JP2008072243A - 無線icデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】小型かつフィルム形状でありながら複数の周波数帯に対応することができる無線ICデバイスを得る。
【解決手段】共振周波数の異なる電磁結合モジュール1A,1Bを搭載した放射板51を備えた無線ICデバイス。電磁結合モジュール1A,1Bは、無線ICチップ5と所定の共振周波数を有する共振回路を含む給電回路を設けた給電回路基板10とで構成されている。電磁結合モジュール1A,1Bを放射板51と電磁結合させ、放射板51を電磁結合モジュール1A,1Bのアンテナ放射板として用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線ICデバイス、特に、RFID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる無線ICデバイスに関する。
近年、物品の管理システムとして、誘導電磁界を発生するリーダライタと物品に付された所定の情報を記憶した無線タグ(以下、無線ICデバイスと称する)とを無接触方式で通信し、情報を伝達するRFIDシステムが開発されている。RFIDシステムに使用される無線ICデバイスとしては、例えば、特許文献1,2に記載のものが知られている。
複数の周波数に対応するために、特許文献1には、誘電体シート上に導電性パターンで形成された900MHz帯で共振する折り返しダイポールアンテナに、誘電体シートを挟んだ折り返しダイポールアンテナの反対側に導電性パターンにより形成された2.4GHz帯に共振する半波長の無給電素子を配置し、二つの周波数帯に対しインピーダンス整合を果たすことにより、二つの周波数帯で動作する無線ICデバイスが記載されている。
また、特許文献2には、基板に形成されたアンテナとICチップで構成される無線ICデバイスにおいて、アンテナを、ほぼ1/2波長の長さのライン形状で、その中央部にて給電を受ける第1の導体部と、該第1の導体部の間にて、ほぼ直角方向に出た第2の導体と第3の導体とで形成することで、2.4GHz帯と5.8GHz帯に対応できる無線ICデバイスが記載されている。
しかしながら、前記いずれの無線ICデバイスにおいても、二つの周波数帯で動作するためにアンテナが複雑な構造になり、生産コストが上昇するとともに、アンテナの形状が大きくなるので、無線ICデバイス自体が大型化するという問題点を有していた。さらに、三つ以上の周波数帯を共用できるアンテナを形成することは、形状的にさらに複雑になって大型化し、フィルム形状の無線ICデバイスを実現することは困難であった。
特開2005−236468号公報 特開2004−295297号公報
そこで、本発明の目的は、小型かつフィルム形状でありながら複数の周波数帯に対応することができる無線ICデバイスを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、
共振周波数の異なる複数の電磁結合モジュールと、該複数の電磁結合モジュールが搭載されている放射板と、を備え、
前記電磁結合モジュールは、無線ICチップと該無線ICチップに接続された給電回路を有する給電回路基板とで構成されていること、
を特徴とする。
本発明に係る無線ICデバイスにおいて、無線ICチップと給電回路基板とで構成された複数の電磁結合モジュールはそれぞれ放射板と電磁結合されている。放射板から放射する送信信号の周波数及び無線ICチップに供給する受信信号の周波数は、それぞれの電磁結合モジュールを構成する給電回路基板の共振周波数で実質的に決まる。実質的に決まるとは、給電回路基板と放射板との位置関係などで周波数が微少にずれることがあることによる。つまり、それぞれの電磁結合モジュールにおける送受信信号の周波数は、放射板の形状やサイズ、配置関係などによらず、各給電回路基板の共振周波数で決まるため、放射板を任意の形状、サイズに設定することができ、複数の周波数帯に対応しつつ小型でフィルム形状を保持することが可能である。
本発明に係る無線ICデバイスにおいて、放射板は金属材(非磁性の導電体、誘電体を含む)であってもよく、あるいは、非磁性体層と磁性体層とで構成されていてもよい。非磁性金属材からなる放射板は給電回路基板と電磁結合し、無線ICチップと送受信信号を交換する。放射板が非磁性体層と磁性体層とで構成されていれば、磁性体層で高周波信号の放射が遮られ、信号の放射範囲が限定され、効率的な放射が可能となる。非磁性体層を電磁結合モジュールを搭載する側に配置すれば、電磁結合モジュールと放射板との電磁結合が向上する。
また、放射板は複数の電磁結合モジュールのうち少なくとも一つと接しないように電磁結合モジュールの周囲に環状の空隙を有していてもよい。
また、給電回路基板はインダクタンス素子を含む給電回路を備えていてもよく、この給電回路はインダクタンス素子を含む複数の共振回路を備えていてもよい。給電回路を複数の共振回路で構成すれば、無線ICチップと給電回路とのインピーダンスマッチングと、給電回路と放射板とのインピーダンスマッチングとを広い周波数帯域で良好にとることができる。また、複数の共振回路はインダクタンス素子とキャパシタンス素子とで構成することができる。
また、給電回路基板は複数の非磁性体層又は磁性体層を積層してなる多層基板であり、キャパシタンス素子とインダクタンス素子は多層基板の表面及び/又は内部に形成されていてもよい。さらに、共振回路はコイル状電極で形成されたインダクタンス素子を含んでいてもよい。インダクタンス素子をコイル状電極で形成することで、放射板との電磁結合が向上する。
本発明によれば、共振周波数の異なる複数の電磁結合モジュールを放射板に電磁結合させたため、一つの放射板を共用して複数の周波数帯での信号を送受信することができ、小型かつフィルム形状の無線ICデバイスを得ることができる。
以下、本発明に係る無線ICデバイスの実施例について添付図面を参照して説明する。
(無線ICデバイスの第1及び第2実施例、図1〜図5参照)
本発明に係る無線ICデバイスの第1実施例を図1及び図2に、第1実施例の変形例を図3に、第2実施例を図4及び図5示す。図1及び図4は無線ICデバイスの平面状態を示し、図2は図1のA−A断面を示し、図5は図4のB−B断面を示している。
これらの無線ICデバイスは、共振周波数の異なる複数の電磁結合モジュール1A,1Bを放射板51上に接着して搭載したものである。電磁結合モジュール1Aは例えば13.5MHz帯の周波数で動作するものであり、電磁結合モジュール1Bは例えば900MHz帯の周波数で動作するものである。
放射板51は、図1と図2に示す第1実施例では、アルミ箔や銅箔などの非磁性体金属材からなる長尺体、即ち、両端開放型のフィルム状の金属板であり、PETなどの絶縁性のフレキシブルな樹脂フィルム50上に設けられている。また、放射板51は、図3に示す第1実施例の変形例や図4及び図5に示す第2実施例では、アルミ箔や銅箔などからなる非磁性体層51aとNiなどの磁性金属材からなる磁性体層51bとを積層した両端開放型として構成されている。
電磁結合モジュール1A,1Bは、概略、RFIDシステムに用いられる周知の無線ICチップ5と、所定の共振周波数を有する共振回路を含む給電回路を設けた給電回路基板10(詳細は以下に説明する)とで構成されている。無線ICチップ5は給電回路基板10の表面に接着して搭載されており、給電回路基板10の裏面(無線ICチップ5が実装されていない面)が放射板51に対向している。
無線ICチップ5は、クロック回路、ロジック回路、メモリ回路を含み、必要な情報がメモリされており、給電回路基板10に内蔵された給電回路と直接的に接続されている。
給電回路は、所定の周波数を有する送信信号を放射板51に供給するための回路であるとともに、放射板51で受けた信号から所定の周波数を有する受信信号を選択し、無線ICチップ5に供給するための回路であり、送受信信号の周波数で共振する共振回路を備えている。
前記無線ICデバイスの動作の概略を説明すると、13.5MHz帯の高周波信号で電磁結合モジュール1Aの給電回路基板10内の給電回路が動作し、無線ICチップ5とで信号を交換する。また、900MHz帯の高周波信号で電磁結合モジュール1Bの給電回路基板10内の給電回路が動作し、無線ICチップ5とで信号を交換する。第1実施例においては、放射板51が非磁性体であるため、全ての方向に高周波信号が放射される。一方、第1実施例の変形例及び第2実施例においては、放射板51に磁性体層51bを備えているため、高周波信号は磁性体層51bで遮られ、高周波信号は電磁結合モジュール1A,1Bを搭載した面側のみに放射され、放射効率が向上する。
また、第1実施例の変形例において、13.5MHz帯で動作する電磁結合モジュール1Aは、給電回路基板10で発生した磁界により非磁性体層51aと磁性体層51bにも磁界が発生し、その磁界に伴う高周波信号が放射される。本変形例のように磁性体層51bを備えることにより、第1実施例よりも強い磁界を発生させることができ、その磁界に伴う高周波信号の放射量を増加させることができる。これにより、無線ICデバイスの通信距離を長くすることができる。900MHz帯で動作する電磁結合モジュール1Bは、表皮効果により給電回路基板10から非磁性体層51aに主たる磁界が発生し、その磁界により非磁性体層51aに高周波信号が発生し、放射される。
また、第2実施例において、図4及び図5に示すように13.5MHz帯で動作する電磁結合モジュール1Aは、放射板51に設けた空隙52内に配置され、樹脂フィルム50上に接着されている。このように電磁結合モジュール1Aを放射板51と接しないように環状の空隙52を有するように配置しても、給電回路基板10で発生した磁界により電磁結合モジュール1Aの周囲の磁性体層51bに磁界が発生し、磁性体層51bにモジュール1Aを周回する電流が流れて第1実施例よりも強い磁界が発生する。900MHz帯で動作する電磁結合モジュール1Bは、第1実施例の変形例と同様に給電回路基板10から非磁性体層51aに主たる磁界が発生し、その磁界により非磁性体層51aに高周波信号が発生し、放射される。
なお、図4及び図5においては、13.5MHz帯で動作する電磁結合モジュール1Aのみを放射板51を部分的に除去した樹脂フィルム50上に直接接着して搭載しているが、900MHz帯で動作する電磁結合モジュール1Bのみを放射板51を部分的に除去した樹脂フィルム50上に直接接着して搭載してもよい。さらに、電磁結合モジュール1A,1Bの両方を樹脂フィルム50上に直接接着して搭載してもよい。
(電磁結合モジュールの接続形態、図6参照)
図6の斜視図に、電磁結合モジュール1A,1Bにおける無線ICチップ5と給電回路基板10との接続形態を示す。図6(A)は無線ICチップ5の裏面及び給電回路基板10の表面に、それぞれ、入出力端子7a,17aを設けたものである。図6(B)は他の接続形態を示し、無線ICチップ5の裏面及び給電回路基板10の表面に、それぞれ、入出力端子7a,17aに加えて、グランド端子7b,17bを設けたものである。但し、給電回路基板10のグランド端子17bは終端しており、給電回路基板10の他の素子に接続されているわけではない。
(給電回路基板の第1例、図7〜図10参照)
ここで、900MHz帯の高周波信号で動作する電磁結合モジュール1Bの給電回路基板10の詳細な構成を説明する。この給電回路基板10において、図7に等価回路として示すように、給電回路16は互いに磁界結合するインダクタンス素子L1,L2を備え、インダクタンス素子L1はキャパシタンス素子C1a,C1bを介して無線ICチップ5と接続する給電端子19a,19b(図6(A)の入出力端子17a,17aに相当する)に接続され、かつ、インダクタンス素子L1はインダクタンス素子L2とキャパシタンス素子C2a,C2bを介して並列に接続されている。換言すれば、給電回路16は、インダクタンス素子L1とキャパシタンス素子C1a,C1bとからなるLC直列共振回路と、インダクタンス素子L2とキャパシタンス素子C2a,C2bとからなるLC直列共振回路を含んで構成されており、各共振回路は図7のMで示される相互インダクタンスによって結合されている。そして、インダクタンス素子L1,L2の双方が前記放射板51と磁気的に結合している。
給電回路基板10は、詳しくは、図8に一例として示すように、誘電体からなるセラミックシート41a〜41iを積層、圧着、焼成したものである。即ち、シート41aには給電端子19a,19bとビアホール導体49a,49bが形成され、シート41bにはキャパシタ電極42a,42bが形成され、シート41cにはキャパシタ電極43a,43bとビアホール導体49c,49dが形成され、シート41dにはキャパシタ電極44a,44bとビアホール導体49c,49d,49e,49fが形成されている。
さらに、シート41eには接続用導体パターン45a,45b,45cとビアホール導体49d,49g,49h,49iが形成されている。シート41fには導体パターン46a,47aとビアホール導体49g,49i,49j,49kが形成されている。シート41gには導体パターン46b,47bとビアホール導体49g,49i,49j,49kが形成されている。シート41hには導体パターン46c,47cとビアホール導体49g,49i,49j,49kが形成されている。さらに、シート41iには導体パターン46d,47dが形成されている。
以上のシート41a〜41iを積層することにより、導体パターン46a〜46dがビアホール導体49jを介して接続されてインダクタンス素子L1が形成され、導体パターン47a〜47dがビアホール導体49kを介して接続されてインダクタンス素子L2が形成される。キャパシタンス素子C1aは電極42a,43aで構成され、キャパシタンス素子C1bは電極42b,43bで構成される。また、キャパシタンス素子C2aは電極43a,44aで構成され、キャパシタンス素子C2bは電極43b,44bで構成される。
そして、インダクタンス素子L1はその一端がビアホール導体49g、接続用導体パターン45c、ビアホール導体49cを介してキャパシタ電極43aに接続され、その他端がビアホール導体49dを介してキャパシタ電極43bに接続される。インダクタンス素子L2はその一端がビアホール導体49i、接続用導体パターン45a、ビアホール導体49eを介してキャパシタ電極44aに接続され、その他端がビアホール導体49h、接続用導体パターン45b、ビアホール導体49fを介してキャパシタ電極44bに接続される。
また、給電端子19aはビアホール導体49aを介してキャパシタ電極42aと接続され、給電端子19bはビアホール導体49bを介してキャパシタ電極42bと接続される。
以上の構成からなる給電回路基板10においては、互いに磁気的に結合しているインダクタンス素子L1,L2を含むLC直列共振回路が共振し、インダクタンス素子L1,L2が放射素子として機能する。また、インダクタンス素子L2がキャパシタンス素子C2a,C2bを介してインダクタンス素子L1に電磁的に結合することで、給電端子19a,19bに接続される無線ICチップ5のインピーダンス(通常50Ω)と空間のインピーダンス(377Ω)とのマッチング回路として機能する。
隣接するインダクタンス素子L1,L2の結合係数kは、k2=M2/(L1×L2)で表され、0.1以上が好ましく、この給電回路16においては、約0.8975である。また、キャパシタンス素子C1a,C1b,C2a,C2bとインダクタンス素子L1,L2とからなるLC共振回路を集中定数型共振回路として構成しているため、積層タイプとして小型化することができる。さらに、給電端子19a,19bには、キャパシタンス素子C1a,C1bが介在されているため、低周波数のサージをカットすることができ、無線ICチップ5をサージから保護することができる。
図7に示した等価回路に基づいて本発明者がシミュレーションした結果、給電回路基板10の給電端子19a−19b間においては、図9に示す反射特性を得ることができた。図9から明らかなように、中心周波数は915MHzであり、850〜970MHzの広帯域で−10dB以上の反射特性が得られた。
また、図10に給電回路基板10のX−Y平面での指向性(磁界強度)について示す。X軸、Y軸、Z軸は図8に示す矢印X,Y,Zに対応する。
以上の構成からなる給電回路基板10を備えた電磁結合モジュール1Bは、図示しないリーダライタから放射される高周波信号(例えば、900MHz帯)を放射板51で受信し、放射板51と主として磁気的に結合している給電回路16(インダクタンス素子L1とキャパシタンス素子C1a,C1bからなるLC直列共振回路及びインダクタンス素子L2とキャパシタンス素子C2a,C2bからなるLC直列共振回路)を共振させ、所定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチップ5に供給する。一方、この受信信号から所定のエネルギーを取り出し、このエネルギーを駆動源として無線ICチップ5にメモリされている情報を入力信号に反射変調を与え、給電回路16にて所定の周波数に整合した後、給電回路16のインダクタンス素子L1,L2から、磁界結合を介して放射板51に送信信号を伝え、放射板51からリーダライタに送信する。
特に、本第1例では、反射特性が図9に示すように周波数帯域が広くなる。これは、給電回路16を互いに高い結合度をもって磁気結合するインダクタンス素子L1,L2を含む複数のLC共振回路にて構成したことに起因する。
また、電磁結合モジュール1Bにおいて、無線ICチップ5は給電回路16を内蔵した給電回路基板10上に直接的に接続されており、給電回路基板10はリジッドであるため、無線ICチップ5を極めて精度よく位置決めして給電回路基板10上に搭載することが可能である。しかも、給電回路基板10はセラミック材料からなり、耐熱性を有するため、無線ICチップ5を給電回路基板10に半田付けすることができる。つまり、超音波接合法を用いないため、安価に実装でき、かつ、超音波接合時に加わる圧力で無線ICチップ5が破損するおそれはなく、半田リフローによるセルフアライメント作用を利用することもできる。
また、給電回路16においては、インダクタンス素子L1,L2とキャパシタンス素子C1a,C1b,C2a,C2bで構成された共振回路にて共振周波数特性が決定される。放射板51から放射される信号の共振周波数は、給電回路16の自己共振周波数に実質的に相当し、信号の最大利得は、給電回路16のサイズ、形状、給電回路16と放射板51との距離及び媒質の少なくともいずれか一つで実質的に決定される。即ち、給電回路基板10において、放射板51から放射される信号の周波数は、共振回路(給電回路16)の共振周波数によって実質的に決まるので、周波数特性に関しては、放射板51の電気長などに実質的に依存しない。
なお、共振回路は無線ICチップ5のインピーダンスと放射板51のインピーダンスを整合させるためのマッチング回路を兼ねていてもよい。あるいは、給電回路基板10は、インダクタンス素子やキャパシタンス素子で構成された、共振回路とは別に設けられたマッチング回路をさらに備えていてもよい。共振回路にマッチング回路の機能をも付加しようとすると、共振回路の設計が複雑になる傾向がある。共振回路とは別にマッチング回路を設ければ、共振回路、マッチング回路をそれぞれ独立して設計できる。
(給電回路基板の第2例、図11及び図12参照)
次に、13.5MHz帯の高周波信号で動作する電磁結合モジュール1Aの給電回路基板10の詳細な構成を説明する。この給電回路基板10において、図11に等価回路として示すように、給電回路16は互いに磁界結合(符号Mで示す)するインダクタンス素子L1,L2を備え、インダクタンス素子L1は一端がキャパシタンス素子C1及び接続用電極131aを介して無線ICチップ5と接続されるとともに、キャパシタンス素子C2を介してインダクタンス素子L2の一端と接続されている。また、インダクタンス素子L1,L2の他端はそれぞれ接続用電極131bを介して無線ICチップ5と接続されている。換言すれば、給電回路16は、インダクタンス素子L1とキャパシタンス素子C1とからなるLC直列共振回路と、インダクタンス素子L2とキャパシタンス素子C2とからなるLC直列共振回路を含んで構成されており、インダクタンス素子L1,L2の双方が前記放射板51と磁気的に結合している。
給電回路基板10は、詳しくは、図12に一例として示すように、誘電体からなるセラミックシート141a〜141eを積層、圧着、焼成したものである。即ち、接続用電極131aはビアホール導体132aを介してキャパシタ電極133と接続され、キャパシタ電極133はキャパシタ電極134と対向してキャパシタンス素子C1を形成している。さらに、キャパシタ電極134はキャパシタ電極135と対向してキャパシタンス素子C2を形成している。接続用電極131bはビアホール導体132bを介して二股状に分岐した導体パターン136a,137aと接続され、導体パターン136aはビアホール導体132cを介して導体パターン136bと接続され、さらに、ビアホール導体132dを介して導体パターン136cと接続され、さらに、ビアホール導体132eを介して導体パターン136dと接続され、この導体パターン136dはビアホール導体132fを介してキャパシタ電極134と接続されている。
一方、導体パターン137aはビアホール導体132gを介して導体パターン137bと接続され、さらに、ビアホール導体132hを介して導体パターン137cと接続され、さらに、ビアホール導体132iを介してキャパシタ電極135と接続されている。導体パターン136a,136b,136cはインダクタンス素子L1を構成し、導体パターン137a,137b,137cはインダクタンス素子L2を構成している。
なお、図12において、簡略化のため、インダクタンス素子L1,L2を構成する導体パターン136a〜136c、137a〜137cは3層構成として図示しているが、実際にはそれ以上の多層にて構成されている。
以上の構成からなる給電回路基板10の作用効果は、基本的に前記第1例と同様である。そして、この無線ICデバイス1Aは、図示しないリーダライタから放射される高周波信号(例えば、13.5MHz帯)を放射板51で受信し、放射板51と主として磁気的に結合している給電回路16(インダクタンス素子L1とキャパシタンス素子C1からなるLC直列共振回路及びインダクタンス素子L2とキャパシタンス素子C2からなるLC直列共振回路)を共振させ、所定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチップ5に供給する。一方、この受信信号から所定のエネルギーを取り出し、このエネルギーを駆動源として無線ICチップ5にメモリされている情報を入力信号に反射変調を与え、給電回路16にて所定の周波数に整合させた後、給電回路16のインダクタンス素子L1,L2から、磁界結合を介して放射板51に送信信号を伝え、放射板51からリーダライタに送信する。
特に、本第2例では、キャパシタ電極133,134,135及びインダクタ導体パターン136a〜136c,137a〜137cは放射板51に対して平行に隣接配置されている。それゆえ、インダクタ導体パターン136a〜136c,137a〜137cによって形成される磁界がキャパシタ電極133,134,135によって遮られることがなく、インダクタ導体パターン136a〜136c,137a〜137cからの放射特性が向上する。
(他の実施例)
なお、本発明に係る無線ICデバイスは前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、給電回路を構成する共振回路は、LC直列共振回路、LC並列共振回路など種々の回路構成を採用することができ、集中定数型であっても分布定数型であってもよい。また、一つの放射板と結合される電磁結合モジュールは3以上であってもよい。さらに、無線ICチップに格納する情報やリーダライタを使用してその情報を利用する形態は任意である。
本発明に係る無線ICデバイスの第1実施例を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 第1実施例の変形例を示す断面図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第2実施例を示す平面図である。 図4のB−B断面図である。 無線ICチップと給電回路基板との接続状態を示す斜視図である。 給電回路基板の第1例を示す等価回路図である。 前記第1例である給電回路基板を分解して示す平面図である。 前記第1例を備えた電磁結合モジュールの反射特性を示すグラフである。 前記第1例を備えた電磁結合モジュールの指向性を示すX−Y平面のチャート図である。 給電回路基板の第2例を示す等価回路図である。 前記第2例である給電回路基板を分解して示す斜視図である。
符号の説明
1A,1B…電磁結合モジュール
5…無線ICチップ
10…給電回路基板
16…給電回路
L1,L2…インダクタンス素子
C1a,C1b,C2a,C2b,C1,C2…キャパシタンス素子
51…放射板
51a…非磁性体層
51b…磁性体層
52…空隙

Claims (10)

  1. 共振周波数の異なる複数の電磁結合モジュールと、該複数の電磁結合モジュールが搭載されている放射板と、を備え、
    前記電磁結合モジュールは、無線ICチップと該無線ICチップに接続された給電回路を有する給電回路基板とで構成されていること、
    を特徴とする無線ICデバイス。
  2. 前記放射板が金属材からなることを特徴とする請求項1に記載の無線ICデバイス。
  3. 前記放射板が非磁性体層と磁性体層とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線ICデバイス。
  4. 前記非磁性体層は前記電磁結合モジュールを搭載する側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の無線ICデバイス。
  5. 前記放射板は前記複数の電磁結合モジュールのうち少なくとも一つと接しないように前記電磁結合モジュールの周囲に環状の空隙を有することを特徴とする請求項4に記載の無線ICデバイス。
  6. 前記給電回路基板はインダクタンス素子を含む給電回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  7. 前記給電回路は前記インダクタンス素子を含む複数の共振回路を備えていることを特徴とする請求項6に記載の無線ICデバイス。
  8. 前記複数の共振回路はインダクタンス素子とキャパシタンス素子とで構成されていることを特徴とする請求項7に記載の無線ICデバイス。
  9. 前記給電回路基板は複数の非磁性体層又は磁性体層を積層してなる多層基板であり、
    前記キャパシタンス素子と前記インダクタンス素子は前記多層基板の表面及び/又は内部に形成されていること、
    を特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  10. 前記共振回路はコイル状電極で形成されたインダクタンス素子を含むことを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の無線ICデバイス。
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