JP2008057297A - 緊張材への張力導入方法及び構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊張材の張力を調整する工数を低減するとともに、緊張材の固定部の構造を簡易化できる緊張材への張力導入方法及び構造物を得る。
【解決手段】基礎梁11の上面に、6分割された支柱13の第1ピース12を配置する。第1ピース12の定着部15A、15Bに、緊張材としてのケーブル14A、14Bの一端を固定する。ケーブル14A、14Bの他端は、基礎梁11上の定着部17A、17Bに固定する。次に、第1ピース12を上昇させ、第2ピース16を第1ピースの下側に配置する。以上の施工手順を第1ピースから第6ピースまで繰り返し、支柱13が形成される。また、第1ピース12から第6ピース32までを上昇させることにより、ケーブル14Aから34Bまでが所定の伸び量となり、それぞれのケーブルに所定の張力が付与される。
【選択図】図2

Description

本発明は、略水平方向へ配置された梁部材と梁部材から立設された柱部材へ斜めに架設される緊張材への張力導入方法及び構造物に関する。
従来、略水平方向へ配置された梁部材と梁部材から立設された柱部材へケーブル(緊張材)を斜めに架設する際の張力導入方法として、主に、ケーブルの一端部を柱部材に緊結し、他端部を引張して梁部材に定着させる方法がある。
張力導入方法の第1例として、ケーブルの一端側を柱部材に定着し、他端側をガイドワイヤ及び引き込みワイヤを用いて案内するとともに、ジャッキで引っ張る方法がある。(例えば、特許文献1参照)
また、張力導入方法の第2例として、ケーブルの一端側を柱部材に定着し、他端側を引寄装置で引っ張り、リフター装置及び引起装置でケーブルを引き起こして架設する方法がある。(例えば、特許文献2参照)
また、張力導入方法の第3例として、柱部材の上部に、左右に連続するケーブルを支持するサドル部を設け、サドル部の一方からケーブルを挿通し、他方から引き出したケーブルを引っ張り、ケーブルの両端を定着して架設する方法がある。(例えば、特許文献3参照)
しかしながら、上記第1例から第3例までの張力導入方法は、いずれも、ケーブルの一端を固定して、他端を引っ張りながら張力調整するものであるため、複数のケーブルを架設する場合、1つのケーブル張力の調整が他のケーブル張力にも影響してしまう。
このため、全てのケーブルに、張力を管理するためのセンターホールジャッキとロードセル等の設備を配置する必要があり、必要設備数が増加するとともに、調整のための工数が増加して高コストとなっていた。
また、ケーブルへの張力導入後に緊結されていないケーブルの端部を固定する必要があり、張力が付与されているケーブルを定着させる定着部の構造が複雑となり、定着作業及び定着部品とも高コストとなっていた。
特開平7−189213 特開平11−36225 特開2000−54321
本発明は、緊張材の張力を調整する工数を低減するとともに、緊張材の固定部の構造を簡易化できる緊張材への張力導入方法及び構造物を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る緊張材への張力導入方法は、略水平方向へ配置された梁部材と前記梁部材から立設された柱部材へ斜めに架設される緊張材への張力導入方法であって、前記柱部材の立設時に所定の張力となる長さの前記緊張材の一端を立設前の前記柱部材へ緊結し、他端を前記梁部材へ緊結する第1工程と、前記柱部材を垂直方向に持ち上げて立設して、前記緊張材に張力を導入し、該柱部材を固定する第2工程と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、緊張材を架設時に所定の張力となる長さに調整して、梁部材と柱部材に固定する。そして、柱部材を垂直方向に上昇させることにより、緊張材が所定の張力で梁部材と柱部材に架設される。
このため、緊張材に張力を付与してから梁部材に固定する必要がなくなり、緊張材の張力を調整する工数が低減されるとともに、緊張材の固定部の構造を簡易化できるので、低コスト化が可能となる。
本発明の請求項2に係る緊張材への張力導入方法は、略水平方向へ配置された梁部材と前記梁部材から立設された柱部材へ斜めに架設される緊張材への張力導入方法であって、N個のピースに分割された前記柱部材の頂部となる第1ピースへ、前記柱部材の立設時に所定の張力となる長さの前記緊張材の一端を緊結し、他端を前記梁部材へ緊結する第1工程と、前記第1ピースを持上げ、該第1ピースの下端に第2ピースを連結する第2工程と、前記第2ピースへ前記柱部材の立設時に所定の張力となる長さの前記緊張材の一端を緊結し、他端を前記梁部材へ緊結する第3工程と、前記第2工程から前記第3工程を第3ピースから第Nピースまで繰返し、前記第1ピースから第Nピースまでを連結して前記柱部材を立設し、全ての前記緊張材に張力を導入して、該柱部材を固定することを特徴としている。
上記構成によれば、柱部材をN個に複数分割することにより、梁部材の下側に柱部材を収納する縦穴が不要となるので、縦穴を掘る工数が不要となり、緊張材の固定作業が容易となる。
本発明の請求項3に係る構造物は、請求項1又は請求項2に記載の緊張材への張力導入方法を用いて前記緊張材を架設したことを特徴としている。
上記構成によれば、必要工数の低減及び構造の簡易化により低コストで緊張材を架設できるので、構造物としての低コスト化が可能となる。
本発明は、上記構成としたので、緊張材の張力を調整する工数を低減するとともに、緊張材の固定部の構造を簡易化できる。
本発明の緊張材への張力導入方法及び構造物の第1実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、鉛直方向に立設された柱44と、水平方向に架設された梁42とで構築された既存の建物40の外面側に、補強構造体10が併設されている。
補強構造体10は、基礎梁11と、支柱13と、ケーブル14A、14B、18A、18B、22A、22B、26A、26B、30A、30B、34A、34Bで構成されている。
基礎梁11は、水平に設置され、上下に貫通した穴部36が設けられている。また、穴部36を中心として左側に定着部17A、21A、25A、29A、33A、37Aが設けられており、右側に定着部17B、21B、25B、29B、33B、37Bが設けられている。
支柱13は、穴部36の内形よりも大きい外形を有する鋼材であり、穴部36の上方に立設されている。また、支柱13は、第1ピース12、第2ピース16、第3ピース20、第4ピース24、第5ピース28、第6ピース32の6つのピースで構成されており、第6ピース32の上に第5ピース28、第5ピース28の上に第4ピース24というように順次固定され、頂部に第1ピース12が固定されている。
第1ピース12から第6ピース32までは、いずれも同じ高さとなっており、第1ピース12から第6ピース32までの左側面又は右側面には、定着部15A、15B、19A、19B、23A、23B、27A、27B、31A、31B、35A、35Bが設けられている。
第1ピース12の定着部15Aと基礎梁11の定着部17Aにケーブル14Aが架設されており、第1ピース12の定着部15Bと基礎梁11の定着部17Bに緊張材としてのケーブル14Bが架設されている。
同様にして、緊張材としてのケーブル18A、18B、22A、22B、26A、26B、30A、30B、34A、34Bが、第2ピース16から第6ピース32までの各定着部に架設されている。
ケーブル14A、14Bは、それぞれ架設時に所定の張力Fとなるように、予め所定の長さLに切断されたものである。
例えば、必要な張力をF、定着部15Aと定着部17Aを結ぶ直線の長さをL0、ケーブルのばね定数をkとしたとき、ケーブルの伸び量ΔX=F/kであり、ケーブルの所定の長さL=L0−ΔX=L0−F/kで求められる。
このようにして、ケーブル14Aから34Bまでの長さLが決められている。
なお、ケーブル18A〜34B以外にも、緊張材として、PC鋼材、ガラス、グラファイト、アラミド、金属の繊維を用いた繊維強化材料を使用することができる。
次に、基礎梁11と支柱13の定着部について説明する
まず、基礎梁11の定着部について、定着部17Aを用いて説明する。
図3aに示すように、基礎梁11の切欠面68が形成された場所において、斜め方向に定着部17Aが設けられている。
定着部17Aは、中空筒状の定着部本体60と、定着部本体60の一方端を塞ぐように取り付けられた板状の定着板62とで構成されている。
定着板62には、ケーブル14Aを固定するための挿通穴が形成されており、ケーブル14Aの一端が挿通穴に挿通され、くさび状のストッパ66で抜けないように固定されている。
また、定着部17Aの内部には、樹脂系のグラウト材が充填されており、ケーブル14Aと定着部本体60との接触を防いでいる。
このようにして、基礎梁11上に定着部17A〜34B(図1参照)が設けられている。
続いて、支柱13の第1ピース12から第6ピース32までの定着部について、第1ピース12を用いて説明する。
図3bに示すように、第1ピース12の手前側(実線)と奥側(破線)において、斜め方向に保護筒76、82が固定されており、保護筒76、82の一端側には、板状のアンカーヘッド74、80が設けられている。
保護筒76は定着部15Aを形成し、保護筒82は定着部15Bを形成している。
ここで、第1ピース12の左側面から切欠部70に向けて、ケーブル14Aが挿通される。ケーブル14Aは、保護筒76を挿通され、端部がアンカーヘッド74において、くさび状のストッパ78により固定される。
一方、第1ピース12の右側面から切欠部72に向けて、ケーブル14Bが挿通される。ケーブル14Bは、保護筒82を挿通され、端部がアンカーヘッド80において、くさび状のストッパ84により固定される。
以上の手順により第1ピース12から第6ピース32に、定着部15A〜35Bが形成される。
次に、第1ピース12から第6ピース32までの各ピースの接合について、第1ピース12と第2ピース16を用いて説明する。
図4aに示すように、第1ピース12の下部に、フランジ90が形成されている。一方、第2ピース16の上部には、フランジ92が形成されている。
ここで、図示しない保持手段により保持されている第1ピース12の下側に、第2ピース16が配置され、フランジ90とフランジ92が重ね合されて、ボルト94とナット96で連結される。これにより、第1ピース12と第2ピース16の接合が完了する。
次に、建物40に対する補強構造体10の固定状態について、第2ピース16を用いて説明する。
図4bは、図1の建物40及び補強構造体10を矢印X方向から眺めたものである。
図1及び図4bに示すように、第2ピース16の上部で、建物40の梁42と対向する面には、固定板104が溶接されている。
ここで、固定板104が、ボルト106で建物40の梁42に締結されることにより、第2ピース16が、梁42に固定される。
このようにして、支柱13の第1ピース12から第6ピース32までが、建物40の梁42に固定される。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
図2は、補強構造体10の施工手順を示したものである。
図2aに示すように、基礎梁11の穴部36(図1参照)に油圧式のジャッキ50を配置し、ジャッキ50のシリンダ52の上面の高さが、基礎梁11の上面よりも上側に突出しないように保持する。
基礎梁11におけるシリンダ52の上面の位置には、図示しないコンベア等の移動手段により第1ピース12を配置する。
ここで、第1ピース12の定着部15A、15Bには、予め所定の長さに揃えられているケーブル14A、14Bの一端が前述の方法により固定されている。
ケーブル14A、14Bの他端は、基礎梁11上の定着部17A、17Bにそれぞれ固定される。
次に、図2bに示すように、ジャッキ50が図示しない駆動手段により駆動され、シリンダ52が矢印Y方向に伸びる。これにより、第1ピース12が矢印Y方向に上昇する。
次に、図2cに示すように、基礎梁11上に第1ピース12を囲むようにして架台54を設ける。
架台54は、水平方向に移動して第1ピース12を複数方向から把持する図示しない把持部を備えており、把持部が第1ピース12を把持する。
架台54が第1ピース12を把持した後、シリンダ52が下降し、矢印X方向に第2ピース16が移動する。
第1ピース12の下側に第2ピース16を配置した後、架台54の把持部による第1ピース12の把持が徐々に開放され、第2ピース16上に第1ピース12が載置される。
ここで、前述の接合方法により、第1ピース12と第2ピース16とが接合する。
次に、図2dに示すように、第2ピース16の定着部19A、19Bに、ケーブル18A、18Bの一端を固定し、他端を基礎梁11の定着部21A、21Bにそれぞれ固定する。
次に、図2eに示すように、シリンダ52が上昇して、第1ピース12及び第2ピース16が一体となって矢印Y方向に上昇し、架台54が第2ピースの下部を把持する。
以上の施工手順を第3ピースから第6ピースまでについても繰り返すことにより、第1ピース12から第6ピース32までが一体となって基礎梁11上に立設され、支柱13が形成される。
また、第1ピース12から第6ピース32までが矢印Y方向に上昇することにより、各定着部に固定されたケーブル14Aから34Bまでが所定の伸び量ΔXで伸び、それぞれのケーブルに所定の張力が付与される。
なお、図2fに示すように、第6ピース32の立設時には、第6ピース32の下端面が基礎梁11の上面よりも下側に位置するように穴部36が削られる。
第6ピース32が矢印Y方向に上昇して第5ピース28に接合された後、第6ピース32が架台54の把持部で把持され、図示しない横穴等を用いてジャッキ50を取り除く。
ジャッキ50が取り除かれた穴部36は、コンクリート等が充填され、架台54が取り外される。穴部36の断面は、第6ピース32の断面より小さいので、第6ピース32は、穴部36に落ちない。
一方、第1ピース12から第6ピース32に設けられた前述の固定板が、建物40の梁42にボルト等の締結によってそれぞれ固定される。
以上の施工手順により、補強構造体10が基礎梁11上に立設される。
以上説明したように、本発明は、各ケーブルに張力を付与してから基礎梁11に固定する必要がなくなり、各ケーブルの張力を調整する工数が低減されるとともに、各ケーブルの各固定部の構造を簡易化できるので、低コスト化が可能となる。
また、支柱13を6個に複数分割することにより、基礎梁11の下側に支柱13を収納する縦穴が不要となるので、縦穴を掘る工数が不要となり、各ケーブルの固定作業が容易となる。
さらに、必要工数の低減及び構造の簡易化により低コストで各ケーブルを架設できるので、補強構造体10の低コスト化が可能となる。
なお、補強構造体10は、地震が起きたとき、支柱13に作用する鉛直方向の圧縮力の作用で、建物40の鉛直方向に働く力を低減するとともに、斜め方向に架設されたケーブル14Aから34Bで、建物40の水平方向に働く力を低減させる。
本発明のケーブルへの張力導入方法及び構造物の第2実施形態を図面に基づき説明する。
図5aに示すように、図示しない掘削手段によって地盤114の鉛直方向に伸びる有底穴116が形成されている。
地盤114の上面には、上下に貫通した穴部118を有する基礎梁110が略水平方向に固定されており、有底穴116と穴部118は連通している。
有底穴116と穴部118には、図示しないクレーン等を用いて、支柱112が鉛直方向に挿通されている。
基礎梁110の上面には、支柱112を囲むようにして架台120が固定されている。
架台120は、支柱122とアーム126を備えている。
支柱122は、基礎梁110に立設されており、油圧等のシリンダ機構によって略水平方向に伸縮して支柱112を把持可能とする第1把持部124が設けられている。
アーム126は、支柱122の内壁面で鉛直方向に沿って設けられた図示しないレールに沿って昇降可能とされており、アーム126の一端側には、油圧等のシリンダ機構によって略水平方向に伸縮して支柱112を把持可能とする第2把持部128が設けられている。
支柱112の左側面及び右側面の上端部近傍には、第1実施形態と同様の定着部130A、130Bが形成されている。
定着部130A、130Bには、支柱112の立設時に所定の張力となるように予め長さが決められたケーブル132A、132Bの一端が、それぞれ固定されている。
ケーブル132A、132Bの他端は、基礎梁110上に設けられた定着部134A、134Bに固定されている。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
図5aに示すように、まず、アーム126の第2把持部128が、支柱112を把持する。
次に、図5bに示すように、アーム126が図示しない駆動手段によって上昇し、支柱112が矢印U方向に上昇する。上昇した支柱112の上端部側面を、第1把持部124が把持する。
次に、図5cに示すように、第2把持部128が支柱112から離間し、アーム126が矢印D方向に下降する。下降した位置において、アーム126の第2把持部128が、支柱112を再度把持する。
この状態で、支柱112の定着部133A、133Bに、ケーブル136A、136Bの一端を固定する。また、ケーブル136A、136Bの他端を基礎梁110上の定着部135A、135Bに固定する。
このようにして、図5aから図5cの動作を繰り返すことにより、支柱112が基礎梁110上に立設される。また、支柱112と基礎梁110に、ケーブル132A、132B、136A、136B、140A、140B、144A、144Bが所定の張力で架設される。
支柱112の立設後、第1把持部124及び第2把持部128が支柱112を把持している状態で、有底穴116及び穴部118にコンクリート150を注入して、有底穴116及び穴部118を埋める。
コンクリート150の固化後、第1把持部124及び第2把持部128が支柱112から離間し、架台120が取り除かれる。
以上の施工手順により、補強構造体160が、基礎梁110上に立設される。
また、補強構造体160は、第1実施形態と同様の固定手段によって建物40(図1参照)に固定される。
以上説明したように、本発明は、各ケーブルに張力を付与してから基礎梁110に固定する必要がなくなり、各ケーブルの張力を調整する工数が低減されるとともに、各ケーブルの各固定部の構造を簡易化できるので、低コスト化が可能となる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されない。
補強構造体10の建物40への固定は、梁42に固定するだけでなく、柱44に固定してもよい。
支柱13をN分割して第1ピースから第NピースにするときのN数は、2以上の整数で適宜選択することができる。
上下に配置された各ピースを接合する手段は、各ピースの外壁面に締結穴を設け、板状又は環状の鋼材をボルトで締結して接合してもよい。
支柱13又は支柱112を上昇させる手段は、支柱の側面から略水平方向に突設された支持棒を下方側から押し上げるものであってもよい。
基礎梁11及び支柱13の各定着部におけるケーブルの固定手段は、例えば、基礎梁11及び支柱13に環状の固定部を設け、ケーブルの両端にフックを設けて、環状の固定部にフックを引っ掛けるものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係る補強構造体の全体図である。 本発明の第1実施形態に係る補強構造体の施工手順を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る定着部の断面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係るピースの接合状態を示す断面図である。 (b)本発明の第1実施形態に係る補強構造体の固定状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る補強構造体の施工手順を示す説明図である。
符号の説明
10 補強構造体(構造物)
11 基礎梁(梁部材)
12 第1ピース(第1ピース)
13 支柱(柱部材)
14A ケーブル(緊張材)
14B ケーブル(緊張材)
16 第2ピース(第2ピース)
160 補強構造体(構造物)

Claims (3)

  1. 略水平方向へ配置された梁部材と前記梁部材から立設された柱部材へ斜めに架設される緊張材への張力導入方法であって、
    前記柱部材の立設時に所定の張力となる長さの前記緊張材の一端を立設前の前記柱部材へ緊結し、他端を前記梁部材へ緊結する第1工程と、
    前記柱部材を垂直方向に持ち上げて立設して、前記緊張材に張力を導入し、該柱部材を固定する第2工程と、
    を有することを特徴とする緊張材への張力導入方法。
  2. 略水平方向へ配置された梁部材と前記梁部材から立設された柱部材へ斜めに架設される緊張材への張力導入方法であって、
    N個のピースに分割された前記柱部材の頂部となる第1ピースへ、前記柱部材の立設時に所定の張力となる長さの前記緊張材の一端を緊結し、他端を前記梁部材へ緊結する第1工程と、
    前記第1ピースを持上げ、該第1ピースの下端に第2ピースを連結する第2工程と、
    前記第2ピースへ前記柱部材の立設時に所定の張力となる長さの前記緊張材の一端を緊結し、他端を前記梁部材へ緊結する第3工程と、
    前記第2工程から前記第3工程を第3ピースから第Nピースまで繰返し、前記第1ピースから第Nピースまでを連結して前記柱部材を立設し、全ての前記緊張材に張力を導入して、該柱部材を固定することを特徴とする緊張材への張力導入方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の緊張材への張力導入方法を用いて前記緊張材を架設したことを特徴とする構造物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113622683A (zh) * 2021-10-13 2021-11-09 北京市建筑工程研究院有限责任公司 适用于索结构双索同步提升与张拉的工装及使用方法

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