JP2008057452A - ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法 - Google Patents

ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008057452A
JP2008057452A JP2006235875A JP2006235875A JP2008057452A JP 2008057452 A JP2008057452 A JP 2008057452A JP 2006235875 A JP2006235875 A JP 2006235875A JP 2006235875 A JP2006235875 A JP 2006235875A JP 2008057452 A JP2008057452 A JP 2008057452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
compressor
purge
heat pump
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006235875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4992346B2 (ja
Inventor
Masami Noda
雅美 野田
Takanori Shibata
貴範 柴田
Ryo Akiyama
陵 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006235875A priority Critical patent/JP4992346B2/ja
Publication of JP2008057452A publication Critical patent/JP2008057452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4992346B2 publication Critical patent/JP4992346B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

【課題】潤滑油のヒートポンプの作動流体への漏れこみを抑制することで、信頼性の高いヒートポンプシステムを提供する。
【解決手段】熱源と作動流体とで熱交換する熱交換器504と、前記作動流体を圧縮する圧縮機501とを備えたヒートポンプシステムであって、前記作動流体を水または水蒸気とし、前記圧縮機501の軸受509をパージする系統を備え、パージ流体の少なくとも一種を水蒸気とし、前記圧縮機主流に流入するパージ気体が水蒸気となるよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法に関する。
ヒートポンプシステムに関しては、例えば特許文献1に記載のように、冷媒循環路への流出潤滑油を圧縮機へ返送する技術が開示されている。
特開2002−333220号
特許文献1に記載の技術では、冷媒に漏れこんだ潤滑油を回収して圧縮機へ返送している。しかし、回収しきれない潤滑油は冷媒中に混在したままである。
本発明の目的は、圧縮機の軸受潤滑油のヒートポンプ作動流体への漏れこみを抑制することで、信頼性の高いヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、熱源と作動流体とで熱交換する熱交換器と、前記作動流体を圧縮する圧縮機とを備えたヒートポンプシステムにおいて、前記作動流体を水または水蒸気とし、前記圧縮機の軸受をパージする系統を備える。
本発明によれば、圧縮機の軸受潤滑油のヒートポンプ作動流体への漏れこみを抑制することで、信頼性を向上できるという効果を奏する。
まず、産業用ヒートポンプで作動流体を水または水蒸気としたシステムについて技術説明する。産業用ヒートポンプを用いて熱利用設備にエネルギーを供給する場合、温水や冷水を作動流体として用いる技術がある。発明者らは、蒸気圧縮機の性能向上が進む技術背景の下で検討を重ね、ヒートポンプシステムの作動流体を水蒸気とすれば、媒体重量あたりに搬送できるエネルギー量を飛躍的に向上できることがわかった。さらにこの場合、作動流体を負圧とすれば、外部からの熱を極めて効率的に取り込むことができるという知見も得た。
ただし、圧縮機の軸受部雰囲気圧は大気圧程度であるため、作動流体が負圧であって圧縮機軸受に油軸受を用いた場合、軸受潤滑油の作動流体中への混入が危惧される。そのため、ヒートポンプシステムの効率を考慮した上で、軸受潤滑油の圧縮機主流中への混入を抑制し信頼性を向上することが望まれる。
次に本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例を、図1、図2、図3を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施例であるヒートポンプシステムの構成図である。本実施例では、複数の圧縮手段として、四段構成の蒸気圧縮機を1台使用するヒートポンプシステムを例にとって説明する。この場合、複数の圧縮手段の間とは蒸気圧縮機の各段の段間であり、複数の圧縮手段の入口部、出口部とはそれぞれ蒸気圧縮機第一段の入口部、第四段の出口部を意味する。
図1に示すヒートポンプシステムは、供給された水を外部高温熱源20との熱交換によって蒸発させる蒸発器4と、蒸発した水蒸気を圧縮して吐出する蒸気圧縮機1を備えている。蒸気圧縮機1は、第一段11、第二段12、第三段13、第四段14の4段で構成されている。蒸気圧縮機1は、軸2を介して連結されたモータ3により駆動される。また、蒸気圧縮機1の入口側には加湿器81が設置され、蒸気圧縮機1を構成する蒸気圧縮機の第一段11と第二段12の間、第二段12と第三段13の間、第三段13と第四段14の間には加湿器82、83、84がそれぞれ設置されている。各加湿器はポンプ80から供給された水を噴霧することで、作動流体を冷却する。なお、蒸気圧縮機の段が4段以外の場合にも、各段の間に加湿器を設けても良い。
次に、本実施例のヒートポンプシステムにおける作動流体の流れについて説明する。液体を膨張させる膨張器9で、供給された水40は減圧され、低圧水41として、熱源と作動流体で熱交換する熱交換器である蒸発器4へ供給される。蒸発器4へ供給された低圧水41は、外部高温熱源20と熱交換することで蒸発し、過熱蒸気42となる。過熱蒸気42は加湿器81へ供給され、ポンプ80から供給された水の噴霧により飽和温度程度まで冷却され、飽和蒸気43となって蒸気圧縮機1へ供給される。飽和蒸気43は蒸気圧縮機1の第一段11を通過することで、圧力、温度が上昇し過熱蒸気44となる。過熱蒸気44は加湿器82に供給され、水噴霧により飽和温度程度まで冷却されて飽和蒸気45として第二段12へ供給される。飽和蒸気45は、第二段12で圧縮されることにより圧力と温度が上昇して過熱蒸気46となり、加湿器83へ供給され、ポンプ80から供給された水を噴霧することにより飽和温度程度まで冷却されて飽和蒸気47となる。飽和蒸気47は第三段13へ供給され、昇温昇圧されて過熱蒸気48となる。過熱蒸気48は、加湿器84での水噴射により飽和温度程度まで冷却され、飽和蒸気49として第四段14へ供給される。飽和蒸気49は第四段14で圧縮され、最終的に高温、高圧の過熱蒸気50として放出される。
ここで、本実施例のヒートポンプシステムにおける作動流体の状態について詳細に説明する。本実施例では、供給される水40として、圧力約0.5MPa 、温度約120℃の水を想定している。水40は膨張器9により圧力約0.02MPa 、温度約60℃、質量流量約1.6kg/sの減圧水41となる。減圧水41は、約80℃の外部高温熱源20との熱交換により蒸発潜熱を得て液相から気相へと相変化し、約65℃の過熱蒸気42となる。過熱蒸気42は加湿器81に流入し、ここで噴霧される約0.05kg/s の水に蒸発潜熱を奪われることで冷却され、飽和温度である約60℃まで冷却され、飽和蒸気43となって蒸気圧縮機1へと供給される。飽和蒸気43は、第一段11により所定の圧力比約2.4まで圧縮され、圧力約0.05MPa、温度約150℃の過熱蒸気44となる。過熱蒸気44は、加湿器82で約0.1kg/s の水を噴霧されることにより飽和温度である約80℃まで冷却され、飽和蒸気45となって第2段12へ供給される。飽和蒸気45は第二段12により所定の圧力比2.2まで圧縮され、圧力が約0.11MPa、温度が約170℃まで上昇した過熱蒸気46となる。過熱蒸気46は、加湿器83にて噴霧される約0.1kg/sの水が蒸発潜熱を奪うことにより、飽和温度である約100℃まで冷却され、飽和蒸気47となる。飽和蒸気47は第三段13によって所定の圧力比約2.0まで圧縮され、圧力が約0.22MPa、温度が約180℃に上昇した過熱蒸気48となる。過熱蒸気48は加湿器84へ流入し、そこで噴霧された0.1kg/sの水が蒸発潜熱を奪うことによって、飽和温度である120℃まで冷却され、飽和蒸気49となって第四段14へと流入する。飽和蒸気49は第四段14により所定の圧力比1.8まで圧縮され、最終的には、圧力約0.40MPa、温度約190℃の過熱蒸気50を得ることができる。過熱蒸気50は、工業用熱源として、製紙会社、食品工場、地域冷暖房、化学工場などの熱利用施設で利用される。
本実施例では、圧縮機の作動流体を水蒸気としたため、温水や冷水とした場合と比べて流体重量あたりに搬送できるエネルギー量を飛躍的に向上できる。そのため、ヒートポンプシステムの設置場所は熱利用施設に近い範囲に限定されない。
また、ヒートポンプは大気の熱や廃熱等を取り込んで有効利用するものである。本実施例では膨張器によってヒートポンプ作動流体である水の圧力を負圧にまで下げているため、外部高温熱源の温度が比較的低くても水を水蒸気に相変化させることができる。したがって、熱源からの熱を効率的に取り込むことができるという効果と、温度が低いために有効利用されていなかった熱源をも利用できるという効果の二つの効果を得ることができる。
ただし、この場合圧縮機の作動流体である水蒸気も負圧になる。負圧の作動流体で運用する圧縮機は、軸受潤滑油の漏れ込みによる影響から一般的に信頼性は低い。本実施例では、後述のように軸受部にパージ機構を設け、軸受潤滑油の作動流体中への漏れ出しを抑制し、信頼性を向上させている。つまり、本実施例のヒートポンプシステムは、高い信頼性と優れた効率を両立している。
図2は、本実施例のヒートポンプシステムの圧縮機構造を簡略的に示す図である。図2に示すように、蒸気圧縮機1は、静止部材101、102、103、104、105、106、静翼111、112、113、114からなる静止系と、軸2、ロータ121、122、123、124、動翼131、132、133、134からなる回転系から構成されている。静止系と回転系は、軸受61、62を介して接続されている。動翼131と静翼111を含む第一段11、動翼132と静翼112を含む第二段12、動翼133と静翼113を含む第三段13、動翼134と静翼114を含む第四段14の各段の前には、それぞれ加湿器81、82、83、84が設置され、各加湿器にはポンプ80から水が供給されている。なお本実施例において、加湿器は噴霧ノズルを想定しているが、水をミスト状に噴霧できる機構であれば他の形態の加湿器でもよい。
図3に、図2で示した本実施例のヒートポンプシステムの圧縮機構造における軸受部の拡大図を示す。軸受61には、ポンプ70から配管71を通じて潤滑剤が供給され、配管72を通じて潤滑剤が回収される。作動流体の流路と軸受61の間には、フィン153、155で仕切られた空間151が設けられている。空間151には、空間151外から流体を供給可能なように配管160が接続されている。本実施例中でフィンは、回転体である軸2と静止体である静止部材101の間隙をシールする役割を担っている。空間151と軸受部の間、空間151と圧縮機主流の間を通過する流体の流量は、フィン153とフィン155のシール効果により抑えられる。このシール効果により、配管160から供給される流体の圧力を適宜調節することで、空間151内の圧力は所定の範囲内に保たれる。
本実施例では潤滑剤として油を用いている。何らかの原因で油が作動流体の流路中にもれると、翼や流路を腐食させる場合がある。これを抑制するため、本実施例では空間151に高圧の流体をパージすることで、油が作動流体の流路へもれることを抑制する。パージとは、軸受部に供給される潤滑油が軸受部から外へ漏れ出すことを抑えるための軸封を意味する。具体的には、軸受61の潤滑油の圧力よりも高圧のパージ流体を空間151に供給することで、軸受61から空間151へ向かう流体の流れを抑制し、潤滑油がパージ系統および圧縮機主流へ混入することを抑えている。
一般的なターボ機械では、高温、高圧の空気をパージ気体として用いる。しかし、本実施例では圧縮機作動流体が水蒸気であるため、パージ気体として空気を用いて圧縮機主流中に空気が流入すると圧縮機主流中に水蒸気と空気が混合することになる。異種気体である水蒸気と空気は熱容量が異なる。パージ気体が主流中に流れ込む部分と圧縮機翼との距離は翼弦長の数倍程度なので、パージ気体は完全に主流中に拡散する前に圧縮機翼に衝突する。翼は熱伸びによる変形を考慮しなければならず、局地的に温度が変化する部分があればその分だけ翼の信頼性は低い。以上のことから、パージ気体として空気を用いて圧縮機主流中に空気が流入した場合、熱容量に偏りをもった気体が翼に衝突して翼の一部分だけ集中的に温度が変化するため、翼の信頼性は低い。
そこで本実施例では軸受部のパージ用空間にパージ気体として水蒸気を供給している。圧縮機の主流気体とパージ用気体を同種気体である水蒸気とすることにより、翼の局地的な温度変化の発生を抑制し、翼の信頼性を高めることができる。またさらにパージ気体が主流にもれ込むことを考慮しても、パージ気体としては空気よりも水蒸気を利用した方が望ましい。水蒸気を利用すれば圧縮機主流の質量流量の減少が抑えられ、効率を向上させることができるからである。
本実施例では軸受は大気にさらされているため、軸受部の雰囲気圧は大気圧である。そのため、作動流体の流れ方向上流側の軸受61の軸受空間151へ供給するパージ用水蒸気の圧力は大気圧よりも若干高い約0.12MPa、温度は約150℃を想定している。
一方、作動流体の流れ方向下流側の軸受62の潤滑油が主流中に混入する場合には、静止部材106とロータ124の間隙から混入することが考えられる。ただしこの位置での圧縮機主流水蒸気の圧力は大気圧よりもはるかに高い。そのため、この高圧の主流水蒸気がパージ水蒸気の役割を果たしている。この構成がパージ機構とみなせるため、軸受62から主流中への潤滑油混入の可能性は極めて低い。つまり、軸受62には軸受61のような新たなパージ機構を設けてもよいし設けなくてもよい。
なお、水以外の単一の流体を用いて本実施例におけるシステムを構成することも可能である。ただし、入手が安価、容易で、無害かつヒートポンプシステムの冷媒として使用可能な流体であるという点で、水を適用することが望ましい。
ここで、本実施例のヒートポンプにおけるシステム上の利点を説明する。作動流体の加湿による冷却を伴わないヒートポンプシステム(以下、比較例と称する)に比べ、作動流体である水蒸気を加湿により冷却する本実施例のヒートポンプシステムでは熱輸送の性能が飛躍的に向上する。ヒートポンプのシステムの性能は、成績係数(COP:Coefficient of Performance)によって評価される。COPとは、利用可能なエネルギーを圧縮機の動力で割った値であり、ヒートポンプによって汲み上げられた熱量と,これを汲み上げるときに使った圧縮機の圧縮仕事量との比をあらわす。
本実施例のヒートポンプシステム中の蒸気圧縮機1の圧縮動力は合計で約1.2MW、過熱蒸気50の形で保持しているエネルギーは約5.2MWであるためヒートポンプ成績係数は約4.3である。一方、前述の比較例であるヒートポンプの場合、段効率と段ヘッドが蒸気圧縮機と同一であると仮定すると、作動媒体である水蒸気の冷却を行わないため圧縮機の圧縮比は約11に低下する。なお、本実施例のヒートポンプでは圧縮機の圧縮比は約20である。作動媒体非冷却時に圧縮比が低い理由は、各段に流入する水蒸気の温度が高いため同一のヘッドに対する圧力上昇が小さくなるためである。これは、昇温させると密度が低くなり、密度が低いほど所定の圧力まで加圧する際の圧縮動力を多く要するという気体の性質による。
圧力比はユーザーの仕様で決まる。そのため、性能を比較するためには比較例の圧力比を加湿による冷却がある本実施例と同一にする必要がある。比較例の圧縮比を加湿による冷却がある場合と同等にまで上げるためには段数を追加する必要がある。しかし、段数の追加は圧縮動力の増大と部品点数の増加を伴う。つまり、作動流体の冷却を行わない比較例のヒートポンプシステムは本実施例のものと比べると、成績係数が悪く、コストも高い。すなわち本実施例のヒートポンプシステムは、加湿によって水蒸気の冷却を行うことで、高性能化、低コスト化を実現している。
本実施例は加湿による冷却の例を示したが、上述の通り、作動流体である水蒸気の温度を低下させることのできる方法であれば、同種の効果を得ることができる。したがって、例えば熱交換器によって作動媒体を冷却するなど、加湿冷却以外の冷却手段を用いても構わない。
なお、作動流体である液体を膨張させる膨張器と、膨張した液体を外部高温熱源からの熱により蒸発させる蒸発器と、蒸発した気体を圧縮する圧縮機を備えた既設のヒートポンプシステムがあれば、これを改造することにより、本実施例のヒートポンプシステムと同様の効果を奏するヒートポンプシステムを得ることができる。これは、上記既設のヒートポンプシステムに、膨張器に作動流体として水を供給する供給手段と、圧縮機の軸受部を軸封するパージ手段を追設して本実施例のヒートポンプシステムと同様の構成とすることにより実現できる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図4,図5、及び図6を用いて説明する。本実施例では簡単のため、単段の圧縮機を1台使用するヒートポンプシステムを例にとって説明する。ただし、圧縮機を複数台使用したものや、複数段の圧縮機を使用したものについても本実施例の構成は同様に適用可能である。
図4を用いて本実施例のヒートポンプシステムの全体構成を説明する。図4は本発明の第1実施例であるヒートポンプシステムの構成図である。圧縮機501は、第1の軸受509と第2の軸受510に指示されたシャフト507を介して駆動源である電動機506に連結されている。この第1の軸受509と第2の軸受510には潤滑油装置516に接続された潤滑油供給配管517により潤滑油が供給され、軸受にて役割を果たした潤滑油は潤滑油排油配管518を介して潤滑油装置516に回収される。この潤滑油装置516は図示しない排煙ファンを有している。
水タンク502から供給される水は、供給配管511を通じて膨張器503に導入され減圧される。減圧された水は蒸発器504にて外部熱源505との熱交換により蒸発する。蒸発器504で生成された蒸気は圧縮機501に供給される。この蒸気は圧縮機501で昇温昇圧され、高温高圧の蒸気として配管514を通じて次の工程(例えば蒸気利用設備等)に導かれる。
次に、図5を用いて本実施例の圧縮機1につき詳細に説明する。図5は本実施例のヒートポンプシステムの部分拡大図を示す。
圧縮機1内に供給された主流蒸気は、インペラ入口540aからインペラ520、インペラ出口540b、及びディフューザ521を経由して圧縮機吐出541から配管514に導かれる。回転体であるインペラ520はシャフト507に連結されている。シャフト507の外側には静止体であるケーシング522と軸受ボックス523が設けられている。ケーシング522には、軸方向に第1のラビリンスシール530、第2のラビリンスシール531、及び第3のラビリンスシール532が直列配置され、第1のラビリンスシール530と第2のラビリンスシール531の間に第1のキャビティ533、第2のラビリンスシール531と第3のラビリンスシール532の間に第2のキャビティ534を有している。第1のキャビティ533は、ケーシング522内に設けられたパージ蒸気供給口543、パージ蒸気供給配管542を介して圧縮機吐出541近傍の配管514に接続されている。
インペラ520やシャフト507といった回転部材とケーシング522や軸受ボックス523といった静止部材との間には必然的に間隙が形成される。この間隙は、圧縮機主流(インペラの出口540b)と軸受509とを連通する。この間隙を通じて軸受潤滑油が圧縮機主流内へリークするのを抑えるため、本実施例のヒートポンプシステムには軸受をパージする軸封手段が設けられている。以下、この軸封手段であるパージ機構について説明する。なお、本実施例では間隙のシール手段としてラビリンスシールを利用しているが、ブラシシール等、他のシール手段を採用しても構わない。
第1のラビリンスシール530が装着されたケーシング522とインペラ520との間には、インペラ出口540bと連通する蒸気戻り流路537が形成されている。第2のキャビティ534は、ケーシング522内に設けられた排出口544、排出配管545を介して図示しない真空ポンプへ接続されている。また、第3のラビリンスシール532と第1の軸受509の間には油切り535が設置されており、この第3のラビリンスシール532と油切り535の間には第3のキャビティ536が形成され、ケーシング522内に設けられたパージ空気供給口546を通じて大気に連通している。
次に、ラビリンスシール部周辺における流体の流れについて、図6を用いて説明する。図6は、本発明のヒートポンプシステムの部分拡大図を示す。
圧縮機1の主流蒸気550は、インペラ520とディフューザ521を通過することにより昇温昇圧され、圧縮機吐出541を通って配管514に流通する。この配管514を流れる蒸気の一部を抽気しパージ蒸気552としてパージ蒸気供給配管542からパージ蒸気供給孔543に供給する。この抽気蒸気は第1のキャビティ533で分岐され、第1のラビリンスシール530を通過する分岐蒸気流553と第2のラビリンスシール531を通過する分岐蒸気流554となる。一方、大気から空気流555を吸い込んだパージ空気供給口546は、第3のキャビティ536で分岐され、油切り535を通過する分岐空気流557と、第3のラビリンスシール532を通過する分岐空気流556となる。この分岐空気流556は、前述の分岐蒸気流554と第2のキャビティ534で合流して排出口544を介して真空ポンプへと導かれる。
起動時には、あらかじめ図示しない真空ポンプによって圧縮機1の内部を0.02MPa程度まで減圧させておく。また、図示しない真空ポンプを作動して排出配管45を介して第2のキャビティ534の空気を吸引しておく。潤滑油装置516を起動して第1の軸受509と第2の軸受510に潤滑油を供給した後、電動機506によりシャフト507、インペラ520を50,000rpm程度まで回転させる。水タンク502からの水は膨張器503に導かれて減圧され、蒸発器504にて80℃程度の外部熱源505と熱交換して蒸発し、60℃程度の蒸気として圧縮機501のインペラ入口540aに供給される。この蒸気は、回転するインペラ520と静止したディフューザ521内を通過する過程で0.04MPa程度まで昇圧される。この昇圧された蒸気は排気配管514を通過して次の工程に進むが、その一部は抽気蒸気としてシール蒸気配管542を介して第1のキャビティ533に0.035MPa程度の圧力で供給される。インペラ出口540bの圧力は0.034MPa程度であるため、第1のキャビティ533から蒸気戻り流路537を通って主流にもれこむ分岐蒸気流553は微量である。一方、第二のキャビティ534の内圧が0.03MPa程度であることから、第1のキャビティ533から第2のキャビティ534への流れである分岐蒸気流554も微量である。すなわち、主流からシール蒸気552として抽気する蒸気量はわずかであるとともに、戻り流路537からインペラ出口540bに流出する蒸気量もわずかである。したがって、主流蒸気の抽気、主流蒸気へのパージ蒸気の流入が圧縮機主流へ与える影響は小さい。本実施例のヒートポンプシステムではこのような構成により、回転体と静止体の隣接部であるインペラ出口540bからの主流蒸気のもれを抑制できる。
潤滑油装置516は、付属する図示しない排煙ファンにより−300mmAq程度で吸引しており、軸受部内圧もほぼ同程度(0.100MPa程度)である。大気圧0.103MPa程度の空気流555は、パージ空気供給口546を通過して0.102MPa程度の第3のキャビティ536に吸入する。この空気流555の一部は分岐空気流557として油切り535を介して潤滑油装置516に流入する。空気流555の残りは第2のキャビティ534に向かって流れる分岐空気流556となり、前述の分岐蒸気流554と合流し、排出口544を通って真空ポンプ側(0.02MPa)側へと導かれる。このような構成により、蒸気の第1の軸受509への混入を抑制している。第1の軸受509内へは、比較的低温のパージ空気が導かれるため、潤滑油のインペラ520側への漏れ出しを抑制するとともに、軸受自身の温度上昇を抑制できる。
本実施例のヒートポンプシステムでは、作動流体を水または水蒸気とし、圧縮機501の軸受509をパージする系統を備え、パージ流体の少なくとも一種を水蒸気とし、圧縮機501の主流に流入するパージ気体が水蒸気となるよう構成している。このように構成することで、軸受509の潤滑油が圧縮機主流に混入することを抑えることができ、さらに、圧縮機主流流体と主流に流入するパージ流体とを同種流体である水蒸気にすることができるため翼の局地的な温度変化の発生を抑制でき、圧縮機の信頼性を高めることができる。さらに、圧縮機主流に空気が流入する場合と比べ、主流の質量流量の減少を抑えることができ、システムの熱効率の点で有利である。
また、本実施例のヒートポンプシステムではさらに、パージ流体の少なくとももう一種を空気とし、軸受509に流入するパージ気体が空気となるよう構成している。このように構成することで、軸受潤滑油系統に水等が混入することを抑制でき、潤滑油から水を除去する装置が不要となり、システムの簡素化、低コスト化が可能になる。
本実施例のヒートポンプシステムは、軸受パージ機構は、圧縮機吐出541と軸受509とを連通する間隙の圧縮機吐出541側にパージ蒸気を供給する蒸気供給口543を有し、間隙の軸受509側にパージ空気を供給する空気供給口546を有し、蒸気供給口543と空気供給口546との間にパージ蒸気とパージ空気を間隙から排出する排出口544を有するよう構成されている。このように構成することにより、圧縮機501の主流に流入するパージ気体が水蒸気となり、かつ、軸受509に流入するパージ気体が空気となるシステムが実現でき、上述した通り信頼性の向上、高効率化、低コスト化が可能である。
本実施例のヒートポンプシステムは、軸受パージ機構は、間隙にパージ蒸気を供給する蒸気供給口543と、間隙にパージ空気を供給する空気供給口546と、パージ蒸気とパージ蒸気とを間隙から排出する排出口544とを備え、パージ蒸気は蒸気供給口543から排出口544または圧縮機主流に流れ、パージ空気は空気供給口546から排出口544または前記軸受509に流れるよう構成されている。このように構成することにより、圧縮機の主流蒸気及び軸受潤滑油の間隙への流入を抑制でき、圧縮機主流蒸気量及び潤滑油系統内の潤滑油量の減少を抑制できる。また、圧縮機主流への潤滑油の混入、潤滑油系統への蒸気の混入、パージ流体排出系統への潤滑油の流入を抑制することができ、システムの信頼性を高めることができる。
本実施例のヒートポンプシステムでは、蒸気供給口543に供給されるパージ蒸気の圧力が間隙への連通部における圧縮機主流蒸気の圧力より高く、空気供給口546に供給されるパージ空気の圧力が軸受509の雰囲気圧より高く、排出口544の圧力が間隙への連通部における圧縮機主流蒸気の圧力及び軸受509の雰囲気圧よりも低くなるよう構成されている。このように構成することで、パージ蒸気は排出口544または圧縮機主流に流れ、パージ空気は排出口544または前記軸受509に流れるよう構成することができ、上述の通り、圧縮機主流蒸気量及び潤滑油系統内の潤滑油量の減少を抑制でき、かつ、システムの信頼性を高めることができる。
本実施例のヒートポンプシステムでは、パージ蒸気は、圧縮機501の主流蒸気の一部を抽気した蒸気である。このように構成することで、パージ蒸気の供給系統を新たに設置する必要がなくなり、システムの簡素化、低コスト化が可能である。
本実施例のヒートポンプシステムでは、排出口544が真空ポンプに接続されている。このように構成することで、排出口544の圧力を低く設定でき、圧縮機主流への潤滑油の流入、潤滑油系統への蒸気の流入を抑制でき、システムの信頼性を向上させることができる。
本実施例のヒートポンプシステムの軸受パージ機構は、ラビリンスシールまたはブラシシールを有している。軸受パージ機構を備えた上でラビリンスシールまたはブラシシールを備えることにより、間隙を流れるパージ流体の流量自体を削減することができ、システムの信頼性、効率の更なる向上が可能である。
本発明の実施形態の一つであるヒートポンプシステムの構成図を示す。 本発明のヒートポンプシステムの圧縮機構造図を示す。 本発明のヒートポンプシステムの圧縮機の軸受部の拡大図を示す。 本発明の実施形態の一つであるヒートポンプシステムの構造図を示す。 本発明の実施形態の一つであるヒートポンプシステムの部分拡大図を示す。 本発明の実施形態の一つであるヒートポンプシステムの部分拡大図を示す。
符号の説明
1…蒸気圧縮機、2…軸、3…モータ、4…蒸発器、9…膨張器、11…蒸気圧縮機第一段、12…蒸気圧縮機第二段、13…蒸気圧縮機第三段、14…蒸気圧縮機第四段、20…外部高温熱源、40,41…水、42,44,46,48,50…過熱蒸気、43,45,47,49…飽和蒸気、61,62,509,510…軸受、70,80…ポンプ、71,72,160,161,163,542,545…配管、81,82,83,84…加湿器、91…凝縮器第一段、92…凝縮器第二段、93…凝縮器第三段、94…凝縮器第四段、100…ケーシング、101,102,103,104,105,106…静止部材、111,112,113,114…静翼、121,122,123,124…ロータ、131,132,133,134…動翼、151,152…空間、153,154,155…フィン、170,172…調節弁、180…制御装置、501…圧縮機、507…シャフト、516…潤滑油装置、520…インペラ、521…ディフューザ、522…ケーシング、523…軸受ボックス、530,531,532…ラビリンスシール、533,534,536…キャビティ、535…油切り、537…流路、540a…インペラ入口、540b…インペラ出口、541…圧縮機吐出、543,546…供給口、544…排出口、550,552…蒸気、553,554…蒸気流、555,556,557…空気流。

Claims (9)

  1. 熱源と作動流体とで熱交換する熱交換器と、前記作動流体を圧縮する圧縮機とを備えたヒートポンプシステムであって、
    前記作動流体を水または水蒸気とし、前記圧縮機の軸受をパージする系統を備え、パージ流体の少なくとも一種を水蒸気とし、前記圧縮機主流に流入するパージ気体が水蒸気となるよう構成したことを特徴とするヒートポンプシステム。
  2. 請求項1に記載のヒートポンプシステムであって、
    前記パージ流体の少なくとも一種を空気とし、前記軸受に流入するパージ気体が空気となるよう構成したことを特徴とするヒートポンプシステム。
  3. 水を蒸発させて蒸気を生成する蒸発器と、該蒸発器で生成された蒸気を圧縮する圧縮機とを備え、前記圧縮機は軸受により支持され、前記圧縮機の主流と前記軸受とが間隙により連通され、前記間隙に軸受パージ機構が設けられたヒートポンプシステムであって、
    前記軸受パージ機構は、前記間隙の前記圧縮機主流側にパージ蒸気を供給する蒸気供給口を有し、前記間隙の前記軸受側にパージ空気を供給する空気供給口を有し、前記蒸気供給口と前記空気供給口との間に前記パージ蒸気と前記パージ空気を前記間隙から排出する排出口を有することを特徴とするヒートポンプシステム。
  4. 水を蒸発させて蒸気を生成する蒸発器と、該蒸発器で生成された蒸気を圧縮する圧縮機とを備え、前記圧縮機は油軸受に支持され、前記圧縮機主流と前記軸受が間隙により連通され、前記間隙に軸受パージ機構が設けられたヒートポンプシステムであって、
    前記軸受パージ機構は、前記間隙にパージ蒸気を供給する蒸気供給口と、前記間隙にパージ空気を供給する空気供給口と、前記パージ蒸気と前記パージ蒸気とを前記間隙から排出する排出口とを備え、
    前記パージ蒸気は前記蒸気供給口から前記排出口または前記圧縮機主流に流れ、前記パージ空気は前記空気供給口から前記排出口または前記軸受に流れるよう構成したことを特徴とするヒートポンプシステム。
  5. 請求項3に記載のヒートポンプシステムであって、
    前記蒸気供給口に供給されるパージ蒸気の圧力が前記間隙への連通部における前記圧縮機主流蒸気の圧力より高く、前記空気供給口に供給されるパージ空気の圧力が前記軸受の雰囲気圧より高く、前記排出口の圧力が前記間隙への連通部における前記圧縮機主流蒸気の圧力及び前記軸受の雰囲気圧よりも低くなるよう構成されたことを特徴とするヒートポンプシステム。
  6. 請求項3に記載のヒートポンプシステムであって、
    前記パージ蒸気は、前記圧縮機の主流蒸気の一部を抽気した蒸気であることを特徴とするヒートポンプシステム。
  7. 請求項3に記載のヒートポンプシステムであって、
    前記排出口が真空ポンプに接続されていることを特徴とするヒートポンプシステム。
  8. 請求項3に記載のヒートポンプシステムであって、
    前記軸受パージ機構は、ラビリンスシールまたはブラシシールを有することを特徴とするヒートポンプシステム。
  9. 熱源と作動流体とで熱交換する熱交換器と、前記作動流体を圧縮する圧縮機とを備えたヒートポンプシステムの軸封方法であって、
    前記作動流体を水または水蒸気とし、前記圧縮機主流に流入するパージ気体が水蒸気となるよう、前記圧縮機の軸受を水蒸気のみまたは水蒸気と他の流体を用いて軸封することを特徴とするヒートポンプシステムの軸封方法。

JP2006235875A 2006-08-31 2006-08-31 ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法 Expired - Fee Related JP4992346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235875A JP4992346B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235875A JP4992346B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008057452A true JP2008057452A (ja) 2008-03-13
JP4992346B2 JP4992346B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=39240502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006235875A Expired - Fee Related JP4992346B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4992346B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050313A1 (ja) 2008-10-29 2010-05-06 日産自動車株式会社 車両接地面摩擦状態推定装置及びその方法
JP2010156204A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Hitachi Ltd 半径流形流体機械
JP2010249040A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 潤滑油漏れ防止機構
JP2010281318A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Sundyne Corp プロセス流体輸送システムおよび逆ポンピング方法
WO2013129675A1 (ja) 2012-03-02 2013-09-06 株式会社日立プラントテクノロジー 遠心式水蒸気圧縮機およびそれに用いる軸封システム
KR101376000B1 (ko) 2011-03-11 2014-03-19 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 물 분사식 스크류 유체 기계
WO2014193579A1 (en) * 2013-05-30 2014-12-04 Cameron International Corporation Centrifugal compressor having seal system and associated assembly method
US9605683B2 (en) 2013-05-30 2017-03-28 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having a bearing assembly
US9670937B2 (en) 2013-05-30 2017-06-06 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having cooling system
US9970451B2 (en) 2013-05-30 2018-05-15 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having lubricant distribution system
KR20190136164A (ko) * 2018-05-30 2019-12-10 한화파워시스템 주식회사 일체형 가스 및 오일 씰링 구조를 포함하는 압축기
WO2022172885A1 (ja) * 2021-02-12 2022-08-18 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 電動遠心圧縮機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5896092U (ja) * 1981-12-23 1983-06-29 株式会社日立製作所 圧縮機のガスシ−ル機構
JPS60147067A (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 協和醗酵工業株式会社 ヒ−トポンプ
JP2004108170A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心圧縮機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5896092U (ja) * 1981-12-23 1983-06-29 株式会社日立製作所 圧縮機のガスシ−ル機構
JPS60147067A (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 協和醗酵工業株式会社 ヒ−トポンプ
JP2004108170A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心圧縮機

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050313A1 (ja) 2008-10-29 2010-05-06 日産自動車株式会社 車両接地面摩擦状態推定装置及びその方法
JP2010156204A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Hitachi Ltd 半径流形流体機械
JP2010249040A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 潤滑油漏れ防止機構
JP2010281318A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Sundyne Corp プロセス流体輸送システムおよび逆ポンピング方法
KR101376000B1 (ko) 2011-03-11 2014-03-19 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 물 분사식 스크류 유체 기계
WO2013129675A1 (ja) 2012-03-02 2013-09-06 株式会社日立プラントテクノロジー 遠心式水蒸気圧縮機およびそれに用いる軸封システム
JP2013181609A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Hitachi Ltd 遠心式水蒸気圧縮機およびそれに用いる軸封システム
US9644636B2 (en) 2012-03-02 2017-05-09 Hitachi, Ltd. Centrifugal steam compressor and shaft seal system used with same
CN105593531A (zh) * 2013-05-30 2016-05-18 英格索尔-兰德公司 具有密封系统的离心压缩机及相关的组装方法
US9605683B2 (en) 2013-05-30 2017-03-28 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having a bearing assembly
WO2014193579A1 (en) * 2013-05-30 2014-12-04 Cameron International Corporation Centrifugal compressor having seal system and associated assembly method
US9670937B2 (en) 2013-05-30 2017-06-06 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having cooling system
US9670935B2 (en) 2013-05-30 2017-06-06 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having seal system
US9970451B2 (en) 2013-05-30 2018-05-15 Ingersoll-Rand Company Centrifugal compressor having lubricant distribution system
KR20190136164A (ko) * 2018-05-30 2019-12-10 한화파워시스템 주식회사 일체형 가스 및 오일 씰링 구조를 포함하는 압축기
KR102518288B1 (ko) * 2018-05-30 2023-04-05 한화파워시스템 주식회사 일체형 가스 및 오일 씰링 구조를 포함하는 압축기
WO2022172885A1 (ja) * 2021-02-12 2022-08-18 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 電動遠心圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4992346B2 (ja) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4992346B2 (ja) ヒートポンプシステム、ヒートポンプシステムの軸封方法
JP5151014B2 (ja) ヒートポンプ装置及びヒートポンプの運転方法
JP4705018B2 (ja) ガスタービン組の運転方法
JP4779741B2 (ja) ヒートポンプシステム,ヒートポンプシステムの軸封方法,ヒートポンプシステムの改造方法
JP4457138B2 (ja) 圧縮機およびヒートポンプシステム
Brasz et al. Power production from a moderate-temperature geothermal resource
JP4859980B2 (ja) Lng冷熱利用ガスタービン及びlng冷熱利用ガスタービンの運転方法
JP4923618B2 (ja) ヒートポンプシステム,ヒートポンプシステムの潤滑水温度調整方法,ヒートポンプシステムの運転方法
KR20170128215A (ko) 패시브 얼터네이터 감압 및 냉각 시스템
JP4659601B2 (ja) エネルギー供給システム、エネルギー供給方法、エネルギー供給システムの改造方法
JP2010053864A (ja) ガスタービン入口の温度管理システム及び方法
JP2011043130A (ja) 遠心圧縮機及び冷凍装置
JP6382355B2 (ja) ガスタービン発電機の冷却
CN103899419A (zh) 轴流压缩机以及轴流压缩机的运转方法
JP2015524532A (ja) デュアルエンドドライブガスタービン
US20110232313A1 (en) Chiller Condensate System
CN105992862B (zh) 用于运行体积膨胀机的设备和方法
JP4997881B2 (ja) ヒートポンプシステム
JP2010159634A (ja) ターボ機械のシール構造
JP6049565B2 (ja) 地熱タービン
JP2006112282A (ja) ガスタービン及びその冷媒供給方法
JP6096551B2 (ja) ターボ冷凍機
JP2007218507A (ja) ヒートポンプ装置及びその制御方法
JP2013024079A (ja) 吸気噴霧型ガスタービン及び高湿分空気利用型ガスタービン
JP2019094808A (ja) ガスタービンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees