JP2008073950A - 筆記具用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】物品をクリップ本体と筆記具本体との間に容易に挿入する。
【解決手段】クリップ3は、ボールペン本体1に取り付けられたクリップ本体4と、クリップ本体4に取り付けられた玉部8とを具備する。玉部8をクリップ本体4と別個に形成すると共に、クリップ本体4の長手軸線L−L方向に対しほぼ垂直な回転軸線J−J回りに回転可能にクリップ本体4に取り付ける。回転軸線J−Jよりも前方の玉部8に前方押さえ部8aを設けると共に、回転軸線J−Jよりも後方の玉部8に後方押さえ部8bを設ける。クリップ3が開けられるにつれて、前方押さえ部8aがボールペン本体1から離れるように玉部8がクリップ本体4に対し相対回転する。その結果、クリップ3の開口を大きくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は筆記具用クリップに関する。
筆記具筒体に取り付けられたクリップ本体と、クリップ本体に取り付けられた玉部とを具備し、玉部をクリップ本体と別個に形成し、玉部をクリップ本体に対し相対回転可能にクリップ本体に取り付けたボールペン用クリップが公知である(特許文献1参照)。このクリップでは、ノック式ボールペンのリフィルの係合部が玉部に係合可能になっており、係合部と玉部との係合及び離脱を制御するために玉部がクリップ本体に対し相対回転できるようになっている。
実公平5−387号公報
しかしながら、上述のクリップでは、クリップが開けられるにつれて玉部の前方部がボールペン本体に近づくように回転する。その結果、クリップ本体とボールペン本体との間の開口が小さくなるので、物品をクリップ本体とボールペン本体との間に導入するのが困難になるという問題点がある。物品の厚さが大きいときには、このことは特に問題となる。
1番目の発明によれば、筆記具筒体に取り付けられたクリップ本体と、該クリップ本体に取り付けられた玉部とを具備し、該玉部と筆記具筒体との間に物品が保持されるようになっている筆記具用クリップにおいて、玉部をクリップ本体と別個に形成し、クリップが開けられるにつれて玉部がクリップ本体に対し相対回転して玉部の前方部が筆記具筒体から離れるように、玉部をクリップ本体に取り付けている。
また、2番目の発明によれば1番目の発明において、玉部をクリップ本体の長手軸線方向に対しほぼ垂直な回転軸線回りに回転可能にクリップ本体に取り付け、該回転軸線よりも前方の玉部に前方押さえ部を設けると共に該回転軸線よりも後方の玉部に後方押さえ部を設け、クリップが開けられるにつれて前方押さえ部が筆記具筒体から離れるように回転すると共に、物品を保持するときに、玉部がクリップ本体に対し相対回転してこれら前方押さえ部及び後方押さえ部が物品に当接できるようにしている。
また、3番目の発明によれば1又は2番目の発明において、クリップが開けられるにつれて玉部が自重でもってクリップ本体に対し相対回転するように玉部をクリップ本体に取り付けている。
また、4番目の発明によれば1から3番目の発明のいずれか一つにおいて、玉部の周囲が少なくとも部分的にクリップ本体により囲われるように玉部をクリップ本体に取り付けている。
また、5番目の発明によれば1から4番目の発明のいずれか一つにおいて、クリップ本体に対する玉部の回転を制限する制限部分を備えている。
また、6番目の発明によれば1から5番目の発明のいずれか一つにおいて、連結部を介してクリップ本体を筆記具筒体に揺動可能に連結し、該連結部よりも前方のクリップ本体に玉部を取り付けると共に、該連結部よりも後方のクリップ本体に操作部を形成し、玉部を筆記具筒体に向け付勢する手段を設けている。
また、7番目の発明によれば6番目の発明において、クリップ本体に形成されたクリップ側連結部と、筆記具筒体に形成された筆記具側連結部とのうちいずれか一方を軸体から構成すると共に他方を受容孔から構成し、該軸体を該受容孔内に受容することによりクリップ本体を筆記具筒体に揺動可能に連結し、受容孔を軸体よりも大きく寸法設定してクリップ本体が筆記具筒体に連結されたまま筆記具筒体に対し相対移動できるようにしている。
また、8番目の発明によれば、筆記具筒体に取り付けられたクリップ本体と、該クリップ本体に取り付けられた玉部とを具備し、該玉部と筆記具筒体との間に物品が保持されるようになっている筆記具用クリップにおいて、玉部をクリップ本体と別個に形成すると共に、クリップ本体の長手軸線方向に対しほぼ垂直な回転軸線回りに回転可能にクリップ本体に取り付け、該回転軸線よりも前方の玉部に前方押さえ部を設けると共に該回転軸線よりも後方の玉部に後方押さえ部を設け、物品を保持するときに、玉部がクリップ本体に対し相対回転してこれら前方押さえ部及び後方押さえ部が物品に当接できるようにしている。
なお、筆記具筒体は例えば筆記具本体又はキャップから構成することができる。本明細書では、筆記具本体の先端側又はキャップの開口端側を前方と考え、筆記具本体の末端又はキャップの閉塞端側を後方と考えている。
物品をクリップ本体と筆記具本体との間に容易に挿入することができる。
以下では、本発明をボールペンに適用した場合を説明する。しかしながら本発明を他の筆記具に適用することもできる。
図1から図4までを参照すると、1は例えば合成樹脂から形成された多色ボールペン本体を、2はボールペン本体1の後端に設けられたノック部材を、それぞれ示す。ノック部材2がユーザにより押し下げられると、対応するインク収容管のペン先がボールペン本体1の前端から突出されて使用可能となる。なお、線L−Lはボールペン本体1の長手軸線ないし中心軸線を示している。
ボールペン本体1の後端部にはクリップ3が設けられている。クリップ3は例えば合成樹脂製のクリップ本体4を具備し、このクリップ本体4は連結部5を介してボールペン本体1に取り付けられる。
具体的に説明すると、特に図3に示されるように、クリップ本体4はほぼ中央部及び後方部において一対の側壁4aとこれら側壁4aを接続する頂壁4bとを備えた断面コ字状をなしており、これら側壁4aにそれぞれ受容孔4cが形成されている。なお、クリップ本体4の長手軸線はボールペン本体1の長手軸線L−Lと平行に延びている。一方、ボールペン本体1の外面には凸状部6が一体的に形成されている。この凸状部6はその両側面に形成された一対の軸体6aと、これら一対の軸体6a間を長手軸線方向に延びかつボールペン本体1の外側に向けて開口する凹溝6bとを備えている。なお、図2においてK−Kは軸体6aの中心軸線を示している。
クリップ本体4は側壁4a及び頂壁4bにより画定される内部空間内に凸状部6を収容できるよう寸法設定されており、したがってクリップ本体4を凸状部6上に被せて一対の軸体6aを受容孔4c内に受容させることにより、クリップ本体4が凸状部6すなわちボールペン本体1に、軸線K−K回りに揺動可能に連結される。
クリップ本体4の受容孔4cは凸状部6の軸体6aの直径よりも大きく寸法設定されている。本発明による実施例では、受容孔4cはその長手軸線がボールペン本体1の中心軸線L−Lを横切る方向に延びる長円形状をなしている。その結果、軸体6aが受容孔4c内に受容されたまま、すなわちクリップ本体4がボールペン本体1に連結されたまま、クリップ本体4が受容孔4cに沿ってボールペン本体1に対し相対移動することができる。
当然、ボールペン本体1ないし凸状部6に受容孔を形成し、クリップ本体4に軸体を形成してもよい。したがって、概念的に言うと、クリップ本体に形成されたクリップ側連結部と、筆記具筒体に形成された筆記具側連結部とのうちいずれか一方を軸体から構成すると共に他方を受容孔から構成し、軸体を受容孔内に受容することによりクリップ本体を筆記具筒体に揺動可能に連結しているということになる。
クリップ3は更に、例えば金属製のバネ7を具備する。本発明による実施例ではこのバネ7は、前側に向け開口するU字形状の単一の板バネから構成されている。板バネ7の一端7aは凸状部6の後側に形成された、後ろ向きに開口する挿入孔6c内に固定される。すなわち、凸状部6の挿入孔6cの断面は板バネ7の後端6aの断面とほぼ同じかこれよりもわずかに小さくなるよう寸法設定されており、したがって板バネ7の一端7aはボールペン本体1に対して移動不能になっている。もっとも、例えば交換のために板バネ7をボールペン本体1から取り外せるようにしてもよい。これに対し、板バネ7の他端7bはクリップ本体4に形成された、後ろ向きに開口する挿入孔4d内に摺動可能に収容される。すなわち、クリップ本体4の挿入孔4dは軸線方向、幅方向及び厚さ方向に関して板バネ7の他端7bよりも大きく寸法設定されており、したがって板バネ7の他端7bはクリップ本体4に対し相対移動可能になっている。この場合、特に図3に示されるように、板バネ7は一端7aないしボールペン本体1から、凸状部6の凹溝6b内を、連結部5を越えて前方に延び、他端7bないしクリップ本体4に到る。
連結部5よりも後方のクリップ本体4には操作部4eが一体的に形成される。一方、連結部5よりも前方のクリップ本体4には、クリップ本体4と別個に形成された例えば合成樹脂製の玉部8が取り付けられる。すなわち、連結部5よりも前方のクリップ本体4には長円形状の貫通孔4fが形成されており、この貫通孔4f内に玉部8が収容される。その上で、玉部8はピン9により取り付けられ、斯くして玉部8はクリップ本体4の長手軸線方向に対しほぼ垂直な回転軸線J−J回りに、クリップ本体4に対し相対回転可能になっている。なお、本発明による実施例では、ピン9はクリップ本体4及び玉部8と別個であるけれども、クリップ本体4又は玉部8と一体的に形成することもできる。
ピン9よりも前方の玉部8には前方押さえ部8aが一体的に形成され、ピン9よりも後方の玉部8には後方押さえ部8bが一体的に形成される。言い換えると、玉部8には長手方向に離間して一対の押さえ部8a,8bが形成される。本発明による実施例では、特に図4に示されるように、前方押さえ部8aは横方向に互いに離間した一対の凸部8aa,8abから構成され、後方押さえ部8bは横方向に互いに離間した一対の凸部8ba,8bbから構成される。当然、前方押さえ部8a又は後方押さえ部8bを単一の凸部から構成することもできる。あるいは、図9に示されるように、玉部8に単一の凸部を形成し、この凸部のピン9よりも前方部を前方押さえ部8aとし、凸部のピン9よりも後方部を後方押さえ部8bとすることもできる。
また、前方押さえ部8aの両側には突起8acが一体的に形成され、後方押さえ部8bの両側には突起8bcが一体的に形成される。詳しくは後述するが、これら突起8ac,8bcはクリップ本体4に当接してクリップ本体4に対する玉部8の回転を制限する制限部分を構成している。
なお、本発明による実施例では、玉部8をクリップ本体4に対し付勢するバネ等が設けられていない。したがって、突起8ac,8bcがクリップ本体4に係合しない限り、玉部8はクリップ本体4に対し自由に相対回転可能になっている。
上述したように、クリップ本体4は軸体6a回りに揺動することもできるし、受容孔4cに沿ってボールペン本体1に対し相対移動することもできる。ここで、クリップ本体4の揺動量及び相対移動量がゼロであるときのクリップ本体4のボールペン本体1に対する位置を初期位置と称すると、板バネ7はクリップ本体4を初期位置に向けて付勢する。クリップ本体4がこの初期位置にあるときには図1から図4に示されるように、玉部8の前方押さえ部8a及び後方押さえ部8bがボールペン本体1に当接しつつ、軸体6aが受容孔4cの頂縁4caに当接している。この初期位置では、図1(C)からわかるように、玉部8の頂面8cはクリップ本体4の頂面4bとほぼ面一になっている。したがって、玉部8によって、外観が損なわれたり、操作の障害となりうる凹凸がクリップ3外面に形成されたりするのが阻止されている。
次に、ボールペン本体1がほぼ水平でありかつクリップ本体4がボールペン本体1に対し上側にある場合のクリップ3の物品保持作用を、図5を参照しながら説明する。
クリップ3に書類や衣類などの物品Aを挟んで保持すべきときには、図5(A)に矢印Xで示されるようにユーザにより操作部4eがボールペン本体1に向けて押し下げられる。その結果、図5(B)に示されるように、軸体6aが受容孔4cの頂縁4caに当接しつつクリップ本体4が軸体6aの中心軸線K−K(図3)回りに揺動し、クリップ3が開けられる。クリップ3が開けられるにつれて、玉部8が自重でもってクリップ本体4に対し相対回転し、前方押さえ部8aがボールペン本体1から離れるように又はクリップ本体4に対し引っ込むように、クリップ本体4に対し移動する。この場合、本発明による実施例では、クリップ3が開けられるにつれて、前方押さえ部8aのクリップ本体4に対する移動量は大きくなる。その結果、クリップ3が開けられたときに形成される開口3aを、玉部8がクリップ本体4に対し相対移動できない場合に比べて大きくすることができる。したがって、クリップ3自体の寸法を小さく維持しつつ、あるいはクリップ本体4を大きく拡開させることなく、厚さの大きい物品Aを開口3a内に容易に挿入することが可能となる。
この点、クリップ3が開けられるにつれて玉部8がクリップ本体4に対し自重でもって相対回転するように、玉部8の重心に対するピン9ないし回転軸線J−Jの位置が設定されているということになる。
次いで、この開口3a内に物品Aが挿入されたのち操作部4eに印加されていた力が除去されると、クリップ本体4が板バネ7により初期位置に戻ろうとし、その結果図5(C)に示されるように物品Aが玉部8とボールペン本体1との間に保持される。この場合、今度は、前方押さえ部8aがクリップ本体4に対し突出し、後方押さえ部8bがクリップ本体4に対し引っ込むように、玉部8がクリップ本体に4に対し相対回転する。その結果、前方押さえ部8a及び後方押さえ部8b双方が物品Aに当接し、したがって物品Aを確実に保持できるようになる。この場合、前方押さえ部8a及び後方押さえ部8bが横方向に互いに離間された複数の凸部8aa,8ab,8ba,8bbから構成されているので、物品Aを横方向に関し複数位置で保持することができ、この点でも物品Aを確実に保持できる。
また、このように玉部8がクリップ本体4に対し相対回転するので、玉部8から物品Aに印加される保持力のうち、ボールペン本体1の長手軸線L−Lに対しほぼ垂直方向の力成分(以下、垂直方向力という。)を、玉部8がクリップ本体4に対し相対回転できない場合に比べて、大きくすることができる。これによっても、物品Aを確実に保持することができる。
ここで、玉部8は物品Aの厚さに応じてクリップ本体4に対し相対回転し、前方押さえ部8a及び後方押さえ部8b双方が物品Aに当接する。言い換えると、玉部8は、前方押さえ部8a及び後方押さえ部8b双方が物品Aに当接する位置までクリップ本体4に対し相対回転し、大きな垂直方向力を物品Aに印加する。したがって、様々な厚さの物品Aを確実に保持することが可能となる。
このように、本発明による実施例では、玉部8がクリップ本体4に対し相対回転できない従来の場合に比べて、物品Aに印加される垂直方向力を大きくすることができ、板バネ7のバネ力を物品保持のために有効に利用できる。したがって、従来の場合と同等の垂直方向力を得るために、従来の場合よりも板バネ7のバネ力を小さくすることができ、物品Aをクリップ3に挟みやすくなる。
図6は物品Aの厚さがさらに大きい場合を示している。この場合、軸体6aが受容孔4c内を移動し受容孔4cの底縁4cbに当接するよう、クリップ本体4がボールペン本体1に対し相対移動し、その結果クリップ本体4とボールペン本体1間の開口3aがさらに大きくなる。これにより、さらに厚い物品Aをも確実に保持できる。なお、図6に示される例では、後方押さえ部8bの突起8bcがクリップ本体4に係合して玉部8の回転が制限されており、その結果前方押さえ部8aが物品Aに当接していない。しかしながら、このような場合でも、後方押さえ部8bから物品Aに大きな垂直方向力が印加されており、したがって物品Aを確実に保持することができる。
一方、物品Aがクリップ3から除去されると、板バネ7のバネ力によってクリップ本体4は初期位置に戻され、このとき玉部8aの押さえ部8a,8bはボールペン本体1に当接する。
クリップ3が開けられるとき、特に図5(B)に示されるように、後方押さえ部8bはボールペン本体1に当接しており、これによってクリップ本体4に対する玉部8の相対回転が制限されている。これに対し、図7(A)及び(B)に示されるようにクリップ3が大きく開けられると、後方押さえ部8bがボールペン本体1に当接しなくなると、前方押さえ部8aの突起8acがクリップ本体4に当接し、玉部8の相対回転を制限する。その結果、次いでクリップ3が閉じられたときに玉部8が反転し押さえ部8a,8bがボールペン本体1に当接しなくなるのを阻止することができる。
一方、ボールペン本体1がほぼ水平でありかつクリップ本体4がボールペン本体1に対し下側にある場合にクリップ3が開けられると、図8(A)及び(B)に示されるように、後方押さえ部8bの突起8bcがクリップ本体4に当接し、クリップ本体4に対する玉部8の相対回転を制限する。この場合にも、玉部8がクリップ本体4に対し反転するのが阻止される。
これまで説明した本発明による実施例では、玉部8はクリップ本体4の貫通孔4f内に収容され、したがって玉部8の全周がクリップ本体4に囲われている。このようにすると、玉部8に外力が直接作用しにくくなり、玉部8の破損を抑制できる。しかしながら、玉部8の周囲が少なくとも部分的にクリップ本体4により囲われるように玉部8をクリップ本体4に取り付けるようにしてもよい。図10(A)及び(B)に示される例では、玉部8の前方部がクリップ本体4から露出しており、玉部8の後方部がクリップ本体4に囲われている。
また、これまで説明した本発明による実施例では、バネ7は前側に向け開口するU字形状の単一の板バネから構成されている。しかしながら、バネ7を例えば後側に向け開口するU字形状の単一の板バネから構成することもできる。この場合、板バネの一端を凸状部6よりも後側のボールペン本体1に固定し、板バネの他端を操作部4e周りのクリップ本体4に相対移動可能に取り付けることができる。
また、これまで説明した本発明による実施例では、突起8ac,8bcがクリップ本体4に係合しない限り、玉部8はクリップ本体4に対し自由に相対回転可能になっている。しかしながら、例えばクリップ本体4の貫通孔4f内周面と玉部8外周面との間に摩擦が生ずるようにこれら貫通孔4f及び玉部8を寸法設定し、それによって、単にクリップ3が開けられただけでは玉部8がクリップ本体4に相対回転せず、物品を把持するときに玉部8がクリップ本体4に対し相対回転するようにすることもできる。このようにしても、玉部8は物品の厚さ又は形状に応じた量だけ相対回転するので、大きな垂直方向力を物品に印加することができる。
さらに、クリップ本体4及び玉部8の一方又は双方に、メッキ、ダイヤカット等の装飾処理を施すこともできる。
クリップを備えたボールペンの(A)上面図、(B)側面図、及び(C)端面図である。 クリップを備えたボールペンの部分断面図である。 図1(B)の線III−IIIに沿った断面図である。 玉部の底面斜視図である。 本発明による実施例を説明するためのクリップの側面図である。 本発明による実施例を説明するためのクリップの側面図である。 本発明による実施例を説明するためのクリップの(A)側面図及び(B)部分拡大斜視図である。 本発明による実施例を説明するためのクリップの(A)側面図及び(B)部分拡大斜視図である。 本発明による別の実施例のクリップの部分側面図である。 本発明による別の実施例のクリップの(A)上面図及び(B)側面図である。
符号の説明
1 ボールペン本体
3 クリップ
4 クリップ本体
8 玉部
8a 前方押さえ部
8b 後方押さえ部
9 ピン

Claims (8)

  1. 筆記具筒体に取り付けられたクリップ本体と、該クリップ本体に取り付けられた玉部とを具備し、該玉部と筆記具筒体との間に物品が保持されるようになっている筆記具用クリップにおいて、玉部をクリップ本体と別個に形成し、クリップが開けられるにつれて玉部がクリップ本体に対し相対回転して玉部の前方部が筆記具筒体から離れるように、玉部をクリップ本体に取り付けた筆記具用クリップ。
  2. 玉部をクリップ本体の長手軸線方向に対しほぼ垂直な回転軸線回りに回転可能にクリップ本体に取り付け、該回転軸線よりも前方の玉部に前方押さえ部を設けると共に該回転軸線よりも後方の玉部に後方押さえ部を設け、クリップが開けられるにつれて前方押さえ部が筆記具筒体から離れるように回転すると共に、物品を保持するときに、玉部がクリップ本体に対し相対回転してこれら前方押さえ部及び後方押さえ部が物品に当接できるようにした請求項1に記載の筆記具用クリップ。
  3. クリップが開けられるにつれて玉部が自重でもってクリップ本体に対し相対回転するように玉部をクリップ本体に取り付けた請求項1又は2に記載の筆記具用クリップ。
  4. 玉部の周囲が少なくとも部分的にクリップ本体により囲われるように玉部をクリップ本体に取り付けた請求項1から3までのいずれか一項に記載の筆記具用クリップ。
  5. クリップ本体に対する玉部の回転を制限する制限部分を備えている請求項1から4までのいずれか一項に記載の筆記具用クリップ。
  6. 連結部を介してクリップ本体を筆記具筒体に揺動可能に連結し、該連結部よりも前方のクリップ本体に玉部を取り付けると共に、該連結部よりも後方のクリップ本体に操作部を形成し、玉部を筆記具筒体に向け付勢する手段を設けた請求項1から5までのいずれか一項に記載の筆記具用クリップ。
  7. クリップ本体に形成されたクリップ側連結部と、筆記具筒体に形成された筆記具側連結部とのうちいずれか一方を軸体から構成すると共に他方を受容孔から構成し、該軸体を該受容孔内に受容することによりクリップ本体を筆記具筒体に揺動可能に連結し、受容孔を軸体よりも大きく寸法設定してクリップ本体が筆記具筒体に連結されたまま筆記具筒体に対し相対移動できるようにした請求項6に記載の筆記具用クリップ。
  8. 筆記具筒体に取り付けられたクリップ本体と、該クリップ本体に取り付けられた玉部とを具備し、該玉部と筆記具筒体との間に物品が保持されるようになっている筆記具用クリップにおいて、玉部をクリップ本体と別個に形成すると共に、クリップ本体の長手軸線方向に対しほぼ垂直な回転軸線回りに回転可能にクリップ本体に取り付け、該回転軸線よりも前方の玉部に前方押さえ部を設けると共に該回転軸線よりも後方の玉部に後方押さえ部を設け、物品を保持するときに、玉部がクリップ本体に対し相対回転してこれら前方押さえ部及び後方押さえ部が物品に当接できるようにした筆記具用クリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104368276A (zh) * 2014-11-19 2015-02-25 常州远见机械有限公司 造粒机压辊轴的油路结构

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