JP2008071626A - 面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光射出面から輝度むらのない均一な輝度の光を射出する面状照明装置を提供する。
【解決手段】外周方に配置された光源12の光を面状の光に変換するための導光板18を備えた照明装置本体14と、光源12および照明装置本体14が収納される筐体16とを有する面状照明装置であって、筐体16は、照明装置本体14が収納される筐体本体16aと、導光板16の光射出面の外周縁部を覆うように筐体本体16aに嵌合される額縁状筐体16bとを備え、額縁状筐体16bと照明装置本体14との間に光吸収体34を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源の光を面状の光に変換するための導光板を用いる面状照明装置に関し、詳しくは、屋内外を照明する面状照明装置、液晶表示装置の液晶パネル、広告パネル、広告塔、もしくは看板などのバックライトとして用いられる面状照明装置に関する。
液晶テレビや液晶モニタなどの液晶表示装置には、液晶表示パネルの裏面側から光を照射し、液晶表示パネルを照明するための面状照明装置(以下、バックライトユニットという)が用いられている。バックライトユニットでは、照明用の光源の直上に光拡散板を配置した直下型と呼ばれる方式が主流となっている。バックライトユニットの光源には、通常、冷陰極管や熱陰極間などの蛍光管が用いられている。直下型方式のバックライトユニットでは、蛍光管からの直接光を光拡散板などで均一な面状の照明光に変換するため、輝度の不均一性(輝度むら)を抑えるために、ある程度の厚さを確保しなければならなかった。
このような直下型方式のバックライトユニットよりも薄型のバックライトユニットを実現するための方式として、導光板と呼ばれる透明な樹脂製板を用いて光源の光を面状光に変換する導光板方式(サイドライト方式ともいう)が知られている。導光板方式では、導光板の側面(端面)から光を入射させて、導光板の内部で導光しながら側面よりも面積の大きな上面又は下面から面状の照明光を出射する。このように、導光板方式のバックライトユニットは、導光板の側面から光を入射させるので、直下型方式のバックライトユニットに比べて薄型化することができる。しかしながら、導光板方式では、導光板の側面から光を入射させるため、入射光量に限界があり、高い輝度の照明光を得ることが困難であった。また、現時点において入手可能な蛍光管は、その外径が最小でも2mm程度であるため、導光板の厚みを蛍光管の外径よりも薄くすることが困難である。
近年、蛍光管に代わって発光ダイオード(LED)が光源として利用されつつある。これは、LEDは、蛍光管に必須な水銀を用いないこと、発光効率が蛍光管よりも優れる可能性があるという利点を有しているからである。そして、LEDを光源として用いたバックライトユニットも提案されている(特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、点光源として発光ダイオード(LED)を用い、平板状の導光板の端面に発光ダイオードを配置した照明装置が開示されている。また、特許文献2には、液晶パネルを形成する対向一対の透明質の基板のいずれか一方に、バックライト用光源のLED等による発光素子を配置した液晶表示装置が開示されている。また、特許文献3には、複数のブロックから構成されるそれぞれの導光板の端に白色LEDが配置されたバックライトが開示されている。また、特許文献4には、導光板とその端面に設けられた点状光源を備え、点状光源の位置精度を高くするように工夫した面状光源が開示されている。
特開平11−7014号公報 特開平8−248420号公報 特開2001−92370号公報 特開2004−253308号公報
上記のような平板形状又は光入射端面からの距離に応じて薄肉となる傾斜面を持つ楔形状のサイドライト型導光板(側端面に光入射面を有するタイプ)やタンデム型導光板では、光源の光が届く範囲、すなわち導光長に限界があり、光源からの距離が大きくなるほど発光面の輝度が弱くなり、発光面輝度の均一性を充分に確保することができない。さらにまた、サイドライト型導光板では、光源の配置ピッチや発光密度にも限界があるため、必要な入射光量がえられにくく、そのため必要な発光面輝度が得にくいという問題もあった。
このような問題を解消するため、本出願人は、光射出面の反対側の面であって側端の光入射面から遠ざかるに従って光射出面から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有する導光板(以下、逆楔型導光板という)を備えた面状照明装置を提案した(特願2006−167926号等)。
このような逆楔型導光板は、薄型軽量で、均一で輝度むらがない照明光を射出することができ、かつ、大型化が可能で、さらに、入射した光を導光板から取り出す効率(光利用効率)を高くすることができる等のすぐれた機能を有する。ところが、この種の導光板を、その周囲を縁取りするような額縁形状の筐体に取り付けた場合、導光板と額縁状筐体の隙間から光が漏れ、光射出面の額縁状筐体の近傍から射出される光の輝度が他の部分に比べ高くなり、光射出面から射出される光に輝度むらが発生するとともに、光利用効率も低下するという問題があった。
本発明の目的は、額縁状筐体の近傍で輝度むらがほとんど発生せず、つまり、光射出面の光源から光が入射する部分の近傍の輝度が高くなり、光射出面から射出される光に輝度むらが生じること防止し、光射出面から輝度むらが抑制された均一な光を射出させる面状照明装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、光利用効率の低下も防止することができる面状照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、面状の光を射出する光射出面、該光射出面の端縁に形成され、前記光射出面と略直交する方向から前記光射出面と平行な方向に進行する光を入射させるための光入射面、および前記光射出面の反対側の面であって前記光入射面から遠ざかるに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有する透明な導光板を備えた照明装置本体と、発光面を前記導光板の前記光入射面に対向させて配置された光源と、少なくとも前記照明装置本体の外周縁部及び前記照明装置本体の前記光射出面の外縁を覆い、前記照明装置本体を支持する額縁状筐体と、前記額縁状筐体と前記照明装置本体の前記光射出面との間に設けられた光吸収体とを有することを特徴とする面状照明装置を提供する。
ここで、前記額縁状筐体は、前記照明装置本体の光射出面を覆う部分の長さをL2、前記光吸収体の幅をL1、前記光吸収体の吸収率をaとしたとき、0.25≦L1/L2≦1.00、かつ、0.4<a≦1.0、を満足することが好ましい。
また、前記額縁状筐体の縁から前記照明装置本体の有効出射面における25%の部分の平均輝度をBm、それ以外の部分の平均輝度をBeとしたとき、0.9≦Bm/Be≦1.1を満足することが好ましい。
前記導光板の前記光射出面は、矩形状であり、
前記光入射面は、前記光射出面の対向する2つの端辺にそれぞれ形成される2つの光入射面から構成され、
前記傾斜面は、対向する前記2つの光入射面からそれぞれ中央に向かうに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜し、両者の中央で交差する2つの傾斜面から構成され、
前記導光板は、両端の前記2つの光入射面において最も薄く、前記2つの傾斜面が交差する部分において最も厚い形状を有するものであることが好ましい。
前記導光板の前記光射出面は、矩形状であり、
前記光入射面は、前記光射出面の一端に形成される1つの光入射面から構成され、
前記傾斜面は、前記光入射面からこれに対向する他端面に向かうに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜する1つの傾斜面から構成され、
前記導光板は、前記1つの光入射面において最も薄く、前記他端面において最も厚い形状を有するものであることが好ましい。
前記導光板の前記光射出面は、矩形状であり、
前記光入射面は、該光射出面の4つの端辺にそれぞれ形成される4つの光入射面から構成され、
前記傾斜面は、前記4つの光入射面からそれぞれ中央に向かうに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜し、前記4つの光入射面の中央で交わる4つの傾斜面から構成され、
前記導光板は、両端の前記4つの光入射面において最も薄く、前記4つの光入射面の中央において最も厚い形状を有するものであることが好ましい。
前記導光板は、
内部に多数の散乱粒子を含み、前記散乱粒子の散乱断面積をΦ、前記散乱粒子の密度をNp、補正係数をKC、光の入射する方向において前記光入射面から前記光射出面に直交する方向の厚みが最大となる位置までの長さをLGとしたときに、1.1≦Φ・Np・LG・KC≦8.2、かつ、0.005≦KC≦0.1を満足することが好ましい。
本発明の面状照明装置によれば、額縁状筐体と照明装置本体との間に光吸収体を設けることにより、額縁状筐体の内縁周辺で輝度が高くなることを防止でき、輝度むらを防止し、均一な輝度の光を光射出面から射出させることができる。
さらに効率よく均一な輝度の光を射出させることができ、光源の光利用効率も向上させることができる。
以下、本発明に係る面状照明装置の実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る面状照明装置の概略斜視図、図2は、図1のII−II線断面図である。また、図3は、(A)は、図1及び図2に示す面状照明装置10の光源12の概略構成を示す概略斜視図であり、(B)は、(A)に示す光源12の1つのLEDのみを拡大して示す概略斜視図である。
各図に示すように、面状照明装置10は、光源12と、矩形状の光出射面14aから光を出射する照明装置本体14と、内部に照明装置本体14および光源12を収納する筐体16とを備えている。
まず、光源12について説明する。
光源12は、複数のLEDチップ40と、ヒートシンク42とから構成されており、複数のLEDチップ40が、所定間隔離間して一列でヒートシンク42上に配置されている。
LEDチップ40は、蛍光物質を用いてLEDが発する光を白色光に変換するように構成した単色のLEDである。例えば、単色のLEDとして、GaN系青色LEDを用いた場合には、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光物質を用いることにより、白色光を得ることができる。
ヒートシンク42は、照明装置本体14の後述する導光板18の最薄側端面(光入射面18b)に平行な板状の部材であり、導光板18の側端面である光入射面18b(光混合部20aの側端面)に対向して配置されている。ヒートシンク42は、導光板18の光入射面18b(光混合部20aの側端面)に対向する面となる側面に、複数のLEDチップ25を支持している。ヒートシンク42は、銅やアルミニウム等の熱伝導性の良い金属で形成されており、LEDチップ40から発生する熱を吸収し、外部に放散させる。
また、ヒートシンク42は、本実施形態のように導光板18に対向する面に垂直な方向における長さが、導光板18に対向する面の短辺方向における長さよりも長い形状であることが好ましい。これにより、LEDチップ40の冷却効率を高めることができる。
ここで、ヒートシンクは、表面積を広くすることが好ましい。例えば、ヒートシンク42をLEDチップ40を支持するベース部と、ベース部に連結された複数のフィン27bとで構成してもよい。
フィンを複数設けることで表面積を広くすることができ、かつ、放熱効果を高くすることができる。これにより、LEDチップ40の冷却効率を高めることができる。
またヒートシンクは、空冷方式に限定されず、水冷方式も用いることができる。
なお、本実施形態では、LEDチップの支持部としてヒートシンクを用いたが、本発明はこれに限定されず、LEDチップの冷却が必要ない場合は、放熱機能を備えない板状部材を支持部として用いてもよい。
ここで、図3(B)に示すように、本実施形態のLEDチップ40は、LEDチップ40の配列方向の長さよりも、配列方向に直交する方向の長さが短い長方形形状、つまり、後述する導光板18の厚み方向(光射出面18aに垂直な方向)が短辺となる長方形形状を有する。言い換えれば、LEDチップ40は、導光板18の光射出面18aに垂直な方向の長さをa、配列方向の長さをbとしたときに、b>aとなる形状である。また、LEDチップ50の配置間隔をqとするとq>bである。このように、LEDチップ40の導光板18の光射出面18aに垂直な方向の長さa、配列方向の長さb、LEDチップ40の配置間隔qの関係が、下記式(A)を満たすことが好ましい。
q>b>a ・・・(A)
LEDチップ40を長方形形状とすることにより、大光量の出力を維持しつつ、薄型な光源とすることができる。光源を薄型化することにより、面状照明装置を薄型にすることができる。
なお、LEDチップ40は、LEDアレイつまり光源をより薄型にできるため、導光板18の厚み方向を短辺とする長方形形状とすることが好ましいが、本発明はこれに限定されず、正方形形状、円形形状、多角形形状、楕円形形状等の種々の形状のLEDチップを用いることができる。
次に、図2に示すように、照明装置本体14は、導光板18と、プリズムシート20と、拡散フィルム22と、反射板24とからなる。以下、照明装置本体14を構成するこれらの光学部品について詳細に説明する。
先ず、導光板18について説明する。
導光板18は、図2に示すように、略矩形形状の平坦な光射出面18aと、この光射出面18aの両端に、光射出面18aに対してほぼ垂直に形成された2つの光入射面(第1光入射面18dと第2光入射面18e)と、光射出面18aの反対側に位置し、第1光入射面18dおよび第2光入射面18eに平行で、光射出面18aを2等分する2等分線L(図1参照)に対して互いに対称で、光射出面18aに対して所定の角度で傾斜する2つの傾斜面(第1傾斜面18bと第2傾斜面18c)とを有している。第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cは、第1光入射面18d及び第2光入射面18eから遠ざかるに従って光射出面18aから距離が遠ざかるように傾斜しており、2等分線Lの位置で最大の距離となり、この位置で導光板18は最大の厚さとなっている。なお、光射出面18aに対する第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cの角度は特に限定されない。
また、第1光入射面18d及び第2光入射面18eにそれぞれ上述した光源12が対向して配置されている。つまり、導光板18は、2つの光源12に挟み込まれて配置されている。
図2に示す導光板18では、第1光入射面18d及び第2光入射面18eから入射した光は、導光板18の内部に含まれる散乱体(詳細は後述する)によって散乱されつつ、導光板18内部を通過し、第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cで反射した後、光射出面18aから出射する。このとき、第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cから一部の光が漏出する場合もあるが、漏出した光は導光板18の第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cを覆う反射板24によって反射され再び導光板18の内部に入射する。
導光板18は、透明樹脂に、光を散乱させるための散乱粒子が混錬分散されて形成されている。導光板18に用いられる透明樹脂の材料としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ベンジルメタクリレート、MS樹脂、あるいはCOP(シクロオレフィンポリマー)のような光学的に透明な樹脂が挙げられる。導光板18に混錬分散させる散乱粒子としては、アトシパール、シンコーン、シリカ、ジルコニア、誘電体ポリマなどを用いることができる。このような散乱粒子を導光板18の内部に含有させることによって、均一で輝度むらが少ない照明光を光出射面から出射することができる。このような導光板18は、押出成形法や射出成形法を用いて製造することができる。
また、導光板18に含まれる散乱粒子の散乱断面積をΦ、光の入射する方向において導光板18の光入射面18d、18eから光射出面18aに直交する方向の厚みが最大となる位置までの長さ、本実施形態では、導光板の光の入射する方向(導光板18の第1光入射面18dに垂直な方向、以下「光軸方向」ともいう。)の半分の長さ(2等分線Lの位置までの長さ)をLG、導光板18に含まれる散乱粒子の密度(単位体積あたりの粒子数)をNp、補正係数をKCとした場合に、Φ・Np・LG・KCの値が1.1以上であり、かつ8.2以下であり、さらに、補正係数KCの値が0.005以上0.1以下であるという関係を満たしているのがよい。導光板18は、このような関係を満たす散乱粒子を含んでいるので、均一で輝度むらが少ない照明光を光出射面18aから出射することができる。
一般的に、平行光束を等方媒質に入射させた場合の透過率Tは、Lambert−Beer則により下記式(1)で表される。
T=I/I0=exp(−ρ・x)・・・(1)
ここで、xは距離、I0は入射光強度、Iは出射光強度、ρは減衰定数である。
上記減衰定数ρは、粒子の散乱断面積Φと媒質に含まれる単位体積当たりの粒子数Npとを用いて下記式(2)で表される。
ρ=Φ・Np・・・(2)
したがって、導光板の光軸方向の半分の長さをLGとすると、光の取り出し効率Eoutは、下記式(3)で与えられる。ここで、導光板の光軸方向の半分の長さLGは、導光板18の光入射面に垂直な方向における導光板18の一方の光入射面から導光板18の中心までの長さとなる。
また、光の取り出し効率とは、入射光に対する、導光板の光入射面から光軸方向に長さLG離間した位置に到達する光の割合であり、例えば、図2に示す導光板18の場合は、端面に入射する光に対する導光板の中心(導光板の光軸方向の半分の長さとなる位置)に到達する光の割合である。
out∝exp(−Φ・Np・LG)・・・(3)
ここで式(3)は有限の大きさの空間におけるものであり、式(1)との関係を補正するための補正係数KCを導入する。補正係数KCは、有限の空間の光学媒質中で光が伝搬する場合に経験的に求められる無次元の補正係数である。そうすると、光の取り出し効率Eoutは、下記式(4)で表される。
out=exp(−Φ・Np・LG・KC)・・・(4)
式(4)に従えば、Φ・Np・LG・KCの値が3.5のときに、光の取り出し効率Eoutが3%であり、Φ・Np・LG・KCの値が4・7のときに、光の取り出し効率Eoutが1%である。
この結果より、Φ・Np・LG・KCの値が大きくなると、光の取り出し効率Eoutが低くなることが分かる。光は導光板の光軸方向へ進むにつれて散乱するため、光の取り出し効率Eoutが低くなると考えられる。
したがって、Φ・Np・LG・KCの値は大きいほど導光板として好ましい性質であることが分かる。つまり、Φ・Np・LG・KCの値を大きくすることで、光の入射面と対向する面から射出される光を少なくし、光射出面から射出される光を多くすることができる。すなわち、Φ・Np・LG・KCの値を大きくすることで、入射面に入射する光に対する光射出面から射出される光の割合(以下「光利用効率」ともいう。)を高くすることができる。具体的には、Φ・Np・LG・KCの値を1.1以上とすることで、光利用効率を50%以上にすることができる。
ここで、Φ・Np・LG・KCの値は大きくすると、導光板18の光射出面18aから出射する光の照度むらが顕著になるが、Φ・Np・LG・KCの値を8.2以下とすることで、照度むらを一定以下(許容範囲内)に抑えることができる。なお、照度と輝度は略同様に扱うことができる。従って、本発明においては、輝度と照度とは、同様の傾向があると推測される。
以上より、本発明の導光板18のΦ・Np・LG・KCの値は、1.1以上かつ8.2以下であるという関係を満たすことが好ましく、2.0以上かつ7.0以下であることがより好ましい。また、Φ・Np・LG・KCの値は、3.0以上であればさらに好ましく、4.7以上であれば最も好ましい。
また、補正係数KCは、0.005以上0.1以下(0.005≦KC≦0.1)であることが好ましい。
以下、具体例とともに、導光板18についてより詳細に説明する。
まず、散乱断面積Φ、粒子密度Np、導光板の光軸方向の半分の長さLG、補正係数KCを種々の値とし、Φ・Np・LG・KCの値が異なる各導光板について、計算機シミュレーションにより光利用効率を求め、さらに照度むらの評価を行った。ここで、照度むら[%]は、導光板の光射出面から射出される光の最大照度をIMaxとし、最小照度をIMinとし、平均照度をIAveとしたときの[(IMax−IMin)/IAve]×100とした。
測定した結果を表1に示す。また、表1における判定は、光利用効率が50%以上かつ照度むらが150%以下の場合を○、光利用効率が50%より小さいまたは照度むらが150%より大きいの場合を×として示す。
Figure 2008071626
また、図4に、Φ・Np・LG・KCの値と光利用効率(光入射面に入射する光に対して光射出面18aから射出される光の割合)との関係を測定した結果を示す。
表1及び図4に示すように、Φ・Np・LG・KCを1.1以上とすることで、光利用効率を大きくすること、具体的には光利用効率を50%以上とすることができ、8.2以下とすることで、照度ムラを150%以下にすることができることがわかる。
また、Kcを0.005以上とすることで、光利用効率を高くすることができ、0.1以下とすることで、導光板からの射出される光の照度むらを小さくすることができることがわかる。
次に、導光板に混錬又は分散させる微粒子の粒子密度Npが種々の値の導光板を作成し、それぞれの導光板の光射出面の各位置から射出される光の照度分布を測定した。ここで本実施形態では、粒子密度Npを除いて他の条件、具体的には、散乱断面積Φ、導光板の光軸方向の半分の長さLG、補正係数KC、導光板の形状等は、同じ値とした。従って、本実施形態では、Φ・Np・LG・KCは、粒子密度Npに比例して変化する。
このようにして種々の粒子密度の導光板について、それぞれ光射出面から射出される光の照度分布を測定した結果を図5に示す。図5は、縦軸を照度[lx]とし、横軸を導光板の一方の光入射面からの距離(導光長)[mm]とした。
さらに、測定した照度分布の導光板の側壁から射出される光の最大照度をIMaxとし、最小照度をIMinとし、平均照度をIAveとしたときの照度むら[(IMax−IMin)/IAve]×100[%]を算出した。
図6に、算出した照度むらと粒子密度との関係を示す。図6では、縦軸を照度むら[%]とし、横軸を粒子密度[個/m3]とした。また、図6には、横軸を同様に粒子密度とし、縦軸を光利用効率[%]とした、光利用効率と粒子密度との関係も併せて示す。
図5、図6に示すように、粒子密度を高くする、つまりΦ・Np・LG・KCを大きくすると、光利用効率は高くなるが、照度むらも大きくなる。また、粒子密度を低くする、つまり、Φ・Np・LG・KCを小さくすると、光利用効率は低くなるが、照度むらを小さくなることがわかる。
ここで、Φ・Np・LG・KCを1.1以上8.2以下とすることで、光利用効率を50%以上とし、かつ、照度むらを150%以下とすることができる。照度むらを150%以下とすることで、照度むらを目立たなくすることができる。
つまり、Φ・Np・LG・KCを1.1以上8.2以下とすることで、光利用効率を一定以上とし、かつ照度むらも低減することができることがわかる。
また、第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cには、第1光入射面18d及び第2光入射面18eと平行な方向にプリズム列が形成してもよい。また、このようなプリズム列の代わりに、プリズムに類する光学素子を規則的に形成することもできる。例えば、レンチキュラーレンズ、凹レンズ、凸レンズ、ピラミッド型など、レンズ効果を有する光学素子を導光板の傾斜面に形成することもできる。
なお、導光板の形状は、本実施形態の形状に限定されず、例えば、図2に示した導光板を半分に切断した形状、つまり、光入射面が1面のみとなり、光入射面から離れるに従って、導光板の厚みが厚くなる形状としてもよい。また、導光板の側面のいずれの面にも光源を配置し、4方の側面を光入射面とし、4つの光入射面から中央に向かうに従って、厚みが厚くなる形状、つまり、光射出面と反対側の面が四角錐形状となる形状としてもよい。
導光板を上記のような形状とした場合も、光の入射する方向において導光板の光入射面から光射出面に直交する方向の厚み(導光板の厚み)が最大となる位置までの長さをLGとし、上述のΦ・Np・LG・KCが1.1以上8.2以下を満たすことが好ましい。上記範囲を満たすことで照度むらが低減され、かつ光利用効率を高い光を光射出面から射出させることができる。
次に、プリズムシート20について説明する。
図2に示されるように、プリズムシート20は、導光板18の光射出面18aに対向して配置されている。プリズムシート20は、透明なシートの表面上に複数の細長いプリズムを互いに平行に配列させることにより形成される光学部材であり、導光板18の光射出面から出射する光の集光性を高めて輝度を改善することができる。
プリズムシート20は、各プリズム20aの頂点が、導光板18の光射出面18aと対向する向きに、すなわち図中下向きに配置されている。
また、別の態様として、プリズムシート16の上に、同一構造の第2のプリズムシートを、そのプリズムがプリズム16aと交差するように配置してもよい。また、別のプリズムシートとして、多数の四角錐形状(ピラミッド形状)のプリズムを透明シート面に多数配列した構成のものを使用してもよい。
次に、拡散フィルム22について説明する。
拡散フィルム22は、プリズムシート20の導光板18側とは反対側の面に配置されている。つまり、導光板18の光射出面18a上には、光射出面18a側からプリズムシート20、拡散フィルム22の順で積層されている。
拡散フィルム22は、フィルム状部材に光拡散性を付与して形成される。フィルム状部材は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ベンジルメタクリレート、MS樹脂、あるいはCOP(シクロオレフィンポリマー)のような光学的に透明な樹脂を材料に形成することができる。
拡散フィルム22の製造方法は特に限定されないが、例えば、フィルム状部材の表面に微細凹凸加工や研磨による表面粗化を施して拡散性を付与したり、表面に光を散乱させるシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛等の顔料や、樹脂、ガラス、ジルコニア等のビーズ類をバインダとともに塗工したり、上記顔料やビーズ類を上記透明な樹脂中に混練したりすることで形成することができる。他には、反射率が高く光の吸収が低い材料で、例えば、Ag、Alのような金属を用いて形成することもできる。
本発明において、拡散フィルム22としては、マットタイプやコーティングタイプの拡散フィルムを用いることができる。
なお、本実施形態では、拡散フィルム22をプリズムシート20の上に配置したが、拡散フィルム22の配置位置は特に限定されず、導光板18とプリズムシート20との間に配置してもよい。
次に、照明装置本体の反射板24について説明する。
反射板24は、導光板18の第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cから漏洩する光を反射して、再び導光板18に入射させるために設けられており、光の利用効率を向上させることができる。
反射板24は、導光板18の第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cに沿って形状で、第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cを覆うように形成される。本実施形態では、導光板18の第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cが断面三角形状に形成されているので、反射板24も第1傾斜面18b及び第2傾斜面18cに沿った断面三角形状に形成されている。
反射板24は、導光板18の傾斜面から漏洩する光を反射することができれば、どのような材料で形成されてもよく、例えば、PETやPP(ポリプロピレン)等にフィラーを混練後延伸することによりボイドを形成して反射率を高めた樹脂シート、透明もしくは白色の樹脂シート表面にアルミ蒸着などで鏡面を形成したシート、アルミ等の金属箔もしくは金属箔を担持した樹脂シート、あるいは表面に十分な反射性を有する金属薄板により形成することができる。
次に、筐体16について説明する。
筐体16は、光源12と照明装置本体14を収納して支持するもので、基本的に、本体部16aと額縁部16bとを有する。
本体部16aは、上面が開放され、上方から照明装置本体14を収納して支持すると共に、その4方の側面を覆う形状であり、さらに、その4方の側面には、逆凹字(U字)形の折返部26が一体に形成されている。
額縁部16bは、照明装置本体14の矩形状の光出射面14aより小さい、上面に開口部16aとなる矩形状の開口が形成され、下面が開放され、照明装置本体14およびこれが収納された本体部16aをその4方の側面も含め覆うように、これらの上方から被せられる。
折返部26は、内面(本体部中心側の面)で導光板18、反射部材24および後述の導光板支持部30の側面を支持し、かつ、外側面が額縁状筐体16bと嵌合されている。また、折返部26は、光源12も支持している。
本体部16aの折返部26と額縁状筐体16bとの接合方法としては、ボルトおよびナット等を用いる方法、接着剤を用いる方法等種々の公知の方法を用いることができる。
筐体16は、基本的に以上のように構成される。
本実施形態の面状照明装置10は、さらに、本体部16aと反射板24との間に導光板支持部30が配置されている。導光板支持部30は、ポリカーボネート等の樹脂により形成されており、本体部16aと反射板24に当接している。
また、本体部16aの裏側には、光源12の電源となる複数のインバータユニット(図示せず)を収納するインバータ収納部32(図1参照)が取り付けられている。
さらに、面状照明装置10には、光吸収体34が、照明装置本体14と額縁部16bとの間、つまり、拡散フィルム22と額縁部16bとの間に配置されている。
ここで、光吸収体34は、光を吸収し得るものであれば、布、フィルム、塗料等どのような材質でもよいが、特に、黒色布、黒色樹脂など、光を吸収しやすいもの、つまり光の吸収率の高い部材を用いることが好ましい。
また、光吸収体34の配置方法は特に限定されず、照明装置本体14の拡散フィルム22の周縁または額縁部16bの内面に貼り付けても、単に、拡散フィルム22と額縁部16bとの間に挟み込ませても、つまり、拡散フィルム22と額縁部16bとで光吸収体を挟持させることのみて固定してもよい。また、光吸収体として塗料、インク等を用いる場合は、拡散フィルム15の表面あるいは額縁部16bの裏面に塗布したものでもよい。
このように、光吸収体34を照明装置本体14と額縁部16bとの間に配置することで、光射出面14aの外縁の光を吸収する。これにより、光射出面14aの外縁の輝度が他の部分よりも高くなることを防止できる。つまり、額縁部16bの内周縁近辺から射出される光の輝度が高くなり、輝度むらが生じることを抑制でき、光射出面14aの均一な輝度の光を射出させることができる。
ここで、光吸収体34は、光射出面14aの中心側の端部が、額縁部16bの内縁に沿って配置されることが好ましい。これにより、光利用効率を低下を抑えつつ、光射出面から射出される光に輝度むらが生じることを防止できる。
また、光吸収体34は、光の吸収率aが0.4≦a≦1.0の材料を用いることが好ましい。光吸収体34の光の吸収率が上記範囲を満たすことで、額縁部16の内縁の際から射出される光の輝度が急激に上昇することを防止できる。
また、光吸収体34は、光源12からの光の入射方向、つまり、光射出面に垂直な方向における光吸収体34の長さをL1とし、額縁部16bの照明装置本体14を覆う部分の長さをL2としたとき、0.25≦(L1/L2)≦1.00を満たすことが好ましい。
さらに、光吸収体34が0.4≦a≦1.0かつ、0.25≦(L1/L2)≦1.00を満たすことで、額縁部16の内縁の際から射出される光の輝度が急激に上昇することを防止でき、かつ、光射出面からより均一な光を射出することができる。
さらに、光吸収体34は、0.6≦a≦1.0を満たすことがより好ましく、0.8≦a≦1.0を満たすことがさらに好ましい。
さらに、面状照明装置10は、額縁部16bの縁から照明装置本体14の有効出射面における25%の部分の平均輝度をBmとし、それ以外の部分の平均輝度をBeとしたとき、0.9≦(Bm/Be)≦1.1を満たすことが好ましい。
面状照明装置10から射出される光が上記範囲を満たすことで、光射出面から射出される光の輝度むらを目視により認識されにくくすることができる。
以下、具体的実施例とともに本発明の面状照明装置をより詳細に説明する。
本実施例では、図2に示すように、2つの光入射面18d、18eと2つの傾斜面18b、18cとを有し、導光長(両光入射面間の距離)が280mmの導光板18を用いた。
まず、本実施例では、上述した導光長の280mmの導光板と、吸収率が0.6の(L2/L1)=1の黒布の光吸収体とで構成された面状照明装置の光射出面から射出される光の輝度を測定した。また、比較のために、光吸収体34を備えないことを除いて、全く同じ構成の面状照明装置の光射出面から射出される光の輝度も測定した。
測定結果を図7に示す。ここで、図7では、横軸を導光長[mm]とし、縦軸を輝度[cd/m2]とした。ここで、横軸の導光長は、一方の光入射面からの距離であり、距離0mmと280mmが、光入射面となる。また、図7では、吸収体を配置した面状照明装置の輝度を実線(E1)で、吸収体を配置していない面状照明装置の輝度を点線(E2)で示す。
図7に示すように、光吸収体を設けていない面状照明装置では、額縁状筐体の近傍で輝度が急上昇しているのに対し、光吸収体を設けた本発明の面状照明装置では、額縁部の近傍で輝度が他の部分と変わらず、輝度の変化が少ないことが分かる。つまり、額縁部の近傍で輝度が高くなることを防止でき、輝度むらが抑制されていることが分かる。
以上より本発明の効果は明らかである。
次に、本実施例では、光射出面に垂直な方向における光吸収体34の長さL1と、額縁部16bの照明装置本体14を覆う部分の長さL2との関係が(L1/L2)=1を満たす形状で、光の吸収率aをそれぞれ0.2、0.4、0.6、0.8、1.0とした吸収体34を配置した5つの面状照明装置について、それぞれ光射出面から射出される光の輝度分布を測定した。
測定結果を図8に示す。図8では、横軸を導光長[mm]とし、縦軸を輝度[cd/m2]とした。ここで、横軸の導光長は、一方の光入射面からの距離であり、距離0mmと280mmが、光入射面となる。
図8に示すように、光吸収体の光の吸収率を0.4以上とすることで、額縁部16の内縁の際から射出される光の輝度が急激に上昇することを防止できることがわかる。これにより本発明の効果は明らかである。
次に、光吸収率aがa=0.2、0.4、0.6、0.8、1.0の材料を用いた場合について、それぞれ光射出面に垂直な方向における光吸収体34の長さL1と、額縁部16bの照明装置本体14を覆う部分の長さL2との関係が(L1/L2)=0.1、0.25、0.5、1.0となる形状の吸収体を作成し、それぞれの吸収体を配置した面状照明装置の光射出面から射出される光を測定した。
次に、測定した光射出面から射出される光の輝度分布に基づいて、上述したように、額縁部16bの縁から照明装置本体14の有効出射面における25%の部分の平均輝度をBmとし、それ以外の部分の平均輝度をBeとし、Bm/Beを算出した。
算出した結果を下記表2に示す。
表2では、Bm/Beが1.1より小さい場合を極めて良好として○で示し、Bm/Bdが1.1よりも大きいが、光吸収体を配置しない場合よりもBm/Beが小さくなった場合を△として示す。
Figure 2008071626
表2に示すように、光吸収体を配置することで、光吸収体を使用しない場合に比して輝度むらを大幅に抑制することができることがわかる。
具体的には、(L2/L1)を0.25≦(L2/L1)≦1.00かつaを0.4≦a≦1.0とすることで、光射出面から射出される光が全体的に均一となることがわかる。さらに、aを0.6≦a≦1.0、0.8≦a≦1.0としていくことで、より均一にすることができることがわかる。
以上より本発明の効果は明らかである。
以上、本発明の面状照明装置の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施態様に限定はされず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
例えば、本実施形態では、光源として、青色LEDの表面にYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光物質を配置した構成としたが、赤外LEDに赤色、緑色、青色の蛍光体を組み合わせた光源も用いることができる。
また、RGBの3色のLEDを組み合わせてアレイ状に配置した構成も用いることができる。
また、LEDの発光面に蛍光層を配置し、白色光を射出させることに限定されず、導光板に蛍光体を混入することによっても、白色光を光射出面から射出させることができる。
また、蛍光体をLEDの発光面に配置するのに替えて、または加えて、蛍光体を塗布、または混入した光学シートを導光板の光射出面上に配置した構成も用いることができる。
本発明に係る面状照明装置の一実施形態を示す概略斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 (A)は、図1及び図2に示す面状照明装置の光源の概略構成を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示す光源の1つのLEDを拡大して示す概略斜視図である。 Φ・Np・LG・KCと光利用効率との関係を測定した結果を示す図である。 粒子密度が異なるそれぞれの導光体から射出される光の照度をそれぞれ測定した結果を示す図である。 光利用効率及び照度むらと粒子密度との関係を示す図である。 面状照明装置の光射出面から射出された光の輝度分布を測定した結果を示すグラフである。 面状照明装置の光射出面から射出された光の輝度分布を測定した結果の他の一例を示すグラフである。
符号の説明
10 面状照明装置
12 光源
14 照明装置本体
16 筐体
16a 本体部
16b 額縁状筐体
18 導光板
18a 光出射面
18b、18c 傾斜面
34 光吸収体

Claims (7)

  1. 面状の光を射出する光射出面、該光射出面の端縁に形成され、前記光射出面と略直交する方向から前記光射出面と平行な方向に進行する光を入射させるための光入射面、および前記光射出面の反対側の面であって前記光入射面から遠ざかるに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有する透明な導光板を備えた照明装置本体と、
    発光面を前記導光板の前記光入射面に対向させて配置された光源と、
    少なくとも前記照明装置本体の外周縁部及び前記照明装置本体の前記光射出面の外縁を覆い、前記照明装置本体を支持する額縁状筐体と、
    前記額縁状筐体と前記照明装置本体の前記光射出面との間に設けられた光吸収体とを有することを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記額縁状筐体は、前記照明装置本体の光射出面を覆う部分の長さをL2、前記光吸収体の幅をL1、前記光吸収体の吸収率をaとしたとき、0.25≦L1/L2≦1.00、かつ、0.4<a≦1.0、を満足する請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記額縁状筐体の縁から前記照明装置本体の有効出射面における25%の部分の平均輝度をBm、それ以外の部分の平均輝度をBeとしたとき、0.9≦Bm/Be≦1.1を満足する請求項1又は2に記載の面状照明装置。
  4. 前記導光板の前記光射出面は、矩形状であり、
    前記光入射面は、前記光射出面の対向する2つの端辺にそれぞれ形成される2つの光入射面から構成され、
    前記傾斜面は、対向する前記2つの光入射面からそれぞれ中央に向かうに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜し、両者の中央で交差する2つの傾斜面から構成され、
    前記導光板は、両端の前記2つの光入射面において最も薄く、前記2つの傾斜面が交差する部分において最も厚い形状を有するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  5. 前記導光板の前記光射出面は、矩形状であり、
    前記光入射面は、前記光射出面の一端に形成される1つの光入射面から構成され、
    前記傾斜面は、前記光入射面からこれに対向する他端面に向かうに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜する1つの傾斜面から構成され、
    前記導光板は、前記1つの光入射面において最も薄く、前記他端面において最も厚い形状を有するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  6. 前記導光板の前記光射出面は、矩形状であり、
    前記光入射面は、該光射出面の4つの端辺にそれぞれ形成される4つの光入射面から構成され、
    前記傾斜面は、前記4つの光入射面からそれぞれ中央に向かうに従って前記光射出面から遠ざかるように傾斜し、前記4つの光入射面の中央で交わる4つの傾斜面から構成され、
    前記導光板は、両端の前記4つの光入射面において最も薄く、前記4つの光入射面の中央において最も厚い形状を有するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  7. 前記導光板は、
    内部に多数の散乱粒子を含み、前記散乱粒子の散乱断面積をΦ、前記散乱粒子の密度をNp、補正係数をKC、光の入射する方向において前記光入射面から前記光射出面に直交する方向の厚みが最大となる位置までの長さをLGとしたときに、1.1≦Φ・Np・LG・KC≦8.2、かつ、0.005≦KC≦0.1を満足することを特徴とする請求項6に記載の面状照明装置。
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