JP2008071525A - シールド導電路の製造方法、シールド導電路の製造装置、及びシールド導電路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シールド導電路1は、例えば電気自動車においてインバータ装置やモータなどの機器間を接続するものであり、複数の電線30と、これら複数の電線30を一括して包囲する編組線20と、複数の電線30及び編組線20を包囲するコルゲートチューブ10とを備えている。さらに、コルゲートチューブ10の凸部11の頂部には当該コルゲートチューブ10の内外に連通する溶融孔13が形成されている。
【選択図】図1
Description
複数の電線と、前記複数の電線を一括して包囲する編組線と、凹部と凸部が交互に配されてなるコルゲートチューブと、を有し、前記複数の電線の周囲に配される前記編組線の外側を前記コルゲートチューブによって包囲してなるシールド導電路の製造方法であって、
前記コルゲートチューブにおける前記凸部の頂部を溶融手段によって溶融させ、当該コルゲートチューブ内外に連通する溶融孔を形成する溶融孔形成工程と、
前記複数の導線及び前記編組線を前記コルゲートチューブの内部に配置する配置工程と、
を含むことを特徴とする。
前記溶融孔形成工程は、前記凸部の前記頂部に対して加熱した針部材を刺し通すことで前記溶融孔を形成することを特徴とする。
前記コルゲートチューブは、前記凸部の前記頂部が円筒状に形成されるものであり、
前記溶融孔形成工程は、前記頂部の円筒領域内に収まるように前記針部材を刺し通し、前記頂部領域内に収まる前記溶融孔を形成することを特徴とする。
前記溶融孔形成工程は、前記針部材を前記コルゲートチューブの径方向に沿って移動させて前記凸部の頂部を刺し通すことを特徴とする。
前記溶融孔形成工程は、係合部材を前記コルゲートチューブの外周部に係合させて位置決めし、前記係合部材に設けられた移動方向規制手段に従い、前記針部材を前記係合部材に対して所定方向に相対移動させることを特徴とする。
複数の電線と、前記複数の電線を一括して包囲する編組線と、凹部と凸部が交互に配されてなるコルゲートチューブと、を有し、前記複数の電線と、前記編組線とを前記コルゲートチューブによって包囲してなるシールド導電路の製造装置であって、
前記コルゲートチューブにおける前記凸部の頂部を溶融させ、当該コルゲートチューブ内外に連通する溶融孔を形成する溶融孔形成手段を備えたことを特徴とする。
前記溶融孔形成手段は、
前記コルゲートチューブを刺し通す針部材と、
前記針部材を加熱する加熱手段と、
を有することを特徴とする。
前記コルゲートチューブは、前記凸部の頂部が円筒状に形成されるものであり、前記溶融孔形成手段は、前記針部材を前記頂部の円筒領域内に収まるように案内する案内手段を備えたことを特徴とする。
前記案内手段は、前記針部材を前記コルゲートチューブの径方向に沿って移動させるように案内することを特徴とする。
前記案内手段は、
前記コルゲートチューブに係合する係合部材と、
前記係合部材に対する前記針部材の移動方向を規制する移動方向規制手段と、
を有することを特徴とする。
前記移動方向規制手段は、前記係合部材に形成された前記針部材をガイドするガイド孔であることを特徴とする。
前記係合部材には、複数の前記針部材をガイドする複数の前記ガイド孔が、前記凸部のピッチに対応するピッチで形成されていることを特徴とする。
複数の電線と、
前記複数の電線を一括して包囲する編組線と、
外周部に凹部と凸部とが交互に配された構成をなし、前記複数の電線と前記編組線とを包囲するコルゲートチューブと、
を備え、
前記凸部は頂部が円筒状に構成されており、前記頂部の円筒領域内に収まるように、貫通孔が形成されていることを特徴とする路。
前記貫通孔は、前記コルゲートチューブを溶融させてなる溶融孔であることを特徴とする。
請求項1,6の発明によれば、放熱性に優れたシールド導電路を好適に製造できる。特に、コルゲートチューブの凸部の頂部を溶融させて溶融孔を形成する方法を用いているため、打ち抜きなどと比較して凸部をそれほど変形させずに簡易かつ良好に孔を形成できる。また頂部を溶融させているため溶融工程が行いやすく、その上、孔形成後の製品を、凸部形状が崩れにくい構成とすることができる。
請求項2,7の発明によれば、複雑な構成や高価な構成を用いることなく簡易かつ良好に溶融孔を形成できる。
請求項3,8の発明によれば、頂部の円筒領域内に収まるように溶融孔を形成することができる。また、頂部領域を溶融させて溶融孔を形成しているため、凸部の形状を崩すことなく簡易に孔を形成でき、かつ孔形成後の製品も凸部形状が崩れにくい構成となる。
請求項4,9の発明によれば、頂部の円筒領域の所定位置に精度高く溶融孔を形成できる。
請求項5,10の発明によれば、針部材とコルゲートチューブとの位置関係を適切に保った上で針部材を移動させることができるため、溶融孔を所定位置に精度高く形成できる。
請求項11の発明によれば、針部材の移動方向を規制する構成を簡易かつ安価に実現できる。
請求項12の発明によれば、複数の凸部に溶融孔を迅速に形成できるため、製造時間短縮に有利となる。
請求項13の発明によれば、コルゲートチューブ内の放熱性を効果的に高めることができ、かつコルゲートチューブの凸部形状が崩れにくい構成となる。
請求項14の発明によれば、コルゲートチューブ内の放熱性を効果的に高めることができ、かつコルゲートチューブの凸部形状が崩れにくい好適例となる。
本発明の実施形態1を図面を参照して説明する。
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態1に係るシールド導電路1を例示する側断面概略図であり、図2は、図1を部分的に拡大した拡大図である。また、図3は、図1のA−A断面図、図4は、図1のB−B断面図である。また、図5は、シールド導電路の製造装置の要部を説明する説明図である。
次に、シールド導電路1の製造方法について説明する。なお、図5は、シールド導電路1を製造する製造装置100を説明する説明図であり、図6は、図5の要部を拡大して説明する説明図である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、1本のコルゲートチューブ10に挿通される導体の本数は3本としたが、発明によれば、1本のコルゲートチューブ10に保持される導体の本数は1本、2本、4本以上のいずれとしてもよい。
(3)複数の電線30を、保持体(例えば、コルゲートチューブ10の長手方向全体に亘って電線30を一括して包囲する外装体など)によって包囲してもよい。
(4)上記実施形態では、編組線20の内外を空気層としていたが、例えば編組線20の内部に樹脂材料を充填してもよく、編組線20の付近に樹脂材料からなる樹脂層を配してもよい。
(5)上記実施形態では、各凸部11に4つの溶融孔13を形成した例を示したが、各凸部11に1つのみとしてもよく、各凸部11に2つ、3つ或いは5以上としてもよい。
(6)上記実施形態では、各凸部11において、周方向全体に亘り均等間隔に溶融孔13を配置したが、周方向全体のうちいずれか半分の領域のみに溶融孔を形成するようにしてもよい。
10…コルゲートチューブ
11…凸部
11A…頂部
12…凹部
13…溶融孔
20…編組線
30…電線
60…溶融孔形成装置
61…針部材
62…係合部材(案内手段)
67…ガイド孔(移動方向規制手段)
100…シールド導電路の製造装置
Claims (14)
- 複数の電線と、前記複数の電線を一括して包囲する編組線と、凹部と凸部が交互に配されてなるコルゲートチューブと、を有し、前記複数の電線の周囲に配される前記編組線の外側を前記コルゲートチューブによって包囲してなるシールド導電路の製造方法であって、
前記コルゲートチューブにおける前記凸部の頂部を溶融手段によって溶融させ、当該コルゲートチューブ内外に連通する溶融孔を形成する溶融孔形成工程と、
前記複数の導線及び前記編組線を前記コルゲートチューブの内部に配置する配置工程と、
を含むことを特徴とするシールド導電路の製造方法。 - 前記溶融孔形成工程は、前記凸部の前記頂部に対して加熱した針部材を刺し通すことで前記溶融孔を形成することを特徴とする請求項1に記載のシールド導電路の製造方法。
- 前記コルゲートチューブは、前記凸部の前記頂部が略円筒状に形成されるものであり、
前記溶融孔形成工程は、前記頂部の円筒領域内に収まるサイズの前記針部材を刺し通し、前記頂部領域内に収まる前記溶融孔を形成することを特徴とする請求項2に記載のシールド導電路の製造方法。 - 前記溶融孔形成工程は、前記針部材を前記コルゲートチューブの径方向に沿って移動させて前記凸部の頂部を刺し通すことを特徴とする請求項3に記載のシールド導電路の製造方法。
- 前記溶融孔形成工程は、係合部材を前記コルゲートチューブの外周部に係合させて位置決めし、前記係合部材に設けられた移動方向規制手段に従い、前記針部材を前記係合部材に対して所定方向に相対移動させることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のシールド導電路の製造方法。
- 複数の電線と、前記複数の電線を一括して包囲する編組線と、凹部と凸部が交互に配されてなるコルゲートチューブと、を有し、前記複数の電線と、前記編組線とを前記コルゲートチューブによって包囲してなるシールド導電路の製造装置であって、
前記コルゲートチューブにおける前記凸部の頂部を溶融させ、当該コルゲートチューブ内外に連通する溶融孔を形成する溶融孔形成手段を備えたことを特徴とするシールド導電路の製造装置。 - 前記溶融孔形成手段は、
前記コルゲートチューブを刺し通す針部材と、
前記針部材を加熱する加熱手段と、
を有することを特徴とする請求項6に記載のシールド導電路の製造装置。 - 前記コルゲートチューブは、前記凸部の頂部が円筒状に形成されるものであり、
前記溶融孔形成手段は、前記針部材を前記頂部の円筒領域内に収まるように案内する案内手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載のシールド導電路の製造装置。 - 前記案内手段は、前記針部材を前記コルゲートチューブの径方向に沿って移動させるように案内することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のシールド導電路の製造装置。
- 前記案内手段は、
前記コルゲートチューブに係合する係合部材と、
前記係合部材に対する前記針部材の移動方向を規制する移動方向規制手段と、
を有することを特徴とする請求項9に記載のシールド導電路の製造装置。 - 前記移動方向規制手段は、前記係合部材に形成された前記針部材をガイドするガイド孔であることを特徴とする請求項10に記載のシールド導電路の製造装置。
- 前記係合部材には、複数の前記針部材をガイドする複数の前記ガイド孔が、前記凸部のピッチに対応するピッチで形成されていることを特徴とする請求項11に記載のシールド導電路の製造装置。
- 複数の電線と、
前記複数の電線を一括して包囲する編組線と、
外周部に凹部と凸部とが交互に配された構成をなし、前記複数の電線と前記編組線とを包囲するコルゲートチューブと、
を備え、
前記凸部は頂部が円筒状に構成されており、前記頂部の円筒領域内に収まるように、貫通孔が形成されていることを特徴とするシールド導電路。 - 前記貫通孔は、前記コルゲートチューブを溶融させてなる溶融孔であることを特徴とする請求項13記載のシールド導電路。
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JP2006246874A JP2008071525A (ja) | 2006-09-12 | 2006-09-12 | シールド導電路の製造方法、シールド導電路の製造装置、及びシールド導電路 |
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JP (1) | JP2008071525A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010287537A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Autonetworks Technologies Ltd | ワイヤーハーネス |
CN104681196A (zh) * | 2015-03-12 | 2015-06-03 | 安徽国华电缆集团有限公司 | 一种适用于高温环境中的电力电缆 |
JP2018156811A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 保護部材付ケーブル |
KR101893071B1 (ko) | 2016-08-11 | 2018-10-05 | 신승철 | 전기 자동차용 수냉 인버터 히트싱크 |
KR101911618B1 (ko) | 2017-02-16 | 2018-10-24 | 엘지전자 주식회사 | 히트싱크를 구비하는 파워 모듈 |
-
2006
- 2006-09-12 JP JP2006246874A patent/JP2008071525A/ja active Pending
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