JP2008068467A - ヘッドの維持回復装置、液体吐出装置、画像形成装置 - Google Patents
ヘッドの維持回復装置、液体吐出装置、画像形成装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】液体吐出ヘッド1の複数のノズル15が並べて形成されたノズル列を有する吐出面10をキャッピングするキャップ部材21と、空気及び液体の透過を制限する(吸引されることで空気及び液体が透過する)透過性膜22と、キャップ部材内21を吸引して負圧を発生させるための吸引ポンプ23とを備え、液体吐出ヘッド1の吐出面10に透過性膜22を密着させた状態で、キャップ部材21によって透過性膜22を介して吐出面10をキャッピングし、吸引ポンプ23によってノズル15から透過性膜22を介して液体を吸引する。
【選択図】図1
Description
液体吐出ヘッド1は、例えばサーマル型液体吐出ヘッドであり、電気熱変換素子11を設けたアクチュエータ基板12と、流路(液室)13を形成する流路板14と、液滴を吐出するノズル15を形成したノズル板16とを積層して構成され、電気熱変換素子11を駆動することによって流路13内の液体中に膜沸騰による気泡を発生させて流路13内の液体を加圧することでノズル15から液滴を吐出させる。各液室13に液体を供給する共通液室(流路)、電気熱変換素子11の保護膜や駆動電極ラインなどの図示は省略している。
この図4では、液体吐出ヘッド1の各ノズル15、液室13及び電気熱変換素子11などを含む部分を液体吐出部18として示し、各液体吐出部18の液室13に液体を供給する部分を共通液室(共通流路)19として示している。
ここで、図5に示すようにノズル面10に直接キャップ部材21を当てて吸引した場合には、図6に線aで示すように、比較的低い吸引圧(ヘッド内の流体抵抗Pr)でインクの流出が始まり、吸引圧の増大とともにインク流量も増加する。
先ず、図7に示すように、気泡30a、30b、30cによる不吐出ノズルがある場合に不吐出ノズルを検出する検出手段を備えている場合の第1例について図8のフロー図を参照して説明する。
この場合には、昇降機構部27をガイドロッド28に沿って移動させてキャップ部材21を対象となる不吐出ノズル(対象ノズル)をキャッピング可能な位置に移動させ、昇降機構部27によってキャップホルダ26を介してキャップ部材21を上昇させ、キャップ部材21によって透過性膜22を介してヘッド1の吐出面10の内対象ノズルを含む部分をキャッピングする。
この場合には、昇降機構部27をガイドロッド28に沿って移動させてキャップ部材21を対象となる不吐出ノズル(対象ノズル)をキャッピング可能な位置に移動させ、昇降機構部27によってキャップホルダ26を介してキャップ部材21を上昇させ、キャップ部材21によって透過性膜22を介してヘッド1の吐出面10の内対象ノズルを含む部分をキャッピングする。
この場合には、昇降機構部27によってキャップホルダ26を介してキャップ部材21を上昇させ、キャップ部材21によって透過性膜22を介してヘッド1の吐出面10の内一端部側のノズル15を含む部分をキャッピングし、吸引ポンプ23を駆動して前述したようにノズル吸引を行って液体及び気泡を排出させるノズル吸引を行う。
これらの例は液体吐出ヘッド31がライン型液体吐出ヘッドである場合であり、図11の構成では、透過性膜22を固定として、液体吐出ヘッド31の吐出面10に透過性膜22を介してキャップ部材21を密着させた状態で、キャップ部材21を矢示方向に移動させて、ライン型液体吐出ヘッド31のすべてのノズル15についてノズル吸引を行うようにしている。
〔実施例1〕
透過性膜22としてテフロン(登録商標)製のフィルタ(ゴアテックス製)を用いて、液体吐出ヘッド1のノズル列長さの1/5の長さを有するキャップ部材21を用いて気泡排出を実施したところ、気泡排出に要した液体の排出量は、0.01mlであった。
実施例1と同様な透過性膜22及びキャップ部材21を用いて、図8に示すように複数の箇所に気泡30が存在して不吐出状態となっている液体吐出ヘッド1に対して、キャップ部材21をノズル面10に密着させた状態で、吸引しながらノズル面10を走査させることによって、全てのノズル15から液体の吸引を実施した。このとき、液体の排出量0.1mlで気泡を排出することができた。
図13に示すように液体吐出ヘッド1のノズル列長さ相当分の長さを有するキャップ部材41を用いて気泡排出を行った。気泡が確実に排出できるための最低条件は、減圧値0.75気圧で、気泡排出に要した液体の排出量は、0.3mlであった。
この画像形成装置は、媒体の印字領域幅以上の長さのノズル列(ノズル4を並べたもの)を有するフルライン型ヘッドからなる記録ヘッドを搭載したライン型画像形成装置である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板201A、201Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
10…吐出面(ノズル面)
15…ノズル
21…キャップ部材
22…透過性膜
23…吸引ポンプ
27…昇降機構部
28…ガイドロッド
31…ライン型液体吐出ヘッド
101k、101c、101m、101y…記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
102k、102c、102m、102y…維持回復機構
234a、234b…記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
281…維持回復機構
282c…キャップ部材
285…透過性膜
Claims (11)
- 液体を吐出する複数のノズルが並べて配置されているノズル列を有する液体吐出ヘッドのノズルから液体を吸引するヘッドの維持回復装置において、
前記液体吐出ヘッドのノズルが形成された吐出面をキャッピングするキャップ部材と、空気及び液体の透過を制限する透過性膜と、前記キャップ部材内を吸引する吸引手段とを備え、
前記液体吐出ヘッドの吐出面に前記透過性膜を密着させた状態で、前記キャップ部材によって前記透過性膜を介して前記吐出面をキャッピングし、前記吸引手段によって前記ノズルから前記透過性膜を介して液体を吸引する
ことを特徴とするヘッドの維持回復装置。 - 請求項1に記載のヘッドの維持回復装置において、前記透過性膜は前記ノズル列のすべてのノズルを被覆可能で、前記キャップ部材はノズル列の内の一部のノズルをキャッピング可能であることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 請求項2に記載のヘッドの維持回復装置において、前記キャップ部材は前記ノズルの並び方向に沿って移動可能に設けられていることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 請求項3に記載のヘッドの維持回復装置において、前記キャップ部材は所要のノズル位置で前記吐出面に対して進退可能に設けられていることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 請求項3又は4に記載のヘッドの維持回復装置において、前記キャップ部材は前記透過性膜を介して前記吐出面をキャッピングした状態で前記ノズルの並び方向に移動可能に設けられていることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載のヘッドの維持回復装置において、前記透過性膜は孔径が0.5μmないし50μmの範囲内のポーラスな膜であることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載のヘッドの維持回復装置において、前記透過性膜は可撓性を有する膜であることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載のヘッドの維持回復装置において、前記液体吐出ヘッドの不吐出のノズルを検知する手段を備え、この不吐出のノズルの検知結果に基づいて前記キャップ部材を移動させることを特徴とするヘッドの維持回復装置。
- 液体吐出ヘッドから液滴を吐出する液体吐出装置において、前記請求項1ないし8のいずれかに記載のヘッドの維持回復装置を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
- 液体吐出ヘッドから液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、前記請求項1ないし8のいずれかに記載のヘッドの維持回復装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項10に記載の画像形成装置において、前記液体吐出ヘッドがライン型ヘッドであることを特徴とする画像形成装置。
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KR101788882B1 (ko) * | 2011-02-04 | 2017-10-20 | 제록스 코포레이션 | 잉크 재활용 용기 및 드롭 온 디맨드 잉크젯 장치 |
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