JP2008056234A - 自転車のスポーク付き車輪用のリム、およびスポーク付き車輪 - Google Patents
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Abstract
【課題】デイジー効果を軽減または回避することができるリムの提供。
【解決手段】スポーク取り付け領域(6)およびスポーク取り付け外領域(7)を有しており、スポーク取り付け外領域の中央部(8)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け外領域(7)の側部(9)のリムの半径方向断面よりも大きな慣性モーメントを有している、自転車のスポーク付き車輪(1)用リム(2)が提供される。その結果、デイジー効果に対抗すべく、リム(2)の剛性を高めることができる。
【選択図】図1
【解決手段】スポーク取り付け領域(6)およびスポーク取り付け外領域(7)を有しており、スポーク取り付け外領域の中央部(8)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け外領域(7)の側部(9)のリムの半径方向断面よりも大きな慣性モーメントを有している、自転車のスポーク付き車輪(1)用リム(2)が提供される。その結果、デイジー効果に対抗すべく、リム(2)の剛性を高めることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自転車のスポーク付き車輪用のリム、およびそのようなリムを備えている自転車のスポーク付き車輪に関する。
自転車のスポーク付き車輪が、外周のクラウンまたはリム、中央のハブ、およびハブをリムのスポーク取り付け領域へと接続する複数のスポークで構成されていることは、公知である。
車輪を製作すべくスポークを引き張るときにリムが変形し、スポークの位置または近接して位置するスポークグループの位置、すなわちスポーク取り付け領域において車輪の直径が局所的に小さくなるといういわゆる「デイジー効果(daisy effect)」に関して、リムの剛性が重要である。スポークまたはスポークグループのない部分、すなわちスポーク取り付け外領域(infra-spoke area)においては、このような直径の減少が小さく、あるいは全く生じず、直径が増加することさえある。その結果、車輪がスポーク取り付け外領域において半径方向に膨張するように見える。そのようなスポーク取り付け外領域においては、スポークによって保持されていないリムが、過剰に変形することがないように、自分自身の特性によって車輪が求める剛性の要件を満足しなければならない。
上述のデイジー効果は、スポークのグループによってスポークが構成される場合に、スポークによる張力が集中し、さらにはスポーク取り付け外領域の長さが大きくなるため、より顕著になる。
デイジー効果に対抗するため、特許文献1が、初めはスポーク取り付け領域における直径がスポーク取り付け外領域における直径よりも大きく、車輪を取り付ける際にデイジー効果を小さくするようになっているリムを提案している。
欧州特許第1 316 442 B2号公報 (対応特開2003-182302号公報)
本発明の目的は、デイジー効果を軽減または回避することができる、自転車の車輪用のリムを提供することにある。
本発明は、その第1の構成において、スポーク取り付け領域およびスポーク取り付け外領域を有している自転車のスポーク付き車輪用のリムにおいて、スポーク取り付け外領域の中央部のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け外領域の側部のリムの半径方向断面よりも大きな慣性モーメントを有していることを特徴とするリムに関する。
リムの各断面について、その中立軸に関する慣性モーメントを制御することで、上述のデイジー効果に抗するべく、リムの剛性を局所的に制御することができる。実際、比較的大きな慣性モーメントを有するスポーク取り付け外領域の中央部が、比較的大きな剛性を獲得し、これにより、車輪を製作すべくスポークがリムとハブとの間に引張られるときに、スポーク取り付け外領域の中央部の半径方向の変形が軽減される。実験テストによれば、スポークの引張りの際にスポーク取り付け外領域の側部に加わる応力が、スポーク取り付け外領域の中央部(および、スポーク取り付け領域)に加わる応力よりも小さいことが確認されている。
また、リムの剛性を局所的に制御するために、スポーク取り付け外領域の中央部のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け領域のリムの半径方向断面よりも大きな慣性モーメントを有してもよい。この選択肢は、厚さの変化によって半径方向断面が変化する場合に、リムがきわめて軽量になるため好ましいと考えられる。
スポーク取り付け外領域の側部のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け領域のリムの半径方向断面よりも小さな、または同じ慣性モーメントを有してもよい。
代案として、スポーク取り付け領域のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け外領域の中央部のリムの半径方向断面と同じ、またはそれよりも大きな慣性モーメントを有してもよい。その結果、スポーク取り付け領域が、比較的大きな剛性を有することで、スポーク取り付け領域そのものの半径方向の変形を軽減でき、結果として、車輪を製作すべくスポークがリムとハブとの間に引張られるときに、スポーク取り付け外領域の半径方向の変形をさらに軽減できる。
一実施形態においては、慣性モーメントの変化が、リムの半径方向の広がりの変化によって達成されている。
そのような変化は、ハイドロフォーミング成形によって有利に得ることができる。
特に、半径方向の広がりの変化は、リムの対向する2つの側壁の長さおよび傾きの変化で構成される。本明細書および特許請求の範囲において、「対向する側壁」という表現を、リムの中央面に関して互いに鏡像の関係にある側壁に限られると解釈してはならない。
慣性モーメントの変化が、リムの厚さの変化によって達成されるのが好ましい。このやり方では、リムそのものの重量の減少によって、所望のリムの剛性を達成することができる。
慣性モーメントの変化が、リムの下部ブリッジ、すなわち半径方向内側の壁の厚さの変化によって達成されるのがさらに好ましい。
比較的大きな慣性モーメントを有している領域から比較的小さな慣性モーメントを有している領域への厚さの変化は、例えば、階段状であってよく、曲線状であってもよく、あるいはアンダーカットを形成して行われても、傾斜的変化によって行われてもよい。
このような厚さの変化は、金属材料で作られたリムの場合には、スポーク取り付け外領域の前記側部の材料を、フライス加工によって除去することによって行われるのがより好ましい。
複合材料で作られたリムの場合には、前記厚さの変化は、適切に形作られた金型キャビテイに異なる量の複合材料を投入することによって行われるのが好ましい。
また、慣性モーメントの変化を、リムの半径方向の広がりの変化およびリムの厚さの変化によって達成してもよい。
広がりの変化がハイドロフォーミング成形によって行われ、厚さの変化が材料の除去によって行われるのが好ましい。
リムの半径方向断面を、例えば厚さの削減を最大化にしてリムの重量を最小限にするため、急激に変化させることができる。
代案として、リムの半径方向断面を、円周に沿って緩やかに、すなわち断面を急激に変化させずに、変化させることができる。
リムは、対向する2つの側壁と、対向する2つの側壁の間を延びる下部ブリッジを有しているのが典型例である。
リムは、下部ブリッジの半径方向外側で対向する2つの側壁の間を延びる上部ブリッジをさらに有しているのが典型例である。
本発明は、その第2の構成において、上述のリム、ハブ、およびリムとハブとの間を延びて引張られている複数のスポークを有している自転車のスポーク付き車輪に関する。
次に、あくまで本発明を限定するものではない例として、添付の図面に示されている本発明のいくつかの実施形態を参照して、本発明をさらに詳しく説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるリム2を備えている車輪1を示している。
車輪1は、それぞれ3本のスポーク3、4、5からなっている7組の3本セットを備えている後輪であって、これらの3本セットのスポークが、ハブM1と、リム2の7つのスポーク取り付け領域6との間で引張られている。
車輪1およびリム2のそれぞれに、2つの面A、Bがあり、第1の面は、ハブM1へと取り付けられたスプロケット保持体Sの側であり、第2の面は、反対側である。
3本セットそれぞれの14本の側部スポーク3、5が、第1の面AにおいてハブM1から接線方向に延びている一方で、3本セットそれぞれの7本の中央スポーク4は、第2の面BにおいてハブM1から半径方向に延びている。このように、第1の面Aのスポーク3、5は、第2の面Bのスポーク4(7本)の2倍(14本)である。
隣り合うスポーク取り付け領域6の間において、リム2は、中央部8および2つの側部9をそれぞれ有する7つのスポーク取り付け外領域7を有している。
図2の平面C‐CまたはC’‐C’、D‐D、E‐E、F‐Fにそれぞれ沿ったリム2の半径方向断面を示している図3〜6を参照すると、リム2が、変化する半径方向断面を有していることが示されている。
リム2は、半径方向外側の上部ブリッジ11、半径方向内側の下部ブリッジ12、およびタイヤを保持するための翼部15、16を形成している2つの側壁13、14を有している。リム2の半径方向断面の変化は、さらに詳しく後述されるように、下部ブリッジ12の厚さの変化にある。
スポーク取り付け領域6においては、リム2は、図2の平面C‐CまたはC’‐C’および平面D‐Dに沿う断面をそれぞれ示す図3および図4に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh1の断面を有している。例えば、スポーク取り付け領域6におけるリム2の半径方向の広がりh1は、23.7mmであってよい。
具体的には、スポーク取り付け領域6において、リム2は、3本セットの側部スポーク3、5を、図3に示されているように車輪1の第1の面Aに向かってわずかに傾いている各孔3a、5aに収容する。さらに、リム2は、スポーク取り付け領域6において、各3本セットの中央スポーク4を、図4に示されているように車輪1の第2の面Bに向かってわずかに傾いている各孔4aに収容する。
スポーク取り付け孔3a、4a、5aは、下部ブリッジ12に設けられている。
リム2の上部ブリッジ11には、孔3a、4a、5aと同軸に、スポーク3、4、5を取り付け、引張るために使用されるニップルを通すための開口3b、4b、5bが、オプションにより設けられている。開口は、リム2の中央面Pに対してずらされており、具体的には、各3本セットの外側スポーク3、5のための開口3b、5bが、車輪1の第2の面Bに向かってずらされ(図3)、各3本セットの中央スポーク4のための開口4bが、車輪1の第1の面Aに向かってずらされている(図4)。本出願と同じ出願人に係る特許文献2に記載されている形式のリムのように、それぞれのスポーク取り付け領域6の開口3b、4b、5bを、ただ1つの開口で置き換えることが可能であり、あるいはそれらが全く存在していなくてもよい。
欧州特許出願公開第1418064 A1号公報 (対応特開2004-161266号公報)
リム2は、スポーク取り付け外領域7の側部9においても、図2の平面E‐Eに沿う断面を示す図5に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh2の断面を有している。半径方向の広がりh2は、スポーク取り付け領域6における半径方向の広がりh1に等しいのが好ましい。例えば、スポーク取り付け外領域7の側部9におけるリム2の半径方向の広がりh2は、23.7mmであってよい。
他方で、リム2は、スポーク取り付け外領域7の中央部8においては、図2の平面F‐Fに沿う断面を示す図6に示されているように、比較的長い半径方向の広がりh3の半径方向断面を有している。具体的には、スポーク取り付け外領域7の中央部8において、下部ブリッジ12の厚さが、スポーク取り付け領域6およびスポーク取り付け外領域7の側部9に比べて厚い。例えば、スポーク取り付け外領域7の中央部8におけるリム2の半径方向の広がりh3は、26mmであってよい。
スポーク取り付け外領域7において、中央部8は、中立軸zに関して、側部9の慣性モーメントならびにスポーク取り付け領域6の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有している。
したがって、スポーク取り付け外領域7の中央部8において、スポーク取り付け外領域7の側部9およびスポーク取り付け領域6と比べて、リム2の半径方向の広がりh3の増加、ならびに下部ブリッジ12の厚さ、すなわち質量の増加による、軸zに関する慣性モーメントが増加することに的確に起因して、リム2の剛性が改善される。スポーク取り付け外領域7の中央部8の慣性モーメントが増加することで、車輪1を製作すべくスポーク3、4、5がリム2とハブM1との間に取り付けられて引張られるときに、スポーク取り付け外領域7の中央部8の半径方向の変形、したがってスポーク取り付け外領域7の全体の半径方向の変形を少なくでき、結果として、本明細書の背景技術の項において説明したデイジー効果が軽減される。実験テストによれば、スポーク3、4、5の引張りの際に、スポーク取り付け外領域7の側部9に加わる応力は、スポーク取り付け外領域7の中央部8に加わる応力よりも小さいことが確認されている。
また、リム2は、きわめて軽量でもある。
図1に示されている、リム2の半径方向断面が、図3〜6に示し、かつ、説明された有意な断面の間で、急激な様相で変化している。しかしながら、代案として、半径方向断面をはるかに緩やかに変化させることも可能である。断面の変化のいくつかの例は、図61〜64を参照して後述される。
それぞれのスポーク取り付け外領域7の各側部9の円周方向の広がりが、スポーク取り付け外領域7の中央部8の円周方向の広がりにほぼ等しいものとして示されているが、スポーク取り付け外領域7の側部9および中央部8ならびにスポーク取り付け領域6の互いの寸法は、リム2の直径および/またはスポーク3〜5のグループ数にもとづいて適切に選択されるべきである。
上記に代え、あるいは上記に加えて、本発明に従って慣性モーメントの変化をもたらすように設計される厚さの変化を、側壁13、14の一方または両方、および/または上部ブリッジ11において実行することができる。
特に、金属材料で製作されるリム2の場合に、厚さの変化を、スポーク取り付け外領域7の中央部8の断面に等しい一定の半径方向断面を有しているリム半製品(precursor)から出発して、スポーク取り付け外領域7の側部9およびスポーク取り付け領域6において材料を除去することによって行うことができる。材料の除去は、例えばフライス加工によって行われる。
下部ブリッジ12の厚さの急激な変化が望まれる場合には、本出願の出願人に係る特許文献3に記載されているプロセスを使用するのが好都合である。
欧州特許出願公開第1 491 362 A1号公報 (対応特開2005-14905号公報)
複合材料で製作されるリムの場合には、本発明に従って慣性モーメントの変化をもたらすように設計される厚さの変化は、適切に形作られた金型キャビテイに異なる量の複合材料を投入することによって行われるのが好ましい。
図7〜12は、本発明の第2実施形態によるリム22を備える車輪21について、図1〜6に相当する図を示しており、以下では第1実施形態との相違点のみを説明する。
リム22は、第1実施形態に関して上述した意味で、慣性モーメントが変化する半径方向断面を有している。しかしながら、慣性モーメントの変化は、特に、図65〜71を参照して後述されるハイドロフォーミング成形プロセスによる変形によって得られている。
具体的には、スポーク取り付け外領域27の中央部28(図8の平面F‐Fに沿う断面を示す図12)において、スポーク取り付け外領域27の側部29(図8の平面E‐Eに沿った断面を示している図11)ならびにスポーク取り付け領域26(図8の平面C‐CまたはC’‐C’およびD‐Dに沿った断面を示している図9および10)よりも、側壁13、14の長さがより長く、傾きがより小さい。
したがって、スポーク取り付け外領域27の中央部28において、スポーク取り付け外領域27の側部29およびスポーク取り付け領域26と比べて、リム22の半径方向の広がりh3の増加に起因して、軸zに関する慣性モーメントが増加することで、リム22の剛性が改善される。
リム22は、孔3a、4a、5aそのものおよび開口3b、4b、5b(設けられる場合)は別として、全周にわたって実質的に一定の断面(すなわち、上部ブリッジ11、下部ブリッジ12、および側壁13、14の断面)の面積を有している。したがって、リム22の重量は、全周にわたって均等に分布している。
図13は、本発明の第3実施形態によるリム32を備えた車輪31を示している。
車輪31は、上述の第1の実施形態と同じスポーク構成を有している後輪である。実際、車輪31は、ハブM1と、リム32の7つのスポーク取り付け領域36との間に引張られた3本のスポーク3、4、5をそれぞれ有する7組の3本セットを有している。リム32は、隣り合うスポーク取り付け領域36の間に、中央部38および2つの側部39をそれぞれが有している7つのスポーク取り付け外領域37を有している。
それぞれの3本セットの14本の外側スポーク3、5が、第1の面AにおいてハブM1から接線方向に延びている一方で、それぞれの3本セットの7本の中央スポーク4は、第2の面BにおいてハブM1から半径方向に延びている。
図14の平面C‐CまたはC’‐C’、D‐D、E‐E、F‐Fにそれぞれ沿ったリム32の半径方向断面を示している図15〜18を参照すると、リム32が、変化する半径方向断面を有しており、具体的には、下部ブリッジ12の厚さが変化している。
スポーク取り付け領域36において、リム32の断面は、比較的長い半径方向の広がりh4、例えば26mmを有している。
具体的には、スポーク取り付け領域36において、リム32は、各3本セットの外側スポーク3、5を、図15に示されているように車輪31の第1の面Aに向かってわずかに傾いている各孔33a、35aに収容し、各3本セットの中央スポーク4を、図16に示されているように車輪31の第2の面Bに向かってわずかに傾いている各孔34aに収容する。
スポーク取り付け孔33a、34a、35aは、下部ブリッジ12に作られている。
リム32の上部ブリッジ11には、孔33a、34a、35aと同軸に、スポーク3、4、5を取り付けて引張るために使用されるニップルを通すための開口33b、34b、35bが、オプションにより設けられる。
スポーク取り付け外領域37の側部39において、リム32は、図14の平面E‐Eに沿う断面を示す図17に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh2の断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域37の側部39におけるリム32の半径方向の広がりh2は、23.7mmであってよい。
リム32は、スポーク取り付け外領域37の中央部38においては、図14の平面F‐Fに沿う断面を示す図18に示されているように、比較的長い半径方向の広がりh3、例えば26mmを有する半径方向断面を有している。
具体的には、各スポーク取り付け外領域37の側部39において、下部ブリッジ12がより薄く、スポーク取り付け外領域37の中央部38およびスポーク取り付け領域36において、下部ブリッジ12がより厚い。
スポーク取り付け外領域37の中央部38における半径方向の広がりh3は、スポーク取り付け領域36における半径方向の広がりh4に等しい。
しかしながら、スポーク取り付け外領域37の中央部38の断面が、スポーク取り付け領域36とは異なる広がりを有してもよいことを、理解すべきである。
図13に見られるように、リム32の半径方向断面が、図15〜18に示し、かつ、上述した、有意な断面の間で、急激な様相で変化しているが、この場合にも、はるかに緩やかな変化も可能である。
スポーク取り付け外領域37の中央部38およびスポーク取り付け領域36は、中立軸zに関して、各スポーク取り付け外領域37の側部39の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有している。
したがって、スポーク取り付け外領域37の中央部38ならびにスポーク取り付け領域36において、スポーク取り付け外領域37の側部39と比べて、リム32の半径方向の寸法の増加、ならびに下部ブリッジ12の厚さ、すなわち質量の増加により、軸zに関する慣性モーメントが増加することに的確に起因して、リム32の剛性が改善される。
各スポーク取り付け外領域37の中央部38(ならびに、スポーク取り付け領域36)の慣性モーメントが増加することで、車輪31を製作すべくスポーク3、4、5がリム32とハブM1との間に取り付けられて引張られるときに、そのような領域の半径方向の変形、したがってスポーク取り付け外領域37の全体の半径方向の変形を少なくでき、結果としてデイジー効果を軽減できる。
本発明の第3実施形態によるリム32は、第1実施形態に関して上述したようにして得ることができる。
図19〜24は本発明の第4実施形態によるリム42を備える車輪41について、図13〜18に相当する図を示しており、以下では第3実施形態との相違点のみを説明する。
リム42は、第3実施形態に関して上述した意味で、慣性モーメントが変化する半径方向断面を有している。しかしながら、慣性モーメントの変化は、詳しくは、ハイドロフォーミング成形による変形によって得られている。
具体的には、スポーク取り付け外領域47の中央部48(図20の平面F‐Fに沿った断面を示している図24)ならびにスポーク取り付け領域46(図20の平面C‐CまたはC’‐C’およびD‐Dに沿った断面を示している図21および22)において、スポーク取り付け外領域47の側部49(図20の平面E‐Eに沿った断面を示している図23)よりも、側壁13、14の長さがより長く、傾きがより小さい。
したがって、スポーク取り付け外領域47の中央部48およびスポーク取り付け領域46において、スポーク取り付け外領域47の側部49と比べて、リム42の半径方向の広がりh3の増加に起因して、軸zに関する慣性モーメントが増加することで、リム42の剛性が改善される。
リム42は、孔33a、34a、35aそのものおよび開口33b、34b、35b(設けられる場合)は別として、全周にわたって実質的に一定の断面(すなわち、上部ブリッジ11、下部ブリッジ12、および側壁13、14の断面)の面積を有している。したがって、リム42の重量は、全周にわたって均等に分布している。
図25は本発明の第5の実施形態によるリム52を備えている車輪51を示している。
車輪51は、16本のスポーク53、54を備えた前輪であり、16本のスポーク53、54が、等間隔に配置され、ハブM2とリム52の16箇所のスポーク取り付け領域56との間に引張られている。リム52は、隣り合うスポーク取り付け領域56の間に、中央部58および2つの側部59をそれぞれが有している16箇所のスポーク取り付け外領域57を有している。
8本のスポーク53が、第1の面AにおいてハブM2から半径方向に延びている一方で、8本のスポーク54が、第2の面BにおいてハブM2から半径方向に延びている。
図26の平面C‐C、D‐D、E‐E、F‐Fにそれぞれ沿ったリム52の半径方向断面を示している図27〜30を参照すると、リム52が、変化する半径方向断面を有しており、詳しくは、下部ブリッジ12の厚さが変化している。
スポーク取り付け領域56において、リム52は、比較的短い半径方向の広がりh1の断面を有している。例えば、スポーク取り付け領域56におけるリム52の半径方向の広がりh1は、23.7mmであってよい。
具体的には、スポーク取り付け領域56において、リム52は、第1の面Aのスポーク53を、図27に示されているように車輪51の第1の面Aに向かってわずかに傾いている各孔53aに収容し、スポーク54を、図28に示されているように車輪51の第2の面Bに向かってわずかに傾いている各孔54aに収容する。
スポーク取り付け孔53a、54aは、下部ブリッジ12に作られている。
リム52の上部ブリッジ11には、孔53a、54aと同軸に、スポーク53、54を取り付けて引張るために使用されるニップルを通すための開口53b、54bが、オプションにより設けられる。
リム52は、スポーク取り付け外領域57の側部59においても、図26の平面E‐Eに沿う断面を示す図29に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh2の半径方向断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域57の側部59におけるリム52の半径方向の広がりh2は、23.7mmであってよい。
リム52は、スポーク取り付け外領域57の中央部58においては、図26の平面F‐Fに沿う断面を示す図30に示されているように、比較的長い半径方向の広がりh3、例えば26mmを有する半径方向断面を有している。
具体的には、各スポーク取り付け外領域57の側部59およびスポーク取り付け領域56において、下部ブリッジ12がより薄く、スポーク取り付け外領域57の中央部58において、下部ブリッジ12がより厚い。
スポーク取り付け外領域57の側部59における半径方向の広がりh2は、スポーク取り付け領域56における半径方向の広がりh1に等しいが、これは厳密に必要というわけではない。
図25に見られるように、リム52の半径方向断面が、図27〜30に示し、かつ、上述した、有意な断面の間で緩やかな様相で変化しているが、急激に変化していてもよい。
スポーク取り付け外領域57の中央部58は、中立軸zに関して、スポーク取り付け外領域57の側部59およびスポーク取り付け領域56の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有している。
したがって、スポーク取り付け外領域57の側部59およびスポーク取り付け領域56と比べて、リム52の半径方向の寸法の増加、ならびに下部ブリッジ12の厚さ、すなわち質量の増加により、軸zに関する慣性モーメントが増加することに的確に起因して、スポーク取り付け外領域57においてリム52の剛性が改善される。各スポーク取り付け外領域57の中央部58の慣性モーメントが増加することで、車輪51を製作すべくスポーク53、54がリム52とハブM2との間に取り付けられて引張られるときに、スポーク取り付け外領域57の全体の半径方向の変形を少なくでき、結果としてデイジー効果が軽減される。
本発明の第5実施形態によるリム52は、第1実施形態に関して上述したようにして得ることができる。
図31〜36は、本発明の第6実施形態によるリム62を備える車輪61について、図25〜30に相当する図を示しており、以下では、第5実施形態との相違点のみを説明する。
リム62は、第5実施形態に関して上述した意味で、慣性モーメントが変化する半径方向断面を有している。しかしながら、慣性モーメントの変化は、変形によって、具体的にはハイドロフォーミング成形によって得られている。
具体的には、スポーク取り付け外領域67の中央部68(図32の平面F‐Fに沿った断面を示している図36)において、スポーク取り付け外領域67の側部69(図32の平面E‐Eに沿った断面を示している図35)ならびにスポーク取り付け領域66(図32の平面C‐CおよびD‐Dに沿った断面を示している図33および34)よりも、側壁13、14の長さがより長く、傾きがより小さい。
したがって、スポーク取り付け外領域67の中央部68において、スポーク取り付け外領域67の側部69およびスポーク取り付け領域66と比べて、リム62の半径方向の広がりh3の増加により、軸zに関する慣性モーメントが増加することに起因して、リム62の剛性が改善される。
リム62は、孔53a、54a自身および開口53b、54b(設けられる場合)は別として、全周にわたって実質的に一定の断面(すなわち、上部ブリッジ11、下部ブリッジ12、および側壁13、14の断面)の面積を有している。したがって、リム62の重量は、全周にわたって均等に分布している。
図37は、本発明の第7施形態によるリム72を備えている車輪71を示している。
車輪71は、上述の第5および第6実施形態と同じスポーク構成を有している前輪である。実際、車輪71は、等間隔に配置され、ハブM2とリム72の16箇所のスポーク取り付け領域76との間に引張られた16本のスポーク53、54を有している。リム72は、隣り合うスポーク取り付け領域76の間に、中央部78および2つの側部79をそれぞれが有している16箇所のスポーク取り付け外領域77を有している。
8本のスポーク53が、第1の面AにおいてハブM2から半径方向に延びている一方で、8本のスポーク54が、第2の面BにおいてハブM2から半径方向に延びている。
図38の平面C‐C、D‐D、E‐E、F‐Fそれぞれに沿ったリム82の半径方向断面を示している図39〜42を参照すると、リム72が、変化する半径方向断面を有しており、具体的には、下部ブリッジ12の厚さが変化している。
リム72は、スポーク取り付け外領域77の中央部78において、図38の平面F‐Fに沿う断面を示す図42に示されているように、比較的長い半径方向の広がりh3の半径方向断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域77の中央部78におけるリム72の半径方向の広がりh3は、27mmであってよい。
リム72は、スポーク取り付け外領域77の側部79においては、図38の平面E‐Eに沿う断面を示す図41に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh2の断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域77の側部79におけるリム72の半径方向の広がりh2は、23mmであってよい。
スポーク取り付け領域76においては、リム72の断面が、図38の平面C‐CおよびD‐Dにそれぞれ沿う断面を示している図39および40に示されているように、中間的な半径方向の広がりh5の断面である。例えば、スポーク取り付け領域76におけるリム72の半径方向の広がりh5は、25mmであってよい。
中間的な値とは、決してh5とh2との間およびh5とh3との間の半径方向の広がりの差が同じでなければならないという意味ではなく、単にh2<h5<h3という意味であることを理解すべきである。
具体的には、各スポーク取り付け外領域77の側部79において、下部ブリッジ12がより薄く、スポーク取り付け外領域77の中央部78において、下部ブリッジ12がより厚く、スポーク取り付け領域76においては、下部ブリッジ12が中間的な厚さを有している。
図37に見られるように、リム72の半径方向断面が、図39〜42に示し、かつ、上述した、有意な断面の間で、急激な様相で変化しているが、また、この場合にも、はるかに緩やかな変化も可能である。
スポーク取り付け外領域77の中央部78は、中立軸zに関して、各スポーク取り付け外領域77の側部79の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有しており、たとえ程度は少ないにせよ、スポーク取り付け領域76の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有している。
したがって、スポーク取り付け外領域77の中央部78において、スポーク取り付け外領域77の側部79と比べて、リム72の半径方向の寸法の増加、ならびに下部ブリッジ12の厚さ、すなわち質量の増加により、軸zに関する慣性モーメントが増加することに的確に起因して、リム72の剛性が改善される。
スポーク取り付け領域76においては、リム72の慣性モーメント、したがって剛性が、車輪71の要求される剛性に相応しい中間的な値を有している。
各スポーク取り付け外領域77の中央部78の慣性モーメントが増加することで、車輪71を製作すべくスポーク53、54がリム72とハブM2との間に取り付けられて引張られるときに、そのような領域の半径方向の変形、したがってスポーク取り付け外領域77の全体の半径方向の変形を少なくでき、結果としてデイジー効果を軽減できる。
本発明の第7実施形態によるリム72は、第1実施形態に関して上述したようにして得ることができる。
また、上述の半径方向の広がりの変化を、第2、第4、および第6実施形態と同様、側壁の長さの変化によって、具体的には、ハイドロフォーミング成形によって得ることも可能である。
図43は、本発明の第8実施形態によるリム82を備えている車輪81を示している。
車輪81は、ハブM2と、リム82の12箇所のスポーク取り付け領域86との間に引張られた12組のスポーク83、84を有している前輪である。リム82は、隣り合うスポーク取り付け領域86の間に、中央部88および2つの側部89をそれぞれ有している12箇所のスポーク取り付け外領域87を有している。
12本のスポーク83が、第1の面AにおいてハブM2から半径方向に延びている一方で、12本のスポーク84が、第2の面BにおいてハブM2から半径方向に延びている。
図44の平面C‐C、D‐D、E‐E、F‐Fにそれぞれ沿ったリム82の半径方向断面を示している図45〜48を参照すると、リム82が、変化する半径方向断面を有しており、具体的には、下部ブリッジ12の厚さが変化している。
スポーク取り付け領域86において、リム82は、比較的短い半径方向の広がりh1の断面を有している。例えば、スポーク取り付け領域86におけるリム82の半径方向の広がりh1は、23.7mmであってよい。
具体的には、スポーク取り付け領域86において、リム82は、第1の面Aのスポーク83を、図45に示されているように車輪81の第1の面Aに向かってわずかに傾いている各孔83aに収容し、スポーク84を、図46に示されているように車輪81の第2の面Bに向かってわずかに傾いている各孔84aに収容する。
スポーク取り付け孔83a、84aは、下部ブリッジ12に作られている。
リム82の上部ブリッジ11には、孔83a、84aと同軸に、スポーク83、84を取り付けて引張るために使用されるニップルを通すための開口83b、84bが、オプションにより設けられる。
リム82は、スポーク取り付け外領域87の側部89においても、図44の平面E‐Eに沿う断面を示す図47に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh2を有する半径方向断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域87の側部89におけるリム82の半径方向の広がりh2は、23.7mmであってよい。
リム82は、スポーク取り付け外領域87の中央部88においては、図44の平面F‐Fに沿う断面を示す図48に示されているように、比較的長い半径方向の広がりh3、例えば26mmを有する半径方向断面を有している。
具体的には、各スポーク取り付け外領域87の側部89およびスポーク取り付け領域86において、下部ブリッジ12がより薄く、スポーク取り付け外領域87の中央部88において、下部ブリッジ12がより厚い。
スポーク取り付け外領域87の側部89における半径方向の広がりh2は、スポーク取り付け領域86における半径方向の広がりh1に等しいが、これは厳密に必要というわけではない。
図43に見られるように、リム82の半径方向断面が、図45〜48に示し、かつ、上述した、有意な断面の間で緩やかな様相で変化しているが、多かれ少なかれ急激な様相で変化していてもよい。
スポーク取り付け外領域87の中央部88は、中立軸zに関して、スポーク取り付け外領域87の側部89およびスポーク取り付け領域86の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有している。
したがって、スポーク取り付け外領域87の側部89およびスポーク取り付け領域86と比べて、リム82の半径方向の寸法の増加、ならびに下部ブリッジ12の厚さ、すなわち質量の増加により、軸zに関する慣性モーメントが増加することに的確に起因して、スポーク取り付け外領域87の中央部88においてリム82の剛性が改善される。各スポーク取り付け外領域87の中央部88の慣性モーメントが増加することで、車輪81を製作すべくスポーク83、84がリム82とハブM2との間に取り付けられて引張られるときに、スポーク取り付け外領域87の全体の半径方向の変形を少なくでき、結果としてデイジー効果が軽減される。
本発明の第8の実施形態によるリム82は、第1実施形態に関して上述したようにして得ることができる。
図49〜54は、本発明の第9実施形態によるリム92を備える車輪91について、図43〜48に相当する図を示しており、以下では、第8実施形態との相違点のみを説明する。
リム92は、第8実施形態に関して上述した意味で、慣性モーメントが変化する半径方向断面を有している。しかしながら、慣性モーメントの変化は、変形によって、具体的には、ハイドロフォーミング成形によって得られている。
さらに具体的には、スポーク取り付け外領域97の中央部98(図50の平面F‐Fに沿った断面を示している図54参照)において、スポーク取り付け外領域97の側部99(図50の平面E‐Eに沿った断面を示している図53参照)ならびにスポーク取り付け領域96(図50の平面C‐CおよびD‐Dに沿った断面を示している図51および52参照)よりも、側壁13、14の長さがより長く、傾きがより小さい。
したがって、スポーク取り付け外領域97の中央部98において、スポーク取り付け外領域97の側部99およびスポーク取り付け領域96と比べて、リム92の半径方向の広がりh3の増加に起因して軸zに関する慣性モーメントが増加することで、リム92の剛性が改善される。
リム92は、孔83a、84a自身および開口83b、84b(設けられる場合)は別として、全周にわたって実質的に一定の断面(すなわち、上部ブリッジ11、下部ブリッジ12、および側壁13、14の断面)の面積を有している。したがって、リム92の重量は、全周にわたって均等に分布している。
図55は、本発明の第10実施形態によるリム102を備えている車輪101を示している。
車輪101は、上述の第8および第9実施形態と同じスポーク構成を有している前輪である。実際、車輪101は、ハブM2と、リム102の12箇所のスポーク取り付け領域106との間に引張られた12組のスポーク83、84を有している。リム102は、隣り合うスポーク取り付け領域106の間に、中央部108および2つの側部109をそれぞれが有している12箇所のスポーク取り付け外領域107を有している。
12本のスポーク83が、第1の面AにおいてハブM2から半径方向に延びている一方で、12本のスポーク84が、第2の面BにおいてハブM2から半径方向に延びている。
図56の平面C‐C、D‐D、E‐E、F‐Fにそれぞれ沿ったリム102の半径方向断面を示している図57〜60を参照すると、リム102が、変化する半径方向断面を有しており、具体的には、下部ブリッジ12の厚さが変化している。
リム102は、スポーク取り付け外領域107の側部109において、図56の平面E‐Eに沿う断面を示す図59に示されているように、比較的短い半径方向の広がりh2の断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域107の側部109におけるリム102の半径方向の広がりh2は、23mmであってよい。
リム102は、スポーク取り付け外領域107の中央部108においては、図56の平面F‐Fに沿う断面を示している図60に示されているように、スポーク取り付け外領域107の側部109よりも長い半径方向の広がりh3の半径方向断面を有している。例えば、スポーク取り付け外領域107の中央部108におけるリム102の半径方向の広がりh3は、25mmであってよい。
スポーク取り付け領域106においては、リム102の断面が、図56の平面C‐CおよびD‐Dにそれぞれ沿う断面を示している図57および58に示されているように、最大の半径方向の広がりh6を有している。例えば、スポーク取り付け領域106におけるリム102の半径方向の広がりh6は、26mmであってよい。
一般に、h2<h3<h6であるような、種々の領域における半径方向の広がり値が使用可能である。
具体的には、各スポーク取り付け外領域107の側部109において、下部ブリッジ12がより薄く、スポーク取り付け領域106において、下部ブリッジ12がより厚く、スポーク取り付け外領域107の中央部108において、下部ブリッジ12が中間的な厚さを有している。
図55に見られるように、リム102の半径方向断面が、図57〜60に示し、かつ、上述した、有意な断面の間で、急激な様相で変化しているが、また、この場合にも、はるかに緩やかな変化でもよい。
スポーク取り付け外領域107の中央部108が、中立軸zに関して、たとえスポーク取り付け領域106の慣性モーメントよりは小さいにせよ、各スポーク取り付け外領域107の側部109の慣性モーメントよりも大きな慣性モーメントを有している。
したがって、スポーク取り付け外領域107の中央部108において、スポーク取り付け外領域107の側部109と比べて、リム102の半径方向の寸法の増加、ならびに下部ブリッジ12の厚さ、すなわち質量の増加により、軸zに関する慣性モーメントが増加することに的確に起因して、リム102の剛性が改善される。
スポーク取り付け領域106においては、リム102の慣性モーメント、したがって剛性が、車輪101の要求される剛性に相応しい最大の値を有している。
各スポーク取り付け外領域107の中央部108の慣性モーメントが増加することで、車輪101を製作すべくスポーク83、84がリム102とハブM2との間に取り付けられて引張られるときに、そのような領域の半径方向の変形、したがってスポーク取り付け外領域107の全体の半径方向の変形を少なくでき、結果としてデイジー効果を軽減できる。
本発明の第10実施形態によるリム102は、第1実施形態に関して上述したようにして得ることができる。
また、上述の慣性モーメントの変化を、第2、第4、第6、および第9実施形態と同様、側壁の長さの変化、具体的にはハイドロフォーミング成形によって得ることも可能である。
種々の実施形態、特に、第3、第7、および第10実施形態に示した、スポーク取り付け外領域の中央部および側部ならびにスポーク取り付け領域の半径方向の広がりとの間の、断面の変化、特に、相互の関係を、任意の形式のスポーク構成において実行できることを理解すべきである。換言すると、慣性モーメントを調和させて変化させるため、スポーク取り付け領域の半径方向の広がり(および/または下部ブリッジの厚さ)を、スポーク取り付け外領域の中央部または側部のいずれかの半径方向の広がりに等しくなるように、それらの間の中間であるように、あるいはスポーク取り付け外領域の中央部の半径方向の広がりよりも長くなるように、選択することができる。
上述の種々の実施形態においては、スポーク取り付け孔を、リムの中央面Pに対して中心合わせすることができ、ニップルの挿入のために設けることができる開口を、中央面に対してずらすことができ、あるいは反対に、スポーク取り付け孔を、リムの中央面に対してずらし、ニップルの挿入のために設けることができる開口を、中央面に対して中心合わせすることができる。
すでに述べたように、本発明によるリムの種々の有意な断面の間の変化は、多かれ少なかれ急激であってよい。あくまで一例として、図61〜64が、慣性モーメントの変化が第1、第3、第5、第7、第8、および第10実施形態のように下部ブリッジの厚さの変化によって達成される場合において、比較的大きな慣性モーメントを有する領域158(特には、スポーク取り付け外領域の中央部)と比較的小さな慣性モーメントを有する領域159(特には、スポーク取り付け外領域の側部)との間の移行について考えられるいくつかの形状を概略的に示している。
図61においては、領域158から領域159への厚さの変化が、急激または階段状である。
図62においては、領域158から領域159への厚さの変化が、長さ160に沿って傾斜的変化によって行われており、長さ160の寸法は、車輪の直径および/またはスポーク取り付け領域の数にもとづいて適切に選択される。
図63においては、領域158から領域159への厚さの変化が曲線をなしており、特に、長さ161にわたって円筒面に従っている。この場合にも、長さ161の寸法および曲率半径は、車輪の直径および/またはスポーク取り付け領域の数にもとづいて適切に選択される。
図64においては、領域158から領域159への厚さの変化が、傾斜長さ162にわたるアンダーカットを形成して行われている。
本発明が、あらゆる種類のスポーク構成を有するリムおよび車輪に適用可能であり、換言すると、等間隔に配置されていても、対や3本セットなどにまとめられていてもよい任意の数のスポークを有するリムおよび車輪に適用可能であることを理解すべきである。
本発明に従った慣性モーメントの変化を得るための他のあらゆるやり方が、本発明によって包含されることを、当業者であれば理解できるであろう。特に、例えばハイドロフォーミング成形のプロセスと材料除去のプロセス(典型的にはフライス加工)の両方を実行することによって、側壁の長さを異ならしめることによって得られる半径方向の広がりの変化と、下部ブリッジの厚さの変化によって得られる半径方向の広がりの変化とを組み合わせることが可能である。
さらには、リムの断面を、上部ブリッジ、下部ブリッジ、および側壁の間の寸法関係や側壁の傾きについてだけでなく、図示の反転A字型の断面に関しても変更可能であることを、理解すべきである。例えば、上部ブリッジが存在していなくてもよく、あるいはタイヤ保持用の翼部が存在していなくてもよく、この場合にはタイヤが上部ブリッジに固定される。さらに、下部ブリッジが存在せず、スポーク取り付け孔が側壁に設けられてもよい。またリムを補強するための横断部材が存在してもよい。また、リムがタイヤを膨らませるためのバルブを収容するための孔を有してもよいことを理解すべきである。
すでに述べたように、金属材料の場合には、本発明の第2、第4、第6、および第9の実施形態のリムを、あくまで一例として図7の第2の実施形態のリムに関して図65〜71を参照しつつ説明される製造方法によって好都合に得ることができる。
図66を参照すると、この製造方法は、最初に、適当な長さを有している筒状の線状部品200を用意する工程を有しており、該部品は、所定の断面積を有する円筒形の管状部材を押し出すことによって得られ、実際のところ、最終的な車輪の円周よりもわずかに長い。押し出し後の筒状線状部品200の断面の面積は、第2、第4、第6、および第9の実施形態の説明において見てきたように、リム全体にわたって一定である最終的なリムの断面の面積に相当している。押し出し後の筒状線状部品200の断面は、図65に実線の断面201によって示されているように、得ようとするリムのすべての半径方向断面の包絡線(envelope)に包含されている(図65に、図9〜12の断面に対応するリム22の有意な断面202、203が破線で示されている)。この方法の変形として、押し出し後の筒状線状部品の断面を、リムの最もコンパクトな半径方向断面(例えば、図65の断面202)に等しくしてもよい。
図67を参照すると、押し出し後の筒状線状部品200が、カレンダー加工の工程によって巻かれ、湾曲(らせん)筒状部材204が得られる。
図68を参照すると、湾曲筒状部材204が成形用金型205の内部に挿入される。成形用金型205は、リムの所望の最終形状に一致する形状のキャビテイ208を形成する2つの半型206、207で構成されている。
図69を参照すると、金型205が閉じられ、好ましくは湾曲筒状部材204の一端から、他端を閉じた状態で、流体(好ましくは、油)が圧力のもとで湾曲筒状部材204の内側へと注入される。湾曲筒状部材204の内側の加圧流体に押されて、湾曲筒状部材204が、成形用金型205のキャビテイ208の外壁へと貼り付く。この結果、湾曲筒状部材204が塑性変形して所望の形状をとり、特に、いずれにせよ断面積を不変に保ちつつ所望の断面の変化を受ける。
図70を参照すると、加圧流体が湾曲筒状部材204から取り除かれ、金型205が開かれて、ハイドロフォーミング成形された湾曲筒状部材209が取り出される。
図70を参照すると、ハイドロフォーミング成形後の湾曲筒状部材209の端部が正しい寸法に切断され、並置され、溶接等によって接合され、所望の、種々の一定面積の断面を有しているリム状部材210が得られる。最後に、スポーク取り付け孔が設けられ、場合によりニップルを通すための開口が設けられる。
上述の工程の順序には種々あることを理解すべきである。特に、ハイドロフォーミング成形の工程を、リムを巻く前に、あるいは端部の接合の後で、スポーク取り付け孔の形成後およびニップル挿入用開口(設けられる場合)の形成後に行うことができる。上部ブリッジおよび下部ブリッジの両者を有するリムの場合には、ハイドロフォーミング成形の工程が接合の後である場合に、加圧流体を、スポーク取り付け孔、ニップル挿入用開口、またはタイヤを膨らませるためのバルブ用の開口を通じて、リム半製品に注入することができる。
ハイドロフォーミング成形は、上述のように側壁の半径方向断面が変化しているリムの製作の他に、例えば下部ブリッジまたは上部ブリッジなど、別の半径方向断面の変化を有しているリム、および/または半径方向断面が一定であるが円形でないリムを製作するためにも使用することが可能である。
また、本発明のリムを、複合材料の成型によって得ることも可能である。この場合、適切な形状の金型キャビテイを有する金型を用意し、金型キャビテイの種々の領域に適切な量の材料を配置すれば充分である。複合材料からリムを成型するプロセスは、例えば、特許文献4に記載されている。
欧州特許出願公開第1 231 077 A2号公報 (対応特開2002-307903号公報)
Claims (23)
- スポーク取り付け領域(6、26、36、46、56、66、76、86、96、106)およびスポーク取り付け外領域(7、27、37、47、57、67、77、87、97、107)を有している自転車のスポーク付き車輪用のリム(2、22、32、42、52、62、72、82、92、102)において、
スポーク取り付け外領域(7、27、37、47、57、67、77、87、97、107)の中央部(8、28、38、48、58、68、78、88、98、108)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け外領域(7、27、37、47、57、67、77、87、97、107)の側部(9、29、39、49、59、69、79、89、99、109)のリムの半径方向断面よりも大きな慣性モーメントを有していることを特徴とするリム。 - 請求項1において、スポーク取り付け外領域(7、27、57、67、77、87、97)の中央部(8、28、58、68、78、88、98)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け領域(6、26、56、66、76、86、96)のリムの半径方向断面よりも大きな慣性モーメントを有していることを特徴とするリム(2、22、52、62、72、82、92)。
- 請求項2において、スポーク取り付け外領域(77)の側部(79)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け領域(76)のリムの半径方向断面よりも小さな慣性モーメントを有していることを特徴とするリム(72)。
- 請求項2において、スポーク取り付け外領域(7、27、57、67、87、97)の側部(9、29、59、69、89、99)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け領域(6、26、56、66、86、96)のリムの半径方向断面と同じ慣性モーメントを有していることを特徴とするリム(2、22、52、62、82、92)。
- 請求項1において、スポーク取り付け外領域(37、47)の中央部(38、48)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け孔(33a、34a、35a)および場合により存在するニップル挿入用開口(33b、34b、35b)を別にして、スポーク取り付け領域(36、46)のリムの半径方向断面と同じ慣性モーメントを有していることを特徴とするリム(32、42)。
- 請求項1において、スポーク取り付け外領域(107)の中央部(108)のリムの半径方向断面が、スポーク取り付け領域(106)のリムの半径方向断面よりも小さな慣性モーメントを有していることを特徴とするリム(102)。
- 請求項1〜6の何れか一項において、慣性モーメントの変化が、リムの厚さの変化によって達成されていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項7において、慣性モーメントの変化が、リムの下部ブリッジ(12)の厚さの変化によって達成されていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項8において、比較的大きな慣性モーメントを有している領域(158)から比較的小さな慣性モーメントを有している領域(159)への厚さの変化が、階段的であることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項8において、比較的大きな慣性モーメントを有している領域(158)から比較的小さな慣性モーメントを有している領域(159)への厚さの変化が、アンダーカット(162)を形成して行われていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項8において、比較的大きな慣性モーメントを有している領域(158)から比較的小さな慣性モーメントを有している領域(159)への厚さの変化が、傾斜的変化によって行われていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項8において、比較的大きな慣性モーメントを有している領域(158)から比較的小さな慣性モーメントを有している領域(159)への厚さの変化が、曲線的であることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項7〜12の何れか一項において、前記厚さの変化が、材料の除去によって行われていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項13において、材料の除去がフライス加工によって行われていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項7〜12の何れか一項において、複合材料で製作されており、前記厚さの変化が、適切に形作られた金型のキャビテイに異なる量の複合材料を投入することによって行われていることを特徴とするリム(2、32、52、72、82、102)。
- 請求項1〜6の何れか一項において、慣性モーメントの変化が、リムの半径方向の広がりの変化によって達成されていることを特徴とするリム(22、42、62、92)。
- 請求項16において、慣性モーメントの変化が、リムの側壁(13、14)の半径方向断面の変化によって達成されていることを特徴とするリム(22、42、62、92)。
- 請求項16または17において、前記寸法の変化が、ハイドロフォーミング成形によって行われていることを特徴とするリム(22、42、62、92)。
- 請求項1〜6の何れか一項において、慣性モーメントの変化が、リムの半径方向の広がりの変化およびリムの厚さの変化によって達成されていることを特徴とするリム。
- 請求項19において、前記広がりの変化が、ハイドロフォーミング成形によって行われ、前記厚さの変化が、材料の除去によって行われていることを特徴とするリム。
- 請求項1〜20の何れか一項において、リムの半径方向断面が急激に変化していることを特徴とするリム(2、22、32、42、52、62、72、82、92、102)。
- 請求項1〜20の何れか一項において、リムの半径方向断面が、円周に沿って緩やかに変化していることを特徴とするリム(2、22、32、42、52、62、72、82、92、102)。
- 請求項1〜22の何れか一項に記載のリム(2、22、32、42、52、62、72、82、92、102)、ハブ(M1、M2)、およびリムのスポーク取り付け領域(6、26、36、46、56、66、76、86、96、106)とハブ(M1、M2)との間を延びて引き張られている複数のスポーク(3、4、5、53、54、83、84)を有している自転車のスポーク付き車輪(1、21、31、41、51、61、71、81、91、101)。
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