JP2008074456A - ボトルキャップ - Google Patents

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繁宏 岡▲崎▼
Kazumi Sakamoto
一三 坂本
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度行 井之口
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Abstract

【課題】飲用を望まないときに、キャップ内部に装填された抹茶等がボトル内の湯又は水に投入してしまう場合を生ぜしめるという問題を解決する。
【解決手段】ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合するキャップ本体4の上端側に、上端部が閉塞状で下端部が開口した原料収容筒部5を一体に形成し、原料収容筒部5の下端部にはその開口部を封止する底蓋7を嵌着し、原料収容筒部5の内部にはその上端壁部5aを貫通して下方の底蓋7に当接するように延びる底蓋押し出しロッド8を挿入すると共に、このロッド8の上端径大頭部8aと原料収容筒部5の上端壁部5aとの間には、このロッド8の底蓋押し出しを規制する規制手段9を規制解除可能に介装し、この規制手段9の解除後に底蓋押し出しロッド8を押すことによって、底蓋7を押し出して原料収容筒部5内の原料Pをボトル1内に放出するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャップ内に収納した抹茶等の粉末状原料をボトル内の湯又は水に放出して即席飲料を調製することができるようにしたボトルキャップに関する。
従来のボトルキャップとして、特許公報等の公知文献を具体的に挙げることはできないが、従来においては、ボトルのキャップを中空状に形成して、このキャップの中空部内に1回分の抹茶を装入し、この中空部の、ボトル内に垂下する内端側に取出口を設けて開放可能なシールにより封緘しておいて、そのシールを、ボトルの口に螺合したキャップに、二重軸状に螺合させておいた内栓を、螺合をほどくように逆回転させることによって開放する手段が提案されている。
上記の手段では、取り扱い中に内栓が他の器物に接触することや、閉栓を確認するときの誤操作により封緘した蓋栓が外れることがあったりして、飲用を望まないときに、栓内部に装填された抹茶等がボトル内の湯又は水に投入してしまう場合を生ぜしめるといった問題があった。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明のボトルキャップは、図1〜図4に示すように、ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合するキャップ本体4の上端側に、上端部が閉塞状で下端部が開口した原料収容筒部5を一体に形成し、原料収容筒部5の下端部にはその開口部を封止する底蓋7を嵌着し、原料収容筒部5の内部にはその上端壁部5aを貫通して下方の底蓋7に当接するように延びる底蓋押し出しロッド8を挿入すると共に、このロッド8の上端径大頭部8aと原料収容筒部5の上端壁部5aとの間には、このロッド8の底蓋押し出しを規制する規制手段9を規制解除可能に介装し、この規制手段9の解除後に底蓋押し出しロッド8を押すことによって、底蓋7を押し出して原料収容筒部5内の原料Pをボトル1内に放出するようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載のボトルキャップにおいて、規制手段9は、底蓋押し出しロッド8に嵌合するリング部9aとこのリング部9aから外方へ突出する引手部9bとを一体に形成すると共に、リング部9bの外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部9cを形成してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載のボトルキャップにおいて、キャップ本体4の下端には、ボトル1の口2の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンド10を、薄肉部11を介して一体に連設してなることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、図5〜図7に示すように、ボトル1の口2に螺嵌する第1キャップ21と、この第1キャップ21に螺嵌する第2キャップ22との二重キャップからなり、第1キャップ21は、ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合する雌ねじ部14aを有するキャップ本体14の上端部に、外周面に雄ねじ部15aを有する原料収容筒部15を一体に形成してなるもので、この原料収容筒部15の下端部にはその下端開口部を封止する底蓋17が嵌着され、第2キャップ22は、原料収容筒部15の雄ねじ部15aに螺合する雌ねじ部16aを有する縦断面下向きU字状キャップ本体16の上壁部下面から下方の底蓋17に当接するように延びる底蓋押し出しロッド18を一体に形成してなるもので、この第2キャップ22のキャップ本体16下端と第1キャップ21のキャップ本体14上端との間に、第2キャップ22のキャップ本体16のねじ込みによる底蓋押し出しロッド18の押し出しを規制する規制手段19を規制解除可能に介装し、この規制手段19の解除後に第2キャップ22を締め回すことにより、底蓋押し出しロッド18で底蓋17を押し出して原料収容筒部15内の原料Pをボトル1内に放出するようにしたことを特徴とする。
請求項5は、請求項4に記載のボトルキャップにおいて、規制手段19は、第2キャップ22のキャップ本体16下端に薄肉部23を介して一体に連設され、原料収容筒部15の外周面下端部に回転自在で軸方向移動不能に取り付けられるリング部19aと、このリング部19aから外方へ突出する引手部19bとを一体に形成すると共に、リング部19aの外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部19cを形成してなることを特徴としている。
請求項6は、請求項4又は5に記載のボトルキャップにおいて、第1キャップ21のキャップ本体14の下端には、ボトル1の口2の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンド20を、薄肉部24を介して一体に連設してなることを特徴としている。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明のボトルキャップ3によれば、ボトル1の口2に螺合するキャップ本体4の上端側に原料収容筒部5を一体に形成し、原料収容筒部5の下端部にはその開口部を封止する底蓋7を嵌着し、原料収容筒部5の内部にはその上端壁部5aを貫通して下方の底蓋7に当接するように延びる底蓋押し出しロッド8を挿入すると共に、このロッド8の上端径大頭部8aと原料収容筒部5の上端壁部5aとの間には、このロッド8の底蓋押し出しを規制する規制手段9を規制解除可能に介装したもので、原料収容筒部5内に、緑茶、コーヒー、紅茶等の各種飲料粉末を収容しておいて、その飲用時に、規制手段9を解除して、底蓋押し出しロッド8を押せば、底蓋7が原料収容筒部5の下端部から押し出されて、原料収容筒部5内の飲料粉末Pをボトル1内に放出させることができる。従って、規制手段9を解除しない限り、底蓋押し出しロッド8を押すことができないので、底蓋7が外れることはなく、従って飲用を必要とする時のみ、原料収容筒部5内の飲料粉末をボトル1内の湯又は水に投入することができる。
請求項2に係る発明によれば、規制手段9は、底蓋押し出しロッド8に嵌合するリング部9aとこのリング部9aから突出する引手部9bとを一体に形成すると共に、リング部9bの外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部9cを形成してなるもので、解除操作が簡単容易であるから、規制手段9の解除を速やかに行なうことができる。
請求項3に係る発明にあっては、キャップ本体4の下端に、ボトル1の口2の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンド10を、薄肉部11を介して一体に連設しているから、キャップ本体4を取り外せば、開封確認バンド10がキャップ本体4から切り離されて、ボトル1の口2に残っているから、ボトル1が既に開封されたことを確認でき、従っていたずらなどによってキャップ本体4が勝手に開栓されることを防止できる。
請求項4に係る発明のボトルキャップ13によれば、第1キャップ21と第2キャップ22との二重キャップからなり、第1キャップ21は、ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合する雌ねじ部14aを有するキャップ本体14の上端部に、雄ねじ部15aを有する原料収容筒部15を一体に形成し、この原料収容筒部15の下端部に底蓋17を嵌着し、第2キャップ22は、原料収容筒部15に螺嵌するU字状キャップ本体16の上壁部下面から下方の底蓋17に当接するように延びる底蓋押し出しロッド18を一体に形成してなるもので、第2キャップ22のキャップ本体16下端と第1キャップ21のキャップ本体14上端との間に、底蓋押し出しロッド18の押し出しを規制する規制手段19を規制解除可能に介装しているから、原料収容筒部15内に、緑茶、コーヒー、紅茶等の各種飲料粉末を収容しておいて、その飲用時に、規制手段19を解除した後、第2キャップ22を締め回すことにより、底蓋押し出しロッド18が底蓋17を押し出して原料収容筒部15内の原料Pをボトル1内に放出することができ、従って規制手段19を解除しない限り、底蓋押し出しロッド8を押すことができないから、底蓋7が外れることはなく、従って飲用を必要とする時のみ、原料収容筒部5内に装填した飲料粉末をボトル1内の湯又は水に投入することができる。
請求項5に係る発明によれば、規制手段19は、第2キャップ22のキャップ本体16下端に薄肉部23を介し一体に連設され、原料収容筒部15の外周面下端部に回転自在で軸方向移動不能に取り付けられるリング部19aと、これの外方へ突出する引手部19bとを一体に形成すると共に、リング部19aの外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部19cを形成してなるもので、解除操作が簡単容易であるから、規制手段19の解除を速やかに行なうことができる。
請求項6に係る発明によれば、第1キャップ21のキャップ本体14の下端に、ボトル1の口2の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンド20を、薄肉部24を介して一体に連設しているから、飲用時には、第1キャップ21を取り外せば、開封確認バンド20が第1キャップ21のキャップ本体14から切り離されて、ボトル1の口2に残っているから、ボトル1が既に開封されたことを確認でき、いたずらなどによってが勝手に開栓されることを防止できる。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係るボトルキャップ3を備えたボトル全体の縦断面図、図2の(a) は原料収容筒部内に原料が収容されている状態を示すボトルキャップの拡大図、(b) は(a) のX−X線断面図であり、図3の(a) は底蓋が押し出されて原料収容筒部内の原料がボトル内に放出されている状態を示すボトルキャップの拡大図、(b) は(a) に示す規制手段9の平面図であり、そして図4はキャップを取り外した状態を示すボトルキャップの縦断面図である。
図1〜図4において、1はPEF(ポリエチレン・テフタレート)製のボトル(通称、ペットボトル)で、2はボトル1の口、3はボトル1の口2を閉栓するキャップである。キャップ3は、ボトル1の口2の外周面に形成された雄ねじ部2aに螺合する合成樹脂製のキャップ本体4を有し、このキャップ本体4の内周面に雌ねじ4aが形成されている。キャップ本体4の上端側には、上端部が閉塞状で下端部が開口した原料収容筒部5がキャップ本体4と一体に形成され、この原料収容筒部5の上端壁部5aにはその中央部にロッド挿通口6が同心状に形成され、また原料収容筒部5の下端には、キャップ本体4がボトル1の口2に螺嵌した状態で口2内に突入嵌合する嵌合筒部5bが一体に形成されている。
7は原料収容筒部5の下端部内にその下方より嵌着される合成樹脂製の底蓋で、底板部7aと周壁部7bとからなり、底板部7aの中央部分は上げ底部7aoを形成している。8は合成樹脂製の底蓋押し出しロッドで、上端部に径大頭部8aが形成されていると共に上部側所定位置に抜け止めリブ8bが形成されている。この底蓋押し出しロッド8は、図2から分かるように、原料収容筒部5の上端壁部5aのロッド挿通口6から挿通されて、原料収容筒部5の下端部に嵌着された底蓋7の上げ底部7aoの上面に当接する状態で、上端壁部5aの上面とロッド上端径大頭部8aの下面との間に所定の間隔Sを形成するような長さを有する。
9は、底蓋押し出しロッド8の上端径大頭部8aと原料収容筒部5の上端壁部5aとの間隔S内に介装してロッド8の底蓋押し出しを規制するための規制手段である。この規制手段9は、図2の(b) に示すように、合成樹脂によって、底蓋押し出しロッド8に嵌合するリング部9aと、このリング部9aから外方へ突出する引手部9bとを一体に形成すると共に、リング部9aの外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部9cを形成してなるもので、解除操作が簡単容易であるから、規制手段9の解除を速やかに行なうことができる。
図2の(a) から分かるように、底蓋押し出しロッド8の上端径大頭部8aと原料収容筒部5の上端壁部5aとの間に規制手段9を介装した状態でロッド8の抜け止めリブ8bがロッド挿通口6の下端に位置し、これにより底蓋押し出しロッド8の抜け出しを阻止するようになっている。また図2の(a) に示すように、ロッド挿通口6内に位置するロッド部分8oは、ロッド8の押し出し操作を容易にするためにロッド挿通口6の内径よりも僅かに径小に形成されていると共に、ロッド挿通口6内の上端部側に位置する部分はロッド挿通口6の内周面に密着して、ロッド挿通口6に対する底蓋押し出しロッド8の密封性を確保できるようにしている。
また、キャップ本体4の下端には、ボトル1の口2の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンド10が、薄肉部11を介して一体に連設されている。この開封確認バンド10は、口2の雄ねじ部2aの外径より僅かに大きい内径のリング状バンド本体10aとこのバンド本体10aの内周面に突出する環状突起部10bとからなり、環状突起部10bの内径は口2の雄ねじ部7の外径より小さく形成されたもので、環状突起部10bは、口2の雄ねじ部2aの下端部分2aoとその下方に突設された鍔部12との間に嵌合される。
上記のように構成されるボトルキャップ3の使用にあたっては、原料収容筒部5の上端壁部5aのロッド挿通口6から底蓋押し出しロッド8を挿入した状態で、原料収容筒部5内に原料として例えば抹茶Pを所定量だけ原料収容筒部5内に収容した後、原料収容筒部5の下端部に底蓋7を嵌着すると共に、底蓋押し出しロッド8の下端面を底蓋7の上げ底部7aoの上面に当接する状態で、上端壁部5aの上面とロッド上端径大頭部8aの下面との間に規制手段9を介装する。原料収容筒部5内に収容する原料としては、緑茶などの抹茶の他、コーヒー、紅茶等の各種飲料粉末が収容される。
こうして原料収容筒部5内に原料としての抹茶Pを収容したキャップ本体4をボトル1の口2に螺嵌すると共に口2の下端部に開封確認バンド10を嵌合して、図2に示すような状態とする。尚、ボトル1内にはミネラルウォーター又は沸かした湯が予め充填されている。図2に示す状態では、規制手段9により底蓋7の押し出しが規制されているから、底蓋押し出しロッド8の頭部8aを押しても下動せず、ロッド8は機能しない。
しかして、図3の(a) に示すように、規制手段9の引手部9bを外側方へ引っ張って、リング部9aを切欠部9cのところから引き裂いて取り除くことにより、この規制手段9による規制が解除されるから、底蓋押し出しロッド8の頭部8aを押すと、このロッド8の下端で底蓋7が、同図(a) に示すように原料収容筒部5の下端部からボトル1内に押し出され、それにより原料収容筒部5内の抹茶Pは、ボトル1内に放出されてボトル1内のミネラルウォーター又は沸かした湯Wと混合し、所謂お茶となる。
ボトル1内のお茶を飲用する時は、図4に示すように、原料収容筒部5付きのキャップ本体4を取り外せばよい。即ち、キャップ本体4を、図3に示す状態から締め込み方向と逆方向(開栓方向)に回すと、キャップ本体4は軸方向上方へ移動しようとするが、開封確認バンド10は回転可能であるが、軸方向には移動不能であるため、キャップ本体4による捻じり作用によって薄肉部11が破断し、キャップ本体4のみがボトル1の口2から外れる。
この場合、開封確認バンド10がキャップ本体4から切り離されて、ボトル1の口2に残っているから、このボトル1が既に開封されたことを確認することができる。この開封確認バンド10は、いたずら等によってキャップ本体4が勝手に開栓されることを防止するためのものである。
以上説明したボトルキャップ3は、ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合するキャップ本体4の上端側に、上端部が閉塞状で下端部が開口した原料収容筒部5を一体に形成し、原料収容筒部5の下端部にはその開口部を封止する底蓋7を嵌着し、原料収容筒部5の内部にはその上端壁部5aを貫通して下方の底蓋7に当接するように延びる底蓋押し出しロッド8を挿入すると共に、このロッド8の上端径大頭部8aと原料収容筒部5の上端壁部5aとの間には、このロッド8の底蓋押し出しを規制する規制手段9を規制解除可能に介装してなるもので、原料収容筒部5内に、緑茶、コーヒー、紅茶等の各種飲料粉末を収容しておいて、その飲用時に、規制手段9を解除した後、底蓋押し出しロッド8を押せば、底蓋7が原料収容筒部5の下端部から押し出されて、原料収容筒部5内の飲料粉末Pをボトル1内に放出させることができる。しかして、規制手段9を解除しない限り、底蓋押し出しロッド8を押すことができないから、底蓋7が外れることはなく、従って飲用を必要とする時のみ、原料収容筒部5内に装填した飲料粉末をボトル1内の湯又は水に投入することができる。
図5の(a) は本発明に係る他のボトルキャップ13の拡大縦断面図、(b) は(a) のZ−Z線断面図であり、図6は底蓋が押し出されて原料収容筒部内の原料がボトル内に放出されている状態を示すキャップ13の拡大図であり、図7の(a) ,(b) は飲用可能な状態でのキャップ13を示す夫々縦断面図である。このボトルキャップ13は、ボトル1の口2に螺嵌する第1キャップ21と、この第1キャップ21に螺嵌する第2キャップ22との二重キャップからなるものである。
第1キャップは、合成樹脂によって、ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合する雌ねじ部14aを有するキャップ本体14の上端部に、外周面に雄ねじ部15aを有する原料収容筒部15を一体に形成してなるもので、この原料収容筒部15の下端部には、キャップ本体14がボトル1の口2に螺嵌した状態で口2内に嵌合突入する若干下窄まり状の嵌合筒部15oが一体に形成されていて、この下窄まり状嵌合筒部15oの下端部に、原料収容筒部5の下端開口部を封止する合成樹脂製の底蓋17が嵌着されている。この底蓋17は、前述したボトルキャップ3の底蓋7と同様に、底板部17aと周壁部17bとからなり、底板部7aの中央部分は上げ底部17aoを形成している。
第2キャップ22も、合成樹脂によって一体に形成されたもので、第1キャップ21の原料収容筒部15の雄ねじ部15aに螺合する雌ねじ部16aを周壁内周面に形成した縦断面下向きU字状キャップ本体16と、このU字状キャップ本体16の上壁部16aの下面から原料収容筒部15の下端部に嵌着された底蓋17に当接するように延びる、U字状キャップ本体16と一体に形成された底蓋押し出しロッド18と、から構成される。この第2キャップ22のU字状キャップ本体16の下端と、第1キャップ21のU字状キャップ本体16の上端との間には、U字状キャップ本体16のねじ込みによる底蓋押し出しロッド18の押し出しを規制する規制手段19が規制解除可能に介装されている。
この規制手段19は、第2キャップ22のU字状キャップ本体16の下端に薄肉部23を介して一体に連設されるリング部19aと、このリング部19aの所要部位から外方へ突出する引手部19bとを合成樹脂によって一体に形成すると共に、リング部19aの外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部19cを形成したもので、リング部19aは、第1キャップ21の原料収容筒部5の外周面に形成された雄ねじ部15aの下端部分15aoと、第1キャップ21のキャップ本体14の上端面部との間に回転可能ではあるが、軸方向移動不能に嵌合される。
この規制手段19の規制を解除するには、図5に示すように第1キャップ21の原料収容筒部15に螺嵌されている状態の第2キャップ22のU字状キャップ本体16を、その締め付け方向と逆方向に回すと、キャップ本体16は軸方向上方へ移動しようとするが、規制手段19のリング部19aは、回転可能ではあるが、軸方向に移動不能であるため、U字状キャップ本体16による捻じり作用によって薄肉部23が破断し、U字状キャップ本体16との縁が切れる。しかして、このリング部19aから突出している引手部19bを引っ張ることにより、切欠部19cが引き裂かれて、このリング部19aを取外すことができ、それにより規制手段19による規制が解除されることになる。
なお、第2キャップ22の底蓋押し出しロッド18は、図5の(a) から分かるように、第1キャップ21の原料収容筒部15に螺嵌された規制手段19付きキャップ本体16の上端壁部5a下面から原料収容筒部15の下端部に嵌着された底蓋17の上げ底部17aoの上面に当接し得る長さに形成されている。
また、第1キャップ21のキャップ本体14の下端には、ボトル1の口2の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンド20が、薄肉部24を介して一体に連設されている。この開封確認バンド20は、口2の雄ねじ部2aの外径より僅かに大きい内径のリング状バンド本体20aとこのバンド本体20aの内周面に突出する環状突起部20bとからなり、環状突起部20bの内径は口2の雄ねじ部7の外径より小さく形成されたもので、環状突起部20bは、口2の雄ねじ部2aの下端部分2aoとその下方に突設された鍔部12の間に嵌合される。なお、この開封確認バンド20の薄肉部24は、前記規制手段19側の薄肉部23よりは厚く形成してあって、第2キャップ22を開ける時に第1キャップ21が共回りして開封確認バンド20側の薄肉部24が先に破断しないようにしている。
上記のように構成されるボトルキャップ13を使用する時は、第1キャップ21の原料収容筒部15に底蓋17を嵌着し、この原料収容筒部15内に原料として例えば抹茶Pを所定量だけ原料収容筒部5内に収容した後、この原料収容筒部15に第2キャップ22を螺嵌する。この時、図5の(a) に示すように第2キャップ22の底蓋押し出しロッド18が底蓋17の上げ底部17aoの上面に当接する状態とする。
こうして原料としての例えば抹茶Pを収容した第1キャップ21の原料収容筒部5に第2キャップ22を螺嵌した状態で、第1キャップ21のU字状キャップ本体14をボトル1の口2に螺嵌すると共に口2の下端部に開封確認バンド20を嵌合して、図5の(a) に示すような状態とする。しかして、この状態から、第2キャップ22のU字状キャップ本体16を緩み方向(開栓方向)に回転して、その下端に付設された規制手段19のリング部19aをU字状キャップ本体16から切り離した後、引手部19bを引っ張って切欠部19cを引き裂き、リング部19aを取り外すことによって、規制手段19による規制を解除する。
上記のようにして規制手段19による規制を解除した後、第2キャップ22のU字状キャップ本体16を締め付け方向に回すと、図6に示すように、U字状キャップ本体16と一体の底蓋押し出しロッド18によって底蓋7が第1キャップ21の原料収容筒部15の下端部からボトル1内へ押し出され、それにより原料収容筒部15内の抹茶Pは、ボトル1内に放出されてボトル1内のミネラルウォーター又は沸かした湯Wと混合して、お茶となる。
ボトル1内のお茶を飲用する時は、図7に示すように、第1キャップ21の原料収容筒部15から第2キャップ22を取り外せばよい。こうして第2キャップ22を取り外してお茶を飲む時に、ボトル1内に落下した底蓋17が口2から第1キャップ21の原料収容筒部5を通過して外へ出ようとするが、原料収容筒部15の下端部には若干下窄まり状の嵌合筒部15oが設けてあるため、この嵌合筒部15oに底蓋17が引っ掛かって、排出を阻止されるから、飲用時に底蓋17が飲用者の口に入るような心配がない。
また、第1キャップ21を取り外す時は、この第1キャップ21を図7の(a) に示す状態から締め込み方向と逆方向に回すと、この第1キャップ21は軸方向上方へ移動しようとするが、開封確認バンド20は回転可能であるが軸方向には移動不能であるため、キャップ本体14の捻じり作用によって薄肉部24が破断し、第1キャップ21はボトル1の口2から外れる。こうして開封確認バンド20が第1キャップ21のキャップ本体14から切り離されて、ボトル1の口2に残っているから、このボトル1が既に開封されたことを確認することができる。
以上説明したように、このボトルキャップ13は、ボトル1の口2に螺嵌する第1キャップ21と、第1キャップ21に螺嵌する第2キャップ22との二重キャップからなり、第1キャップ21は、ボトル1の口2の雄ねじ部2aに螺合する雌ねじ部14aを有するキャップ本体14の上端部に、外周面に雄ねじ部15aを有する原料収容筒部15を一体に形成し、この原料収容筒部15の下端部に底蓋17を嵌着させ、第2キャップ22は、原料収容筒部15の雄ねじ部15aに螺合する雌ねじ部16aを有する縦断面下向きU字状キャップ本体16の上壁部下面から下方の底蓋17に当接するように延びる底蓋押し出しロッド18を一体に形成してなるもので、第2キャップ22のキャップ本体16下端と第1キャップ21のキャップ本体14上端との間に、底蓋押し出しロッド18の押し出しを規制する規制手段19を規制解除可能に介装したから、原料収容筒部15内に、緑茶、コーヒー、紅茶等の各種飲料粉末を収容しておいて、その飲用時に、規制手段19を解除した後、第2キャップ22を締め回すことにより、底蓋押し出しロッド18が底蓋17を押し出して原料収容筒部15内の原料Pをボトル1内に放出することができる。従って、規制手段19を解除しない限り、底蓋押し出しロッド8を押すことができないから、底蓋7が外れることはなく、従って飲用を必要とする時のみ、原料収容筒部5内に装填した飲料粉末をボトル1内の湯又は水に投入して混合することができる。
本発明に係るボトルキャップを備えたボトル全体の縦断面図である。 (a) は原料収容筒部内に原料が収容されている状態を示すボトルキャップの拡大図、(b) は(a) のX−X線断面図である。 (a) は底蓋が押し出されて原料収容筒部内の原料がボトル内に放出される状態を示すボトルキャップの拡大図、(b) は(a) に示す規制手段の平面図である。 キャップを取り外した状態を示すボトルキャップの縦断面図である。 (a) は本発明に係る他のボトルキャップの拡大縦断面図、(b) は(a) のZ−Z線断面図である。 底蓋が押し出されて原料収容筒部内の原料がボトル内に放出されている状態を示すキャップの拡大図である。 (a) ,(b) は飲用可能な状態でのキャップを示す夫々縦断面図である。
符号の説明
1 ボトル
2 口
3 ボトルキャップ
4 キャップ本体
5 原料収容筒部
7 底蓋
8 底蓋押し出しロッド
9 規制手段
10 開封確認バンド
11 薄肉部
13 ボトルキャップ
14 キャップ本体
15 原料収容筒部
16 U字状キャップ本体
17 底蓋
18 底蓋押し出しロッド
19 規制手段
20 開封確認バンド
21 第1キャップ
22 第2キャップ
23 薄肉部
24 薄肉部

Claims (6)

  1. ボトルの口の雄ねじ部に螺合するキャップ本体の上端側に、上端部が閉塞状で下端部が開口した原料収容筒部を一体に形成し、原料収容筒部の下端部にはその開口部を封止する底蓋を嵌着し、原料収容筒部の内部にはその上端壁部を貫通して下方の底蓋に当接するように延びる底蓋押し出しロッドを挿入すると共に、このロッドの上端径大頭部と原料収容筒部の上端壁部との間には、このロッドの底蓋押し出しを規制する規制手段を規制解除可能に介装し、この規制手段の解除後に底蓋押し出しロッドを押すことによって、底蓋を押し出して原料収容筒部内の原料をボトル内に放出するようにしたボトルキャップ。
  2. 規制手段は、底蓋押し出しロッドに嵌合するリング部とこのリング部から外方へ突出する引手部とを一体に形成すると共に、リング部の外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部を形成してなる請求項1に記載のボトルキャップ。
  3. キャップ本体の下端には、ボトルの口の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンドを、薄肉部を介して一体に連設してなる請求項1又は2に記載のボトルキャップ。
  4. ボトルの口に螺嵌する第1キャップと、この第1キャップに螺嵌する第2キャップとの二重キャップからなり、第1キャップは、ボトルの口の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するキャップ本体の上端部に、外周面に雄ねじ部を有する原料収容筒部を一体に形成してなるもので、この原料収容筒部の下端部にはその下端開口部を封止する底蓋が嵌着され、第2キャップは、原料収容筒部の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有する縦断面下向きU字状キャップ本体の上壁部下面から下方の底蓋に当接するように延びる底蓋押し出しロッドを一体に形成してなるもので、この第2キャップのキャップ本体下端と第1キャップのキャップ本体上端との間に、第2キャップのキャップ本体のねじ込みによる底蓋押し出しロッドの押し出しを規制する規制手段を規制解除可能に介装し、この規制手段の解除後に第2キャップを締め回すことにより、底蓋押し出しロッドで底蓋を押し出して原料収容筒部内の原料をボトル内に放出するようにしたボトルキャップ。
  5. 規制手段は、第2キャップのキャップ本体下端に薄肉部を介して一体に連設され、原料収容筒部の外周面下端部に回転自在で軸方向移動不能に取り付けられるリング部と、このリング部から外方へ突出する引手部とを一体に形成すると共に、リング部の外周部所要箇所にリング引き裂き用の切欠部を形成してなる請求項4に記載のボトルキャップ。
  6. 第1キャップのキャップ本体の下端には、ボトルの口の下端部に回転可能で軸方向移動不能に嵌合される開封確認バンドを、薄肉部を介して一体に連設してなる請求項4又は5に記載のボトルキャップ。
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