JP2008055312A - 有害成分含有液の処理方法及び装置 - Google Patents

有害成分含有液の処理方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008055312A
JP2008055312A JP2006235114A JP2006235114A JP2008055312A JP 2008055312 A JP2008055312 A JP 2008055312A JP 2006235114 A JP2006235114 A JP 2006235114A JP 2006235114 A JP2006235114 A JP 2006235114A JP 2008055312 A JP2008055312 A JP 2008055312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
soluble
mixed solution
dissolved ozone
oxidizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006235114A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Izumi
順 泉
Koko O
鴻香 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adsorption Technology Industries Co Ltd
Original Assignee
Adsorption Technology Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adsorption Technology Industries Co Ltd filed Critical Adsorption Technology Industries Co Ltd
Priority to JP2006235114A priority Critical patent/JP2008055312A/ja
Publication of JP2008055312A publication Critical patent/JP2008055312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は各種有機系汚染物、悪臭成分、細菌類などの有害成分を含有する液の無害化処理方法及び装置を提供する。
【解決手段】 (A)有害成分含有液に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の混合溶液を添加、混合し、(B)前記含有液を、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着し、かつ有害成分を吸着する(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種の吸着剤を充填した充填塔に流過させ、(C)液中の有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の作用により無害化する、ことを特徴とする有害成分含有液の処理方法及び装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は各種有機系汚染物、悪臭成分、細菌類などの有害成分を含有する液の無害化処理方法及び装置、特に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による無害化効率を向上させた有害成分含有液の無害化処理方法及び装置に関する。
有害成分を含有する汚染液の無害化処理方法の一つとして、生物活性処理があるが、生化学反応に依存することからその処理速度は遅く、又有害成分を分解する微生物槽の維持に多大な注意と経験を必用とする。又有害成分の微生物の分解は好気性雰囲気での有害成分からの酸化が一般的であるが、アンモニア除去においてはアンモニア酸化後のpH調整、硝酸の処理等の課題が残る。水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による有害成分の酸化処理方法も試みられているが、濃度が低い有害成分と水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の反応速度がそれほど大きくない事から、採用に至っていない。しかし水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液は自己分解が進行することから、処理液中に残存して入体に影響を及ぼす危険性は少なく、クリーンな処理剤として今後さらに利用分野が拡大していくものと予想される。これより、水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液が、有害成分の酸化剤として利用できるならば非常に有効な処理法として期待される。
水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による処理は、有害成分含有液中に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を注入することによって行うが、通常は液中の有害成分の濃度は非常に希薄なため、有害成分の酸化分解、殺菌等に寄与する前に自己分解する水溶性酸化剤、溶存オゾンの混合溶液の比率も高く、無害化効率が低いという問題がある。
本発明はこのような従来技術における問題点を解決し、安全性の高い酸化剤である水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を使用して有害成分を含有する液を効率よく処理することができる有害成分含有液処理方法及びそのための装置を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を解決する手段として次の(ア)〜(カ)の構成を採るものである。
(ア) (A)有害成分含有液に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を添加、混合し、(ここで水溶性酸化剤としては次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)、過塩素酸ナトリウム(NaClO)、次亜臭素酸ナトリウム(NaBrO)、過臭素酸ナトリウム(NaBrO)、等の含酸素ハロゲン化物、過酸化水素(H)等が挙げられる。)
(B)前記含有液を、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着し、かつ有害成分を吸着する(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種の吸着剤を充填した充填塔に流過させ、
(C)液中の有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の作用により無害化する、
ことを特徴とする有害成分含有液の処理方法。
(イ) (D)前記(C)で無害化されて得られた処理液を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤と接触させて残留する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を分解することを特徴とする上記記載の有害成分含有液の処理方法。
(ウ) 水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着し、かつ有害成分を吸着する(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種の吸着剤層を設けた吸着剤充填塔と、上記吸着剤充填塔に有害成分を含有する液を供給する供給管と、上記供給管に接続され、液中に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を添加する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液発生器と、前記吸着剤充填塔から処理済みの処理液を排出する排出管とを備えてなることを特徴とする有害成分含有液の処理装置。
(エ) 前記吸着剤充填塔の下流側に、リークする水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を分解する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層が設けられてなることを特徴とする上記記載の有害成分含有液の処理装置。
(オ) 有害成分を吸着し、かつ水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着する吸着剤を充填した吸着塔に、上記有害成分含有水を導入して上記有害成分を上記吸着剤に吸着させ、清浄化水を吸着塔から流出させ、上記有害成分含有水の導入を停止した後に、上記有害成分を吸着した吸着塔に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有水を導入して上記吸着剤表面で上記有害成分を酸化分解する有害成分含有水の処理方法であって、上記吸着剤は(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種である有害成分含有水の処理方法。
(カ) 吸着剤床を収容した吸着塔が並列に2以上存在し、1つの吸着塔に上記有害成分含有水を導入して上記有害成分を上記吸着剤に吸着させ、清浄化水を吸着塔から流出させる吸着工程に在る間に、吸着工程を終了した別の吸着塔に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有水を導入して上記吸着剤表面で上記特定の有害成分を酸化分解する酸化分解工程を施し、次いで水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有水の導入を、吸着工程を終了した吸着塔から、酸化分解工程を終了した吸着塔に切り換え、上記の工程を繰り返す、有害成分含有水の処理方法であって、上記吸着剤は(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種である有害成分含有水の処理方法。
水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の有効利用率が向上し、処理速度が速く高効率な上下水処理、養殖水槽淡水、海水浄化が可能となる。また、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の利用率(有害成分の酸化等に寄与する率)が向上すること及び使用する吸着剤の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液吸着力が高いことなどから、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液が排出される処理済み液ヘリークする量も少なく、さらに、必要により活性炭などの水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層を設けることによって水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液のリークを完全に防止することができる。また、HNO、HNOのような有害物質を殆ど生成しない。更に、本発明の装置によれば、有害成分を含有する液の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による処理を効率よく低い運転コストで行うことができる。
本発明において有害成分含有液として、環境庁指定のCOD規制値に該当する(chemical oxygen demand)有害成分を高い値で示す排水の処理が対象となる。すなわち、COD値は、河海水,下水,工場廃水などの汚濁度を示すもので、水中の酸化可能な物質すなわち汚染源となり得る物質が酸化され、主として無機の酸化物とガス体になるために、消費される酸化剤に対応する酸素量を表すものである。よって、COD規制値に該当する有害成分とは、酸化される有機物質、例えば揮発性有機物質、アンモニア、NO 、Fe2+、硫化物等である。
水溶性酸化剤としては、次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)、過塩素酸ナトリウム(NaClO)、次亜臭素酸ナトリウム(NaBrO)、過臭素酸ナトリウム(NaBrO)、等の含酸素ハロゲン化物、過酸化水素(H)等が挙げられる。溶存オゾンを供給するためオゾン発生器(オゾナイザー)として、公知の無声放電方式、紫外線ランプ方式、水電解方式などいずれの方式のものでも適用できる。水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を添加する方法として、上流に配置したエジェクターにオゾンを吸引して処理液にオゾンを混合し、添加する方法と、液相に挿入したオゾンを散気管でマイクロバブルを発生させて気−液接触により注入する方法が一般的である。水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の添加量は処理液中の有害成分の種類、濃度等によって適宜設定すればよいが、通常の汚水液処理においては有害成分1モルに対し1〜20モル、好ましくは3〜10モル程度である。
本発明で使用する吸着剤は、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着し、かつ有害成分を吸着するものでなければならない。このような本発明の吸着剤は、(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種である。
理論によって本発明を限定するものではないが、上記本発明のSiO/Al比20以上、好ましくは、20〜1000を有するシリカ系無機多孔体は、従来水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液吸着剤として使用されるアルミノシリケートと比べて、強いルイス酸点を固体表面に持たないため、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解が少なくかつ水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液吸着能が高いと考えられる。これは、吸着剤の有害成分TPD(昇温脱離曲線:Temperature Programmed Desorption)試験において、強酸点に対応すると考えられる有害成分βピーク(高温ピーク)がSiO/Al比20未満のアルミノシリケートよりも強いピークを示すことを根拠としている。
従って、本発明の吸着剤は、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液と有害成分を同時吸着して水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液、有害成分を濃縮し、吸着剤の結晶構造内で水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液が分解されることなく吸着されて有害成分が効率良く酸化分解される効果を奏する。
このように、本発明の吸着剤は、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の吸着能力が高く、しかも吸着した水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の分解率が低く、かつ有害成分を吸着する特性を有する為液相での安定した処理が可能である。
ペンタシル型ゼオライト(S−5)
本発明において用いる吸着剤の内のペンタシル型ゼオライトは、ZSM−5、シリカライトとして知られているものである。SiO/Al比100以下のペンタシルゼオライトをZSM−5、それ以上のSiO/Al比のものをシリカライトと称する。
本発明のペンタシル型ゼオライトのSiO/Al比は、好ましくは20〜1000、更に好ましくは20〜200である。20未満のSiO/Al比のペンタシル型ゼオライトの合成は困難であり、一方、1000を超えると合成のコストが大幅に増大し一般的ではない。
ゼオライトβ(S−4)
本発明において用いる吸着剤の内のゼオライトβは、約7.5オングストロームの有効入口径の細孔が3次元に結合した構造を持つハイシリカゼオライトである。12員環が3つ交差して、2つの結晶構造ポリモルフAとBとが共晶した複雑な構造を持つ。ゼオライトβの合成は、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源、テトラエチルアンモニウムイオンを原料混合物として、75〜200℃の温度で、所望のSiO/Alで合成できる。
本発明のゼオライトβのSiO/Al比は、好ましくは20〜1000、更に好ましくは20〜200である。20未満のSiO/Al比のゼオライトβでは水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解が顕著となるため有害成分の酸化反応効率が低下し、一方、1000を超えると合成のコストが大幅に増大し、一般的ではない。
超安定Y型ゼオライト(S−3)
本発明において用いる吸着剤の内の超安定Y型ゼオライト(以下USY:Ultra Stable Y Type zeolite)は、水熱合成で調製されたSiO/Al比5のY型ゼオライトを温度120℃以上の蒸気と接触させてY型ゼオイラト(ファウジャサイト)結晶構造中のアルミニュームを除去して高SiO/Al比のY型ゼオライトを調製したものである。
本発明のUSYのSiO/Al比は、好ましくは20〜1000、更に好ましくは20〜200である。20未満のSiO/Al比のUSYでは水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解が顕著となるため有害成分の酸化反応効率が低下し、一方、1000を超えると合成のコストが大幅に増大し一般的ではない。
メソポーラスシリケート(S−2)
pH0〜3の低pH領域でモノケイ酸とのミセル形成能に優れた3級アンモニウム塩であるアンモニウムブロミドのような溶媒を溶解した水に、激しく撹拌しながら、水に溶解したケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウムを加え、さらに水に溶解したアルミニウム塩、例えば硫酸アルミニウムを少しずつ加えて懸濁液とし、この懸濁液を撹拌する。上記添加、溶解、攪拌作業は、通常室温で行われる。液中に生成した沈殿物をろ過して多孔体粉末を分離した後に、水で洗浄し、電気炉に入れて、加熱して表面水分を除去した後に、昇温して溶媒を熱分解除去してメソポーラスシリケートを得ることができる。得られるメソポーラス材料は、均一で規則的な配列のメソ孔(直径2〜50nm)を有する多孔質材料(多孔体)であり、構造的には「MCM−41」(2〜50nmの均一メソスコピックサイズの細孔を有するシリカ)と良く似た2次元柱状構造を有している。
本発明のメソポーラスシリケートのメソ孔の直径は、好ましくは12〜100nmである。このようなメソ孔の直径を調整するには、使用する界面活性剤の直鎖状炭素結合の炭素数を変更することによって行なう。例えば、直鎖状炭素結合の炭素数が12のものを使用する場合に12nm程度、炭素数20のものを使用する場合に40nm程度にメソ孔の大きさを調整することができる。更にミセルにメシチジン等の吸着物質を吸着させることによりミセルの直径が拡大して、40〜100nmへのメソ孔の拡大が可能となる。
超安定モルデナイト型ゼオライト(S−1)
本発明において用いる吸着剤の内の超安定モルデナイト型ゼオライト(以下USM:Ultra Stable Mordenite Type zeolite)は、水熱合成で調製されたSiO/Al比5程度のモルデナイト型ゼオライトを温度120℃以上の有害成分蒸気と接触させてモルデナイト型ゼオイラト結晶構造中のアルミニュームを除去して高SiO/Al比のモルデナイト型ゼオライトを調製したものである。
本発明のUSMのSiO/Al比は、好ましくは20〜1000、更に好ましくは20〜200である。20未満のSiO/Al比のUSMでは水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解が顕著となうため有害成分の酸化反応効率が低下し、一方、1000を超えると合成のコストが大幅に増大し一般的ではない。
シリカゲル
本発明において用いる吸着剤の内のシリカゲルは、ケイ酸を中和沈殿で晶析した後に、ろ過水洗して得られるものである。
該シリカゲルのSiO/Al比は、∞、比表面積は600〜1,100m/gを有する。シリカゲルは、溶存オゾン吸着能はないが、水溶性酸化剤及びCOD成分の吸着量は比較的大きく、吸着剤上での有害成分の酸化反応効率が上昇する。
上述した吸着剤は、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を効率よく吸着し、しかも共吸有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液により高効率で無害化することができるものである。
このように、本発明において用いる吸着剤の存在下で有害成分と水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液とを共存させると、液中の有害成分の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による酸化が効率よく進行する。本発明を制限するものではないが、下記のような酸化分解機構が考えられる。
液中の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液酸化分解反応が液中の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液濃度[NaClO]、[NaClO]、[NaBrO]、[NaBrO]、[H]、〔O〕と有害成分濃度〔COD〕の積([NaClO]、[NaClO]、[NaBrO]、[NaBrO]、[H]、〔O〕)・〔COD〕に比例して進行する。一方、本発明の吸着剤相には水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液及び有害成分が選択的に吸着されるため、単なる液相に比べて吸着剤表面の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液濃度[NaClO]、[NaClO]、[NaBrO]、[NaBrO]、[H]、〔O〕及び有害成分濃度〔COD〕はそれぞれ10〜100倍程度に達する(日本吸着学会2000年年会「シリカ系吸着剤における水中溶存水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の吸脱着特性」鈴木基之ら)。従って、吸着剤表面での([NaClO]、[NaClO]、[NaBrO]、[NaBrO]、[H]、〔O〕)・〔COD〕は液相中での100〜10000倍に達すると予想される。
また、本発明の特筆すべき特徴でありかつ利点としては、NHOHの酸化分解の場合に、従来法の消化菌を使用したNHOHの酸化で生成するHNO,HNOが本高シリカ材料上のNHOH−NaClO、NaClO、NaBrO、NaBrO、H、O反応では、殆ど生成しないことである。
これは高シリカゼオライト上での反応が、
NHOH+Ox→aN+bHO−−−−(1)
NHOH+Ox→cNO+dHO−−−−(2)
NHOH+Ox→eHNO+fHO−−(3)
NHOH+Ox→gHNO+hHO−−(4)
(ここでOxは上記NaClO、NaClO、NaBrO、NaBrO、Hの1種又は複数、又は同左1種又は複数にOを加えた水溶性酸化剤である。〔O〕から構成されるが、(1)、(2)>>(3)、(4)の反応の選択性を有し、HNO、HNOが殆ど生成しないことが確認されたことである。
本発明の吸着剤は、それぞれ使用目的に応じて、単独で又は混合物の形で、粒状、ペレット状、ラシヒリング状、ハニカム状など任意の形状に成形して使用できる。
本発明に使用される吸着剤の量は、使用目的に応じて異なるが、通常汚染物質1〜1000ppm(w/w)、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液量1〜10,000ppm(w/w)の条件で吸着剤1m当たりSV値1〜250(1/h)程度である。
本発明の吸着剤の性能は、使用目的に応じて異なるが、80%以上の非常に高い有害成分除去率を示す。
また、液相では水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液は有害成分以外の第三物質との衝突により無害化に寄与することなく分解してしまう頻度が多くなり、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の無害化効率に限界がある。しかし、本発明の吸着剤表面での水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による有害成分の無害化においては、吸着剤に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液及び有害成分が選択的に吸着されることから、第三物質との衝突による水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解の確率は大幅に低減され、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液は有害成分の無害化のために効率的に消費される。
液相での有害成分の無害化処理効率の悪い従来法(生物活性処理)では、装置容量が大きく、液組成の変動、競合する微生物の侵入で消化菌の活性が大幅に低下する懸念が常に存在し、経済性、保守性についての改善のニーズが強かった。水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液酸化反応の均一液相反応による有害成分を含有する排水処理は、効率が非常に低いことから採用されていないが、一般的なCOD成分の低減として、生物活性処理の後流処理として採用されている。しかし生物活性処理の上流への本装置の設置は、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液がリークすることによる生物活性槽の性能低下から採用されていない。しかし、本発明において、通常の液処理の場合は、未反応水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液は、吸着剤に吸着されたまま滞留するため、後流へのリークの恐れはほとんどなく、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の使用量は、従来の1/10以下ですむ。
しかし、本発明でも、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を添加する場合や、何らかの理由によりリークした場合の対策としては、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による無害化処理を行う吸着剤充填塔の処理液出口部分にリークする水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を分解する分解剤層を設けることによって、未反応の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を分解することができる。上記水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤としては、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液はリークしても、それらが接触して自らはCOへと酸化される消耗型吸着剤である活性炭やアルミナ系化合物などが挙げられる。なお、分解剤層は吸着剤充填塔の出口部分の内側に設けてもよく、また、充填塔の外側に別途設けてもよい。本発明では、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液のリークする量が少ないため、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤の使用期間も従来の10倍程度と大幅な延長が達成できる。
なお、必要により有害成分含有液ヘの水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液注入点の上流側及び/又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液吸着反応器の下流側にダストを除去するろ過材層を設けることができる。ろ適材層の設置の有無や設置の位置等は、装置の状況や有害成分含有液の性状等により、適宜定めればよい。
次に図面を参照して本発明の処理装置を説明する。図1に工場排水からの排液処理に本発明の装置を適用した有害成分含有液の処理フローの1例を示す。図1において主プラント1からの有害成分含有液は排液輸送ポンプ3により排液導出配管2を経て混合器4に送られ、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液発生器5から水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を注入されて吸着剤充填塔6に導入される。吸着剤充填塔6には本発明で規定した吸着剤が充填されており、導入液中の有害成分及び水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液が吸着剤層6aに共吸着し、被吸着物質は高い濃度の状態で反応して有害成分が分解される。通常は処理液排出配管7から排出される処理済の液ヘの水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液のリークはないが、必要により吸着剤充填塔6内の処理液出口側あるいは吸着剤充填塔6の下流に活性炭などの水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層6bを設けてもよい。なお、図1には、吸着剤充填塔6内の吸着剤層6aの処理液出口側に仕切6cを介して水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層6bを設けた例を示した。
本発明の処理方法を、複数の吸着塔を用いて実施する場合の実施の形態を図2を用いて説明する。なお、図2は、装置の概略構成図であり、配管21、前記送給ポンプなどにより被処理水送給手段を構成し、配管24、前記水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水送給装置などにより水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液送給手段を構成し、三方バルブ22、23などにより切換手段を構成している。
排水20の送給ポンプを連結された配管21は、その先端側が二股に分岐している。この配管21の先端側の一方は、第一の切換弁である三方バルブ22の口22aに連結されている。配管21の先端側の他方は、第二の切換弁である三方バルブ23の口23bに連結されている。
前記三方バルブ22の口22bには、配管24の二股に分岐した先端側の一方が連結されている。前記三方バルブ23の口23aには、上記配管24の先端側の他方が連結されている。この配管24の基端側には、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を溶解した水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水2を送給する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水送給装置(図示せず)が連結されている。
前記三方バルブ22の口22cには、排水20中の有害成分や水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水2中の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着保持する吸着剤を充填された第一の吸着塔25の一端側が連結されている。前記三方バルブ23の口23cには、上記吸着塔25と同様な構造をなす第二の吸着塔26の一端側が連結されている。第一の吸着塔25の他端側には、配管27の二股に分岐した基端側の一方が連結されている。第二の吸着塔26の他端側には、上記配管27の基端側の他方が連結されている。
図2に示す有害成分処理装置を用いて排水20中の有害成分を処理する場合を次に説明する。
まず、三方バルブ22の口22a、22cを連通させるように当該バルブ22を操作すると共に、三方バルブ23の口23a、23cを連通させるように当該バルブ23を操作した後、配管21に排水20を流通させると、当該排水20は、配管21の先端側の一方から三方バルブ22を介して吸着塔25内に流入し、有害成分が当該吸着塔25内の前記吸着剤に吸着保持され、当該有害成分が除去された被処理水である無害化水28が配管27を介して外部に排出される。
このように有害成分を吸着塔15内の吸着剤に吸着保持して必要十分に蓄積されたら、三方バルブ23の口23b、23cを連通させるように当該バルブ23を操作すると同時に、三方バルブ22の口22b、22cを連通させるように当該バルブ22を操作することにより、配管21内の排水20の流れを前記一方から他方に切り換え、排水20中の有害成分の吸着除去を吸着管25から吸着塔26に切り換えた後、前記水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水送給装置から配管24に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水30を送給すると、当該水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水30は、配管24の先端側の一方から三方バルブ22を介して吸着塔25内に流入し、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液が当該吸着管25内の前記吸着剤に吸着されて、当該吸着剤に蓄積している有害成分を酸化して無害化処理しながら当該吸着剤を再生処理し、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を取り除かれて無害となった無害化水28が、上記吸着塔26で有害成分を除去された無害化水29と共に配管27を介して外部に排出される。
以上の操作を繰り返すことにより、排水20中の有害成分の吸着蓄積と当該有害成分の酸化処理とを吸着塔25、26で交互に連続して行うことができる。
つまり、吸着剤に有害成分を吸着蓄積することにより有害成分の単位体積当たりの量を多くし、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を当該吸着剤に吸着させることにより水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の有害成分との接触効率を高めると共に、有害成分の吸着蓄積と酸化処理との工程を交互に連続して行うことにより処理効率が高められる。
従って、酸化反応性や自己分解性の高い水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を排水20中の有害成分の酸化処理に有効に利用することができると共に、その処理を連続的に行うことができるので、有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液で効率よく処理することができる。
有害成分の吸着工程の終了は、例えば吸着塔出口の有害成分の濃度を検出していて、有害成分のブレークスルーが見られた時に、吸着塔への排水の導入を停止することによって行うことができる。
水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水は、排水の流入口から並流に導入しても又は排水の流出口から向流に導入してもよいが、排水の流入口から並流に導入するのが好ましい。また、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による有害成分の酸化処理工程の終了は、例えば水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の流入口と反対の吸着塔出口の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の濃度を検出していて、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液のブレークスルーが見られた時に、吸着塔への水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の導入を停止することによって行うことができる。
また、有害成分を吸着蓄積して処理するので、排水20中の有害成分の濃度が低い場合であっても、有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液で効率よく処理することができる。
なお、上記では、第一の吸着塔25及び第二の吸着塔26を用いたが、処理能力や処理条件等によっては、第一、第二の吸着塔をそれぞれ複数設けることも可能である。
本発明の処理方法の別の実施形態を図3〜5を用いて説明する。なお、図3は、その要部の概略構成図、図4は、図3のIII−III線断面図、図5は、図3のIV−IV線断面図である。ただし、上記実施の形態と同様な部分については、前述した第一番目の実施の形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、その説明を省略する。
図3〜5では、配管38、前記送給ポンプなどにより被処理水送給手段を構成し、配管39、前記水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水送給装置などにより水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液送給手段を構成し、第一、第二の支持板33、34、前記駆動手段などにより切換手段を構成し、吸着管35などにより第一および第二の吸着手段を構成している。
図3、4に示すように、円筒型をなす吸着塔35は、その内部が仕切板35cにより第一の吸着室35aおよび第二の吸着室35bに仕切られている。吸着塔35の上記吸着室35a、35b内には、前述した実施の形態の場合と同様な吸着剤36が充填されている。吸着管35は、その両端が円盤型の第一、第二の支持板33、34により密封されると共に回転可能に支持されており、駆動手段(図示せず)により所定の速度で回転することができるようになっている。
図3、4では、第一の支持板33には、排水31の送給ポンプを連結された配管38の先端が上記吸着塔35の第一、第二の吸着室35a、35bと連通できるように貫通して連結されている。この支持板33には、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液ガス又はを水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を溶解した水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水2を送給する図示しない水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水送給装置を基端に連結された配管39の先端が上記吸着塔35の第一、第二の吸着室35a、35bと連通できるように貫通して連結されており、当該配管39は、その先端が上記配管38の先端に対して当該支持板33の中心を挟んで点対称となる位置で連結されている。
一方、第二の支持板34には、配管37の二股に分岐した基端側の一方と他方とが上記吸着塔35の第一、第二の吸着室35a、35bと連通できるように貫通して連結されており、当該配管37は、上記基端側の一方と他方とが前記配管38、39の先端と同軸をなすようにそれぞれ対応して連結されている。
このような有害成分処理装置を用いて排水31中の有害成分を処理する場合を次に説明する。
吸着管35を所定の速度で回転駆動させると共に、配管38内に排水31を流通させると、排水31は、当該配管38の先端と対面する吸着管35のどちらか一方の吸着室35a、35b(説明の便宜上吸着室35aとする。)内に支持板33を介して流入し、有害成分が当該吸着室35a内の吸着剤36に吸着保持されて蓄積し、当該有害成分を除去された無害化水40が支持板34を介して配管37から外部に排出される。
このように処理していき、前記吸着室35a内の吸着剤36が上記有害成分を十分に蓄積すると、吸着管35が上述したように所定の速度で回転しているので、当該吸着管35が吸着室35bと配管38とを連通させると共に吸着室35aと配管39とを連通させるように切り替わり、吸着室35b内の吸着剤36が配管38からの排水31中の有害成分を新たに吸着保持して蓄積し、上述と同様に、有害成分を除去された無害化水40が支持板34を介して配管37から外部に排出される。
これと同時に、前記水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水送給装置から水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水32を配管39内に送給すると、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水32は、支持板33を介して吸着管35の吸着室35a内に流入し、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液が当該吸着室35a内の吸着剤36に吸着されて、当該吸着剤36に蓄積している有害成分を酸化して無害化処理しながら当該吸着剤36を再生処理し、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を取り除かれて無害となった無害化水40が、前記吸着室35a内の上記吸着剤36で有害成分を除去された無害化水41と共に配管27を介して外部に排出される。
以上の操作を繰り返すことにより、排水31中の有害成分の吸着・蓄積と当該有害成分の酸化処理とを吸着管35の吸着室35a、35bで交互に連続して行うことができる。
従って、前述した実施の形態の場合と同様に、酸化反応性や自己分解性の高い水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を排水31中の有害成分の酸化処理に有効に利用することができると共に、その処理を連続的に行うことができるので、排水31中の有害成分の濃度に左右されることなく、有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液で効率よく処理することができる。
なお、本実施の形態では、2つの吸着室35a、35bを有する吸着管35を用いたが、処理能力や処理条件等によっては、3つ以上の吸着室を有する吸着管を用いることも可能である。
また、稚魚の養殖などを行うにあたって、海や河川からの水を養殖槽に汲み入れる場合に本発明による有害成分除去装置を適用すると、稚魚を高育成率で養殖することができる。
すなわち、従来は、海水に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を加えて有害成分を酸化処理した後に活性炭吸着塔を流通させて残留水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を除去してから養殖槽に給水していたため、残留水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を十分に取り除くのに多大な量の活性炭を使用しなければならないばかりか、海水55中に含まれる臭化水素と水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液との反応で生じたHBrOを除去することができなかった。一方、本発明では、例えば図6に示すように、被処理水である海水55をポンプ51等で汲み取り、海水55中のゴミ等の浮遊物を砂濾過器52等で除去した後、前述した吸着管25、26に流通させて当該海水55中の有害成分を除去し、当該有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液水29で酸化分解して無害化して、無害化水28を養殖プール56に給水できる。その結果、無害化水28中に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を残留させることがない(0.001ppm未満)ばかりか、HBrOの生成自体を抑えることができる。
尚、図6に示すように、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液濃度を検出する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液検出手段である水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液センサ53および無害化水28の流通を制止する流量調整手段である制止弁54を配管17に設け、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液センサ53からの信号に基づいて、無害化水28中の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液濃度が所定値を超えた場合には無害化水28の流通を制止するように制御弁54を閉じる制御手段である制御装置55を設ければ、吸着管25、26が何らかの原因で故障した場合であっても養殖プール56内への水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の流入を防止することができ、稚魚の死亡を防止することができる。
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
(1)ペンタシルゼオライト(S−5)、(2)ゼオライトβ(S−4)、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)(S−3)、(5)超安定モルデナイト(USM)(S−1)についてはZeolyst社製粉末試料、(6)シリカゲル(富士シリシア化学製)を使用した。
メソポーラスシリケートについては、(低温合成法(4)メソポーラスシリケート(S-2)、)を採用した。調製法を以下に記す。
セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTMAB;C1635(CHNBr)(FW364.45 東京化成社製)6.0kgを溶解した水32リットルに、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAOH)水溶液((CHNOH、水中25質量%)30〜33リットルを加えてpH7.7に調整した。
これを激しく撹拌しながら、水15.4リットルに溶解したケイ酸ナトリウム(NaO・2SiO・2.52HO)(FW 227.56 キシダ化学)3.00kgを加え、さらに水31.6リットルに溶解した硫酸アルミニウム(Al(SO・17HO)(半井化学薬品社製)0.01〜0.25kgを少しずつ加え、この懸濁液を室温で3時間撹拌した。
この沈殿生成物をろ過して多孔体粉末を分離した後、水で洗浄後、電気炉に入れて、まず110℃で約8時間保持して表面水分を除去したのち、昇温速度100℃/時間で昇温して600℃6時間保持してセチルトリメチルアンモニウムブロミドを熱分解除去してメソポーラスシリケートを約1kg調製した。得られたゲル組成は、SiO:Al:CTMAB:HO=0.8:0.0012〜0.012:0.5:80であり、粉末状メソポーラスシリケートの収率は80%であった。
以上の手順により調製した粉末状SiO/Al比は20〜1000であり、日本ベル社製BET法表面積計測機により測定した比表面積は767〜1100m/g、細孔直径は3.5nmであった。
得られた結晶のX線回折ピークを図7に示す。
使用サンプル;
本発明の吸着剤サンプルは上記で製造したS−1〜S−6中の末尾にSiO/Alモル比を付して区別している。また、比較例として未充填及び低SiO/Alモル比ゼオライトとしてNa−A型ゼオライト(以下Na−A:UOP社製SiO/Alモル比2)を使用した。未充填をR−1、Na−A充填をR−2として表した。R−2の形状は、直径10cm、高さ10cmのモノリスであった。
有害成分10ppmを含有する工業用水を使用した。
実施例1
図1のフローの試験装置(水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層は設けず)を用いて水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液による有害成分含有液の処理試験を行った。使用した吸着剤を表1に、試験条件等を表2に示す。
有害成分10ppmを含有する排液を表2の条件で処理し、図1の処理液排出配管7の部分でサンプリングした液中の有害成分濃度(出口有害成分濃度)及び水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液濃度(出口O濃度)を測定した。
使用した吸着剤は、(S−1−200)USM、(S−2−200)メソポーラスシリケート、(S−3−200)USY、(S−4−200)β、(S−5−200)シリカライト、(S−6−∞)の6種類である。(S−1−200)USM、(S−2−200)メソポーラスシリケート、(S−3−200)USY、(S−4−200)β、(S−5−200)シリカライトについては、SiO/Alモル比が200になるように、それぞれを調製した。水溶性酸化剤としては次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)及び過酸化水素(H)又はNaClO、Hと溶存オゾンの混合溶液/有害成分モル比10に設定した。
試験結果として、出口有害成分濃度、出口酸化剤濃度、アンモニアについてはNO転換率(質量/質量%)及び従来法との比較結果を下記表3に示す。サンプルR−1、R−2と比べて優れた結果の場合「○」とした。
Figure 2008055312
Figure 2008055312
Figure 2008055312
Figure 2008055312
Figure 2008055312
処理液の有害成分濃度10ppm、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液濃度15ppmで行った。
表3より、有害成分の水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解では、(S−1)〜(S−5)のいずれもSiO/Al比20〜1000の全領域で(SiO/Al比1000のUSMでは未充填より若干除去率が高い程度)未充填、Na−Aの有害成分分解率を上回っており、更にこの時に従来の消化菌による液相水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液反応のように多量の硝酸が生成する反応は認められない。(消化菌ではほぼ有害成分硝酸+亜硝酸転換率100%)このことから本発明の吸着剤上での有害成分水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液反応では窒素又はNO,NO等が生成して生成物の大半は気相に移行していることが予想される。従って、本発明は高度排水処理設備用の高性能の脱窒法であることが示される。
実施例2
最も高い有害成分除去率を示したシリカライト(SiO/Al比20)をハニカム化して吸着剤形状−モノリス(板厚0.2mm、ピッチ2mm)、反応温度25℃、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液/処理物質モル比1(mol/mol)でSV値を30〜200で変更してアンモニア除去率を評価した。結果を図8に示す。
SV値30〜200の全領域で有害成分除去率90%以上の高い効率であることが確認された。
実施例3
最も高い有害成分除去率を示したシリカライト(SiO/Al比20)をハニカム化して吸着剤形状−モノリス(板厚0.2mm、ピッチ2mm)、反応温度25℃、SV値60、で水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液/処理物質モル比1(mol/mol)を0.5〜3で変更してアンモニア除去率を評価した。結果を図9に示す。
水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液/処理物質モル比1(mol/mol)0.5〜3の全領域でアンモニア除去率90%以上の高い効率であることが確認された。
本発明の処理方法及び処理装置は、工業排水等の有害成分を含有する汚染液を無害化するのに用いることができる。
本発明の方法の一実施態様を実施するフローを示す概略図である。 本発明の方法の別の実施態様を実施するフローを示す概略図である。 本発明の方法のなお別の実施態様を実施するフローを示す概略図である。 図3のIII−III線断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図2に示すフロー図を用いて海水を処理する例を示す概略図である メソポーラスシリケート結晶のX線回折ピークを示す。 SV値と処理物質除去率との関係を示す。 /処理分子モル比と除去率との関係を示す。
符号の説明
22、23 三方バルブ
33、34 支持板
25、26、35 吸着管
35a、35b 吸着室
35c 仕切板
36 吸着剤
38、39 配管
52 砂ろ過機
53 オゾンセンサ
54 制止弁
56 制御装置
57 養殖プール
102 排液導出配管
103 排水輸送ポンプ
104 混合器
105 水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液発生器
15,16,106 吸着剤充填塔
106a 吸着剤層
106b 水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層
106c 仕切
107 処理液排出配管

Claims (6)

  1. (A)有害成分含有液に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の混合溶液を添加、混合し、
    (B)前記含有液を、水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着し、かつ有害成分を吸着する(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種の吸着剤を充填した充填塔に流過させ、
    (C)液中の有害成分を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液の作用により無害化する、
    ことを特徴とする有害成分含有液の処理方法。
  2. (D)前記(C)で無害化されて得られた処理液を水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤と接触させて残留する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を分解することを特徴とする請求項1記載の有害成分含有液の処理方法。
  3. 水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着し、かつ有害成分を吸着する(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種の吸着剤層を設けた吸着剤充填塔と、上記吸着剤充填塔に有害成分を含有する液を供給する供給管と、上記供給管に接続され、液中に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を添加する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液発生器と、前記吸着剤充填塔から処理済みの処理液を排出する排出管とを備えてなることを特徴とする有害成分含有液の処理装置。
  4. 前記吸着剤充填塔の下流側に、リークする水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を分解する水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液分解剤層が設けられてなることを特徴とする請求項3記載の有害成分含有液の処理装置。
  5. 有害成分を吸着し、かつ水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液を吸着する吸着剤を充填した吸着塔に、上記有害成分含有水を導入して上記有害成分を上記吸着剤に吸着させ、清浄化水を吸着塔から流出させ、上記有害成分含有水の導入を停止した後に、上記有害成分を吸着した吸着塔に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有水を導入して上記吸着剤表面で上記有害成分を酸化分解する有害成分含有水の処理方法であって、上記吸着剤は(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種である有害成分含有水の処理方法。
  6. 吸着剤床を収容した吸着塔が並列に2以上存在し、1つの吸着塔に上記有害成分含有水を導入して上記有害成分を上記吸着剤に吸着させ、清浄化水を吸着塔から流出させる吸着工程に在る間に、吸着工程を終了した別の吸着塔に水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有水を導入して上記吸着剤表面で上記特定の有害成分を酸化分解する酸化分解工程を施し、次いで水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有ガス又は水溶性酸化剤又は水溶性酸化剤と溶存オゾンとの混合溶液含有水の導入を、吸着工程を終了した吸着塔から、酸化分解工程を終了した吸着塔に切り換え、上記の工程を繰り返す、有害成分含有水の処理方法であって、上記吸着剤は(1)ペンタシルゼオライト、(2)ゼオライトβ、(3)超安定Y型ゼオライト(USY)、(4)メソポーラスシリケート、(5)超安定モルデナイト(USM)、(6)シリカゲルの群から選ばれた少なくとも一種である有害成分含有水の処理方法。
JP2006235114A 2006-08-31 2006-08-31 有害成分含有液の処理方法及び装置 Pending JP2008055312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235114A JP2008055312A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 有害成分含有液の処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235114A JP2008055312A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 有害成分含有液の処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008055312A true JP2008055312A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39238697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006235114A Pending JP2008055312A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 有害成分含有液の処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008055312A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180043825A (ko) 2015-09-30 2018-04-30 후타무라 가가쿠 가부시키가이샤 유해 물질 함유액의 정화 처리 방법 및 이것을 실시하기 위한 유해 물질 함유액의 정화 처리 장치
US10549235B2 (en) 2015-09-30 2020-02-04 Futamura Kagaku Kabushiki Kaisha Ozone oxidation decomposition treatment method for VOCs and/or gaseous inorganic reducing compounds in gas

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10277568A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Kurita Water Ind Ltd 有機物含有廃水の処理方法
JP2000061480A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有害物質処理装置
JP2000061455A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有害物質処理装置
JP2002086138A (ja) * 2000-09-19 2002-03-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オゾン高度浄水装置
JP2002096079A (ja) * 2000-09-25 2002-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 排水処理方法、吸着剤の再生方法及び排水処理装置
JP2002361237A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Ebara Corp Cod含有排水の処理方法及び装置
JP2003225683A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Hitachi Ltd 排水処理方法及びその装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10277568A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Kurita Water Ind Ltd 有機物含有廃水の処理方法
JP2000061480A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有害物質処理装置
JP2000061455A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有害物質処理装置
JP2002086138A (ja) * 2000-09-19 2002-03-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オゾン高度浄水装置
JP2002096079A (ja) * 2000-09-25 2002-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 排水処理方法、吸着剤の再生方法及び排水処理装置
JP2002361237A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Ebara Corp Cod含有排水の処理方法及び装置
JP2003225683A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Hitachi Ltd 排水処理方法及びその装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180043825A (ko) 2015-09-30 2018-04-30 후타무라 가가쿠 가부시키가이샤 유해 물질 함유액의 정화 처리 방법 및 이것을 실시하기 위한 유해 물질 함유액의 정화 처리 장치
US10493423B2 (en) 2015-09-30 2019-12-03 Futamura Kagaku Kabushiki Kaisha Purification treatment method of liquid containing harmful substance, and purification treatment device of liquid containing harmful substance for carrying out said method
US10549235B2 (en) 2015-09-30 2020-02-04 Futamura Kagaku Kabushiki Kaisha Ozone oxidation decomposition treatment method for VOCs and/or gaseous inorganic reducing compounds in gas

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Augugliaro et al. The combination of heterogeneous photocatalysis with chemical and physical operations: A tool for improving the photoprocess performance
JP2009297629A (ja) 有害成分含有液の処理方法及び装置
KR100358624B1 (ko) 오염 물질을 함유하는 오염 유체의 처리 방법
JP2011078886A (ja) トリクロロベンゼン含有液の処理方法及び装置
JP2010094633A (ja) アンモニア含有液の処理方法及び装置
KR102046269B1 (ko) 유해 물질 함유액의 정화 처리 방법 및 이것을 실시하기 위한 유해 물질 함유액의 정화 처리 장치
CN107585970A (zh) 一种工业反渗透浓水中难降解有机物深度处理的工艺
JP2012040534A (ja) 排水処理システム
JP2007029784A (ja) アンモニア含有液の処理方法及び装置
JP2008055312A (ja) 有害成分含有液の処理方法及び装置
JP6440958B2 (ja) 有害物質含有液の処理方法、該方法に使用する遷移金属含有酸化物超微粒子の製造方法及び処理装置
KR100331210B1 (ko) 유해 물질을 함유하는 오염 기체의 처리방법 및 처리장치
JP3377733B2 (ja) 有害物質含有汚染水の処理方法及び装置
US20230322595A1 (en) Wastewater Ozone Treatment
JP2011078885A (ja) ダイオキシン類含有液の処理方法及び装置
JP2007007534A (ja) 有害物質含有液の処理方法及び装置
JP3382857B2 (ja) 有害物質含有ガスの処理方法及び装置
JP2009082785A (ja) 有害物質含有ガスの処理方法及び装置
JP2004081907A (ja) 有機系排気ガス処理方法、および、有機系排気ガス処理装置
JP3486348B2 (ja) 有害物質処理装置
JP2006280999A (ja) 有機ヒ素の無害化方法
JP3611278B2 (ja) 汚染成分含有水の処理方法
JP2007044645A (ja) 有害物質含有ガスの処理方法及び装置
JP2006281041A (ja) 有機物含有水処理装置とその運転方法
WO2023249569A1 (en) Method and system for gas treatment and purification using modified advanced oxidation technology

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090811

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140415