JP2009245732A - 導光板及びそれを用いる面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、大型かつ薄型な形状であり、光の利用効率が高く、輝度むらが少ない光を中高な輝度分布の光で出射することができる導光板を提供することにある。
【解決手段】矩形状の平坦な光射出面と、光射出面の対向する2つの長辺をそれぞれ含み、互いに対向する位置に配置される2つの光入射面と、これらの2つの光入射面から前記光射出面の中央に向かうに従ってそれぞれ前記光射出面からの距離が遠くなる対称な2つの傾斜背面と、これらの2つの傾斜背面を接合する湾曲部とを有し、その内部に伝搬する光を散乱する散乱粒子を含む導光板であって、光射出面の中央を含む主要部と、それぞれ、主要部よりも光入射面側の領域であり光入射面の全面を含む2つの光入射部とで構成され、光入射部は、少なくとも前記主要部と接合している領域が前記主要部とは屈折率が異なる材料で形成され、主要部と光入射部との境界面が、光入射面に平行な面に対して凹凸となる形状であることを特徴とする導光板である。
【選択図】図9

Description

本発明は、光源から射出された光が入射して内部を伝播し、散乱して光射出面から射出する導光板と、光源と導光板とを有する屋内外を照明する面状照明装置、もしくは液晶表示装置の液晶パネルを照明するバックライトや、広告パネルや広告塔や看板などのバックライトとして用いられる面状照明装置に関する。
液晶表示装置には、液晶表示パネルの裏面側から光を照射し、液晶表示パネルを照明するバックライトユニットが用いられている。バックライトユニットは、照明用の光源が発する光を拡散して液晶表示パネルを照射する導光板、導光板から出射される光を均一化するプリズムシートや拡散シートなどの部品を用いて構成される。
現在、大型の液晶テレビのバックライトユニットは、照明用の光源の直上に導光板を配置した、いわゆる直下型と呼ばれる方式が主流である。この方式では、光源である冷陰極管を液晶表示パネルの背面に複数本配置し、内部を白色の反射面として均一な光量分布と必要な輝度を確保している。
しかしながら、直下型のバックライトユニットでは、光量分布を均一にするために、液晶表示パネルに対して垂直方向の厚みが72m程度必要であり、これ以上の薄型化が困難である。
ここで、薄型化が可能なバックライトユニットとしては、照明用の光源から射出され、入射した光を、所定方向に導き、光が入射された面とは異なる面である光射出面から射出させる導光板を用いるバックライトユニットがある。
このような、導光板を用いたバックライトユニットとしては、透明樹脂に光を散乱させるための散乱粒子を混入させた導光板を用いる方式(例えば、特許文献1〜4参照)のバックライトユニットが提案されている。
例えば、特許文献1には、少なくとも1つの光入射領域および少なくとも1つの光取出面領域を有する光散乱導光体と前記光入射面領域から光入射を行う為の光源手段とを備え、前記光散乱導光体は前記光入射面から遠ざかるにつれて厚みを減ずる傾向を持った領域を有していることを特徴とする光散乱導光光源装置が記載されている。
また、特許文献2には、光散乱導光体と、光散乱導光体の光取出面側に配置されたプリズムシートと、光散乱導光体の裏面側に配置された反射体とを備えた面光源装置が記載されている。また、特許文献3には、プリズム列状の繰り返し起伏を有する光入射面と、光拡散性を与えられた光射出面を備えた板状の光学材料からなる光出射方向修正素子を備えた液晶ディスプレイが記載され、特許文献4には、内部に散乱能を与えられた光散乱導光体と、前記光散乱導光体の端面部から光供給を行う光供給手段を備えた光源装置が記載されている。
また、導光板としては、上記以外にも中間部の厚みが入射側の端部及び対向側の端部の厚みに比べ大きく形成されている導光板、入光部から離れるにしたがって厚みが厚くなる方向傾斜した反射面を有する導光板、表面部と裏面部との間の距離が入射部で最小になり、入射部から最大離距離において厚さが最大になるような形状を有する形状の導光板が提案されている(例えば、特許文献5から8参照)。
特開平07−36037号公報 特開平08−248233号公報 特開平08−271739号公報 特開平11−153963号公報 特開2003−90919号公報 特開2004−171948号公報 特開2005−108676号公報 特開2005−302322号公報
しかしながら、光源から遠ざかるにつれて厚みが薄くなる導光板を用いるタンデム方式などのバックライトユニットでは、薄型のものを実現することが可能であるが、冷陰極管とリフレクタの相対寸法の関係により光利用効率で直下型より劣っているという問題があった。また、導光板に形成された溝に冷陰極管を収容する形状の導光板を用いる場合、冷陰極管から遠ざかるにつれて厚みを薄くする形状とすることはできるが、導光板の厚みを薄くすると、溝に配置された冷陰極管の直上における輝度が強くなり、光射出面の輝度むらが顕著になるという問題があった。また、これらの方式の導光板は、いずれも、形状が複雑となるため、加工コストがアップし、大型、例えば、画面サイズが37インチ以上、特に、50インチ以上の液晶テレビのバックライト用の導光板とした時には、高コストとなってしまうという問題があった。
また、特許文献5から8には、製造安定化や、多重反射を利用した輝度(光量)むら抑制のために光入射面から離れるにしたがって厚みを厚くする導光板が提案されているが、これらの導光板は、透明体であり、光源から入射した光がそのまま反対方向の端部側に光が抜けてしまうため、下面にプリズムやドットパターンを付与する必要がある。
また、光入射面とは反対側の端部に反射部材を配置し、入射した光を多重反射させて光射出面から射出させる方法もあるが、大型化するためには導光板を厚くする必要があり、重くなり、コストも高くなる。また、光源の写りこみが生じ、輝度むらとなるという問題もある。
一方、平板型導光板を用いたサイドライト方式では、入射光を光射出面から効率よく射出させるために、内部に微小な散乱粒子を分散させている。このような平板形状の導光板では、散乱微粒子を均一に分散させても大画面化すると、散乱微粒子濃度が0.30wt%であれば、光利用効率83%を確保できるが、図18に実線で示す照度分布のように、中央部が暗くなり、明るさにむら、すなわち輝度むらが生じ、視認されてしまうという問題があった。
この輝度むらを平坦にするためには、散乱微粒子の濃度を下げて先端からの漏れ光を増やす必要があり、結果として利用効率の低下を生じ、また、輝度も低下するという問題があった。例えば、同一条件で、散乱微粒子濃度を0.10wt%とすれば、図18に点線で示すように、輝度むらを大幅に低減できるが、輝度が低下し、光利用効率も43%に低下するという問題があった。
さらに、大型の液晶テレビなどの大型ディスプレイに求められる光射出面上の明るさの分布は、画面の中央部付近が周辺部に比べて明るい分布、いわゆる中高な分布、例えば釣鐘状の分布である。しかしながら、散乱微粒子が分散した平板形状の導光板では、散乱微粒子の濃度を下げて平坦な明るさの分布を得ることはできるが、中高な明るさの分布を実現することはできないという問題があった。
さらに、薄型バックライト用に、タンデム方式の導光板とは逆に、光源から遠ざかるにつれて厚みが厚くなる導光板を用いることも考えられているが、薄型化が可能で、画面全体に平坦な輝度が得られているものの、大画面の薄型液晶テレビに要求される画面の中央部付近が周辺部に比べて明るい分布、いわゆる中高な明るさの分布を得ることについては全く開示がなく、全く考慮だにされていないという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、大型かつ薄型な形状であり、光の利用効率が高く、輝度むらが少ない光を出射することができ、大画面の薄型液晶テレビに要求される画面の中央部付近が周辺部に比べて明るい分布、いわゆる中高なあるいは釣鐘状の明るさの分布を得ることができ、かつ、故障の少ないまたは故障しない導光板及び面状照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、矩形状の平坦な光射出面と、前記光射出面の対向する2つの長辺をそれぞれ含み、互いに対向する位置に配置される2つの光入射面と、これらの2つの光入射面から前記光射出面の中央に向かうに従ってそれぞれ前記光射出面からの距離が遠くなる対称な2つの傾斜背面と、これらの2つの傾斜背面を接合する湾曲部とを有し、その内部に伝搬する光を散乱する散乱粒子を含む導光板であって、前記光射出面の中央を含む主要部と、それぞれ、前記主要部よりも前記光入射面側の領域であり前記光入射面の全面を含む2つの光入射部とで構成され、前記光入射部は、少なくとも前記主要部と接合している領域が前記主要部とは屈折率が異なる材料で形成され、前記主要部と前記光入射部との境界面が、前記光入射面に平行な面に対して凹凸となる形状であることを特徴とする導光板を提供するものである。
ここで、前記境界面は、レンチキュラー形又はプリズム形の形状であることが好ましい。
また、前記主要部は、前記光入射部よりも屈折率の低い材料で形成されていることも好ましい。
また、前記光入射部は、前記主要部よりも前記散乱粒子の濃度が高いことも好ましい。
また、前記光入射部は、前記光入射面の全面を含む領域である外端部分と前記外端部分と前記主要部との間の領域である中間部分とで構成され、外端部分は、中間部分と屈折率の異なる材料で形成されていることが好ましい。
また、前記光入射部は、前記外端部分と前記中間部分との境界面が、前記光入射面に平行な面に対して凹凸となる形状であることが好ましい。
また、前記外端部分は、前記主要部と同じ材料であることが好ましい。
また、前記中間部分は、前記外端部分と前記主要部との間を複数に分割する分割層で構成され、隣接する分割層同士、前記外端部分と隣接する前記分割層、前記主要部と隣接する前記分割層とが、互いに異なる屈折率の材料で形成されていることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明は、上記のいずれかに記載の導光板と、前記導光板の2つの前記光入射面に対向してそれぞれ配置された2つの光源とを有する面状照明装置を提供するものである。
本発明によれば、導光板の光入射部(外端部分と中間部分)と主要部とは屈折率の異なる材料で形成し、さらに、境界面を凹凸形状とすることで、光入射面から入射された光を境界面で、屈折かつ拡散させて、主要部に導光することができる。
これにより、光源から導光板に入射した光が光入射面付近で光射出面から過度に射出されることを防止でき、光源から入射した光を主要部に好適に導光することができ、光利用効率を高くすることができる。また、境界面で散乱させることで、輝度分布を調整しやすくすることができ、より好適中高の輝度分布とすることができる。
これにより、大画面の薄型液晶テレビに要求される画面の中央部付近が周辺部に比べて明るい分布、いわゆる中高あるいは釣鐘状の明るさの分布を得ることができ、液晶テレビなどの液晶表示装置に好適に用いることのできる導光板及び面状照明装置を提供することができる。
本発明に係る導光板及び面状照明装置を、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、以下に詳細に説明する。
まず、本発明に係る導光板及び面状照明装置を備える液晶表示装置の基本的な形態について説明する。
図1は、本発明の導光板を有する面状照明装置を備える液晶表示装置の概略を示す斜視図であり、図2は、図1に示した液晶表示装置のII−II線断面図である。また、図3(A)は、図2に示した面状照明装置(以下「バックライトユニット」ともいう。)のIII−III線矢視図であり、図3(B)は、(A)のB−B線断面図である。
液晶表示装置10は、バックライトユニット20と、そのバックライトユニット20の光射出面側に配置される液晶表示パネル12と、液晶表示パネル12を駆動する駆動ユニット14とを有する。なお、図1においては、面状照明装置の構成を示すため、液晶表示パネル12の一部の図示を省略している。
液晶表示パネル12は、予め特定の方向に配列してある液晶分子に、部分的に電界を印加してこの分子の配列を変え、液晶セル内に生じた屈折率の変化を利用して、液晶表示パネル12の表面上に文字、図形、画像などを表示する。
駆動ユニット14は、液晶表示パネル12内の透明電極に電圧をかけ、液晶分子の向きを変えて液晶表示パネル12を透過する光の透過率を制御する。
バックライトユニット20は、液晶表示パネル12の背面から、液晶表示パネル12の全面に光を照射する照明装置であり、液晶表示パネル12の画像表示面と略同一形状の光射出面を有する。
この実施形態におけるバックライトユニット20は、図1、図2、図3(A)及び図3(B)に示すように、2つの光源28、導光板30及び光学部材ユニット32を有する照明装置本体24と、下部筐体42、上部筐体44、折返部材46及び支持部材48を有する筐体26とで構成されている。また、図1に示すように、筐体26の下部筐体42の裏側には、光源28に電力を供給する複数の電源を収納する電源収納部49が取り付けられている。
以下、バックライトユニット20を構成する各構成部品について説明する。
照明装置本体24は、光を射出する光源28と、光源28から射出された光を面状の光として射出する導光板30と、導光板30から射出された光を、散乱や拡散させてよりムラのない光とする光学部材ユニット32とを有する。
まず、光源28について説明する。
図4(A)は、図1及び図2に示す面状照明装置20の光源28の概略構成を示す斜視図であり、図4(B)は、図4(A)に示す光源28の1つのLEDチップのみを拡大して示す概略斜視図である。
図4(A)に示すように、光源28は、複数の発光ダイオードのチップ(以下「LEDチップ」という。)50と、複数のLEDチップ50を支持する光源支持部(複数のLEDチップ50が列状に配置される支持体)52とを有する。
LEDチップ50は、青色光を射出する発光ダイオードの表面に蛍光物質を塗布したチップであり、所定面積の発光面58を有し、この発光面58から白色光を射出する。
つまり、LEDチップ50の発光ダイオードの表面から射出された青色光が蛍光物質を透過すると、蛍光物質を励起して蛍光を発光する。この蛍光物質として、発光ダイオードから射出される青色光と補色の関係となる蛍光を発色する蛍光物質を選択すれば、発光ダイオードから射出された青色光が蛍光物質を透過することによって、発光ダイオードから射出された青色光と蛍光物質が発光する補色とが混じって白色光が生成され、この白色光がLEDチップ50から射出される。
ここで、LEDチップ50としては、GaN系発光ダイオード、InGaN系発光ダイオード等の表面にYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光物質を塗布したチップが例示される。
光源支持部52は、一面が導光板30の最薄側端面である光入射面(30d、30e)に対向して配置される板状部材である。
光源支持部52は、導光板30の光入射面(30d、30e)に対向する面となる側面に、複数のLEDチップ50を、互いに所定間隔離間した状態で支持している。具体的には、光源28を構成する複数のLEDチップ50は、後述する導光板30の第1光入射面30dまたは第2光入射面30eの長手方向に沿って、言い換えれば、光射出面30aと第1光入射面30dとが交わる線と平行に、または、光射出面30aと第2光入射面30eとが交わる線と平行に、アレイ状に配列され、光源支持部52上に固定されている。
また、各LEDチップ50は、後述する導光板30の第1光入射面30dまたは第2光入射面30eの長手方向に沿って、光源支持部52上に固定されている。
光源支持部52は、銅やアルミニウム等の熱伝導性の良い金属で形成されており、LEDチップ50から発生する熱を吸収し、外部に放散させるヒートシンクとしての機能も有する。なお、光源支持部には、表面積を広くし、かつ、放熱効果を高くすることができるフィンを設けても、熱を放熱部材に伝熱するヒートパイプを設けてもよい。
ここで、図4(B)に示すように、本実施形態のLEDチップ50は、LEDチップ50の配列方向の長さよりも、配列方向に直交する方向の長さが短い長方形形状、つまり、後述する導光板30の厚み方向(光射出面30aに垂直な方向)が短辺となる長方形形状を有する。言い換えれば、LEDチップ50は、導光板30の光射出面30aに垂直な方向の長さをa、配列方向の長さをbとしたときに、b>aとなる形状である。また、LEDチップ50の配置間隔をqとするとq>bである。このように、LEDチップ50の導光板30の光射出面30aに垂直な方向の長さa、配列方向の長さb、LEDチップ50の配置間隔qの関係が、q>b>aを満たすことが好ましい。
LEDチップ50を長方形形状とすることにより、大光量の出力を維持しつつ、薄型な光源とすることができる。光源を薄型化することにより、面状照明装置を薄型にすることができる。また、LEDチップ50の配置個数を少なくすることができる。
なお、LEDチップ50は、光源28をより薄型にするために、導光板30の厚み方向を短辺とする長方形形状とすることが好ましいが、本発明はこれに限定されず、正方形形状、円形形状、多角形形状、楕円形形状等種々の形状のLEDチップを用いることができる。
また、本実施形態では、LEDチップ50を1列に並べ、単層構造としたが、本発明はこれに限定されず、アレイ支持体54に複数のLEDチップ50を配置した構成のLEDアレイを複数個、上下に積層させた構成の多層形のLEDアレイを光源として用いることもできる。このようにLEDアレイを積層させる場合でも、LEDチップ50を長方形形状とし、LEDアレイを薄型にすることで、同じ厚さのLEDアレイにより多くのLEDアレイを積層させることができる。
そして、このように多層のLEDアレイを積層させること、つまり、LEDアレイ(LEDチップ)の充填率を高くすることで、より大光量を出力することができる。また、多層に積層させたLEDアレイでも、上述のLEDチップと同様に、配置間隔が上記式を満たすことが好ましい。つまり、LEDアレイは、LEDチップと隣接する層のLEDアレイのLEDチップとを所定距離離間させて積層させることが好ましい。
次に、導光板30について説明する。
図5は、導光板30の形状を示す概略斜視図である。
導光板30は、図2、図3及び図5に示すように、略矩形形状の平坦な光射出面30aと、この光射出面30aの一方の両端辺に対してそれぞれ略垂直に形成された、対向する2つの(1対の)光入射面(第1光入射面30dと第2光入射面30e)と、光射出面30aの他方の両端辺に対してそれぞれ略垂直に形成された、対向する2つの(1対の)側面(第1側面30fと第2側面30g)とを有している。
光射出面30aの反対側、つまり、導光板30の背面側には、所定の角度で傾斜する2つの傾斜面(第1傾斜面30bと第2傾斜面30c)が形成されている。
この傾斜面は、第1光入射面30dおよび第2光入射面30eの長手方向の端辺と平行で、光射出面30aを2等分する2等分線α(図1、図3参照)を中心軸(結合部分)として互いに対称で、光射出面30aに対して所定の角度で傾斜している。
第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cは、第1光入射面30d及び第2光入射面30eから遠ざかるに従って光射出面30aからの距離が遠ざかる(長くなる)ように、つまり、それぞれ第1光入射面30d及び第2光入射面30eから導光板30の中央部(2等分線α)に向かうに従って、導光板30の光射出面30aに垂直な方向の厚みが厚くなるように傾斜している。
つまり、導光板30は、両端部、すなわち第1光入射面30dと第2光入射面30eで厚みが最も薄くなり、中央部、すなわち第1傾斜面30bと第2傾斜面30cが交差する2等分線αに対応する位置で厚さが最大となる。言い換えれば、導光板30は、第1光入射面30dまたは第2光入射面30eから離れるに従って導光板の光射出面30aに垂直な方向の厚みが厚くなる形状である。なお、光射出面30aに対する第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cの傾斜角度は特に限定されない。
また、導光板30は、図3(A)及び図3(B)に示すように、光射出面の中央を含む主要部60と、主要部60よりも第1光入射面30d側の領域であり第1光入射面30dの全面を含む第1光入射部62と、主要部60よりも第2光入射面30e側の領域であり第2光入射面30dの全面を含む第2光入射部64とで構成され、第1光入射部62及び第2光入射部64は、主要部60とは、屈折率の異なる透明樹脂で形成されている。第1光入射部62と主要部60と接合面(連結面)が境界面68となり、第2光入射部64と主要部60と接合面が境界面70となる。
言い換えれば、導光板30は、中央の主要部60の境界面68よりも第1光入射面30d側が第1光入射部62となり、主要部60の境界面70よりも第2光入射面30e側が第2光入射面64となる。
また、図3(A)及び図3(B)に示すように、境界面68及び境界面70は、光出射面30a側から見た形状が凹凸となり側面30fから見た形状が直線となる、レンチキュラー形状である。
ここで、上述した2つの光源28は、図3に示すように、それぞれ導光板30の第1光入射面30d及び第2光入射面30eに対向して配置されている。具体的には、複数のLEDチップ50aと光源支持部52aで構成された光源28が第1光入射面30dに対向して配置され、複数のLEDチップ50bと光源支持部52bで構成された光源28が第2光入射面30eに対向して配置されている。ここで、本実施形態では、図3(B)に示すように、光射出面30aに垂直な方向において、光源28のLEDチップ50の発光面58の長さa(図4(B)参照)と第1光入射面30d及び第2光入射面30eの長さが略同じ長さである。
このように面状照明装置20では、2つの光源28が、導光板30をはさみこむように配置されている。つまり、所定間隔離間して、向い合って配置された2つの光源28の間に導光板30が配置されている。
図2に示す導光板30では、光源28から射出され、第1光入射面30d及び第2光入射面30eから入射した光は、導光板30の内部に含まれる散乱体(詳細は後述する)によって散乱されつつ、境界面68、70を通過することで、光入射部62、64から主要部に導光される。その後、主要部60の内部を通過し、直接、または第1傾斜面30b及び/又は第2傾斜面30cで反射した後、光射出面30aから出射する。このとき、第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cから一部の光が漏出する場合もあるが、漏出した光は、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cの外側表面に配置された反射板34によって反射され、再び導光板30の内部に入射する。反射板34については後ほど詳細に説明する。
このように、導光板30の形状を、対向する位置に光源28が配置された第1光入射面30dおよび第2光入射面30eから導光板30の中心に向かうに従って、光射出面30aに垂直な方向の厚みが厚くなる形状とすることで、光入射面から入射する光を光入射面からより遠い位置まで届けることができ、光射出面30aを大きくすることができる。また、光入射面30d、30eから入射した光を遠い位置まで好適に届けることができるため、導光板30を薄型化することができる。
また、導光板30を屈折率の異なる材料で形成された主要部60と、光入射部62、64とで構成することで、光入射面30d、30eから入射された光は、境界面68、70で屈折、散乱される。これにより、このように光入射部近傍で屈折させることで、入射面近傍で光が漏れでることをより確実に防止することができる。また、境界面をレンチキュラー形状とし、その形状を調整することで、光をより遠くまで届けることができ、さらに、輝度むらが発生することを防止しつつ、所望の中高な輝度分布の光を射出させることができる。
導光板30は、透明樹脂に、光を散乱させるための散乱粒子が混錬分散されて形成されている。導光板30に用いられる透明樹脂の材料としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ベンジルメタクリレート、MS樹脂、あるいはCOP(シクロオレフィンポリマー)のような光学的に透明な樹脂が挙げられる。導光板30に混錬分散させる散乱粒子としては、トスパール、シリコーン、シリカ、ジルコニア、誘電体ポリマーなどを用いることができる。このような散乱粒子を導光板30の内部に含有させることによって、均一で輝度むらが少ない照明光を光射出面から出射することができる。ここで、導光板30の第1光入射部62及び第2光入射部64と主要部60とには、異なる屈折率の透明樹脂を用いる。
また、このような導光板30は、押出成形法や射出成形法を用いて製造することができる。さらに、導光板30で一体に製造することに限定されず、主要部60と、第1光入射部62と、第2光入射部64を別々に成型し、3つの部材を接着剤で接合させてもよい。
例えば、光入射部62、64を屈折率1.49のPMMA(アクリル)で作成し、主要部60を屈折率1.54のPS(ポリスチレン)で作成することで、屈折率の異なる材料で形成された光入射部62、64と主要部60とを有する導光板とすることができる。
また、導光板30に含まれる散乱粒子の散乱断面積をΦ、光の入射する方向(導光板に入射する光の進行方向に平行な方向、光射出面30aに平行で、光射出面30aと光入射面(第1光入射面30dまたは第2光入射面30e)との接線に垂直な方向)における導光板30の第1光入射面30dまたは第2光入射面30eから光射出面30aに直交する方向の厚みが最大となる位置までの長さ、本実施形態では、導光板の光の入射する方向(本実施形態では、導光板30の第1光入射面30dに垂直な方向、以下「光軸方向」ともいう。)の半分の長さ(2等分線αの位置までの長さ)をL、導光板30に含まれる散乱粒子の密度(単位体積あたりの粒子数)をN、補正係数をKとした場合に、Φ・N・L・Kの値が1.1以上であり、かつ8.2以下であり、さらに、補正係数Kの値が0.005以上0.1以下であるという関係を満たしているのがよい。導光板30は、このような関係を満たす散乱粒子を含んでいるので、均一で輝度むらが少ない照明光を光射出面30aから出射することができる。
一般的に、平行光束を等方媒質に入射させた場合の透過率Tは、Lambert−Beer則により下記式(1)で表される。
T=I/I=exp(−ρ・x)・・・(1)
ここで、xは距離、Iは入射光強度、Iは出射光強度、ρは減衰定数である。
上記減衰定数ρは、粒子の散乱断面積Φと媒質に含まれる単位体積当たりの粒子数Npとを用いて下記式(2)で表される。
ρ=Φ・N・・・(2)
したがって、導光板に入射した光の進行方向に平行な方向における導光板の入射面から厚みが最も厚い位置までの長さ、本実施形態では、導光板の光軸方向の半分の長さをLとすると、光の取り出し効率Eoutは、下記式(3)で与えられる。
out∝exp(−Φ・N・L)・・・(3)
ここで、導光板の光軸方向の半分の長さLは、図3(A)に示すように、導光板30の一方の光入射面30d又は30eから導光板30の中心(2等分線α)までの長さとなる。
また、光の取り出し効率とは、入射光に対する、導光板30の光入射面30d、30eから光軸方向に長さL離間した位置に到達する光の割合であり、例えば、図2に示す導光板30の場合は、光入射面30d、30eから入射する光に対する、導光板30の中心(導光板30の光軸方向の半分の長さとなる位置)に到達する光の割合である。
ここで式(3)は有限の大きさの空間におけるものであり、式(1)との関係を補正するための補正係数Kを導入する。補正係数Kは、有限の空間の光学媒質中で光が伝搬する場合に経験的に求められる無次元の補正係数である。そうすると、光の取り出し効率Eoutは、下記式(4)で表される。
out=exp(−Φ・N・L・K)・・・(4)
式(4)に従えば、Φ・N・L・Kの値が3.5のときに、光の取り出し効率Eoutが3%であり、Φ・N・L・Kの値が4.7のときに、光の取り出し効率Eoutが1%である。
この結果より、Φ・N・L・Kの値が大きくなると、光の取り出し効率Eoutが低くなることが分かる。光は導光板30の光軸方向へ進むにつれて散乱するため、光の取り出し効率Eoutが低くなると考えられる。
したがって、Φ・N・L・Kの値は大きいほど導光板30として好ましい性質であることが分かる。つまり、Φ・N・L・Kの値を大きくすることで、光の入射面と対向する面から射出される光を少なくし、光射出面30aから射出される光を多くすることができる。すなわち、Φ・N・L・Kの値を大きくすることで、入射面に入射する光に対する光射出面30aから射出される光の割合(以下「光利用効率」ともいう。)を高くすることができる。具体的には、Φ・N・L・Kの値を1.1以上とすることで、光利用効率を50%以上にすることができる。
ここで、Φ・N・L・Kの値を大きくすると、導光板30の光射出面30aから出射する光の照度むらが顕著になるが、Φ・N・L・Kの値を8.2以下とすることで、照度むらを一定以下(許容範囲内)に抑えることができる。なお、照度と輝度は略同様に扱うことができる。従って、本発明においては、輝度と照度とは、同様の傾向があると推測される。
以上より、本発明の導光板30のΦ・N・L・Kの値は、1.1以上かつ8.2以下であるという関係を満たすことが好ましく、2.0以上かつ8.0以下であることがより好ましい。また、Φ・N・L・Kの値は、3.0以上であればさらに好ましく、4.7以上であれば最も好ましい。
また、補正係数Kは、0.005以上0.1以下(0.005≦K≦0.1)であることが好ましい。
以下、具体例とともに、導光板30についてより詳細に説明する。
まず、散乱断面積Φ、粒子密度N、導光板の光軸方向の半分の長さL、補正係数Kを種々の値とし、Φ・N・L・Kの値が異なる各導光板について、計算機シミュレーションにより光利用効率を求め、さらに照度むらの評価を行った。なお、下記測定例は、主要部と光入射部とを屈折率が同じ材料で形成した場合について測定した結果である。境界面の有無により光の散乱効果は変化し、輝度分布の形状は、本願発明の導光板とは異なるが、散乱粒子による散乱効果、光利用効率の変化、輝度むらの変化の方向性等は、同様の傾向を有する。
ここで、照度むら[%]は、導光板の光射出面から射出される光の最大照度をIMaxとし、最小照度をIMinとし、平均照度をIAveとしたときの[(IMax−IMin)/IAve]×100とした。
測定した結果を表1に示す。また、表1における判定は、光利用効率が50%以上かつ照度むらが150%以下の場合を○、光利用効率が50%より小さいまたは照度むらが150%より大きい場合を×として示す。
Figure 2009245732
また、図6に、Φ・N・L・Kの値と光利用効率(光入射面から入射する光に対して、光射出面から射出される光の割合)との関係を測定した結果を示す。
表1及び図6に示すように、Φ・N・L・Kを1.1以上とすることで、光利用効率を大きくすること、具体的には光利用効率を50%以上とすることができ、8.2以下とすることで、照度ムラを150%以下にすることができることがわかる。
また、Kcを0.005以上とすることで、光利用効率を高くすることができ、0.1以下とすることで、導光板から射出される光の照度むらを小さくすることができることがわかる。
次に、導光板に混錬又は分散させる微粒子の粒子密度Nが種々の値の導光板を作成して、それぞれの導光板の光射出面の各位置から射出される光の照度分布を測定した。ここで、本実施形態では、粒子密度Nを除いて他の条件、具体的には、散乱断面積Φ、導光板の光軸方向の半分の長さL、補正係数K、導光板の形状等は、同じ値とした。従って、本実施形態では、Φ・N・L・Kは、粒子密度Nに比例して変化する。
このようにして種々の粒子密度の導光板について、それぞれ光射出面から射出される光の照度分布を測定した結果を図7に示す。図7は、縦軸を照度[lx]とし、横軸を導光板の一方の光入射面からの距離(導光長)[mm]とした。
さらに、測定した照度分布の導光板の側壁から射出される光の最大照度をIMaxとし、最小照度をIMinとし、平均照度をIAveとしたときの照度むら[(IMax−IMin)/IAve]×100[%]を算出した。
図8に、算出した照度むらと粒子密度との関係を示す。図8では、縦軸を照度むら[%]とし、横軸を粒子密度[個/m3]とした。また、図8には、横軸を同様に粒子密度とし、縦軸を光利用効率[%]とした、光利用効率と粒子密度との関係も併せて示す。
図7、図8に示すように、粒子密度を高くする、つまりΦ・N・L・Kを大きくすると、光利用効率は高くなるが、照度むらも大きくなる。また、粒子密度を低くする、つまり、Φ・N・L・Kを小さくすると、光利用効率は低くなるが、照度むらが小さくなることがわかる。
ここで、Φ・N・L・Kを1.1以上8.2以下とすることで、光利用効率を50%以上とし、かつ、照度むらを150%以下とすることができる。照度むらを150%以下とすることで、照度むらを目立たなくすることができる。
つまり、Φ・N・L・Kを1.1以上8.2以下とすることで、光利用効率を一定以上とし、かつ照度むらも低減することができることがわかる。
次に、光学部材ユニット32について説明する。
光学部材ユニット32は、導光板30の光射出面30aから射出された照明光をより輝度むらのない光にして、照明装置本体24の光射出面24aからより輝度むらのない照明光を射出するためのもので、図2に示すように、導光板30の光射出面30aから射出する照明光を拡散して輝度むらを低減する拡散シート32aと、光入射面30d、30eと光射出面30aとの接線と平行なマイクロプリズム列が形成されたプリズムシート32bと、プリズムシート32bから射出する照明光を拡散して輝度むらを低減する拡散シート32cとを有する。
拡散シート32a及び32c、プリズムシート32bとしては、特に制限的ではなく、公知の拡散シートやプリズムシートを使用することができ、例えば、本出願人の出願に係る特開2005−234397号公報の段落[0028]〜[0033]に開示されているものを適用することができる。
なお、本実施形態では、光学部材ユニットを2枚の拡散シート32aおよび32cと、2枚の拡散シートの間に配置したプリズムシート32bとで構成したが、プリズムシート及び拡散シートの配置順序や配置数は特に限定されず、また、プリズムシート、拡散シートとしても特に限定されず、導光板30の光射出面30aから射出された照明光の輝度むらをより低減することができるものであれば、種々の光学部材を用いることができる。
例えば、光学部材として、上述の拡散シート及びプリズムシートに、加えてまたは代えて、拡散反射体からなる多数の透過率調整体を輝度むらに応じて配置した透過率調整部材も用いることもできる。また、光学部材ユニットを、プリズムシートおよび拡散シートを各1枚ずつ用いるか、あるいは、拡散シートのみを2枚用いて、2層構成としてもよい。
次に、照明装置本体の反射板34について説明する。
反射板34は、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cから漏洩する光を反射して、再び導光板30に入射させるために設けられており、光の利用効率を向上させることができる。反射板34は、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cに対応した形状で、第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cの外側表面を覆うように形成される。本実施形態では、図2に示すように、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cが断面三角形状に形成されているので、反射板34もこれに補形する形状に形成されている。
反射板34は、導光板30の傾斜面から漏洩する光を反射することができれば、どのような材料で形成されてもよく、例えば、PETやPP(ポリプロピレン)等にフィラーを混練後延伸することによりボイドを形成して反射率を高めた樹脂シート、透明もしくは白色の樹脂シート表面にアルミ蒸着などで鏡面を形成したシート、アルミ等の金属箔もしくは金属箔を担持した樹脂シート、あるいは表面に十分な反射性を有する金属薄板により形成することができる。
上部誘導反射板36は、導光板30と拡散シート32aとの間、つまり、導光板30の光射出面30a側に、光源28及び導光板30の光射出面30aの端部とLEDチップ50(第1光入射面30d側の端部とLEDチップ50a及び第2光入射面30e側の端部とLEDチップ50b)とを覆うようにそれぞれ配置されている。言い換えれば、上部誘導反射板36は、光軸方向に平行な方向において、導光板30の光射出面30aの一部から光源28のアレイ基板54の一部までを覆うように配置されている。2つの上部誘導反射板36が、導光板30の両端部にそれぞれ配置されている。
このように、上部誘導反射板36を配置することで、光源28から射出された光が導光板30に入射することなく、光射出面30側に漏れ出すことを防止できる。
これにより、光源28のLEDチップ50から射出された光を効率よく導光板30の第1光入射面30d及び第2光入射面30eに入射させることができ、光利用効率を向上させることができる。
下部誘導反射板38は、導光板30の光射出面30a側とは反対側、つまり、第1傾斜面30b及び第2傾斜面30c側に、光源28の一部を覆うように配置されている。また、下部誘導反射板38の導光板中心側の端部は、反射板34と連結されている。
下部誘導反射板38を設けることで、光源28から射出された光が導光板30に入射することなく、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30c側に漏れ出すことを防止できる。
これにより、光源28のLEDチップ50から射出された光を効率よく導光板30の第1光入射面30d及び第2光入射面30eに入射させることができ、光利用効率を向上させることができる。
ここで、上部誘導反射板36及び下部誘導反射板38としては、上述した反射板34に用いる各種材料を用いることができる。
上部誘導反射板36及び下部誘導反射板38は、光源28から射出された光を第1光入射面30dまたは第2光入射面30e側に反射させて、第1光入射面30dまたは第2光入射面30eに入射させることができれば、その形状及び幅は特に限定されない。
また、本実施形態では、上部誘導反射板36を導光板30と拡散シート32aとの間に配置したが、上部誘導反射板36の配置位置はこれに限定されず、光学部材ユニット32を構成するシート状部材の間に配置してもよく、光学部材ユニット32と上部筐体44との間に配置してもよい。
なお、本実施形態では、反射板34と下部誘導反射板38と連結させたが、これに限定されず、それぞれを別々の部材としてもよい。
次に、筐体26について説明する。
図2に示すように、筐体26は、照明装置本体24を収納して支持し、かつその光射出面24a側と導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30c側とから挟み込み、固定するものであり、下部筐体42と、上部筐体44と、折返部材46と、支持部材48とを有する。
下部筐体42は、上面が開放され、底面部と、底面部の4辺に設けられ底面部に垂直な側面部とで構成された形状である。つまり、1面が開放された略直方体の箱型形状である。下部筐体42は、図2に示すように、上方から収納された照明装置本体24を底面部及び側面部で支持すると共に、照明装置本体24の光射出面24a以外の面、つまり、照明装置本体24の光射出面24aとは反対側の面(背面)及び側面を覆っている。
上部筐体44は、上面に開口部となる照明装置本体24の矩形状の光射出面24aより小さい矩形状の開口が形成され、かつ下面が開放された直方体の箱型形状である。
上部筐体44は、図2に示すように、面状照明装置本体24及び下部筐体42の上方(光射出面24a側)から、照明装置本体24およびこれが収納された下部筐体42の4方の側面部も覆うように、折返部材46を介して上側から被せられて配置されている。
折返部材46は、断面の形状が常に同一の凹(U字)型となる形状である。つまり、延在方向に垂直な断面の形状がU字形状となる棒状部材である。
折返部材46は、図2に示すように、下部筐体42の側面と上部筐体44の側面との間に嵌挿され、U字形状の一方の平行部の外側面が下部筐体42の側面部と連結され、他方の平行部の外側面が上部筐体44の側面と連結されている。
ここで、下部筐体42と折返部材46との接合方法、折返部材46と上部筐体44との接合方法としては、ボルトおよびナット等を用いる方法、接着剤を用いる方法等種々の公知の方法を用いることができる。
このように、下部筐体42と上部筐体44との間に折返部材46を配置することで、筐体26の剛性を高くすることができ、導光板30が反ることを防止できる。これにより、例えば、輝度むらがないまたは少なく光を効率よく射出させることができる反面、反りが生じ易い導光板を用いる場合であっても、反りをより確実に矯正でき、または、導光板に反りが生じることをより確実に防止でき、輝度むら等のない、または低減された光を光射出面から射出させることができる。
なお、筐体の上部筐体、下部筐体及び折返部材には、金属、樹脂等の種々の材料を用いることができる。なお、材料としては、軽量で高強度の材料を用いることが好ましい。
また、本実施形態では、折返部材を別部材としたが、上部筐体または下部筐体と一体にして形成してもよい。また、折返部材を設けない構成としてもよい。
支持部材48は、延在方向に垂直な断面の形状が同一となる形状である。つまり、延在方向に垂直な断面の形状が同一の棒状部材である。
支持部材48は、図2に示すように、反射板34と下部筐体42との間、より具体的には、導光板30の傾斜面30b、30cの光入射面30d、30e側に接近した位置の反射板34と下部筐体42との間に配置され、導光板30及び反射板34を下部筐体42に固定し、支持する。
支持部材48により反射板34を支持することで、導光板30と反射板34とを密着させることができる。さらに、導光板30及び反射板34を、下部筐体42の所定位置に固定することができる。
また、本実施形態では、支持部材48を独立した部材として設けたが、これに限定されず、下部筐体42、または反射板34と一体で形成してもよい。つまり、下部筐体42の一部に突起部を形成し、この突起部を支持部材として用いても、反射板34の一部に突起部を形成し、この突起部を支持部材として用いてもよい。
また、配置位置も特に限定されず、反射板34と下部筐体42との間の任意の位置に配置することができるが、導光板30を安定して保持するために、導光板30の端部側、つまり、本実施形態では、第1光入射面30dおよび第2光入射面30eの近傍に配置することが好ましい。
また、支持部材48の形状は特に限定されず、種々の形状とすることができ、また、種々の材料で作成することもできる。例えば、支持部材48を複数設け、所定間隔毎に配置してもよい。
また、支持部材48を反射板34と下部筐体42とで形成される空間の全域を埋める形状、つまり、反射板34側の面を反射板34に沿った形状とし、下部筐体42側の面を下部筐体42に沿った形状としてもよい。このように、支持部材48により反射板34の全面を支持する場合は、導光板30と反射板34とが離れることを確実に防止することができ、反射板34を反射した光により輝度むらが生じることを防止することができる。
面状照明装置10は基本的に以上のような構成である。
面状照明装置10は、導光板30の両端にそれぞれ配置された光源28からそれぞれ光を射出させる。
それぞれの面から入射した光は、上述したように、導光板30の内部に含まれる散乱体によって散乱されつつ、光入射部62、64から主要部60に導光され、さらに主要部60内部を通過し、直接、または第1傾斜面30bおよび第2傾斜面30cで反射した後、光射出面30aから射出する。このとき、第1傾斜面30bおよび第2傾斜面30cから漏出した一部の光は、反射板34によって反射され再び導光板30の内部に入射する。
このようにして、導光板30の光射出面30aから射出された光は、光学部材32を透過し、照明装置本体24の光出面24aから射出され、液晶表示パネル12を照明する。
液晶表示パネル12は、駆動ユニット14により、位置に応じて光の透過率を制御することで、液晶表示パネル12の表面上に文字、図形、画像などを表示する。
上述したように、本発明の導光板を用いることで、光射出面30aから中高な光を射出することができる。また、光源から射出された光を高い利用効率で射出することができるため、効率よく輝度の高い光を射出させることができる。
これにより、大画面の薄型液晶テレビに要求される画面の中央部付近が周辺部に比べて明るい分布、いわゆる中高あるいは釣鐘状の明るさの分布で、かつ、高輝度(または高照度)な光を照明装置本体24の光出面24aから射出することができる。
これにより、液晶表示装置10を液晶テレビなどに好適に用いることができる。
ここで、主要部60を、光入射部よりも屈折率の低い材料で形成した場合は、境界面68、70を通過する光を光射出面30aから射出させにくくすることができ、入射した光をより遠くまで届けることができる。
また、主要部60を、光入射部よりも屈折率の高く材料で形成した場合は、フレネルロスを少なくすることができ、光源から射出された光を効率よく導光板30の内部に入射させることができる。
ここで、導光板30は、光入射部62、64の散乱粒子の粒子濃度をNpiとし、主要部60の散乱粒子の粒子濃度をNpとしたとき、Npi>Npであることが好ましい。
粒子濃度がNpi>Npを満たすようにすることで、より好適に、光射出面から射出される光の照度分布(輝度分布)を釣鐘型(中高分布)の状態に維持しつつ、光入射面近傍における輝度むらの発生を抑制することができる。このように、中高形状を維持しやすくできることで、導光板を大型化することができ、面状照明装置を大型化することができる。なお、散乱粒子濃度に分散を持たせる場合は、平均粒子濃度が1.1≦Φ・N・L・K≦8.2を持たすようにすることで、光利用効率を一定以上にすることができる。
また、散乱粒子の濃度Npiは、0.002wt%<Npi<0.25wt%を満たすことが好ましい。濃度Npiを上記範囲とすることで、散乱粒子による光利用効率の低下を少なくすることができる。また、上記範囲を満たすようにすることで、母材にMS樹脂やゼオノア(シクロオレフィンポリマー、COP)を用い、散乱粒子にシリコーン粒子を用いた場合でも、光利用光効率を下げることなく、導光板を大型化(例えば、65インチ)することができる。
また、光入射部の光軸方向の長さ(光入射部の光入射面から境界面までの平均距離)Lnpiは、5mm<Lnpi<20mmであることが好ましい。ここで、平均距離は、境界面の平均断面と光入射面との距離である。
光入射部の光軸方向の長さが上記範囲を満たすことで、より確実に光入射面付近での光の漏れを防止することができる。
また、光入射部の長さLnpiは、光出射面30aから射出される光の輝度分布に影響を与えないように、導光板30の光出射面30aの4方の周辺部を覆うように被せられて配置されている上部筐体44の縁部(額縁)の幅よりも短くすることが好ましい。
さらに、光入射部の光軸方向の長さLnpiは、光の入射方向における上部誘導反射板(光射出面30a側の反射部材)36の長さをLrとし、上部筐体の縁部の幅をLeとして、Lnpi<Lr<Leの関係を満足することが好ましい。光入射部の光軸方向の長さLnpiを、上部筐体44の縁部の幅、さらには、上部誘導反射板36の長さLrよりも短くすることにより、光入射面から導光板の中央部に向かう、光入射部と主要部との散乱粒子の濃度の違いが認識されるのを防止できる。
また、導光板30では、境界面をレンチキュラ形状としたが本発明はこれに限定されない。
図9は、本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。
導光板80に示すように、境界面82、84をプリズム形状(光射出面側から見た場合にぎざぎざな形状)としてもよい。このように境界面82、84をプリズム形状としてもレンチキュラー形状の場合と同様に、境界面で光を屈折させかつ散乱させることができ、光射出面から中高な光を射出させることができる。
また、境界面の形状は、光入射面に平行な面に対して凹凸な形状であれば、光を散乱することができるため、その形状は特に限定されない。例えば、レンチキュラー形状又はプリズム形状以外にも、サインカーブ形状も用いることができる。
なお、境界面は、光入射面の長手方向に平行な方向に凹凸であることが好ましく、均一に光を分散させるために、凹凸形状は一定のパターンを有することが好ましい。
また、1つの凹凸形状は、光入射面の長手方向に平行な方向の長さがLEDアレイの発光部寸法の数分の1以下であることが好ましい。
また、上記導光板30、80では、光入射面を1層としたが複数層としてもよい。
ここで、図10(A)は、本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図であり、図10(B)は、図10(A)の断面図である。
図10(A)及び図10(B)に示す導光板90は、主要部60と、第1光入射部92と、第2光入射部94とで構成されている。
また、第1光入射面92は、第1光入射面30dの全面を含む領域である外端部分96と、外端部分96と主要部60との間の領域である中間部分98とで構成される。また、第2光入射面94は、第2光入射面30eの全面を含む領域である外端部分100と、外端部分100と主要部60との間の領域である中間部分102とで構成される。
なお、中間部分98、102は、導光板90の光入射面30d、30eと平行な面の全面に形成されており、主要部60と、外端部分96、100とは、直接接触しない。
ここで、主要部60と中間部分98との境界面104、主要部60と中間部分102との境界面106は、上述の境界面68、70と同様に、光出射面30a側から見た形状が凹凸となり側面30fから見た形状が直線となる、レンチキュラー形状である。
また、中間部分98と外端部分96との境界面108、中間部分102と外端部分100との境界面110は、平面形状である。
また、外端部分96、100と、中間部分98、102とは、屈折率の異なる材料で形成されている。また、導光板90は、主要部60と、外端部分96、100とを同一の材料で形成している。
このように、光入射部を屈折率に異なる外端部分96、100と、中間部分98、102とで構成することにより、導光板に入射した光を境界面104、106に加え、境界面108、110でも屈折させることができ、光入射面近傍の領域で光が射出されることをより確実に防止することができ、また、境界面を複数設けることで、輝度分布を調整しやすくすることができる。
また、図11は、本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。
図11に示す導光板90aのように、主要部60aと、中間部分98a、102aとの境界面104a、106aは、プリズム形状としてもよい。また、主要部と、中間部分との境界面は、種々の凹凸形状とすることができるのは、上述した導光板と同様である。
また、光入射部の中間部分と外端部分との境界面の形状も平面形状に限定されない。
図12及び図13は、それぞれ、本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。
図12に示す導光板90bは、主要部60bと中間部分98bとの境界面104b、主要部60bと中間部分102bとの境界面106b、中間部分98bと外端部分96bとの境界面108b、中間部分102bと外端部分100bとの境界面110bがレンチキュラー形状で形成されている。
また、図13に示す導光板90cは、主要部60cと中間部分98cとの境界面104c、主要部60cと中間部分102cとの境界面106c、中間部分98cと外端部分96cとの境界面108c、中間部分102cと外端部分100cとの境界面110cがプリズム形状で形成されている。
図12及び図13に示すように、光入射部の中間部分と外端部分との境界面の形状を凹凸形状ととすることで、光入射部の中間部分と外端部分との境界面でも光を屈折、散乱させることができる。これにより、光入射面近傍の領域で光が射出されることをより確実に防止することができ、また、境界面を複数設けることで、輝度分布を調整しやすくすることができる。
また、中間部分と外端部分とも上述した光入射部と主要部との関係と同様に、中間部分を外端部分よりも屈折率の低い材料で形成した場合、屈折率の高い材料で形成した場合ともにそれぞれの効果を得ることができる。そのため、必要に応じて、材料を選択すればよい。
また、本発明の導光板は、上記形態にも限定されず、中間部分をより細かく分割し、隣接する層とは屈折率が異なる多層の分割部で構成するようにしてもよい。このように、中間部分の層の数を増やし、光入射面から入射してから主要部に到達するまでに光が通過する境界面の数を多くすることで、光入射面近傍の領域で光が射出されることをより確実に防止することができ、輝度分布を調整しやすくすることができる。
また、外端部分とそれに接する分割部、主要部とそれに接する分割部とは、それぞれ屈折率が異なる材料で形成されている。
また、本実施形態の導光板は、光入射面における導光板の厚み(入光部厚み)をD1とし、導光板の厚みが最大となる位置における、つまり本実施形態では二等分線αにおける導光板の厚み(中心厚み)をD2とし、導光板の光の入射方向の長さ(導光長)つまり、第1入射面から第2入射面までの長さをL(本実施形態では、L=2Lとなる。)としたときに、
D1<D2 かつ、
27/100000<(D2−D1)/(L/2)<5/100 (A)
導光板の重量に対する混入された散乱粒子の重量の割合:Npaの範囲が
0.008wt%<Npa<0.25wt%
の関係を満たすことが好ましい。上記関係を満足する形状とすることで主光源の出射効率を30%以上に向上させることができる。
または、導光板は、
D1<D2 かつ、
66/100000<(D2−D1)/(L/2)<26/1000 (B)
導光板の重量に対する混入された散乱粒子の重量の割合:Npaの範囲が
0.008wt%<Npa<0.25wt%
の関係を満たすように改良することも好ましい。上記関係を満足する形状とすることで主光源の出射効率を40%以上に向上させることができる。
さらに、導光板は、
D1<D2 かつ、
1/1000<(D2−D1)/(L/2)<26/1000 (C)
導光板の重量に対する混入された散乱粒子の重量の割合:Npaの範囲が
0.008wt%<Npa<0.25wt%
の関係を満たすように改良することがさらに好ましい。上記関係を満足する形状とすることで、主光源の出射効率を50%以上に向上させることができる。
以上、本発明に係る面状照明装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
例えば、光源のLEDチップとして、青色LEDの発光面にYAG蛍光物質を塗布した構成としたが、これに限定されず、赤色LEDや緑色LED等の他の単色LEDの発光面に蛍光物質を配置した構成のLEDチップを用いてもよい。
また、光源として、赤色LED、緑色LED、青色LEDの3種類のLEDを組み合わせた構成のLEDユニットを用いることもできる。この場合は、3種類のLEDから射出された光を混色することで白色光とすることができる。
さらに、光源として、LEDチップの代わりにLD(半導体レーザー)チップを用いることもできる。
また、例えば、導光板の側面同士が向い合う位置で導光板を複数並列に配置し、複数の導光板により1つの光射出面を形成してもよい。
また、面状照明装置10では、光源28を導光板30の光入射面30d、30eに対向した位置のみに配置したが、本発明はこれに限定されず、光源28を、光入射面30d、30eに加え、対向する1対の側面(第1側面30fと第2側面30g)に配置してもよい。このように光源28を導光板30の全ての側面に配置することで、導光板30に入射する光量をより大きくすることができ、バックライトユニット20からより明るい光を射出させることができる。
なお、この場合、導光板30の背面は、同様に、第1側面30fと第2側面30gから中央部に向かって傾斜するように形成することが好ましい。
本発明に係る面状照明装置を用いる液晶表示装置の一実施形態を示す概略斜視図である。 図1に示した液晶表示装置のII−II線断面図である。 導光板と光源との関係を示す説明図であって、(A)は、図2に示した面状照明装置の一例のIII−III線矢視図、(B)は、(A)のB−B線断面図である。 光源を示すものであって、(A)は、光源の概略構成を示す斜視図、(B)は、光源であるLEDを拡大して示す概略斜視図である。 導光板の形状を示す概略斜視図である。 Φ・N・L・Kと光利用効率との関係を測定した結果を示す図である。 粒子密度が異なるそれぞれの導光体から射出される光の照度をそれぞれ測定した結果を示す図である。 光利用効率及び照度むらと粒子密度との関係を示す図である。 本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。 (A)は、本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図であり、(B)は、(A)の断面図である。 本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の導光板の他の実施形態を示す平面図である。
符号の説明
10 液晶表示装置
12 液晶表示パネル
14 駆動ユニット
20 バックライトユニット
24 照明装置本体
24a 光射出面
26 筐体
28 光源
30 導光板
30a 光射出面
30b 第1傾斜面
30c 第2傾斜面
30d 第1光入射面
30e 第2光入射面
30f 第1側面
30g 第2側面
60 主要部
62,64 光入射部
68,70 境界面
72、74 外端部分
76、78 中間部分
32 光学部材ユニット
32a,32c 拡散シート
32b プリズムシート
34 反射板
36 上部誘導反射板
38 下部誘導反射板
42 下部筐体
44 上部筐体
46 折返部材
48 支持部材
49 電源収納部
50 LEDチップ
52 光源支持部
54 アレイ基板
56 フィン
58 発光面

Claims (9)

  1. 矩形状の平坦な光射出面と、
    前記光射出面の対向する2つの長辺をそれぞれ含み、互いに対向する位置に配置される2つの光入射面と、
    これらの2つの光入射面から前記光射出面の中央に向かうに従ってそれぞれ前記光射出面からの距離が遠くなる対称な2つの傾斜背面と、
    これらの2つの傾斜背面を接合する湾曲部とを有し、
    その内部に伝搬する光を散乱する散乱粒子を含む導光板であって、
    前記光射出面の中央を含む主要部と、それぞれ、前記主要部よりも前記光入射面側の領域であり前記光入射面の全面を含む2つの光入射部とで構成され、
    前記光入射部は、少なくとも前記主要部と接合している領域が前記主要部とは屈折率が異なる材料で形成され、
    前記主要部と前記光入射部との境界面が、前記光入射面に平行な面に対して凹凸となる形状であることを特徴とする導光板。
  2. 前記境界面は、レンチキュラー形又はプリズム形の形状であること請求項1に記載の導光板。
  3. 前記主要部は、前記光入射部よりも屈折率の低い材料で形成されている請求項1または2に記載の導光板。
  4. 前記光入射部は、前記主要部よりも前記散乱粒子の濃度が高い請求項1〜3のいずれかに記載の導光板。
  5. 前記光入射部は、前記光入射面の全面を含む領域である外端部分と前記外端部分と前記主要部との間の領域である中間部分とで構成され、
    外端部分は、中間部分と屈折率の異なる材料で形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の導光板。
  6. 前記光入射部は、前記外端部分と前記中間部分との境界面が、前記光入射面に平行な面に対して凹凸となる形状であることを特徴とする請求項5に記載の導光板。
  7. 前記外端部分は、前記主要部と同じ材料である請求項5または6に記載の導光板。
  8. 前記中間部分は、前記外端部分と前記主要部との間を複数に分割する分割層で構成され、
    隣接する分割層同士、前記外端部分と隣接する前記分割層、前記主要部と隣接する前記分割層とが、互いに異なる屈折率の材料で形成されている請求項5〜7のいずれかに記載の導光板。
  9. 前記請求項1〜8のいずれかに記載の導光板と、
    前記導光板の2つの前記光入射面に対向してそれぞれ配置された2つの光源とを有する面状照明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010282908A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Hayashi Telempu Co Ltd 照明装置
JP2011096634A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Samsung Led Co Ltd バックライトユニット
CN108663808A (zh) * 2017-03-28 2018-10-16 精工爱普生株式会社 显示装置

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