JP2008056177A - 燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】サイフォン効果による燃料の移送を抑制する。
【解決手段】燃料タンク10では、連通管40のサイフォン切り穴44が、連通管40の汲上用ジェットポンプ42と排出管38との連通部分との間に設けられている。このため、燃料ポンプ26の作動が停止された際にリザーブカップ22内の燃料20がサイフォン効果によって連通管40を介してセカンダリ室16へ移送されても、リザーブカップ22内の燃料20の液面がサイフォン切り穴44に到達することで、当該移送が停止される。これにより、サイフォン効果による燃料20の移送を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、 燃料が溜められる第1溜り部及び第2溜り部が設けられた燃料タンクに関する。
燃料タンクとしては、第1貯留室と第2貯留室とが吸い込みパイプによって連通されると共に、吸い込みパイプの一端(第1貯留室側端)にフューエルポンプが第2のフューエルフィルタを介して連通されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この燃料タンクでは、フューエルポンプが作動される際に、フューエルポンプによって第1貯留室内の燃料(余剰燃料)が第2のフューエルフィルタを介して第1貯留室内へ戻される。また、フューエルポンプが作動されない際には、サイフォン効果によって第1貯留室内の燃料が吸い込みパイプを介して第2貯留室へ移送される。
ここで、この燃料タンクでは、吸い込みパイプの一端側が第1貯留室の下面近傍に開口されている。このため、フューエルポンプが作動されない際には、サイフォン効果(サイフォン現象)によって第1貯留室内の殆どの燃料が吸い込みパイプを介して第2貯留室へ移送される可能性がある。
さらに、フューエルポンプが作動される際には、フューエルポンプによって移送される燃料内の異物を第2のフューエルフィルタが捕捉するため、第2のフューエルフィルタが詰まる可能性があり、第2のフューエルフィルタを耐久性が高いものにする必要がある。
特開平8−226357号公報
本発明は、上記事実を考慮し、サイフォン効果による第1溜り部から第2溜り部への燃料の移送を抑制できる燃料タンク、及び、捕捉部の詰まりを抑制できる燃料タンクを得ることが目的である。
請求項1に記載の燃料タンクは、燃料が溜められる第1溜り部と、燃料が溜められる第2溜り部と、前記第1溜り部内に連通される第1連通部が設けられると共に、前記第2溜り部内に連通される第2連通部が設けられ、かつ、前記第1連通部と前記第2連通部との間に前記第1溜り部内に連通される第3連通部が設けられた連通管と、前記連通管の第2連通部と第3連通部との間に連通され、作動されることで前記第1溜り部内の燃料を前記連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ前記第1溜り部及び前記第2溜り部へ移送するポンプと、前記連通管の第3連通部と前記ポンプとの連通部分との間に設けられ、燃料内の異物を捕捉する捕捉部と、を備えている。
請求項2に記載の燃料タンクは、燃料が溜められる第1溜り部と、燃料が溜められる第2溜り部と、前記第1溜り部内に連通される第1連通部が設けられると共に、前記第2溜り部内に連通される第2連通部が設けられ、かつ、前記第1連通部と前記第2連通部との間に前記第1溜り部内に連通される第3連通部が設けられた連通管と、前記連通管の第2連通部と第3連通部との間に連通され、作動されることで前記第1溜り部内の燃料を前記連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ前記第1溜り部及び前記第2溜り部へ移送するポンプと、を備えている。
請求項3に記載の燃料タンクは、燃料が溜められる第1溜り部と、燃料が溜められる第2溜り部と、前記第1溜り部内に連通される第1連通部が設けられると共に、前記第2溜り部内に連通される第2連通部が設けられた連通管と、前記連通管の第1連通部と第2連通部との間に連通され、作動されることで前記第1溜り部内の燃料を前記連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ前記第1溜り部及び前記第2溜り部へ移送するポンプと、前記連通管の第1連通部と前記ポンプとの連通部分との間に設けられ、燃料内の異物を捕捉する捕捉部と、を備えている。
請求項1に記載の燃料タンクでは、連通管の第1連通部が第1溜り部内に連通されると共に、連通管の第2連通部が第2溜り部内に連通されており、連通管の第1連通部と第2連通部との間に連通されたポンプが作動されることで、第1溜り部内の燃料を連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ第1溜り部及び第2溜り部へ移送する。
ここで、第1溜り部内に連通される連通管の第3連通部が、連通管の第1連通部とポンプとの連通部分との間に設けられている。このため、連通管の第3連通部を第1連通部より高い位置に配置することができ、ポンプが作動されない際に第1溜り部内の燃料がサイフォン効果によって連通管の第1連通部から第2連通部を介して第2溜り部へ移送される場合でも、当該移送を連通管の第3連通部によって停止させることができる。これにより、サイフォン効果による第1溜り部から第2溜り部への燃料の移送を抑制することができる。
また、燃料内の異物を捕捉する捕捉部が、連通管の第3連通部とポンプとの連通部分との間に設けられている。このため、ポンプが作動される際には、捕捉部を燃料が連通管の第2連通部側から第1連通部側へ向かう方向へ通過する。一方、ポンプが作動されない際には、捕捉部を燃料がサイフォン効果によって連通管の第1連通部側から第2連通部側へ向かう方向へ通過することができる。これにより、捕捉部の詰まりを抑制することができる。
請求項2に記載の燃料タンクでは、連通管の第1連通部が第1溜り部内に連通されると共に、連通管の第2連通部が第2溜り部内に連通されており、連通管の第1連通部と第2連通部との間に連通されたポンプが作動されることで、第1溜り部内の燃料を連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ第1溜り部及び第2溜り部へ移送する。
ここで、第1溜り部内に連通される連通管の第3連通部が、連通管の第1連通部とポンプとの連通部分との間に設けられている。このため、連通管の第3連通部を第1連通部より高い位置に配置することができ、ポンプが作動されない際に第1溜り部内の燃料がサイフォン効果によって連通管の第1連通部から第2連通部を介して第2溜り部へ移送される場合でも、当該移送を連通管の第3連通部によって停止させることができる。これにより、サイフォン効果による第1溜り部から第2溜り部への燃料の移送を抑制することができる。
請求項3に記載の燃料タンクでは、連通管の第1連通部が第1溜り部内に連通されると共に、連通管の第2連通部が第2溜り部内に連通されており、連通管の第1連通部と第2連通部との間に連通されたポンプが作動されることで、第1溜り部内の燃料を連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ第1溜り部及び第2溜り部へ移送する。
ここで、燃料内の異物を捕捉する捕捉部が、連通管の第1連通部とポンプとの連通部分との間に設けられている。このため、ポンプが作動される際には、捕捉部を燃料が連通管の第2連通部側から第1連通部側へ向かう方向へ通過する。一方、ポンプが作動されない際には、捕捉部を燃料がサイフォン効果によって連通管の第1連通部側から第2連通部側へ向かう方向へ通過することができる。これにより、捕捉部の詰まりを抑制することができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る燃料タンク10(燃料供給装置)が前方から見た断面図にて示されており、図2には、燃料タンク10の主要部が前方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、燃料タンク10の右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係る燃料タンク10は、車両に設けられており、鞍型(断面略逆U字形)の容器状にされている。燃料タンク10の下壁には、左右方向中間部分において、断面逆U字形板状の突出部12が形成されており、突出部12は燃料タンク10の下壁から上側へ突出している。
燃料タンク10内の左側部分(突出部12より左側部分)には、第1溜り部としてのプライマリ室14(主室)が設けられており、燃料タンク10内の右側部分(突出部12より右側部分)には、第2溜り部としてのセカンダリ室16(副室)が設けられている。燃料タンク10内の左右方向中間部分には、突出部12の上側において、連通室18が設けられており、連通室18は、プライマリ室14の上側部分とセカンダリ室16の上側部分とを連通している。また、燃料タンク10内には、燃料20(ガソリン)が収容(供給)されている。
プライマリ室14には、保留部としての柱形容器状のリザーブカップ22が設けられており、リザーブカップ22の上面は開放されると共に、リザーブカップ22の下壁はプライマリ室14の下面に固定されている。リザーブカップ22の周壁の下端には、汲上口(図示省略)が貫通形成されており、汲上口は、リザーブカップ22内とリザーブカップ22外(プライマリ室14内)とを連通している。
リザーブカップ22の周壁の下部には、移送管24の一端24Aが接続されており、移送管24はリザーブカップ22内に連通されている。移送管24は、突出部12の左側、上側(連通室18の下部)及び右側を介して略逆U字状に延伸されて、他端24Bがセカンダリ室16の下面近傍に配置されている。
リザーブカップ22内の下端部には、ポンプとしての燃料ポンプ26が配置されており、燃料ポンプ26の下端には、燃料ポンプ用フィルタ28が設けられている。燃料ポンプ26には、供給管30の一端が接続されており、供給管30は、燃料ポンプ26外へ延出されて、他端が車両のエンジン32に接続されている。
供給管30には、燃料ポンプ26の近傍において、高圧フィルタ34が設けられており、高圧フィルタ34はリザーブカップ22内に配置されている。高圧フィルタ34は、耐久性が高くされると共に、目の大きさ(メッシュ粗)が、燃料ポンプ用フィルタ28の目の大きさ(メッシュ粗)に対し等しいか小さくされている。
供給管30には、高圧フィルタ34のエンジン32側近傍において、プレッシャレギュレータ36が設けられており、プレッシャレギュレータ36は、リザーブカップ22内に配置されると共に、排出管38の一端が接続されている。
プライマリ室14とセカンダリ室16との間は、連通管40によって連通されており、連通管40は、プライマリ室14の上壁とセカンダリ室16の上壁から燃料タンク10外へ延出されて、プライマリ室14側部分とセカンダリ室16側部分とが燃料タンク10外において連通されている。また、連通管40は、リザーブカップ22内において、上記排出管38の他端に連通されている。
連通管40の一端(プライマリ室14側端)には、第1連通部としての汲上用ジェットポンプ42(第1ジェットポンプ)が設けられており、汲上用ジェットポンプ42は、リザーブカップ22内の下面近傍に配置されている。汲上用ジェットポンプ42の先端は、第1噴出口42Aにされており、第1噴出口42Aは、リザーブカップ22の上記汲上口に対向されている。
連通管40には、排出管38他端との連通部分と汲上用ジェットポンプ42との間において、第3連通部としてのサイフォン切り穴44が貫通形成されており、サイフォン切り穴44は、排出管38の他端より低い位置かつ汲上用ジェットポンプ42(第1噴出口42A)より高い位置において、リザーブカップ22内に連通されている。
連通管40には、排出管38他端との連通部分とサイフォン切り穴44との間において、捕捉部(第1捕捉部)としての第1フィルタ46が設けられており、第1フィルタ46の目の大きさ(メッシュ粗)は、汲上用ジェットポンプ42の第1噴出口42A及びサイフォン切り穴44の大きさ(穴径)に対し等しいか小さくされると共に、上記高圧フィルタ34の目の大きさ(メッシュ粗)に対し等しいか大きくされている。
連通管40の他端(セカンダリ室16側端)には、第2連通部としての移送用ジェットポンプ48(第2ジェットポンプ)が設けられており、移送用ジェットポンプ48は、セカンダリ室16の下面近傍に配置されている。移送用ジェットポンプ48の先端は、第2噴出口48Aにされており、第2噴出口48Aは、上記移送管24の他端24Bに対向されている。
連通管40には、移送用ジェットポンプ48の近傍において、第2捕捉部としての第2フィルタ50が設けられており、第2フィルタ50の目の大きさ(メッシュ粗)は、移送用ジェットポンプ48の第2噴出口48Aの大きさ(穴径)に対し等しいか小さくされると共に、上記高圧フィルタ34及び第1フィルタ46の目の大きさ(メッシュ粗)に対し等しいか大きくされている。
なお、燃料タンク10に供給管30(高圧フィルタ34及びプレッシャレギュレータ36を含む)、排出管38及び連通管40(第1フィルタ46及び第2フィルタ50を含む)が設置される際には、供給管30内の高圧フィルタ34とプレッシャレギュレータ36との間(プレッシャレギュレータ36内を含む)、排出管38内、及び、連通管40内の第1フィルタ46と第2フィルタ50との間に、第2フィルタ50を通過できない異物(第2フィルタ50の目の大きさに対し等しいか大きな異物)が入らないようにされる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の燃料タンク10では、エンジン32が駆動されると、燃料ポンプ26が作動される。このため、リザーブカップ22内の燃料20が、燃料ポンプ26によって、燃料ポンプ26内に吸引されて、供給管30を介してエンジン32へ供給される。燃料20が燃料ポンプ26内に吸引される際には、燃料20内の異物が燃料ポンプ用フィルタ28によって捕捉されると共に、燃料20が供給管30を通過する際には、燃料20内の異物が高圧フィルタ34によって捕捉される。
さらに、エンジン32が駆動されて燃料ポンプ26が作動される際には、プレッシャレギュレータ36が、供給管30を通過する燃料20の一部(余剰燃料)を排出管38へ排出することで、供給管30を介してエンジン32へ供給される燃料20の供給圧力が調整される。
供給管30から排出管38へ排出された燃料20は、連通管40を介してサイフォン切り穴44からリザーブカップ22内へ排出されると共に、連通管40及び汲上用ジェットポンプ42を介して汲上用ジェットポンプ42の第1噴出口42Aからリザーブカップ22の汲上口へ向けて噴出される。このため、汲上用ジェットポンプ42の第1噴出口42Aとリザーブカップ22の汲上口との間に負圧が発生することで、当該負圧によってリザーブカップ22外(プライマリ室14)の燃料20がリザーブカップ22内に汲上口から汲み上げられる。この際、燃料ポンプ26内に吸引される燃料20内の異物(サイフォン切り穴44及び汲上用ジェットポンプ42を通過できない異物)が燃料ポンプ用フィルタ28又は高圧フィルタ34によって捕捉されることで、サイフォン切り穴44及び汲上用ジェットポンプ42の詰まりが防止される。
さらに、供給管30から排出管38へ排出された燃料20は、連通管40及び移送用ジェットポンプ48を介して移送用ジェットポンプ48の第2噴出口48Aから移送管24の他端24Bへ向けて噴出される。このため、セカンダリ室16の燃料20が移送管24の他端24Bから一端24Aを介してリザーブカップ22内へ移送される。この際、燃料ポンプ26内に吸引される燃料20内の異物(移送用ジェットポンプ48を通過できない異物)が燃料ポンプ用フィルタ28又は高圧フィルタ34によって捕捉されることで、移送用ジェットポンプ48の詰まりが防止される。
一方、車両が駐車等されて、エンジン32の駆動が停止されると、燃料ポンプ26の作動が停止される。このため、リザーブカップ22内(プライマリ室14)の燃料20が、サイフォン効果(サイフォン現象)によって、連通管40へ汲上用ジェットポンプ42(第1噴出口42A)及びサイフォン切り穴44から汲み上げられて、連通管40を介して移送用ジェットポンプ48(第2噴出口48A)からセカンダリ室16へ移送される。この際、連通管40へ汲上用ジェットポンプ42(第1噴出口42A)及びサイフォン切り穴44から汲み上げられた燃料20内の異物(移送用ジェットポンプ48を通過できない異物)は、第1フィルタ46によって捕捉されることで、移送用ジェットポンプ48の詰まりが防止される。
ここで、リザーブカップ22内に連通される連通管40のサイフォン切り穴44が、連通管40の汲上用ジェットポンプ42(第1噴出口42A)と排出管38との連通部分との間に設けられて、汲上用ジェットポンプ42(第1噴出口42A)より高い位置に配置されている。このため、エンジン32の駆動が停止されて燃料ポンプ26の作動が停止された際に、リザーブカップ22内の燃料20がサイフォン効果によって連通管40へ汲上用ジェットポンプ42及びサイフォン切り穴44から汲み上げられて連通管40を介してセカンダリ室16へ移送されても、リザーブカップ22内の燃料20の液面がサイフォン切り穴44に到達することで、当該移送が停止される。これにより、サイフォン効果によるリザーブカップ22内からセカンダリ室16への燃料20の移送を抑制することができる。
また、第1フィルタ46が、連通管40の排出管38との連通部分とサイフォン切り穴44との間に設けられている。このため、エンジン32の駆動が停止されて燃料ポンプ26の作動が停止された際には、サイフォン効果によって連通管40へ汲上用ジェットポンプ42及びサイフォン切り穴44から汲み上げられた燃料20内の異物が第1フィルタ46に下側から捕捉される。一方、エンジン32が駆動されて燃料ポンプ26が作動された際には、燃料ポンプ26内に吸引されて排出管38を介して連通管40の汲上用ジェットポンプ42及びサイフォン切り穴44からリザーブカップ22内へ排出される燃料20が第1フィルタ46を上側から下側へ通過されて、第1フィルタ46から前記異物が排出(除去)される。これにより、第1フィルタ46の詰まり(目詰まり)を抑制することができ、第1フィルタ46が高い耐久性を有する必要をなくすことができる。
しかも、連通管40のサイフォン切り穴44が、連通管40の排出管38との連通部分及び第1フィルタ46より低い位置に設けられている。このため、エンジン32の駆動が停止されて燃料ポンプ26の作動が停止された際に、リザーブカップ22内の燃料20がサイフォン効果によって連通管40を介してセカンダリ室16へ移送されても、リザーブカップ22内の燃料20の液面がサイフォン切り穴44に到達することを抑制できる。これにより、リザーブカップ22内の燃料20の液面がサイフォン切り穴44に到達してサイフォン切り穴44から連通管40内に空気が侵入することを抑制でき、再度エンジン32が駆動されて燃料ポンプ26が作動された際に連通管40内の空気が汲上用ジェットポンプ42又は移送用ジェットポンプ48から噴出されることによる異音の発生を抑制することができる。
さらに、第2フィルタ50を通過できない燃料20内の異物は、燃料ポンプ用フィルタ28、高圧フィルタ34又は第1フィルタ46によって捕捉される。これにより、第2フィルタ50の詰まり(目詰まり)を防止することができ、第2フィルタ50を高い耐久性を有する必要をなくすことができる。
なお、本実施の形態では、連通管40に第2フィルタ50を設けた構成としたが、連通管40に第2フィルタ50を設けない構成としてもよい。この場合、燃料タンク10に供給管30(高圧フィルタ34及びプレッシャレギュレータ36を含む)、排出管38及び連通管40(第1フィルタ46及び移送用ジェットポンプ48を含む)が設置される際には、供給管30内の高圧フィルタ34とプレッシャレギュレータ36との間(プレッシャレギュレータ36内を含む)、排出管38内、及び、連通管40内の第1フィルタ46と移送用ジェットポンプ48との間(移送用ジェットポンプ48内を含む)に、移送用ジェットポンプ48を通過できない異物(移送用ジェットポンプ48の第2噴出口48Aの大きさに対し等しいか大きな異物)が入らないようにされる。
本発明の実施の形態に係る燃料タンクを示す前方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る燃料タンクの主要部を示す前方から見た断面図である。
符号の説明
10 燃料タンク
14 プライマリ室(第1溜り部)
16 セカンダリ室(第2溜り部)
20 燃料
26 燃料ポンプ(ポンプ)
40 連通管
42 汲上用ジェットポンプ(第1連通部)
44 サイフォン切り穴(第3連通部)
46 第1フィルタ(捕捉部)
48 移送用ジェットポンプ(第2連通部)

Claims (3)

  1. 燃料が溜められる第1溜り部と、
    燃料が溜められる第2溜り部と、
    前記第1溜り部内に連通される第1連通部が設けられると共に、前記第2溜り部内に連通される第2連通部が設けられ、かつ、前記第1連通部と前記第2連通部との間に前記第1溜り部内に連通される第3連通部が設けられた連通管と、
    前記連通管の第2連通部と第3連通部との間に連通され、作動されることで前記第1溜り部内の燃料を前記連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ前記第1溜り部及び前記第2溜り部へ移送するポンプと、
    前記連通管の第3連通部と前記ポンプとの連通部分との間に設けられ、燃料内の異物を捕捉する捕捉部と、
    を備えた燃料タンク。
  2. 燃料が溜められる第1溜り部と、
    燃料が溜められる第2溜り部と、
    前記第1溜り部内に連通される第1連通部が設けられると共に、前記第2溜り部内に連通される第2連通部が設けられ、かつ、前記第1連通部と前記第2連通部との間に前記第1溜り部内に連通される第3連通部が設けられた連通管と、
    前記連通管の第2連通部と第3連通部との間に連通され、作動されることで前記第1溜り部内の燃料を前記連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ前記第1溜り部及び前記第2溜り部へ移送するポンプと、
    を備えた燃料タンク。
  3. 燃料が溜められる第1溜り部と、
    燃料が溜められる第2溜り部と、
    前記第1溜り部内に連通される第1連通部が設けられると共に、前記第2溜り部内に連通される第2連通部が設けられた連通管と、
    前記連通管の第1連通部と第2連通部との間に連通され、作動されることで前記第1溜り部内の燃料を前記連通管の第1連通部及び第2連通部からそれぞれ前記第1溜り部及び前記第2溜り部へ移送するポンプと、
    前記連通管の第1連通部と前記ポンプとの連通部分との間に設けられ、燃料内の異物を捕捉する捕捉部と、
    を備えた燃料タンク。
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