JP2008056636A - 毛髪脱染剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用時に混合調製される毛髪脱染剤組成物は、下記の(A)成分を含有する粉末状の毛髪脱染剤第1剤と、下記の(B)成分を含有する液状又はゲル状の毛髪脱染剤第2剤とから構成され、前記(A)成分の粒子径は30〜800μmである。
(A)粉末状のアスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも一種
(B)水
【選択図】なし
Description
(A)粉末状のアスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも一種
(B)水
本実施形態の毛髪脱染剤組成物としての毛髪脱染剤は、毛髪脱染剤第1剤と毛髪脱染剤第2剤とが使用時に混合調製されるものである。混合調製された毛髪脱染剤第1剤と毛髪脱染剤第2剤の毛髪脱染剤混合物は、毛髪に塗布され、染毛処理が施された毛髪の脱染に適用されるものである。この毛髪脱染剤第1剤は粉末状の組成物であり、毛髪脱染剤第2剤は液状又はゲル状の組成物である。この毛髪脱染剤第1剤には、(A)粉末状のアスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも一種が含有される。(A)成分の粒子径は30〜800μmである。また、第2剤には(B)水、及び(C)水溶性高分子が含有される。
本実施形態における毛髪脱染剤第1剤には、(A)粉末状のアスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも一種、が必須成分として含まれる。
アスコルビン酸誘導体の具体例としては、アスコルビン酸塩及びアスコルビン酸誘導体が挙げられる。アスコルビン酸塩の具体例としては、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸カルシウム、アスコルビン酸アンモニウム、アスコルビン酸モノエタノールアミン、アスコルビン酸ジエタノールアミン等が挙げられる。アスコルビン酸誘導体の具体例としては、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、ミリスチン酸アスコルビル、ラウリン酸アスコルビル、酢酸アスコルビル、プロピオン酸アスコルビル、酒石酸アスコルビル、クエン酸アスコルビル、コハク酸アスコルビル、安息香酸アスコルビル、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸カリウム、アスコルビルエチル、アスコルビン酸アラントイン、アスコルビン酸キトサン、アスコルビン酸メチルシラノール、テトラデシルヘキシルアスコルビル、アミノプロピルアスコルビルフォスフェート、アスコルビン酸ポリペプタイド、アスコルビルグルコシド、アスコルビルメチルシラノールペクチネート等が挙げられる。
これらの(A)成分の中でも、多核化合物の解重合の作用に優れることから、アスコルビン酸が好ましい。
毛髪脱染剤第2剤には、(B)水が必須成分として含まれるほか、その他の成分として(C)水溶性高分子等が含まれる。
毛髪脱染剤第2剤に含まれる(B)水の含有量は、50〜100質量%が好ましく、80〜100質量%より好ましい。
毛髪脱染剤混合物は、毛髪脱染剤第1剤及び毛髪脱染剤第2剤を所定の割合で混合調製することによって得られる。毛髪脱染剤第1剤と毛髪脱染剤第2剤との混合割合(=毛髪脱染剤第1剤の質量:毛髪脱染剤第2剤の質量)は、好ましくは1:3〜1:50、より好ましくは1:5〜1:20である。
(1)本実施形態の毛髪脱染剤組成物においては(A)成分の粒子径は30〜800μmである。したがって、(A)成分を含有する毛髪脱染剤第1剤を毛髪脱染剤第2剤に混ぜ入れる際、(A)成分が舞い散らず、飛散を抑制することができる。さらに前記毛髪脱染剤第1剤と毛髪脱染剤第2剤を混合する際に塊状態に凝集してしまうのを抑制することができるため、脱染力を向上させることができる。また、毛髪脱染剤第1剤が毛髪脱染剤第2剤に溶解するまでの時間を短縮することができるため、混合性を良好にさせることができ、脱染力を向上させることができる。
・毛髪への塗布方法は、特に限定されずコーム又は刷毛を用いた塗布方法、手櫛による塗布方法、スプレー(噴霧)による塗布方法等を使用することができる。
・上記実施形態においては毛髪脱染剤組成物を構成する各成分を含有する2剤式として構成した。しかしながら、各成分を分離して複数剤式に構成し、使用直前にそれらを混合するよう構成してもよい。
(実施例1〜8、比較例1〜2)毛髪脱染剤組成物
下記に示す酸化染毛剤の第1剤と第2剤とを1:1で混合し、ミディアムブラウン毛の人毛毛束に適用後20分間放置し、洗い流して乾燥して、染毛処理毛束とした。
(第1剤) 質量%
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)
−p−フェニレンジアミン 1.0
オルトアミノフェノール 1.0
2,4−ジアミノフェノキシエタノール 1.0
28%アンモニア水 1.5
アスコルビン酸 1.5
ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
ステアリルアルコール 10.0
ポリオキシエチレン(30)ステアリルエーテル 10.0
EDTA二ナトリウム 1.0
精製水 残 量
(第2剤)
過酸化水素(35質量%水溶液) 5.7
スズ酸ナトリウム 0.1
セタノール 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
精製水 残 量
各実施例及び比較例の毛髪脱染剤第2剤について、VISCOMETER TV−10粘度計(東機産業株式会社製)を用いて、25℃、1分間、回転速度:12rpm、3号ローター(粘度5000mPa・sまで)、4号ローター(粘度5000mPa・s以上)使用の条件下にて測定した。
各実施例及び比較例の毛髪脱染剤第1剤と毛髪脱染剤第2剤の混合時において、パネラーが目視にて飛散度合いを評価することにより、粉末が飛散していない:◎、粉末がほとんど飛散していない:○、粉末が飛散した:△、粉末がかなり飛散した:×とし、粉末の飛散性の評価結果とした。
各実施例及び比較例の毛髪脱染剤第1剤と毛髪脱染剤第2剤の混合時において、毛髪脱染剤混合物を10回穏やかに振った後の状態をパネラーが目視にて混合度合いを評価することにより、均一によく混合できている:4、ほぼ均一に混合できている:3、やや混合しにくく粉末が残る:2、混合しにくく塊状態が残った:1とし、粉末の混合性の評価結果とした。
各実施例及び比較例の毛髪脱染剤処理毛束について、上記酸化染毛剤の中に酸化染料を含有しないで同様の処理を行ったコントロール用の毛束と比べて、パネラーが目視にて脱染度合いを評価することにより、コントロール用の毛束と同じ色である:4、コントロール用の毛束とほぼ同じ色である:3、コントロール用の毛束と僅かに色が異なる部分がある:2、コントロール用の毛束と大幅に異なる色である:1とし、毛髪脱染剤混合物の脱染力の評価結果とした。
表1の比較例1に示されるように、粒子径が30μm未満の(A)成分を使用する場合、毛髪脱染剤第2剤に投入する際に舞い散ってしまうために飛散しやすいものであることが認められた。その結果、毛髪脱染剤第2剤が収容されている容器内の側壁に粉末が張り付いてしまったり、粉末を投入した勢いで粉末が舞い、容器の開口から粉末が漏れ出てしまうことが認められた。また、その状態で穏やかに振って撹拌しても、粉末が軽いため液面に漂っていたり、粉末同士で塊を形成してしまったり、壁面に張り付いたままで混合しにくいものである。これは急激な環境の変化によって粉末同士が凝集してしまうためであると思料される。表1の比較例2に示されるように、粒子径が800μmを超える大きさの(A)成分を使用する場合、飛散は抑制されているものの、溶け残りがあり、混合性が不良であることが認められた。
Claims (5)
- 下記の(A)成分を含有する粉末状の毛髪脱染剤第1剤と、下記の(B)成分を含有する液状又はゲル状の毛髪脱染剤第2剤とが使用時に混合調製される毛髪脱染剤組成物であって、
前記(A)成分の粒子径が30〜800μmであることを特徴とする毛髪脱染剤組成物。
(A)粉末状のアスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体から選ばれる少なくとも一種
(B)水 - 前記(A)成分の平均粒子径が170〜250μmであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱染剤組成物。
- さらに、前記毛髪脱染剤第2剤に(C)水溶性高分子を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の毛髪脱染剤組成物。
- 前記毛髪脱染剤第2剤の粘度が1000〜10000mPa・sであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の毛髪脱染剤組成物。
- 前記毛髪脱染剤第2剤の粘度に対する、前記(A)成分の平均粒子径の比(平均粒子径μm/粘度mPa・s)が1/2〜1/150の範囲になることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の毛髪脱染剤組成物。
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