JP2008057969A - 床暖房パネル用熱媒ヘッダ - Google Patents

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Abstract

【課題】床暖房パネルに供給される熱媒の温度が低くなるのを防止することができることとなって、暖房能力が低下するのを防止できる床暖房パネル用熱媒ヘッダを提供する。
【解決手段】板状のブロック体からなるヘッダ本体6の内部には、熱源からの熱媒受入用接続部7と床暖房パネルの熱媒入口に接続される熱媒供給部9とを連通接続する熱媒供給用連通路11と、熱源への熱媒戻し用接続部8と床暖房パネルの熱媒出口に接続される熱媒排出部10とを連通接続する熱媒戻し用連通路12とがヘッダ本体6の上下方向にずらした状態で区画形成され、ヘッダ本体6は、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間に空気層密閉空間25を形成して、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間を断熱するように構成されている。
【選択図】図27

Description

本発明は、板状のブロック体からなるヘッダ本体の外周部に、熱源からの熱媒受入用接続部、熱源への熱媒戻し用接続部、床暖房パネルの熱媒入口に接続される熱媒供給部、および、床暖房パネルの熱媒出口に接続される熱媒排出部が備えられ、
前記ヘッダ本体の内部には、前記熱媒受入用接続部と前記熱媒供給部とを連通接続する熱媒供給用連通路と、前記熱媒戻し用接続部と前記熱媒排出部とを連通接続する熱媒戻し用連通路とが前記ヘッダ本体の上下方向にずらした状態で区画形成されている床暖房パネル用熱媒ヘッダに関する。
上記のような床暖房パネル用熱媒ヘッダは、熱媒受入用接続部に熱源からの熱源用往き管を接続し、熱媒戻し用接続部に熱源への熱源用戻し管を接続し、熱媒供給部に床暖房パネルにおける熱媒流通管の熱媒入口を接続し、熱媒排出部に床暖房パネルにおける熱媒流通管の熱媒出口を接続して使用され、熱源からの熱源用往き管を通して供給される熱媒を分流させて床暖房パネルにおける熱媒流通管に供給するとともに、床暖房パネルにおける熱媒流通管を通過してから戻ってくる熱媒を合流させて熱源への熱源用戻し管を通して熱源に戻すためのものである。
上記のような床暖房パネル用熱媒ヘッダにおいて、従来では、ヘッダ本体が角筒状に形成され、その角筒状のヘッダ本体の内部に板状体を備えることによって、ヘッダ本体の内部に、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とをヘッダ本体の上下方向にずらした状態で区画形成するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の従来の床暖房パネル用熱媒ヘッダでは、ブロック体の内部をドリルにて加工することによって、ヘッダ本体の内部に、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とをヘッダ本体の上下方向にずらした状態で区画形成するようにしている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−108382号公報 特開平9−269135号公報
上記特許文献1に示されている床暖房パネル用熱媒ヘッダでは、角筒状のヘッダ本体の内部に板状体を備えることにより、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とを区画形成するようにしているので、熱媒供給用連通路を通流する熱媒と熱媒戻し用連通路を通流する熱媒とが混ざり合うことを防止するために、板状体の外周縁をその全周にわたってヘッダ本体の内面に熱媒の漏れがないように接合しなければならず、ヘッダ本体の製作が手間のかかるものとなっている。
ちなみに、熱媒戻し用連通路を通流する熱媒が、床暖房パネルを通過することにより温度低下した熱媒であるので、その温度低下した熱媒戻し用連通路を通流する熱媒と床暖房パネルに供給される熱媒供給用連通路を通流する熱媒とが混ざり合うと、床暖房パネルに供給される熱媒の温度が低くなって、暖房能力が低下する虞がある。
上記特許文献2に示されている床暖房パネル用熱媒ヘッダでは、ブロック体の内部をドリルにて加工することによって、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とを区画形成しているので、そのドリルによる加工を行うだけで、熱媒供給用連通路を通流する熱媒と熱媒戻し用連通路を通流する熱媒とが混ざり合わないように、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とを区画形成できることになる。
しかしながら、ドリルにて加工することによって、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路を形成する作業自体が手間のかかるものであるので、ヘッダ本体の製作が手間のかかるものとなっている。
また、ドリルにて加工することによって、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とを区画形成するものでは、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路の通路面積が小さくなるので、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路の通路抵抗が大きくなり、床暖房パネル用熱媒ヘッダから床暖房パネルに供給される熱媒の量が少なくなる。
したがって、床暖房パネル用熱媒ヘッダから床暖房パネルに供給される熱媒の量が少なくなるのを防止するために、熱媒供給用連通路の本数を複数にするなどの加工が必要となり、複数の熱媒供給用連通路を形成するようにドリルにて加工することとなって、この点からも、ヘッダ本体の製作が手間のかかるものとなる。
ちなみに、床暖房パネル用熱媒ヘッダから床暖房パネルに供給される熱媒の量が少なくなると、熱源から床暖房パネル用熱媒ヘッダに対して床暖房パネルにて要求されている量の熱媒を供給しているにもかかわらず、床暖房パネルには要求されている量の熱媒が供給されないことになるので、暖房能力が低下する虞がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができる床暖房パネル用熱媒ヘッダを提供する点にある。
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、板状のブロック体からなるヘッダ本体の外周部に、熱源からの熱媒受入用接続部、熱源への熱媒戻し用接続部、床暖房パネルの熱媒入口に接続される熱媒供給部、および、床暖房パネルの熱媒出口に接続される熱媒排出部が備えられ、
前記ヘッダ本体の内部には、前記熱媒受入用接続部と前記熱媒供給部とを連通接続する熱媒供給用連通路と、前記熱媒戻し用接続部と前記熱媒排出部とを連通接続する熱媒戻し用連通路とが前記ヘッダ本体の上下方向にずらした状態で区画形成されている床暖房パネル用熱媒ヘッダにおいて、
前記ヘッダ本体の外側面部のうち、対向する一対の外側面部には、前記熱媒供給部と前記熱媒排出部とが前記ヘッダ本体の外周方向に交互に並ぶ状態で配設され、前記ヘッダ本体が、それの上下方向に分割形成された複数の板状構成体を積層状態で接合して構成されていることを特徴とする。
すなわち、ヘッダ本体が、それの上下方向に分割形成された複数の板状構成体を積層状態で接合して構成されているので、例えば、内部を繰り抜いた中空状、断面が凹入状や平板状の板状構成体を組み合わせて積層状態で接合することにより、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とをヘッダ本体の上下方向にずらした状態で区画形成して、ヘッダ本体を構成することができることになる。
そして、複数の板状構成体を積層状態で接合するので、大きな接合面を備えて、その接合面にて複数の板状構成体の接合を行うことができることになる。
したがって、大きな接合面にて板状構成体を積層状態で接合することができるので、熱媒の漏れがないように容易に接合することができることとなって、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができることになる。
また、複数の板状構成体は、板状のヘッダ本体の上下方向に分割形成されているので、ヘッダ本体の横方向に分割形成されているものと比べて、少ない枚数の板状構成体にてヘッダ本体を構成することができることになり、この点からも、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができることになる。
そして、熱媒供給用連通路の形状、および、熱媒戻し用連通路の形状は、板状構成体の形状に応じて決まるので、板状構成体の形状を調整することによって、熱媒供給用連通路の形状、および、熱媒戻し用連通路の形状を、ヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状として、熱媒供給用連通路および熱媒戻し用連通路の通路面積を大きなものとすることができることになる。
したがって、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路の通路抵抗を小さくすることができて、あらたな加工を施さなくても、床暖房パネル用熱媒ヘッダから床暖房パネルに供給される熱媒の量が少なくなるのを防止することができることとなって、この点からも、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができることになる。
以上のことから、請求項1に記載の発明によれば、単に、複数の板状構成体を積層状態で接合するだけで、熱媒供給用連通路を通流する熱媒と熱媒戻し用連通路を通流する熱媒とが混ざり合わないように、熱媒供給用連通路と熱媒戻し用連通路とを区画形成し、かつ、熱媒供給用連通路および熱媒戻し用連通路の通路面積を大きくしながら、ヘッダ本体を製作することができることとなって、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができる床暖房パネル用熱媒ヘッダを提供できるに至った。
請求項2に記載の発明によれば、前記ヘッダ本体における前記熱媒供給用連通路を形成する部分が、平板状の供給用平板構成体と内部を繰り抜いた中空状の供給用中空構成体と平板状の中間平板構成体とから構成され、
前記ヘッダ本体における前記熱媒戻し用連通路を形成する部分が、前記中間平板構成体と内部を繰り抜いた中空状の戻し用中空構成体と平板状の戻し用平板構成体とから構成され、
前記ヘッダ本体が、前記供給用平板構成体と前記中間平板構成体との間に前記供給用中空構成体を挟み込み、かつ、前記中間平板構成体と前記戻し用平板構成
体との間に前記戻し用中空構成体を挟み込む状態で、前記供給用平板構成体と前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体と前記戻し用平板構成体とを積層状態で接合して構成されていることを特徴とする。
すなわち、供給用平板構成体と中間平板構成体との間に供給用中空構成体を挟み込む状態で、供給用平板構成体と供給用中空構成体と中間平板構成体とを積層状態で接合することにより、供給用中空構成体における中空空間を利用して熱媒供給用連通路を形成することができ、その熱媒供給用連通路の形状をヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状とすることができることになる。
また、中間平板構成体と戻し用平板構成体との間に戻し用中空構成体を挟み込む状態で、中間平板構成体と戻し用中空構成体と戻し用平板構成体とを積層状態で接合することにより、戻し用中空構成体における中空空間を利用して熱媒戻し用連通路が形成され、その熱媒戻し用連通路の形状をヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状とすることができることになる。
このように、熱媒供給用連通路の形状、および、熱媒戻し用連通路の形状を、ヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状とすることができるので、ヘッダ本体をその上下方向に薄くしながらも、熱媒供給用連通路および熱媒戻し用連通路の通路面積を大きくすることができることになる。
そして、ヘッダ本体をその上下方向に薄くすることによって、ヘッダ本体の上下方向での厚みが薄い床暖房パネルであっても、その床暖房パネルよりも上方側に突出しない薄型の床暖房パネル用熱媒ヘッダを製作することができることになり、ヘッダ本体の上下方向での厚みが薄い床暖房パネルにも対応可能な床暖房パネル用熱媒ヘッダを製作することができることになる。
したがって、供給用平板構成体と供給用中空構成体と中間平板構成体と戻し用中空構成体と戻し用平板構成体とを積層状態で接合するだけで、熱媒供給用連通路の形状、および、熱媒戻し用連通路の形状を、ヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状として、ヘッダ本体の上下方向での厚みが薄い床暖房パネルにも対応可能な床暖房パネル用熱媒ヘッダを製作することができながら、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができることになる。
請求項3に記載の発明によれば、前記ヘッダ本体における前記熱媒受入用接続部を接続する熱媒受入用接続箇所に、前記供給用中空構成体における中空空間と連通しかつ前記戻し用中空構成体における中空空間と仕切られている状態で、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体との積層方向に延びる熱媒受入用中継路を形成すべく、熱媒受入用中継路形成部分が、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体とに備えられ、
前記ヘッダ本体における前記熱媒供給部を接続する熱媒供給用接続箇所に、前記供給用中空構成体における中空空間と連通しかつ前記戻し用中空構成体における中空空間と仕切られている状態で、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体との積層方向に延びる熱媒供給用中継路を形成すべく、熱媒供給用中継路形成部分が、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体とに備えられ、
前記ヘッダ本体における前記熱媒戻し用接続部を接続する熱媒戻し用接続箇所に、前記戻し用中空構成体における中空空間と連通しかつ前記供給用中空構成体における中空空間と仕切られている状態で、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体との積層方向に延びる熱媒戻し用中継路を形成すべく、熱媒戻し用中継路形成部分が、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体とに備えられ、
前記ヘッダ本体における前記熱媒排出部を接続する熱媒排出用接続箇所に、前記戻し用中空構成体における中空空間と連通しかつ前記供給用中空構成体における中空空間と仕切られている状態で、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体との積層方向に延びる熱媒排出用中継路を形成すべく、熱媒排出用中継路形成部分が、前記供給用中空構成体と前記中間平板構成体と前記戻し用中空構成体とに備えられていることを特徴とする。
すなわち、供給用中空構成体における中空空間が、熱媒供給用連通路として利用され、戻し用中空構成体における中空空間が、熱媒戻し用連通路として利用されることになるので、熱媒受入用中継路が、熱媒供給用連通路と連通しかつ熱媒戻し用連通路と仕切られることになる。
また、熱媒供給用中継路は、熱媒供給用連通路と連通しかつ熱媒戻し用連通路と仕切られ、熱媒戻し用中継路は、熱媒供給用連通路と仕切られかつかつ熱媒戻し用連通路と連通し、熱媒排出用中継路は、熱媒供給用連通路と仕切られかつかつ熱媒戻し用連通路と連通することになる。
そして、供給用平板構成体と供給用中空構成体と中間平板構成体と戻し用中空構成体と戻し用平板構成体とを積層状態で接合することにより、熱媒受入用接続箇所には、熱媒供給用連通路と連通しかつ熱媒戻し用連通路と仕切られている熱媒受入用中継路が形成される。
また、熱媒供給用接続箇所には、熱媒供給用連通路と連通しかつ熱媒戻し用連通路と仕切られている熱媒供給用中継路が形成され、熱媒戻し用接続箇所には、熱媒戻し用連通路と連通しかつ熱媒供給用連通路と仕切られている熱媒戻し用中継路が形成され、熱媒排出用接続箇所には、熱媒戻し用連通路と連通しかつ熱媒供給用連通路と仕切られている熱媒排出用中継路が形成されることになる。
したがって、熱媒受入用接続部、熱媒戻し用接続部、熱媒供給部、および、熱媒排出部を接続するに当たって、供給用平板構成体と供給用中空構成体と中間平板構成体と戻し用中空構成体と戻し用平板構成体とを積層状態で接合したのち、熱媒受入用中継路、熱媒供給用中継路、熱媒戻し用中継路、および、熱媒排出用中継路に、例えば、ドリルにて孔加工することにより、熱媒受入用接続部と熱媒供給用連通路と熱媒供給部とを連通しかつ熱媒受入用接続部と熱媒供給用連通路と熱媒供給部とを連通することができることになる。
したがって、例えば、ドリルにて孔加工するという簡素な加工を行うだけで、熱媒受入用接続部と熱媒供給用連通路と熱媒供給部とを連通しかつ熱媒受入用接続部と熱媒供給用連通路と熱媒供給部とを連通する状態で、熱媒受入用接続部、熱媒戻し用接続部、熱媒供給部、および、熱媒排出部を接続することができることとなって、熱媒受入用接続部、熱媒戻し用接続部、熱媒供給部、および、熱媒排出部の接続を容易に行うことができることになる。
請求項4に記載の発明によれば、前記熱媒供給用連通路を形成する部分が、供給用構成体と中間用構成体とから構成され、前記熱媒戻し用連通路を形成する部分が、戻し用構成体と前記中間用構成体とから構成され、
前記ヘッダ本体が、前記供給用構成体と前記戻し用構成体との間に前記中間用構成体を挟み込む状態で、前記供給用構成体と前記中間用構成体と前記戻し用構成体とを積層状態で接合して構成されていることを特徴とする。
すなわち、例えば、供給用構成体を断面が凹入状の形状に構成し、中間用構成体を平板状あるいは断面がH字状の形状に構成し、戻し用構成体を断面が凹入状の形状に構成し、供給用構成体と戻し用構成体との間に中間用構成体を挟み込む状態で、供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体とを積層状態で接合することにより、供給用構成体と中間用構成体にて熱媒供給用連通路を形成し、中間用構成体と戻し用構成体にて熱媒戻し用連通路を形成することができることになる。
したがって、供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体との3種類の板状構成体を積層状態で接合するだけで、ヘッダ本体を製作することができることになるので、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができることになる。
そして、供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体の形状を調整することによって、熱媒供給用連通路の形状、および、熱媒戻し用連通路の形状を、ヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状とすることができることになる。
したがって、熱媒供給用連通路の形状、および、熱媒戻し用連通路の形状を、ヘッダ本体の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状として、ヘッダ本体の上下方向での厚みが薄い床暖房パネルにも対応可能な床暖房パネル用熱媒ヘッダを製作することができながら、ヘッダ本体の製作の容易化を図ることができることになる。
請求項5に記載の発明によれば、前記ヘッダ本体は、前記熱媒供給用連通路と前記熱媒戻し用連通路との間を断熱するように構成されていることを特徴とする。
すなわち、床暖房パネルに供給される熱媒供給用連通路を通流する熱媒と、床暖房パネルの通過により温度低下した熱媒戻し用連通路を通流する熱媒との間での熱の授受を防止することができることになるので、熱媒供給用連通路を通流する熱媒が熱媒戻し用連通路を通流する熱媒にて冷却されることを防止することができることになる。
したがって、床暖房パネルに供給される熱媒の温度が低くなるのを防止することができることとなって、暖房能力が低下するのを防止できることになる。
本発明にかかる床暖房パネル用熱媒ヘッダを適応した床暖房パネルを図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この床暖房パネルは、図1に示すように、熱媒流通管1が埋入状態で配管されている板状基材2からなる床暖房パネル本体3から構成され、その床暖房パネル本体3に蛇行状に配管されている熱媒流通管1に床暖房パネル用熱媒ヘッダ4を介して図外の熱源機から熱媒としての温水を流通させることにより、暖房対象の床を暖房するように構成されている。
そして、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4には、4本の熱媒流通管1が接続され、板状基材2に形成された溝部に熱媒流通管1を嵌め込むことにより、熱媒流通管1を埋入状態で配管するように構成されている。
前記熱媒流通管1は、一般的に架橋ポリエチレン管やポリブテン樹脂管などが使用され、接続部のない管から構成され、配管の信頼性を高めるようにしている。
そして、熱媒流通管1の両端は、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4に接続され、図外の熱源機から熱媒が床暖房パネル用熱媒ヘッダ4を介して4本の熱媒流通管1の夫々に分流して供給され、4本の熱媒流通管1を通過した熱媒が床暖房パネル用熱媒ヘッダ4を介して合流して熱源機に戻されるように構成されている。
前記床暖房パネル本体3は、板状基材2と、熱媒流通管1が配管された状態で板状基材2の上面に設けられる均熱用の表面板5とから構成されている。
そして、板状基材2の材質は、発泡樹脂製のもの、木質製のものや、樹脂製のものなどが適応可能であり、発泡樹脂製のものでは、例えば、硬質のポリスチレン発泡体やポリエスチレン発泡体など各種の発泡体が適応可能であり、発泡体の上面に合成樹脂製の樹脂シート成型体を積層する構成としてもよい。
また、均熱用の表面板5としては、アルミ箔や熱伝導率がよい可撓性の薄い金属などで構成するようにしている。
以下、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の構成について説明を加える。
前記床暖房パネル用熱媒ヘッダ4は、図2に示すように、板状のブロック体からなるヘッダ本体6から構成され、そのヘッダ本体6の外周部に、熱源機からの熱媒受入用接続部7、熱源機への熱媒戻し用接続部8、床暖房パネルの熱媒入口に接続される熱媒供給部9、および、床暖房パネルの熱媒出口に接続される熱媒排出部10が備えられている。
そして、ヘッダ本体6の内部には、図3に示すように、熱媒受入用接続部7と熱媒供給部9とを連通接続する熱媒供給用連通路11と、熱媒戻し用接続部8と熱媒排出部10とを連通接続する熱媒戻し用連通路12とがヘッダ本体6の上下方向にずらした状態で区画形成されている。
説明を加えると、ヘッダ本体6の外側面部のひとつには、図2に示すように、熱媒受入用接続部7と熱媒戻し用接続部8とが、ヘッダ本体6の外周方向に並ぶように配設されている。
そして、熱媒受入用接続部7に熱源機からの熱源用往き管を接続し、熱媒戻し用接続部8に熱源機への熱源用戻し管を接続するように構成されている。
また、ヘッダ本体6の外側面部のうち、熱媒受入用接続部7と熱媒戻し用接続部8とが設けられている側面部に隣接する側面部には、熱媒供給部9の配設位置と熱媒排出部10の配設位置とが対向する状態で、熱媒供給部9と熱媒排出部10とがヘッダ本体6の外周方向に交互に並ぶように熱媒供給部9の2つと熱媒排出部10の2つが配設されている。
このようにして、ヘッダ本体6の外側面部のうち、対向する一対の外側面部には、熱媒供給部9と熱媒排出部10とがヘッダ本体6の外周方向に交互に並ぶ状態で配設され、熱媒供給部9に熱媒流通管1の熱媒入口側の端部を接続し、熱媒排出部10に熱媒流通管1の熱媒出口側の端部を接続するように構成されている。
前記ヘッダ本体6の構成について説明を加えると、ヘッダ本体6が、図2〜図5に示すように、それの上下方向に分割形成された複数の板状構成体26を積層状態で接合して構成されている。
ちなみに、図2は、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の斜視図であり、図3は、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の縦断面図であり、図4は、ヘッダ本体6の分解斜視図であり、図5は、複数の板状構成体26の平面図である。
また、図3の(イ)は、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の縦断正面図であり、図3の(ロ)は、熱媒受入用接続部7を示す床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の縦断側面図であり、図3の(ハ)は、熱媒戻し用接続部8を示す床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の縦断側面図である。
説明を加えると、ヘッダ本体6における熱媒供給用連通路11を形成する部分が、図5に示すように、平板状の供給用平板構成体27と内部を繰り抜いた中空状の供給用中空構成体28と平板状の中間平板構成体29とから構成されている。
また、ヘッダ本体6における熱媒戻し用連通路12を形成する部分が、中間平板構成体29と内部を繰り抜いた中空状の戻し用中空構成体30と平板状の戻し用平板構成体31とから構成されている。
ちなみに、図5の(イ)は、供給用平板構成体27を示し、図5の(ロ)は、供給用中空構成体28を示し、図5の(ハ)は、中間平板構成体29を示し、図5の(ニ)は、戻し用中空構成体30を示し、図5の(ホ)は、戻し用平板構成体31を示している。
そして、ヘッダ本体6が、図4に示すように、供給用平板構成体27と中間平板構成体29との間に供給用中空構成体28を挟み込み、かつ、中間平板構成体29と戻し用平板構成体31との間に戻し用中空構成体30を挟み込む状態で、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態で接合して構成されている。
このようにして、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31との複数の板状構成体26を積層状態で接合することによって、供給用中空構成体28における中空空間28aを利用して熱媒供給用連通路11を形成し、その熱媒供給用連通路11の形状をヘッダ本体6の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状とするように構成されている。
また、熱媒戻し用連通路12についても、戻し用中空構成体30における中空空間30aを利用して熱媒戻し用連通路12を形成し、その熱媒戻し用連通路12の形状をヘッダ本体6の上下方向に薄くて横幅が広い偏平な形状とするように構成されている。
そして、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31との複数の板状構成体26は、いずれも真鍮製の薄板体にて構成されている。
また、供給用平板構成体27と戻し用平板構成体31とは、例えば、その厚みが1mm程度に構成され、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とは、例えば、その厚みが2mm程度に構成されている。
そして、供給用中空構成体28、中間平板構成体29、戻し用中空構成体30における加工は、例えば、プレス加工やエッチング加工により施されている。
また、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31との接合については、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態として、大きな接合面を備えて、例えば、ロウ付けにより接合するように構成されている。
前記ヘッダ本体6における熱媒受入用接続部7を接続する熱媒受入用接続箇所32に、図3の(ロ)に示すように、供給用中空構成体28における中空空間28aと連通しかつ戻し用中空構成体30における中空空間30aと仕切られている状態で、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30との積層方向に延びる熱媒受入用中継路33を形成すべく、熱媒受入用中継路形成部分34が、図5の(ロ)〜(ニ)に示すように、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とに備えられている。
説明を加えると、供給用中空構成体28に備えられる熱媒受入用中継路形成部分34は、図5の(ロ)に示すように、中空空間28aにて兼用され、中間平板構成体29に備えられる熱媒受入用中継路形成部分34は、図5の(ハ)に示すように、上下方向に貫通する貫通孔にて構成され、戻し用中空構成体30に備えられる熱媒受入用中継路形成部分34は、図5の(ニ)に示すように、中空空間30aと仕切られた状態で上下方向に貫通する貫通孔にて構成されている。
そして、図3の(ロ)に示すように、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態で接合することにより、熱媒受入用中継路形成部分34にて熱媒受入用中継路33が形成されるように構成されている。
このようにして、熱媒受入用中継路33は、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態で接合することにより、熱媒供給用連通路11と連通しかつ熱媒戻し用連通路12と仕切られている状態で、複数の板状構成体26の積層方向に沿って延びるように形成される。
そして、ヘッダ本体6における熱媒受入用接続箇所32だけでなく、図3に示すように、ヘッダ本体6における熱媒供給部9を接続する熱媒供給用接続箇所35、ヘッダ本体6における熱媒戻し用接続部8を接続する熱媒戻し用接続箇所36、および、ヘッダ本体6における熱媒排出部10を接続する熱媒排出用接続箇所37にも、上述のような中継路を形成すべく、中継路形成部分が、図5の(ロ)〜(ニ)に示すように、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とに備えられている。
すなわち、熱媒供給用接続箇所35に、図3の(イ)に示すように、供給用中空構成体28における中空空間28aと連通しかつ戻し用中空構成体30における中空空間30aと仕切られている状態で、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30との積層方向に延びる熱媒供給用中継路38を形成すべく、熱媒供給用中継路形成部分39が、図5の(ロ)〜(ニ)に示すように、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とに備えられている。
そして、熱媒戻し用接続箇所36に、図3の(ハ)に示すように、戻し用中空構成体30における中空空間30aと連通しかつ供給用中空構成体28における中空空間28aと仕切られている状態で、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30との積層方向に延びる熱媒戻し用中継路40を形成すべく、熱媒戻し用中継路形成部分41が、図5の(ロ)〜(ニ)に示すように、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とに備えられている。
また、熱媒排出用接続箇所37に、図3の(イ)に示すように、戻し用中空構成体30における中空空間30aと連通しかつ供給用中空構成体28における中空空間28aと仕切られている状態で、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30との積層方向に延びる熱媒排出用中継路42を形成すべく、熱媒排出用中継路形成部分43が、図5の(ロ)〜(ニ)に示すように、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とに備えられている。
そして、熱媒供給用中継路形成部分39、熱媒戻し用中継路形成部分41、および、熱媒排出用中継路形成部分43については、熱媒受入用中継路形成部分34と同様に、中空空間にて兼用したり、上下方向に貫通する貫通孔にて構成したり、中空空間と仕切られた状態で上下方向に貫通する貫通孔にて構成されている。
説明を加えると、供給用中空構成体28に備えられる、熱媒供給用中継路形成部分39、熱媒戻し用中継路形成部分41、および、熱媒排出用中継路形成部分43については、図5の(ロ)に示すように、中空空間28aにて兼用したり、あるいは、中空空間28aと仕切られた状態で上下方向に貫通する貫通孔にて構成されている。
そして、中間平板構成体29に備えられる、熱媒供給用中継路形成部分39、熱媒戻し用中継路形成部分41、および、熱媒排出用中継路形成部分43については、図5の(ハ)に示すように、上下方向に貫通する貫通孔にて構成されている。
また、戻し用中空構成体30に備えられる、熱媒供給用中継路形成部分39、熱媒戻し用中継路形成部分41、および、熱媒排出用中継路形成部分43については、図5の(ニ)に示すように、中空空間30aと仕切られた状態で上下方向に貫通する貫通孔にて構成したり、あるいは、中空空間30aにて兼用されている。
このようにして、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態で接合することにより、熱媒受入用中継路33、熱媒供給用中継路38、熱媒戻し用中継路40、および、熱媒排出用中継路42を形成するように構成されている。
そして、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態で接合したのち、熱媒受入用中継路33、熱媒供給用中継路38、熱媒戻し用中継路40、および、熱媒排出用中継路42に、例えば、ドリルにて孔加工することにより、熱媒受入用接続部7、熱媒戻し用接続部8、熱媒供給部9、および、熱媒排出部10を接続するように構成されている。
以下、熱媒受入用接続部7、熱媒戻し用接続部8、熱媒供給部9、および、熱媒排出部10の接続について説明を加えるが、基本的には同様であるので、熱媒受入用接続部7を接続する場合を例に挙げて説明を加える。
図6の(イ)に示すように、供給用平板構成体27と供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30と戻し用平板構成体31とを積層状態で接合することにより、熱媒受入用接続箇所32に熱媒受入用中継路33が形成される。
そして、図6の(ロ)に示すように、熱媒受入用接続箇所32において、供給用中空構成体28と中間平板構成体29と戻し用中空構成体30とにわたる円形状の大径孔部44をドリルにて孔加工したのち、その大径孔部44の中央部分に、大径部44と熱媒受入用中継路33とを連通する円形状の小径孔部45をドリルにて孔加工する。
その後、図6の(ハ)に示すように、大径孔部44に熱媒受入用接続部7における円形状の鍔部7aを嵌め込んだ状態で、ロウ付けにより熱媒受入用接続部7を熱媒受入用接続箇所32に接続する。
そして、熱媒戻し用接続部8、熱媒供給部9、および、熱媒排出部10の接続についても、熱媒受入用接続部7の接続と同様にして、ドリルにて大径孔部および小径孔部を孔加工して、ロウ付けすることにより行うようにしている。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態におけるヘッダ本体6の構成についての別実施形態であり、その点を中心に図面に基づいて説明する。
ちなみに、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、銅符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
この第2実施形態においては、ヘッダ本体6が、図7〜図9に示すように、それの上下方向に分割形成された複数の板状構成体26を積層状態で接合して構成されている。
ちなみに、図7が、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の斜視図であり、図8が、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の縦断面図であり、図9が、床暖房パネル用熱媒ヘッダ4の分解斜視図である。
説明を加えると、熱媒供給用連通路11を形成する部分が、図10〜図12に示すように、供給用構成体13と中間用構成体15とから構成され、熱媒戻し用連通路12を形成する部分が、戻し用構成体14と中間用構成体15とから構成されている。
そして、ヘッダ本体6が、図9に示すように、供給用構成体13と戻し用構成体14との間に中間用構成体15を挟み込む状態で、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態で接合して構成されている。
ちなみに、図10が、供給用構成体13を示す図であり、図11が、中間用構成体15を示す図であり、図12が、戻し用構成体14を示す図であり、図13が、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態で接合したときの縦断面図である。
また、図10〜図12において、(イ)は、表面図であり、(ロ)は、裏面図であり、(ハ)は、断面図である。
そして、熱媒供給用連通路11を形成するための加工が、供給用構成体13と中間用構成体15の両方にされ、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工が、戻し用構成体14と中間用構成体15の両方にされている。
また、中間用構成体15が、供給用構成体13との間で熱媒供給用連通路11を形成する供給側中間用構成体16と戻し用構成体14との間で熱媒戻し用連通路12を形成する戻し側中間用構成体17とから構成され、供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17とが、一体的に形成されている。
説明を加えると、供給用構成体13と戻し用構成体14と中間用構成体15は、いずれもステンレス製の薄板体にて構成され、供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17とが、中間用構成体15の表裏になるように構成されている。
そして、熱媒供給用連通路11を形成するための加工は、例えば、フライス加工、鍛造、鋳造、および、エッチング加工のうち、いずれかの加工により、供給用構成体13と中間用構成体15の両方にされ、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工についても、例えば、フライス加工、鍛造、鋳造、および、エッチング加工のうち、いずれかの加工により、戻し用構成体14と中間用構成体15の両方にされている。
熱媒供給用連通路11を形成するための加工について説明を加えると、図9に示すように、供給用構成体13の裏面部と中間用構成体15の表面側である供給側中間用構成体16とを重ね合わせることにより、その間にヘッダ本体6の上下方向に薄く横幅が広い偏平な受入用空間18を形成しかつその受入用空間18と外部とが熱媒受入用接続部7を接続する熱媒受入用接続箇所13a,16aおよび熱媒供給部9を接続する熱媒供給用接続箇所13b,16bにて連通するように、供給用構成体13の裏面部と供給側中間用構成体16とを凹入状に加工するようにしている。
説明を加えると、供給用構成体13の裏面部と供給側中間用構成体16とには、図10の(ロ)および図11の(イ)に示すように、熱媒供給用接続箇所13b,16bにて外部と連通する状態で、平面視においてその中央側部分が凹入する凹入部13c,16cを形成するように加工されている。
また、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工について説明を加えると、熱媒供給用連通路11を形成するための加工と同様に、図9に示すように、戻し用構成体14の表面部と中間用構成体15の裏面側である戻し側中間用構成体17とを重ね合わせることにより、その間にヘッダ本体6の上下方向に薄く横幅が広い偏平な戻し用空間19を形成しかつその戻し用空間19と外部とが熱媒戻し用接続部8を接続する熱媒戻し用接続箇所14a,17aおよび熱媒排出部10を接続する熱媒排出用接続箇所14b,17bにて連通するように、戻し用構成体14の表面部と戻し側中間用構成体17とを凹入状に加工するようにしている。
説明を加えると、戻し用構成体14の表面部と戻し側中間用構成体17とには、図11の(ロ)および図12の(イ)に示すように、熱媒戻し用接続箇所14a,17aおよび熱媒排出用接続箇所14b,17bにて外部と連通する状態で、平面視においてその中央側部分が凹入する凹入部14c,17cを形成するように加工されている。
このようにして、供給用構成体13を、断面が凹入状の薄板体にて構成し、中間用構成体15を、断面がH字状の薄板体にて構成し、戻し用構成体14を、断面が凹入状の薄板体にて構成するようにしている。
そして、受入用空間18が、熱媒供給用連通路11として構成され、戻し用空間19が、熱媒戻し用連通路12として構成されている。
前記供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との接合については、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態として、大きな接合面を備えて、例えば、ロウ付けにより、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを大きな接合面にて接合するように構成されている。
前記熱媒供給部9は、図8に示すように、その内部に、ヘッダ本体6の上下方向にずれている受入用空間18と戻し用空間19との両方に連通可能な大径の供給用孔部20と、その供給用孔部20に連通する供給用通路21とを備えて構成されている。
そして、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態で接合したヘッダ本体6において、図9に示すように、熱媒供給用接続箇所13b,16bの夫々に、例えば、ロウ付けなどにより熱媒供給部9を接合するようにしている。
このようにして、熱媒供給用接続箇所13b,16bの夫々に熱媒供給部9を接合することにより、受入用空間18に受け入れられる熱媒を供給用孔部20を通して供給用通路21に分流するように構成されている。
前記熱媒排出部10は、その内部に、ヘッダ本体6の上下方向にずれている受入用空間18と戻し用空間19との両方に連通可能な大径の排出用孔部22と、その排出用孔部22に連通する排出用通路23とを備えて構成されている。
そして、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態で接合したヘッダ本体6において、図9に示すように、熱媒排出用接続箇所14b,17bの夫々に、例えば、ロウ付けなどにより熱媒排出部10を接合するようにしている。
このようにして、熱媒排出用接続箇所14b,17bの夫々に熱媒排出部10を接合することにより、排出用通路22を通流する熱媒を排出用孔部22を通して戻し用空間19に合流するように構成されている。
また、熱媒受入用接続部7および熱媒戻し用接続部8については、熱媒供給部9や熱媒排出部10と同様の構成であるので、図示はしないが、ヘッダ本体6の上下方向にずれている受入用空間18と戻し用空間19との両方に連通可能な大径の孔部と、その孔部に連通する通路とを備えて構成されている。
そして、熱媒受入用接続箇所13a,16aに、例えば、ロウ付けにて熱媒受入用接続部7を接合し、熱媒戻し用接続箇所14a,17aに、例えば、ロウ付けにて熱媒戻し用接続部8に接合するようにしている。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態は、上記第2実施形態のヘッダ本体6において、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14についての別実施形態であり、その点を中心に図面に基づいて説明する。
ちなみに、その他の構成については、上記第2実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
この第3実施形態においては、図14〜図17に示すように、供給用構成体13と中間用構成体15との間、および、中間用構成体15と戻し用構成体14との間には、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との積層方向での強度を補強する補強体24が備えられている。
ちなみに、図14が、供給用構成体13を示す図であり、図15が、中間用構成体15を示す図であり、図16が、戻し用構成体14を示す図であり、図17が、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態で接合したときの縦断面図である。
また、図14〜図16において、(イ)は、表面図であり、(ロ)は、裏面図であり、(ハ)は、断面図である。
説明を加えると、供給用構成体13の裏面部と供給側中間用構成体16とには、図14の(ロ)および図15の(イ)に示すように、凹入部13c,16cに凸型円柱状の供給側補強体24aが加工され、戻し用構成体14の表面部と戻し側中間用構成体17とにも、図15の(ロ)および図16の(イ)に示すように、凹入部14c,17cに凸型円柱状の戻し側補強体24bが加工されている。
そして、補強体24が、凸型円柱状の供給側補強体24aと凸型円柱状の戻し側補強体24bとから構成され、この補強体24にて、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との積層方向、すなわちヘッダ本体6の上下方向での荷重に対する強度を補強するように構成されている。
ちなみに、補強体24の形状については、適宜変更が可能であり、例えば、図18の(イ)に示すように、供給用構成体13の裏面部、供給側中間用構成体16、戻し用構成体14の表面部、および、戻し側中間用構成体17の夫々に、凸型十字状の補強体24を加工したり、あるいは、図18の(ロ)に示すように、凸型棒状の補強体24を加工して実施することも可能である。
〔第4実施形態〕
この第4実施形態は、上記第2実施形態のヘッダ本体6において、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14についての別実施形態であり、その点を中心に図面に基づいて説明を加える。
ちなみに、その他の構成については、上記第2実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
上記第2実施形態では、熱媒供給用連通路11を形成するための加工が、供給用構成体13と中間用構成体15の両方にされ、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工が、戻し用構成体14と中間用構成体15の両方にされているが、この第4実施形態では、図19〜図22に示すように、熱媒供給用連通路11を形成するための加工が、供給用構成体13と中間用構成体15のうち、供給用構成体13のみにされ、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工が、戻し用構成体14と中間用構成体15のうち、戻し用構成体14のみにされている。
ちなみに、図19が、供給用構成体13を示す図であり、図20が、中間用構成体15を示す図であり、図21が、戻し用構成体14を示す図であり、図22が、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14とを積層状態で接合したときの縦断面図である。
また、図19〜図21において、(イ)は、表面図であり、(ロ)は、裏面図であり、(ハ)は、断面図である。
説明を加えると、中間用構成体15は、図20に示すように、単に、薄板状に形成され、その薄板状の中間用構成体15の表裏が、供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17とになるように構成されている。
そして、図19の(ロ)に示すように、供給用構成体13の裏面部と供給側中間用構成体16とのうち、供給用構成体13の裏面部のみに凹入部13cを形成するように加工され、図21の(イ)に示すように、戻し用構成体14の表面部と戻し側中間用構成体17とのうち、戻し用構成体14の表面部のみに凹入部14cを形成するように加工されている。
〔第5実施形態〕
この第5実施形態は、上記第2実施形態のヘッダ本体6において、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14についての別実施形態であり、その点を中心に説明を加える。
ちなみに、その他の構成については、上記第2実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
この第5実施形態においては、図23〜図27に示すように、中間用構成体15における供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17とが、別体にて形成されて、供給用構成体13と供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17と戻し用構成体14とが積層状態に接合されている。
そして、中間用構成体15は、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間を断熱するように構成されている。
また、熱媒供給用連通路11を形成するための加工は、供給用構成体13と中間用構成体15の両方にされ、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工についても、戻し用構成体14と中間用構成体15の両方にされている。
ちなみに、図23が、供給用構成体13を示す図であり、図24が、供給側中間用構成体16を示す図であり、図25が、戻し側中間用構成体17を示す図であり、図26が、戻し用構成体14を示す図であり、図27が、供給用構成体13と供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17と戻し用構成体14とを積層状態で接合したときの縦断面図である。
また、図23〜図26において、(イ)は、表面図であり、(ロ)は、裏面図であり、(ハ)は、断面図である。
説明を加えると、図23の(ロ)および図24の(イ)に示すように、供給用構成体13の裏面部と供給側中間用構成体16の表面部とに凹入部13c,16cを形成するように加工され、図25の(ロ)および図26の(イ)に示すように、戻し用構成体14の表面部と戻し側中間用構成体17の裏面部とに凹入部14c,17cを形成するように加工されている。
また、供給側中間用構成体16の裏面部と戻し側中間用構成体17の表面部とを重ね合わせることにより、その間にヘッダ本体6の上下方向に薄く横幅の広い偏平な空気層密閉空間25を形成するように、供給側中間用構成体16の裏面部と戻し側中間用構成体17の表面部とを凹入状に加工するようにしている。
説明を加えると、図24の(ロ)および図25の(イ)に示すように、供給側中間用構成体16の裏面部と戻し側中間用構成体17の表面部とに、平面視でその中央部分が凹入する凹入部16d,17dが加工されている。
このようにして、供給用構成体13を、断面が凹入状の薄板体にて構成し、供給側中間用構成体16を、断面がH字状の薄板体にて構成し、戻し側中間用構成体17を、断面がH字状の薄板体にて構成し、戻し用構成体14を、断面が凹入状の薄板体にて構成するようにしている。
そして、このような形状の供給用構成体13と供給側中間用構成体16と戻し側中間用構成体17と戻し用構成体14とを積層状態で接合することによって、ヘッダ本体6の上下方向において、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間に空気層密閉空間25を形成して、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間を断熱するように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)上記第1実施形態において、例えば、中間平板構成体29を3枚の板体を積層して構成し、上下の板体の間に位置する真中の板体の内部を繰り抜いて、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間に中空空間を形成させて、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間を断熱するように構成して実施することも可能である。
(2)上記第4および第5実施形態では、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との積層方向での強度を補強する補強体を備えていないが、供給用構成体13と中間用構成体15との間、および、中間用構成体15と戻し用構成体14との間に、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との積層方向での強度を補強する補強体24を備えて構成して実施することも可能である。
上記第4実施形態では、図28に示すように、供給用構成体13の裏面部のみおよび戻し用構成体14の表面部のみに補強体24を形成するように加工を施すことにより、供給用構成体13と中間用構成体15との間、および、中間用構成体15と戻し用構成体14との間に、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との積層方向での強度を補強する補強体24を備えるようにしている
上記第5実施形態では、図29に示すように、供給用構成体13の裏面部、供給側中間用構成体16の表面部、戻し側中間用構成体17の裏面部、および、戻し用構成体14の表面図に補強体24を形成するように加工を施すことにより、供給用構成体13と中間用構成体15との間、および、中間用構成体15と戻し用構成体14との間に、供給用構成体13と中間用構成体15と戻し用構成体14との積層方向での強度を補強する補強体24を備えるようにしている。
(3)上記第5実施形態では、供給側中間用構成体16の裏面部と戻し側中間用構成体17の表面部に凹入部16d,17dを加工することにより、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間に空気層密閉空間25を形成して断熱するように構成しているが、供給側中間用構成体16の裏面部と戻し側中間用構成体17の表面部には、とくに加工を施さず、熱媒供給用連通路11と熱媒戻し用連通路12との間を断熱せずに実施することも可能である。
(4)上記第5実施形態では、熱媒供給用連通路11を形成するための加工が、供給用構成体13と中間用構成体15の両方にされ、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工が、戻し用構成体14と中間用構成体15の両方にされているが、熱媒供給用連通路11を形成するための加工を、供給用構成体13と中間用構成体15のうち、供給用構成体13のみにし、熱媒戻し用連通路12を形成するための加工を、戻し用構成体14と中間用構成体15のうち、戻し用構成体14のみにして実施することも可能である。
(5)上記第1〜4実施形態では、ヘッダ本体6の上下方向において、熱媒供給用連通路11が熱媒戻し用連通路12よりも上方側になるように、複数の板状構成体26を積層状態で接合するようにしているが、熱媒戻し用連通路12が熱媒供給用連通路11よりも上方側になるように、複数の板状構成体26を積層状態で接合して実施することも可能である。
(6)上記第1〜第5施形態では、熱媒供給部9と熱媒排出部10を4つずつ設けているが、熱媒供給部9と熱媒排出部10の数については適宜変更が可能である。
(7)上記第1実施形態では、複数の板状構成体26のいずれもが、真鍮製の薄板体にて構成され、上記第2〜第5実施形態では、複数の板状構成体26のいずれもが、ステンレス製の薄板体にて構成されているが、上記第1実施形態では、複数の板状構成体26の材質をステンレス製としてもよく、上記第2〜第5実施形態では、複数の板状構成体26の材質を真鍮製としてもよく、板状構成体26の材質については適宜変更が可能である。
床暖房パネルの平面図 第1実施形態における床暖房パネル用熱媒ヘッダの斜視図 第1実施形態における床暖房パネル用熱媒ヘッダの縦断面図 第1実施形態におけるヘッダ本体の分解斜視図 第1実施形態における板状構成体の平面図 第1実施形態におけるヘッダ本体の要部を示す縦断面図 第2実施形態における床暖房パネル用熱媒ヘッダの斜視図 第2実施形態における床暖房パネル用熱媒ヘッダの縦断面図 第2実施形態における床暖房パネル用熱媒ヘッダの分解斜視図 第2実施形態における供給用構成体を示す図 第2実施形態における中間用構成体を示す図 第2実施形態における戻し用構成体を示す図 第2実施形態における供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体を積層状態で接合したときの縦断面図 第3実施形態における供給用構成体を示す図 第3実施形態における中間用構成体を示す図 第3実施形態における戻し用構成体を示す図 第3実施形態における供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体を積層状態で接合したときの縦断面図 補強体の形状の別実施形態を示す図 第4実施形態における供給用構成体を示す図 第4実施形態における中間用構成体を示す図 第4実施形態における戻し用構成体を示す図 第4実施形態における供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体を積層状態で接合したときの縦断面図 第5実施形態における供給用構成体を示す図 第5実施形態における供給側中間用構成体を示す図 第5実施形態における戻し側中間用構成体を示す図 第5実施形態における戻し用構成体を示す図 第5実施形態における供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体を積層状態で接合したときの縦断面図 別実施形態における供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体を積層状態で接合したときの縦断面図 別実施形態における供給用構成体と中間用構成体と戻し用構成体を積層状態で接合したときの縦断面図
符号の説明
6 ヘッダ本体
7 熱媒受入用接続部
8 熱媒戻し用接続部
9 熱媒供給部
10 熱媒排出部
11 熱媒供給用連通路
12 熱媒戻し用連通路
25 空気層密閉空間
26 板状構成体

Claims (1)

  1. 板状のブロック体からなるヘッダ本体の外周部に、熱源からの熱媒受入用接続部、熱源への熱媒戻し用接続部、床暖房パネルの熱媒入口に接続される熱媒供給部、および、床暖房パネルの熱媒出口に接続される熱媒排出部が備えられ、
    前記ヘッダ本体の内部には、前記熱媒受入用接続部と前記熱媒供給部とを連通接続する熱媒供給用連通路と、前記熱媒戻し用接続部と前記熱媒排出部とを連通接続する熱媒戻し用連通路とが前記ヘッダ本体の上下方向にずらした状態で区画形成されている床暖房パネル用熱媒ヘッダであって、
    前記ヘッダ本体の外側面部のうち、対向する一対の外側面部には、前記熱媒供給部と前記熱媒排出部とが前記ヘッダ本体の外周方向に交互に並ぶ状態で配設され、
    前記ヘッダ本体が、それの上下方向に分割形成された複数の板状構成体を積層状態で接合して構成され、
    前記ヘッダ本体は、前記熱媒供給用連通路と前記熱媒戻し用連通路との間に空気層密閉空間を形成して、前記熱媒供給用連通路と前記熱媒戻し用連通路との間を断熱するように構成されている床暖房パネル用熱媒ヘッダ。
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