JP2008070439A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像同時クリーニング方式の画像形成装置において,帯電部での帯電不良および露光部での露光不良を抑制し,高画質の画像を形成する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は,トナーの帯電極性とは逆極性の直流バイアスが印加され,ブラシ回転部材である第1トナー収出量制御部材6Aと,トナーの帯電極性と同極性の直流バイアスが印加され,ブラシ部材である第2トナー収出量制御部材6Bと,トナーの帯電量を正規帯電極性に揃え,発泡弾性体部材であるトナー帯電量制御部材7とを有する。第1トナー収出量制御部材6および第2トナー収出量制御部材6Bは,トナーの回収機能および吐出機能を有し,感光体ドラム2上のトナーを所定値以下に調節する。
【選択図】 図2

Description

本発明は,電子写真方式にて画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には,転写後に像担持体上に残存するトナー(以下,「転写残トナー」とする)を現像装置によって回収する,すなわち現像装置にて現像とクリーニングとを併せて行う方式(以下,「現像同時クリーニング方式」とする)の画像形成装置に関するものである。
従来から,電子写真方式の画像形成装置では,感光体ドラム等の像担持体上にトナー像を形成する。より具体的には,像担持体上を一様に帯電し,露光することで静電潜像を形成し,その静電潜像をトナーによって現像することでトナー像を形成する。そして,そのトナー像を用紙等の記録媒体上に転写し,そのトナー像を記録媒体に定着させることにより,画像を形成するように構成されている。転写後の転写残トナーは,クリーニング装置によって回収・除去される。
近年,環境保全や資源の有効利用の観点から,転写残トナーを現像装置に戻して再利用する画像形成装置がある。この1つの方式として,専用のクリーニング装置を廃し,現像装置によって転写残トナーを回収して再利用する現像同時クリーニング方式の画像形成装置が提案されている。
現像同時クリーニング方式は,転写後の転写残トナーを次工程以降の現像工程時に現像バイアスとの電位差によって現像装置内に直接回収する方法である。この方法によれば,転写残トナーは,現像装置に回収されて次工程以降の現像処理に再利用されるため,廃棄されるトナーをなくし,トナーの有効利用を図ることができる。また,廃棄トナーを処理する装置を配しないため,装置自体のコンパクト化にも有利である。
上述したような現像同時クリーニング方式では,次のような問題が生じる。すなわち,転写後の感光体上には,帯電極性が正規極性とは逆極性に反転してしまっている転写残トナーが混在する。また,帯電極性が正規極性であっても除電されて帯電量が少なくなっているものもある。それらのトナーは,接触方式の帯電装置を通過する際,帯電装置に付着し易く,帯電不良の原因となる。また,現像装置での回収が難しく,感光体上に蓄積することで,画像不良の原因となる。
この問題に着目した技術として,例えば特許文献1には,感光体の回転方向において転写手段の下流側かつ帯電手段の上流側に,現像剤帯電量制御手段を配置した画像形成装置が開示されている。この現像剤帯電量制御手段は,帯電処理前に転写残トナーの帯電極性を正規の帯電極性に揃える。これにより,帯電不良や画像不良の発生を抑制できるとしている。また,例えば特許文献2には,転写手段の下流側かつ帯電手段の上流側に,正規とは逆極性で帯電処理する第1の現像剤帯電量制御手段と,正規極性で帯電処理する第2の現像剤帯電量制御手段とを配置した画像形成装置が開示されている。この2つの現像剤帯電量制御手段により,帯電装置への付着を防止しつつ現像装置での転写残トナーの回収を効率的に行うことができるとしている。
特開平8−137368号公報 特開2002−99176号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には,次のような問題があった。すなわち,現像同時クリーニング方式の画像形成装置では,所定量を超える量の転写残トナーが存在すると,帯電不良や露光不良が生じる。
具体的に,図13に示すように,転写残トナーが特定の場所に集中している場合,帯電時に当該トナー集中箇所下の感光体が十分に帯電されない。そのため,当該トナー集中箇所での感光体表面電位V0’の絶対値が通常箇所の感光体表面電位V0の絶対値と比較して低くなる。この電位ムラ(帯電不良)が濃度差となって画像に現れる。
また,図14に示すように,露光時に転写残トナーが露光箇所を遮光してしまう。そのため,当該トナー集中箇所での感光体表面電位Vi’の絶対値が露光箇所の感光体表面電位Viの絶対値と比較して高くなる。この電位ムラ(露光不良)も濃度差となって画像に現れる。
特許文献1や特許文献2では,転写後に位置する現像剤帯電量制御手段にて転写残トナーの帯電量を調節し,帯電装置への付着を抑制するとともに現像装置への回収を容易にしている。しかし,感光体上の転写残トナーの量には着目していない。そのため,転写残トナーの量が所定量を超えると,前述した電位ムラが生じる。
また,感光体上には,転写残トナーの他,トナーに添加される微小な外添剤や帯電時に生成される放電生成物が存在する。これらの微小物質は,時間経過により感光体上にフィルミングや固着を生じさせ,画質劣化の原因となる。これらの微小物質は,ブレードタイプのクリーニング装置であれば,クリーニングブレードが転写残トナーの掻き取りとともに感光体の表面を研磨するため,クリーニング時に除去される。しかし,現像同時クリーニング方式では,感光体表面を研磨するような清掃部材を設置しない。そのため,微小物質のフィルミング等を抑制することが困難である。
本発明は,前記した従来の現像同時クリーニング方式の画像形成装置が有する問題点を少なくとも1つ解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,現像同時クリーニング方式の画像形成装置において,帯電部での帯電不良および露光部での露光不良を抑制し,高画質の画像を形成する画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,トナー像を担持する像担持体と,像担持体の表面を一様に帯電する帯電部と,帯電処理された像担持体上に静電潜像を形成する露光部と,像担持体上にトナーを付与してトナー像を形成する現像機能および像担持体上にあるトナーを回収する回収機能を備える現像部と,像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写部とを有し,現像とクリーニングとを併せて行う方式の画像形成装置であって,像担持体の回転方向の,帯電部よりも上流であって転写部よりも下流に位置し,像担持体上のトナーを回収する回収機能と保持するトナーを吐き出す吐出機能とを備える第1トナー量調節部と,第1トナー量調節部がトナーの回収処理を行う際に,第1トナー量調節部に対してトナーの帯電極性とは逆極性の直流バイアスを印加する第1バイアス印加部と,像担持体の回転方向の,帯電部よりも上流であって転写部よりも下流に位置し,像担持体上のトナーを回収する回収機能と保持するトナーを吐き出す吐出機能とを備える第2トナー量調節部と,第2トナー量調節部がトナーの回収処理を行う際に,第2トナー量調節部に対してトナーの帯電極性と同極性の直流バイアスを印加する第2バイアス印加部と,第1バイアス印加部および第2バイアス印加部の各バイアスを制御することにより,第1トナー量調節部および第2トナー量調節部の回収機能と吐出機能とを切り換える制御部とを有することを特徴としている。
本発明の画像形成装置は,トナーの付与とトナーの回収とを兼ねた現像部を備えた現像同時クリーニング方式の画像形成装置であり,帯電部よりも上流であって転写部よりも下流に,所定のバイアスが印加されることにより,像担持体上のトナーの回収および保有するトナーの吐出を行う2つのトナー量調節部を有している。すなわち,トナーの帯電極性とは逆極性の直流バイアスが印加され,正規極性に帯電するトナーの回収/吐出を行う第1トナー量調節部と,トナーの帯電極性とは同極性の直流バイアスが印加され,逆極性に帯電するトナーの回収/吐出を行う第2トナー量調節部とを有している。
本発明の画像形成装置では,第1トナー量調節部が正規極性に帯電したトナーを回収することで,像担持体上のトナー量が一定値以下となるように保たれる。これにより,帯電時および露光時の電位ムラを抑制することができる。また,第2トナー量調節部が逆極性に帯電したトナーを回収することで,帯電部前に逆極性に帯電した転写残トナーを回収することができ,帯電部の汚染を抑制することができる。
さらには,両トナー量調節部は,トナーの吐出機能も備えている。そのため,適当なタイミング(例えば,像間や作像終了後)にトナーを吐き出すことで,トナー量調節部でのトナーの蓄積を回避することができる。
また,本発明の画像形成装置の第1トナー量調節部および第2トナー量調節部には,それぞれ直流バイアスが印加される。そのため,交流バイアスを印加したときに懸念される像担持体の振動および騒音の心配はない。
また,本発明の画像形成装置の第1トナー量調節部は,第2トナー量調節部よりもトナーの蓄積能力が高いこととするとよりよい。すなわち,転写残トナーの帯電極性は,正規極性に帯電しているものが圧倒的に多く,第1トナー量調節部と第2トナー量調節部とではその回収量に差がある。そこで,正規極性に帯電するトナーの回収を行う第1トナー量調節部のトナー蓄積能力を高くすることで,両トナー量調節部の寿命のバランスが良くなり,結果として両トナー量調節部の長寿命化が図られる。また,逆極性に帯電するトナーの回収を行う第2トナー量調節部のトナー蓄積能力を小さくすることで,装置のコンパクト化,低コスト化を図ることができる。つまり,装置内のスペースを有効利用することができる。
また,第1トナー量調節部は,像担持体に対してカウンタ回転するブラシ回転体であることとするとよりよい。すなわち,カウンタ回転することでトナーの取り込みが容易となる。
また,本発明の画像形成装置は,像担持体の回転方向の,帯電部よりも上流であって第1トナー量調節部および第2トナー量調節部よりも下流に位置し,トナーの帯電極性を正規極性に揃えるトナー帯電量調節部を有するとよりよい。トナー量調節部から吐き出されたトナーは,トナー量調節部の材質,サイズ等によっては帯電極性が反転してしまうものがある。そこで,トナー帯電量調節部を,トナー量調節部と帯電部との間に設けることで,帯電部を通過する前に,像担持体上のトナーの帯電極性を揃える。これにより,帯電部の汚染や現像部での未回収が抑制される。
また,本発明の画像形成装置のトナー帯電量調節部は,像担持体に対して摺接配置された導電性の発泡弾性部材であり,像担持体の長手方向に往復運動することとするとよりよい。すなわち,発泡部材であるトナー帯電量調節部が,像担持体に対して摺接することにより,像担持体の表面が研磨される。これにより,像担持体の表面に固着した微小物質を除去することができる。
本発明によれば,現像同時クリーニング方式の画像形成装置において,帯電部での帯電不良および露光部での露光不良を抑制し,高画質の画像を形成する画像形成装置が実現している。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,タンデム型のカラープリンタに本発明を適用したものである。
本形態の画像形成装置は,タンデム方式のフルカラープリンタであり,図1に示すように並列に配置された4つの画像形成ユニットを有するものである。具体的に,本形態のカラープリンタ100は,4色の画像形成ユニット1K,1C,1M,1Yを有している。また,その他に露光装置8,中間転写ベルト10,2次転写ローラ11,クリーニングブレード12等を有している。各画像形成ユニットは,中間転写ベルト10上に各色の画像を形成するものである。各画像形成ユニットは,画像形成ユニット1Kがブラック(K),画像形成ユニット1Cがシアン(C),画像形成ユニット1Mがマゼンタ(M),画像形成ユニット1Yがイエロー(Y)の各色に対応している。なお,各画像形成ユニットの配置は図1の順序に限定されるものではない。
また,画像形成ユニット1Kは,図2に示すように,回転ドラム型の電子写真感光体であり,負帯電性の有機光導電体(OPC)である感光体ドラム2を有している。感光体ドラム2は,図2中の矢印方向に一定の速度で回転するようになっている。また,感光体ドラム2の周囲には,その回転方向に沿って,帯電装置3,現像装置4,転写装置5,第1トナー収出量制御部材6A,第2トナー収出量制御部材6B,トナー帯電量制御部材7が順次配置されている。また,帯電装置3と現像装置4との間には,潜像が形成される露光エリアが設けられている。その他の画像形成ユニットについても同様の構成となっている。
本形態のカラープリンタ100は,第1トナー収出量制御部材6Aに対して所定の直流バイアス(以下,「第1トナー量制御バイアス」とする)を印加するためのバイアス印加部61Aと,第2トナー収出量制御部材6Bに対して所定の直流バイアス(以下,「第2トナー量制御バイアス」とする)を印加するためのバイアス印加部61Bと,トナー帯電量制御部材7に対して直流バイアス(以下,「トナー帯電量制御バイアス」とする)を印加するためのバイアス印加部71と,第1トナー量制御バイアス,第2トナー量制御バイアスおよびトナー帯電量制御バイアスを制御する制御部62とを備えている。なお,不図示であるが,帯電装置3,現像装置4,転写装置5の各装置にもそれぞれ電源が接続されており,所定のバイアスが印加される。
帯電装置3は,感光体ドラム2の表面を均一に帯電させるものである。帯電装置3としては,コロナ放電により帯電させる非接触方式のコロナ帯電装置の他,導電性の接触帯電部材を感光体ドラム2の表面に接触させて帯電させる接触方式の帯電装置が適用可能である。接触方式の帯電装置は,放電生成物の発生を抑え,感光体ドラム2の劣化を防ぐことができ,高画質を維持することができる。また,オゾンレスによる装置のコンパクト化も可能になる。接触方式の帯電装置としては,ローラ型,ブレード型,ブラシ型,シート型など各種のものがある。
本形態では,帯電装置としてローラ型のものを使用する。具体的に帯電装置3は,図3に示すように,芯金31(SUS,直径:6mm)と,芯金31を覆う発泡体ベース層32(膜厚:2.5mm)と,発泡体ベース層32を覆う中間層33(膜厚:0.45mm,抵抗:2E+5Ω,硬度:75°,表面粗さRa:0.2μm以下)と,中間層33をコーティングする表面層34(膜厚:10μm,抵抗:2E+5Ω)とを有する。なお,発泡体ベース層32,中間層33,表面層34を構成する材料は一般的な樹脂材料であればよい。
なお,帯電装置3への印加バイアス(帯電バイアス)は,感光体ドラム2の表面電位を所定の値に設定できるものであればどのようなものであってもよい。例えば,直流電圧や交流電圧であってもよいし,直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧であってもよい。また,パルス電圧,サイン波形,矩形波形,その他の波形の電圧でもよい。本形態では,サイン波(Vdc:−520V,Vpp:1200V,周波数:1kHz)の帯電バイアスが印加される。
図4は,帯電バイアスのパラメータ(Vdc,Vpp)を変化させたときの帯電ローラのトナー汚れ状態を調査した結果を示している。図5は,帯電バイアスのパラメータ(Vdc,Vpp)を変化させたときの帯電ローラの外添剤汚れ状態を示している。両図とも帯電ローラの汚れの判断は目視で行い,●は良好,▲は一部不良,■は不良を示している。両図に示したように,図4中左上の領域ではプラストナーによる汚れが目立ち,図4中右下の領域ではマイナストナーによる汚れが目立つ結果となった。また,図5中左下の領域では外添剤の汚れが目立つ結果となった。なお,両図ともにプロットしていない領域は感光体ドラムの表面電位が使用範囲外となるために調査の対象外となっている。これにより,帯電バイアスの使用領域としては,両図中の破線枠で示したように,Vdcが−200V〜−650Vの範囲内であり,Vppが700V〜1400Vの範囲内であることが帯電ローラの汚染を抑制する上で好ましいことがわかる。
現像装置4は,潜像上にトナーを付与する機能に加え,トナーを回収する機能を有している。すなわち,本形態では,静電潜像の白地部については感光体ドラム上の転写残トナーを回収し,それ以外の部分についてはトナーを付与する。現像装置4としては,接触型であっても非接触型であってもよい。また,現像方式は,トナーとキャリアとからなる2成分現像方式であっても,キャリアを含まない1成分現像方式であってもよい。本形態では,負帯電極性トナーを使用するが,トナー像の現像が可能であれば,正帯電極性トナーであってもよい。
第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bは,感光体ドラム2上の転写残トナーの通過量の調節を行うためのものである。各トナー収出量制御部材にて転写残トナーを回収する際,第1トナー収出量制御部材6Aにはトナーの正規極性に対して逆極性(本形態では正極性:+150V)のバイアスが印加され,第2トナー収出量制御部材6Bにはトナーの正規極性に対して同極性(本形態では負極性:−500V)のバイアスがそれぞれ印加される。
図6は,転写残トナーの付着量と濃度ムラとの関係を示している。本グラフは,横軸を感光体ドラム上のトナーの付着量とし,縦軸をその付着量のときに採取した画像サンプルの濃度変化量としている。あらかじめ,転写残トナーの「有り部」と「無し部」とのハーフトーン画像(10%,20%,30%,50%)を形成し,目視による官能評価を行ったところ,濃度変化量ΔE*ab≦2の場合には濃度差が認識されなかった。そこで,転写残トナーを0〜0.5g/m2 の範囲内で評価したことろ,図6に示したように,0.2g/m2 以下であれば濃度変化量ΔE*abを2以下とすることがわかった。そこで,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bでは,転写残トナーの通過量を0.2g/m2 以下となるように調節する。
また,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bとしては,導電性ブラシ部材を適用する。本形態では,繊径が2.2dT,密度が240kF,パイル長が3mm,抵抗が1E+5Ωのナイロンブラシを使用する。なお,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bの構成は上記のものに限るものではない。第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bは,少なくとも,繊径が1D〜6D(1.1dT〜6.6dT),密度が150kF〜600kF,パイル長が2mm〜10mm,ブラシ成形品の抵抗値が104Ω〜106Ωの範囲内のものであれば適用可能である。
また,第1トナー収出量制御部材6Aは回転体であり,感光体ドラム2に対してカウンタ方向に回転しつつ感光体ドラム2に摺接する。一方,第2トナー収出量制御部材6Bは固定体であり,回転することなく感光体ドラム2に摺接する。すなわち,トナーの帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される第1トナー収出量制御部材6Aのほうが,正極性のバイアスが印加される第2トナー収出量制御部材6Bよりもトナーの蓄積量が大きく,またトナーを取り込み易い構成となっている。
これは,転写残トナーのうち,帯電極性が反転しているものは極一部であり,殆どのトナーは正規極性(本形態では負極性)のままである。そのため,正規極性の転写残トナーを回収する第1トナー収出量制御部材6Aのトナー蓄積量を,逆極性の転写残トナーを回収する第2トナー収出量制御部材6Bのトナー蓄積量よりも大きくすることで,両トナー収出量制御部材の寿命のバランスが良くなる。そのため,結果としてトナー吐出量制御部材の長寿命化を図ることができる。また,言い換えると,回収されるトナー量が少ない第2トナー収出量制御部材6Bのトナー蓄積量を小さくすることで,装置のコンパクト化,低コスト化を図ることができる。
また,画像形成装置が,作像時にはトナーを回収し,非作像時にトナーと吐き出す制御をする場合には,第1トナー収出量制御部材6Aのトナー蓄積量を大きくすることで,作像を中断するまでの画像形成可能期間の長期化を図ることができる。
また,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bには,それぞれ直流バイアスが印加される。そのため,交流バイアスを印加したときに懸念される感光体ドラム2の振動および騒音は小さい。
本形態では,第1トナー量制御バイアスのVdcおよび第2トナー量制御バイアスのVdcが可変であり,動作モードに応じて制御部62によって制御される。制御の詳細については後述する。
トナー帯電量制御部材7は,感光体ドラム2上のトナーの帯電極性を正規極性に揃えるためのものである。本形態では,負帯電極性トナーを使用するため,トナーの帯電極性を負極性に揃える。トナー帯電量制御部材7としては,導電性カーボンを分散した導電性発泡体のパッド部材を適用する。本形態では,セル径の分布が100μm〜250μmの範囲内に集中し,かつ平均セル径が200μm以下であり,体積抵抗率が104Ωcm〜106Ωcmの範囲内であり,発泡体の密度(単位体積あたりの重さ)が0.2g/cm3〜0.5g/cm3の範囲内である発泡体を使用する。また,感光体ドラム2への押圧力を0.02MPaとする。
トナー帯電量制御部材7には,電源となるバイアス印加部71を介してトナー帯電量制御バイアスが印加される。具体的にトナー帯電量制御部材7には,負極性の直流バイアスが印加される。本形態では,−500V〜−300Vの範囲内の直流バイアスが印加される。トナー帯電量制御バイアスのパラメータも可変であり,制御モードに応じて制御部62によって制御される。
図7は,トナー帯電量制御バイアスとトナー帯電量の変化量の関係を示している。図7に示すように,トナー帯電量制御バイアスを変化させることでトナー帯電量を制御することができる。図8は,トナー帯電量制御部材7の通過前後におけるトナー帯電量の分布を示している。図8に示すように,トナー帯電量制御部材7を通過することにより,トナー帯電量のばらつきが小さくなることがわかる。
図9は,帯電前のトナー帯電量と帯電ローラの汚れとの関係を示している。図9中のVdcは帯電ローラのVdcを意味し,帯電ローラのVppは1200Vとしている。本グラフは,横軸を転写後であって帯電直前のトナーの帯電量(μC/g)とし,縦軸をその帯電量のときの帯電ローラ上の汚れ(すなわち帯電ローラ上にシールを貼付して汚れを抽出し,その汚れを白紙に転写したときのL*)を計測した。一般的に,L*が80以上あれば,帯電ローラの汚れが画質に影響を与えることはない。図9に示したように,トナーの帯電量がおよそ−15μC/g以下となると,帯電ローラが著しく汚染されることがわかる。そこで,本形態のトナー帯電量制御部材7では,感光体ドラム上の帯電装置の通過直前の転写残トナーの帯電量を−15μC/g以下(すなわち絶対値として以上)となるように調節する。なお,図9に示したように,帯電ローラの汚れは,帯電ローラへのVdcに依存しない。
また,トナー帯電量制御部材7は,感光体ドラム2に摺接しており,感光体ドラム2の軸方向に往復移動可能に設けられている。すなわち,発泡体であるトナー帯電量制御部材7が感光体ドラム2の表層に摺擦することで,感光体ドラム2の表面が研磨される。そして,感光体ドラム2の表面が研磨されることで,感光体ドラム2の表面に固着した微小物質が除去される。
なお,トナー帯電量制御部材7の往復運動は,感光体ドラム2の回転中,常時行われる。また,トナー帯電量制御部材7の移動速度,移動量,押し当て量等を調節することによって感光体ドラム2の研磨量を制御することができる。
続いて,本形態のカラープリンタ100にて画像を形成する場合の動作について説明する。なお,図10に感光体ドラム2の表面電位の推移を示す。まず,帯電装置3により,感光体ドラム2の表面が所定の電位V0に一様に帯電処理される(図10(a))。
次に,露光装置8が感光体ドラム2上の露光エリアに光を照射することにより,1ページ目の静電潜像が形成される。本工程では,レーザ光により露光された部分が電位Viとなり,電位V0と電位Viとのコントラストによって静電潜像が形成される(図10(b))。
次に,現像装置4では,負帯電極性のトナーを担持する現像ローラに現像バイアスが印加されており,電位Vd(V0<Vd<Vi)となっている現像ローラ上を静電潜像が通過する際に現像が行われる。このとき,現像ローラ上のトナーは,電位Viとなっている露光部(黒地部)では感光体ドラム2へ移動し,電位V0となっている非露光部(白地部)では移動しない(図10(c))。これにより,感光体ドラム2上にトナー像が形成される。
次に,転写装置5により,トナー像が中間転写ベルト10上に転写される。すなわち,感光体ドラム2上のトナーは,転写装置5の正極性の転写バイアスVtにより中間転写ベルト10上に移動する(図10(d))。このとき,一部のトナーは,転写されずに感光体ドラム2上に残留し,転写残トナーとなる。転写残トナーには,正極性に帯電しているものと負極性に帯電しているものとがある。
次に,第1トナー収出量制御部材61により,正規極性(本形態では負極性)に帯電した転写残トナーが第1トナー収出量制御部材61に回収される(図10(e))。なお,このとき必ずしもトナーを100%回収する必要はなく,トナー量が所定量以下(本形態では0.2g/m2 以下)となればよい。
次に,第2トナー収出量制御部材62により,逆極性(本形態では正極性)に帯電した転写残トナーが第2トナー収出量制御部材62に回収される(図10(f))。このときも必ずしもトナーを100%回収する必要はなく,トナー量が所定量以下となればよい。
次に,トナー帯電量制御部材7により,両トナー収出量制御部材を通過したトナーあるいは両トナー収出量制御部材から吐き出されたトナーの帯電極性を正規極性(本形態では負極性)に揃える(図10(g))。すなわち,トナー同士の摩擦,転写バイアス,トナー量制御バイアス等によってトナーの帯電量が変化する。また,ブラシ部材である各トナー収出量制御部材から吐き出されたトナーは,ブラシの材種,密度,繊径,長さ等によって帯電量が変化し,一部のトナーの帯電極性が反転する。この帯電量が変化したトナー,すなわち荷電不良(荷電過多,荷電不足)のトナーを規定の帯電量に揃える。
その後,再び帯電装置3により転写残トナーの上から感光体ドラム2の表面が帯電処理される(図10(h))。このとき,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bにて転写残トナーの付着量が所定量以下に抑えられていることから,転写残トナーに遮られることなく感光体ドラム2の表面が一様に帯電される。また,トナー帯電量制御部材7にて転写残トナーの帯電量が規定値に揃えられていることから,転写残トナーの帯電装置3への付着が抑制される。
その後,露光部で2ページ目の静電潜像が形成される(図10(i))。このときも同様に,トナー収出量制御部材6にて転写残トナーの付着量が所定量以下に抑えられていることから,転写残トナーに遮られることなく露光処理が行われる。
次に,現像装置4にて,現像と残留トナーの回収とが同時に行われる。すなわち,転写残トナーのうち,非露光部(白地部)に存在するものは現像装置4に回収され,露光部(黒地部)に存在するものはトナー像となる(図10(j))。このとき,トナー帯電量制御部材7にて転写残トナーの帯電量が規定値に揃えられていることから,転写残トナーの回収が円滑に行われる。
このような動作を画像形成ユニットごとに繰り返し,中間転写ベルト10上にそれぞれの色のトナー画像を重ねる。そして,4色のトナー像が重ね合わせられることにより,中間転写ベルト10上にカラー画像が形成される。このカラー画像が2次転写ローラ11にて記録紙に転写される。そして,その記録紙が定着装置を介して排出トレイに出力される。
続いて,トナー量調節手順について,図11のフローチャートおよび図12のタイムチャートを基に説明する。なお,あらかじめ本形態の画像形成装置には幾つかの動作モードが設定されている。
具体的には,画像形成の終了後に行われるエンドシーケンス吐出モード(以下,「モード1」とする)が設定されている。モード1,作像モード,像間モードでの各バイアスの設定は,次の表1の通りである。
Figure 2008070439
まず,作像を開始すると,動作モードが作像モードに切り換わる(S1)。具体的に,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bにトナーを回収するバイアスが印加される。また,作像時には,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bにて転写残トナーが回収されているため,殆ど感光体ドラム2上に転写残トナーが存在しない。そのため,トナー帯電量制御バイアスVdcを−300Vとし,帯電装置3への影響を抑える。
その後,作像が終了であるか否かを判断し(S2),像間においては,動作モードが像間モードに切り換わる。具体的に,第1トナー収出量制御部材6Aにトナーを吐き出すバイアスを印加する(S3)。これにより,第1トナー収出量制御部材6Aに蓄積するトナーを感光体ドラム2上に吐き出す。この吐き出しの際,トナーの帯電極性が反転してしまったとしても,そのトナーは第2トナー収出量制御部材6Bによって回収される。そのため,帯電装置3は汚染されない。以後,すべての作像が終了するまで,作像モードのバイアスと像間モードのバイアスとが繰り返される。
すべての作像が終了すると,動作モードがモード1に切り換わる(S4)。具体的に,第1トナー収出量制御部材6A,第2トナー収出量制御部材6B,および帯電装置3にトナーを吐き出すバイアスが間欠的に印加されることで,トナーが積極的に吐き出される。さらに,トナー帯電量制御部材7にVdcが−500Vのトナー帯電量制御バイアスが印加されることで,逆極性トナーが吐出されても感光体ドラム2上のトナーの帯電量が調節される。吐き出されたトナーは現像装置4にて回収される。モード1での動作が終了するとプリント動作が終了となる。
なお,本形態では,像間において第2トナー収出量制御部材6Bの吐出処理を行っていない。これは,第2トナー収出量制御部材6Bで回収されるトナーは僅かであり,第1トナー収出量制御部材6Aのように頻繁に吐出処理を行う必要がないためである。ただし,本処理に限るものではなく,像間で吐出処理を行ってもよい。
また,本形態では,動作モードごとに各トナー量制御バイアスないしトナー帯電量制御バイアスを制御しているが,これに限るものではない。例えば,露光装置8のドットカウンタから印字率を検知し,その印字率から転写残トナーの量を予測し,その予測値を基に各トナー量制御バイアスを切り換えることとしてもよい。
以上詳細に説明したように本形態のカラープリンタ100は,現像同時クリーニング方式であり,転写装置5と帯電装置3との間に,正規極性に帯電する転写残トナーの回収/吐出を行う第1トナー収出量制御部材6Aと,逆極性に帯電する転写残トナーの回収/吐出を行う第2トナー収出量制御部材6Bとを有することとしている。各トナー収出量制御部材には,直流バイアスが印加され,当該バイアスを制御することによってトナーの回収/吐出を切り換えている。つまり,第1トナー収出量制御部材6Aにより,帯電前に転写残トナーを回収することができ,感光体ドラム2上のトナー量を一定値以下に維持することができる。よって,トナー集中による帯電ムラないし露光ムラが抑制される。また,第2トナー収出量制御部材6Bにより,帯電装置3前に逆極性に帯電した転写残トナーを回収することができ,帯電ローラの汚染を抑制することができる。また,各トナー収出量制御部材の制御は直流バイアスによって行われるため,振動や騒音の問題は生じない。
また,感光体ドラム2の回転方向の,帯電装置3の上流側に,トナーの帯電量を調節するトナー帯電量制御部材7を有することとしている。トナー帯電量制御部材7には,トナーの正規帯電極性のバイアスが印加され,トナーの帯電極性が正規帯電極性に揃えられる。すなわち,仮に逆極性に帯電したトナーを第2トナー収出量制御部材6Bが回収しきれなかったとしても,あるいは転写時等に帯電不良を起こしたとしても,帯電不良のトナーを正規の帯電量に揃えることができる。よって,帯電装置3の汚染が抑制されるとともに,現像装置4での回収を円滑に行うことができる。
また,トナー帯電量制御部材7は,感光体ドラム2の軸方向に対して往復運動する。これにより,感光体ドラム2の表面が研磨され,感光体ドラム2の表面に固着した微小物質が除去される。従って,現像同時クリーニング方式の画像形成装置において,帯電部での帯電不良および露光部での露光不良を抑制し,高画質の画像を形成する画像形成装置が実現している。
また,第1トナー収出量制御部材6Aおよび第2トナー収出量制御部材6Bは,適度にトナーを吐き出しており,回収したトナーは一時的に保持されるのみである。つまり,転写残トナーを廃棄物として長期的に保持するものではない。そのため,トナーの廃棄を目的とするクリーニング装置と比較してトナーの蓄積量は小さく,そのサイズは小さくて済む。従って,画像形成装置全体のコンパクト化を妨げるものではない。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置としては,プリンタ,複写機,スキャナ,FAX等であって電子写真方式にて画像を形成するものであれば適用可能である。また,カラー画像を形成するものであってもモノクロ画像専用のものであってもよい。また,タンデム方式であっても4サイクル方式であってもよい。
また,本実施の形態では,トナーの正規極性とは逆極性のバイアスが印加される第1トナー収出量制御部材6Aを上流に,同極性のバイアスが印加される第2トナー収出量制御部材6Bを下流に配置しているが,その配置は逆でもよい。
また,本実施の形態では,第1トナー収出量制御部材6Aを回転体,第2トナー収出量制御部材6Bを非回転体とすることでトナーの蓄積能力に差を持たせているが,トナーの蓄積能力に差を持たせる方法はこれに限るものではない。例えば,繊維密度を大きくすることやブラシの表面積を大きくすることで実現することができる。
実施の形態に係るカラープリンタの構成を示す概略図である。 実施の形態に係る画像形成ユニットの構成を示す概略図である。 実施の形態に係る帯電ローラの構成を示す断面図である。 帯電ローラのトナー汚れを示すグラフである。 帯電ローラの外添剤汚れを示すグラフである。 転写残トナーの付着量と濃度ムラとの関係を示すグラフである。 トナー帯電量制御バイアスとトナー帯電量の変化量との関係を示すグラフである。 トナー帯電量制御パッドの通過前後におけるトナー帯電量分布を示すグラフである。 帯電前帯電量と帯電ローラ汚れとの関係を示すグラフである。 感光体ドラムの表面電位の推移を示す図である。 感光体ドラム上のトナー量の調節手順を示すフローチャートである。 トナー収出量制御部材,トナー帯電量制御部材,帯電装置の,モードごとのバイアスを示す図である。 帯電不良のイメージを示す図である。 露光不良のイメージを示す図である。
符号の説明
1K 画像形成ユニット
2 感光体ドラム(像担持体)
3 帯電装置(帯電部)
4 現像装置(現像部)
5 転写装置(転写部)
6A 第1トナー収出量制御部材(第1トナー量調節部)
6B 第2トナー収出量制御部材(第2トナー量調節部)
61A 第1バイアス印加部
61B 第2バイアス印加部
62 制御部
7 トナー帯電量制御部材(トナー帯電量調節部)
8 露光装置(露光部)
10 中間転写ベルト
100 カラープリンタ(画像形成装置)

Claims (5)

  1. トナー像を担持する像担持体と,前記像担持体の表面を一様に帯電する帯電部と,帯電処理された前記像担持体上に静電潜像を形成する露光部と,前記像担持体上にトナーを付与してトナー像を形成する現像機能および前記像担持体上にあるトナーを回収する回収機能を備える現像部と,像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写部とを有し,現像とクリーニングとを併せて行う方式の画像形成装置において,
    前記像担持体の回転方向の,前記帯電部よりも上流であって前記転写部よりも下流に位置し,前記像担持体上のトナーを回収する回収機能と,保持するトナーを吐き出す吐出機能とを備える第1トナー量調節部と,
    前記第1トナー量調節部がトナーの回収処理を行う際に,前記第1トナー量調節部に対してトナーの帯電極性とは逆極性の直流バイアスを印加する第1バイアス印加部と,
    前記像担持体の回転方向の,前記帯電部よりも上流であって前記転写部よりも下流に位置し,前記像担持体上のトナーを回収する回収機能と,保持するトナーを吐き出す吐出機能とを備える第2トナー量調節部と,
    前記第2トナー量調節部がトナーの回収処理を行う際に,前記第2トナー量調節部に対してトナーの帯電極性と同極性の直流バイアスを印加する第2バイアス印加部と,
    前記第1バイアス印加部および前記第2バイアス印加部の各バイアスを制御することにより,前記第1トナー量調節部および前記第2トナー量調節部の回収機能と吐出機能とを切り換える制御部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記第1トナー量調節部は,前記第2トナー量調節部よりもトナーの蓄積能力が高いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記第1トナー量調節部は,前記像担持体に対してカウンタ回転するブラシ回転体であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記像担持体の回転方向の,前記帯電部よりも上流であって前記第1トナー量調節部および前記第2トナー量調節部よりも下流に位置し,トナーの帯電極性を正規極性に揃えるトナー帯電量調節部を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載する画像形成装置において,
    前記トナー帯電量調節部は,前記像担持体に対して摺接配置された導電性の発泡弾性体部材であり,前記像担持体の長手方向に往復運動することを特徴とする画像形成装置。
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