JP2008066570A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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Abstract

【課題】巻芯部を細くして特性を向上させつつ、導線の巻崩れを防止することが可能なコモンモードチョークコイルの提供。
【解決手段】コモンモードチョークコイル1は、巻芯部3と一対の鍔部4、5とを有するコア2と、一対の導線11、12とを備える。巻芯部3の軸心Aが延びる方向をx軸方向とし、x軸方向に直交する所定の方向をy軸方向とすると、鍔部4、5はy軸方向に略直交する側面43、44、53、54を有する。コア2は、導線11、12が鍔部4から巻芯部3に巻回されて鍔部5に向かう際の、巻芯部3への導入部と巻芯部3からの導出部とを規定する部分である掛止部7、8を備える。掛止部7、8は、x軸方向に関して鍔部4、5の内側において各鍔部に隣接すると共に、y軸方向に関して鍔部4、5の側面よりも軸心Aに近い位置に設けられている。巻芯部3は、掛止部7、8を基準として軸心Aへ向かう方向へ凹む凹部3a、3bとして形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コモンモードチョークコイルに関する。
近年、パソコン等における高速インターフェイスであるUSB2.0規格や、デジタルビデオ等のデジタル映像・音声入出力インターフェイスであるHDMI規格では、高周波の伝送信号が用いられている。この伝送信号の高周波化に伴って、位相が180°異なる信号を二本の導線に流し、ノイズの影響を受け難くて信号のエラーが少ない差動伝送方式による信号の伝送が行われている。
しかし現実には、例えば二本の導線の通信特性の違いが原因となってコモンモードのノイズ電流が発生し、導線をアンテナとしてノイズを放射する場合があり、このノイズを低減するコイル部品として、例えば特許文献1に示されるコモンモードチョークコイルが開示されている。このコモンモードチョークコイルは、主にフェライト製のコアと一対の導線とから構成される。コアは、導線が巻回される巻芯部とその両端に設けられた一対の鍔部とを備えている。
特開2003−151839号公報
しかしながら、特許文献1に示されるコモンモードチョークコイルでは、コアの巻芯部が太いため導線のライン長が長くなってしまう。よって、線間容量を減少させることができず、信号通過帯域を高周波側へ上げることができなかった。また、巻芯部の断面積が大きいため、磁気抵抗が低く、共振点(コモンモードインピーダンス)を高周波側にのばすことができなかった。更には、鍔部から引出された導線の巻芯部への導入部及び巻芯部からの導出部と、巻芯部の導線巻回部分とが同じ面に位置するため、巻崩れが発生する場合があった。
そこで本発明は、巻芯部を細くして特性を向上させると共に、導線の巻崩れを防止することが可能なコモンモードチョークコイルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、柱状の巻芯部と該巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部とを有するコアと、該巻芯部の表面に巻回された一対の導線とを備えるコモンモードチョークコイルを提供している。該コモンモードチョークコイルにおいて、該巻芯部の軸心が延びる方向を第一方向とし、該第一方向に直交する所定の方向を第二方向とすると、該一対の鍔部は該第二方向に略直交する側面を有する。該コアは、該一対の導線が一方の鍔部から該巻芯部に巻回されて他方の鍔部に向かう際の、該巻芯部への導入部と該巻芯部からの導出部とを規定する部分である掛止部を備える。該掛止部は、該第一方向に関して該一対の鍔部の内側において各鍔部に隣接すると共に、該第二方向に関して該鍔部の該側面よりも該軸心に近い位置に設けられている。該巻芯部は、該掛止部を基準として該軸心へ向かう方向へ凹む凹部として形成されている。
このような構成によると、巻芯部が凹部として形成されているので巻芯部を細く形成することができる。しかも、掛止部が設けられているため、導線の巻崩れが発生しない。更に、特性上の効果として、巻線の長さが短くなるので、線間容量を減少させつつ信号通過帯域を高周波側へ上げることができる。また、巻芯部が細く形成されているため断面積が減少し、従ってコモンモードインピーダンスをより高周波側にのばすことができる。
また、該掛止部は、該巻芯部と一方の鍔部との連結部分に2箇所、及び該巻芯部と他方の鍔部との連結部分に2箇所の合計4箇所に設けられることが好ましい。このような構成によると、コアの方向を気にすることなく、導線を巻回することができる。
また、該掛止部は、該第一方向及び該第二方向に関する該コアの中心に対して点対称となる形状に形成されていることが好ましい。このような構成によると、コアの方向を気にすることなく、導線を巻回することができる。また、掛止部が対角線上の2箇所のみに設けられる構成とすれば、不要な掛止部が存在しないので、導線を巻回しやすい。
また、該掛止部は、該一対の導線に当接することにより該一対の導線が該巻芯部の方向へずれることを防止する凸部を備えることが好ましい。このような構成によると、簡単な構造により確実に導線を掛止することができる。また凸部が4箇所に形成される場合、それぞれの凸部が巻回部の巻回位置を規制し、巻崩れを防止することができる。
また、該一対の導線は、一方の導線と他方の導線とが一定の間隔を維持した状態で、該巻芯部の表面に巻回されていることが好ましい。ここで一定の間隔とは、一方の導線と他方の導線とが離間している場合及び密着している場合の双方を含む。このような構成によると、ライン間結合を高めてディファレンシャルモードのインダクタンスをより低下させることができる。
また、該第一方向及び該第二方向の両方に直交する方向を第三方向とし、該第三方向における該一対の鍔部の中心に対して、該巻芯部の軸心がずれた位置にあることが好ましい。このような構成によると、第三方向に略直交する巻芯部の何れかの面をより凹ませたことになる。つまり、巻芯部の太さを小さくすることができる。従って、側面の凹部を過度に深くする必要がなくなるため、第二方向(幅方向)における強度を確保することができる。
本発明のコモンモードチョークコイルによれば、高周波信号(例えば8GHz)に対応したコモンモードチョークコイルを提供することが可能である。
本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルについて図1から図4に基づき説明する。図1に示されるコモンモードチョークコイル1は、ドラム型形状のコア2と、第一導線11及び第二導線12と、一対の第一電極部18及び一対の第二電極部19(図2、図3)と、板コア10とから主に構成されている。なお、図2から図4では、板コア10が取り付けられていない状態が図示されている。
コア2は、柱状の巻芯部3と、巻芯部3の両端に設けられた第一鍔部4及び第二鍔部5と、第一掛止部6〜第四掛止部9(図2、図3)とを備える。コア2は磁性体により形成されている。
ここで、図1に示されるように、巻芯部3の軸心A(図2〜図4)が延びる方向であって第一導線11及び第二導線12の巻回方向をx軸方向(第一方向)とする。また、巻芯部3の幅方向であって後述の第一電極18Aと第二電極18Bとを互いに結ぶ方向をy軸方向(第二方向)とする。更に、巻芯部3の厚さ方向であってx軸方向及びy軸方向の両方に直交する方向をz軸方向(第三方向)と定義する。
巻芯部3は、図2から図4に示されるように、z軸方向に略垂直な面である下面31と、下面31の反対面である上面32と、下面31と上面32との間に設けられたy軸方向に略垂直な面である第一側面33及び第二側面34とから構成されている。また下面31と上面32とは、互いに略平行であり、第一側面33と第二側面34とも互いに略平行である。よって巻芯部3のy−z平面断面は、略長方形となる。
第一鍔部4は、図1、図2、図4に示されるように、基部4Aと、基部4Aから下方(−z方向)に突出する一対の脚部4B、4Cと、上方(+z方向)に突出する肩部4Dとを備えている。したがって第一鍔部4のy−z平面断面は略逆さまの「凹」字状となっている。また図1から図4に示されるように、第一鍔部4は、x軸方向に直交する正面41と、z軸方向に直交する上面42と、y軸方向に直交する第一側面43及び第二側面44とを有する。正面41は、基部4A、一対の脚部4B、4C、及び肩部4Dに跨って形成されている。上面42は、肩部4Dの上面においてy軸方向に細長く形成されている(図3)。上面42は、後述の上面52と共に板コア10(図1)と接合される。また、第一側面43は基部4A、脚部4B、及び肩部4Dに跨って形成され、第二側面44は基部4A、脚部4C、及び肩部4Dに跨って形成されている。脚部4B、4Cはそれぞれ略正方形状の底面45、46を備える(図2)。底面45の4つの角部のうち最も巻芯部3に近い角部には、+y方向に向かって傾斜する傾斜部45aが形成されている。つまり、傾斜部45aは当該角部を斜めに切り落としたような形状に形成されている。
第二鍔部5は、コア2のx軸方向及びy軸方向における中心に関して、第一鍔部4と点対称な構成を有する。第一鍔部4と同様に、第二鍔部5は、基部5Aと、一対の脚部5B、5Cと、肩部5Dとを備えている。第二鍔部5は、x軸方向に直交する正面51と、z軸方向に直交する上面52(図3)と、y軸方向に直交する第一側面53及び第二側面54とを有する。脚部5B、5Cはそれぞれ底面55、56(図2)を備える。また、底面45の傾斜部45aと同様に、底面56の4つの角部のうち最も巻芯部3に近い角部には、−y方向に向かって傾斜する傾斜部56aが形成されている。
第一掛止部6〜第四掛止部9は、図1から図4に示されるように、x軸方向に関して一対の鍔部(第一鍔部4及び第二鍔部5)の内側において各鍔部に隣接する位置に設けられている。すなわち、第一掛止部6及び第二掛止部7は第一鍔部4の+x方向において第一鍔部4に隣接する位置にあり、第三掛止部8及び第四掛止部9は第二鍔部5の−x方向において第二鍔部5に隣接する位置にある。第一掛止部6〜第四掛止部9は、それぞれz軸方向に延びる細長い面として形成されている(図1、図4)。
また、第一掛止部6〜第四掛止部9は、y軸方向に関して言うと、第一鍔部4及び第二鍔部5の側面よりも軸心Aに近い位置に設けられている。すなわち、図2、図3に示されるように、第一掛止部6は、y軸方向に関して第一鍔部4の第一側面43よりも軸心Aに近い位置にあり、第二掛止部7は、y軸方向に関して第一鍔部4の第二側面44よりも軸心Aに近い位置にある。同様に、第三掛止部8は、y軸方向に関して第二鍔部5の第一側面53よりも軸心Aに近い位置にあり、第四掛止部9は、y軸方向に関して第二鍔部5の第二側面54よりも軸心Aに近い位置にある。このような構成において、第一掛止部6と第一鍔部4の第一側面43との間には角部6Aが形成され、第二掛止部7と第一鍔部4の第二側面44との間には角部7Aが形成されている。同様に、第三掛止部8と第二鍔部5の第一側面53との間には角部8Aが形成され、第四掛止部9と第二鍔部5の第二側面54との間には角部9Aが形成されている。
巻芯部3は、図2、図3に示されるように、xy平面で見た場合に、第一掛止部6〜第四掛止部9を基準として軸心Aへ向かう方向へ凹む凹部3a、3bとして形成されている。より具体的には、巻芯部3の第一側面33は、第一掛止部6及び第三掛止部8よりも軸心Aに近い位置にあり、巻芯部3の第二側面34は、第二掛止部7及び第四掛止部9よりも軸心Aに近い位置にある。以上より、第一掛止部6〜第四掛止部9は、y軸方向に関して、鍔部4、5の側面43、44、53、54よりも軸心Aに近く、巻芯部3の側面33、34よりも軸心Aから遠い。
第一掛止部6〜第四掛止部9と巻芯部3との間には、それぞれ凹部規定面61、71、81、91が設けられている。巻芯部3の第一側面33と凹部規定面61と凹部規定面81とにより凹部3aが規定される。第一側面33と凹部規定面61との境界には角部33Aが形成されており、第一側面33と凹部規定面81との境界には角部33Bが形成されている。同様に、巻芯部3の第二側面34と凹部規定面71と凹部規定面91とにより凹部3bが規定される。第二側面34と凹部規定面91との境界には角部34Aが形成され、第二側面34と凹部規定面71との境界には角部34Bが形成されている。
図4に示されるように、コア2を側面図でみると、巻芯部3及び第一掛止部6〜第四掛止部9は等しい高さ(z軸方向の長さ)を有している。一方、第一鍔部4の肩部4Dと第二鍔部5の肩部5Dとは、巻芯部3の上面32及び第一掛止部6〜第四掛止部9の上面よりも上方(+z方向)に突出している。肩部4Dと肩部5Dとに挟まれた空間が上部凹部3cとして規定される。また、第一鍔部4の脚部4B、4Cと第二鍔部5の脚部5B、5Cとは、巻芯部3の下面31及び第一掛止部6〜第四掛止部9の下面よりも下方(−z方向)に突出している。脚部4B、4Cと脚部5B、5Cとに挟まれた空間が底部凹部3dとして規定される。上部凹部3cよりも底部凹部3dの方が深く形成されているため、z軸方向における第一鍔部4及び第二鍔部5の中心に対して、巻芯部3の軸心Aが上方(+z方向)にずれた構造となっている(いわゆるスタンドオフ構造)。
また図1に示される板コア10は、略直方体状のフェライト製コアである。板コア10は、コア2の上面42及び上面52(図3)と樹脂接着剤等により接合される。コア2と板コア10とによって閉磁路が構成されるため、コモンモードチョークコイル1の特性を向上させることができる。
図1及び図2に示されるように、一対の第一電極部18は、y軸方向に並んで脚部4B側に第一電極18A、脚部4C側に第二電極18Bを有している。第一電極18Aは脚部4Bの底面45と正面41とに跨って、第二電極18Bは脚部4Cの底面46と正面41とに跨って、何れもメッキにより形成されている。また底面45において、第一電極18Aの一部は、傾斜部45a内にも形成されている。第一電極18Aの底面45部分が第一導線11との継線部分となり、第二電極18Bの底面46部分が第二導線12との継線部分となる。
図2に示されるように、一対の第一電極部18と同様に、一対の第二電極部19は、y軸方向に並んで脚部5B側に第三電極19A、脚部5C側に第四電極19Bを有している。第三電極19Aは脚部5Bの底面55と正面51とに跨って、第四電極19Bは脚部5Cの底面56と正面51とに跨って、何れもメッキにより形成されている。また底面56において、第四電極19Bの一部は、傾斜部56a内にも形成されている。第三電極19Aの底面55部分が第一導線11との継線部分となり、第四電極19Bの底面56部分が第二導線12との継線部分となる。
次に、第一導線11及び第二導線12の巻回構成について説明する。図2に示されるように、第一導線11はその一端11Aが第一電極18Aに継線され、第二導線12はその一端12Aが第二電極18Bに継線される。継線には熱圧着等の方法が用いられる。第一導線11、第二導線12はそれぞれ継線部分から掛止部7へ向かって引き出され、互いに密着した状態で掛止部7の下端において位置決めされる。より具体的には、第二導線12が角部7Aに当接して位置決めされ、第一導線11は第二導線12に密着することにより位置決めされる。なお第一導線11は、継線部分から傾斜部45aを通って掛止部7へ引き出される。
第一導線11、第二導線12は、掛止部7に沿って、コア2の下面(図2)から上面(図3)へ延出される。更に図3に示されるように、コア2の上面を通って角部33Aに向かうように配線され、角部33Aの上端に掛止されて位置決めされる。より具体的には、第二導線12が角部33Aの上端に当接して位置決めされ、第一導線11は第二導線12に密着することにより位置決めされる。第一導線11、第二導線12は、このようにして位置決めされた状態で、巻芯部3に巻回し始められる。
本実施の形態では、第一導線11と第二導線12とは密着した状態で巻芯部3に巻回されている。もちろん第一導線11及び第二導線12はそれぞれ絶縁のため被覆されているので、芯線どうしはわずかに離間しつつ一定の間隔を維持した状態で巻芯部3に巻回されていることになる。一方、隣接するターン(一巻き)どうしは離間しており、一定の離間間隔で巻回されている。
巻芯部3に所定の回数巻回された第一導線11、第二導線12は角部34Aの上端に当接して位置決めされ、コア2の上面(図3)を通って掛止部8に向かって配線される。第一導線11、第二導線12は、掛止部8に沿ってコア2の上面(図3)から下面(図2)へ延出され、掛止部8に掛止されて位置決めされる。より具体的には、第一導線11は角部8Aの下端に当接して位置決めされ、第二導線12は第一導線11に密着することにより位置決めされる。掛止部8の下端(図4)において、第一導線11及び第二導線12は再び離間する。第一導線11はその他端11Bが第三電極19Aに継線され、第二導線12はその他端12Bが第四電極19Bに継線される。
以上のように、第一掛止部6〜第四掛止部9は、第一導線11及び第二導線12が一方の鍔部(本実施の形態では第一鍔部4)から巻芯部3に巻回されて他方の鍔部(本実施の形態では第二鍔部5)に向かう際の、巻芯部3への導入部と巻芯部3からの導出部とを規定する部分である。また、第一掛止部6〜第四掛止部9は、第一導線11及び第二導線12の巻き始めと巻き終わりとの位置を規定して巻き崩れを防ぐための位置決め部である。更に、第一掛止部6〜第四掛止部9は、第一導線11及び第二導線12が鍔部4、5から引き出されて最初に引っ掛かる部分である。なお本実施の形態においては、第一掛止部6〜第四掛止部9のうち第二掛止部7及び第三掛止部8のみが実際に掛止部(位置決め部)として用いられる。
或いは、第一掛止部6〜第四掛止部9は、鍔部4、5及び巻芯部3が画成する角部において、該角部を画成する鍔部4、5の面と該角部を画成する巻芯部3の面との2面から、巻芯部3と等しい厚み(z軸方向長さ)を有して突出する部分である。例えば、第一掛止部6は、鍔部4及び巻芯部3が画成する角部において、該角部を画成する鍔部4の面(yz平面に平行な面であり、第一掛止部6と隣接かつ略直交する面)と該角部を画成する巻芯部3の面(第一側面33)との2面から、巻芯部3と等しい厚み(z軸方向長さ)を有して突出する部分である。第二掛止部7〜第四掛止部9についても同様である。
上記説明した実施の形態によるコモンモードチョークコイル1によれば、巻芯部3に凹部3a、3bが形成されているので巻芯部3を細く形成することができる。しかも、第一掛止部6〜第四掛止部9が設けられているため、導線11、12の巻き始めと巻き終わりとの位置を規定して位置決めを行うことができ、巻崩れを防止することが可能である。すなわち、第一掛止部6〜第四掛止部9(実際には、導線11、12が掛止されている第二掛止部7及び第三掛止部8)は、導線11、12のテンション(張力)が最も加わる部分であるから、もし第一掛止部6〜第四掛止部9を巻芯部3の側面33、34と同じ面とすると、導線11、12を巻芯部3側にずらす方向に力が作用する。しかし、本実施の形態によるコモンモードチョークコイル1では、第一掛止部6〜第四掛止部9が巻芯部3の側面33、34と異なる面として形成されているため、導線11、12を確実に掛止することができる。したがって、振動等の外因による導線のずれが生じることを抑制することができる。更に、特性上の効果として、巻線の長さが短くなるので、線間容量を減少させつつ信号通過帯域を高周波側へ上げることができる。また、巻芯部3が細く形成されているため断面積が減少し、従ってコモンモードインピーダンスをより高周波側にのばすことができる。
また、上述した実施の形態では、第一掛止部6〜第四掛止部9は、巻芯部3と第一鍔部4との連結部分に2箇所、及び巻芯部3と第二鍔部5との連結部分に2箇所の合計4箇所に設けられている。このような構成によると、コア2の方向を気にすることなく、導線11、12を巻回することができる。すなわち、製造時に、x軸方向の位置関係において、巻芯部3の両端に設けられた一対の鍔部は、何れの鍔部が第一鍔部4となってもよい。よって製造時においてコア2のx軸方向について整列させる必要がないため、不要な手間が省略でき、生産性を向上させることができる。
図4に示されるように、z軸方向における第一鍔部4及び第二鍔部5の中心に対して、巻芯部3の軸心Aが+z方向にずれた位置にある。すなわち、底部凹部3dをより深く凹ませたことになるので、巻芯部3の太さを細くすることができる。従って、側面の凹部3a、3bを過度に深くする必要がなくなるため、y軸方向(幅方向)における強度を確保することができる。
本発明によるコモンモードチョークコイルは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上述した実施の形態によるコモンモードチョークコイル1は、略同一形状の第一掛止部6〜第四掛止部9を合計4個備えるが、掛止部の形状や個数はこれに限定されない。
図5(a)に示されるコア102は、xy平面で見た場合に対角線上となる位置に2個の掛止部107、108を備えている。また、もう一方の対角線上となる位置には掛止部が設けられていない。すなわち、掛止部107、108は、x軸方向及びy軸方向に関するコアの中心位置に関して点対称となる位置及び形状に形成されている。また、巻芯部3の側面の凹部103aと凹部103bとは、x軸方向(軸心方向)に関して互いにずれた位置に形成されている。
図5(b)に示されるコア202は、巻芯部3と第一鍔部4及び第二鍔部5との連結部分に合計4個の掛止部206〜209を備えている。ここで、x軸方向における掛止部207、208の長さは、同方向における掛止部206、209の長さよりも長い。したがって、本変形例における掛止部206〜209も、x軸方向及びy軸方向に関するコアの中心位置に関して点対称となる位置及び形状に形成されていることになる。また、巻芯部3の側面の凹部203aと凹部203bとは、x軸方向(軸心方向)に関して互いにずれた位置に形成されている。
図5(c)に示されるコア302は、xy平面で見た場合に対角線上となる位置に2個の掛止部307、308を備えている。もう一方の対角線上には掛止部は設けられておらず、第一鍔部4の側面43及び第二鍔部5の側面54がそれぞれ巻芯部3方向へ延長された形状を成している。本変形例における掛止部307、308も、x軸方向及びy軸方向に関するコアの中心位置に関して点対称となる位置及び形状に形成されている。
以上説明した図5(a)〜(c)に示される変形例では、何れの例においても、掛止部はx軸方向及びy軸方向に関するコアの中心に関して点対称となる位置及び形状に形成されている。このような構成によると、コアの方向を気にすることなく、導線を巻回することができる。また、図5(a)の例では、掛止部107、108が対角線上の2箇所のみに設けられる構成となっているため、不要な掛止部が存在せず、導線を巻回しやすい。
図6(a)、(b)には、掛止部の別の形状を示す変形例が示されている。図6(a)に示される掛止部409は凸部410を備えている。凸部410は、掛止部409に掛止された導線に当接することにより導線が巻芯部3の方向へずれることを防止可能である。また、図6(b)に示される掛止部509は軸心に対して斜めに、かつ、巻芯部3に近い方が突出するような形状に形成されている。その先端部は凸部510として機能する。かかる構成によっても、導線が巻芯部3の方向へずれることを防止することが可能である。図6(a)、(b)に示される構成によると、簡単な構造により確実に導線を掛止することができる。また凸部410又は510が4箇所に形成される場合、それぞれの凸部が巻回部の巻回位置を規制し、巻崩れを防止することができる。
上述した実施の形態では、第一導線11と第二導線12とは、(被覆どうしが)密着した状態で巻芯部3に巻回される。しかし、第一導線11と第二導線12とは、一定の間隔を維持した離間状態で、巻芯部3に巻回されていてもよい。かかる構成によっても、ライン間結合を高めてディファレンシャルモードのインダクタンスをより低下させることが可能である。
上述した実施の形態では、凹部3a、3bを形成する第一側面33、第二側面34は平坦な面(平面)として形成されている。しかし、凹部の形状はこれに限定されるものではない。例えば、導線の位置決めを行うための突起等が第一側面33、第二側面34に設けられていてもよい。
上述した実施の形態では、z軸方向における第一鍔部4及び第二鍔部5の中心に対して、巻芯部3の軸心Aが上方(+z方向)にずれた構造となっている(スタンドオフ構造)が、ずれていなくてもよい。すなわち、z軸方向における第一鍔部4及び第二鍔部5の中心が、巻芯部3の軸心Aと一致していてもよい。或いは、実施の形態の構造と反対側、すなわちz軸方向における第一鍔部4及び第二鍔部5の中心に対して、巻芯部3の軸心Aが実装面側(−z方向)にずれていてもよい。
上述した実施の形態では、第一導線11、第二導線12の端部が第一電極18A〜第四電極19Bに継線されている。しかし、コモンモードチョークコイル1の部品単体の状態では、導線は電極に継線されていなくてもよい。この場合、コモンモードチョークコイル1が基板等に組みつけられる際に、第一導線11、第二導線12の端部が第一電極18A〜第四電極19Bと一緒に基板側の電極と接合される。
本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す斜視図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す底面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す上面図。 本発明の実施の形態によるコモンモードチョークコイルを示す側面図。 図中の(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ変形例によるコモンモードチョークコイルを上面から見た概略図。 図中の(a)及び(b)はそれぞれ変形例による掛止部の構造を示す部分概略図。
符号の説明
1・・・コモンモードチョークコイル、 2・・・コア、 3・・・巻芯部、 3a・・・凹部、 3b・・・凹部、 3c・・・上部凹部、 3d・・・底部凹部、 4・・・第一鍔部、 4A・・・基部、 4B・・・脚部、 4C・・・脚部、 4D・・・肩部、 5・・・第二鍔部、 5A・・・基部、 5B・・・脚部、 5C・・・脚部、 5D・・・肩部、 6・・・第一掛止部、 6A・・・角部、 7・・・第二掛止部、 7A・・・角部、 8・・・第三掛止部、 8A・・・角部、 9・・・第四掛止部、 9A・・・角部、 10・・・板コア、 11・・・第一導線、 11A・・・一端、 11B・・・他端、 12・・・第二導線、 12A・・・一端、 12B・・・他端、 18・・・一対の第一電極部、 18A・・・第一電極、 18B・・・第二電極、 19・・・一対の第二電極部、 19A・・・第三電極、 19B・・・第四電極、 31・・・下面、 32・・・上面、 33・・・第一側面、 33A・・・角部、 33B・・・角部、 34・・・第二側面、 34A・・・角部、 34B・・・角部、 41・・・正面、 42・・・上面、 43・・・第一側面、 44・・・第二側面、 45・・・底面、 45a・・・傾斜部、 46・・・底面、 51・・・正面、 52・・・上面、 53・・・第一側面、 54・・・第二側面、 55・・・底面、 56・・・底面、 56a・・・傾斜部、 61、71、81、91・・・凹部規定面、 102・・・コア、 103a、103b・・・凹部、 107・・・掛止部、 202・・・コア、 203a、203b・・・凹部、 206・・・掛止部、 207・・・掛止部、 302・・・コア、 307・・・掛止部、 409・・・掛止部、 410・・・凸部、 509・・・掛止部、 510・・・凸部。

Claims (6)

  1. 柱状の巻芯部と該巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部とを有するコアと、該巻芯部の表面に巻回された一対の導線とを備えるコモンモードチョークコイルであって、
    該巻芯部の軸心が延びる方向を第一方向とし、該第一方向に直交する所定の方向を第二方向とすると、該一対の鍔部は該第二方向に略直交する側面を有し、
    該コアは、該一対の導線が一方の鍔部から該巻芯部に巻回されて他方の鍔部に向かう際の、該巻芯部への導入部と該巻芯部からの導出部とを規定する部分である掛止部を備え、
    該掛止部は、該第一方向に関して該一対の鍔部の内側において各鍔部に隣接すると共に、該第二方向に関して該鍔部の該側面よりも該軸心に近い位置に設けられ、
    該巻芯部は、該掛止部を基準として該軸心へ向かう方向へ凹む凹部として形成されていることを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 該掛止部は、該巻芯部と一方の鍔部との連結部分に2箇所、及び該巻芯部と他方の鍔部との連結部分に2箇所の合計4箇所に設けられることを特徴とする請求項1記載のコモンモードチョークコイル。
  3. 該掛止部は、該第一方向及び該第二方向に関する該コアの中心に対して点対称となる形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコモンモードチョークコイル。
  4. 該掛止部は、該一対の導線に当接することにより該一対の導線が該巻芯部の方向へずれることを防止する凸部を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一記載のコモンモードチョークコイル。
  5. 該一対の導線は、一方の導線と他方の導線とが一定の間隔を維持した状態で、該巻芯部の表面に巻回されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一記載のコモンモードチョークコイル。
  6. 該第一方向及び該第二方向の両方に直交する方向を第三方向とし、
    該第三方向における該一対の鍔部の中心に対して、該巻芯部の軸心がずれた位置にあることを特徴とする請求項1から5の何れか一記載のコモンモードチョークコイル。
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