JP2008074730A - 保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗炎症剤、及び抗酸化剤 - Google Patents
保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗炎症剤、及び抗酸化剤 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物の抽出物を保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗炎症剤、あるいは抗酸化剤として用いる。また、サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物の抽出物を皮膚外用剤や食品等の組成物に配合することにより、優れた保湿作用、抗老化作用、美白作用、抗炎症作用、及び抗酸化作用を発揮する様々な組成物を提供することができる。
【選択図】 なし
Description
サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物を乾燥させて粉砕し、サンプル質量の20倍量の50質量%エタノールを加え、室温で撹拌しながら2時間抽出した。得られた抽出液を濾過して不溶物を取り除き、減圧濃縮後、凍結乾燥を行って、抽出物を得た。
サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物を乾燥させて粉砕し、サンプル質量の20倍量の精製水を加え、オートクレーブにより20分間、120℃に加温して抽出した。得られた抽出液から、温度の高い状態を保ちながら吸引濾過により不溶物を取り除いた後、凍結乾燥を行って、抽出物を得た。
上記抽出方法1で得られたエタノール抽出物を試料として、以下のように真皮線維芽細胞賦活作用を評価した。
上記抽出方法1で得られたエタノール抽出物を試料として、以下のように表皮細胞賦活作用を評価した。
上記抽出方法1及び2で得られたエタノール抽出物と熱水抽出物を試料として、以下のように真皮線維芽細胞コラーゲン産生作用を評価した。
上記抽出方法1で得られたエタノール抽出物を試料として、以下のように表皮細胞コラーゲン産生作用を評価した。
上記抽出方法1で得られたエタノール抽出物を試料として、以下のようにアロマターゼ活性促進作用を評価した。
上記抽出方法1で得られたエタノール抽出物を試料として、以下のように表皮メラニン細胞チロシナーゼ活性阻害作用を評価した。
{(反応後405nm値−反応前405nm値)−2.166}/5.238
また、PIERCE社製BCA Protein Assay Kitによりタンパク量を測定し、単位タンパク量当りのメラニン生成量を求めた。得られたメラニン産生量に基づいて試料無添加の場合に対する阻害率を算定し、結果を表6に示す。
上記抽出方法1で得られたエタノール抽出物を試料として、以下のようにヒアルロニダーゼ阻害作用を評価した。
=(コントロール吸光度−サンプル吸光度)/コントロール吸光度×100
結果を表7に示す。
上記抽出方法1もしくは抽出方法2で得られた抽出物を試料として、以下のようにDPPHラジカル消去による抗酸化作用を評価した。
結果を表8に示す。
上記抽出方法2で得られた熱水抽出物を試料として、以下のようにSOD様活性を評価した。
得られた結果を表9に示す。
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 53.85
(11)アルギニン(1重量%水溶液) 20.0
(12)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、冷却を開始し、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
(1)エタノール 15.0(重量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 78.38
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20重量%水溶液) 15.0
(10)精製水 36.7
(11)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 15.0
(12)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
(1)精製水 27.45(重量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル-L-グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1、3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10重量%水溶液) 2.0
(16)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、50℃にて(15)を加える。さらに40℃まで冷却し、(16)を加え、均一に混合する。
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(重量%)
(2)精製水 78.7
(3)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 10.0
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後、(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
(1)スクワラン 77.0(重量%)
(2)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 15.0
(3)精製水 3.0
(4)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)と(2)を均一に溶解する。これに、(3)と(4)を順次加え、均一に混合する。
(1)ステアリン酸 16.0(重量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 20.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 31.5
(8)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 6.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却を開始し、40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
(1)スクワラン 10.2(重量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 65.4
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
(1)メチルポリシロキサン 2.0(重量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1、3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 53.4
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1、3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
(11)精製水 43.4
(12)香料 0.1
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに(7)〜(10)を(11)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
(1)精製水 58.9(重量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却を開始する。40℃まで冷却し、(6)と(7)を加え、均一に混合する。
(1)香料 0.3(重量%)
(2)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
(3)炭酸水素ナトリウム 46.0
(4)硫酸ナトリウム 48.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
(1)ステアリン酸 3.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)セチルアルコール 3.0
(4)高重合メチルポリシロキサン 2.0
(5)メチルポリシロキサン 5.0
(6)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)
メチルポリシロキサン共重合体 1.0
(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(8)1、3−ブチレングリコール 7.5
(9)アルギニン 0.7
(10)精製水 70.6
(11)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法2] 5.0
(12)香料 0.1
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解後する。一方、(7)〜(10)の水相成分を75℃にて加熱溶解し、前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
(1)エタノール 46.0(重量%)
(2)精製水 48.9
(3)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 5.0
(4)香料 0.1
製法:(1)〜(4)の成分を混合、均一化する。
(1)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法1] 8.0(重量%)
(2)エリスリトール 1.0
(3)クエン酸 0.1
(4)ステビア 0.01
(5)精製水 90.89
製法:(1)〜(5)を均一に混合する。
(1)コバンノアシ抽出物(葉)[抽出方法2] 0.30(重量部)
(2)還元麦芽糖水飴 0.53
(3)トウモロコシデンプン 0.15
(4)グリセリン脂肪酸エステル 0.02
製法:(1)〜(3)を篩過して混合し、さらに(4)を添加して混合した。打錠機にて打錠を行い、全量300mgの錠剤を得た。
Claims (7)
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を有効成分とする保湿剤。
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を有効成分とする抗老化剤。
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を有効成分とする美白剤。
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を有効成分とする抗炎症剤。
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を有効成分とする抗酸化剤。
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する皮膚外用剤。
- サガリバナ属植物もしくはホウガンノキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する食品。
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