の立ち下がりエッジをカウントするカウンタである。また、カウンタ114は、第2の比較器113の‘H’レベル出力をリセット信号として入力し、カウント値を「0」とする。115は、カウンタ114のカウント値を解読し、それに応じた動作モードを選択するための動作モード設定信号を出力するデコーダである。
次に、図11の回路図の動作を、図12の波形図を使って説明する。図12は、動作モード設定端子111に入力される入力電圧Vinを示す。t=T0〜T1の期間においては、V2≧Vinであるため、第2の比較器113の出力信号は‘H’レベルとなる。カウンタ114は、第2の比較器113から‘H’レベル出力を受けて、カウント値を「0」にリセットする。カウント値「0」を受けたデコーダ115は、通常動作モードを示す動作モード設定信号を出力する。すなわち、通常動作モードが設定される。
t=T1になると、Vin≧V1となる。そのため、第1の比較器112の出力は、‘L’レベルから‘H’レベルへ遷移する。また、第2の比較器113の出力は、‘H’レベルから‘L’レベルへ遷移する。第2の比較器113の出力が‘L’レベルになったため、カウンタ114のリセット状態が解除される。
t=T2になると、V1≧Vinとなる。そのため、第1の比較器112の出力は、‘H’レベルから‘L’レベルに遷移する。カウンタ114は、第1の比較器112の出力の立ち下がりエッジを検出し、カウント値を「0」から「1」にカウントアップする。カウント値「1」を受けたデコーダ115は、通常動作モードを示す動作モード設定信号から、テスト動作モード1を示す動作モード設定信号へ出力を切替える。すなわち、t=T2において、動作モードの設定が、通常動作モードからテスト動作モード1に変更される。
t=T3になると、Vin≧V1となるため、t=T1と同様に、第1の比較器112の出力は、‘L’レベルから‘H’レベルに遷移する。
t=T4になると、再びV1≧Vinとなるため、カウンタ114のカウント値が「1」から「2」にカウントアップする。カウント値が「2」に変更されたことにより、デコーダ115は、テスト動作モード1を示す動作モード設定信号から、テスト動作モード1とは異なるテスト動作モード2を示す動作モード設定信号へ出力を切替える。すなわち、t=T4において、動作モードの設定が、テスト動作モード1からテスト動作モード2に変更される。
以上のように、カウンタ114およびカウンタ114のカウント値をデコードするデコーダ115を用いることによって、1本の動作モード設定端子111のみで複数の動作モードの設定をすることができる。
特許文献1と同様に、1本の端子、カウンタ、デコーダを用いて動作モードを設定する技術が、特許文献2に記載されている。また、特許文献3および4には、通常動作モードと複数種類のテスト動作モードの設定に係る設定端子のピン数を削減する技術が記載されている。さらに、特許文献5および6には、意図しない通常動作モードからテスト動作モードへの切替えを防止する技術が記載されている。
特開平7−174829 特開実6−65881 特開2005−274357 特開2000−304831 特開2002−244878 特開平10−187476
前述の通り、近年の半導体集積回路は、微細化・高集積化に伴いより多くのテスト動作モードが必要となってきたが、特に半導体集積回路の中でも多機能、高機能を実現するマイクロコンピュータの製品出荷前(出荷時)のテストは、非常に多くのテスト動作モードによるテスト動作を実行する必要がある。この出荷時のテストに要する時間は、製品出荷のスループットに大きく影響し、テスト時間が長くなると、製品コストの上昇につながってしまう。そのため、出荷時のテストの際の動作モードの設定(遷移)に要する時間をなるべく少なくする必要がある。すなわち、製品出荷前には、動作モードの設定をできるだけ簡便にする方が有利となる。
一方、製品出荷後にユーザのシステムで動作する場合には、不具合解析などの特殊なケースを除いて、テスト動作モードを使用することは無く、通常動作モードで動作中に誤ってテスト動作モードに遷移してしまうと、ユーザシステムが異常となってしまう。そのため、簡単にテスト動作モードへ遷移させないことが必要となる。すなわち、製品出荷前とは逆に、製品出荷後には、動作モードの設定をできるだけ複雑にする方が有利となる。
しかしながら、従来の動作モードの設定においては、このように出荷前と出荷後で動作モードの設定条件を変更することができない。
本発明に係る半導体集積回路は、複数の動作モードによる動作が可能な半導体集積回路であって、書換え可能な不揮発性メモリと、動作モード設定信号が入力される動作モード設定端子と、前記動作モード設定信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、を備え、前記不揮発性メモリは、第1のパルス数設定値を格納し、前記第1のカウンタのカウント値と前記第1のパルス数設定値とが一致した場合に、前記動作モードの切替えを実行する、ことを特徴とする。このような構成により、第1のパルス数設定値の変更が可能となり、その結果、本発明の半導体集積回路は、異なる条件で動作モードの切替えを実行することできる。
また、本発明に係るマイクロコンピュータは、複数の動作モードによる動作が可能なマイクロコンピュータであって、CPUと、前記CPUに電気的に接続され、格納するデータの書換えが可能な不揮発性メモリと、動作モード設定信号が入力される動作モード設定端子と、前記動作モード設定信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、を備え、前記不揮発性メモリは、パルス数設定値を格納し、前記第1のカウンタのカウント値と前記パルス数設定値とが一致した場合に、前記CPUは、前記動作モードの切替えに伴う動作変更を実行する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体集積回路の動作モード切替え方法は、複数の動作モードによる動作が可能な半導体集積回路の動作モード切替え方法であって、動作モード設定端子を介して入力されるパルス数をカウントする第1のステップと、不揮発性メモリに格納されている第1のパルス数設定値を読出す第2のステップと、前記第1のステップのカウントによるカウント値と前記第2のステップで読出した前記第1のパルス数設定値とを比較する第3のステップと、前記第3のステップの比較の結果、両者の値が一致した場合に、前記動作モードの切替えを行う第4のステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、製品出荷前には簡便な条件を設定し、一方製品出荷後には複雑な条件を設定するというように、異なる(相反する)動作モードの設定条件を設定することが可能となる。その結果、出荷時のテストの時間短縮による製品コストの上昇の抑制と、テスト動作モードへの遷移が原因で引き起こされるユーザシステムの動作異常の発生確率の低減を、同時に実現することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態においては、マイクロコンピュータを用いて説明をするが、これに限定されることはなく、上述の複数の動作モード(テスト機能)を備えたものであれば、その他一般的な半導体集積回路であってもよい。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10のブロック図である。図1に示すように、マイクロコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリコントローラ12と、不揮発性メモリ13と、パルス数設定レジスタ14a−14cと、動作モード設定端子15と、第1のカウンタ16と、第1の比較器17a−17cと、リセット端子18と、データ入力端子21を備える。
メモリコントローラ12は、CPU11および不揮発性メモリ13に接続され、不揮発性メモリ13は、CPU11およびメモリコントローラ12に接続される。不揮発性メモリ13は、格納するデータの書換えが可能なメモリであり、例えば、バイト単位の書換えが可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ブロック単位の書換えが可能なフラッシュメモリ、その他FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)等があげられる。メモリコントローラ12は、CPU11から出力される書込みおよび読出し命令を受けて、不揮発性メモリ13に対するアクセスを行う。メモリコントローラ12からのアクセスが書込みに関するものである場合には、不揮発性メモリ13は、メモリコントローラ12から書込み先を示すアドレスおよび書込みデータを受けて、書込み処理を行う。また、メモリコントローラ12からのアクセスが読出しに関するものである場合には、不揮発性メモリ13は、メモリコントローラ12から読出し先を示すアドレスを受けて、読出し処理を行う。なお、不揮発性メモリ13は、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定されるべき値(パルス数設定値)が格納されているパルス数設定値格納領域20を有する。
パルス数設定レジスタ14a−14cは、CPU11、リセット端子18および第1の比較器17a−17cにそれぞれ接続される。パルス数設定レジスタ14a−14cは、CPU11から所定の値をそれぞれ設定される。設定された値は、パルス数設定レジスタ14a−14cから第1の比較器17a−17cへ出力される。また、リセット端子18から外部リセット信号(‘L’レベル)が入力されると、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定された値は、すべて初期値へリセットされる。ここで、パルス数設定レジスタ14a−14cが、8ビットレジスタであるとすれば、例えば、初期値として、「11111111b(255)」を選択することができる。
第1のカウンタ16は、動作モード設定端子15、第1の比較器17a−17cおよびリセット端子18に接続される。第1のカウンタ16は、動作モード設定端子15を介して入力される動作モード設定信号の入力パルス数(エッジの数)をカウントする。具体的には、第1のカウンタ16は、アップカウンタとして構成され、動作モード設定信号の立下りエッジ(若しくは立上りエッジ)を受けて、カウントアップ動作を行う。カウント値は、第1の比較器17a−17cへ出力される。また、リセット端子18から外部リセット信号(‘L’レベル)が入力されると、第1のカウンタ16のカウント値は、「0」へリセットされる。なお、第1のカウンタ16のカウント範囲は、パルス数設定レジスタ14a−14cの大きさに対応して決定される。パルス数設定レジスタ14a−14cが8ビットレジスタである場合には、第1のカウンタ16は、8ビットカウンタ(カウント範囲は、「0〜255」)となる。
第1の比較器17a−17cは、CPU11、パルス数設定レジスタ14a−14cおよび第1のカウンタ16に接続される。第1の比較器17a−17cは、パルス数設定レジスタ14a−14cから出力される値と第1のカウンタ16から出力されるカウント値を比較する。第1の比較器17a−17cは、両者の値が一致する場合には、一致を示す‘H’レベルをCPU11へ出力する。一方、両者の値が不一致である場合には、不一致を示す‘L’レベルをCPU11へ出力する。なお、第1の比較器17は、パルス数設定レジスタ14の数と同じだけ必要となる。
データ入力端子21は、CPU11と接続される。データ入力端子は、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20にパルス数設定値を書込む際に、外部からパルス数設定値を入力するための端子として使用される。また、後述するモード期間設定値や第1および第2のキーデータのデータ入力等のための端子としても使用される。
また、図1に示す通り、メモリコントローラ12は、第1のキーレジスタ19を有する。第1のキーレジスタ19は、CPU11からアクセス可能となっている。この第1のキーレジスタ19の機能の詳細については、後述する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る動作モードの一覧を示した表である。動作モードは、第1の比較器17a−17cの出力によって、一意に決まる。図2に示す通り、第1の比較器17a−17cの出力がすべて‘L’レベルの場合には、CPU11は、通常動作モードを選択する。第1の比較器17aの出力のみ‘H’レベルを示す場合には、CPU11は、テスト動作モード1を選択する。第1の比較器17bの出力のみ‘H’レベルを示す場合には、CPU11は、テスト動作モード2を選択する。第1の比較器17cの出力のみ‘H’レベルを示す場合には、CPU11は、テスト動作モード3を選択する。
また、図2は、N1、N2、N3がそれぞれ、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定されている場合を示している。つまり、動作モード設定信号のパルス数(エッジの数)を第1のカウンタ16がカウントし、そのカウント値が、N1となったときに、第1の比較器17aの出力が‘L’レベル→‘H’レベルに遷移する。同様に、カウント値が、N2、N3になったときに、第1の比較器17b、17cの出力がそれぞれ‘L’レベル→‘H’レベルとなる。
図1の構成によれば、パルス数設定レジスタ14および第1の比較器17の個数がそれぞれ3個のため、3通りのテスト動作モードを選択可能となっている。しかしながら、これに限定されることはない。パルス数設定レジスタ14および第1の比較器17の個数を増やせば、選択可能となるテスト動作モードも増える。つまり、パルス数設定レジスタ14および第1の比較器17をそれぞれM個にすれば、選択可能なテスト動作モードは、M通りとなる。
また、図2の表の通り、動作モード設定信号のエッジ数は、テスト動作モード毎に、異なる値に設定されている。同じ値が設定されてしまうと、同時に2つ以上の第1の比較器17の‘H’レベル出力が、CPU11へ出力されることになり、CPU11は、適切にテスト動作モードを選択(認識)することができなくなってしまうからである。
次に、図3を用いて、実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10の動作について説明する。図3は、実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。なお、図3では、一例として、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定するパルス数設定値を、「2」、「5」、「7」とする。
まず、リセット端子18を介して外部リセット信号が‘L’レベルとなり、パルス数設定レジスタ14a−14cおよび第1のカウンタ16の出力(カウント値)がリセットされる。図3の通り、パルス数設定レジスタ14a−14cは、「255(11111111b)」に、第1のカウンタ16のカウンタ値は、「0(00000000b)」に設定される。このとき、パルス数設定レジスタ14a−14cに格納された値とカウンタ値は一致しないため、第1の比較器17a−17cの出力は、‘L’レベルである。なお、動作モード設定信号は、‘H’レベルとなっている。
t0において、外部リセット信号が、‘L’レベル→‘H’レベルとなり、リセットが解除される。リセットの解除後、CPU11は、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20から、メモリコントローラ12を介して、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定するべき値(パルス数設定値)を読出すための読出し命令を出力する。ここでは、パルス数設定レジスタ14の個数は3個であるため、3個の異なる値(「2」、「5」、「7」)がパルス数設定値として、パルス数設定値格納領域20に予め格納されている。CPU11は、読出したパルス数設定値(「2」、「5」、「7」)をパルス数設定レジスタ14a−14cに設定する。t1において、パルス数設定レジスタ14aに「2」が、パルス数設定レジスタ14bに「5」が、パルス数設定レジスタ14cに「7」が、設定されている。このように、リセットシーケンス(リセット解除後の初期動作)において、不揮発性メモリ13からのパルス数設定値の読出しおよび読出したパルス数設定値のパルス数設定レジスタ14a−14cへの格納(設定)が行われる。
t2において、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移する。第1のカウンタ16は、動作モード設定信号の立下りエッジを受けて、カウント値を「0」→「1」へカウントアップする。また、この期間(図3では、t0〜t3)は、第1の比較器17a−17cのいずれの出力も‘L’レベルとなっているため、動作モードは、通常動作モードが設定されている。
t3において、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移し、第1のカウンタ16のカウント値は、「2」となる。このとき、パルス数設定レジスタ14aに設定されている値「2」とカウント値「2」が一致するため、第1の比較器17aの出力が、‘L’レベル→‘H’レベルに遷移する。第1の比較器17aの‘H’レベル出力を受けたCPU11は、通常動作モードからテスト動作モード1へと動作モードが遷移したことを認識し、テスト動作モード1に対応した動作に切替える。
t4において、再び動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移すると、第1のカウンタ16のカウント値は、「3」となるため、第1の比較器17aの出力は、‘L’レベルとなる。その結果、第1の比較器17a−17cの全ての出力が‘L’レベルとなる。したがって、CPU11は、テスト動作モード1から通常動作モードへと動作モードが遷移したことを認識し、通常動作モードに対応した動作に切替える。
同様に、t5において、第1のカウンタ16のカウント値は、「5」となるため、第1の比較器17bは、‘H’レベル出力となり、テスト動作モード2が設定される。t6になると、再び通常動作モードに戻る。t7において、第1のカウンタ16のカウント値は、「7」となるため、第1の比較器17cは、‘H’レベル出力となり、テスト動作モード3が設定される。t8になると、再度通常動作モードに戻る。
以上の通り、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定したパルス数設定値と、動作モード設定信号のパルス数(エッジ数)が一致することで、種々の動作モードへの設定が可能となる。
ここで、製品出荷前に行われるテストおける動作モードの遷移について説明する。前述の通り、製品出荷前に行われるテストでは、そのテストにかかる時間をなるべく短くすることが有利となる。実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10は、パルス数設定レジスタ14a−14cに格納されたパルス数設定値と動作モード設定信号のパルス数のカウント値が一致すると、動作モードの遷移が起こる。したがって、パルス数設定レジスタ14に格納されるパルス数設定値を小さいものとすれば、少ない動作モード設定信号のパルス数で動作モードの遷移をすることができる。すなわち、動作モードの遷移に要する時間を短くすることができる(動作モードの遷移を簡便にすることができる)。その結果、出荷時のテスト全体の時間も短くすることが可能となる。なお、これによる効果は、出荷時にテストしなければならないテスト動作モードが増えれば増えるほど、顕著となる。
図4は、実施の形態1に係る出荷時のテストの際のマイクロコンピュータ10の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。出荷時のテストでは、所望のテスト動作モードへの遷移をできるだけ早くする方が有利であるため、図4の例では、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定するパルス数設定値として、「1」、「2」、「3」を使用する。詳細には、データ入力端子21から、「1」、「2」、「3」の3個のパルス数設定値をCPU11へ入力する。CPU11は、メモリコントローラ12を介して、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20に、「1」、「2」、「3」のパルス数設定値を予め書込んでおく。これにより、リセットシーケンスにおいて、CPU11は、レジスタ14a−14cに、「1」、「2」、「3」を設定することができる。その結果、出荷時のテストの際のマイクロコンピュータ10では、全ての動作モードの遷移に必要な動作モード設定信号のパルス入力が、3個あれば足りる状態になり、動作モードの遷移に要する時間を極力少なくすることができる。
基本的な動作は、図3と同様であるため、その説明は省略する。なお、テスト動作モードの遷移は、テストを行いたい順序で実施できるように、パルス数設定レジスタ14a−14cに値を設定する。例えば、「テスト動作モード1」→「テスト動作モード3」→「テスト動作モード2」の順序にてテストを実行する場合には、パルス数設定レジスタ14aに「1」を、パルス数設定レジスタ14bに「3」を、パルス数設定レジスタ14cに「2」を設定すればよい。また、1つのテスト動作モードによるテストが終了した後リセットによる初期化処理が必要である場合には、例えば、図4の例では、「リセット→動作モード設定信号のパルスを1個入力→テスト動作モード1→リセット→動作モード設定信号のパルスを2個入力→テスト動作モード2→リセット→動作モード設定信号のパルスを3個入力→テスト動作モード3」のように動作モードを遷移させる。
一方、製品出荷後のユーザシステム動作中においては、不具合解析などの特殊なケースを除いて、テスト動作モードを使用することは無い。通常動作モードで動作中に誤ってテスト動作モードに遷移するようなことがあると、意図しない動作モードに遷移することにより、ユーザシステムが異常となってしまう場合がある。例えば、ユーザシステム動作中に、動作モード設定端子15からノイズが入ってしまった場合、第1のカウンタ16は、そのノイズのパルス数(エッジ数)をカウントしてしまう。特に、高周波のノイズが入った場合には、第1のカウンタ16でカウントされる数も多くなるため、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定されているいずれかのパルス数設定値を超えてしまう(一致してしまう)可能性が高くなる。
テスト動作モードでは、テストを行うために、プログラムカウンタ、周辺I/Oレジスタ、RAM(全て不図示)に格納された値を書換える場合がある。通常動作モードから誤ってテスト動作モードに遷移してしまうと、これまで使用されていたプログラムカウンタ等の値が破壊されるため、たとえその後に通常動作モードに戻ったとしても、これらの値を復帰することができなければ、正常動作は期待できない。特に、プログラムカウンタの値が破壊された場合には、ユーザプログラムは、異常なアドレスのコードを実行する可能性が高いため、ユーザシステムの暴走を引き起こしてしまう。また、プログラムカウンタの値が破壊されなかったとしても、周辺I/OレジスタやRAMの値が破壊されていると、(たとえ暴走は回避できたとしても、)その後の動作は予想つかないことになってしまう。この場合、完全に暴走するわけでもなく、中途半端に動作しているようになるため、システム異常としての認識が遅れることがあり、完全に暴走する場合に比べ、かえって問題になるケースもある。
したがって、製品出荷後のユーザシステム動作中には、通常動作モードからテスト動作モードへ誤って遷移しないようにすることが重要になる。そこで、出荷時のテストの場合の設定とは逆に、できる限りパルス数設定レジスタ14に格納するパルス数設定値を大きい値とする。すなわち、動作モード設定端子15を介して多少ノイズが入ったとしても、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定された大きい値であるパルス数設定値と第1のカウンタ16のカウント値との一致は起こらないため、簡単に通常動作モードからテスト動作モードへ遷移してしまうことを防ぐことができる。
図5は、実施の形態1に係るユーザシステムで動作中のマイクロコンピュータ10の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。ユーザシステム動作中には、テスト動作モードへの遷移をなるべく簡単に起こらないようにするため、図5の例では、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定するパルス数設定値を、「251」、「252」、「253」とする。詳細には、データ入力端子21から、「251」、「252」、「253」の3個のパルス数設定値をCPU11へ入力する。CPU11は、メモリコントローラ12を介して、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20に格納されている、「1」、「2」、「3」のパルス数設定値を、「251」、「252」、「253」のパルス数設定値に書換えておく。これにより、リセットシーケンスにおいて、CPU11は、レジスタ14a−14cに、「251」、「252」、「253」を設定することができる。したがって、製品の出荷前に、パルス数設定値格納領域20に格納されるパルス数設定値を、「1」、「2」、「3」のような小さい値から、「251」、「252」、「253」のような大きな値に書換える必要がある。その結果、製品出荷後のマイクロコンピュータ10では、通常動作モードからテスト動作モードに遷移するためには、最低251個の動作モード設定信号のパルス入力が必要とされ、誤ってテスト動作モードへの遷移が生じる可能性を著しく低くすることができる。
基本的な動作については、図3と同様であるため、説明は省略する。なお、図5において、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定したパルス数設定値を「251〜253」としたのは、パルス数設定レジスタ14a−14cの大きさが、8ビットレジスタ(255まで格納可能)であるためである。もっと大きな値にして、ノイズにより偶然にも一致してしまう確率をさらに低くしたければ、パルス数設定レジスタ14a−14cを9ビット以上のレジスタにすればいい。換言すれば、使用環境や適用するアプリケーションによって、パルス数設定値やパルス数設定レジスタ14a−14c自体の大きさを適宜決定すればいい。
このように、製品出荷前と製品出荷後では、不揮発性メモリ13内のパルス数設定データ格納領域20に格納されるパルス数設定値は、書き換えられて異なる値となる。すなわち、パルス数設定値格納領域は、自由に書換えを行うことが可能である。このことは、ユーザシステム動作中にユーザシステムの暴走が生じた場合に、ユーザが意図しなくても、パルス数設定値格納領域20に格納されているパルス数設定値を書換えてしまう可能性があることを意味する。ユーザシステムの暴走により、パルス数設定値が大きい値から小さい値に書換えられてしまうと、ちょっとしたノイズが動作モード設定端子15から入力した場合でも、すぐに通常動作モードからテスト動作モードへの遷移が生じることになる。このような製品は、上述のような問題点を引き起こすため、ユーザ側において、不具合発生品(不良品)として取り扱われてしまうことになる。
そこで、製品出荷後では、安易に不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20に格納されたパルス数設定値が書き換えられないように、パルス数設定値格納領域20を保護することが必要になる。図1に示す通り、メモリコントローラ12は、第1のキーレジスタ19を有する。メモリコントローラ12は、CPU11からパルス数設定値格納領域20に対し、書込み命令が指定された場合には、この第1のキーレジスタ19を参照する。参照した結果、第1のキーレジスタ19に格納されているデータ(第1のキーデータ)が所定のデータである場合に限り、メモリコントローラ12は、パルス数設定値格納領域20の書換えを許可する。一方、第1のキーデータが所定のデータで無い場合には、メモリコントローラ12は、CPU11からの書込み命令を無効とする。したがって、CPU11は、パルス数設定値格納領域20に格納されたパルス数設定値の書換えを行うためには、書換え命令を出す前に、第1のキーレジスタ19に所定のデータと一致する第1のキーデータを書込んでおく必要がある。なお、上述の通り、CPU11は、データ入力端子21を介して、マイクロコンピュータ10の外部より、第1のキーデータを取得する。
このような構成により、ユーザシステムの暴走等により、万一、CPU11から不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20へ書込み命令が出されてしまうようなことがあっても、実際にそれが実行される確率を著しく低下させることができる。なお、第1のキーレジスタ19に格納された第1のキーデータと比較される所定のデータは、論理回路等で構成され、製品設計の段階ですでに決められているデータとなる。また、第1のキーレジスタ19は、メモリコントローラ12の内部にあると説明したが、メモリコントローラ外部にあってもよい。
また、製品出荷後において、製造元(出荷元)が不具合解析のために各種テスト動作モードを実行する場合には、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20に格納されているパルス数設定値を書換えてから不具合解析を行ってもよい。つまり、データ入力端子21を介して、所定のデータと一致する第1のキーデータをCPU11に入力し、CPU11は、入力された第1のキーデータを第1のキーレジスタ19に格納してから、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20のパルス数設定値を大きい値から小さい値へ書換える。これにより、テスト動作モードの遷移に係る時間を短くすることができるため、不具合解析を効率よく行うことができる。
このように、本発明の実施の形態1では、動作モードを遷移させるために動作モード設定信号のパルス数(エッジの数)と比較される値(パルス数設定値)は、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20に格納されるため、その値の書換え(変更)が可能である。したがって、出荷時のテストにおいて、非常に多くのテストを行わなければならず、動作させなければならないテスト動作モードが多数存在する場合であっても、パルス数設定値格納領域20に格納されるパルス数設定値を小さい値とすることで、そのテスト動作モードを設定するための時間を減らすことができる。その結果、出荷時のテストが製品出荷のスループットに及ぼす影響を著しく低減することができる。
一方、製品出荷後のユーザシステムでの動作においては、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20に格納される値(パルス数設定値)を極力大きい値にすることにより、ノイズ等の影響で通常動作モードからテスト動作モードへの想定外の動作モードの遷移が生じる確率を著しく下げることができる。その結果、意図しないテスト動作モードへの遷移が原因で引き起こされるユーザシステムの暴走等を抑制することが可能となる。
以上の通り、本発明の実施の形態1によれば、従来の動作モードの設定においてできなかった出荷前と出荷後で動作モードの設定条件の変更を可能とし、その結果、出荷時のテストの際の時間短縮による製品コストの上昇の抑制と、テスト動作モードへの遷移が原因で引き起こされるユーザシステムの動作異常の発生確率の低減を、同時に実現することが可能となる。
実施の形態2
図6は、本発明の実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60のブロック図である。実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10の構成に加えて、実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60は、モード期間設定レジスタ61と、クロック端子62と、第2のカウンタ63と、第2の比較器64と、フリップフロップ(FF)65と、第1のラッチ回路66を備え、メモリコントローラ12は、第1のキーレジスタ19に加えて、第2のキーレジスタ67を有する。また、不揮発性メモリ13は、モード期間設定レジスタ61に設定されるべき値(モード期間設定値)が格納されているモード期間設定値格納領域68を有する。なお、実施の形態1と同様の動作をするブロックについては、同一の符号を付して説明を省略する。
モード期間設定レジスタ61は、CPU11、リセット端子18および第2の比較器64に接続される。モード期間設定レジスタ61は、CPU11から所定の値が設定される。設定された値は、モード期間設定レジスタ61から第2の比較器64へ出力される。また、リセット端子18から外部リセット信号(‘L’レベル)が入力されると、モード期間設定レジスタ61に設定された値は、すべて初期値へリセットされる。ここで、モード期間設定レジスタ61が、10ビットレジスタである場合には、例えば、初期値として、「1111111111b(1023)」を選択することができる。
第2のカウンタ63は、クロック端子62、第2の比較器64およびリセット端子18に接続される。第2のカウンタ62は、クロック端子62を介して入力されるクロック信号(CLK)のエッジの数をカウントする。具体的には、第2のカウンタ63は、アップカウンタとして構成され、CLKの立上りエッジ(若しくは立下りエッジ)を受けて、カウントアップ動作を行う。第2のカウンタ63の出力(カウント値)は、第2の比較器64へ出力される。また、リセット端子18から外部リセット信号(‘L’レベル)が入力されると、第2のカウンタ63のカウント値は、「0」へリセットされる。なお、第2のカウンタ63のカウント範囲は、モード期間設定レジスタ61の大きさに対応して決定される。モード期間設定レジスタ61が10ビットレジスタである場合には、第2のカウンタ63は、10ビットカウンタ(カウント範囲は、「0〜1023」)となる。
第2の比較器64は、モード期間設定レジスタ61、第2のカウンタ63およびFF65に接続される。第2の比較器64は、モード期間設定レジスタ61から出力される値と第2のカウンタ63から出力されるカウント値を比較する。第2の比較器64は、両者の値が一致する場合には、一致を示す‘H’レベルFF65へ出力する。一方、両者の値が不一致である場合には、不一致を示す‘L’レベルをFF65へ出力する。
FF65は、クロック入力、データ入力、リセット入力およびデータ出力を有する。クロック入力は、第2の比較器64の出力に接続される。データ入力は、電源VDD(‘H’レベル)に接続される。リセット入力は、リセット端子18に接続される。データ出力は、第1のラッチ回路66に接続される。FF65は、第2の比較器64の‘L’レベルから‘H’レベルへの遷移における立上りエッジをトリガとして、データ入力に入力されている‘H’レベルをデータ出力へ転送する。また、FF65は、外部リセット信号(‘L’レベル)を受けて、データ出力を‘L’レベルとする。
第1のラッチ回路66は、第1の比較器17a−17c、FF65およびCPU11に接続される。第1のラッチ回路66は、FF65の出力に基づいて、第1の比較器17a−17cから入力される信号(値)をCPU11へ出力(パス)するか、それとも、ラッチ(保持)している値をCPU11へ出力するかを決定する。具体的には、第1のラッチ回路66は、FF65の出力が‘L’レベルのときには、第1の比較器17a−17cから入力される値をそのままCPU11へ出力(パス)する。FF65の出力が‘L’レベルから‘H’レベルに遷移すると、第1のラッチ回路66は、第1の比較器17a−17cから入力されている値を保持する。第1のラッチ回路66は、FF65の出力が、‘H’レベルである間は、保持した値をCPU11へ出力し続ける。
なお、第2のキーレジスタ67は、第1のキーレジスタ19と同様、CPU11からアクセス可能となっている。この第2のキーレジスタ67の機能の詳細については、後述する。
次に、図7を用いて、実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60の動作について説明する。図7は、実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。図7では、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定するパルス数設定値を小さい値である「1」、「2」、「3」とする。すなわち、小さい値を設定するのが有利な製品出荷前に行われる出荷時のテストの際の動作モードの遷移を想定している。
まず、リセット端子18を介して外部リセット信号が‘L’レベルとなり、第1のカウンタ16の出力(カウント値)が「0(00000000b)」に、パルス数設定レジスタ14a−14cがそれぞれ「255(11111111b)」に、第2のカウンタ63の出力(カウント値)が「0(0000000000b)」に、モード期間設定レジスタ61が「1023(1111111111b)」に、FF65の出力が‘L’レベルに設定される。このとき、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定された値と第1のカウンタ16の出力は一致しないため、第1の比較器17a−17cの出力は、‘L’レベルである。また、モード期間設定レジスタ61に設定された値と第2のカウンタ63の出力は一致しないため、第2の比較器64の出力は、‘L’レベルである。なお、動作モード設定信号は、‘H’レベルとなっている。
t0において、外部リセット信号が、‘L’レベル→‘H’レベルとなり、リセットが解除される。リセットの解除後、t1において、第2のカウンタ63が、CLKを受けて、カウント動作を開始する。
CPU11は、不揮発性メモリ13内のモード期間設定値格納領域68から、メモリコントローラ12を介して、モード期間設定レジスタ61に格納するべき値(モード期間設定値)を読出すための読出し命令を出力し、読出した値をモード期間設定レジスタ61に設定する。ここでは、データ入力端子21を介してCPU11に入力された値「8」が、モード期間設定値として、モード期間設定値格納領域20に予め格納されている。t2において、モード期間設定レジスタ61に「8」が、設定される。
また、CPU11は、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20から、メモリコントローラ12を介して、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定するべき値(パルス数設定値)を読出すための読出し命令を出力し、読出した値をパルス数設定レジスタ14a−14cに設定する。パルス数設定値「1」、「2」、「3」についても、パルス数設定値格納領域20に、予め格納されている。t3において、パルス数設定レジスタ14aに「1」が、パルス数設定レジスタ14bに「2」が、パルス数設定レジスタ14cに「3」が、設定される。
このように、リセットシーケンスにおいて、モード期間設定レジスタ61とパルス数設定レジスタ14a−14cの設定がそれぞれ行われる。なお、この期間(図7では、t0〜t4)は、第1の比較器17a−17cのいずれの出力も‘L’レベルとなっているため、動作モードは、通常動作モードが設定されている。
t4において、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移する。第1のカウンタ16は、動作モード設定信号の立下りエッジを受けて、カウント値を「0」→「1」へカウントアップする。このとき、パルス数設定レジスタ14aに設定されている値「1」と第1のカウンタ16の出力(カウント値)「1」が一致するため、第1の比較器17aの出力が、‘L’レベル→‘H’レベルに遷移する。第1のラッチ回路66は、FF65から‘L’レベル出力を受けているので、第1の比較器17a−17cの出力を、そのままCPU11へ出力(パス)する。CPU11は、第1の比較器17aの‘H’レベル出力に基づいて、通常動作モードからテスト動作モード1へと動作モードが遷移したことを認識し、テスト動作モード1に対応した動作に切替える。
t5において、第2のカウンタ63の出力(カウント値)が「8」となる。このとき、モード期間設定レジスタ61に設定されている値「8」と第2のカウンタ63の出力「8」が一致するため、第2の比較器64の出力が、‘L’レベル→‘H’レベルに遷移する。FF65は、第2の比較器64の出力の立上りエッジをトリガとして、データ入力に入力されている‘H’レベルを、データ出力へ転送する。転送された‘H’レベル信号は、第1のラッチ回路66へ入力される。第1のラッチ回路66は、FF65の出力の‘L’レベル→‘H’レベルの遷移を受けるので、第1の比較器17a−17cから入力されている値「‘H’レベル、‘L’レベル、‘L’レベル」を保持する。FF65は、第2の比較器64での比較の結果が一致である間は、‘H’レベルのデータ出力を保持するため、保持回路として動作する。そして、第1のラッチ回路66は、FF65の出力が‘H’レベルである間は、この値を保持して、CPU11に対し、出力し続ける。したがって、第2のカウンタ63のカウント値が、モード期間設定レジスタ61に設定された値と一致する値にまで達すると、第1のラッチ回路66により、第1の比較器17a−17cの出力のCPU11への転送が固定され、動作モードの設定が確定することになる。ここでは、テスト動作モード1に確定したことになる。
再度、テスト動作モードを変更したい場合には、t6のように、外部リセット信号を‘H’レベル→‘L’レベルに遷移させることで、リセットをかける。t7において、リセットが解除されると、t8において、第2のカウンタ63がカウント動作を開始する。また、t9において、モード期間設定レジスタに「8」が、t10において、パルス数設定レジスタ17a−17cに「1」、「2」、「3」が、それぞれ設定される。
t11において、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移すると、第1のカウンタ16のカウント値が「1」となるため、第1の比較器17aの出力は、‘L’レベル→‘H’レベルに遷移する。この‘H’レベル出力は、第1のラッチ回路66を介して、CPU11へ出力され、その結果、CPU11は、通常動作モードからテスト動作モード1へと動作モードが遷移したことを認識し、テスト動作モード1に対応した動作に切替える。
t12において、再び動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移すると、第1のカウンタ16のカウント値が「2」となるため、第1の比較器17aの出力が、‘H’レベル→‘L’レベルに、第1の比較器17bの出力が、‘L’レベル→‘H’レベルにそれぞれ遷移する。したがって、CPU11は、第1のラッチ回路66を介して、第1の比較器17bの‘H’レベル出力を受け、テスト動作モード1からテスト動作モード2へと動作モードが遷移したことを認識し、テスト動作モード2に対応した動作に切替える。
t13において、第2のカウンタ63の出力(カウント値)が「8」となる。このとき、モード期間設定レジスタ61に設定されている値「8」と第2のカウンタ63の出力「8」が一致するため、第2の比較器64の出力が、‘L’レベル→‘H’レベルに遷移する。これにより、FF65の‘H’レベル出力が第1のラッチ回路66へ出力されるため、第1のラッチ回路66は、第1の比較器17a−17cから受けている値「‘L’レベル、‘H’レベル、‘L’レベル」を保持し、FF65から‘H’レベル出力を受けている間は、この値を保持してCPU11に対して出力し続ける。これにより、第1の比較器17a−17cの出力のCPU11への転送が固定され、動作モードの設定が確定することになる。ここでは、テスト動作モード2に確定したことになる。
その後、t14において、動作モード設定信号が‘H’レベル→‘L’レベルに遷移するため、第1のカウンタ16のカウント値が「3」となり、第1の比較器17a−17cの出力が「‘L’レベル、‘L’レベル、‘H’レベル」となる。しかしながら、第2のカウンタ63のカウント値は、モード期間設定レジスタ61に設定されている値(「8」)をすでに超えているために、第1のラッチ回路66により、CPU11への出力は「‘L’レベル、‘H’レベル、‘L’レベル」で固定(保持)されている。したがって、t14にて入力された動作モード設定信号のパルスように、t13以降で入力された動作モード設定信号のパルスは、無効とされ、動作モードの遷移が生じない(禁止された)状態となっている。ここでは、テスト動作モード2からテスト動作モード3への遷移が生じず、テスト動作モード2のままとなっている。
このような構成とすることにより、実施の形態2においては、所定の期間のみ、動作モードの設定(遷移)を認める構成としているため、動作モード設定端子15を介して、ノイズ等が原因で意図しないパルスが入力されてしまった場合でも、その入力は所定の期間外のものであれば、無効化することができる。
例えば、図7の例では、t12において、2個目の動作モード設定信号のパルスを入力し、t13において、テスト動作モード2を確定して、テスト動作モード2によるテストを行う。このとき、実施の形態1の構成では、t14において、ノイズ等が原因で3個目のパルスが入力されてしまった場合には、動作モードがテスト動作モード3にチェンジしてしまうことになり、それまで実行していたテスト動作モード2によるテストが不完全なまま終了してしまうことになる。しかしながら、実施の形態2の構成では、t14において、ノイズ等が原因で3個目のパルスが入力されてしまった場合でも、t13において、すでに動作モードの設定期間は終了しているので、その後のt14において入力されたパルスは無効化され、テスト動作モード2がテスト動作モード3へ遷移してしまうことはない。
特に、製品出荷前のテストにおいては、前述の通り、テスト時間の短縮化の目的で、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定される値(パルス数設定値)を小さい値とする。そのため、意図しない動作モード設定信号のパルス入力による誤った動作モードの遷移が生じてしまう可能性が高い。本発明の実施の形態2によれば、その可能性を著しく低減させることができる。
また、製品出荷後のユーザシステム動作中では、実施の形態1にて説明した通り、パルス数設定レジスタ14a−14cに設定される値(パルス数設定値)は、大きい値となる。そのため、不具合解析などで、製品出荷後にテスト動作モードを実行する場合には、多くの動作モード設定信号のパルス入力を必要とする。このとき、モード期間設定レジスタ61に設定された値が小さいものであると、テスト動作モードに遷移させるために必要な動作モード設定信号のパルス数を入力する前に、動作モードの設定が可能な期間をすぎてしまうことになり、テスト動作モードへの遷移が不可能となってしまう。そのため、製品の出荷時のテストが完了し、当該製品の出荷をする前には、モード期間設定レジスタ61に設定される値(モード期間設定値)を小さい値から大きな値へと変更する必要がある。具体的には、不揮発性メモリ13内のモード期間設定データ格納領域68に格納されたモード期間設定値「8」を、例えば、「1020」に書き換えてから製品を出荷する。
なお、実施の形態1のパルス数設定値格納領域20と同じように、モード期間設定値格納領域68についても、製品出荷後のユーザシステム動作中にユーザシステムの暴走等により書き換えが行われてしまうようなことがあると問題になる。つまり、モード期間設定値格納領域68に格納されたモード期間設定値が、小さい値に書き換えられてしまうようなことがあると、動作モードの設定が可能な期間が短くなってしまうことにより、製品出荷後の不具合解析などにおけるテスト動作モードへの設定が不可能になってしまう。このような場合には、モード期間設定値を大きい値に戻すために、モード期間設定値格納領域68の再書換えが必要になる。
そこで、メモリコントローラ12は、モード期間設定値格納領域68の保護のために、第2のキーレジスタ12を有する。具体的には、メモリコントローラ12は、第2のキーレジスタ67に格納されたデータ(第2のキーデータ)を参照し、第2のキーレジスタ67に格納されている第2のキーデータが所定のデータである場合に限り、モード期間設定値格納領域68の書換えを許可する。この第2のキーレジスタ67の機能等は、実施の形態1にて説明した第1のキーレジスタ19と基本的に同じであるため、その詳細についての説明は省略する。
以上の説明のように、本発明の実施の形態1の効果に加えて、本発明の実施の形態2では、所定の期間のみ、動作モードの遷移を認める構成とすることによって、任意の動作モードで動作中に、ノイズ等が原因により意図しない動作モード設定信号のパルス入力あった場合でも、所定の期間経過後であれば、動作モードが遷移することを防止することができる。
なお、以上の説明では、モード期間設定レジスタ61の大きさを10ビットレジスタとし、第2のカウンタ16を10ビットカウンタとして説明したが、これに限定されることはなく、無論これ以外であっても構わない。また、第2のキーレジスタ67は、メモリコントローラ12の外部にあっても構わない。
実施の形態3
図8は、本発明の実施の形態3に係るマイクロコンピュータ80のブロック図である。実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10の構成に加えて、実施の形態3に係るマイクロコンピュータ80は、第2のラッチ回路81と論理積回路82a−82cを備える。なお、実施の形態1と同様の動作をするブロックについては、同一の符号を付して説明を省略する。
第2のラッチ回路81は、動作モード設定端子15、リセット端子18および論理積回路82a−82cに接続される。第2のラッチ回路81は、リセット端子18を介して入力される外部リセット信号に基づいて、動作モード設定端子15から入力される動作モード設定信号を論理積回路82a−82cへ出力(パス)するか、それとも、ラッチ(保持)している値を論理積回路82a−82cへ出力するかを決定する。具体的には、第2のラッチ回路81は、外部リセット信号が‘L’レベルのときには、動作モード設定信号をそのまま論理積回路82a−82cへ出力する。外部リセット信号が‘L’レベル→‘H’レベルに遷移すると、第2のラッチ回路81は、入力されている動作モード設定信号の信号レベル(値)を保持する。第2のラッチ回路81は、外部リセット信号が、‘H’レベルである間は、保持した値を論理積回路82a−82cへ出力し続ける。
論理積回路82a−82cは、第1の比較器17a−17c、第2のラッチ回路およびCPU11に接続される。論理積回路82a−82cは、第1の比較器17a−17cの出力と第2のラッチ回路81の出力の論理積を取り、その結果をCPU11へ出力する。
続いて、図9を用いて、実施の形態3に係るマイクロコンピュータ80の動作について説明する。図9は、実施の形態3に係るマイクロコンピュータ80の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。図9では、パルス数設定レジスタ14a−14cにパルス数設定値として、「1」、「2」、「3」を設定する。したがって、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20には、パルス数設定値として、「1」、「2」、「3」が予め格納されている。
t0より前のタイミングでは、外部リセット信号が‘L’レベルとなっているため、第2のラッチ回路81は、動作モード設定端子15に印加されている‘H’レベルを論理積回路82a−82cへ出力(パス)する。また、実施の形態1と同様に、パルス数設定レジスタ14a−14c(8ビットレジスタ)の値は、「255(11111111b)」の初期値にリセットされる。
t0において、外部リセット信号が‘L’レベル→‘H’レベルに遷移するため、第2のラッチ回路81は、動作モード設定端子15に印加されている‘H’レベルを保持する。第2のラッチ回路81は、外部リセット信号が‘H’レベルの間は、保持している値(‘H’レベル)を、論理積回路82a−82cへ出力し続ける。
また、リセット解除後のt1において、CPU11は、パルス数設定レジスタ14a−14cに、「1」、「2」、「3」を設定する。このときの第1の比較器17a−17cの出力は、全て‘L’レベルとなっている。第2のラッチ回路81の出力は、‘H’レベルであるため、論理積回路82a−82cは、第1の比較器17a−17cの「‘L’レベル、‘L’レベル、‘L’レベル」出力を、CPU11へ出力(パス)する。したがって、図9のt0〜t2の間は、通常動作モードが設定される。
t2において、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移し、第1のカウンタ16の出力とパルス数設定レジスタ14aの値が一致して、第1の比較器17aの出力が‘H’レベルとなる。その結果、論理積回路82aの出力も‘H’レベルとなる。CPU11は、第1の比較器17aの‘H’レベル出力に基づいて、通常動作モードからテスト動作モード1へと動作モードが遷移したことを認識し、テスト動作モード1に対応した動作に切替える。
t3において、再び、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移するため、テスト動作モード2となる。
t4において、外部リセット信号が、‘H’レベル→‘L’レベルに遷移し、マイクロコンピュータ80がリセットされる。第2のラッチ回路81は、外部リセット信号が‘L’レベルとなったため、値(‘H’レベル)をラッチ(保持)することをやめ、動作モード設定信号を、CPU11へ出力(パス)する。t4〜t5の期間において、動作モード設定信号は‘L’レベルであるため、第2のラッチ回路81は、‘L’レベルを出力する。
t5において、外部リセット信号が、‘L’レベル→‘H’レベルに遷移すると、第2のラッチ回路81は、動作モード設定信号の‘L’レベルを保持する。第2のラッチ回路81は、外部リセット信号が‘H’レベルの間は、保持している値(‘L’レベル)を、論理積回路82a−82cへ出力し続ける。したがって、論理積回路82a−82cの1入力が、‘L’レベルに固定されてしまうため、論理積回路82a−82cの出力は、その間はずっと‘L’レベルとなる。すなわち、論理積回路82a−82cの出力は、全て‘L’レベルとなるため、第2のラッチ回路81が、‘L’レベルを出力している限り、通常動作モードが設定されることになる。
したがって、t7、t8、t9において、動作モード設定信号が、‘H’レベル→‘L’レベルになり、第1の比較器17a−17cの出力の‘いずれかがH’レベルになったとしても、論理積回路82a−82cの出力は変化せず、通常動作モードを維持し続ける。
このように、本発明の実施の形態3では、第2のラッチ回路81が保持している値に基づいて、テスト動作モードへの動作モードの遷移を許可するか否かを決定する。具体的には、第2のラッチ回路81が、‘H’レベルを保持している場合には、動作モード設定信号のパルス数に基づいたテスト動作モードへの遷移を許可する。一方、第2のラッチ回路81が、‘L’レベルを保持している場合には、テスト動作モードへの遷移を禁止し、通常動作モードでの動作を維持し続ける。
以上の説明の通り、本発明の実施の形態3では、第2のラッチ回路81に‘L’レベルを保持させることによって、特定の動作モード(通常動作モード)以外の動作モードへの遷移を禁止する。これによって、ユーザシステム動作中における特定の動作モード(通常動作モード)から別の動作モード(テスト動作モード)への意図しない動作モードの遷移が生じる確率を、実施の形態1に比べさらに低減させることができる。
実施の形態4
図10は、本発明の実施の形態4に係るマイクロコンピュータ100のブロック図である。実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60の構成に加えて、実施の形態4に係るマイクロコンピュータ100は、メモリコントローラ12内に第3のキーデータを格納する第3のキーレジスタ101と、不揮発性メモリ13内に選択データを格納する選択データ格納領域102を有する。また、不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20には、2種類のパルス数設定値(パルス数設定値Aおよびパルス数設定値B)が格納され、モード期間設定値格納領域68には、2種類のモード期間設定値(モード期間設定値Aおよびモード期間設定値B)が格納される。なお、実施の形態2と同様の動作をするブロックについては、同一の符号を付して説明を省略する。
メモリコントローラ12は、第3のキーデータを格納する第3のキーレジスタ101を有する。第3のキーレジスタ101は、CPU11に接続される。したがって、CPU11は、データ入力端子21を介して入力された第3のキーデータを、第3のキーレジスタ101に設定する(書込む)ことができる。
不揮発性メモリ13は、選択データを格納するための選択データ格納領域102を有する。選択データは、データ入力端子21から入力され、CPU11が、メモリコントローラ12を介して、選択データ格納領域102へ選択データを設定する(書込む)ことができる。
不揮発性メモリ13内のパルス数設定値格納領域20には、パルス数設定値Aとパルス数設定値Bが格納される。パルス数設定値Aは、小さい値であり、パルス数設定値Bは、大きい値とする。つまり、パルス数設定値A<パルス数設定値Bの関係にある。また、不揮発性メモリ13内のモード期間設定値格納領域68には、モード期間設定値Aとモード期間設定値Bが格納される。モード期間設定値Aは、小さい値であり、モード期間設定値Bは、大きい値とする。つまり、モード期間設定値A<モード期間設定値Bの関係にある。
図10の実施の形態4に係るマイクロコンピュータ100の動作について説明する。実施の形態2のマイクロコンピュータ60との相違点は、リセットシーケンスにおけるパルス数設定値のパルス数設定レジスタ14a−14cへの設定およびモード期間設定値のモード期間設定レジスタ61への設定の仕方ある。その他の点については、実施の形態2のマイクロコンピュータ60と同じであるため、説明は省略する。
実施の形態2のマイクロコンピュータ60では、パルス数設定値格納領域20には、1種類のパルス数設定値のみが格納されている。また、モード期間設定値格納領域68にも、1種類のモード期間設定値のみが格納されている。したがって、リセットシーケンスにおいて、CPU11は、1種類のパルス設定値およびモード期間設定値を読出して、パルス数設定レジスタ14a−14cおよびモード期間設定レジスタ61に格納する。
しかしながら、実施の形態4のマイクロコンピュータ100では、パルス数設定値格納領域20には、2種類のパルス数設定値(パルス数設定値Aおよびパルス数設定値B)が格納されている。また、モード期間設定値格納領域68にも、2種類のモード期間設定値(モード期間設定値Aおよびモード期間設定値B)が格納されている。つまり、リセットシーケンスにおいて、CPU11は、どちらの値を読出せばいいのか判断できない。そこで、実施の形態4のマイクロコンピュータ100では、不揮発性メモリ13内の選択データ格納領域102に格納された選択データに基づいて、CPU11がどちらの値を読出すかを決定する。具体的には、CPU11から読出し命令を受けたメモリコントローラ12が、選択データを参照し、選択データが所定のデータである場合には、不揮発性メモリ13からパルス数設定値Aおよびモード期間設定値Aを読出し、選択データが所定のデータとは異なるデータである場合には、不揮発性メモリ13からパルス数設定値Bおよびモード期間設定値Bを読出すようにする。
例えば、選択データが1ビットであり、選択データ=「0」である場合には、CPU11は、パルス数設定値Aおよびモード期間設定値Aを読出し、選択データ「1」である場合には、CPU11は、パルス数設定値Bおよびモード期間設定値Bを読出すようにする。これにより、選択データの値を書換えれば、パルス数設定値やモード設定値それ自体に対する書換えを行わなくても、異なるパルス数設定値やモード期間設定値をリセットシーケンスにおいて、CPU11は読出すことが可能となる。
ここで、選択データとして、「0」が格納され、パルス数設定値Aとして、「1」、「2」、「3」が、パルス数設定値Bとして、「251」、「252」、「253」が、パルス数設定値格納領域20に格納され、モード期間設定値Aとして、「8」が、モード期間設定値Bとして、「1020」が、モード期間設定値格納領域68に格納されている場合を例として、説明する。
製品出荷前のテストにおいては、選択データ格納領域102に、選択データとして「0」を書込んでおく。出荷時のテストの際のリセットシーケンスにおいて、CPU11は、パルス数設定値およびモード期間設定値を読出すために、メモリコントローラ12に対して、読出し命令を出力すると、メモリコントローラ12は、まず選択データ格納領域102から選択データを読出す。読出した選択データは「0」であるため、メモリコントローラ12は、パルス数設定値格納領域20からパルス数設定値Aである「1」、「2」、「3」をそれぞれ読出し、また、モード期間設定値格納領域68からモード期間設定値Aである「8」を読出す。読出した値は、CPU11へ出力され、CPU11は、パルス数設定レジスタ14a−14cに、「1」、「2」、「3」を、モード期間設定レジスタ61に、「8」をそれぞれ設定する。これにより、製品出荷前のテストにおいては、動作モードの遷移に要する時間を短縮することができる。
一方、出荷時のテストにおいてパスした製品に関しては、選択データの値を「0」→「1」に書換える。したがって、製品出荷後、ユーザシステムで動作するマイクロコンピュータ100のリセットシーケンスでは、パルス数設定値格納領域20からパルス数設定値Bである「251」、「252」、「253」が、モード期間設定値格納領域68からモード期間設定値Bである「1020」が読出される。これにより、製品出荷後のユーザシステム動作中においては、ノイズ等の影響で通常動作モードからテスト動作モードへのユーザが意図しない動作モードの遷移が生じる確率を著しく下げることができる。
また、選択データ格納領域102に格納された選択データが、ユーザシステムの暴走等により、安易に書換わってしまうと、上述までに説明した問題が生じることになる。そこで、選択データ格納領域102の保護のために、メモリコントローラ12は、第3のキーレジスタ101を有し、メモリコントローラ12は、第3のキーレジスタ101に格納される第3のキーデータに基づいて、選択データ格納領域102への書込み(書換え)を許可するか否かを決定する。この第3のキーレジスタ101の機能等は、実施の形態1にて説明した第1のキーレジスタ19と基本的に同じであるため、その詳細についての説明は省略する。
以上の説明の通り、本発明の実施の形態4では、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。なお、説明では、選択データを1ビット、パルス数設定値およびモード期間設定値をそれぞれ2種類としたが、これに限定されることはなく、また、第3のキーレジスタ101は、メモリコントローラ12の外部であっても構わない。
本発明の実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は、本発明の主旨を変更しない限り、種々の変形が可能である。また、実施の形態3の第2のラッチ回路81および論理積回路82a−82cの構成を、実施の形態2のマイクロコンピュータ60に付加すること、すなわち、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせることも可能である。実施の形態4に関しても、実施の形態1に第3のキーレジスタ101および選択データ格納領域102を付加する構成にしてもよく、さらに実施の形態3の第2のラッチ回路81および論理回路82a−82cを付加する構成にしてもよい。
本発明の実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る動作モードの一覧を示した表である。 実施の形態1に係るマイクロコンピュータ10の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係る出荷時のテストおけるマイクロコンピュータ10の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係るユーザシステムで動作中のマイクロコンピュータ10の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60のブロック図である。 実施の形態2に係るマイクロコンピュータ60の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3に係るマイクロコンピュータ80のブロック図である。 実施の形態3に係るマイクロコンピュータ80の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4に係るマイクロコンピュータ100のブロック図である。 従来の動作モード設定に係る回路を示す図である。 図11の回路図の動作を説明する動作波形図である。
符号の説明
10、60、80、100 マイクロコンピュータ
11 CPU
12 メモリコントローラ
13 不揮発性メモリ
14a、14b、14c パルス数設定レジスタ
15、111 動作モード設定端子
16 第1のカウンタ
17a、17b、17c、112 第1の比較器
18 リセット端子
19 第1のキーレジスタ
20 パルス数設定値格納領域
21 データ入力端子
61 モード期間設定レジスタ
62 クロック端子
63 第2のカウンタ
64、113 第2の比較器
65 フリップフロップ(FF)
66 第1のラッチ回路
67 第2のキーレジスタ
68 モード期間設定値格納領域
81 第2のラッチ回路
82a、82b、82c 論理積回路
101 第3のキーレジスタ
102 選択データ格納領域
114 カウンタ
115 デコーダ
VCC、VDD 電源

Claims (22)

  1. 複数の動作モードによる動作が可能な半導体集積回路であって、
    書換え可能な不揮発性メモリと、
    動作モード設定信号が入力される動作モード設定端子と、
    前記動作モード設定信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、を備え、
    前記不揮発性メモリは、第1のパルス数設定値を格納し、
    前記第1のカウンタのカウント値と前記第1のパルス数設定値とが一致した場合に、前記動作モードの切替えを実行する、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記不揮発性メモリから読出した前記第1のパルス数設定値を記憶するパルス数設定レジスタと、
    前記第1のカウンタと前記パルス数設定レジスタとに接続され、前記第1のカウンタのカウント値と前記パルス数設定レジスタに記憶された前記第1のパルス数設定値とを比較する第1の比較器と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 第1のキーデータを記憶する第1のキーレジスタを備え、
    前記不揮発性メモリは、前記第1のパルス数設定値を格納するパルス数設定値格納領域を有し、
    前記パルス数設定値格納領域に対する書換え処理は、前記第1のキーデータを参照して実行される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記不揮発性メモリは、選択データと、前記第1のパルス数設定値よりも大きい値である第2のパルス数設定値と、を格納し、
    前記選択データが所定のデータである場合、前記第1のカウンタのカウント値と前記第1のパルス数設定値とを比較し、その比較の結果が一致するときに前記動作モードの切替えを実行し、
    前記選択データが所定のデータでない場合、前記第1のカウンタのカウント値と前記第2のパルス数設定値とを比較し、その比較の結果が一致するときに前記動作モードの切替えを実行する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  5. クロック信号が入力されるクロック端子と、
    前記クロック信号のパルス数をカウントする第2のカウンタと、を備え、
    前記不揮発性メモリは、第1のモード期間設定値を格納し、
    前記第2のカウンタのカウント値が前記第1のモード期間設定値を超えた後は、前記動作モードの切替えを禁止する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記不揮発性メモリから読出した前記第1のモード期間設定値を記憶するモード期間設定レジスタと、
    前記第2のカウンタと前記モード期間設定レジスタとに接続され、前記第2のカウンタのカウント値と前記モード期間設定レジスタに記憶された前記第1のモード期間設定値とを比較する第2の比較器と、
    前記第2の比較器が出力する一致した旨の比較結果を保持する保持回路と、を備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1の比較器と前記保持回路とに接続されたラッチ回路を備え、
    前記ラッチ回路は、前記保持回路の出力に基づいて、前記第1の比較器の出力をラッチする、
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 第2のキーデータを記憶する第2のキーレジスタを備え、
    前記不揮発性メモリは、前記第1のモード期間設定値を格納するモード期間設定値格納領域を有し、
    前記モード期間設定値格納領域に対する書換え処理は、前記第2のキーデータを参照して実行される、
    ことを特徴とする請求項5ないし7に記載の半導体集積回路。
  9. クロック信号が入力されるクロック端子と、
    前記クロック信号のパルス数をカウントする第2のカウンタと、を備え、
    前記不揮発性メモリは、第1のモード期間設定値および該第1のモード期間設定値よりも大きい値である第2のモード期間設定値を格納し、
    前記選択データが所定のデータである場合、前記第2のカウンタのカウント値が前記第1のモード期間設定値を超えた後は、前記動作モードの切替えを禁止し、
    前記選択データが所定のデータでない場合、前記第2のカウンタのカウント値が前記第2のモード期間設定値を超えた後は、前記動作モードの切替えを禁止する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
  10. 外部リセット信号が入力されるリセット端子を備え、
    前記リセット信号が第1の信号レベルから第2のレベルに変化したときの前記動作モード設定信号の信号レベルを保持し、該保持した信号レベルが所定のレベルである場合には、特定の動作モードのみが設定される、
    ことを特徴とする請求項1ないし9に記載の半導体集積回路。
  11. 複数の動作モードによる動作が可能なマイクロコンピュータであって、
    CPUと、
    前記CPUに電気的に接続され、格納するデータの書換えが可能な不揮発性メモリと、
    動作モード設定信号が入力される動作モード設定端子と、
    前記動作モード設定信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、を備え、
    前記不揮発性メモリは、パルス数設定値を格納し、
    前記第1のカウンタのカウント値と前記パルス数設定値とが一致した場合に、前記CPUは、前記動作モードの切替えに伴う動作変更を実行する、
    ことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  12. 前記不揮発性メモリから読出した前記パルス数設定値を記憶するパルス数設定レジスタと、
    前記第1のカウンタと前記パルス数設定レジスタとに接続され、前記第1のカウンタのカウント値と前記パルス数設定レジスタに記憶された前記パルス数設定値とを比較する第1の比較器と、を備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載のマイクロコンピュータ。
  13. 第1のキーデータを記憶する第1のキーレジスタを備え、
    前記不揮発性メモリは、前記パルス数設定値を格納するパルス数設定値格納領域を有し、
    前記パルス数設定値格納領域に対する書換え処理は、前記第1のキーデータを参照して実行される、
    ことを特徴とする請求項11または12に記載のマイクロコンピュータ。
  14. クロック信号が入力されるクロック端子と、
    前記クロック信号のクロック数をカウントする第2のカウンタと、を備え、
    前記不揮発性メモリは、モード期間設定値を格納し、
    前記第2のカウンタのカウント値が前記モード期間設定値を超えた後は、前記CPUは、前記動作モードの切替えに伴う動作変更を実行しない、
    ことを特徴とする請求項11ないし13に記載のマイクロコンピュータ。
  15. 前記不揮発性メモリから読出した前記モード期間設定値を記憶するモード期間設定レジスタと、
    前記第2のカウンタと前記モード期間設定レジスタとに接続され、前記第2のカウンタのカウント値と前記モード期間設定レジスタに記憶された前記モード期間設定値とを比較する第2の比較器と、
    前記第2の比較器が出力する一致した旨の比較結果を保持する保持回路と、を備える、
    ことを特徴とする請求項14に記載のマイクロコンピュータ。
  16. 第2のキーデータを記憶する第2のキーレジスタを備え、
    前記不揮発性メモリは、前記モード期間設定値を格納するモード期間設定値格納領域を有し、
    前記モード期間設置値格納領域に対する書換え処理は、前記第2のキーデータを参照して実行される、
    ことを特徴とする請求項14または15に記載のマイクロコンピュータ。
  17. 複数の動作モードによる動作が可能な半導体集積回路の動作モード切替え方法であって、
    動作モード設定端子を介して入力されるパルス数をカウントする第1のステップと、
    不揮発性メモリに格納されている第1のパルス数設定値を読出す第2のステップと、
    前記第1のステップのカウントによるカウント値と前記第2のステップで読出した前記第1のパルス数設定値とを比較する第3のステップと、
    前記第3のステップの比較の結果、両者の値が一致した場合に、前記動作モードの切替えを行う第4のステップと、を有する、
    ことを特徴とする半導体集積回路の動作モード切替え方法。
  18. 前記第2のステップで読出した前記第1のパルス数設定値をパルス数設定レジスタに記憶する第5のステップを有し、
    前記第3のステップの比較は、前記第1のステップのカウントによるカウント値と前記第5のステップで前記パルス数設定レジスタに記憶した前記第1のパルス数設定値との間で実行される、
    ことを特徴とする請求項17に記載の半導体集積回路の動作モード切替え方法。
  19. 第4のステップの後、前記不揮発性メモリに格納されている前記第1のパルス数設定値を、前記第1のパルス数設定値よりも大きい値である第2のパルス数設定値へ書換える第6のステップと、
    前記不揮発性メモリから前記第2のパルス数設定値を読出す第7のステップと、
    前記第1のステップのカウントによるカウント値と前記第7のステップで読出した前記第2のパルス数設定値とを比較する第8のステップと、
    前記第8のステップの比較の結果、両者の値が一致した場合に、前記動作モードの切替えを行う第9のステップと、を有する、
    ことを特徴とする請求項17または18に記載の半導体集積回路の動作モード切替え方法。
  20. 前記第2のステップの前に、前記不揮発性メモリに格納されている選択データを読出す第10のステップを有し、
    前記第10のステップで読出した前記選択データが所定のデータである場合には、前記第2ないし第4のステップを実行し、
    前記第10のステップで読出した前記選択データが所定のデータでない場合には、前記不揮発性メモリに格納されている第2のパルス数設定値を読出し、該読出した前記第2のパルス設定値と前記第1のステップのカウントによるカウント値とを比較し、該比較の結果、両者の値が一致した場合に、前記動作モードの切替えを実行する第11のステップと、を有する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の半導体集積回路の動作モード切替え方法。
  21. クロック端子を介して入力されるクロック信号のクロック数をカウントする第12のステップと、
    前記不揮発性メモリに格納されているモード期間設定値を読出す第13のステップと、
    前記第12のステップのカウントによるカウント値と前記第13のステップで読出した前記モード期間設定値とを比較する第14のステップと、を有し、
    前記第14のステップの比較の結果、前記第12のステップのカウントによるカウント値が前記モード期間設定値を超えた場合には、その後の前記動作モードの切替えを禁止する、
    ことを特徴とする請求項17ないし20に記載の半導体集積回路の動作モード切替え方法。
  22. 前記第13のステップで読出した前記モード期間設定値をモード期間設定レジスタに記憶する第15のステップを有し、
    前記第14のステップの比較は、前記第12のステップのカウントによるカウント値と前記第15のステップで前記モード期間設定レジスタに記憶した前記モード期間設定値との間で実行される、
    ことを特徴とする請求項21に記載の半導体集積回路の動作モード切替え方法。
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