JP2008071059A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファイルの更新中に発生した電源の遮断の影響が、更新の対象になっているファイル以外のファイルのデータにまで及ぶことを防ぐことができるようにする。
【解決手段】NOR型フラッシュメモリに新たなファイルを記憶させる場合、そのファイルを構成するクラスタ単位のファイルデータが生成される。生成されたファイルデータのうちの先頭のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、セクタ1のクラスタ1−nが空いている場合であっても、全てのクラスタが空き領域になっているセクタ2の、先頭にあるクラスタであるクラスタ2−1が確保され、書き込まれる。2番目の以降のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、セクタ2内の連続した位置にあるクラスタが確保され、書き込まれる。本発明は、NOR型のフラッシュメモリを有する装置に適用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、ファイルの更新中に発生した電源の遮断の影響が、更新の対象になっているファイル以外のファイルのデータにまで及ぶことを防ぐことができるようにした情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
NAND型フラッシュメモリより1回の読み出しの対象となるデータの量が小さく、データの読み出しが容易であることなどから、装置の起動時に実行されるプログラムコードなどの各種のデータの記録媒体としてNOR型フラッシュメモリが用いられることがある。
起動時に実行するプログラムコードがNOR型フラッシュメモリに書き込まれていることにより、CPU(Central Processing Unit)は、起動時に実行するプログラムコードをNOR型フラッシュメモリから直接読み出すことができ、NAND型フラッシュメモリに書き込まれているプログラムコードをRAM(Random Access Memory)に1度展開し、それを実行することによって起動する場合に較べて、装置の起動を容易に行うことができる。
特許文献1には、電源の遮断などのトラブルが発生したときにFAT(File Allocation Table)が破壊されるのを防ぐことができるようにした技術が開示されている。
特開2005−60347号公報
NOR型フラッシュメモリ上に構築されたFATファイルシステムによってファイルを管理する場合、FATファイルシステムにおけるクラスタのサイズよりも、NOR型フラッシュメモリに形成された記録領域の単位であるセクタのサイズの方が大きいことが多いため、NOR型フラッシュメモリにおいては、1つのセクタの中に、複数のクラスタが含まれるといった状況になることがある。
従って、電源ケーブルがユーザにより抜かれるなどして、あるセクタのクラスタにデータが書き込まれているファイルの消去/更新中に電源の遮断が発生した場合、その影響が、更新の対象になっているファイルだけでなく、同じセクタのクラスタにデータが書き込まれている他のファイルにも及び、複数のファイルが破損してしまうことがある。
NOR型フラッシュメモリには、データの消去はセクタ単位で行わなければならないといった制約があることから、あるファイルを更新する場合、更新の対象とするファイルのデータが書き込まれているクラスタとともに、同じセクタのクラスタを、仮に、そのクラスタに更新の対象となっていない他のファイルのデータが書き込まれているときであっても一旦消去する必要があり、1つのセクタの全てのクラスタを消去した段階で電源の遮断が発生した場合、消去したクラスタにデータが書き込まれていたそれらのファイルは復元することができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、ファイルの更新中に発生した電源の遮断の影響が、更新の対象になっているファイル以外のファイルのデータにまで及ぶことを防ぐことができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、FATファイルシステムが構築されたNOR型フラッシュメモリを有する情報処理装置において、書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された第1のデータの記録領域として、前記NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込む書き込み手段とを備える。
前記書き込み手段には、前記所定のセクタにあるクラスタを前記第2のデータの記録領域として確保することができない場合、前記所定のセクタと異なる、空いているセクタの先頭にあるクラスタを確保させ、前記第2のデータを書き込ませることができる。
本発明の一側面の情報処理方法またはプログラムは、書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成し、生成した第1のデータの記録領域として、NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込むステップを含む。
本発明の一側面においては、書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータが生成され、生成された第1のデータの記録領域として、NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタが確保され、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保されたクラスタと連続した位置にあるクラスタが確保されて、前記第1と第2のデータがそれぞれのクラスタに書き込まれる。
本発明の一側面によれば、例えばファイルの更新中に発生した電源の遮断の影響が、更新の対象になっているファイル以外のファイルのデータにまで及ぶことを防ぐことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置(例えば、図1の記録再生装置1)は、FATファイルシステムが構築されたNOR型フラッシュメモリを有する情報処理装置において、書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成する生成手段(例えば、図4の書き込みデータ生成部31)と、前記生成手段により生成された第1のデータの記録領域として、前記NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込む書き込み手段(例えば、図4の書き込み制御部32)とを備える。
本発明の一側面の情報処理方法またはプログラムは、書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成し、生成した第1のデータの記録領域として、NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込むステップ(例えば、図5のステップS7)を含む。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記録再生装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
記録再生装置1は、BS(Broadcasting Satellite)/CS(Communications Satellite)デジタルテレビジョン放送、地上波デジタルテレビジョン放送、またはインターネットを介した放送によって提供される番組を受信し、受信した番組の映像や音声を、ケーブルなどを介して接続されるTV(テレビジョン受像機)から出力させる機能を有する装置である。記録再生装置1には、ハードディスクなどの記録媒体も内蔵されており、そこに番組のデータを記録(録画)することができるようになされている。
図1に示されるように、記録再生装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、フラッシュメモリ13、ハードディスク14、バス15、チューナ16、復調器17、TSデコーダ18、AV(Audio Visual)デコーダ19、MUX(multiplexer)20,21、および、表示コントローラ22から構成される。
CPU11は、フラッシュメモリ13に記憶されたプログラムや、ハードディスク14からRAM12にロードされたプログラムを実行し、バス15を介して接続される各部の動作を制御する。
RAM12は、CPU11によって実行されるプログラムや、プログラムの実行に必要な一時的なデータなどを記憶する。
フラッシュメモリ13はNOR型のフラッシュメモリであり、RAM12にロードされることなくCPU11により直接読み出され、実行されるプログラムコードや、ユーザにより設定された録画予約の内容を表すファイルなどの各種のデータを記憶する。
後述するように、フラッシュメモリ13には複数のセクタが形成されており、それぞれのセクタには、1つのファイルを構成するデータだけが書き込まれる。すなわち、1つのセクタには、複数のファイルを構成するデータが混在して書き込まれることがない。
ハードディスク14は、TSデコーダ18からバス15を介して供給された、録画の対象になっている番組のデータやEPG(Electronic Program Guide)を記録する。
チューナ16は、CPU11による制御に従って、アンテナからの放送信号を受信し、受信信号を復調器17に出力する。
復調器17は、チューナ16から供給された受信信号を復調し、所定のチャンネルで放送されるトランスポートストリームをTSデコーダ18に出力する。
TSデコーダ18は、CPU11による制御に従って、復調器17から供給されたトランスポートストリームから所定のストリームを抽出し、抽出したストリームを構成するパケットをバス15上に、または、AVデコーダ19に出力する。バス15上に出力されたパケット(番組のデータ)はハードディスク14に供給され、記録される。TSデコーダ18により得られたEPGも、適宜、ハードディスク14に供給され、記録される。
AVデコーダ19は、TSデコーダ18から供給されたビデオパケットとオーディオパケットをデコードし、デコードして得られたオーディオデータをMUX20に、ビデオデータをMUX21にそれぞれ出力する。また、AVデコーダ19は、録画済みの番組のデータがハードディスク14から読み出され、供給されたとき、それをデコードし、デコードして得られたオーディオデータをMUX20に、ビデオデータをMUX21にそれぞれ出力する。
MUX20は、AVデコーダ19から供給されたオーディオデータとCPU11から供給されたデータに基づいて、対応する音声をTVのスピーカから出力させる。
MUX21は、AVデコーダ19から供給されたビデオデータと表示コントローラ22から供給されたビデオデータに基づいて、番組の映像などをTVに表示させる。表示コントローラ22からは、例えば、録画済みの番組のリストの表示に用いられるデータが供給される。
表示コントローラ22は、CPU11による制御に従って、TVに表示させる画像のデータを生成し、生成したデータをMUX21に出力する。
図2は、図1のフラッシュメモリ13の記録領域の例を示す図である。
上述したように、フラッシュメモリ13には複数のセクタが形成されており、図2の例においてはセクタ1乃至4の4つのセクタが示されている。1つのセクタは64kbyteなどの所定のサイズ(容量)を有する。
このように、NOR型のフラッシュメモリであるフラッシュメモリ13に形成される1つのセクタのサイズは、NAND型のフラッシュメモリに形成される1つのセクタのサイズよりも大きい。NAND型のフラッシュメモリに形成される1つのセクタのサイズは一般的には512byteである。
従って、上述したような、ユーザにより設定された録画予約の内容を表す1つのファイルが5kbyte程度のサイズのデータであるとすると、それをNAND型のフラッシュメモリに記憶させた場合には、複数のセクタに跨った形で1つのファイルのデータが書き込まれるのに対し、NOR型のフラッシュメモリであるフラッシュメモリ13に記憶させた場合には、1つのファイルのデータが1つのセクタに収まるから、1つのセクタに複数のファイルのデータが書き込まれるようにすることも可能である。記録再生装置1においては、この、1つのセクタに複数のファイルのデータが書き込まれることが抑制される。
また、図2の例においては、FATファイルシステムにおけるクラスタのサイズよりもセクタのサイズの方が大きいことから、複数のクラスタを含む形でそれぞれのセクタが形成されている。セクタ1はクラスタ1−1乃至1−nを含み、セクタ2はクラスタ2−1乃至2−nを含む。また、セクタ3はクラスタ3−1乃至3−nを含み、セクタ4はクラスタ4−1乃至4−nを含む。
斜線が付されているクラスタは、そのクラスタにファイルを構成するデータ(ファイルデータ)が書き込まれていることを表し、斜線が付されていないクラスタは、そのクラスタにファイルデータが書き込まれていないことを表す。図2の例においては、クラスタ1−nを除く、セクタ1のクラスタ1−1,1−2,・・・にはファイルAのファイルデータが書き込まれており、セクタ3のクラスタ3−1乃至3−nには、ファイルBのファイルデータが書き込まれている。セクタ2とセクタ4は、いずれのファイルデータも書き込まれていない、空いているセクタである。
このような状態で例えばファイルCをフラッシュメモリ13に記憶させる場合、ファイルCを構成するクラスタ単位のファイルデータが生成される。生成されたファイルデータのうち、書き込みの対象として最初に選択された先頭のファイルデータの書き込み先のクラスタとしては、図2に示されるように、セクタ1のクラスタ1−nが空いている場合であっても、空いているセクタであるセクタ2の先頭にあるクラスタ2−1が確保される。
また、先頭のファイルデータに続く、2番目のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、先頭のファイルデータの書き込み先として確保されたクラスタ2−1と連続した位置にあるクラスタ2−2が確保される。
同様に、3番目のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、ファイルデータの書き込み先として確保されたクラスタ2−1,2−2と連続した位置にあるクラスタ2−3が確保される。n番目のファイルデータの書き込み先まで、同様にしてセクタ2内のクラスタが確保される。n番目のファイルデータの書き込み先とするクラスタとしては、セクタ2の最後にあるクラスタ2−nが確保される。
ファイルCのn+1番目のファイルデータの書き込み先のクラスタとしては、セクタ2には空き領域になっているクラスタが他にないことから、空いている他のセクタであるセクタ4の先頭にあるるクラスタ4−1が確保される。
それぞれのファイルデータは、書き込み先として確保されたクラスタに所定のタイミングで書き込まれる。
図3は、ファイルCのファイルデータが書き込まれたフラッシュメモリ13の記録領域の例を示す図である。
書き込み先が上述したようにして確保されることによって、ファイルCのそれぞれのファイルデータは図3に示されるようにしてフラッシュメモリ13に書き込まれる。
図3の例においては、ファイルCのファイルデータは、それまで全てのクラスタが空き領域となっていたセクタ2とセクタ4のクラスタに書き込まれている。セクタ1にはファイルAのファイルデータだけが、セクタ2にはファイルCのファイルデータだけが、セクタ3にはファイルBのファイルデータだけが、セクタ4にはファイルCのファイルデータだけが書き込まれるといったように、それぞれのセクタには1つのファイルのファイルデータだけが書き込まれる。
このように、新たなファイルを記憶させるとき、そのファイルデータの書き込み先として、他のファイルのファイルデータが既に書き込まれているセクタのクラスタは選択されずに、空いているセクタのクラスタが選択される。
これにより、1つのセクタに複数のファイルのファイルデータが書き込まれるといったことが抑制されることになり、ファイルの更新時に、その影響が、更新の対象になっているファイルのファイルデータだけでなく、更新の対象になっているファイルのファイルデータが書き込まれているセクタと同じセクタにファイルデータが書き込まれている他のファイルにまで及ぶのを防ぐことができる。
ファイルの更新は、1度、更新前のファイルのファイルデータを消去してから、更新後のファイルのファイルデータを書き込むことによって行われるが、ファイルデータの消去はセクタ単位とされているため、1つのセクタに複数のファイルのファイルデータが書き込まれていると、ファイルの更新時には、更新の対象になっているファイルのファイルデータだけでなく、他のファイルのファイルデータをも消去する必要がある。
従って、仮に、1つのセクタに書き込まれている全てのデータを消去した段階で電源の遮断が発生した場合、そのセクタに複数のファイルのファイルデータが書き込まれているときには、電源の遮断の影響が、更新の対象になっているファイルだけでなく、他のファイルにも及び、他のファイルまで破損してしまうことになるが、1つのセクタに1つのファイルのファイルデータだけが書き込まれるようにすることによって、そのような電源の遮断の影響が、更新の対象になっているファイル以外のファイルにまで及ぶのを防ぐことができる。
NOR型のフラッシュメモリであるフラッシュメモリ13の1つのセクタのサイズは上述したように比較的大きいことから、1つのセクタを消去するのにも時間がかかり、ファイルの更新時に電源が遮断されるといったことが生じやすいことから、このように、電源の遮断の影響が更新の対象になっているファイル以外のファイルにまで及ぶのを防ぐことは特に重要になる。
以上のようにしてフラッシュメモリ13にファイルを記憶させる記録再生装置1の処理についてはフローチャートを参照して後述する。
図4は、記録再生装置1の機能構成例を示すブロック図である。図4に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図1のCPU11により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
図4に示されるように、記録再生装置1においては、書き込みデータ生成部31と書き込み制御部32が実現される。
書き込みデータ生成部31は、フラッシュメモリ13に記憶させるファイルを構成するクラスタ単位のファイルデータを生成し、生成したファイルデータを書き込み制御部32に出力する。
書き込みデータ生成部31は、例えば、録画の予約が設定されたとき、その録画予約の内容を表すファイルをRAM12を用いて生成し、その生成する過程でクラスタ単位のファイルデータが貯まる毎に、ファイルデータを書き込み制御部32に出力する。また、書き込みデータ生成部31は、例えば、あらかじめ設定されていた録画予約の内容が変更されたとき、フラッシュメモリ13に記憶されていたファイルを更新することによって、変更後の録画予約の内容を表すファイルをRAM12を用いて生成し、その生成する過程でクラスタ単位のファイルデータが貯まる毎に、ファイルデータを書き込み制御部32に出力する。
書き込み制御部32は、書き込みデータ生成部31から供給されたそれぞれのファイルデータの書き込み先となるクラスタを上述したようにして確保し、確保したクラスタにファイルデータを書き込む。
すなわち、書き込み制御部32は、先頭のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、空いているセクタの先頭にあるクラスタを確保し、2番目以降のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、先頭にあるクラスタと連続する位置にあるクラスタを確保する。また、書き込み制御部32は、書き込み先として確保したクラスタに、それぞれのファイルデータを所定のタイミングで書き込む。
ここで、記録再生装置1の動作についてフローチャートを参照して説明する。
はじめに、図5のフローチャートを参照して、ファイルデータをフラッシュメモリ13に書き込む記録再生装置1の処理について説明する。
ステップS1において、書き込みデータ生成部31は、フラッシュメモリ13に記憶させる1つのファイルを構成するクラスタ単位のファイルデータを生成し、生成したファイルデータを書き込み制御部32に出力する。
ステップS2において、書き込み制御部32は、書き込みデータ生成部31から供給された先頭のファイルデータの書き込み先のクラスタとして、空いているセクタの先頭にあるクラスタを確保する。
ステップS3において、書き込み制御部32は、クラスタを他に確保する必要があるか否かを判定し、書き込みデータ生成部31により生成されたファイルデータのうち、書き込み先のクラスタを確保していないファイルデータがまだあることから、クラスタを他に確保する必要があると判定した場合、ステップS4に進む。
ステップS4において、書き込み制御部32は、直前に処理の対象になっていたファイルデータの書き込み先として確保したクラスタと連続するクラスタを、いま処理の対象になっているファイルデータの書き込み先のクラスタとして確保することができるか否かを判定する。
書き込み制御部32は、ステップS4において、直前に処理の対象になっていたファイルデータの書き込み先として確保したクラスタと連続するクラスタを、いま処理の対象になっているファイルデータの書き込み先のクラスタとして確保することができると判定した場合、ステップS5に進む。
ステップS5において、書き込み制御部32は、直前に処理の対象になっていたファイルデータの書き込み先として確保したクラスタと連続するクラスタを、いま処理の対象になっているファイルデータの書き込み先のクラスタとして確保する。
例えば、いま処理の対象になっているファイルデータが2番目のファイルデータであり、直前に処理の対象になっていた先頭のファイルデータの書き込み先として確保された先頭にあるクラスタに続く、2番目の位置にあるクラスタが、いま処理の対象になっている2番目のファイルデータの書き込み先のクラスタとして確保される。
一方、ステップS4において、書き込み制御部32は、直前に処理の対象になっていたファイルデータの書き込み先として確保したクラスタと連続するクラスタを、いま処理の対象になっているファイルデータの書き込み先のクラスタとして確保することができないと判定した場合、ステップS6に進む。
ステップS6において、書き込み制御部32は、いま処理の対象になっているファイルデータの書き込み先のクラスタとして、空いている他のセクタの先頭にあるクラスタを確保する。
例えば、図2に示されるように、セクタ2とセクタ4が空いており、セクタ2のクラスタ2−nまでファイルデータの書き込み先として既に確保されている場合、いま処理の対象になっているファイルデータの書き込み先のクラスタとして、セクタ4の先頭にあるクラスタ4−1が確保される。
ステップS5、またはステップS6の処理が行われた後、処理はステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS3において、書き込み制御部32は、全てのファイルデータの書き込み先を確保したことから、クラスタを他に確保する必要がないと判定した場合、ステップS7に進む。
ステップS7において、書き込み制御部32は、書き込み先として確保したクラスタに、それぞれのファイルデータを書き込み、処理を終了させる。なお、書き込み先とするクラスタが確保された直後にそれぞれのファイルデータが書き込まれるようにしてもよい。
以上の処理により、それぞれのセクタには、1つのファイルのファイルデータだけが書き込まれることになる。
次に、図6のフローチャートを参照して、フラッシュメモリ13に記憶されているファイルを更新する記録再生装置1の処理について説明する。
この処理は、例えば、フラッシュメモリ13に記憶されているファイルを更新した更新後のファイルを構成するデータが書き込みデータ生成部31により取得されたときに開始される。
ステップS11において、書き込み制御部32は、更新前のファイルのファイルデータが書き込まれているセクタを消去する。例えば、図3のファイルAを更新する場合、ファイルAのファイルデータが書き込まれているセクタ1が全て消去される。
ステップS12において、書き込み制御部32は、図4を参照して説明したファイルデータの書き込み処理を行い、処理を終了させる。ステップS12において行われるファイルデータの書き込み処理においては、更新後のファイルを構成するクラスタ単位のファイルデータが生成され、生成されたファイルデータの書き込み先として、ステップS11で消去されたセクタに含まれるクラスタが確保される。書き込み先が確保されたとき、それぞれのファイルデータがクラスタに書き込まれる。
それぞれのセクタには、1つのファイルのファイルデータだけが書き込まれていることから、以上の処理により、1つのファイルの更新時に電源の遮断などが発生した場合であっても、その影響が及ぶ範囲を、更新の対象になっているファイルだけに限定することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図7は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
CPU51は、ROM52、または記憶部58に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM53には、CPU51が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54により相互に接続されている。
CPU51にはまた、バス54を介して入出力インタフェース55が接続されている。入出力インタフェース55には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部56、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部57が接続されている。CPU51は、入力部56から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU51は、処理の結果を出力部57に出力する。
入出力インタフェース55に接続されている記憶部58は、例えばハードディスクからなり、CPU51が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部59は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース55に接続されているドライブ60は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア61が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部58に転送され、記憶される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図7に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア61、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM52や、記憶部58を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部59を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明の一実施形態に係る記録再生装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 フラッシュメモリの記録領域の例を示す図である。 フラッシュメモリの記録領域の他の例を示す図である。 記録再生装置の機能構成例を示すブロック図である。 記録再生装置のファイルデータ書き込み処理について説明するフローチャートである。 記録再生装置のファイル更新処理について説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 記録再生装置, 11 CPU, 12 RAM, 13 フラッシュメモリ, 14 ハードディスク, 15 バス, 16 チューナ, 17 復調器, 18 TSデコーダ, 19 AVデコーダ, 20,21 MUX, 22 表示コントローラ, 31 書き込みデータ生成部, 32 書き込み制御部

Claims (4)

  1. FATファイルシステムが構築されたNOR型フラッシュメモリを有する情報処理装置において、
    書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された第1のデータの記録領域として、前記NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込む書き込み手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記書き込み手段は、前記所定のセクタにあるクラスタを前記第2のデータの記録領域として確保することができない場合、前記所定のセクタと異なる、空いているセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第2のデータを書き込む
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. FATファイルシステムが構築されたNOR型フラッシュメモリを有する情報処理装置の情報処理方法において、
    書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成し、
    生成した第1のデータの記録領域として、前記NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込む
    ステップを含む情報処理方法。
  4. FATファイルシステムが構築されたNOR型フラッシュメモリを有する情報処理装置の情報処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    書き込みの対象となる1つのファイルを構成するクラスタ単位のデータを生成し、
    生成した第1のデータの記録領域として、前記NOR型フラッシュメモリに形成された複数のセクタのうちの、空いている所定のセクタの先頭にあるクラスタを確保し、前記第1のデータに続く第2のデータの記録領域として、前記所定のセクタと同じセクタの、前記第1のデータの記録領域として確保したクラスタと連続した位置にあるクラスタを確保して、前記第1と第2のデータをそれぞれのクラスタに書き込む
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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JP2011164963A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Sony Corp 情報記録装置、撮像装置、情報更新方法及びプログラム

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