JP2008072263A - ノイズ監視・除去回路及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 設置環境等のノイズ変化に応じて最適なフィルタを選択可能なノイズ監視・除去回路を提供する。
【解決手段】 電源入力端子11からフィルタ部12に入力された電源は複数のフィルタ各々に分岐された後に、各フィルタからスイッチ部13及び検波部14にそれぞれ出力される。電源入力端子11から検波部14に入力された電源は複数の検波器でそれぞれ平滑化された後に、アナログ信号としてアナログ/ディジタル変換部15にそれぞれ出力される。アナログ/ディジタル変換部15に入力されたアナログ信号は複数のA/D変換器でそれぞれディジタル信号に変換され、制御部16にそれぞれ出力される。制御部16に入力されたディジタル信号は、予め設定された信号とそれぞれ比較され、それらの比較結果に応じたスイッチ制御信号をスイッチ部13に出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電源入力端子11からフィルタ部12に入力された電源は複数のフィルタ各々に分岐された後に、各フィルタからスイッチ部13及び検波部14にそれぞれ出力される。電源入力端子11から検波部14に入力された電源は複数の検波器でそれぞれ平滑化された後に、アナログ信号としてアナログ/ディジタル変換部15にそれぞれ出力される。アナログ/ディジタル変換部15に入力されたアナログ信号は複数のA/D変換器でそれぞれディジタル信号に変換され、制御部16にそれぞれ出力される。制御部16に入力されたディジタル信号は、予め設定された信号とそれぞれ比較され、それらの比較結果に応じたスイッチ制御信号をスイッチ部13に出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明はノイズ監視・除去回路及びその方法に関し、特に外部との間に有線ケーブルのインタフェースを持つ機器におけるノイズの除去に関する。
従来、外部との間に有線ケーブルのインタフェースを持つ機器においては、伝導ノイズに対するフィルタが固定である。例えば、全帯域に対してフィルタの効果を期待する場合には、減衰特性が広帯域であるが、減衰特性が緩やかなものを選択している。
しかしながら、この場合、設置環境及び内部回路の劣化によりノイズ成分が変化したり、増幅した場合は外部電源装置からのノイズにより内部回路が誤動作したり内部回路のノイズが外部に悪影響を及ぼす可能性がある。よって、予めそのような問題が想定される場合には、周波数特性の異なる多段のフィルタを挿入する場合もある(例えば、特許文献1参照)。
また、ノイズ除去回路としては、特許文献2,3に示すような技術も提案されている。
しかしながら、上述した従来のノイズ除去回路では、周波数特性の異なる多段のフィルタを挿入する場合にフィルタロスが大きくなり、電圧が制限されている場合やフィルタによる電圧ドロップによる発熱が問題となる場合にその実現が困難である。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、設置環境等のノイズ変化に応じて最適なフィルタを選択することができるノイズ監視・除去回路及びその方法を提供することにある。
本発明によるノイズ監視・除去回路は、内部及び外部の伝導ノイズを除去するための複数のフィルタを含むノイズ監視・除去回路であって、
前記内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視する監視回路と、前記監視回路の監視結果に応じて前記複数のフィルタのうちのいずれかを選択する選択回路とを備えている。
前記内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視する監視回路と、前記監視回路の監視結果に応じて前記複数のフィルタのうちのいずれかを選択する選択回路とを備えている。
本発明によるノイズ監視・除去方法は、内部及び外部の伝導ノイズを除去するための複数のフィルタを含む回路に用いるノイズ監視・除去方法であって、
前記内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視し、その監視結果に応じて前記複数のフィルタのうちのいずれかを選択している。
前記内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視し、その監視結果に応じて前記複数のフィルタのうちのいずれかを選択している。
すなわち、本発明のノイズ監視・除去回路は、内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視し、状況に応じてフィルタ回路を自動で制御することによって、設置環境等のノイズ変化に応じて最適なフィルタを選択することが可能となる。
本発明のノイズ監視・除去回路では、外部との間に有線ケーブルのインタフェースを持つ機器において、内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視し、状況に応じてフィルタ回路を自動で制御することによって、設置環境、経時変化によるノイズ変化に応じて最適なフィルタを選択することが可能となる。
これによって、本発明のノイズ監視・除去回路では、設置環境に応じて最適なフィルタの選択が可能となり、外部のノイズに影響されない安定した機器の動作が可能となる。また、本発明のノイズ監視・除去回路では、内部のノイズ特性の劣化を検出し、最適なフィルタを選択することによって、外部への伝導ノイズを抑圧することが可能となる。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、設置環境等のノイズ変化に応じて最適なフィルタを選択することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるノイズ監視・除去回路の構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるノイズ監視・除去回路は、電源入力端子11と、フィルタ部12と、スイッチ部13と、検波部14と、アナログ/ディジタル変換部15と、制御部16とから構成され、バックアップ回路17及び内部回路18に接続されている。
電源入力端子11から入力された電源はフィルタ部12と検波部14とに入力される。フィルタ部12に入力された電源は複数のフィルタ各々に分岐された後に、各フィルタからスイッチ部13及び検波部14にそれぞれ出力される。検波部14に入力された電源は複数の検波器でそれぞれ平滑化された後に、アナログ信号としてアナログ/ディジタル変換部15にそれぞれ出力される。
アナログ/ディジタル変換部15に入力されたアナログ信号は複数のA/D(アナログ/ディジタル)変換器でそれぞれディジタル信号に変換され、制御部16にそれぞれ出力される。制御部16に入力されたディジタル信号は、予め設定された信号とそれぞれ比較され、それらの比較結果に応じたスイッチ制御信号をスイッチ部13に出力する。
一方、スイッチ部13では入力されたそれぞれの電源の中から制御部16から出力されたスイッチ制御信号によって1つの電源が選択され、バックアップ回路17及び内部回路18にそれぞれ出力される。
図2は図1のフィルタ部12に3つのフィルタを使用した場合の具体例を示すブロック図であり、図3は図2のフィルタ部12の各フィルタA〜Cの周波数特性を示す図である。以下、図2及び図3を参照して本発明の一実施例によるノイズ監視・除去回路の動作について説明する。
図2においては、フィルタ部12に入力される電源が3分岐して3つのフィルタA〜Cに入力される例を示している。尚、図2においては、図1に示す構成における同一構成要素に同じ符号を付してある。また、図2においては、フィルタ部12が3つのフィルタA〜Cを備え、スイッチ部13がスイッチ端子A〜Eを備え、検波部14が4つの検波器A〜Dを備え、アナログ/ディジタル変換部15が4つのA/D変換器A〜Dを備えている。
電源入力端子11から入力された電源は、外部電源装置(図示せず)が発生したノイズを含んでおり、検波部14の検波器Dに入力されるとともに、フィルタ部12の周波数特性の異なったフィルタA,B,Cにそれぞれ入力される。フィルタ部12の各フィルタA,B,Cの周波数特性の一例を図3に示す。
フィルタAは帯域Aでの減衰特性が高く、フィルタBは帯域Bでの減衰特性が高く、フィルタCでは帯域Cでの減衰特性が高いため、フィルタAの出力は帯域Aのエネルギが少ない状態、フィルタBの出力は帯域Bのエネルギが少ない状態、フィルタCの出力は帯域Cのエネルギが少ない状態で出力される。
次に、フィルタ部12のフィルタA,B,Cから出力された電源は、検波部104の検波器A,B,Cにそれぞれ入力されとともに、スイッチ部13のスイッチ端子A,B,Cにそれぞれ入力される。尚、電源入力端子11及びフィルタ部12からそれぞれ電源が入力される検波部14の検波器A,B,C,Dとしてはダイオード検波回路がある。
このダイオード検波回路では、ダイオードによる半波整流後に抵抗とコンデンサの時定数とによって入力される電源を平滑化する。すなわち、検波器Aからは帯域Aのエネルギが減衰された分の平滑されたアナログ信号が、検波器Bからは帯域Bのエネルギが減衰された分のアナログ信号が、検波器Cからは帯域Cのエネルギが減衰された分のアナログ信号がそれぞれ出力される。また、電源入力端子11から電源(フィルタ部12を経由しない電源)が入力される検波器Dからは帯域A,B,Cいずれのエネルギも減衰されないアナログ信号が出力される。
アナログ/ディジタル変換部15のA/D変換器A,B,C,Dは入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換し、変換したディジタル信号を制御部16にそれぞれ出力する。制御部16はA/D変換器A,B,C,Dから入力されたディジタル信号を予め設定された信号とそれぞれ比較し、それらの比較結果に応じたスイッチ制御信号をスイッチ部13に出力する。
フィルタ部12からそれぞれ電源が入力されるスイッチ部13のスイッチ端子A,B,Cは、制御部16から出力されるスイッチ制御信号によって、いずれか1つがスイッチ端子Eと接続されるか、スイッチ端子Dとスイッチ端子Eとが接続されてスイッチ端子A,B,Cとは接続されない状態になる。
例えば、スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとが接続された場合には、フィルタ部12のフィルタA分のノイズが減衰された電源が内部回路18に供給される。同様に、スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとが接続された場合には、フィルタ部12のフィルタB分のノイズが減衰された電源が内部回路18に供給され、スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとが接続された場合には、フィルタ部12のフィルタC分のノイズが減衰された電源が内部回路18に供給される。
また、スイッチ端子Dとスイッチ端子Eとが接続された場合には、内部回路18に電源が供給されない状態となる。尚、スイッチ部13はFET(Field Effect Transistor)スイッチでもよいが、電圧ドロップが気になる場合には機械的なスイッチを用いるとよい。また、バックアップ回路17には、例えばコンデンサを用いる。スイッチ部13が切り換えている期間は、外部電源装置からの電源供給が停止するため、その期間、内部回路18に電源を充分供給できる容量のものを用いる。
次に、実際にスイッチ部13の制御方法について説明する。まず、外部電源装置のノイズエネルギを測定して抑圧する場合について説明する。
初めに、アナログ/ディジタル変換部15及び制御部16にスイッチ部13を経由した電源を使用しない場合には、スイッチ部13のスイッチ端子Eを、内部回路18のノイズの影響を受けないようにどこにも接続されてないスイッチ端子Dと接続させる。
アナログ/ディジタル変換部15及び制御部16にスイッチ部13を経由した電源を使用する場合には、バックアップ回路17を利用して電源の供給が停止しないように、スイッチ部13を制御しながらスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続させる。
この時、検波部14の検波器Aは帯域Aのノイズエネルギが減衰された外部電源装置が発生したノイズエネルギの検波、検波部14の検波器Bは帯域Bのノイズエネルギが減衰された外部電源装置が発生したノイズエネルギの検波、検波部14の検波器Cは帯域Cのノイズエネルギが減衰された外部電源装置が発生したノイズエネルギの検波、検波部14の検波器Dは外部電源装置が発生した全帯域のノイズエネルギの検波を行うことができる。
尚、実際に外部電源装置が発生する帯域Aのノイズエネルギをa、帯域Bのノイズエネルギをb、帯域Cのノイズエネルギをc、その他の帯域のノイズエネルギをxとすると、検波器A,B,C,Dそれぞれで検出されるノイズエネルギは、
検波器A:x+b+c ・・・(1)
検波器B:x+a+c ・・・(2)
検波器C:x+a+b ・・・(3)
検波器D:x+a+b+c ・・・(4)
となる。
検波器A:x+b+c ・・・(1)
検波器B:x+a+c ・・・(2)
検波器C:x+a+b ・・・(3)
検波器D:x+a+b+c ・・・(4)
となる。
例えば、外部電源装置のノイズエネルギが検波器Aで10mW、検波器Bで12mW、検波器Cで8mWを検出したとすると、
検波器A:x+b+c=10 ・・・(5)
検波器B:x+a+c=12 ・・・(6)
検波器C:x+a+b=8 ・・・(7)
となる。
検波器A:x+b+c=10 ・・・(5)
検波器B:x+a+c=12 ・・・(6)
検波器C:x+a+b=8 ・・・(7)
となる。
制御部16で上記の(5)式、(6)式、(7)式より帯域A,B,Cのそれぞれのノイズエネルギを求めると、
帯域Aのノイズエネルギa=(5−x/2)mW ・・・(8)
帯域Bのノイズエネルギb=(3−x/2)mW ・・・(9)
帯域Cのノイズエネルギc=(7−x/2)mW ・・・(10)
と算出することができる。
帯域Aのノイズエネルギa=(5−x/2)mW ・・・(8)
帯域Bのノイズエネルギb=(3−x/2)mW ・・・(9)
帯域Cのノイズエネルギc=(7−x/2)mW ・・・(10)
と算出することができる。
尚、検波器Dで13mWを検出したとすると、(4)式に(8)式、(9)式、(10)式をそれぞれ代入すると、
13=x+(5−x/2)+(3−x/2)+(7−x/2)
・・・(11)
となり、その他の帯域のノイズエネルギはx=4mWと求められる。
13=x+(5−x/2)+(3−x/2)+(7−x/2)
・・・(11)
となり、その他の帯域のノイズエネルギはx=4mWと求められる。
求められたその他の帯域のノイズエネルギ(x=4mW)を(8)式、(9)式、(10)式にそれぞれ代入することによって、各帯域のエネルギは、
帯域Aのノイズエネルギa=(5−4/2)=3mW
帯域Bのノイズエネルギb=(3−4/2)=1mW
帯域Cのノイズエネルギc=(7−4/2)=5mW
・・・(12)
と算出される。
帯域Aのノイズエネルギa=(5−4/2)=3mW
帯域Bのノイズエネルギb=(3−4/2)=1mW
帯域Cのノイズエネルギc=(7−4/2)=5mW
・・・(12)
と算出される。
よって、内部回路18に外部電源装置からのノイズの影響を最も抑えるためにはスイッチ部13のスイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続し、帯域Cのエネルギを減衰させるのがよい。尚、経時変化によってノイズ特性が変化する場合もあるため、定期的にスイッチ部13を切替えて外部電源装置のノイズエネルギを算出し、制御することによって経時変化にも対応することができる。
次に、内部回路18のノイズエネルギを測定し、外部電源装置への影響を抑える方法について説明する。初めに、予め装置の出荷前試験で使用する外部電源装置の帯域Aのノイズを測定しておく。この測定方法は、まず上記の(1)式〜(11)式を使用してそれぞれの帯域のノイズエネルギを(12)式にて算出する。また、外部電源装置の全帯域のノイズエネルギも(4)式にて算出する。
続いて、その外部電源装置から電源入力端子11に電源を供給し、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続する。この時、検波部14の検波器Dは帯域Aのノイズエネルギが減衰された内部回路18及び外部電源装置が発生したノイズエネルギを検波することができる。
さらに、スイッチ部13のスイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続する。この時、検波部14の検波器Dは帯域Bのノイズエネルギが減衰された内部回路18及び外部電源装置が発生したノイズエネルギを検波することができる。
さらにまた、スイッチ部13のスイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続する。この時、検波部14の検波器Dは帯域Cのノイズエネルギが減衰された内部回路18及び外部電源装置が発生したノイズエネルギを検波することができる。
ここで、試験で使用する外部電源装置の全帯域のノイズエネルギをy’とし、内部回路18が発生する帯域Aのノイズエネルギをa’、帯域Bのノイズエネルギをb’、帯域Cのノイズエネルギをc’、その他の帯域のノイズエネルギをx’とすると、
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのノイズエネルギ:y’+(x’+b’+c’) ・・・(13)
スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのノイズエネルギ:y’+(x’+a’+c’) ・・・(14)
スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのノイズエネルギ:y’+(x’+a’+b’) ・・・(15)
となる。
検波器Dのノイズエネルギ:y’+(x’+b’+c’) ・・・(13)
スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのノイズエネルギ:y’+(x’+a’+c’) ・・・(14)
スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのノイズエネルギ:y’+(x’+a’+b’) ・・・(15)
となる。
また、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eを接続した場合の検波部14の検波器Aのノイズエネルギは、外部電源装置の帯域Aのノイズエネルギをaとすると、
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Aのノイズエネルギ:(y’−a)+(x’+a’+b’+c’)
・・・(16)
となる。
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Aのノイズエネルギ:(y’−a)+(x’+a’+b’+c’)
・・・(16)
となる。
よって、スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波器Dで検出される内部回路18及び外部電源装置のノイズエネルギを10mW、スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波器Dで検出される内部回路18及び外部電源装置のノイズエネルギを12mW、スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波器Dで検出される内部回路18及び外部電源装置のノイズエネルギを16mW、外部電源装置の全帯域のノイズエネルギy’を2mWとすると、(13)式、(14)式、(15)式とから、
2+(x’+b’+c’)=10 ・・・(17)
2+(x’+a’+c’)=12 ・・・(18)
2+(x’+a’+b’)=16 ・・・(19)
となる。
2+(x’+b’+c’)=10 ・・・(17)
2+(x’+a’+c’)=12 ・・・(18)
2+(x’+a’+b’)=16 ・・・(19)
となる。
したがって、(17)式、(18)式、(19)式から制御部16で帯域A,B,Cのそれぞれのエネルギを求めると、
帯域Aのエネルギa’=(8−x’/2)mW ・・・(20)
帯域Bのエネルギb’=(6−x’/2)mW ・・・(21)
帯域Cのエネルギc’=(2−x’/2)mW ・・・(22)
と算出することができる。
帯域Aのエネルギa’=(8−x’/2)mW ・・・(20)
帯域Bのエネルギb’=(6−x’/2)mW ・・・(21)
帯域Cのエネルギc’=(2−x’/2)mW ・・・(22)
と算出することができる。
また、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波部14の検波器Aのノイズエネルギを16mW、また(1)式〜(11)式を使用して計算された(12)式で算出された外部電源装置の帯域Aのエネルギaを1mWとすると、(16)式に(20)式、(21)式、(22)式を代入して、
16=(2−1)+(x’+(8−x’/2)
+(6−x’/2)+(2−x’/2)) ・・・(23)
となる。
16=(2−1)+(x’+(8−x’/2)
+(6−x’/2)+(2−x’/2)) ・・・(23)
となる。
これによって、その他の帯域のエネルギx’=2mWと算出されるので、その値を(20)式、(21)式、(22)式に代入することによって、それぞれの帯域のエネルギが、
帯域Aのエネルギa’=(8−2/2)=7mW
帯域Bのエネルギb’=(6−2/2)=5mW
帯域Cのエネルギc’=(2−2/2)=1mW ・・・(24)
と算出される。したがって、外部電源装置にノイズの影響を最も抑えるためにはスイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続し、帯域Aのエネルギを減衰させるのがよい。
帯域Aのエネルギa’=(8−2/2)=7mW
帯域Bのエネルギb’=(6−2/2)=5mW
帯域Cのエネルギc’=(2−2/2)=1mW ・・・(24)
と算出される。したがって、外部電源装置にノイズの影響を最も抑えるためにはスイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続し、帯域Aのエネルギを減衰させるのがよい。
次に、内部回路18のノイズエネルギの経時変化を測定し、外部電源装置への影響を抑える方法について説明する。この場合には、まず、制御部16にメモリ(図示せず)を具備し、予め装置の出荷前試験にて、上記の(13)式〜(23)式にて内部回路18のそれぞれの帯域のエネルギを計算し、(24)式の算出結果を保存しておく。
続いて、制御部16からのスイッチ制御信号によってスイッチ部13を切り換え、設置環境での外部電源装置からのノイズを上記の(1)式〜(11)式にて、(12)式を算出すると同時に、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した時の検波部14の検波器Dで検出されるノイズエネルギ、スイッチ部13のスイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した時の検波部14の検波器Dで検出されるノイズエネルギ、スイッチ部13のスイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した時の検波部14の検波器Dで検出されるノイズエネルギから、外部電源装置と内部回路18とのノイズエネルギを算出する。
現在の内部回路18から発生する帯域Aのノイズエネルギをa”、帯域Bのノイズエネルギをb”、帯域Cのノイズエネルギをc”、その他の帯域のエネルギをx”、また外部電源装置の全帯域のエネルギをy”とすると、
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:y”+(x”+b”+c”) ・・・(25)
スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:y”+(x”+a”+c”) ・・・(26)
スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:y”+(x”+a”+b”) ・・・(27)
となる。
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:y”+(x”+b”+c”) ・・・(25)
スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:y”+(x”+a”+c”) ・・・(26)
スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:y”+(x”+a”+b”) ・・・(27)
となる。
また、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波部14の検波器Aのノイズエネルギは、外部電源装置の帯域Aのノイズエネルギをa”’とすると、
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Aのノイズエネルギ:(y”−a”’)+(x”+a”+b”+c”)
・・・(28)
となる。尚、外部電源装置の全帯域のエネルギy”は、スイッチ部13のスイッチ端子Eをどこにも接続されていないスイッチ端子Dと接続させ、検波部14の検波器Dで検出されるノイズエネルギから算出することができる。
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Aのノイズエネルギ:(y”−a”’)+(x”+a”+b”+c”)
・・・(28)
となる。尚、外部電源装置の全帯域のエネルギy”は、スイッチ部13のスイッチ端子Eをどこにも接続されていないスイッチ端子Dと接続させ、検波部14の検波器Dで検出されるノイズエネルギから算出することができる。
よって、スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波器Dで検出される内部回路18及び外部電源装置のノイズエネルギを16mW、スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波器Dで検出される内部回路18及び外部電源装置のノイズエネルギを10mW、スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波器Dで検出される内部回路18及び外部電源装置のノイズエネルギを14mW、外部電源装置の全帯域のノイズエネルギy”を2mWとすると、
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:2+(x”+b”+c”)=16 ・・・(29)
スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:2+(x”+a”+c”)=10 ・・・(30)
スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:2+(x”+a”+b”)=14 ・・・(31)
となる。
スイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:2+(x”+b”+c”)=16 ・・・(29)
スイッチ端子Bとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:2+(x”+a”+c”)=10 ・・・(30)
スイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続した場合の
検波器Dのエネルギ:2+(x”+a”+b”)=14 ・・・(31)
となる。
これら(29)式、(30)式、(31)式から制御部16で帯域A,B,Cそれぞれのエネルギを求めると、
帯域Aのエネルギa”=(3−x”/2)mW ・・・(32)
帯域Bのエネルギb”=(9−x”/2)mW ・・・(33)
帯域Cのエネルギc”=(5−x”/2)mW ・・・(34)
と算出することができる。
帯域Aのエネルギa”=(3−x”/2)mW ・・・(32)
帯域Bのエネルギb”=(9−x”/2)mW ・・・(33)
帯域Cのエネルギc”=(5−x”/2)mW ・・・(34)
と算出することができる。
また、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続した場合の検波部14の検波器Aのノイズエネルギを16mW、上記の(1)式〜(11)式を使用して(12)式で算出された外部電源装置の帯域Aのエネルギa”’を1mWとすると、(28)式に(32)式、(33)式、(34)式を代入して、
16=(2−1)+(x”+(3−x”/2)+(9−x”/2)
+(5−x”/2)) ・・・(35)
となる。
16=(2−1)+(x”+(3−x”/2)+(9−x”/2)
+(5−x”/2)) ・・・(35)
となる。
よって、その他の帯域のエネルギx”は4mWと算出されるので、その値を(32)式、(33)式、(34)式に当てはめることによって、それぞれの帯域のエネルギが、
帯域Aのエネルギa”=(3−4/2)=1mW
帯域Bのエネルギb”=(9−4/2)=7mW
帯域Cのエネルギc”=(5−4/2)=3mW ・・・(36)
と算出される。
帯域Aのエネルギa”=(3−4/2)=1mW
帯域Bのエネルギb”=(9−4/2)=7mW
帯域Cのエネルギc”=(5−4/2)=3mW ・・・(36)
と算出される。
したがって、元々は(23)式の結果から外部電源装置にノイズの影響を最も抑えるためにスイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとを接続し、帯域Aのエネルギを減衰させていたが、(36)式の結果から、スイッチ部13のスイッチ端子Cとスイッチ端子Eとを接続し、帯域Cのエネルギを減衰させるように変更する。
このように、本実施例では、設置環境に応じて最適なフィルタを選択することによって、外部のノイズに影響されない安定した機器の動作が可能となる。また、本実施例では、内部のノイズ特性の劣化を検出し、最適なフィルタを選択することによって、外部への伝導ノイズを抑圧することが可能となる。
図4は本発明の他の実施例によるノイズ監視・除去回路の構成を示すブロック図である。図4において、本発明の他の実施例では、スイッチ部19を追加し、検波部14の検波器及びアナログ/ディジタル変換部15のA/D変換器の数をそれぞれ1つにした以外は図2に示す本発明の一実施例によるノイズ監視・除去回路の具体例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
本実施例では、スイッチ部13のスイッチ端子Aとスイッチ端子Eとが接続される時にスイッチ部19のスイッチAとスイッチ端子Eとが接続され、スイッチ部13のスイッチ端子Bとスイッチ端子Eとが接続される時にスイッチ部19のスイッチ端子Bとスイッチ端子Eとが接続され、スイッチ部13のスイッチ端子Cとスイッチ端子Eとが接続される時にスイッチ部19のスイッチ端子Cとスイッチ端子Eとが接続され、スイッチ部13のスイッチ端子Dとスイッチ端子Eとが接続される時にスイッチ部19のスイッチ端子Dとスイッチ端子Eとが接続されるようにしている。
また、本実施例では、制御部16がスイッチ制御信号で制御を開始した時間と、スイッチ部13とスイッチ部19とが切り替わり、アナログ/ディジタル変換部15から切り替わったディジタル信号が入力されるまでの時間を予め把握しておくことによって、それぞれのノイズエネルギの識別が可能となり、図2に示す具体例と同様の動作となる。
図5は本発明の別の実施例によるノイズ監視・除去回路の構成を示すブロック図である。図5において、本発明の別の実施例では、フィルタ部20とスイッチ部21,22とを追加し、入力抑圧用のフィルタと出力抑圧用のフィルタとを分けて入出力双方の制御を個別にした以外は図2に示す本発明の一実施例によるノイズ監視・除去回路の具体例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
本実施例では、図2に示す本発明の一実施例の具体例と同様の構成とすることも可能であるが、検波部14の検波器及びアナログ/ディジタル変換部15のアナログ/ディジタル変換器の個数削減効果が大きいため、図4に示す本発明の他の実施例の構成のように、スイッチ部22を設けることが望ましい。
図4に示す本発明の他の実施例の構成との差分としては、フィルタ部12及びスイッチ部13を外部電源装置からのノイズエネルギの減衰用として特化させ、フィルタ部20及びスイッチ部21を内部回路18からのノイズエネルギの減衰用として特化させている。また、スイッチ部22はスイッチ端子A,B,C,D,E,F,Gを設け、スイッチ端子Eといずれかが接続されるようにしている。
本実施例では、外部電源装置のノイズエネルギを測定する際に、全帯域のノイズエネルギを測定する場合に、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続させ、かつスイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続させる。
また、帯域Aを減衰させたノイズエネルギを測定する場合には、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続させ、かつスイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させる。
さらに、帯域Bを減衰させたノイズエネルギを測定する場合には、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続させ、かつスイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続させる。
さらにまた、帯域Cを減衰させたノイズエネルギを測定する場合には、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続させ、かつスイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Cとを接続させる。以上の動作によって、制御部16にて上記の(1)式〜(11)式を用いて(12)式を算出し、最適なフィルタを選択する。
また、内部回路18のノイズエネルギを測定する際に、帯域Aを減衰させたノイズエネルギを測定する場合には、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続させる。
帯域Bを減衰させたノイズエネルギを測定する場合には、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bsを接続させ、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続させる。
帯域Cを減衰させたノイズエネルギを測定する場合には、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Cとを接続させ、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続させる。また、スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Fとを接続させる。
以上の動作によって、内部回路18から発生する帯域Aのノイズをa””、帯域Bのノイズをb””、帯域Cのノイズをc””、その他の帯域のエネルギをx””、またスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続し、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Dとを接続し、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Fとを接続させた時の検波部14で検出される外部電源装置のノイズエネルギをy””とすると、
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:y””+(x””+b””+c””)
・・・(37)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:y””+(x””+a””+c””)
・・・(38)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Cとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:y””+(x””+a””+b””)
・・・(39)
となる。
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:y””+(x””+b””+c””)
・・・(37)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:y””+(x””+a””+c””)
・・・(38)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Cとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:y””+(x””+a””+b””)
・・・(39)
となる。
また、スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Fとを接続させた時の検波部14のノイズエネルギは、フィルタ部20から出力した外部電源装置の帯域Aのエネルギをa””’とすると、
(y””−a””’)+(x””+a””+b””+c””)
・・・(40)
となる。
(y””−a””’)+(x””+a””+b””+c””)
・・・(40)
となる。
よって、上記の(37)式、(38)式、(39)式の結果がそれぞれ16mW、10mW、14mWであり、y””が2mWとすると、
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:2+(x””+b””+c””)=16
・・・(41)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:2+(x””+a””+c””)=10
・・・(42)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Cとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:2+(x””+a””+b””)=14
・・・(43)
となる。
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:2+(x””+b””+c””)=16
・・・(41)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:2+(x””+a””+c””)=10
・・・(42)
スイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、
スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Cとを接続させ、
スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Gとを接続した場合の
検波部14のエネルギ:2+(x””+a””+b””)=14
・・・(43)
となる。
これら(41)式、(42)式、(43)式から制御部16で帯域A,B,Cそれぞれのエネルギを求めると、
帯域Aのエネルギa””=(3−x””/2)mW ・・・(44)
帯域Bのエネルギb””=(9−x””/2)mW ・・・(45)
帯域Cのエネルギc””=(5−x””/2)mW ・・・(46)
と算出することができる。
帯域Aのエネルギa””=(3−x””/2)mW ・・・(44)
帯域Bのエネルギb””=(9−x””/2)mW ・・・(45)
帯域Cのエネルギc””=(5−x””/2)mW ・・・(46)
と算出することができる。
スイッチ制御信号によってスイッチ部13のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Aとを接続させ、スイッチ部22のスイッチ端子Eとスイッチ端子Fとを接続させた時の検波部14のノイズエネルギを16mW、a””’を1mWとすると、(40)式に(44)式、(45)式、(46)式を代入して、
16=(2−1)+(x””+(3−x””/2)
+(9−x””/2)+(5−x””/2))
・・・(47)
となる。
16=(2−1)+(x””+(3−x””/2)
+(9−x””/2)+(5−x””/2))
・・・(47)
となる。
よって、その他の帯域のエネルギx””は4mWと算出され、(44)式、(45)式、(46)式にそれぞれ当てはめることによって、それぞれの帯域のエネルギが、
帯域Aのエネルギa””=(3−4/2)=1mW
帯域Bのエネルギb””=(9−4/2)=7mW
帯域Cのエネルギc””=(5−x””/2)=3mW ・・・(48)
と算出される。よって、外部電源装置にノイズの影響を最も抑えるためにスイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続し、帯域Bのエネルギを減衰させるようにするとよい。
帯域Aのエネルギa””=(3−4/2)=1mW
帯域Bのエネルギb””=(9−4/2)=7mW
帯域Cのエネルギc””=(5−x””/2)=3mW ・・・(48)
と算出される。よって、外部電源装置にノイズの影響を最も抑えるためにスイッチ部21のスイッチ端子Eとスイッチ端子Bとを接続し、帯域Bのエネルギを減衰させるようにするとよい。
11 電源入力端子
12,20 フィルタ部
13,19,
21,22 スイッチ部
14 検波部
15 アナログ/ディジタル変換部
16 制御部
17 バックアップ回路
18 内部回路
12,20 フィルタ部
13,19,
21,22 スイッチ部
14 検波部
15 アナログ/ディジタル変換部
16 制御部
17 バックアップ回路
18 内部回路
Claims (8)
- 内部及び外部の伝導ノイズを除去するための複数のフィルタを含むノイズ監視・除去回路であって、
前記内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視する監視回路と、前記監視回路の監視結果に応じて前記複数のフィルタのうちのいずれかを選択する選択回路とを有することを特徴とするノイズ監視・除去回路。 - 前記選択回路は、前記複数のフィルタ各々の出力のうちのいずれかを前記監視結果に応じて選択することを特徴とする請求項1記載のノイズ監視・除去回路。
- 前記監視回路は、前記内部のノイズ特性の劣化を検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載のノイズ監視・除去回路。
- 外部との間に有線ケーブルのインタフェースを持つ機器に用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のノイズ監視・除去回路。
- 内部及び外部の伝導ノイズを除去するための複数のフィルタを含む回路に用いるノイズ監視・除去方法であって、
前記内部及び外部の伝導ノイズの状態を監視し、その監視結果に応じて前記複数のフィルタのうちのいずれかを選択することを特徴とするノイズ監視・除去方法。 - 前記監視結果に応じて前記複数のフィルタ各々の出力のうちのいずれかを選択することを特徴とする請求項5記載のノイズ監視・除去方法。
- 前記内部の伝導ノイズの状態を監視する際に、前記内部のノイズ特性の劣化を検出することを特徴とする請求項5または請求項6記載のノイズ監視・除去方法。
- 外部との間に有線ケーブルのインタフェースを持つ機器に用いることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載のノイズ監視・除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006247446A JP2008072263A (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | ノイズ監視・除去回路及びその方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016018804A (ja) * | 2014-07-04 | 2016-02-01 | 株式会社ソシオネクスト | 半導体装置及び半導体装置の制御方法 |
-
2006
- 2006-09-13 JP JP2006247446A patent/JP2008072263A/ja active Pending
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