JP2008056439A - 用紙反転装置の用紙案内機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙反転装置の用紙案内機構において、案内フラップが円滑に突出位置へ復帰して紙詰まり等のトラブルの発生が防止される。
【解決手段】用紙案内機構2は、下方向きに搬送される用紙Pの先端が当接する位置に、水平軸17周りで回動自在に支持された案内フラップ11と、案内フラップ11を突出位置(2点鎖線)へ付勢するコイルスプリング12を備える。コイルスプリング12は、水平軸17(回動支点)の上方の係止突起9dと、水平軸17(回動支点)の下方の軸11cの間に張設され、案内フラップ11が退避位置(実線)へ回動されたときに、案内フラップ11の基端部11bに設けられた突起体21がコイルスプリング12の中間部に当接する。これによってコイルスプリング12は、用紙搬送路方向へ凸となる形状に変形され、案内フラップ11の引っ張り方向が用紙搬送路方向寄りへ変更され、案内フラップ11の突出位置への復帰力が大きくなる。
【選択図】図3
【解決手段】用紙案内機構2は、下方向きに搬送される用紙Pの先端が当接する位置に、水平軸17周りで回動自在に支持された案内フラップ11と、案内フラップ11を突出位置(2点鎖線)へ付勢するコイルスプリング12を備える。コイルスプリング12は、水平軸17(回動支点)の上方の係止突起9dと、水平軸17(回動支点)の下方の軸11cの間に張設され、案内フラップ11が退避位置(実線)へ回動されたときに、案内フラップ11の基端部11bに設けられた突起体21がコイルスプリング12の中間部に当接する。これによってコイルスプリング12は、用紙搬送路方向へ凸となる形状に変形され、案内フラップ11の引っ張り方向が用紙搬送路方向寄りへ変更され、案内フラップ11の突出位置への復帰力が大きくなる。
【選択図】図3
Description
本発明は、用紙反転装置の用紙案内機構に関し、詳しくは画像形成装置から排出された用紙をスイッチバック式に搬送して表裏反転させる用紙反転装置の用紙案内機構に関する。
コピー機やプリンタ等の画像形成装置において両面印刷が行えるようにするために、画像形成装置(画像形成部)から一旦排出された用紙を表裏反転させた上で再度画像形成装置(画像形成部)に送込む用紙反転装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
上記用紙反転装置では、用紙搬送路の合流部における用紙の進行方向を切替えたり、用紙の進行を安定化させるために回動自在なゲート、又はフラッパが設けられている。
また、複数の給紙トレイから給紙される用紙を搬送ローラの直前で合流させて画像形成装置へ給紙する給紙装置において、合流部における用紙の案内が確実に行われるようにするために合流部に剛性を有する案内部材が配置され、案内部材に対する用紙の圧力が解除されたときには案内部材がスプリングによって強制的に中立位置に戻されるように構成された用紙案内装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−37500号公報
特開2002−308500号公報
特開平6−1488号公報
ところで、上記のような用紙搬送路に設けられる用紙の進行方向を切替えたり、用紙の進行を安定化させるための回動自在なゲート等(以下、フラップという)は、通常フラップに付設されるスプリングによって一方側の回動位置(突出位置)へ付勢されており、搬送されてくる用紙がフラップに当接することによって他方側の回動位置(退避位置)へ切替えられる。
従って、フラップに付設されるスプリングは、用紙がフラップに当接するときにはその当接力によってフラップが容易に回動されて退避位置へ移動し、用紙がフラップを通過した後にはフラップが確実に元の位置(突出位置)に戻るような適度な弾性力に調整される必要がある。
一方、フラップに付設されるスプリングは、通常用紙搬送路の近傍の狭隘なスペースに取付けられることが多く、スプリングの固定側(筐体側)への係止部を、フラップの回動支点及びスプリングのフラップへの係止部(可動側係止部)に対して最適な位置へ設けることが困難な場合がある。
具体的には、フラップの回動支点が、スプリングの固定側(筐体側)への係止部とスプリングのフラップへの係止部(可動側係止部)とを結ぶ直線上に近接して配置されてしまう場合である。
この場合にはスプリングに上記のような適度な弾性力を持たせることが困難になって、フラップに退避位置から突出位置へと復帰する適度な力を付与することができず、用紙がフラップを通過した後にフラップが退避位置から元の突出位置に円滑に戻らずに紙詰まり等のトラブルが発生し易くなる。
そこで、本発明は、用紙反転装置の用紙搬送路に設けられる用紙案内機構において、フラップの取付けスペースが狭隘である等の要因によってフラップを突出位置へ付勢するスプリングの取付け位置を最適な位置に設定できない場合であっても、用紙がフラップを通過した後の、フラップの退避位置から突出位置への復帰力が大きく得られ、フラップが円滑に突出位置へ移動して紙詰まり等のトラブルの発生が防止される用紙反転装置の用紙案内機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像形成装置の用紙排出口から排出された用紙をスイッチバック式に搬送して表裏反転させる用紙搬送路と、前記用紙搬送路における前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接する位置に回動自在に配置され、常時はスプリングによって前記用紙搬送路へ突出した位置(以下、突出位置という)へと弾性的に付勢され、前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接するときに、その当接力によって前記用紙搬送路から退避した位置(以下、退避位置という)へ回動されるフラップと、を備える用紙反転装置の用紙案内機構において、前記画像形成装置の用紙排出口から前記フラップまでの前記用紙搬送路が、略下方向きに形成されて、前記用紙排出口から排出された用紙が前記フラップに当接するときに前記フラップを押下するように構成され、前記スプリングは、前記フラップの回動支点の上方に形成された固定側係止部に該スプリングの上端を係止され、前記フラップの回動支点の下方の該フラップ自体に形成された可動側係止部に該スプリングの下端を係止されて設けられた、前記フラップに対して略上方向きに引っ張り力を及ぼすコイルスプリングであり、かつ、前記フラップが前記退避位置へ回動されたときに、前記コイルスプリングの上端と下端の中間に当接して該コイルスプリングを前記用紙搬送路方向へ凸となる形状へ変形させる突起体が前記フラップに設けられ、前記フラップが前記退避位置へ回動されたときの前記コイルスプリングによる引っ張り方向が前記用紙搬送路方向寄りへ変更されて、用紙が前記フラップを通過した後の、前記フラップの前記退避位置から前記突出位置への復帰力が大きくなることを特徴とする。
請求項2の発明は、画像形成装置の用紙排出口から排出された用紙をスイッチバック式に搬送して表裏反転させる用紙搬送路と、前記用紙搬送路における前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接する位置に回動自在に配置され、常時はスプリングによって前記用紙搬送路へ突出した位置(以下、突出位置という)へと弾性的に付勢され、前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接するときに、その当接力によって前記用紙搬送路から退避した位置(以下、退避位置という)へ回動されるフラップと、を備える用紙反転装置の用紙案内機構において、前記スプリングは、前記フラップの回動支点の上方に形成された固定側係止部に該スプリングの上端を係止され、前記フラップの回動支点の下方の該フラップ自体に形成された可動側係止部に該スプリングの下端を係止されて設けられ、かつ、前記フラップが前記退避位置へ回動されたときに、前記スプリングの上端と下端の中間が前記用紙搬送路方向へ凸となるように変形させる突起体が設けられて、前記フラップが前記退避位置へ回動されたときの前記スプリングによる付勢方向が前記用紙搬送路方向寄りへ変更されて、用紙が前記フラップを通過した後の、前記フラップの前記退避位置から前記突出位置への復帰力が大きくなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記突起体が前記フラップに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、フラップを突出位置へ付勢するスプリングの取付け位置を最適な位置に設定できない場合であっても、フラップが退避位置へ回動されたときに、スプリングの中間部に突起体が当接してスプリングが用紙搬送路方向へ凸となる形状に変形されるので、スプリングによる付勢方向が用紙搬送路方向寄りへ変更されて、用紙がフラップを通過した後の、フラップの退避位置から突出位置への復帰力が大きく得られ、フラップが円滑に突出位置へ移動して紙詰まり等のトラブルの発生が防止される。
以下、本発明の一実施形態に係る用紙反転装置の用紙案内機構について、図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態の用紙反転装置1は、図1に示されるように、レーザプリンタ3にオプションの装置として付設されるものであり、内部に、レーザプリンタ3の用紙排出口4から排出された用紙をスイッチバック式に搬送して表裏反転させる用紙搬送路5と、用紙搬送路5の途中に設けられた用紙案内機構2とを備える。
用紙搬送路5は、レーザプリンタ3の用紙排出口4から排出された用紙を、用紙案内機構2まで搬送する往路部分5aと、用紙案内機構2を通過した用紙を進行方向がスイッチバック式に逆転される進行方向逆転機構6まで搬送すると共に、進行方向逆転機構6によって進行方向が逆転された用紙を再び用紙案内機構2位置まで搬送する共通路部分5bと、用紙案内機構2によって進路が切替えられた用紙をレーザプリンタ3の用紙挿入口7まで搬送する復路部分5cとから構成される。
換言すると、用紙案内機構2は、往路部分5aと復路部分5cの合流部に設けられ、レーザプリンタ3の用紙排出口4から排出された用紙を、合流部において復路部分5cへ進入させることなく共通路部分5bへと案内し、進行方向逆転機構6によって逆方向へ送出されて来た用紙を、合流部において往路部分5aへ進入させることなく復路部分5cへ案内する。なお、用紙搬送路5には所定間隔おきに用紙の搬送用ローラ8が設けられている。
以下、用紙案内機構2について説明する。本実施形態の用紙案内機構2は、図2及び図3に示されるように、レーザプリンタ3の用紙排出口4から斜め下方向きに排出される用紙Pに沿って壁面9aが形成された枠体9と、枠体9の中間部に形成された凹所9bに回動自在に設けられた案内フラップ11と、案内フラップ11を常時上方向き(矢印A)に付勢するコイルスプリング12と、案内フラップ11の下方において用紙Pの進行方向を切替える分岐フラップ13を備える。
枠体9の壁面9aと該壁面9aに対向する壁面14によって用紙搬送路5の往路部分5aが構成され、分岐フラップ13の下方の枠体の壁面9cと該壁面9cに対向する壁面15によって用紙搬送路5の復路部分5cが構成されている。
分岐フラップ13は、枠体9に対して水平軸16の回りで回動自在に支持されると共に、先端側13aが先細り形状に形成され、太く形成された基端側13bの重量によって用紙搬送路5に臨む先端側13aが常時上方へ付勢されるように構成されている。
次に、案内フラップ11とコイルスプリング12について詳細に説明する。案内フラップ11は、用紙搬送路5に臨む先端側11aが先細りで下方へ屈曲した形状に形成され、基端部11bの上部に形成された水平軸17の回りで枠体9に対して回動自在に支持されている。なお、案内フラップ11と分岐フラップ13は、図2に示されるように、平面方向において互い違いに突出する櫛歯状に形成され、互いに独立して回動可能である。また、各案内フラップ11は、水平方向に延びる補強フレーム18によって連結されている。
そして、案内フラップ11の基端部11bの下部に軸11cが突設され、枠体9には係止突起9dが形成され、コイルスプリング12がその上下のフック部12a、12bをそれぞれ軸11cと係止突起9dに係止されて設けられている。
ここで、案内フラップ11の水平軸17(回動支点)は、用紙反転装置1全体のコンパクト化を図るために、凹所9bの底面に接近させて設けられ、係止突起9dは、作業者が用紙案内機構2を組立てるときに、コイルスプリング12のフック部12aを係止突起9dへ挿入して引っ掛ける作業の容易さを図るために枠体9の壁面9aと所定の間隔Dを隔てて形成されている。
上記の事情によって、案内フラップ11が用紙搬送路5から退避した位置(図3における実線)に回動されたときには、案内フラップ11の水平軸17(回動支点)が係止突起9d(フック部12a)と軸11c(フック部12b)を結ぶ直線上にほぼ位置するようになるが、この案内フラップ11が退避位置に回動されたときにおける、コイルスプリング12の側面に当接する突起体21が補強フレーム18に設けられている。
従って、案内フラップ11が退避位置に回動されたとき(図3における実線)には、コイルスプリング12の中間部が突起体21によって用紙搬送路5方向へ凸となる湾曲形状へ変形される。
次に、本実施形態の用紙反転装置1においてレーザプリンタ3から排出された用紙Pが反転されて再びレーザプリンタ3へ送込まれる工程に沿って用紙案内機構2の動作について、図3乃至図5を参照して説明する。
レーザプリンタ3から用紙Pが排出されていない状態では、案内フラップ11は、コイルスプリング12の引っ張り力によって図3における矢印A方向へ弾性的に付勢されて用紙搬送路5へ突出した位置(図3における2点鎖線)にもたらされている。また、分岐フラップ13は、自重によって用紙搬送路5へ突出した位置(図3における2点鎖線)にもたらされている。この状態では、コイルスプリング12は、突起体21から離間しており、変形されていない。
次に、レーザプリンタ3から排出された用紙Pが用紙搬送路5に沿って下向きに搬送され、用紙Pの先端が案内フラップ11の上面に当接して案内フラップ11を略下向きに押下すると、案内フラップ11は、コイルスプリング12の弾性力に抗して図3における矢印Aの反対方向へ回動されて退避位置(図3における実線)にもたらされる。このときに、突起体21がコイルスプリング12の中間部に当接し、コイルスプリング12を変形させる。なお、コイルスプリング12の弾性力は、用紙Pの先端が案内フラップ11に当接するときの当接力によって案内フラップ11が退避位置へ回動する程度の強さに設定されている。
案内フラップ11を押下げた用紙Pは、さらに分岐フラップ13を押下げて下向きに進行し、用紙搬送路5の共通路部分5bに進入する。そして、用紙Pの後端が案内フラップ11を通過すると、案内フラップ11は、用紙による下向きの荷重が解放されるので、図4に示されるように、コイルスプリング12の弾性力によって突出位置へ復帰する。また、分岐フラップ13も、図4に示されるように、用紙Pの後端が通過することによって自重により突出位置へ復帰する。
その後、進行方向逆転機構6によって進行方向が逆転されて再び用紙案内機構2位置まで搬送されてきた用紙Pは、図5に示されるように、分岐フラップ13が突出位置に維持されているので、分岐フラップ13の下面によって案内されて共通路部分5bから復路部分5cへと進行する。このとき、案内フラップ11は、図5に示されるように、突出位置に維持されているので、分岐フラップ13によって案内される用紙Pに案内フラップ11の先端11aが干渉して用紙Pの進行を妨げることがない。
そして、案内フラップ11が退避位置へ回動された状態(図3)では、コイルスプリング12の中間部が突起体21に当接して変形されるので、コイルスプリング12による引っ張り方向が用紙搬送路5方向寄りへ変更され、案内フラップ11の突出位置への復帰力が大きく得られる。
この点について、図6を参照してさらに説明する。図6は、案内フラップ11が退避位置に回動されたときのコイルスプリング12の状態を示す。この状態では、コイルスプリング12の中間部に突起体21が当接し、コイルスプリング12が用紙搬送路5方向へ凸の形状に変形されるので、コイルスプリング12によって軸11cに掛けられるモーメント(矢印B)が用紙搬送路5方向寄りに変更される。従って、案内フラップ11の水平軸17(回動支点)がコイルスプリング12の上下のフック部12a、12bを結ぶ直線上に位置していても、案内フラップ11は、突出位置への大きな復帰力を与えられて円滑に突出位置へ復帰される。
上記説明をさらに明瞭化するために、突起体21を備えない場合について、図7を参照して説明する。図7には、突起体21を備えない案内フラップ11が退避位置に回動されたときの状態が示される。この状態でコイルスプリング12は変形されないので、コイルスプリング12によって軸11cに掛けられるモーメントは矢印Cの方向になる。従って、案内フラップ11の水平軸17(回動支点)がほぼコイルスプリング12の上下のフック部12a、12bを結ぶ直線上に位置している場合には、案内フラップ11を突出位置へ復帰させる力がほとんど得られず、案内フラップ11は、円滑には突出位置へ復帰されない。
以上のように、本実施形態の用紙案内機構2では、案内フラップ11を突出位置へ付勢するコイルスプリング12の枠体9への取付け位置を最適な位置(壁面9aに接近した位置)に設定できない場合であっても、案内フラップ11が退避位置へ回動されたときに、コイルスプリング12の中間部に突起体21が当接してコイルスプリング12が用紙搬送路5方向へ凸となる形状に変形されるので、コイルスプリング12による付勢方向(図6における矢印B)が用紙搬送路5方向寄りへ変更されて、用紙Pが案内フラップ11を通過した後の、案内フラップ11の退避位置から突出位置への復帰力が大きく得られ、案内フラップ11が円滑に突出位置へ移動して紙詰まり等のトラブルの発生が防止される。
なお、突起体21は、案内フラップ11に設けられるのではなく、枠体9側に設けられてもよい。また、その場合に突起体21が設けられる位置は、案内フラップ11が退避位置に回動したときにコイルスプリング12の上下のフック部12a、12bの中間に当接し、コイルスプリング12の形状を変形させて、引っ張り方向を用紙搬送路5の方向へ変更するものであればよい。
1 用紙反転装置
2 用紙案内機構
3 レーザプリンタ(画像形成装置)
4 用紙排出口
5 用紙搬送路
9d 係止突起(固定側係止部)
11 案内フラップ(フラップ)
11c 軸(可動側係止部)
12 コイルスプリング
12a フック部(スプリング上端)
12b フック部(スプリング下端)
17 水平軸(回動支点)
21 突起体
B コイルスプリングによる引っ張り方向
P 用紙
2 用紙案内機構
3 レーザプリンタ(画像形成装置)
4 用紙排出口
5 用紙搬送路
9d 係止突起(固定側係止部)
11 案内フラップ(フラップ)
11c 軸(可動側係止部)
12 コイルスプリング
12a フック部(スプリング上端)
12b フック部(スプリング下端)
17 水平軸(回動支点)
21 突起体
B コイルスプリングによる引っ張り方向
P 用紙
Claims (3)
- 画像形成装置の用紙排出口から排出された用紙をスイッチバック式に搬送して表裏反転させる用紙搬送路と、
前記用紙搬送路における前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接する位置に回動自在に配置され、常時はスプリングによって前記用紙搬送路へ突出した位置(以下、突出位置という)へと弾性的に付勢され、前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接するときに、その当接力によって前記用紙搬送路から退避した位置(以下、退避位置という)へ回動されるフラップと、を備える用紙反転装置の用紙案内機構において、
前記画像形成装置の用紙排出口から前記フラップまでの前記用紙搬送路が、略下方向きに形成されて、前記用紙排出口から排出された用紙が前記フラップに当接するときに前記フラップを押下するように構成され、
前記スプリングは、
前記フラップの回動支点の上方に形成された固定側係止部に該スプリングの上端を係止され、前記フラップの回動支点の下方の該フラップ自体に形成された可動側係止部に該スプリングの下端を係止されて設けられた、前記フラップに対して略上方向きに引っ張り力を及ぼすコイルスプリングであり、
かつ、前記フラップが前記退避位置へ回動されたときに、前記コイルスプリングの上端と下端の中間に当接して該コイルスプリングを前記用紙搬送路方向へ凸となる形状へ変形させる突起体が前記フラップに設けられ、
前記フラップが前記退避位置へ回動されたときの前記コイルスプリングによる引っ張り方向が前記用紙搬送路方向寄りへ変更されて、用紙が前記フラップを通過した後の、前記フラップの前記退避位置から前記突出位置への復帰力が大きくなることを特徴とする用紙反転装置の用紙案内機構。 - 画像形成装置の用紙排出口から排出された用紙をスイッチバック式に搬送して表裏反転させる用紙搬送路と、
前記用紙搬送路における前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接する位置に回動自在に配置され、常時はスプリングによって前記用紙搬送路へ突出した位置(以下、突出位置という)へと弾性的に付勢され、前記用紙排出口から排出された用紙の先端が当接するときに、その当接力によって前記用紙搬送路から退避した位置(以下、退避位置という)へ回動されるフラップと、を備える用紙反転装置の用紙案内機構において、
前記スプリングは、
前記フラップの回動支点の上方に形成された固定側係止部に該スプリングの上端を係止され、前記フラップの回動支点の下方の該フラップ自体に形成された可動側係止部に該スプリングの下端を係止されて設けられ、
かつ、前記フラップが前記退避位置へ回動されたときに、前記スプリングの上端と下端の中間が前記用紙搬送路方向へ凸となるように変形させる突起体が設けられて、
前記フラップが前記退避位置へ回動されたときの前記スプリングによる付勢方向が前記用紙搬送路方向寄りへ変更されて、用紙が前記フラップを通過した後の、前記フラップの前記退避位置から前記突出位置への復帰力が大きくなることを特徴とする用紙反転装置の用紙案内機構。 - 前記突起体が前記フラップに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の用紙反転装置の用紙案内機構。
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JP2011104902A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Seiko Epson Corp | 媒体送り装置、記録装置 |
CN103449231A (zh) * | 2013-09-06 | 2013-12-18 | 广州广电运通金融电子股份有限公司 | 一种薄片类介质三向传输装置 |
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