JP2008060868A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線リレー通信時におけるデータ送受信の衝突を防止する。
【解決手段】無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラ21を含む無線基地局2−1〜2−nと、無線基地局2−1〜2−nとコネクションC1〜Ckを介して通信を行う端末3−1〜3−mと、スケジューラ21にスケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部11を含み、コネクションC1〜Ckを介して通信される無線フレームのリレー転送を行うリレー局1と、を有し、スケジューラ制御部11は、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、スケジューラ21に対して指示を与える。
【選択図】図1

Description

本発明は無線通信システムに関し、特に無線によるリレー(relay)通信を行う無線通信システムに関する。
無線通信システムにおいては、有線リンクにより上位のネットワークと接続された無線基地局と、端末との間で通信を行うのが一般的であるが、近年になって無線基地局と端末との間に、無線によるリレー転送を行うリレー局を導入するシステムが注目されている。リレー局を配置することにより、中継可能エリアが広がるので、通信エリアの拡大や、端末の通信スループット向上を図ることが可能になる。
図18は無線リレー通信の概要を示す図である。リレー局1aと無線基地局2aが無線で接続し、リレー局1aと端末3が無線で接続する。リレー局1aは、無線基地局2aにとっては端末に相当し、また端末3にとっては無線基地局に相当するように動作する。
リレー局1aは、無線基地局2aまたは端末3が送信した無線信号を一旦受信し、必要な操作を行って端末3または無線基地局2aへ送信する。無線リレー通信に対する規格としては、例えば、IEEE802.16(WiMAX)があり、WiMAXにおいては、Mobile Multihop Relay(MMR)として、リレー通信機能の拡張が予定されている。
図19は無線リレー通信のネットワークの一形態を示す図である。3つの通信エリアA1〜A3があり、通信エリアA1には、無線基地局2a−1、端末3−2が含まれ、通信エリアA2には、無線基地局2a−2、端末3−3が含まれ、通信エリアA3には、端末3−1が含まれる。
通信エリアA1〜A3内の各装置がリレー局1aを共用することによって、無線通信事業者は、少ないリレー局で設備コストを抑えながら段階的に通信エリアの拡大を行うことが可能となる。
図20はコネクションが確立している状態を示す図である。端末3−1は、リレー局1aを介して無線基地局2a−1、2a−2と通信を行う場合、端末3−1は、無線基地局2a−1との間にコネクションC1を確立し、無線基地局2a−2との間にコネクションC2を確立して通信を行う。
図21は無線リレー通信のネットワークでコネクションが確立している状態を示す図である。通信エリアA1には、無線基地局2a−1が含まれ、通信エリアA2には、無線基地局2a−2が含まれ、通信エリアA3には、端末3−3、3−4が含まれて、リレー局1aを共用して通信を行う。
この場合、端末3−3は、無線基地局2a−1との間にコネクションC3を確立し、端末3−4は、無線基地局2a−2との間にコネクションC4を確立して通信を行う。図20、図21のいずれの場合も、リレー局1aは、無線基地局と端末の間に介在し、各コネクションで送受信されるデータや制御メッセージの振り分けを行う。
従来の無線リレー技術としては、宛先端末局がメッセージを受信していないという指示があった場合にのみ、無線リレーがソース端末局から受信したメッセージを選択的に再生する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−215281号公報(段落番号〔0018〕〜〔0033〕,第1図)
しかし、上記のような、リレー局1aが複数の無線基地局との間で無線リレー通信を行う従来システムでは、以下のような問題が発生する。
無線基地局では、確立中のコネクションを通じて、宛先端末へのデータを送信する場合には、スケジューリングを行って、無線フレーム上にスロット(スロットとは、フレーム内にデータまたは制御情報が挿入される位置(フィールド)のこと)を割り当て、そのスロットにデータを挿入して、送信フレームを作成して送信を行う。このような操作は、各々の無線基地局が独立して、自身が管理しているコネクションについて、トラフィックの状況に応じて毎フレーム行っている。
ここで、図20、図21のように、複数のコネクションが、同一のリレー局1aを介して異なる無線基地局2a−1、2a−2との間で接続される場合には、各々の無線基地局2a−1、2a−2が送信したデータが、リレー局1aでの受信時に衝突してしまう恐れがある。
図22はデータ衝突の様子を示す図である。図20で示したネットワークにおけるデータ衝突状態を示している。コネクションC1の接続先である無線基地局2a−1と、コネクションC2の接続先である無線基地局2a−2が、端末3−1宛の送信データに対するスケジューリングとして、同じタイミングで送信される無線フレーム上に、送信データの全部または一部を同じスロットに割り当ててしまうと、無線基地局2a−1、2a−2が送信したフレームの両方を受信するリレー局1aでは、複数の異なるデータの全部または一部が重なって受信されてしまい(データ衝突の発生)、受信フレームを正しく復調することができなくなる。
このことは、図21で示したネットワーク上のコネクションC3、C4の宛先がそれぞれ異なる端末3−3、3−4である場合にも、リレー局1aが共用化されているので同様の問題が発生する。
また、特にWiMAXのシステムにおいては、無線基地局から端末への下り方向の送信と同様に、端末から無線基地局へ向かう上り方向の送信スロットも、無線基地局がスケジューリングを行って割り当てを行う。
このため、端末の代わりにリレー局が複数の無線基地局への上り方向のデータ送信を行う場合にも、各々の無線基地局が同一時刻に送信するフレーム上の全部または一部の同じスロットを、上りデータ送信のために割り当ててスケジュールしてしまう可能性があり、この場合、リレー局は同じスロットを用いて複数のデータを、異なる無線基地局に送信することができないため、指定されたスロットで各コネクションについての上りデータを送信することができなくなる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、リレー局が複数の無線基地局との間で無線リレー通信を行う場合に、データ送受信の衝突が発生しないように制御して、無線通信品質の向上を図った無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、無線によるリレー通信を行う無線通信システム10において、無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラ21を含む無線基地局2−1〜2−nと、無線基地局2−1〜2−nとコネクションC1〜Ckを介して通信を行う端末3−1〜3−mと、スケジューラ21にスケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部11を含み、コネクションC1〜Ckを介して通信される無線フレームのリレー転送を行うリレー局1と、を有し、スケジューラ制御部11は、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、スケジューラ21に対して指示を与える、ことを特徴とする無線通信システム10が提供される。
ここで、無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラ21を含む無線基地局2−1〜2−nと、無線基地局2−1〜2−nとコネクションC1〜Ckを介して通信を行う端末3−1〜3−mと、スケジューラ21にスケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部11を含み、コネクションC1〜Ckを介して通信される無線フレームのリレー転送を行うリレー局1と、を有し、スケジューラ制御部11は、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、スケジューラ21に対して指示を与える。
本発明の無線通信システムは、無線基地局は、無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラを含み、リレー局は、スケジューラにスケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部を含む。また、スケジューラ制御部は、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、スケジューラに対して指示を与える構成とした。これにより、リレー局が複数の無線基地局との間で無線リレー通信を行う場合に、データ送受信の衝突が発生しないように制御することができ、無線通信品質の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は無線通信システムの原理図である。無線通信システム10は、リレー局1、無線基地局2−1〜2−n(総称する場合は無線基地局2)、端末3−1〜3−m(総称する場合は端末3)から構成され、無線によるリレー通信を行うシステムである。
無線基地局2−1〜2−nは、スケジューラ21を含む。スケジューラ21は、無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールする。端末3−1〜3−mは、無線基地局2−1〜2−nとコネクションC1〜Ckを介して通信を行う。リレー局1は、スケジューラ21にスケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部11を含み、コネクションC1〜Ckを介して通信される無線フレームのリレー転送を行う。
また、スケジューラ制御部11は、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、スケジューラ21に対して指示を与える。
なお、本発明でいうスケジュールとは、データをスロットに割り当てる際に、あらかじめ予定するスロット割り当てパターンのことを意味し、フレーム単位でのスロット割り当てパターン切替、同一時刻に送信されるフレーム上のデータマッピングの両方を含む(詳細動作は後述する)。
次にリレー局1と無線基地局2のブロック構成について説明する。図2はリレー局1のブロック構成を示す図である。リレー局1は、受信処理部12、送信処理部13、計測部14、コネクション管理部15、無線基地局選択部16、スケジューラ制御部11から構成される。
受信処理部12は、無線基地局2または端末3が送信した無線フレームを受信し、復調やデータ取り出しなどの処理を行う。送信処理部13は、無線基地局2または端末3へ送信する無線フレームを作成し、データ格納や変調などの処理を行って無線フレームを送信する。また、スケジューラ制御部11によって生成された指示信号を無線基地局2へ送信する。
計測部14は、無線基地局2との間の通信接続状態として、受信処理部12で受信された無線フレームの受信品質、または無線基地局2から通知される無線基地局2の運用状態(無線リソース使用率や確立中のコネクション数など)を計測、収集し管理する。
計測パラメータとしては例えば、受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、搬送波対干渉雑音比(CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)、各基地局でのトラフィック混雑度、確立中のコネクション数などがある。
コネクション管理部15は、リレー局1に接続している端末3が確立するコネクションについて、識別子やトラフィックパラメータ、接続先の無線基地局2などの情報を管理する。
無線基地局選択部16は、計測部14で計測、収集した無線基地局2との間の無線チャネルの品質や、無線基地局の運用状態、コネクション管理部15が管理するコネクションのトラフィックパラメータ等を考慮して、コネクション毎に接続先の無線基地局2の選択を行う。
スケジューラ制御部11は、スケジュール決定部11a、スケジュール決定依頼部11bを含む。スケジュール決定部11aは、リレー局1側でスケジュールを決定する際に、コネクション毎に選択された無線基地局に指示すべき、データ送受信のためのスロット割り当てスケジュールを決定する。スケジュール決定依頼部11bは、無線基地局2側でスケジュールを決定させる際に、コネクション毎に選択された無線基地局に指示すべき、データ送受信のためのスロット割り当て条件の決定を無線基地局へ依頼する。
図3は無線基地局2のブロック構成を示す図である。無線基地局2は、受信処理部22、送信処理部23、コネクション管理部24、スケジューラ21、バッファ25から構成される。
受信処理部22は、上位ネットワークまたはリレー局1または端末3が送信した無線フレームを受信し、復調やデータ取り出しなどの処理を行う。また、リレー局1から通知されるスケジュール指示を受信する。送信処理部23は、上位ネットワークまたはリレー局1または端末3へ送信する無線フレームを作成し、データ格納や変調などの処理を行って無線フレームを送信する。
コネクション管理部24は、リレー局1に接続している端末3が確立するコネクションについて、識別子やトラフィックパラメータ、接続先の無線基地局などの情報を管理する。
スケジューラ21は、スケジュール保持部21a、スケジュール決定部21b、スケジュール処理部21cを含む。スケジュール保持部21aは、リレー局1から指示された、スロット割り当てスケジュールを保持する。スケジュール決定部21bは、リレー局1から依頼されたコネクションについてのスロット割り当てスケジュールの決定を行う。この時、送信処理部23を介して他の無線基地局とネゴシエーションを行う。スケジュール処理部21cは、割り当て条件及びコネクションの情報を元に、無線フレームの作成やスロットの割り当てを行う。
バッファ25は、受信処理部22で受信したコネクションのデータが無線フレームに格納されて送信されるまでの間、一時的にデータを格納する。
次に無線通信システム10におけるデータ送受信のスケジュール制御について詳しく説明する。リレー局1と複数の無線基地局2−1〜2−nは、リレー局1を介して通信するコネクションに対して割り当てるスロットが衝突しないように、データ送受信のスケジュールを制御する。
これには大別して、リレー局1でスケジュールを決定し、無線基地局2−1〜2−nに指示を出す場合と、リレー局1から無線基地局2−1〜2−nにスケジュール決定を依頼し、無線基地局2−1〜2−nがスケジュールを決定する場合の2つの方法がある。以下、図4〜図6に前者の方法を示し、図7、図8に後者の方法を示す。
なお、以下に示す例では、図20のように端末3−1がコネクションC1、C2の2つのコネクションを確立していることを想定して説明するが、図21のように複数の端末がそれぞれのコネクションを確立している場合も同様のスケジュール制御を実行可能である。
図4はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。第1の実施の形態のスケジュール制御は、リレー局1が無線基地局2−1、2−2に対して、無線フレーム上のスロット割り当ての開始、停止を指示する際のシーケンスを示している。
このケースでは、無線フレーム単位または時間単位で、一方の無線基地局がスロット割り当て中の状態にあるときは、他方の無線基地局は割り当てを行わない場合である。なお、スロット割り当てを行わない無線基地局に対して、端末宛パケットが発生した際には、そのパケットはバッファリングするかまたは廃棄する。
〔S1〕端末3−1は、リレー局1との間にコネクションC1の確立を行う。リレー局1は、コネクションC1を管理する。
〔S2〕リレー局1は、コネクション毎に接続先の無線基地局を選択する。無線基地局の選択指標としては、各無線基地局について計測または収集された受信電波強度(RSSI)、搬送波対干渉雑音比(CINR)、基地局の無線リソース使用率、確立中のコネクション数や、コネクションが要求する要求帯域や遅延時間などのトラフィックパラメータ等を用いることが考えられ、これらの指標にもとづき無線基地局を選択する(例えば、CINRを指標とした場合は、CINRが良好な無線基地局を選択するなど)。この例では、リレー局1は、コネクションC1の接続先として無線基地局2−1を選択し、リレー局1と無線基地局2−1間でコネクションC1が確立する。
〔S3〕端末3−1はコネクションC2の確立を行う。リレー局1は、ステップS2と同様な無線基地局の選択処理を行って、コネクションC2の接続先として無線基地局2−2を選択し、リレー局1と無線基地局2−2間でコネクションC2が確立する。
ここで、コネクションC1、C2が異なる無線基地局2−1、2−2に接続されることから、無線基地局2−1におけるコネクションC1と、無線基地局2−2におけるコネクションC2に対するスロット割り当てのスケジュール制御を行う必要が生じたため、リレー局1はスケジュールの決定を行う。
スケジュールの決定には、上述の無線基地局の選択処理と同様の、各無線基地局について計測、収集した指標と、コネクションのトラフィックパラメータなどによって決定することができる。
例えば、各指標値の比が無線基地局2−1と無線基地局2−2で1:2だった場合には、無線基地局2−1を1秒または1フレーム、無線基地局2−2を2秒または2フレームの間、交互にスロット割り当て状態にするといったスケジュールを行うことが可能である。
〔S4〕スケジュール結果にもとづき、無線基地局2−1をスロット割り当て状態にし、また無線基地局2−2をスロット割り当てを行わない状態(以下、スロット割り当て停止状態と呼ぶ)にするため、リレー局1は、無線基地局2−1へ切替指示(開始)を送信し、無線基地局2−2へ切替指示(停止)を送信する。
〔S5〕無線基地局2−1は、切替指示(開始)を受信することで、端末3−1宛のデータを送信するためのスロットを割り当てて、データ送信を開始し、無線基地局2−2は、切替指示(停止)を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を停止する。
〔S6〕無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。
〔S7〕一定時間経過後に、今度は無線基地局2−2をスロット割り当て状態にし、無線基地局2−1をスロット割り当て停止状態にするために、リレー局1は、無線基地局2−1へ切替指示(停止)を送信し、無線基地局2−2へ切替指示(開始)を送信する。
〔S8〕無線基地局2−1は、切替指示(停止)を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を停止し、無線基地局2−2は、切替指示(開始)を受信することで、端末3−1宛のデータを送信するためのスロットを割り当てて、データ送信を開始する。
〔S9〕無線基地局2−2にて、コネクションC2のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
なお、ステップS3のスケジューリング時に用いた、無線基地局の状態を表す指標は、時間に応じて変化するので、コネクションに対する無線基地局の選択や、スロット割り当てスケジュールについては、適宜計測を行い、途中で変更を行っても良い。
図5はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。図4では、無線基地局2−1、2−2がリレー局1から逐一送信される切替指示にもとづき、スロット切替を行うが、図5に示す第2の実施の形態では、リレー局1から送信される切替条件を無線基地局が一度受信すると、その切替条件にもとづき、無線基地局2−1、2−2が自律的にスロットの割り当て状態を変更するものである。
なお、切替条件とは、各無線基地局にてフレーム単位で制御する送信または停止の周期、パターンなどを意味する。例えば、同じフレーム数で無線基地局2−1、2−2が交互に送信、停止を切り替えたり、もしくは無線基地局2−1の方がトラフィック混雑度が低い場合は、無線基地局2−1がフレームをa回送信したら無線基地局2−2はフレームをb回送信するなど(a>b)。
〔S11〕リレー局1は、無線基地局2−1、2−2へ切替条件指示を送信する。切替条件としては、例えば、開始フレーム番号または切替条件指示受信からのオフセット、スロット割り当ての初期状態、スロット割り当て中及びスロット割り当て停止状態の各有効期間などを設定し、無線基地局2−1、2−2へ送信する。
〔S12〕無線基地局2−1は、切替条件指示を受信することで、端末3−1宛のデータを送信するためのスロットを割り当てて、データ送信を開始し、無線基地局2−2は、切替条件指示を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を停止する。
〔S13〕無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。
〔S14〕ステップS11で受信した切替指示条件にもとづき、無線基地局2−1、2−2では自律的に一定時間経過後に、今度は無線基地局2−2がスロット割り当て状態となり、無線基地局2−1がスロット割り当て停止状態になる。そして、無線基地局2−1は、端末3−1宛のデータ送信を停止し、無線基地局2−2は、端末3−1宛のデータ送信を開始する。
〔S15〕無線基地局2−2にて、コネクションC2のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
このように、無線基地局2−1、2−2は、リレー局1から切替条件指示を一度受信すれば、その後はリレー局1からの切替指示が無くても、自律的に自身のスロット割り当て状態を変更制御する。
図5の例では、無線基地局2−1がスロット割り当て状態、無線基地局2−2がスロット割り当て停止状態からスタートすることが、切替条件指示で設定されており、スケジュールされた時間経過後に、無線基地局2−1、2−2のスロット割り当て状態が反転する様子を示している。
図6はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。図6に示す第3の実施の形態では、無線基地局2−1、2−2における、より詳細な送信スケジュールとして、各無線基地局2−1、2−2が同一時刻に送信している無線フレームのスロットのマッピング条件を指定する方法を示している(すなわち、無線基地局2−1、2−2が送信する同時刻の送出フレームを送信フレームf2−1、f2−2とすれば、送信フレームf2−1に対する無線基地局2−1のデータの挿入位置であるスロットと、送信フレームf2−2に対する無線基地局2−2のデータの挿入位置であるスロットとが異なるようにして、それぞれのデータをマッピングするということ)。
スロットのマッピング条件には、例えばWiMAXで用いられるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)フレームの場合には、Burstサイズ及びフレーム上の割り当て位置、OFDMAシンボル方向に区切られたZone、サブチャネル方向に分割されたセグメントなどが該当する(図10〜図12で後述)。
このようなフレーム上のマッピング条件を指定してスロット割り当て制御を行うことで、フレーム単位でのスロット割り当て切替のときに生じていたデータ送出待ち時間がなくなり、無線基地局2−1、2−2におけるデータの滞留時間が短縮し、遅延時間を抑えることが可能になる。
〔S21〕リレー局1は、無線基地局2−1、2−2へマッピング条件指示を送信する。
〔S22〕無線基地局2−1、2−2は、マッピング条件を自装置にそれぞれ設定する。
〔S23〕無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータについてスロットが割り当てられ、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。また、無線基地局2−2にてコネクションC2のデータについてスロットが割り当てられ、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。なお、マッピング条件によって、無線基地局2−1が割り当てるスロット位置と、無線基地局2−2が割り当てるスロット位置とは、無線基地局2−1、2−2からの各送信フレームにおいて異なるので、スロット割り当て状態を切り替える必要はなく、同一時刻にデータ送信可能である。
このように、リレー局1にてコネクション毎の無線基地局の選択及びスロット割り当てのスケジュールとしてマッピング条件の決定を行った後、各無線基地局へマッピング条件の指示を行い、各無線基地局は指示されたマッピング条件を保持し、以降この条件にもとづき無線フレームへのスロット割り当てを行う。
図7はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。図7に示す第4の実施の形態では、無線基地局が切替条件にもとづいて自律的にスロットの割り当て状態を変更する方法において、リレー局1が切替条件を決定するのではなく、リレー局1が無線基地局2−1、2−2に対して切替条件の決定を依頼し、無線基地局2−1、2−2間で連携して切替条件を決定するものである。
〔S31〕リレー局1は、コネクションC1、C2に対する無線基地局2−1、2−2を選択した後、切替条件決定依頼を無線基地局2−1へ送信する。この切替条件決定依頼には、コネクションC1、C2の識別情報や、要求帯域、許容遅延時間などのトラフィックパラメータが含まれる。図では無線基地局2−1に切替条件決定依頼を送信しているが、無線基地局2−2に送っても良く、または無線基地局2−1、2−2の両方に送っても良い。
〔S32〕切替条件決定依頼を受けた無線基地局2−1は、無線基地局2−2とネゴシエーションを行い、無線基地局2−1、2−2間で切替条件を決定する。この条件は、図5の場合と同様に、例えば、開始フレーム番号または指示受信からのオフセット、スロット割り当ての初期状態、スロット割り当て中及びスロット割り当て中でない状態の各有効期間などが考えられる。
〔S33〕無線基地局2−1、2−2は、決定した切替条件を自身に設定する。以降の動作は図5のステップS12〜ステップS15と同様である。
図8はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。図8の第5の実施の形態では、無線基地局2−1、2−2が同一時刻に送信している無線フレームにおけるスロットのマッピング条件を指定する方法において、リレー局1がマッピング条件を決定するのではなく、リレー局1が無線基地局2−1、2−2に対してマッピング条件の決定を依頼し、無線基地局2−1、2−2間で連携してマッピング条件を決定するものである。
〔S41〕リレー局1は、コネクションC1、C2に対する無線基地局2−1、2−2を選択した後、マッピング条件決定依頼を無線基地局2−1へ送信する。このマッピング条件決定依頼には、コネクションC1、C2の識別情報や、要求帯域、許容遅延時間などのトラフィックパラメータが含まれる。なお、マッピング条件決定依頼は、無線基地局2−2に送っても良く、無線基地局2−1、2−2の両方に送っても良い。
〔S42〕マッピング条件決定依頼を受けた無線基地局2−1は、無線基地局2−2とネゴシエーションを行い、無線基地局2−1、2−2間でマッピング条件を決定する。この条件は、図6の場合と同様に、例えばWiMAXで用いられるOFDMAフレームの場合には、Burstのサイズ及びフレーム上の割り当て位置、OFDMAシンボル方向に区切られたZone、サブチャネル方向に分割されたセグメントなどが考えられる。
〔S43〕無線基地局2−1、2−2は、決定したマッピング条件を自身に設定する。以降の動作は図6のステップS23と同様である。
次に図4、図5、図7で示した方法によって、データが格納されたフレームが衝突することなくリレー局1にて受信される状態について説明する。図9は無線基地局2−1、2−2の送信フレームと、リレー局1での受信フレームのタイミングチャートを示す図である。コネクションC1、C2のデータが格納されたフレームが衝突することなくリレー局1にて受信される様子を示している。
無線基地局2−1は、フレームF1から1フレームおきにコネクションC1のデータに対するスロットを割り当てており、無線基地局2−2は、フレームF2から1フレームおきにコネクションC2のデータに対するスロットを割り当てている。
このように、コネクションC1とコネクションC2のデータは、必ず時間的に異なる無線フレームにて送信されるため、無線基地局2−1及び無線基地局2−2がそれぞれ送信する無線フレームをリレー局1で受信したとしても、コネクションC1、C2のデータの衝突は発生しない。
なお、各コネクションのデータを割り当てるフレームの周期や、連続して割り当てを行うフレーム数は、無線基地局間で衝突が発生しなければどのようなパターンであっても良い。
例えば、フレームF1〜F3の3フレームを連続でコネクションC1に用い、フレームF4とF5の2フレームを連続でコネクションC2に用いても良い。また、フレームF1〜F3はリレー局1とのデータ送受信には用いずに、各無線基地局と直接接続する端末3−1のコネクションに用い、フレームF4をコネクションC1に、フレームF5をコネクションC2に用いても良い。また、無線基地局にて、予定されたフレームにおいて送信すべきコネクションのデータがなかった場合には、スロットは空きのままとしても良いし、他のコネクションのために使用しても良い。
また、この例では、各コネクションのデータ送受信のスケジュールをフレーム単位で制御しているため、個々のフレーム内では割り当てるスロットの場所に特に制限はない。各無線基地局は、制御されたスロット割り当て対象のフレームにおいて、フレーム内で空いているスロットを使ってコネクションのデータをマッピングすることができる。
図9の例では、WiMAXにて用いられるOFDMAフレーム上の空きスロットを用いてバースト(斜線の部分)を作成し、各コネクションのデータをバースト内にマッピングするイメージを示しているが、OFDMフレームにおいても同様の考え方でマッピングが可能である。
また、図9では、特に上り下り多重化について特に区別して記載していないが、時分割多重(TDD)及び周波数分割多重(FDD)のいずれであっても図9と同様にマッピングが可能である。
次に図6、図8で示したマッピング方法によって、データが格納されたフレームが衝突することなくリレー局1にて受信される状態について図10〜図12を用いて説明する。なお、図10〜図12は、WiMAXにて用いられるOFDMAフレームを例とし、Preamble、Frame Control Header(FCH)、DL-MAP、UL-MAPなどのフレームの先頭領域に設定される制御情報は省略している。
また、TDDを想定し、下り方向のダウンリンク(DL:Down Link)サブフレームについてのマッピングの様子を示しているが、上り方向のアップリンクサブフレームについても同様のマッピングの実施が可能である。フレームの縦軸は論理的なサブチャネル番号を表し、横軸はOFDMAシンボル番号を表している。
図10は無線基地局2−1、2−2の送信フレームと、リレー局1での受信フレームのマッピング状態を示す図である。OFDMAフレームのダウンリンクサブフレーム上にダウンリンクバーストを作成し、そのバーストの中にデータをマッピングする場合の例である。
ダウンリンクバーストは、ダウンリンクサブフレーム上の開始点と、サブチャネル数×OFDMAシンボル数で表されるサイズで定義する。無線基地局では、スケジューリングによりフレーム毎に任意のバーストを作成することができる。
無線基地局2−1、2−2はそれぞれ、送信フレーム上の斜線の部分にダウンリンクバーストとしてバーストB1及びバーストB2を作成する。無線基地局2−1、2−2は、バーストB1、B2を作成する予定となっている領域を互いに把握している。このため、無線基地局2−1は、無線基地局2−2がバーストB2を作成する予定の領域には他のバーストを作成せずに空けておく。逆に、無線基地局2−2は、無線基地局2−1がバーストB1を作成する予定の領域には他のバーストを作成せずに空けておく。
このように、各無線基地局でのバースト作成を制御して送信フレームを作成することにより、無線基地局2−1及び無線基地局2−2がそれぞれ送信した無線フレームをリレー局1が同時に受信しても、コネクションC1、C2のデータはいずれも衝突することなく正しく受信される。
なお、アップリンクサブフレームにおけるアップリンクバーストは、ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクバーストとは作成方法が異なり、ダウンリンクバーストのようにサブチャネル数×OFDMAシンボル数で表される長方形の形には必ずしもならないが、各無線基地局においてアップリンクバーストを作成する領域を把握し、同じスロットを使用しないようにすることで、ダウンリンクの場合と同様に、リレー局に対してアップリンクバーストの割り当ての衝突が回避される。
図11は無線基地局2−1、2−2の送信フレームと、リレー局1での受信フレームのマッピング状態を示す図である。図11は、OFDMAフレームのダウンリンクサブフレーム上に複数のZoneを作成し、各コネクションのデータを予定したZoneの中にデータをマッピングする場合の例である。
Zoneとは、サブフレームをあるOFDMAシンボル数で区切った領域である。各Zoneの中では、図10と同様にダウンリンクバーストを作成してデータを格納するが、図11ではダウンリンクバーストの記載は省略している。
無線基地局2−1、2−2はそれぞれ、送信フレーム上の斜線の部分にZone1及びZone2を作成する。無線基地局2−1、2−2は、リレー局1へ送信するデータが格納される予定となっているZoneを互いに把握している。このため、無線基地局2−1は、無線基地局2−2がコネクションC2のデータを格納する予定のZoneには、バーストを作成せずに空けておく。逆に、無線基地局2−2は、無線基地局2−1がコネクションC1のデータを格納する予定のZoneにはバーストを作成せずに空けておく。
このように、各無線基地局でのバースト作成を制御して送信フレームを作成することにより、無線基地局2−1及び無線基地局2−2がそれぞれ送信した無線フレームをリレー局1が同時に受信しても、コネクションC1、C2のデータはいずれも衝突することなく正しく受信される。なお、Zoneはアップリンクサブフレームにおいても定義可能であり、上記ダウンリンクサブフレームの場合と同様の制御が可能である。
図12は無線基地局2−1、2−2の送信フレームと、リレー局1での受信フレームのマッピング状態を示す図である。図12は、OFDMAフレームのダウンリンクサブフレームを複数のセグメントに分割し、各コネクションのデータを予定したセグメントの中にデータをマッピングする場合の例である。
セグメントとは、サブフレームを定められたサブチャネル数でグループ化した領域である。各セグメントの中では、図10と同様にダウンリンクバーストを作成してデータを格納するが、図12ではダウンリンクバーストの記載は省略している。
無線基地局2−1、2−2はそれぞれ、送信フレーム上の斜線の部分のセグメントs1及びセグメントs2にコネクションC1及びコネクションC2のデータを格納する予定となっていることを互いに把握している。このため、無線基地局2−1は、無線基地局2−2がコネクションC2のデータを格納する予定のセグメントには、バーストを作成せずに空けておく。逆に、無線基地局2−2は、無線基地局2−1がコネクションC1のデータを格納する予定のセグメントにはバーストを作成せずに空けておく。
このように、各無線基地局でのバースト作成を制御して送信フレームを作成することにより、無線基地局2−1及び無線基地局2−2がそれぞれ送信した無線フレームをリレー局が同時に受信しても、コネクションC1、C2のデータはいずれも衝突することなく正しく受信される。なお、セグメントはアップリンクサブフレームにおいても同様に定義可能であり、上記ダウンリンクサブフレームの場合と同様の制御が可能である。
次に図13を用いて、図4のようにリレー局1が各無線基地局に逐次切替指示を出す方法について、WiMAXにおけるハンドオーバ手順であるFast BS Switchingを拡張した手順の例について説明する。
図13はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。なお、図中のコネクションC1、C2は、WiMAXではサービスフローとも呼ばれる。コネクションC1、C2の確立に伴い無線基地局2−1、2−2の選択を行った後、リレー局1は、無線基地局2−1、2−2でのデータ送信スケジュールの決定を行う。ここでは図4と同様に、一定時間毎に無線基地局2−1、2−2が交互にデータ送信を行うスケジュールとしている。
〔S51〕スケジュール結果から、無線基地局2−1をスロット割り当て状態にし、また無線基地局2−2をスロット割り当て停止状態にするとした場合に、リレー局1は、無線基地局2−1へ切替指示(開始)を送信し、無線基地局2−2へ切替指示(停止)を送信する。
この場合、具体的には、リレー局1は、無線基地局2−1、2−2に対し、Fast Feedback Channelを用いてそれぞれのコネクションC1、C2についてのスロット割り当ての開始、停止を指示する。Fast Feedback Channelとは、CQI(Channel Quality Indicator)の通知や、ハンドオーバのためのアンカー無線基地局の変更を要求するといった制御情報を即時的に無線基地局へ指示するために定期的に割り当てられるスロットである。この例では、無線基地局2−1、2−2への要求として、無線基地局2−1、2−2へのスロットの割り当て開始/停止の指示を行う。
〔S52〕無線基地局2−1は、Fast Feedback Channel(切替指示(開始))を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を開始し、無線基地局2−2は、Fast Feedback Channel(切替指示(停止))を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を停止する。
〔S53〕無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。
〔S54〕一定時間経過後に、今度は無線基地局2−2をスロット割り当て状態にし、無線基地局2−1をスロット割り当て停止状態にするために、リレー局1は、無線基地局2−1へFast Feedback Channel(切替指示(停止))を送信し、無線基地局2−2へFast Feedback Channel(切替指示(開始))を送信する。
〔S55〕無線基地局2−1は、切替指示(停止)を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を停止し、無線基地局2−2は、切替指示(開始)を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を開始する。
〔S56〕無線基地局2−2にて、コネクションC2のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
次に図14を用いて、図13と同様にリレー局1が各無線基地局に逐次切替指示を出す方法について、WiMAXにおけるハンドオーバ手順であるFast BS Switchingを拡張した手順の例について説明する。ただし、図13では、リレー局1から無線基地局2−1、2−2の両方にFast Feedback Channelを用いてスロットの割り当て開始/停止の指示を行っていたが、図14に示す例では、リレー局1はスロットの割り当ての停止を指示する無線基地局に対して、スロット割り当ての開始を指示する無線基地局の識別子を含めた制御情報(Fast Feedback Channel)を通知して制御するものである。
図14はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。
〔S61〕リレー局1は、スケジュール結果から、無線基地局2−1をスロット割り当て状態にし、また無線基地局2−2をスロット割り当て停止状態にするとした場合に、無線基地局2−1の識別子や切替指示情報を含むFast Feedback Channelを無線基地局2−2に対して送信する。
〔S62〕無線基地局2−2は、Fast Feedback Channelを受信すると、自身でのスロット割り当ての停止を行うとともに、無線基地局2−1にスロット割り当てを開始するよう切替指示(新規の独自メッセージ)を出し、無線基地局2−1ではスロット割り当てを開始する。なお、無線基地局2−1、2−2におけるスロット割り当ての開始及び停止は、同じタイミングで切り替えが行われるように制御を行う。
〔S63〕無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。
〔S64〕一定時間経過後に、今度は無線基地局2−2をスロット割り当て状態にし、無線基地局2−1をスロット割り当て停止状態にするために、リレー局1は、無線基地局2−1に対して、無線基地局2−2の識別子及び切替指示情報を含むFast Feedback Channelを送信する。
〔S65〕無線基地局2−1は、Fast Feedback Channelを受信すると、自身でのスロット割り当ての停止を行うとともに、無線基地局2−2にスロット割り当てを開始するよう切替指示(新規の独自メッセージ)を出し、無線基地局2−1ではスロット割り当てを開始する。なお、無線基地局2−1、2−2におけるスロット割り当ての開始及び停止は、同じタイミングで切り替えが行われるように制御を行う。
〔S66〕無線基地局2−2にて、コネクションC2のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
次に図15を用いて、図7のようにリレー局1が各無線基地局に切替決定を依頼した後、無線基地局間で自律的に切替条件を決定して切り替える方法について、WiMAXにおけるハンドオーバ手順であるFast BS Switchingを拡張した手順の例について説明する。
図15はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。
〔S71〕リレー局1は、ハンドオーバメッセージであるMOB MSHO REQに対し、決定した切替条件や無線基地局2−2の識別子を含めて、無線基地局2−1へ送信する。
〔S72〕無線基地局2−1は、無線基地局2−2へ切替条件メッセージ(新規の独自メッセージ)を送信して、互いにネゴシエーションを行う。これにより、無線基地局2−1、2−2は自装置に切替条件を設定する。
〔S73〕無線基地局2−1は、MOB MSHO RSPをリレー局1へ応答する。
〔S74〕リレー局1は、ハンドオーバの実行を指示するMOB HO INDメッセージに切替指示を含め、無線基地局2−1に送信する。同様にリレー局1からの指示を受けた無線基地局2−1は、無線基地局2−2に切替指示メッセージ(新規の独自メッセージ)を送信する。
〔S75〕無線基地局2−1は、MOB HO INDの切替指示条件を受信することで、端末3−1宛のデータ送信を開始し、無線基地局2−2は、無線基地局2−1から送信された切替指示メッセージを受信することで、端末3−1宛のデータ送信を停止する。
〔S76〕無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。
〔S77〕切替指示条件にもとづき、無線基地局2−1、2−2では自律的に一定時間経過後に、今度は無線基地局2−2がスロット割り当て状態となり、無線基地局2−1がスロット割り当て停止状態になる。そして、無線基地局2−1は、端末3−1宛のデータ送信を停止し、無線基地局2−2は、端末3−1宛のデータ送信を開始する。
〔S78〕無線基地局2−2にて、コネクションC2のデータにスロットが割り当てられるので、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
次に図16を用いて、図6のようにリレー局1が各無線基地局にマッピング条件を指示する方法について、WiMAXにおけるハンドオーバ手順であるMacro Diversity Handoverに、本発明の制御手順を適用した例について説明する。
図16はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。
〔S81〕リレー局1は、ハンドオーバメッセージであるMOB MSHO REQに、スケジュールによって決定したマッピング条件や無線基地局2−2の識別子を含め、無線基地局2−1へ送信する。
〔S82〕無線基地局2−1は、マッピング条件を無線基地局2−2へ送信(新規の独自メッセージ)し、無線基地局2−1、2−2にてマッピング条件が設定されると、無線基地局2−1は、MOB MSHO RSPをリレー局1へ応答する。
〔S83〕リレー局1は、ハンドオーバの実行を指示するMOB HO INDメッセージに切替指示を含め、無線基地局2−1に送信する。同様にリレー局1からの指示を受けた無線基地局2−1は、無線基地局2−2に対して、切替指示メッセージ(新規の独自メッセージ)を送信する。
〔S84〕無線基地局2−1、2−2は設定されたマッピング条件にもとづいて、無線基地局2−1にて、コネクションC1のデータにスロットが割り当てられ、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。また、無線基地局2−2にて、コネクションC2のデータにスロット(無線基地局2−1が割り当てたスロットとは異なるスロット)が割り当てられ、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
次に図17を用いて、図8のようにリレー局1が各無線基地局にマッピング条件の決定を依頼する方法について、WiMAXにおけるハンドオーバ手順であるMacro Diversity Handoverに、本発明の制御手順を適用した例について説明する。
図17はデータ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。コネクションC1、C2の確立に伴い無線基地局の選択を行った後、リレー局1は、無線基地局2−1、2−2でのデータのスロット割り当てのマッピング条件の決定を無線基地局2−1、2−2へ依頼する。
〔S91〕リレー局1は、ハンドオーバメッセージであるMOB MSHO REQに、マッピング条件の依頼や無線基地局2−2の識別子を含め、無線基地局2−1へ送信する。
〔S92〕無線基地局2−1は、マッピング条件を決定し、無線基地局2−2へ送信(新規の独自メッセージ)する。無線基地局2−1、2−2にてマッピング条件が設定されると、無線基地局2−1はMOB MSHO RSPをリレー局1へ応答する。
〔S93〕リレー局1は、ハンドオーバの実行を指示するMOB HO INDメッセージに切替指示を含め、無線基地局2−1に送信する。同様にリレー局1からの指示を受けた無線基地局2−1は、無線基地局2−2に切替指示メッセージ(新規の独自メッセージ)を送信する。
〔S94〕無線基地局2−1、2−2は、設定されたマッピング条件にもとづいて、無線基地局2−1にてコネクションC1のデータについてスロットが割り当てられ、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−1との間でデータ送受信が行われる。また、無線基地局2−2にてコネクションC2のデータについてスロット(無線基地局2−1が割り当てたスロットとは異なるスロット)が割り当てられ、リレー局1を介して、端末3−1と無線基地局2−2との間でデータ送受信が行われる。
以上説明したような構成及び動作により、本発明は以下の(a)〜(e)に示す効果を有する。
(a)無線基地局でのデータ送受信のスケジュールを制御することによって、リレー局が複数の無線基地局との間でリレーを行う場合においても、正しくデータの送受信を行うことが可能になる。
(b)無線基地局とリレー局との接続状態(無線チャネル品質や無線リソース使用率)に応じて、コネクションに適した無線基地局を選択することにより、無線リソースの効率使用が可能になる。
(c)無線基地局にて自律的にデータ送受信の切り替えを行うことによって、リレー局からの切替指示メッセージを削減し、無線リソースを節約することが可能になる。
(d)無線基地局でのデータ送受信のスケジュールにおいて、複数の無線基地局が同一時刻に送信している無線フレーム上へ、異なるスロットのデータマッピングを行うことによって、無線基地局でのデータのバッファ滞留時間や破棄率を低減することが可能になる。
(e)無線基地局において、データ送受信のスケジュールの決定及び自律的なデータ送受信の切り替えを制御することによって、リレー局の製造コストを低減するとともに、リレー局と無線基地局間の制御メッセージを削減し、無線リソースを節約することが可能になる。
(付記1) 無線によるリレー通信を行う無線通信システムにおいて、
無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラを含む無線基地局と、
前記無線基地局とコネクションを介して通信を行う端末と、
前記スケジューラに前記スケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部を含み、前記コネクションを介して通信される前記無線フレームのリレー転送を行うリレー局と、
を有し、
前記スケジューラ制御部は、同一タイミングで送信される前記無線フレーム上に、前記データの全部または一部が同じ前記スロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、前記スケジューラに対して指示を与える、
ことを特徴とする無線通信システム。
(付記2) 前記スケジューラ制御部は、前記コネクションを介しての前記無線フレームのリレー転送を行う度に、前記無線フレームの送信タイミングに、複数の前記無線基地局の中で1局のみがスロット割り当てを行い、他の前記無線基地局は、スロット割り当てを停止するように指示を与えることを特徴とする付記1記載の無線通信システム。
(付記3) 前記スケジューラ制御部は、スロット割り当ての切替条件を決定して、前記切替条件を複数の前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、前記切替条件を一度受信すると、前記切替条件にもとづいて、前記無線フレームの送信時には、前記スロット重複割り当てが生じないようにスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする付記1記載の無線通信システム。
(付記4) 前記スケジューラ制御部は、スロット割り当ての切替条件の決定依頼を、前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、切替条件決定依頼を受信すると、複数の前記無線基地局間でネゴシエーションを行って、前記切替条件を決定し、前記無線フレームの送信時には、複数の前記無線基地局間で決定した前記切替条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないようにスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする付記1記載の無線通信システム。
(付記5) n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるように、データマッピング条件を与えることを特徴とする付記1記載の無線通信システム。
(付記6) n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、データマッピング条件の決定依頼を、前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、データマッピング条件決定依頼を受信すると、複数の前記無線基地局間でネゴシエーションを行って、前記データマッピング条件を決定し、前記無線フレームの送信時には、複数の前記無線基地局間で決定した前記データマッピング条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるようにマッピングするスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする付記1記載の無線通信システム。
(付記7) 前記リレー局は、前記無線基地局との間の通信接続状態を計測し、計測値が良好な前記無線基地局を選択し、選択した前記無線基地局との間に前記コネクションを確立して、前記コネクションを管理することを特徴とする付記1記載の無線通信システム。
(付記8) 無線通信を行う無線基地局において、
無線フレームのリレー転送を行うリレー局から通知されるスケジュール指示を受信する受信部と、
前記スケジュール指示にもとづいて、同一タイミングで送信される前記無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、前記無線フレーム上に前記データを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラと、
を有することを特徴とする無線基地局。
(付記9) 前記スケジューラは、前記リレー局で決定されて送信された、スロット割り当ての切替条件を一度受信すると、前記切替条件にもとづいて、前記無線フレームの送信時には、前記スロット重複割り当てが生じないようにスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする付記8記載の無線基地局。
(付記10) 前記スケジューラは、前記リレー局から送信された、スロット割り当ての切替条件の決定依頼を受信すると、複数の前記無線基地局間でネゴシエーションを行って、前記切替条件を決定し、前記無線フレームの送信時には、複数の前記無線基地局間で決定した前記切替条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないようにスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする付記8記載の無線基地局。
(付記11) n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラは、前記リレー局で決定されて送信された、データマッピング条件を受信すると、前記データマッピング条件にもとづき、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるようにマッピングすることを特徴とする付記8記載の無線基地局。
(付記12) n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、データマッピング条件の決定依頼を、前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、前記リレー局から送信された、データマッピング条件の決定依頼を受信すると、複数の前記無線基地局間でネゴシエーションを行って、前記データマッピング条件を決定し、前記無線フレームの送信時には、複数の前記無線基地局間で決定した前記データマッピング条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるようにマッピングするスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする付記8記載の無線基地局。
(付記13) 無線によるリレー通信を行うリレー局において、
無線基地局がコネクションを介してデータ送信を行う場合に、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、前記データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、前記無線基地局に対して指示を与えるスケジューラ制御部と、
前記スケジューラ制御部によって生成された指示信号を前記無線基地局へ送信する送信部と、
を有することを特徴とするリレー局。
(付記14) 前記スケジューラ制御部は、前記コネクションを介しての前記無線フレームのリレー転送を行う度に、前記無線フレームの送信タイミングに、複数の前記無線基地局の中で1局のみがスロット割り当てを行い、他の前記無線基地局は、スロット割り当てを停止するように指示を与えることを特徴とする付記13記載のリレー局。
(付記15) 前記スケジューラ制御部は、前記スロット重複割り当てが生じないように、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うような、切替条件を決定して、複数の前記無線基地局へ送信することを特徴とする付記13記載のリレー局。
(付記16) 前記スケジューラ制御部は、複数の前記無線基地局間が自律的にネゴシエーションを行って、スロット割り当ての切替条件を決定して、前記切替条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないスケジュールを行うための、切替条件決定依頼を前記無線基地局に送信することを特徴とする付記13記載のリレー局。
(付記17) n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるように、データマッピング条件を与えることを特徴とする付記13記載のリレー局。
(付記18) n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、複数の前記無線基地局間が自律的にネゴシエーションを行って、データマッピング条件を決定して、前記データマッピング条件にもとづき、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるようにマッピングするスケジュールを行うための、前記データマッピング条件の決定依頼を前記無線基地局に送信することを特徴とする付記13記載のリレー局。
(付記19) 前記無線基地局との間の通信接続状態を計測する計測部と、計測値が良好な前記無線基地局を選択する無線基地局選択部と、選択した前記無線基地局との間に前記コネクションを確立して、前記コネクションを管理するコネクション管理部と、をさらに有することを特徴とする付記13記載のリレー局。
無線通信システムの原理図である。 リレー局のブロック構成を示す図である。 無線基地局のブロック構成を示す図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 無線基地局の送信フレームと、リレー局での受信フレームのタイミングチャートを示す図である。 無線基地局の送信フレームと、リレー局での受信フレームのマッピング状態を示す図である。 無線基地局の送信フレームと、リレー局での受信フレームのマッピング状態を示す図である。 無線基地局の送信フレームと、リレー局での受信フレームのマッピング状態を示す図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 データ送受信のスケジュール制御を示すシーケンス図である。 無線リレー通信の概要を示す図である。 無線リレー通信のネットワークの一形態を示す図である。 コネクションが確立している状態を示す図である。 無線リレー通信のネットワークでコネクションが確立している状態を示す図である。 データ衝突の様子を示す図である。
符号の説明
10 無線通信システム
1 リレー局
11 スケジューラ制御部
2−1〜2−n 無線基地局
21 スケジューラ
3−1〜3−m 端末
C1〜Ck コネクション

Claims (9)

  1. 無線によるリレー通信を行う無線通信システムにおいて、
    無線フレーム上にデータを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラを含む無線基地局と、
    前記無線基地局とコネクションを介して通信を行う端末と、
    前記スケジューラに前記スケジュールの指示を与えるスケジューラ制御部を含み、前記コネクションを介して通信される前記無線フレームのリレー転送を行うリレー局と、
    を有し、
    前記スケジューラ制御部は、同一タイミングで送信される前記無線フレーム上に、前記データの全部または一部が同じ前記スロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、前記スケジューラに対して指示を与える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記スケジューラ制御部は、前記コネクションを介しての前記無線フレームのリレー転送を行う度に、前記無線フレームの送信タイミングに、複数の前記無線基地局の中で1局のみがスロット割り当てを行い、他の前記無線基地局は、スロット割り当てを停止するように指示を与えることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記スケジューラ制御部は、スロット割り当ての切替条件を決定して、前記切替条件を複数の前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、前記切替条件を一度受信すると、前記切替条件にもとづいて、前記無線フレームの送信時には、前記スロット重複割り当てが生じないようにスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記スケジューラ制御部は、スロット割り当ての切替条件の決定依頼を、前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、切替条件決定依頼を受信すると、複数の前記無線基地局間でネゴシエーションを行って、前記切替条件を決定し、前記無線フレームの送信時には、複数の前記無線基地局間で決定した前記切替条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないようにスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるように、データマッピング条件を与えることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. n局の前記無線基地局がそれぞれ送信すべきデータをデータD1〜Dn、前記無線基地局がそれぞれ送信すべき前記無線フレームを無線フレームf1〜fnとした場合に、前記スケジューラ制御部は、データマッピング条件の決定依頼を、前記無線基地局へ送信し、前記スケジューラは、データマッピング条件決定依頼を受信すると、複数の前記無線基地局間でネゴシエーションを行って、前記データマッピング条件を決定し、前記無線フレームの送信時には、複数の前記無線基地局間で決定した前記データマッピング条件にもとづいて、前記スロット重複割り当てが生じないように、n局の前記無線基地局が同一タイミングで送信する前記無線フレームf1〜fn上に、前記データD1〜Dnをマッピングするn個のスロットがすべて異なるようにマッピングするスケジュールを行って、複数の前記無線基地局間で自律的にスロット割り当てを行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  7. 前記リレー局は、前記無線基地局との間の通信接続状態を計測し、計測値が良好な前記無線基地局を選択し、選択した前記無線基地局との間に前記コネクションを確立して、前記コネクションを管理することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  8. 無線通信を行う無線基地局において、
    無線フレームのリレー転送を行うリレー局から通知されるスケジュール指示を受信する受信部と、
    前記スケジュール指示にもとづいて、同一タイミングで送信される前記無線フレーム上に、データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、前記無線フレーム上に前記データを挿入すべきスロットの割り当てをスケジュールするスケジューラと、
    を有することを特徴とする無線基地局。
  9. 無線によるリレー通信を行うリレー局において、
    無線基地局がコネクションを介してデータ送信を行う場合に、同一タイミングで送信される無線フレーム上に、前記データの全部または一部が同じスロットに割り当てられるスロット重複割り当てが生じないように、前記無線基地局に対して指示を与えるスケジューラ制御部と、
    前記スケジューラ制御部によって生成された指示信号を前記無線基地局へ送信する送信部と、
    を有することを特徴とするリレー局。
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