JP2008068804A - 透明外装部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明な外装部品本体の車体への取付部が車体の外側から透けて見えてしまうことを抑制できる。
【解決手段】ラジエータグリル10では、透明なラジエータグリル本体14の外周枠部16内に車体前側から入射してボルト22へ向かう光が、ボルト22よりも車体前側で且つ外周枠部16の内部に形成された反射部32によって全反射される。したがって、このラジエータグリル10では、車体の前側からボルト22が透けて見えてしまうことを防止できる。
【選択図】図3
【解決手段】ラジエータグリル10では、透明なラジエータグリル本体14の外周枠部16内に車体前側から入射してボルト22へ向かう光が、ボルト22よりも車体前側で且つ外周枠部16の内部に形成された反射部32によって全反射される。したがって、このラジエータグリル10では、車体の前側からボルト22が透けて見えてしまうことを防止できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両の外装部品に関し、特に透明な材料によって形成されて車体に取り付けられる透明外装部品に関する。
透明な樹脂材料によって形成されたフロントグリルの裏面に、レンズカットやリブを形成することで、フロントグリルにキラメキ感を与えるようにしたフロントグリル構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平1−80561号公報
ところで、フロントグリルは、一般的にボルトなどによって車体に取り付けられるが、フロントグリル(外装部品本体)が透明な場合には、ボルトなど(取付部)が車体の外側から透けて見えてしまう。
本発明は上記事実を考慮し、透明な外装部品本体の車体への取付部が車体の外側から透けて見えてしまうことを抑制できる透明外装部品を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る透明外装部品は、透明な材料によって形成されると共に、自らを車体の外側に締結するための取付部を有する外装部品本体と、前記取付部よりも前記外装部品本体の表面側で且つ前記外装部品本体の内部に形成され、前記外装部品本体内へ入射して前記取付部へ向かう光のうち少なくとも一部を反射する反射部と、を有することを特徴としている。
なお、請求項1に記載の「表面」とは、車体の外側に露出する意匠面のことである。
請求項1に記載の透明外装部品では、透明な外装部品本体内へ入射して外装部品本体の取付部へ向かう光のうち少なくとも一部が、取付部よりも外装部品本体の表面側で且つ外装部品本体の内部に形成された反射部によって反射される。したがって、取付部が車体の外側から透けて見えてしまうことを抑制できる。
請求項2に記載の発明に係る透明外装部品は、請求項1に記載の透明外装部品において、前記反射部は、前記外装部品本体へのレーザービームの照射によって前記外装部品本体の内部が局所的に変形されることで形成されることを特徴としている。
請求項2に記載の透明外装部品では、外装部品本体へのレーザービームの照射によって反射部が形成されるので、反射部を容易に形成することができる。
請求項3に記載の発明に係る透明外装部品は、請求項1又は請求項2に記載の透明外装部品において、前記反射部は、断面形状がジグザグ状に形成されることを特徴としている。
請求項3に記載の透明外装部品では、反射部の断面形状がジグザグ状に形成されるので、反射部に入射する光を全反射させることが可能である。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る透明外装部品では、透明な外装部品本体の車体への取付部が車体の外側から透けて見えてしまうことを抑制できる。
本発明の請求項2に係る透明外装部品では、反射部を容易に形成することができる。
本発明の請求項3に係る透明外装部品では、反射部に入射する光を全反射させることが可能である。
<第1の実施形態>
図1には、本発明の第1の実施形態に係る透明外装部品としてのラジエータグリル(フロントグリル)10が車体前部に取り付けられた自動車12の正面図が示されている。また、図2には、このラジエータグリル10の部分的な構成が正面図にて示されている。さらに、図3には、図2の3−3線断面図が示されている。なお、図中矢印FRは、車体前方向を示し、矢印UPは車体上方向を示し、矢印Wは車幅方向を示している。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る透明外装部品としてのラジエータグリル(フロントグリル)10が車体前部に取り付けられた自動車12の正面図が示されている。また、図2には、このラジエータグリル10の部分的な構成が正面図にて示されている。さらに、図3には、図2の3−3線断面図が示されている。なお、図中矢印FRは、車体前方向を示し、矢印UPは車体上方向を示し、矢印Wは車幅方向を示している。
ラジエータグリル10は、透明な樹脂材料によって形成された外装部品本体としてのラジエータグリル本体14を有している。ラジエータグリル本体14は、枠状に形成された外周枠部16と、外周枠部16の内側における車幅方向中央部に設けられたエンブレム取付部18と、外周枠部16の車幅方向両端部とエンブレム取付部18との間に車幅方向に沿って掛け渡された複数の格子部20とを備えている。なお、ラジエータグリル本体14の裏面(車体後方側の面)には、図示しないレンズカット及びリブが形成されており、これらのレンズカット及びリブによってラジエータグリル本体14にキラメキ感や奥行感が与えられるようになっている。
図3に示されるように、外周枠部16の裏面側には、取付部としての複数のボルト22が設けられている。これらのボルト22は、その頭部がインサート成形によって外周枠部16に一体的に埋め込まれており、先端側のネジ部が自動車12のラジエータサポート26(車体前部)に形成された貫通孔28に挿入されている。各ボルト22には、ナット30が螺合しており、これにより、ラジエータグリル本体14が自動車12の車体前部に締結固定されている。
また、図3に示されるように、ボルト22よりも車体前側(外周枠部16の表面側)で且つ外周枠部16の内部(外周枠部16の表面よりも内側)には、反射部32が形成されている(なお、図3では、説明の都合上、反射部32にハッチングを付与してある)。この反射部32は、レーザー加工装置(所謂レーザー彫刻機)によって外周枠部16へレーザービームを照射することによって、外周枠部16の内部が局所的に変形されることで形成されたものである。
すなわち、レーザー加工装置が照射するレーザービームの焦点位置を外周枠部16の内部に設定し、その焦点位置に光エネルギーを集中させることで、外周枠部16の内部が局所的に昇華又は溶融され、外周枠部16の内部に光を反射する微小なクラック(歪み)が形成される。そして、レーザービームの焦点位置を連続的に動かすことで、外周枠部16の内部に、2次元的又は3次元的に配列された微笑クラック群(反射部32)を形成(彫刻)することができる。
このようにして形成される反射部32は、本第1の実施形態では、車体上下方向に沿って配置されると共に、断面形状がジグザグ状に形成されており、車体前側から外周枠部16内に入射してボルト22へ向かう光を全反射して、外周枠部16の外側へ出射させるようになっている(図3の矢印A参照)。
なお、本第1の実施形態では、上述した外周枠部16の「表面」とは、車体外側に露出する意匠面のことであり、具体的には、車体前側の面と、車体上側の面と、車体下側の面のことである。
一方、図4に示されるように、前述したエンブレム取付部18の車体前側には、エンブレム34が配置されている。エンブレム34の裏側には、車体後側へ向けて突出する係止爪36が設けられており、この係止爪36は、エンブレム取付部18に形成された係止孔38内に挿入されて、係止孔38の内周部に形成された段部に引っ掛かっている。これにより、エンブレム34がエンブレム取付部18に取り付けられている。
また、係止孔38よりも車幅方向外側で且つエンブレム取付部18の内部には、反射部40が形成されている。反射部40は、前述した反射部32と同様に、エンブレム取付部18へのレーザービームの照射によってエンブレム取付部18の内部が局所的に変形される(昇華又は溶解されて歪みが生じる)ことで形成されたものであり、車体前後方向に沿って配置されている。また、反射部40は、前述した反射部32と同様に、断面形状がジグザグ状に形成されており、車体前側及び車幅方向一側(図4では右側)からエンブレム取付部18内に入射して係止孔38(係止爪36)へ向かう光を全反射して、エンブレム取付部18の外側へ出射させるようになっている(図4の矢印B参照)。
次に、本発明の第1の実施形態の作用について説明する。
上記構成のラジエータグリル10では、透明なラジエータグリル本体14の外周枠部16内に車体前側から入射してボルト22へ向かう光が、ボルト22よりも車体前側で且つ外周枠部16の内部に形成された反射部32によって全反射される。したがって、このラジエータグリル10では、車体の前側からボルト22が透けて見えてしまうことを防止できるので、ボルト22(取付部)を隠すための部材(例えば、メッキが施された枠体など)をラジエータグリル本体14の車体前側に取り付けることができない場合であっても、車体の外側からボルト22が透けて見えてしまうことを抑制できる。
また、このラジエータグリル10では、エンブレム取付部18内に車体外側(車体前側及び車幅方向一側から入射して係止孔38及び係止爪36へ向かう光が、係止孔38及び係止爪36よりも車幅方向外側で且つエンブレム取付部18の内部に形成された反射部40によって全反射される。したがって、このラジエータグリル10では、車体前側及び車幅方向一側から係止孔38及び係止爪36が見えてしまうことを防止できる。
しかも、このラジエータグリル10では、反射部32が外周枠部16の内部に形成されると共に、反射部40がエンブレム取付部18の内部に形成されているので、反射部32、40に汚れが付着することがない。したがって、ラジエータグリル本体14の見栄えを良好に維持することができる。
なお、上記第1の実施形態では、ラジエータグリル本体14の外周枠部16に設けられたボルト22に対応して、反射部32が外周枠部16に形成された構成としたが、これに限らず、ボルト22(取付部)がエンブレム取付部18や格子部20に設けられる場合には、反射部32をエンブレム取付部18や格子部20に形成する構成となる。この点は、以下に説明する本発明の第2の実施形態においても同様である。
また、上記第1の実施形態では、ラジエータグリル本体14(外装部品本体)にインサート成形されたボルト22が取付部とされた構成としたが、取付部としてはこれに限らず、例えば、外装部品本体の裏面(車体への取付面)などに形成されたボルト取付用の孔が取付部とされた構成、すなわち、外装部品本体にボルト等の締結具が設けられておらず、外装部品本体が車体に取り付けられる際に、上記ボルト取付用孔にボルト等が取り付けられる構成であってもよい。この場合、上記ボルト取付用孔(取付部)へ向かう光を反射部32によって反射する構成になる。また、例えば、外装部品本体の裏面などに設けられた爪部が取付部とされ、この爪部が車体に引っ掛かることで、外装部品本体が車体に取り付けられる構成としてもよい。この場合、上記爪部へ向かう光を反射部32によって反射する構成になる。この点は、以下に説明する本発明の第2の実施形態においても同様である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
図5には、本発明の第2の実施形態に係る透明外装部品としてのラジエータグリル50の部分的な構成が断面図にて示されている。このラジエータグリル50は、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成とされているが、反射部52の構成が前記第1の実施形態に係る反射部32とは異なっている。
この反射部52は、前記第1の実施形態に係る反射部52と同様に、ボルト22よりも外周枠部16の表面側で且つ外周枠部16の内部に形成されているが、前記第1の実施形態に係る反射部32とは異なり、円弧状に形成されている。このため、外周枠部16の表面側から外周枠部16内に入射してボルト22へ向かう光の大部分は、反射部52によって反射されて外周枠部16の外側へ出射するようになっている(図5の矢印C参照)。
この実施形態においても、前記第1の実施形態と同様に、車体の外側からボルト22が透けて見えてしまうことを抑制できる。
なお、前記第1の実施形態及び上記第2の実施形態では、反射部32、52がジグザグ状や円弧状に形成された構成としたが、これに限らず、反射部の形状は、ラジエータグリル本体14(外装部品本体)の形状やボルト22(取付部)の配置などに対応して適宜設定変更することができる。
また、前記第1の実施形態及び上記第2の実施形態では、反射部32、40、52が、ラジエータグリル本体14(外周枠部16、エンブレム取付部18)へのレーザービームの照射によって形成された構成としたが、これに限らず、例えばラジエータグリル本体14(外装部品本体)へ超音波を照射することによって、反射部を形成することも可能である。
さらに、前記第1の実施形態及び上記第2の実施形態では、反射部32、40、52によって光を反射させることで、ボルト22や係止孔38などが車体外側から透けて見えることを抑制する構成としたが、これに限らず、ラジエータグリル本体14(外装部品本体)の形状によっては、反射部の代わりに、光を屈折させる屈折部を設けることで、ボルト22や係止孔38などが車体外側から透けて見えることを抑制する構成とすることもできる。
また、前記第1の実施形態及び上記第2の実施形態では、ラジエータグリル10に対して本発明が適用された構成としたが、これに限らず、本発明は、車体の外側に取り付けられる透明な外装部品の全般に対して適用可能であり、例えば車体後部に取り付けられるリヤガーニッシュなどにも適用可能である。
10 ラジエータグリル(透明外装部品)
12 自動車(車体)
14 ラジエータグリル本体(外装部品本体)
22 ボルト(取付部)
32 反射部
50 ラジエータグリル(透明外装部品)
52 反射部
12 自動車(車体)
14 ラジエータグリル本体(外装部品本体)
22 ボルト(取付部)
32 反射部
50 ラジエータグリル(透明外装部品)
52 反射部
Claims (3)
- 透明な材料によって形成されると共に、自らを車体の外側に取り付けるための取付部を有する外装部品本体と、
前記取付部よりも前記外装部品本体の表面側で且つ前記外装部品本体の内部に形成され、前記外装部品本体内へ入射して前記取付部へ向かう光のうち少なくとも一部を反射する反射部と、
を有する透明外装部品。 - 前記反射部は、前記外装部品本体へのレーザービームの照射によって前記外装部品本体の内部が局所的に変形されることで形成されることを特徴とする請求項1に記載の透明外装部品。
- 前記反射部は、断面形状がジグザグ状に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の透明外装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006250969A JP2008068804A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 透明外装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006250969A JP2008068804A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 透明外装部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008068804A true JP2008068804A (ja) | 2008-03-27 |
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ID=39290781
Family Applications (1)
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JP2006250969A Pending JP2008068804A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 透明外装部品 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103180289A (zh) * | 2010-09-10 | 2013-06-26 | 诺瓦莱德公开股份有限公司 | 用于有机光伏器件的化合物 |
-
2006
- 2006-09-15 JP JP2006250969A patent/JP2008068804A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103180289A (zh) * | 2010-09-10 | 2013-06-26 | 诺瓦莱德公开股份有限公司 | 用于有机光伏器件的化合物 |
CN103180289B (zh) * | 2010-09-10 | 2016-03-02 | 诺瓦莱德公开股份有限公司 | 用于有机光伏器件的化合物 |
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