JP2008072579A - 電力線通信装置、電力線通信方法、及び電力線通信システム - Google Patents

電力線通信装置、電力線通信方法、及び電力線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】電力線に対する接続状態に拘わらず、効率的な電力線通信を行うことができる電力線通信装置を提供する。
【解決手段】PLCモデム100T1において、データ送信イベントが発生すると(ステップS201)、送信元であるPLCモデム100T1と送信先であるPLCモデム100T3との間でデータ伝送を行う場合の最適ルートの検索を行う(ステップS202)。PLCモデム100T1は、PLCモデムの全ての対の間の伝送状態を示すリンク状態情報を記憶しており、送信先のPLCモデム100T3に直接伝送した場合の伝送速度と、他のPLCモデムを中継して伝送した場合の伝送速度を算出し、伝送速度の中で最も速い伝送速度の伝送経路を選択する。PLCモデム100T2を中継した伝送が最速である場合は、PLCモデム100T2を中継する送信データを作成し(ステップS203)、送信する(ステップS204)。
【選択図】図7

Description

本発明は、電力線通信を行う電力線通信装置、電力線通信方法、及びこの電力線通信装置を利用する電力線通信システムに関する。
電力線通信は、商用電力を供給する電力線を伝送路として通信を行うものであり、通常、2本の線路を利用した平衡伝送によって行われる(例えば、特許文献1参照)。屋内電力線通信においては、2本の電力配線が接続される電力供給用のコンセントにモデムを介して通信機器を接続し、コンセントに接続した通信機器間で送受信が行われる。
屋内の電力供給が単相3線式で行われる場合、100Vの電気機器やコンセントには、中性線と一方の電圧線が接続され、200Vの電気機器やコンセントには、両方の電圧線が接続される。200Vの電気機器やコンセントには、中性線も接地線として供給される場合もある。100Vの電力供給は、2本の電圧線(区別する場合には、「第1電圧線」、「第2電圧線」と記述する。)の内の一方と中性線によって行われるため、第1電圧線が接続される電気機器やコンセント(「第1コンセント」と記述する。)と第2電圧線が接続される電気機器やコンセント(「第2コンセント」と記述する。)が混在することになる。
図21に、単相3線式の電力線を利用する電力線通信システムの一例を示す。図21の電力線通信システムは、電力線に接続された3つの電力線通信用モデム(以下、単に「PLC(Power Line Communication)モデム」と記述する場合もある。)A、B、Cを備え、PLCモデム相互の間で電力線通信を行うものである。図21(a)に示すように、PLCモデムA、Bは、第2電圧線P2と中性線P0に、直接又は100Vのコンセント(図示せず)を介して接続され、PLCモデムCは、第1電圧線P1と第2電圧線P2に、直接又は200Vのコンセント(図示せず)を介して接続されている。
このように、単相3線式の電力供給が行われる屋内で電力線通信を行う場合、PLCモデムが接続される配線(コンセント)の種類によっては、通信品質が大きく変化する。すなわち、直接導電接続されていない配線(コンセント)に接続されたPLCモデム間(例えば、図21(a)PLCモデムAとPLCモデムC間)では、線路間の容量結合によって信号伝送が行われるため、信号の減衰は避けられない。そのため、PLCモデムA、B、C相互間スループット(実効伝送速度)は、例えば、図21(b)に示すようなものとなる。PLCモデムAとBとは、距離が離れているが同相である(直接導電接続されている)ので、減衰が小さく、スループットが50Mbpsである。これに対してPLCモデムBとCとは、距離が近いが異相である(直接導電接続されていない)ので、減衰が大きく、スループットが30Mbpsである。そして、PLCモデムAとCとは、距離が遠くしかも異相であるので、さらに減衰が大きく、スループットが10Mbpsである。
なお、図21(b)においては、PLCモデム間のスループットが上り下り同一であるとして記載したが、PLCモデムの設置状態等によっては、異なる場合もある。また、PLCモデムが接続された位置によっては、外部のノイズ源の影響等により、通信相手や通信方向によって、スループットが大きく異なる場合もある。
以上のように、電力線を利用した通信を行う場合、通信相手によってスループットが大きく異なることを想定してシステムを構築する必要がある。なお、単相3線式屋内配線を利用して電力線通信を行う際の伝送路の特性を改善する技術としては、特許文献2に記載されたものがある。
特開平7−245576号公報 特開2005−333223号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、電力線に対する接続状態に拘わらず、効率的な電力線通信を行うことができる電力線通信装置、電力線通信方法、及びそのような電力線通信装置を利用した電力線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の電力線通信装置は、送信先までの伝送経路として電力線を用いて信号を送信する電力線通信装置であって、前記信号の送信を制御する送信制御部と、他の電力線通信装置が介在しない第1の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第1の伝送速度情報、及び他の電力線通信装置が介在する第2の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第2の伝送速度情報を取得する伝送速度取得部とを備え、前記送信制御部は、前記第1の伝送速度情報及び前記第2の伝送速度情報を比較し、比較結果に基づいて早い方の伝送速度に対応する伝送経路を選択し、選択した伝送経路を介して前記信号を送信するものである。
本発明によれば、電力線に対する接続状態に拘わらず、効率的な電力線通信を行うことができる電力線通信装置を提供することができる。
本発明の電力線通信装置は、更に、前記電力線に接続可能な電力線通信装置間の電力線通信の伝送状態を示すリンク状態情報を記憶する伝送状態記憶部を備え、前記リンク状態情報が、前記電力線通信装置の全ての対の間の前記伝送状態を示す情報を含んでおり、前記伝送速度取得部が、前記リンク状態情報に基づいて、前記第1の伝送速度と前記第2の伝送速度を算出するものを含む。本発明によれば、伝送速度の取得を簡単かつ確実に行うことができる。
本発明の電力線通信装置は、前記リンク状態情報が、前記対となる電力線通信装置間の伝送方向毎の伝送状態を示すものを含む。本発明によれば、パケットの伝送方向によって同じ経路であっても伝送速度の差がある場合に、最も早い伝送速度の経路を確実に選択することができる。
本発明の電力線通信装置は、更に、前記伝送状態記憶部に記憶される前記リンク状態情報を、所定時間毎に更新する情報更新部を備えるものを含む。本発明によれば、電力線の伝送状態が経時的に変化した場合であっても、最適(最速)の経路で通信を行うことができる。すなわち、所定時間毎に速度情報を取得するので、電力線の伝送状態が経時的に変化した場合であっても、最も早い伝送速度の経路を良好に選択することができる。
本発明の電力線通信装置は、前記伝送状態記憶部に記憶される前記リンク状態情報を表示する表示部を備えるものを含む。本発明によれば、伝送中の他のPLCモデムとの間の伝送速度を参照することにより、どの伝送経路で伝送されているかを知ることができる。
本発明の電力線通信装置は、更に、前記電力線に接続された他の電力線通信装置との間の伝送速度を測定する速度測定部を備え、前記速度測定部によって測定された伝送速度を示す伝送速度測定情報が、前記リンク状態情報の生成に利用されるものを含む。
本発明の電力線通信装置は、前記送信制御部が、前記伝送速度測定情報を、前記他の電力線通信装置の1つに送信し、前記伝送状態記憶部が、前記伝送速度測定情報を送信した前記他の電力線通信装置から受信した前記リンク状態情報を記憶するものを含む。
本発明の電力線通信装置は、前記速度測定部が、前記電力線に対する電力線通信装置の接続状態を示す機器登録情報を受信した場合に、前記伝送速度の測定を行うものを含む。
本発明の電力線通信装置は、更に、前記速度測定部によって測定された伝送速度を示す伝送速度測定情報と、前記他の電力線通信装置から受信した前記伝送速度測定情報とに基づいて、前記リンク状態情報を生成するリンク状態情報処理部を備え、前記送信制御部が、前記伝送状態記憶部に記憶されるリンク状態情報を、前記他の電力線通信装置に送信するものを含む。
本発明の電力線通信装置は、前記送信制御部が、前記電力線に対する電力線通信装置の接続状態を示す機器登録情報を、前記電力線に接続された他の電力線通信装置の送信するものを含む。
本発明の電力線通信装置は、更に、前記電力線を介して伝送される前記信号の受信制御を行う受信制御部を備え、前記受信制御部が、受信した信号が当該電力線通信装置を中継して伝送される信号である場合、当該受信した信号の中継処理を行うものを含む。
本発明の電力線通信システムは、上記した電力線通信装置が、複数、電力線に接続された電力線通信システムであって、上記したリンク状態情報処理部を備える電力線通信装置が少なくとも1つ含まれるものである。
本発明の電力線通信方法は、送信先までの伝送経路として電力線を用いて信号を送信する電力線通信方法であって、他の電力線通信装置が介在しない第1の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第1の伝送速度情報、及び他の電力線通信装置が介在する第2の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第2の伝送速度情報を取得し、前記第1の伝送速度情報及び前記第2の伝送速度情報を比較し、前記比較結果に基づいて早い方の伝送速度に対応する伝送経路を選択し、前記選択した伝送経路を介して前記信号を送信するものである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電力線に対する接続状態に拘わらず、効率的な電力線通信を行うことができる電力線通信装置、電力線通信方法、及びそのような電力線通信装置を利用した電力線通信システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態の電力線通信システムの構成を示す。図1の電力線通信システムは、電力線900に接続された複数台のPLC(Power Line Communication)モデム100M、100T1、100T2、100T3、・・、100T127を備える。図1には、5台のPLCモデムが示されているが、接続数は任意である。ここでは、最大128台のPLCモデムが接続可能であるとする。PLCモデム100Mは、親機として機能するものであり、子機として機能する他のPLCモデム100T1、・・100T127の接続状態(リンク状態)の管理を行うものである。モデム100M、100T1、100T2、100T3、・・、100T127には、それぞれ、電話1001、テレビ1002、パーソナルコンピュータ1000、テレビ1003、・・・、ビデオデッキ1127が接続されている。
なお、本実施の形態では、電力線通信装置の一例として、PLCモデムについて、説明するが、電力線通信装置としては、PLCモデムを内蔵した電気機器でもよい。電気機器としては、例えば、テレビ、電話、ビデオデッキ、セットトップボックスなどの家電機器や、パーソナルコンピュータ、ファクス、プリンターなどの事務機器がある。
なお、以降の説明において、親機及び特定の子機について言及する場合は、PLCモデム100M、100T1、100T2、100T3、・・、100T127のように記述し、子機一般に言及する場合は、PLCモデム100Tと記述する。また、親機、子機の限定がないPLCモデムに言及する場合は、単に、PLCモデム100と記述する。
電力線900は、図1では1本の線で示されているが、実際には2本以上の導線であり、PLCモデム100は、その内の2本に接続されている。
図2は、PLCモデム100の前面を示す外観斜視図、図3は、PLCモデム100の背面を示す外観斜視図である。図2、図3に示すPLCモデム100は、筐体101を有しており、筐体101の前面には、図2に示すようにLED(Light Emitting Diode)等の表示部105が設けられている。また、筐体101の背面には、図3に示すように電源コネクタ102、及びRJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及び動作モードを切換える切換えスイッチ104が設けられている。電源コネクタ102には、図示しない電源ケーブルが接続され、モジュラージャック103には、図示しないLANケーブルが接続される。なお、PLCモデム100には、さらにDsub(D−subminiature)コネクタを設け、Dsubケーブルを接続するようにしてもよい。
図4は、PLCモデム100のハードウェアの一例を示すブロック図である。PLCモデム100は、図4に示すように、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、各種(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)の電圧を回路モジュール200に供給するものであり、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成される。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)210、AFE・IC(Analog Front END・Integrated Circuit)220、イーサネット(登録商標)PHY・IC(Physical layer・Integrated Circuit)230、メモリ240、ローパスフィルタ(LPF)251、ドライバIC252、バンドパスフィルタ(BPF)260、及びカプラ270が設けられている。スイッチング電源300及びカプラ270は、電源コネクタ102に接続され、さらに電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に接続される。なお、メインIC210は電力線通信を行う制御回路として機能する。
メインIC210は、CPU(Central Processing Unit)211、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control layer)ブロック212、及びPLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック213で構成されている。CPU211は、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装している。PLC・MACブロック212は、送受信信号のMAC層(Media Access Control layer)を管理し、PLC・PHYブロック213は、送受信信号のPHY層(Physical layer)を管理する。AFE・IC220は、DA変換器(DAC;D/A Converter)221、AD変換器(ADC;A/D Converter)222、及び可変増幅器(VGA;Variable Gain Amplifier)223で構成されている。カプラ270は、コイルトランス271、及びカップリング用コンデンサ272a、272bで構成されている。なお、CPU211は、メモリ240に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック212、及びPLC・PHYブロック213の動作を制御するとともに、PLCモデム100全体の制御も行う。
PLCモデム100による通信は、概略次のように行われる。モジュラージャック103から入力されたデータは、イーサネットPHY・IC230を介してメインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによってデジタル送信信号が生成される。生成されたデジタル送信信号は、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221によってアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ251、ドライバIC252、カプラ270、電源コネクタ102、電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に出力される。
電力線900から受信された信号は、カプラ270を経由してバンドパスフィルタ260に送られ、AFE・IC220の可変増幅器(VGA)223でゲイン調整がされた後、AD変換器(ADC)222でデジタル信号に変換される。そして、変換されたデジタル信号は、メインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。変換されたデジタルデータは、イーサネットPHY・IC230を介してモジュラージャック103から出力される。
メインIC210によって実現されるデジタル信号処理の一例を、図5、図6を用いて説明する。図5は、メインIC210の主としてPLC・MACブロック212の機能を説明するための機能ブロック図であり、図6は、メインIC210の主としてPLC・PHYブロック213の機能を説明するための機能ブロック図である。
送受信信号のMAC層を管理するPLC・MACブロック212は、イーサネット送信キュー21a、イーサネット受信キュー21b、PLC送信キュー22a、PLC受信キュー22b、イーサネット制御部23、PLC制御部24を含む。また、送受信信号のPHY層を管理するPLC・PHYブロック213は、PLC送受信部213a、誤り訂正処理部213bを含む。
イーサネット送信キュー21aとイーサネット受信キュー21bは、イーサネットPHY・IC230によって実現されるイーサネット送受信部30に接続される。イーサネット送信キュー21aには、イーサネット(登録商標)に送信されるデータが順次記憶され、イーサネット送受信部30を介して、モジュラージャック103から出力される。イーサネット受信キュー21bは、モジュラージャック103、イーサネット送受信部30を介して受信したデータが順次記憶される。イーサネット送信キュー21aとイーサネット受信キュー21bを介したイーサネット送受信処理は、イーサネット制御部23によって制御される。
PLC送信キュー22aとPLC受信キュー22bは、PLC・PHYブロック213の誤り訂正部213bに接続される。PLC送信キュー22aには、電力線を介して送信される信号としてパケットデータが順次記憶され、PLC・PHYブロック213、AFE・IC220によって実現されるPLCアナログ部40を経て、アナログ送信信号に変換される。PLC受信キュー22bには、PLCアナログ部40、PLC・PHYブロック213を経た信号としてパケットデータが順次記憶され、そのヘッダー情報にしたがって処理される。PLC送信キュー22aとPLC受信キュー22bに記憶されるデータの処理は、PLC制御部24によって制御される。
CPU211によって実現される制御部50は、PLC・MACブロック212全体の制御を行うとともに、必要に応じてPLC・PHYブロック213、PLCアナログ部40の制御を行う。メモリ240には、CPUの処理プログラム、後述する機器登録情報(機器リストAL)、リンク状態情報を含むPLCモデム100の動作に必要な各種情報が記憶される。
PLC・PHYブロック213の誤り訂正処理部213bは、送受信データの誤り訂正処理を行うものである。具体的には、PLC送信キュー22aからの送信データに対して誤り訂正用の冗長データを付加し、PLC送受信部213aからの受信データに付加された冗長データを利用して誤り訂正を行う。PLC送受信部213aは、送受信データとデジタル送受信信号との間でのデータ変換を行うものである。
PLCモデム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式等の複数のサブキャリアを用いたマルチキャリア通信を行うものであり、送信データをOFDM送信信号に変換するとともに、OFDM受信信号を受信データに変換するデジタル処理は、主としてPLC・PHYブロック213のPLC送受信部213aで行われる。
図6は、PLC・PHYブロック213のPLC送受信部213aによって実現されるデジタル信号処理の一例を説明するための機能ブロック図であり、ウェーブレット変換を利用するOFDM伝送を行う場合のものである。図6に示すように、PLC送受信部213aは、変換制御部10、シンボルマッパ11、シリアル−パラレル変換器(S/P変換器)12、逆ウェーブレット変換器13、ウェーブレット変換器14、パラレル−シリアル変換器(P/S変換器)15、デマッパ16としての機能を有する。
シンボルマッパ11は、送信すべきビットデータをシンボルデータに変換し、各シンボルデータにしたがってシンボルマッピング(例えばPAM変調)を行うものである。S/P変換器12は、マッピングされた直列データを並列データに変換するものである。逆ウェーブレット変換器13は、並列データを逆ウェーブレット変換し、時間軸上のデータとするものであり、伝送シンボルを表すサンプル値系列を生成するものである。このデータは、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221に送られる。
ウェーブレット変換器14は、AFE・IC220のAD変換器(ADC)222から得られる受信デジタルデータ(送信時と同一のサンプルレートでサンプルされたサンプル値系列)を周波数軸上へ離散ウェーブレット変換するものである。P/S変換器15は、周波数軸上の並列データを直列データに変換するものである。デマッパ16は、各サブキャリアの振幅値を計算し、受信信号の判定を行って受信データを求めるものである。
図7に、図1に示す電力線通信システムの概略動作フローを示す。なお、図7では、電力線900に接続されたモデム100M(親機)、100T1(子機)、100T2(子機)、100T3(子機)を示したが、さらに多くの子機が接続されていてもよい。
ステップS101で、PLCモデム100Mは、機器リストALを電力線900に接続されている他のPLCモデム100T1、100T2、100T3に配布処理を行うと、機器リストALは、PLCモデム100T1、100T2、100T3に個別に送信される。機器リストALは、電力線900に対するPLCモデム100の接続状態を示す機器登録情報であり、PLC番号に、MACアドレス、ステータス、PLC種別を対応付けたものである。図8に、機器リストALの一例を示す。図8の例では、PLC番号0の親機(MASTER)と、PLC番号1、2、3、5、・・・、127の子機(TERMINAL)が接続されていることを示している。なお、ここで、PLC番号は0のPLCモデムは、PLCモデム100Mであり、PLC番号が1〜127のPLCモデムは、PLCモデム100T1〜100T127である。
機器リストALは、電力線900に接続されたPLCモデム100T1〜100T127がPLCモデム100Mとの間で設定処理を行うことにより、更新される。機器リストALは、少なくとも機器リストALの更新時には配布されるが、更新時以外にも、一定時間毎、あるいは後述する速度測定時に配布するようにしてもよい。PLCモデム100の設定処理自体は、各種方法が提案されており、適宜採用可能であるので、説明を省略する。
機器リストALを取得したPLCモデム100T1〜100T127は、電力線に接続された他のPLCモデム100との間の伝送速度(スループット)を測定する速度測定処理を、適宜のタイミングで行う(ステップS102)。また、PLCモデム100Mも同様のタイミングで速度測定処理を行う(ステップS102)。速度測定タイミングは、任意である。測定タイミングとしては、機器リストALの配布時(受信時)、親機であるPLCモデムから周期的に測定開始指示が送信された時、各PLCモデム100に対する測定開始指示(例えば、PLCモデム100に接続された情報機器から)があった時等である。
ステップS102において、各PLCモデム100は、電力線900に接続された他の全てのPLCモデム100に対して、伝送路推定用フレームを送信し、その際のMAC速度やPHY速度の測定結果を送信先PLCモデムから伝送路推定結果フレームとして受信する。伝送路推定用フレームとは、周波数に対して位相とレベル(電力又は電圧)が既知であるフレームをいい、特にマルチキャリア通信の場合、伝送路推定用フレームは、各サブキャリアの位相とレベルが既知であるフレームである。データフレームを送信した時の伝送エラー率(LSIのリードソロモン、ブロックエラー率等)を測定してもよい。それらの速度等の測定方法自体は周知であるので説明を省略する。どのような測定を行うかは、伝送速度(スループット)としてどのようなパラメータを使用するかに応じて選択される。
伝送速度(スループット)としては、PHY速度やMAC速度、あるいはPHY速度を伝送路変動率で補正した補正PHY速度、MAC速度を伝送エラー率で補正した補正MAC速度を利用することができる。具体的には、複数回の伝送路推定フレーム伝送時のPHY速度の平均値をPHY速度として利用する。伝送路変動率は複数回のPHY速度の標準偏差等を利用する。そして、補正PHY速度の一例としては、PHY速度の平均値から標準偏差を減算したものを利用する。また、MAC速度は、PHY速度と所定の関係にあるので、予め定めた演算を施すことによって求める。補正MAC速度は、MAC速度に伝送エラー率を乗じたものを利用する。
なお、各PLCモデム100は、他のPLCモデム100に送信したときの伝送速度だけでなく、他のPLCモデム100から受信したときの伝送速度も測定することができる。双方向の伝送速度を測定する場合は、他のPLCモデム100から伝送路推定フレームやデータを送信してもらい、その時の、PHY速度等を測定する。双方向の伝送速度は、PLCモデム間の全ての対で測定する必要はなく、少なくとも1つの対で測定することも可能である。
伝送速度の測定が終了すると、子機であるPLCモデム100T1〜100T127は、速度測定結果を、親機であるPLCモデム100Mに通知する(ステップS103)。図9に、PLCモデム100Mに通知される測定結果の一例を示す。図9の測定結果は、PLC番号が1であるPLCモデム100T1の測定結果であり、伝送速度としてPHY速度(平均値)を利用したものである。図9に示すように、送信先が自分自身であるPLC番号が1、及び未接続のPLCモデムであるPLC番号4については、伝送速度が測定されないことを識別するため、「−1」としている。なお、送信先PLCモデムのステータスについては、必ずしも通知する必要がない。また、双方向の伝送速度を測定する場合は、PHY速度として上りと下りの2つの欄を設ける。
PLCモデム100T1〜100T127から伝送速度の測定結果を受信したPLCモデム100Mは、ステップS104で、受信した測定結果と自身が測定した伝送速度の測定結果とに基づいてリンク状態情報を生成する。リンク状態情報は、電力線900に接続可能なPLCモデム100間の電力線通信の伝送状態を示すもので、各PLCモデム100が電力線900へ接続されているかどうか、及び接続されているPLCモデム100の全ての対の間の伝送速度情報を含んでいる。
図10、図11に、リンク状態情報の一例を示す。リンク状態情報は、電力線900に接続された1つのPLCモデム100が送信元となった場合の、他のPLCモデム100とのリンク状態を示すリンク状態テーブルLSTを全てのPLCモデム100(未接続のPLCモデム100については省略も可)について作成したテーブルと、送信元PLCモデムと対応するリンク状態テーブルを対応付ける参照テーブルRTを含む。図10は参照テーブルRTの一例であり、図11はリンク状態テーブルLSTの一例である。図11(a)は、図10の参照テーブルRTで参照されるテーブル番号0のリンク状態テーブルLST0であり、送信元PLC番号が0であるPLCモデム100Mが送信元である場合の、他のPLCモデムとのリンク状態を示すものである。同様に、図11(b)及び図11(c)は、テーブル番号1及び2のリンク状態テーブルLST1、LST2である。なお、以下の説明では、リンク状態テーブルLST0、LST1、LST2、・・・を特に区別しない場合は、これらを「リンク状態テーブルLST」と称す。
図11から明らかなように、PLCモデム100の伝送速度測定結果が、図9に示すものである場合は、測定結果をそのままPLCモデム100毎のリンク状態テーブルLSTとして利用することができる。なお、PLCモデム100の伝送速度測定を双方向で行う場合は、同一PLCモデム対間の同一方向の伝送速度が2つ得られるので、それらの平均値を伝送速度(図の例ではPHY速度)とする。
また、ステップS103の速度測定処理において、全てのPLCモデム100が全ての他のPLCモデム100との間の伝送速度測定を行うものとしたが、PLCモデム100の対毎に一方のPLCモデム100が双方向の伝送速度を測定し、速度測定時間を短縮するようにしてもよい。その場合でも、図11に示す情報は全て得られているので、PLCモデム100Mは、図11に示すリンク状態テーブルLSTを生成することができる。PLCモデム100の対毎に一方のPLCモデム100が一方向のみの伝送速度を測定する場合は、PLCモデム100の対毎に方向に拘わらず同一の伝送速度として、図11に示すリンク状態テーブルLSTを生成する。
図12に、リンク状態情報の他の例を示す。図12の例は、リンク状態情報を1つのテーブルとして生成したリンク状態テーブルLST200を示すものであり、送信元PLCモデムと送信先PLCモデムの全ての組合せについて、接続状態及び伝送速度を示してある。
例えば、参照テーブルRT及びリンク状態テーブルLSTで示される、リンク状態情報の生成を終了すると、PLCモデム100Mは、生成したリンク状態情報をメモリ240に記憶するとともに、PLCモデム100T1〜100T127に配布し(ステップS104)、PLCモデム100T1〜100T127は、受信したリンク状態情報をメモリ240に記憶する。
メモリ240に記憶されたリンク状態情報は、PLCモデム100Mに接続された機器の操作、あるいはPLCモデム100Mの操作により、表示させて確認することができる(ステップS106)。なお、図7では、ステップS106をPLCモデム100Mについてのみ記載したが、PLCモデム100T1〜100T127についても同様である。
リンク状態情報の生成、及び記憶について、さらに詳細に説明する。図13は、親機であるPLCモデム100Mの動作フローであり、図14は、子機であるPLCモデム100T1〜100T127の動作フローである。図13、図14は、伝送速度の測定をPLCモデム100Mの指示により行う場合の例である。リンク状態情報の生成、及び記憶(更新を含む。)は、制御部50(メインIC210のCPU211)によって制御される。
リンク状態情報の更新条件が成立する(ステップS301)と、PLCモデム100Mは、メモリ240に記憶された機器リストALを、電力線900に接続された他のPLCモデム100T1〜100T127に配布する(ステップS302)。更新条件は、例えば、電力線900に対するPLCモデム100の接続状態の変更に伴う機器リストALの更新、所定時間の経過、PLCモデム100に接続された機器の指示等である。なお、機器リストALが変更されていない場合は、機器リストALの配布を省略し、単に伝送速度の測定を指示する情報を他のPLCモデム100T1〜100T127に送信するようにしてもよい。
ステップS303では、PLCモデム100M自身が、機器リストALを参照して、電力線900に接続された他のPLCモデム100T1〜100T127と間の伝送速度を測定する。そして、PLCモデム100T1〜100T127からの伝送速度の測定結果を受信し(ステップS304)、機器リストALを配布した(電力線900に接続された)全てのPLCモデム100T1〜100T127から測定結果を受信したかどうかを判断する(ステップS305)。
全てのPLCモデム100T1〜100T127から測定結果を受信すると、リンク状態情報を生成し(ステップS306)、生成したリンク状態情報をメモリ240に記憶し(ステップS307)、電力線900に接続された他のPLCモデム100T1〜100T127にリンク状態情報を配布する(ステップS308)。
次に、子機であるPLCモデム100T1〜100T127の動作を、図14に基づいて説明する。親機であるPLCモデム100Mから機器リストALを受信する(ステップS401)と、PLCモデム100T1〜100T127は、機器リストALを参照して、電力線900に接続された他のPLCモデム100M、100T1〜100T127(自身を除く)と間の伝送速度を測定する(ステップS402)。そして、PLCモデム100Mに伝送速度の測定結果を送信する(ステップS403)。次いで、PLCモデム100Mからのリンク状態情報を受信する(ステップS404)と、生成したリンク状態情報をメモリ240に記憶する(ステップS405)。
なお、以上説明したようなPLCモデム100と他のPLCモデム100との間の伝送速度を測定する速度測定部の機能は、CPU211、PLCMAC212の制御のもと、主としてPLCPHY213を主体に実現される。また、伝送速度の測定結果の送信、及びリンク状態情報の記憶は、CPU211の制御により行われる。さらにリンク状態情報の生成及び配布を行うリンク状態情報処理部の機能は、PLCモデム100MのCPU211によって実現される。
なお、機器リストALの配布、リンク状態情報の配布をユニキャストで行ったが、ブロードキャストで行ってもよい。
図13、図14に示す動作が終了すると、電力線900に接続されたPLCモデム100M、100T1〜100T127のメモリ240には、最新の機器リストAL、及びリンク状態情報が記憶されることになる。機器リストALは、例えば図8に示すものであり、リンク状態情報は、例えば図10と図11に示すもの、あるいは図12に示すものである。
図7に戻って、電力線900に接続されたPLCモデム100の1つから他のPLCモデム100に、パケットデータを信号として送信する場合の動作を説明する。図7には、PLCモデム100T1(PLC番号が1)からPLCモデム100T3(PLC番号が3)に送信する場合の例である。
PLCモデム100T1において、データ送信イベントが発生すると(ステップS201)、送信元であるPLCモデム100T1と送信先であるPLCモデム100T3との間でデータ伝送を行う場合の最適ルートの検索を行う(ステップS202)。最適ルートは、PLCモデム100T3に直接伝送した場合の伝送速度と、PLCモデム100T3以外のPLCモデム100M、100T2、100T5、・・・、100T127を中継して伝送した場合の伝送速度を算出し、算出した伝送速度の中で最も速い伝送速度のルートを最適ルートとする。リンク状態情報が図10と図11に示すものである場合、PLCモデム100T2を中継して伝送する場合の伝送速度が100Mbps(中継のためのロスは無視できるものとした。)となって最速であるので、PLCモデム100T2を中継して伝送する送信データを作成する(ステップS203)。なお、最速ルート検索の詳細は後述する。
図15に、信号の一例であるパケットのデータフォーマットの一例を示す。図15のパケットPKは、ヘッダーHD、ペイロードPL、及びチェックサムCSを有する。パケットPKのヘッダーHDは、送信先MACアドレス(Destination MAC address)、中継先MACアドレス(Relay MAC address)、及び送信元MACアドレス(Source MACaddress)を有している。したがって、この例では、パケットPKは、図16に示すものとなる。
なお、直接伝送の場合の中継先MACアドレスは、例えばオール0とする。この場合、中継した伝送を行うパケットは、中継前では、中継先MACアドレスが中継すべきPLCモデムのMACアドレスとなっており、中継後には、中継先のPLCモデムによって書き換えられてオール0となる。直接伝送の場合の中継先MACアドレスを、送信先のMACアドレスと一致させて送信パケットPKを作成してもよい。この場合、中継した伝送を行うパケットPKの中継先MACアドレスは、中継前では、中継先MACアドレスが中継すべきPLCモデムのMACアドレスとなっており、中継後には、中継先のPLCモデムによって書き換えられて送信先PLCモデムのMACアドレスとなる。
以上説明した複数ルートでの伝送速度を算出、最適ルートの検索は、CPU211が行い、最適ルートでの送信パケットPKの作成は、PLC制御部24(PLC・MACブロック212)が行う。
作成された送信パケットPKはステップS204で送信され、中継すべきPLCモデムとして設定されているPLCモデム100T2で中継される(ステップS205)。そして、パケットPKのヘッダーHDが書き換えられた後(つまり、中継先MACアドレスを送信先PLCのMACアドレスを00:80:F0:5F:00:03に書き換えられた後)、送信され(ステップS206)、送信先PLCモデムであるPLCモデム100T3で受信される。
次いで、応答信号が返信する場合、応答信号がPLCモデム100T2に送信され(ステップS207)、PLCモデム100T2で中継され(ステップS208)、さらに送信元であるPLCモデム100T1に送信される(ステップS209)。
図17は、送信元のPLCモデムが最適ルート検索を行う場合の概略動作フローである。図17は、全てのPLCモデムを中継して伝送した場合の伝送速度を算出し、その中で最速のものを選択するものである。このフローでは、便宜的に送信元のPLCモデムも送信先のPLCモデムも中継PLCモデムとして伝送速度を算出しているので、最適ルートの中継PLCモデムが送信元又は送信先である場合は、直接伝送するルートが最適であると判断できる。
ステップS501では、使用する変数パラメータの初期化を行う。ここで、nはPLC番号に対応するものであり、S1は最適ルート伝送時の伝送速度を示すもので、他のPLCモデムを中継させない場合の伝送速度である。ステップS502では、n番目のPLCモデムを中継して伝送した時の伝送速度S2を演算する。PLC番号1のPLCモデム100T1を送信元、PLC番号3のPLCモデム100T3を送信先とした場合の最適ルートを求めるものとすると、n=0のとき(PLCモデム100Mが中継モデム)は、S=46Mbpsとなる(図11(b)の送信先PLC番号0を参照)。すなわち、PLCモデム100T1からPLCモデム100Mの伝送速度が46Mbps、PLCモデム100MからPLCモデム100T3の伝送速度が135Mbpsであるので(図11(a)の送信先PLC番号3を参照)、PLCモデム100Mを中継した場合の伝送速度は46Mbpsとなる。なお、送信元PLCと中継PLC、又は中継PLCと送信先PLCとが一致する場合、実質的に伝送時間が0として演算する。
ステップS503では、伝送速度S2と伝送速度S1の大きさを比較し、伝送速度S2が伝送速度S1より大きい場合は、その時点でのPLC番号nのPLCモデムを中継した場合が最速であることを意味するので、ステップS504で、S1=S2にし(S1にS2を代入し)、最適ルートをn(その時点PLC番号)とする。そして、nが最大値(電力線900に接続可能なPLCモデムに付与されるPLC番号の最大値)かどうかを判断する(ステップS505)。ステップS503で、伝送速度S2が伝送速度S1より大きくないと判断された場合は、その時点の伝送速度S1が最速であるので、そのまま、ステップS505に移る。
ステップS505で、nが最大値でないと判断された場合は、さらに演算すべき中継PLCモデムが残っていることであるので、ステップS506、n=n+1とし、ステップS502に戻る。
ステップS505で、nが最大値であると判断された場合は、全てのPLCモデムを中継させたときの伝送速度を演算、比較が終了し、S1が最速の伝送速度、最適ルートのPLC番号が保持されていることを示しているので、具体的に、どのような送信データを作成すべきかを判断する。そのために、ステップS507で、最適ルートとして保持されたPLC番号が、送信元PLCモデムのPLC番号、又は送信先PLCモデムのPLC番号かどうかを判断する。最適ルートとして保持されたPLC番号が、送信元PLCモデムのPLC番号、又は送信先PLCモデムのPLC番号である場合、ステップS502説明から明らかなように、直接送信元PLCから送信先PLCへ伝送することを意味しているので、直接伝送を最適ルートとして、最適経路検索を終了する。
最適ルートとして保持されたPLC番号が、送信元PLCモデムのPLC番号、又は送信先PLCモデムのPLC番号でない場合は、保持されたPLC番号のPLCモデムを中継して伝送するルートが最適ルートであるので、保持されたPLC番号のPLCモデムを中継するルートを最適ルートとして、最適経路検索を終了する。
以上の最適ルート検索は、制御部50(CPU211)によって行われ、検索結果は、PLC制御部24に利用され、図16に示すような送信パケットPKが作成される。
次に、PLCモデム100のPLC制御部24受信処理及び中継処理について、説明する。図18は、PLCモデムがデータの受信及び中継を行う場合の概略動作フローの一例である。ステップS601では、PLC受信キュー22bから受信パケットを取得し、ステップS602では、そのPLCモデムが処理すべきパケットかどうかを判断する。
処理すべきパケットとは、自身が中継すべきパケット及び自分が受信すべきパケットである。この判断は、ヘッダーHDの送信先MACアドレスと中継MACアドレスによって判断する。中継MACアドレスがオール0か中継MACアドレスかによって、中継パケットかどうかを判断する方式の場合、中継MACアドレスが自身のMACアドレスであるパケットと、中継MACアドレスが0で送信先MACアドレスの自身のMACアドレスであるパケットとが、処理すべきパケットである。中継MACアドレスが送信先MACアドレスと一致しているかどうかによって、中継パケットかどうかを判断する方式の場合、中継MACアドレスが自身のMACアドレスであるパケットが、処理すべきパケットである。取得したパケットが処理すべきパケットでない場合は、破棄する。
取得したパケットが処理すべきパケットである場合、中継すべきパケットかどうかを判断し(ステップS603)、中継すべきパケットでない場合(すなわち、受信パケットである場合)、取得したパケットをイーサネット制御部23に送信して(ステップS606)終了する。
中継すべきパケットである場合は、ステップS604で、ヘッダーHDを書換え(中継MACアドレスをオール0、又は送信先MACアドレスと同一とする。)、ステップS605で、PLC送信キュー22aに記憶して終了する。
図19は、PLCモデムがデータの受信及び中継を行う場合の概略動作フローの他の例である。図18の例は、中継処理をPLC制御部のみで行うものであるが、図19の例は、中継処理をPLC制御部24とイーサネット制御部23に行うものである。
ステップS701では、PLC受信キュー22bから受信パケットを取得し、ステップS702では、そのPLCモデムが処理すべきパケットかどうかを判断する。PLCモデムが処理すべきパケットかどうかの判断は、図18の例と同様である。
取得したパケットが処理すべきパケットである場合、中継すべきパケットがどうかを判断し(ステップS703)、中継すべきパケットでない場合(すなわち、受信パケットである場合)、イーサネット制御部23を経てイーサネット送信キュー21aに取得したパケットを記憶して(ステップS705)終了する。
中継すべきパケットである場合は、ステップS704で、イーサネット制御部23を経てイーサネット受信キュー21bに取得したパケットを記憶して(ステップS705)終了する。この場合、中継済データである情報を付加しておく。イーサネット受信キュー21aに記憶されたデータは、イーサネット制御部23を介してPLC制御部24に送られるので、PLC制御部24は、中継済データである場合、ヘッダーHDを直接伝送のヘッダーHDとしてPLC送信キュー22aに記憶する。
以上の処理を行うので、PLCモデム100は、最適のルートでデータの送受信を行うことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、機器リストALの配布、測定情報の受信、リンク状態情報の生成及び配布を、親機であるPLCモデム100Mが配布したが、これらの処理を予め定めた子機であるPLCモデムの1つであるPLCモデムを代表PLCモデムとし、このPLCモデムが代行してもよい。その際、機器リストALは、親機から取得する。
図20に、第2の実施の形態の電力線通信システムの概略動作フローを示す。図20は、機器リストALの配布、測定情報の受信、リンク状態情報の生成及び配布に関する部分を除いて、第1の実施の形態と同様であるので、異なる部分のみを記載している。図20の例では、PLCモデム100T2が代表PLCモデムである。
所定のタイミング、例えば、リンク状態情報の更新を行うタイミングで、PLCモデム100T2は、PLCモデム100Mに対し、機器リストALの送信要求を送信する(ステップS801)。機器リストALの送信要求に対してPLCモデム100Mは、記憶している機器リストALをPLCモデム100T2に送信する(ステップS802)。
その後、PLCモデム100T2は、他のPLCモデムに機器リストALを配布し(S803)、全てのPLCモデムは、伝送速度の測定を行い(ステップS804)、測定結果をPLCモデム100T2に送信する(ステップS805)。伝送速度の測定結果を受信したPLCモデム100T2は、受信した測定結果と自身が測定した伝送速度の測定結果とに基づいてリンク状態情報を生成し(ステップS806)、配布する(ステップS807)。
なお、ステップS803以降の処理は、図7のステップS101以降の処理と基本的に同じであるので、詳細な説明を省略する。また、機器リストALの配布、リンク状態情報の配布をユニキャストで行ったが、ブロードキャストで行ってもよい。
本発明は、電力線に対する接続状態に拘わらず、効率的な電力線通信を行うことができる電力線通信装置、及びそのような電力線通信装置を利用した電力線通信システム等として有用である。
本発明の実施の形態の電力線通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムの前面を示す外観斜視図 本発明の実施の形態のPLCモデムの背面を示す外観斜視図 本発明の実施の形態のPLCモデムのハードウェアの一例を示すブロック図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるデジタル信号処理の一例を説明する図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるデジタル信号処理の一例を説明する図 本発明の実施の形態の電力線通信システムの概略動作フローを示す図 本発明の実施の形態の電力線通信システムにおける機器リストの一例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおける伝送速度の測定結果の一例を示す図 本発明の実施の形態を電力線通信システムにおけるリンク状態情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を電力線通信システムにおけるリンク状態情報の一例を示す図 本発明の実施の形態を電力線通信システムにおけるリンク状態情報の他の例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデム(親機)がリンク状態情報の生成及び記憶を行う際の概略動作フローを示す図 本発明の実施の形態のPLCモデム(子機)がリンク状態情報の生成及び記憶 本発明の実施の形態を電力線通信システムにおけるパケットのデータフォーマットの一例を示す図 本発明の実施の形態を電力線通信システムにおけるパケットの一例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムが最適ルート検索を行う場合の概略動作フローを示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムがデータの受信及び中継を行う場合の概略動作フローの一例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムがデータの受信及び中継を行う場合の概略動作フローの他の例を示す図 本発明の第2の実施の形態の電力線通信システムの概略動作フローを示す図 電力線通信システムの一例を示す図
符号の説明
100・・・PLCモデム
100M・・・PLCモデム(親機)
100T・・・PLCモデム(子機)
100T1−100T127・・・PLCモデム(子機)
101・・・筐体
102・・・電源コネクタ
103・・・モジュラージャック
104・・・切換えスイッチ
105・・・表示部
200・・・回路モジュール200
210・・・メインIC
211・・・CPU
212・・・PLC・MACブロック
213・・・PLC・PHYブロック
220・・・AFE・IC
221・・・DA変換器(DAC)
222・・・AD変換器(ADC)
223・・・可変増幅器(VGA)
230・・・イーサネットPHY・IC
240・・・メモリ
251・・・ローパスフィルタ
252・・・ドライバIC
260・・・バンドパスフィルタ
270・・・カプラ
271・・・コイルトランス
272a、272b・・・カップリング用コンデンサ
300・・・スイッチング電源
400・・・電源プラグ
500・・・コンセント
600・・・電源ケーブル
900・・・電力線
1000・・・パーソナルコンピュータ
1001・・・電話
1002、1003・・・テレビ
1127・・・ビデオデッキ
10・・・変換制御部
11・・・シンボルマッパ
12・・・シリアル−パラレル変換器
13・・・逆ウェーブレット変換器
14・・・ウェーブレット変換器
15・・・パラレル−シリアル変換器
16・・・デマッパ
21a・・・イーサネット送信キュー
21b・・・イーサネット受信キュー
22a・・・PLC送信キュー
22b・・・PLC受信キュー
23・・・イーサネット制御部
24・・・PLC制御部
213a・・・PLC送受信部漏洩電力受信部
213b・・・誤り訂正処理部
30・・・イーサネット送受信部
40・・・PLCアナログ部
50・・・制御部
AL・・・機器リスト
LST・・・リンク状態テーブル
RT・・・参照テーブル
PK・・・送信パケット
HD・・・ヘッダー
PL・・・ペイロード
CS・・・チェックサム

Claims (13)

  1. 送信先までの伝送経路として電力線を用いて信号を送信する電力線通信装置であって、
    前記信号の送信を制御する送信制御部と、
    他の電力線通信装置が介在しない第1の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第1の伝送速度情報、及び他の電力線通信装置が介在する第2の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第2の伝送速度情報を取得する伝送速度取得部とを備え、
    前記送信制御部は、前記第1の伝送速度情報及び前記第2の伝送速度情報を比較し、比較結果に基づいて早い方の伝送速度に対応する伝送経路を選択し、選択した伝送経路を介して前記信号を送信する電力線通信装置。
  2. 請求項1記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記電力線に接続可能な電力線通信装置間の電力線通信の伝送状態を示すリンク状態情報を記憶する伝送状態記憶部を備え、
    前記リンク状態情報は、前記電力線通信装置の全ての対の間の前記伝送状態を示す情報を含んでおり、
    前記伝送速度取得部は、前記リンク状態情報に基づいて、前記第1の伝送速度と前記第2の伝送速度を算出する電力線通信装置。
  3. 請求項2記載の電力線通信装置であって、
    前記リンク状態情報は、前記対となる電力線通信装置間の伝送方向毎の伝送状態を示す電力線通信装置。
  4. 請求項2又は3記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記伝送状態記憶部に記憶される前記リンク状態情報を、所定時間毎に更新する情報更新部を備える電力線通信装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項記載の電力線通信装置であって、
    前記伝送状態記憶部に記憶される前記リンク状態情報を表示する表示部を備える電力線通信装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記電力線に接続された他の電力線通信装置との間の伝送速度を測定する速度測定部を備え、
    前記速度測定部によって測定された伝送速度を示す伝送速度測定情報は、前記リンク状態情報の生成に利用される電力線通信装置。
  7. 請求項6記載の電力線通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記伝送速度測定情報を、前記他の電力線通信装置の1つに送信し、
    前記伝送状態記憶部は、前記伝送速度測定情報を送信した前記他の電力線通信装置から受信した前記リンク状態情報を記憶する電力線通信装置。
  8. 請求項7記載の電力線通信装置であって、
    前記速度測定部は、前記電力線に対する電力線通信装置の接続状態を示す機器登録情報を受信した場合に、前記伝送速度の測定を行う電力線通信装置。
  9. 請求項6記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記速度測定部によって測定された伝送速度を示す伝送速度測定情報と、前記他の電力線通信装置から受信した前記伝送速度測定情報とに基づいて、前記リンク状態情報を生成するリンク状態情報処理部を備え、
    前記送信制御部は、前記伝送状態記憶部に記憶されるリンク状態情報を、前記他の電力線通信装置に送信する電力線通信装置。
  10. 請求項9記載の電力線通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記電力線に対する電力線通信装置の接続状態を示す機器登録情報を、前記電力線に接続された他の電力線通信装置の送信する電力線通信装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記電力線を介して伝送される前記信号の受信制御を行う受信制御部を備え、
    前記受信制御部は、受信した信号が当該電力線通信装置を中継して伝送される信号である場合、当該受信した信号の中継処理を行う電力線通信装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項記載の電力線通信装置が、複数、電力線に接続された電力線通信システムであって、
    前記電力線通信装置には、請求項9又は10記載の電力線通信装置が少なくとも1つ含まれる電力線通信システム。
  13. 送信先までの伝送経路として電力線を用いて信号を送信する電力線通信方法であって、
    他の電力線通信装置が介在しない第1の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第1の伝送速度情報、及び他の電力線通信装置が介在する第2の伝送経路で送信する際の伝送速度を示す第2の伝送速度情報を取得し、
    前記第1の伝送速度情報及び前記第2の伝送速度情報を比較し、
    前記比較結果に基づいて早い方の伝送速度に対応する伝送経路を選択し、
    前記選択した伝送経路を介して前記信号を送信する電力線通信方法。
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