JP2008054161A - 遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造 - Google Patents

遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008054161A
JP2008054161A JP2006230119A JP2006230119A JP2008054161A JP 2008054161 A JP2008054161 A JP 2008054161A JP 2006230119 A JP2006230119 A JP 2006230119A JP 2006230119 A JP2006230119 A JP 2006230119A JP 2008054161 A JP2008054161 A JP 2008054161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
antenna
wireless terminal
mounting bracket
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006230119A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4955341B2 (ja
Inventor
Hirotake Toda
博健 戸田
Eiichi Kakegawa
栄一 掛川
Kazuo Sekiya
加津雄 関谷
Masahiko Takahashi
正彦 高橋
Jotaro Watanabe
丈太郎 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Tokyo Metropolitan Government
NEC Magnus Communications Ltd
Anten Corp
Original Assignee
NEC Corp
Tokyo Metropolitan Government
NEC Magnus Communications Ltd
Anten Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, Tokyo Metropolitan Government, NEC Magnus Communications Ltd, Anten Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006230119A priority Critical patent/JP4955341B2/ja
Publication of JP2008054161A publication Critical patent/JP2008054161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955341B2 publication Critical patent/JP4955341B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 遠隔監視用無線端末装置及びアンテナを、枡や枡蓋に対する直接加工を行うことなく確実に固定できるような取付け構造を提供する。
【解決手段】 樹脂製の蓋付き枡1内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置5及びアンテナ7を前記枡内に取付けるための取付け構造であって、無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に沿わせた状態で取付けるための板状の取付け金具9、10、11、12を有する。各取付け金具は、無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に押えるための押え部と、前記蓋の一部に掛合する掛合部と、該掛合状態を堅くするための締付け部とを有することにより、前記蓋に加工を施すこと無く無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けできるようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造に関し、特に水道メータの遠隔監視システムにおいて水道メータを収容している樹脂製の枡あるいは枡蓋への無線端末装置及びアンテナの取付け構造に関する。
水道メータ等の検針は、一般的には検針担当者が1箇所ずつメータのある場所まで出向いて、メータを目で見て使用量を確認している。
図1は水道メータの設置形態の一例を示す。上部を開口した枡1は設置場所に上部近くまで埋設され、枡2内に水道メータ3が設けられる。枡2の上部開口は雨水、その他の侵入を防ぐために枡蓋2で塞がれる。枡蓋2はヒンジ等を介して枡1に開閉自在に取付けられる。なお、枡蓋2の裏面側には断熱材4が取付けられる場合がある。
近年、難検針場所対応及び人件費削減のため、無線による遠隔監視システムが実用化されつつある。
難検針場所としては以下のような例が挙げられる。
メータ設置場所が容易に立ち入れない場所にある。例えば、オートロック付きのマンション、猛犬がいる家、立ち入りを制限される工場、警備が厳重な場所。
山間部の住宅や人口の少ない離島のように、遠隔地で検針担当者が行くには大変な場所。
無線による遠隔監視システムは、電波を使用するため、遮蔽物があるとうまく電波が届かないことがある。そのために、効率的に電波を受信できるよう、遠隔監視用無線端末装置及びそれに接続されるアンテナの設置場所及び取付け構造を配慮する必要がある。
以下に、無線による遠隔監視システムを構築する際の課題について説明する。 課題1:遠隔監視用無線端末装置及びアンテナの設置場所の制約
水道メータ等に適用するための遠隔監視用無線端末装置及びアンテナの設置場所は、電波の見通しのよい場所に設置することが好ましい。ところが、これらの設置可能な場所は、水道局等のサービス提供会社等が管理する場所に限られる。つまり、図2に示すように、水道メータ3の場合、水道局の管理可能な場所というのは枡1の中のみである。枡1内に端末装置5やアンテナ7を設置すると、基地局6が遠い場合、枡1の周囲の土やコンクリートにより電波がさえぎられて弱くなる。
これを回避するために、図3に示すように、枡1の外に端末装置5やアンテナ7を設置したいが、枡1の外はその枡1を設置した家の所有者の管理になるため、所有者の許可無く枡1の外に端末装置5やアンテナ7を設置することができない。
課題2:枡蓋に突起物があると危険
電波状況を改善すべく、電波の見通しをよくするため、図4に示すように、枡1内に端末装置5を設ける一方、枡蓋2の上、つまり表面側にアンテナ7を取付けることが考えられる。しかし、枡1は、枡蓋2が地面と同レベルになるように埋設されるのが普通であり、枡蓋2に突起があると、踏まれて損傷したり、人がつまずいて怪我をしたりするおそれがある。
課題3:枡の加工不可
水道メータの枡は、その枡を設置した家の所有者の資産であるため、水道事業者等による枡や枡蓋への穴あけ等の加工を所有者の承諾無しに行うことができない。
課題4:接着剤/両面テープ等の使用が困難
課題3を解決すべく、枡蓋への加工無しで無線端末装置及びアンテナを枡蓋に取付ける方法として、接着剤の使用、両面テープの使用が考えられる。接着剤で強度を確保する場合、材料を選定することにより、確実に取付けることは可能であるが、引越し等で取外しを行う際には、接着力が強力すぎて取外し時に枡蓋を損傷してしまうおそれがある。
また、両面テープによる取付けについては、さまざまな強度のものが市販品で存在するが、接着強度の強いものは、接着剤と同様、強度には問題無いが取外しが困難となる。一方、取外しが容易な両面テープは接着強度に問題があり、運用中に外れてしまうという問題が発生する。
以下に、具体的な提案例について説明する。
特許文献1には、円柱構造の無線装置を、メータ枡の上蓋に表側から形成された凹部内に配設するか、あるいはメータ枡の上蓋の裏側に一対のサポートで取付けた自動検針用無線装置が開示されている。サポートはL字形とコの字形を組合せた形状で、例えば弾力性のあるプラスチックで形成される。
また特許文献2には、水道メータボックスの内部に設置され水道メータの積算値を検針センター等に送信するアンテナを持った無線ユニットの取付け面に永久磁石を設け、この永久磁石によって無線ユニットを水道メータボックスの蓋体の裏面に磁気吸着するようにした無線検針装置が開示されている。
特開平06−282790号公報(図6、図7) 特開平10−185649号公報(図1)
特許文献1に開示された自動検針用無線装置は、良好な通信特性を得るべく、無線装置のアンテナの方向を任意に調整できるようにすることを課題としており、任意の方向とは言っても、無線装置は垂直軸を中心として回転可能にされているだけである。また、上記の課題1、2、4は解決しているものの、凹部を用いる例の場合には上蓋に凹部を形成する加工が必要であり、サポートを用いる例についてはサポートをどのようにして上蓋に取付けるのかを開示していない。
一方、特許文献2に開示された無線検針装置は、上記の課題1、2、3は解決しているものの、永久磁石による吸着であるため、上蓋は永久磁石の吸着可能な金属でなければならず、無線ユニットの取付け強度が十分であるとは言えない。前述したように、水道メータボックスは上蓋が地面と同レベルになるように埋設されることが多く、人に踏まれることもある。この場合に、上蓋への衝撃により無線ユニットが外れてしまうおそれがある。
以上のように、水道メータ等に適用するための遠隔監視用無線端末装置及びアンテナは、水道メータが収容されている枡内に設置する場合、無線通信を行うために十分な電波特性が得られるように配慮する必要がある。また、アンテナの位置が変化すると、電波環境が変化して通信状況が悪化するので、アンテナは確実に固定する必要がある。
本発明は、無線による通信の安定化、かつ実運用に適した遠隔監視用無線無線端末装置及びアンテナの取付け構造を提供しようとするものである。
具体的には、本発明は、遠隔監視用無線端末装置及びアンテナを、枡や枡蓋に対する直接加工を行うことなく確実に固定できるような取付け構造を提供しようとするものである。
本発明は、樹脂製の枡及び枡蓋に着目したものであり、このような枡及び枡蓋では樹脂による電波の減衰は極めて小さいことから、枡蓋の裏面または枡内に遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナを枡蓋や枡に直接加工せずに取付ける取付け構造をとることにより、前記課題を解決している。
以下にその態様を記載する。
[第1の態様]
樹脂製の蓋付き枡内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置及びアンテナを前記枡内に取付けるための取付け構造であって、前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記蓋の裏面側に沿わせた状態で取付けるための板状の取付け金具を有し、該取付け金具は、前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記蓋の裏面側に押えるための押え部と、前記蓋の一部に掛合する掛合部と、該掛合状態を堅くするための締付け部とを有することにより、前記蓋に加工を施すこと無く前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記蓋の裏面側に取付けできるようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
[第2の態様]
上記第1の態様において、前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも1つの無線端末装置用取付け金具と1つのアンテナ用取付け金具とから成り、前記無線端末装置用取付け金具は対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側に前記蓋の縁に掛けるコ字形状部を前記掛合部として有すると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有して、該対の金具の立上げ部同士を対向させてネジによる締付けを行うことで前記締付け部とし、該締付け部とその両側の下面側領域に前記無線端末装置を配置することで前記押え部とし、前記アンテナ用取付け金具も対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側に前記蓋の縁に掛けるコ字形状部を前記掛合部として有すると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも該対の金具の一方は前記アンテナを接着テープで固着するための受け部を前記押え部として有し、該対の金具の立上げ部同士を対向させてネジによる締付けを行うことで前記締付け部とした遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第2の態様においては、前記蓋の裏面にその四周を除くほぼ全域に断熱材が設けられ、前記無線端末装置及びアンテナは該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられることが望ましい。
[第3の態様]
上記第1の態様において、前記蓋の裏面側には対向する二辺の端部近傍にそれぞれ該端部に沿う突条を有し、これらの突条にはそれぞれ前記断熱材の端部を受入れ可能なポケットが設けられており、前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって、その一端側に近い部分には前記アンテナを接着テープで固着するための受け部を前記押え部として有し、他端側に近い部分には前記無線端末装置を受けてこれを前記断熱部材に押付けるための部分を前記押え部として有し、前記取付け金具の一端部及び他端部にはそれぞれ、該端部から離れる方向に延びる少なくとも1つの第1の舌片を有すると共に、該第1の舌片より低い高さ位置で該第1の舌片と同じ方向に延びる第2の舌片を前記掛合部として有して、前記第2の舌片を前記断熱材とともに前記ポケットに押し込むと、前記第1の舌片が前記突条の上側に位置し、該第1の舌片に設けられたネジ孔を通してネジを螺入することで前記第2の舌片を前記断熱材に押付ける前記締付け部として作用するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第3の態様においては、前記取付け金具が対の金具から成り、一方の金具は、その一端部に前記第1、第2の舌片を、中央部に前記アンテナを接着テープで固着するための前記受け部を、他端部に接続部をそれぞれ有し、他方の金具は、その一端部に前記第1、第2の舌片を、中央部に前記無線端末装置を受けてこれを前記断熱部材に押付けるための前記部分を、他端部に接続部をそれぞれ有し、前記一方の金具の前記接続部、前記他方の金具の前記接続部の一方にはネジ挿通用の穴を、他方には長さ方向に長くしたネジ挿通用の長穴を設けてこれらの穴及び長穴を通して前記対の金具の前記接続部同士をネジで連結するようにし、しかも連結した時の取付け金具としての長さを可変の構成とすることが望ましい。
[第4の態様]
上記第1の態様1において、前記蓋の裏面がその四周を除くほぼ全域が凹部とされ、該凹部にはその対向し合う二辺の内壁との間に溝ができるように断熱材が設けられて、前記無線端末装置及びアンテナは該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられるものであり、前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも1つの無線端末装置用取付け金具と1つのアンテナ用取付け金具とから成り、前記無線端末装置用取付け金具は対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側が前記掛合部として前記溝内に挿入されると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも一方の立上げ部の背面側には他方の立上げ部が入り込むことのできる開口が設けられて、該対の金具の立上げ部の背面同士を対向させた状態で2つの立上げ部間をネジにより締付けることで前記締付け部とし、該締付け部とその両側の下面側領域に前記無線端末装置を配置することで前記押え部とし、前記アンテナ用取付け金具も対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側が前記掛合部として前記溝内に挿入されると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも該対の金具の一方は前記アンテナを接着テープで固着するための受け部を前記押え部として有すると共に前記立上げ部の背面側には他方の金具の立上げ部が入り込むことのできる開口が設けられて、該対の金具の立上げ部の背面同士を対向させた状態で2つの立上げ部間をネジにより締付けることで前記締付け部とし、前記無線端末装置用取付け金具、前記アンテナ用取付け金具はそれぞれ、それらの前記締付け部が締付けされると、前記対の金具における対の前記掛合部が互いに離れる方向に変位することで前記凹部の内壁に押付けられるように構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第4の態様においては、
前記無線端末装置用取付け金具が2つ用いられ、該2つの無線端末装置用取付け金具には、一方の無線端末装置用取付け金具の側縁からその下面側にある無線端末装置の下面を経て他方の無線端末装置用取付け金具の側縁に至る端末装置固定バンドが少なくとも1本取付け可能に構成されていることが望ましい。
[第5の態様]
上記第1の態様において、前記蓋の裏面がその四周を除くほぼ全域が凹部とされ、該凹部にはその対向し合う二辺の内壁との間に溝ができるように断熱材が設けられて、前記無線端末装置及びアンテナは該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられるものであり、前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも1つの無線端末装置用取付け金具と1つのアンテナ用取付け金具とから成り、前記無線端末装置用取付け金具は2つの脚部を持つコ字形状を有し、該2つの脚部の間の下面側に前記無線端末装置を配置することで前記押え部とし、前記2つの脚部はそれぞれその先端側が前記掛合部として前記蓋の側縁に当接するようにされると共に該脚部の内側に押え金具が配置され、該押え金具の一端側は前記溝内に挿入されると共に他端側は前記脚部の根元近くまで延び、前記脚部の根元近くにはネジ孔を設け該ネジ孔にネジを螺入させて該ネジの先端で前記押え金具を押圧し該押え金具の前記一端側を前記凹部の内壁に押付けることにより前記締付け部として作用させ、前記アンテナ用取付け金具も2つの脚部を持つコ字形状を有し、該2つの脚部の間の下面側に前記アンテナを受けるための受け部を前記押え部として有し、前記2つの脚部はそれぞれその先端側が前記掛合部として前記蓋の側縁に当接するようにされると共に該脚部の内側に押え金具が配置され、該押え金具の一端側は前記溝内に挿入されると共に他端側は前記脚部の根元近くまで延び、前記脚部の根元近くにはネジ孔を設け該ネジ孔にネジを螺入させて該ネジの先端で前記押え金具を押圧し該押え金具の前記一端側を前記凹部の内壁に押付けることにより前記締付け部として作用させるようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第5の態様においては、前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具における前記各脚部の両側縁にそれぞれ前記ネジ孔に対応する高さ位置において該側縁から直角方向に延びる舌片が設けられ、前記各脚部に対応する前記押え金具の両側縁にもそれぞれ前記2つの舌片に対応する箇所に舌片が設けられ、互いに対向し合う前記脚部側の舌片には前記ネジとは別のネジのためのネジ孔が設けられると共に前記押え金具側の舌片には前記別のネジを挿通可能な穴が設けられていることにより、前記押え金具が前記別のネジを中心に回動可能にされていることが望ましい。
上記第5の態様においてはまた、前記無線端末装置用取付け金具が2つ用いられ、該2つの無線端末装置用取付け金具には、一方の無線端末装置用取付け金具の側縁からその下面側にある無線端末装置の下面を経て他方の無線端末装置用取付け金具の側縁に至る端末装置固定バンドが少なくとも1本取付け可能に構成されていることが望ましい。
[第6の態様]
上記第1の態様において、前記取付け金具が前記無線端末装置及びアンテナを一体的に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも2つの無線端末装置用取付け金具から成り、前記蓋の裏面はその四周を除くほぼ全域が凹部とされ、該凹部にはその対向し合う二辺の内壁との間に溝ができるように断熱材が設けられて、前記無線端末装置及びアンテナは重ねた状態にて該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられるものであり、前記無線端末装置用取付け金具は対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側が前記掛合部として前記溝内に挿入されると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも一方の立上げ部の背面側には他方の立上げ部が入り込むことのできる開口が設けられて、該対の金具の立上げ部の背面同士を対向させた状態で2つの立上げ部間をネジにより締付けることで前記締付け部とし、該締付け部とその両側の下面側領域に前記無線端末装置及びアンテナを重ねて配置することで前記押え部とし、前記無線端末装置用取付け金具は、前記締付け部が締付けされると、前記対の金具における対の前記掛合部が互いに離れる方向に変位することで前記凹部の内壁に押付けられるように構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第6の態様においては、前記2つの無線端末装置用取付け金具に、一方の無線端末装置用取付け金具の側縁からその下面側に重ねた状態にある無線端末装置及びアンテナの下面側を経て他方の無線端末装置用取付け金具の側縁に至る端末装置/アンテナ固定バンドが少なくとも1本取付け可能に構成されていることが望ましい。
[第7の態様]
樹脂製の蓋付き枡内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置及びアンテナを前記枡内に取付けるための取付け構造であって、前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記枡内に取付けるための板状の取付け金具を有し、前記取付け金具は、2つの略逆L字形状の金具を橋渡しするように連結して構成された略コ字形状を有し、しかも一方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な穴を設けると共に他方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な長穴を設けることにより橋渡し部の長さを可変とし、該橋渡し部上に前記端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に固定するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第7の態様においては、前記取付け金具が前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記枡内に取付けるためのものであって無線端末装置用取付け金具及びアンテナ用取付け金具とから成り、前記無線端末装置用取付け金具は、2つの略逆L字形状の金具を橋渡しするように連結して構成された略コ字形状を有し、しかも一方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な穴を設けると共に他方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な長穴を設けることにより橋渡し部の長さを可変とし、該橋渡し部上に前記端末装置を固定するようにし、前記アンテナ用取付け金具も、2つの略逆L字形状の金具を橋渡しするように連結して構成された略コ字形状を有し、しかも一方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な穴を設けると共に他方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な長穴を設けることにより橋渡し部の長さを可変とし、該橋渡し部上に前記アンテナを固定することが望ましい。
上記第7の態様においてはまた、前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具における前記2つの略逆L字形状の金具にそれぞれ上方に延びるように板状の固定金具が連結され、前記略逆L字形状の金具及び前記板状の固定金具における連結部分の一方には前記ネジとは別のネジの挿通可能な穴を設けると共に連結部分の他方には前記別のネジの挿通可能な長穴を設けることにより前記固定金具の取付け高さ位置を可変とすることが望ましい。
[第8の態様]
樹脂製の蓋付き枡内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置及びアンテナを前記枡内に取付けるための取付け構造であって、前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記枡内に取付けるための取付け金具を有し、前記取付け金具は、2つの脚部を持つ略コ字形状を有する回転金具と、前記2つの脚部を貫通して前記回転金具を回転可能に支持している支持軸と、該支持軸の両端側に組付けられて該支持軸を前記枡の互いに対向する内壁間にわたるように掛け渡すための対の掛け渡し部と、前記回転金具を所定の回転角度で保持するための保持部とを含み、前記回転金具における前記2つの脚部の間の台板上に前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に固定するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
上記第8の態様においては、前記取付け金具が前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記枡内に取付けるためのものであって無線端末装置用取付け金具とアンテナ用取付け金具とから成り、前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具はそれぞれ、2つの脚部を持つ略コ字形状を有する前記回転金具と前記2つの脚部を貫通して前記回転金具を回転可能に支持している前記支持軸とを含むと共に前記掛け渡し部として前記支持軸の両端部に設けられた雄ネジ部と該雄ネジ部が挿通された略コ字形状の金具と該金具に当接するように前記雄ネジ部に螺合されてその回転により該金具をスライドさせるネジ体とを有することが望ましい。
上記第8の態様においてはまた、前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具がそれぞれ、前記保持部として、前記2つの脚部を前記支持軸とは別の場所で貫通している別の支持軸と該別の支持軸の両端部に設けられた雄ネジ部と該雄ネジ部が挿通された前記略コ字形状の金具と該金具に当接するように前記雄ネジ部に螺合されてその回転により該金具をスライドさせる別のネジ体とを有し、前記別の支持軸が貫通している前記2つの脚部の貫通穴は、前記支持軸が貫通している場所を中心とした約90度の角度範囲にわたる円弧状の長い穴であり、前記支持軸及び前記別の支持軸は略水平に並ぶようにして前記枡の互いに対向する内壁間にわたるように掛け渡されることが望ましい。
上記第8の態様においてはさらに、
前記回転金具を任意の回転角度で保持するための別の保持部を有し、該別の保持部は、前記支持軸に固定された板部材であって該支持軸を中心とした円周上に角度間隔をおいて複数のピンが前記支持軸の方向に突出するように設けられた固定用部品を含み、前記2つの脚部の一方には前記支持軸を中心とした前記円周と同じ大きさの円周上に前記角度間隔より狭い角度間隔をおいて前記複数のピンの挿入可能な複数の穴が設けられ、前記回転金具を前記支持軸に沿ってスライド可能とすることにより前記複数のピンを前記複数の穴のうちの対応する穴へ挿入可能としても良い。
本発明によればまた、上記各態様に記載の取付け構造により前記樹脂製の蓋付き枡内に設置された前記無線端末装置及び前記アンテナを有する遠隔監視システムが提供される。
本発明によれば以下の効果が得られる。
1.アンテナ特性を維持した状態で端末装置及びアンテナの取付けができる。
2.端末装置及びアンテナの取付けに枡や枡蓋への穴あけ等の加工が不要である。
3.端末装置及びアンテナの取付け/取外しが容易である。
4.ナットやワッシャ等を用いた接続部分で取付け金具の接続長さや高さを可変とすることで各種サイズの枡に対応可能である。
5.枡蓋表面への突起がほとんど無いため、人がつまずくことがない。
6.枡内や枡蓋への取付け位置を変えることができるため、電波状況を改善するための自由度が高い。また、枡蓋が金属メッシュを有していた場合でもこれを避けてアンテナを設置することが容易に可能である。
7.端末装置及びアンテナの設置場所を電波状況の良い状態で取付け/固定が可能となる。
以下に、本発明を、水道メータを対象とした遠隔監視システムに適用する場合について説明する。この場合、水道メータは蓋付きの枡内に設置され、少なくとも水道メータの計測値を無線送信に適した電気信号に変換する機能を持つ端末装置と、この端末装置からの電気信号を送信するアンテナとが枡蓋あるいは枡に取付けられる。特に、枡及び枡蓋は樹脂製のものが適している。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図5、図6を参照して説明する。第1の実施形態は、遠隔監視用の無線端末装置(以下、端末装置と略称する)及びアンテナを、枡蓋へコの字金具により取付けるようにしたものである。なお、以降で説明される複数の実施形態では、いずれの場合も断熱材が取付けられた枡蓋を示すが、アンテナ(あるいは端末装置)を枡に取付ける場合には、断熱材無しの枡蓋が用いられても良い。
図5において、樹脂製の枡蓋2の裏側に、対を成す第1、第2の取付け金具9、10により断熱材4を介してアンテナ7が取付けられる。第1、第2の取付け金具9、10はそれぞれ薄い板で作られ、一端側に枡蓋2の縁の部分にはまり込むコ字形状部9−1、10−1を掛合部として有する。第1、第2の取付け金具9、10の他端側にはそれぞれ互いに対向し合うことができるような略直角の折曲げによる立上げ部9−2、10−2を有する。第2の取付け金具10はアンテナ7と同程度の大きさを持つ受け部10−3を押え部として有し、その下面側に両面テープ8を介してアンテナ7が固着される。立上げ部9−2、10−2にはそれぞれ対応箇所に孔(ここでは2箇所)を有し、これらの孔にネジ13を通してナット14で締付けることにより第1、第2の取付け金具9、10が結合され、コ字形状部9−1、10−1を枡蓋2に堅く結合させる締付け部として作用する。立上げ部9−2、10−2にはワッシャを介在させることが好ましく、振動による緩みを防止するためにナット14も2個用いることが好ましい。なお、図5において下面側というのは、実際には上面側となることは言うまでも無く、これは後述される実施形態でも同様である。また、立上げ部9−2、10−2については略直角に折曲げて形成されており、これは以降で示されるすべての立上げ部についても同じである。
アンテナ7は、パッチアンテナを使用することにより裏面のアース面が金属でも影響を受けない。アンテナ7は枡蓋2の方向に電波を放射することになるが、断熱材4には通常、発泡スチロールを用いており、誘電率が1に近いこと、また枡蓋2は樹脂製であるため、アンテナ特性にほとんど影響を与えないことからアンテナ特性の劣化は無い。
枡が水没したり、土や雪をかぶったりした場合に枡の位置が見えなくなることがある。その対策として、一般的には枡蓋2の一部に金属メッシュが入れられていることにより、金属探知機で枡の場所を調べるという方法が取られている。金属メッシュがアンテナ7の上方にあるとアンテナ特性を悪化させることがある。しかし、本取付け構造によれば、枡蓋2に対する第1、第2の取付け金具9、10の取付け位置を、枡蓋2の縁に沿って容易に変更することができるのでアンテナ取付け位置を変更することが可能であり、金属メッシュによるアンテナ特性劣化を回避できる。
また、枡蓋2の直下にアンテナ7を取付けることが可能であるため、ほぼ地表面の位置にアンテナ7が設置されることになり、枡周囲の土またはコンクリート等にさえぎられる影響が小さいため、アンテナ7の電界強度の低下を避けることが可能となる。
さらに、第1、第2の取付け金具9、10を用いることで、枡蓋2への加工無しで容易かつ確実にアンテナ7を固定することができ、枡蓋2表面への突起(枡蓋2の表面側に回りこんだ取付け金具の一部)もわずかであるため、突起につまずくという事故も回避することができる。
第1の実施形態では、端末装置5もアンテナ7と同様に枡蓋2に容易に設置することが可能である。図5において、枡蓋2の裏面に対を成す第3、第4の取付け金具11、12を2組用いて、端末装置5を容易に固定することができる。第3、第4の取付け金具11、12は1組でもよく、第2の取付け金具10における受け部10−3を除いて第1、第2の取付け金具9、10と同様の形状、機能を持つ。つまり、第3、第4の取付け金具11、12はそれぞれ、一端側に枡蓋2の縁の部分にはまり込むコ字形状部11−1、12−1を掛合部として有する。第3、第4の取付け金具11、12の他端側にはそれぞれ互いに対向し合うことができるような立上げ部11−2、12−2を有する。立上げ部11−2、12−2にはそれぞれ対応箇所に孔(ここでは2箇所)を有し、これらの孔にネジ13を通してナット14で締付けることにより第3、第4の取付け金具11、12が結合され、コ字形状部11−1、12−1を枡蓋2に堅く結合させる締付け部として作用する。この締付け部とその両側の部分の下側は端末装置5を配置するための押え部となる。立上げ部11−2、12−2にはワッシャを介在させることが好ましく、振動による緩みを防止するためにナット14も2個用いることが好ましい。
上記のように対を成す第1、第2の取付け金具9、10、第3、第4の取付け金具11、12を用いることにより、枡蓋2のサイズが異なる場合でもネジ13の長さを変えたり、ワッシャの個数を変えたりすることで互いに対向し合う立上げ部の間隔を調節して対応することができる。
図6は、上述のようにしてアンテナ7及び端末装置5が第1、第2の取付け金具9、10及び2組の第3、第4の取付け金具11、12により枡蓋2の裏側に取付けされた状態を示す。
なお、各取付け金具は、金属製に限らず枡蓋2への取付けに際する締付け時に塑性変形してしまわない程度の剛性を有する板状の材料であれば良い。また、両面テープ8はアンテナ7が容易に取外しできるような接着強度を有していれば良い。さらに、端末装置5には、通常、送信電力源としてバッテリが内蔵される。端末装置5とアンテナ7との電気接続については周知の方法で行うことができるので、図示、説明は省略する。これらは以降で述べられるどの実施形態においても同様である。
図7、図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、枡蓋2の裏側に断熱材4を固定するためのポケットがあることを利用している。断熱材4を固定するためのポケットというのは、断熱材4の長手方向の端部を受入れるための凹部のことである。つまり、枡蓋2の裏側にはその主面に断熱材4を受入れるための一定深さの凹部が形成されると共に、長手方向の端部に近い位置にこの端部に沿って2つの突条2−1が形成される。そして、これら2つの突条2−1の互いに対向し合う部分にはそれぞれ上記凹部に連なり端部側に向けて凹部が形成されている。
アンテナ7、端末装置5を断熱材4に沿わせて枡蓋2に取付けるために、対を成す取付け金具17、18が用いられる。取付け金具17、18はそれぞれ一端側に固定用ネジ15を螺合するためのネジ孔が切られた2つの舌片17−1、18−1を有し、他端側には複数のネジ13(ここでは3個)で連結するための接続部17−2、18−2を有する。接続部17−2、18−2の対応し合う箇所にはネジ13を通すための穴が設けられ、これらの穴にネジ13を通してナット14で締付けることにより取付け金具17と18とが接続される。なお、接続部17−2、18−2に設けられる穴のうちの一方、ここでは接続部18−2に設けられた穴を長穴18−2aとすることにより、枡蓋2の長さサイズに応じて接続された取付け金具17と18の全長を調整することができるようにされている。ネジ13、ナット14にもワッシャを組合せることが望ましい。
取付け金具17、18にはそれぞれ、舌片と接続部との間を少し立上げることによりアンテナ7、端末装置5の受け部が押え部として形成されている。端末装置5の受け部については、中央部分を抜き取り加工している。取付け金具17、18のそれぞれにはまた、2つの舌片17−1の間、2つの舌片18−1の間に、これらよりやや下方で舌片17−1、18−1と同じ方向に延びる舌片17−3、18−3が設けられている。これにより、舌片17−3、18−3を、断熱材4と共に前述したポケットに押込むことができ、この時舌片17−1、18−1は突条2−1の上にある。この状態にて舌片17−1、18−1のネジ孔に固定用ネジ15を螺入すると、固定用ネジ15の先端が突条2−1に当接しそれに伴って舌片17−3、18−3が断熱材4に押付けられることにより取付け金具17、18が枡蓋2に取付けられる。つまり、舌片17−1、18−1は締付け部として作用し、舌片17−3、18−3は掛合部として作用する。
このようにして、ネジ13で連結した取付け金具17の受け部に両面テープ8を介してアンテナ7を装着すると共に、取付け金具18の受け部に端末装置5を装着し、舌片17−3、18−3を両側の突条2−1のポケットに押し込んだうえで舌片17−1、18−1のネジ孔に固定用ネジ15を螺入することによりアンテナ7、端末装置5が枡蓋2の裏側に取付けられる。なお、接続部17−2、18−2を連結しているネジ13に螺合されるナット14は接続部17−2の下方に突出するので、断熱材4の対応箇所にはこれを受入れるための凹部(図示省略)が設けられる。また、取付け金具17と18ははじめから一枚の板材で一体に作られていても良い。さらに、舌片17−1、18−1を舌片17−3、18−3よりも低くしてポケットに押込むようにし、舌片17−3、18−3を突条2−1の上側に当接させるようにして舌片17−3、18−3に固定用ネジ15を螺入するようにしても良い。
図8は、上述のようにしてアンテナ7及び端末装置5が取付け金具17、18により枡蓋2の裏側に取付けされた状態を示す。第1の実施形態では、わずかではあるが、枡蓋2の表面側に各取付け金具のコ字形状部の一部が突起するが、第2の実施形態では枡蓋2の表面側に突起がまったく無しに固定することができる。
図9〜図11を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、枡蓋2がその裏面であって、2つの突条2−1の間に断熱材14を受入れるための凹部を有していることを利用する。つまり、図11に示すように、枡蓋2の裏面側は、断熱材4を受入れできるように一定深さの凹部になっており、特に、長手方向の一方の辺の縁の高さが突条2−1の上端とほぼ同じ高さであるのに対し、他方の辺の縁の高さは低く突条2−1の根元と同じ高さとなっている。また、枡蓋2の長手方向の両辺縁と断熱材4の両側縁との間にはわずかな隙間(溝)ができるようにされている。
図10において、第3の実施形態では、枡蓋2にアンテナ7を取付けるために、対を成す取付け金具19と取付け金具20とアンテナ固定金具27及び両面テープ8とが用いられる。
取付け金具19はアンテナ7とほぼ同じ大きさの受け部19−1を押え部として有し、その一端側は略逆L字形状に折り曲げられさらにその先端が波形状にされてわずかに外側に折り曲げられている。受け部19−1の他端側には内側が切り抜かれて開口とされたコ字形状部が形成され、その先端が立上げ部19−2となっている。立上げ部19−2の中心部近くにはネジ21を挿通可能な穴が設けられている。コ字形状部における立上げ部19−2の両端側はそれぞれ立上げ部19−3となっており、2つの立上げ部19−3にはそれぞれ長穴19−3aが形成されている。さらに受け部19−1の両側にもそれぞれ立上げ部19−4が設けられ、その長さ方向に長穴19−4aが形成されている。
一方、取付け金具20は、その一端側が略逆L字形状に折り曲げられさらにその先端が波形状にされてわずかに外側に折り曲げられている。取付け金具20の他端側はそこから離れる方向に向けて少し突出してから立上げ部20−1となっており、その中心部近くにネジ21を螺合可能なネジ孔が設けられている。さらに取付け金具20の両側にはそれぞれ立上げ部20−1よりも前方に延びて取付け金具19の2つの立上げ部19−3と当接可能な間隔で立上げ部20−2が設けられ、立上げ部19−3の長穴19−3aと対応する箇所にはネジ22の螺合可能なネジ孔(あるいは通常の丸穴)が形成されている。
取付け金具19の下面側には、これよりやや大き目のアンテナ固定金具27が取付けられる。つまり、アンテナ固定金具27は、その両側に取付け金具19をその立上げ部19−4が近接した状態で受入れ可能な立上げ部27−1を有し、立上げ部27−1の中心部にはネジ26の螺合可能なネジ孔(あるいは通常の丸穴)が形成されている。
アンテナ7は、両面テープ8を介してアンテナ固定金具27の下面側に取付けられる。
図11は、取付け金具19と20とによりアンテナ7(図11では図示せず)を枡蓋2に取付けた状態を示している。このような取付けは以下のようにして行われる。
下面側にアンテナ7を取付けたアンテナ固定金具27を取付け金具19に組み付ける。そして、枡蓋2と断熱材4との間の隙間(溝)を利用して取付け金具19における略逆L字形状の先端折曲げ部を掛合部として枡蓋2の凹部の底部に沿わせる。この時、立上げ部27−1のネジ孔及び立上げ部19−4の長穴に通されているネジ26に螺合されるナットは緩めた状態にしておく。取付け金具20も同様に、枡蓋2と断熱材4との間の隙間を利用して取付け金具20における略逆L字形状の先端折曲げ部を掛合部として枡蓋2の凹部の底部に沿わせる。そして、取付け金具20の立上げ部20−1を取付け金具19のコ字形状の切抜き部に入れて立上げ部19−2の背面側に沿わせると共に、取付け金具20の2つの立上げ部20−2の間に、取付け金具19の2つの立上げ部19−3が入り込んで立上げ部20−1の背面と立上げ部19−2の背面とが互いに対向し合うようにする。立上げ部20−2のネジ孔及び立上げ部19−3の長穴19−3aにネジ22を通しこれに螺合されるナットは緩めた状態にしておく。
次に、アンテナ固定金具27の位置を調整することによりアンテナ7を位置決めする。これはアンテナ固定金具27を立上げ部19−4に沿ってずらすことにより行われる。アンテナ7の位置が決まったらネジ26に対するナットを締付けてアンテナ固定金具27を取付け金具19に固定する。
続いて、立上げ部19−2の穴を通してネジ21を立上げ部20−1のネジ孔に螺合する。ネジ21のネジ込み量が大きくなるにつれて、立上げ部20−1と立上げ部19−2との間隔が小さくなる。これによって取付け金具19における略逆L字形状の先端折曲げ部と取付け金具20における略逆L字形状の先端折曲げ部はそれぞれ、互いに離れる方向に変位して枡蓋2の凹部内壁に押付けられ、取付け金具19と20の組合せ体が枡蓋2に取付けられる。つまり、ここでも立上げ部19−2と20−1及びネジ21が締付け部として作用する。最後に、ネジ22に対するナットを締付けて取付け金具19と20の連結を固定する。これにより、仮にネジ21が緩んだとしても取付け金具19と20の堅い連結状態は維持され、取付け金具19と20とが枡蓋2から脱落することは無い。
一方、端末装置5は対を成す取付け金具23と24とを2組用いて枡蓋2に取付けられる。
図9において、2つの取付け金具23のうち図中右側の取付け金具23について言えば、取付け金具19と同様、その一端側が略逆L字形状に折り曲げられさらにその先端が波形状にされてわずかに外側に折り曲げられている。取付け金具23の他端側には内側が切り抜かれたコ字形状部が形成され、その先端が立上げ部23−1となっている。立上げ部23−1の中心部近くにはネジ21を挿通可能な穴が設けられている。コ字形状部における立上げ部23−1の両端側はそれぞれ立上げ部23−2となっており、2つの立上げ部23−2にはそれぞれ長穴23−2aが形成されている。さらに取付け金具23の片側(隣接する取付け金具23から遠い方の片側)には立上げ部23−3が設けられ、その長さ方向に長穴23−3aが形成されている。
図9中左側の取付け金具23は、立上げ部23−3の場所が、図中右側の取付け金具23とは反対側にある点を除いて同じである。そして、互いに反対側にある2つの立上げ部23−3にネジ25を用いて端末装置固定バンド32が取付けられる。つまり、立上げ部23−3に当接する端末装置固定バンド32にはネジ25を通す穴が設けられており、この穴及び立上げ部23−3の長穴23−3aにネジ25を通し、ナットで締付け行うことで2つの取付け金具23に端末装置固定バンド32が取付けられる。端末固定バンド32の材料としては、樹脂系が好ましいが、金属板でも良い。
取付け金具24は、取付け金具20と同様、その一端側が略逆L字形状に折り曲げられさらにその先端が波形状にされてわずかに外側に折り曲げられている。取付け金具24の他端側はそこから離れる方向に向けて少し突出してから立上げ部24−1となっており、その中心部近くにネジ21を螺合可能なネジ孔が設けられている。さらに取付け金具24の両側にはそれぞれ立上げ部24−1よりも前方に延びて取付け金具23の2つの立上げ部23−2と当接可能な間隔で立上げ部24−2が設けられ、立上げ部23−2の長穴23−2aと対応する箇所にはネジ22の螺合可能なネジ孔(あるいは通常の丸穴)が形成されている。さらに取付け金具24の片側(隣接する取付け金具24から遠い方の片側)には立上げ部24−3が設けられ、その長さ方向に長穴24−3aが形成されている。
図9中左側の取付け金具24は、立上げ部24−3の場所が、図中右側の取付け金具24とは反対側にある点を除いて同じである。そして、互いに反対側にある2つの立上げ部24−3にネジ25を用いて端末装置固定バンド32が取付けられる。つまり、立上げ部24−3に当接する端末装置固定バンド32にはネジ25を通す穴が設けられており、この穴及び立上げ部24−3の長穴24−3aにネジ25を通し、ナットで締付け行うことで2つの取付け金具24に端末装置固定バンド32が取付けられる。
端末装置固定バンド32については後述するが、一方の取付け金具23、24の立上げ部23−3、24−3から端末装置5の図中下面側を経由して反対側に延び、他方の取付け金具23、24の立上げ部23−3、24−3に至るバンドであり、取付け金具23側と取付け金具24側の2本の端末装置固定バンド32により、取付け金具23、24と端末装置5とを一体化する。
端末装置5の取付けは以下のようにして行われる。
取付け金具24の2つの立上げ部24−2と取付け金具23の2つの立上げ部23−2とを重ね合わせ、立上げ部24−2のネジ孔、立上げ部23−2の長穴23−2aを通してネジ22をねじ込み、長穴23−2aから突き出たネジ部にナットを取付ける。ナットの締付けは緩めにしておく。2つの取付け金具23及び取付け金具24の下面側に端末装置5を添わせ、2本の端末装置固定バンド32を取付け金具23、取付け金具24にネジ25を用いて取付けることにより取付け金具23、取付け金具24と端末装置5とを一体化する。
枡蓋2と断熱材4との間の隙間を利用して取付け金具23における略逆L字形状の先端折曲げ部を掛合部として枡蓋2の凹部の底部に添わせる。取付け金具24も同様に、枡蓋2と断熱材4との間の隙間を利用して取付け金具24における略逆L字形状の先端折曲げ部を掛合部として枡蓋2の凹部の底部に添わせる。この時、取付け金具24の2つの立上げ部24−2の間に、取付け金具23の2つの立上げ部23−2が入り込んで連結され、立上げ部24−1の背面と立上げ部23−1の背面とが互いに対向し合うようになっている。一方、立上げ部24−2のネジ孔及び立上げ部23−2の長穴23−2aにネジ22が通されこれに螺合されたナットは緩めた状態になっている。必要に応じて、端末装置5の位置を調整する。これはネジ25に螺合しているナットの締付けを緩めて端末装置5を端末装置固定バンド32と共に立上げ部23−3、24−3に沿ってずらすことにより行われる。
続いて、立上げ部23−1に穴にネジ21を通しさらに立上げ部24−1のネジ孔にネジ21を螺合する。するとネジ21のねじ込み量が大きくなるにつれて、立上げ部24−1と立上げ部23−1との間隔が小さくなる。これによって取付け金具23における略逆L字形状の先端折曲げ部と取付け金具24における略逆L字形状の先端折曲げ部はそれぞれ、互いに離れる方向に変位して枡蓋2の凹部内壁に押付けられ、取付け金具23と24の組合せ体が枡蓋2に取付けられる。最後に、ネジ22に対するナットを締付けて取付け金具23と24の連結を固定する。これにより、仮にネジ21が緩んだとしても取付け金具23と24の堅い連結状態は維持され、取付け金具23と24とが枡蓋2から脱落することは無い。
第3の実施形態では、立上げ部24−1と立上げ部23−1及びネジ21が締付け部として作用し、この締付け部とその両側の下面部分が端末装置5の押え部となる。
第3の実施形態は、第1の実施形態の取付け構造を改善した構造である。つまり、第1の実施形態のデメリットであった枡蓋表面に取付け金具の一部が突き出ることを回避することができる。
第3の実施形態による取付け構造は、第2の実施形態の取付け構造の改善にも適用できる。つまり、図7、図8の取付け構造は、枡蓋2に断熱材4を固定するためのポケットがあることが前提条件であった。言い換えれば、断熱材4を固定するためのポケットの無い枡蓋には、図7、図8の取付け構造は採用することができない。しかし、第3の実施形態による取付け構造は、断熱材4を固定するためのポケットが無くても、断熱材4を、取付け金具19と20及びアンテナ7、2組の取付け金具23と24及び端末装置5と共に枡蓋2に取付けることが可能となる。
図12〜図14を参照して第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、アンテナ7、端末装置5をそれぞれ、対を成す取付け金具によらずに一体型の取付け金具で枡蓋2に取付けできるようにしたものである。つまり、アンテナ7を1つの取付け金具28で枡蓋2に取付け、端末装置5を2組の取付け金具30と2本の端末装置固定バンド32で取付けできるようにしている。特に、図13に示すように、取付け金具28、30はそれぞれ、2つの脚部を持つコ字形状に作られ、それらの脚部の先端部が掛合部として枡蓋2の表面側に突出しないように作られている。
取付け金具28について言えば、中央部にアンテナ固定金具27を取付けるための受け部28−1を押え部として有し、その両側縁にはそれぞれ長穴28−2aが形成された立上げ部28−2が設けられている。図11で説明した取付け金具19と同様に、受け部28−1の下面側には立上げ部28−2に当接する2つの立上げ部27−1を持つアンテナ固定金具27が取付けられる。立上げ部27−1の中央部近くにはネジ26を通すことのできるネジ孔(あるいは通常の丸穴)が形成され、このネジ孔及び立上げ部28−2の長穴28−2aを通したネジ26のネジ部にワッシャ、ナットをはめ込んで締付けを行うことによりアンテナ固定金具27は取付け金具28に取付けられる。勿論、アンテナ固定金具27の下面側には両面テープ8を介してアンテナ7が固着される。そして、図11で説明したように、アンテナ固定金具27を立上げ部28−2に沿ってずらすことにより、アンテナ7の位置決め調整を行うことができる。
取付け金具28はまた、受け部28−1の両端において互いに反対方向に延びると共に略逆L字形状に折り曲げられ、さらに断熱材4の一部及び枡蓋2の側縁部に沿うように階段状に折曲げられている。略逆L字形状の折曲げ部の根元近くにはネジ21を螺合するためのネジ孔が設けられ、このネジ孔に近い略逆L字形状の折曲げ部の両側縁にはそれぞれ受け部28−1側に向けて延びる舌片28−3が設けられている。略逆L字形状の折曲げ部の内側には押え金具31が配置される。押え金具31は、枡蓋2の凹部を形成している内壁と断熱材4との間にある隙間(溝)に入り込む部分を有し、その下端部は波形状にされると共に外側に向けて折曲げられた先端折曲げ部を持つ。押え金具31は舌片28−3に対応する高さまで延び、舌片28−3に対応する箇所に舌片31−1を有する。舌片28−3にはネジ22を螺合可能なネジ孔が設けられ、舌片31−1には長穴が設けられている。
アンテナ固定金具27を介してアンテナ7を取付けた取付け金具28を図13に示す状態にセットする。この時、ネジ22は締付けを緩めた状態にしておく。略逆L字形状の折曲げ部のネジ孔にネジ21を螺入すると、その先端が押え金具31に当接する。ネジ21のねじ込み量をさらに大きくすると、押え金具31下端の先端折曲げ部が枡蓋2の凹部内壁に強く押付けられる。つまり、逆L字形状の折曲げ部とそこに設けられたネジ孔及びネジ21と押え金具31は締付け部として作用する。その結果、押え金具31は枡蓋2に取付けされた状態となる。言い換えれば、この状態は、枡蓋2の凹部を形成している長手方向の辺縁部が取付け金具28の略逆L字形状の折曲げ部と押え金具31とで挟まれた状態である。続いて、ネジ22に対するナットの締付けを強くすることで押え金具31と取付け金具28は一体化される。これにより、アンテナ7を取付けた取付け金具28は押え金具31を介して枡蓋2に取付けられる。
取付け金具30については、取付け金具28の受け部28−1に代えて立上げ部30−1による端末装置固定バンド32の取付け部を有する点を除いて、取付け金具28と同じ構造を持つ。つまり、2組の取付け金具30は、互いに反対側の側縁に立上げ部30−1を有し、立上げ部30−1の2箇所に長手方向に沿う長穴30−1aが形成されている。図9で説明したように、端末装置5の下面側に回し込んだ2本の端末装置固定バンド32の両端部に設けられた穴及び立上げ部30−1の長穴30−1aにネジ25を通し、ワッシャ及びナットをはめて締付けを行うことにより、2組の取付け金具30と端末装置5とが一体化される。
取付け金具30はまた、その両端において略逆L字形状に折り曲げられ、さらに断熱材4の一部及び枡蓋2の側縁部に沿うように階段状に折曲げられている。略逆L字形状の折曲げ部の根元近くにはネジ21を螺合するためのネジ孔が設けられ、このネジ孔に近い略逆L字形状の折曲げ部の両側縁にはそれぞれ反対端部側に向けて延びる舌片30−2が設けられている。略逆L字形状の折曲げ部の内側には押え金具31が配置される。押え金具31は、図14で説明した押え金具31とまったく同じであり、枡蓋2の凹部を形成している内壁と断熱材4との間にある隙間に入り込む部分を有し、その下端部は波形状にされると共に外側に向けて折曲げられた先端折曲げ部を持つ。押え金具31は舌片30−2に対応する高さまで延び、舌片30−2に対応する箇所に舌片31−1を有する。舌片30−2にはネジ22を螺合可能なネジ孔が設けられ、舌片31−1には長穴が設けられている。
取付け金具30における略逆L字形状の折曲げ部の先端部が掛合部として作用し、逆L字形状の折曲げ部とそこに設けられたネジ孔及びネジ21と押え金具31が締付け部として作用することは明らかであり、取付け金具30における2つの略逆L字形状の間の部分が端末装置5の押え部として作用することも明白である。取付け金具30が枡蓋2に取付けられる原理は、図14で説明した取付け金具28とまったく同じであるので説明は省略する。
第4の実施形態においても、第1の実施形態においてデメリットであった、枡蓋2の表面に取付け金具の一部が突き出ることを回避することができる。
第4の実施形態による取付け構造は、第2の実施形態の取付け構造の改善にも適用できる。つまり、図7、図8の取付け構造は、枡蓋2に断熱材4を固定するためのポケットがあることが前提条件であった。言い換えれば、断熱材4を固定するためのポケットが無い枡蓋には、図7、図8の取付け構造は採用することができない。しかし、第4の実施形態による取付け構造は、断熱材4を固定するためのポケットが無くても、断熱材4を、取付け金具28とアンテナ7、2組の取付け金具30と端末装置5と共に枡蓋2に取付けることが可能となる。
図15、図16を参照して第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態は、第3の実施形態を簡略化したもので、図9で説明した対を成す取付け金具23と対を成す取付け金具24とを2組用いると共に2本の端末装置/アンテナ固定バンド32を用い、端末装置5とアンテナ7とを重ねた状態にて一体的に枡蓋2に取付けるようにした構造である。これにより、第3の実施形態における取付け金具19及び20、アンテナ固定金具27を省略することができる。
図9で説明したように、図中右側の取付け金具23について言えば、その一端側が略逆L字形状に折り曲げられさらにその先端が波形状にされてわずかに外側に折り曲げられ、掛合部とされている。取付け金具23の他端側には内側が切り抜かれたコ字形状部が形成され、その先端が立上げ部23−1となっている。立上げ部23−1の中心部近くにはネジ21を挿通可能な穴が設けられている。コ字形状部における立上げ部23−1の両端側はそれぞれ立上げ部23−2となっており、2つの立上げ部23−2にはそれぞれ長穴23−2aが形成されている。さらに取付け金具23の片側(隣接する取付け金具23から遠い方の片側)には立上げ部23−3が設けられ、その長さ方向に長穴23−3aが形成されている。
図15中左側の取付け金具23は、立上げ部23−3の場所が、図中右側の取付け金具23とは反対側にある点を除いて同じである。そして、互いに反対側にある2つの立上げ部23−3にネジ25を用いて端末装置/アンテナ固定バンド32が取付けられる。つまり、立上げ部23−3に当接する端末装置/アンテナ固定バンド32にはネジ25を通す穴が設けられており、この穴及び立上げ部23−3の長穴23−3aにネジ25を通し、ナットで締付け行うことで2つの取付け金具23に端末装置/アンテナ固定バンド32が取付けられる。
取付け金具24は、その一端側が略逆L字形状に折り曲げられさらにその先端が波形状にされてわずかに外側に折り曲げられ、掛合部とされている。取付け金具24の他端側はそこから離れる方向に向けて少し突出してから立上げ部24−1となっており、その中心部近くにネジ21を螺合可能なネジ孔が設けられている。さらに取付け金具24の両側にはそれぞれ立上げ部24−1よりも前方に延びて取付け金具23の2つの立上げ部23−2と当接可能な間隔で立上げ部24−2が設けられ、立上げ部23−2の長穴23−2aと対応する箇所にはネジ22の螺合可能なネジ孔(あるいは通常の丸穴)が形成されている。さらに取付け金具24の片側(隣接する取付け金具24から遠い方の片側)には立上げ部24−2が設けられ、その長さ方向に長穴24−2aが形成されている。
図15中の左側の取付け金具24は、立上げ部24−2の場所が、図中右側の取付け金具24とは反対側にある点を除いて同じである。そして、互いに反対側にある2つの立上げ部24−2にネジ25を用いて端末装置/アンテナ固定バンド32が取付けられる。つまり、立上げ部24−2に当接する端末装置/アンテナ固定バンド32にはネジ25を通す穴が設けられており、この穴及び立上げ部24−2の長穴24−2aにネジ25を通し、ナットで締付け行うことで2つの取付け金具24に端末装置/アンテナ固定バンド32が取付けられる。
図16に示すように、端末装置/アンテナ固定バンド32は、一方の取付け金具23、24の立上げ部23−3、24−2から端末装置5及びその下面側に両面テープを介して接着されたアンテナ7を経由して反対側に延び、他方の取付け金具23、24の立上げ部23−3、24−2に至るバンドであり、取付け金具23側と取付け金具24側の2本の端末装置/アンテナ固定バンド32により、取付け金具23、24と端末装置5及びアンテナ7とを一体化する。
2組の取付け金具23、24により一体化された端末装置5とアンテナ7を枡蓋2に取付ける作業は図9で説明したのと同じであるので説明は省略するが、この第5の実施形態でも、立上げ部24−1と立上げ部23−1及びネジ21が締付け部として作用し、この締付け部とその両側の下面部分が端末装置5の押え部となる。
なお、第5の実施形態は、枡蓋2の凹部内壁と断熱材4との間の隙間を利用する図12〜図14の第4の実施形態による取付け構造にも適用することが可能である。
図17、図18を参照して第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態は、端末装置5及びアンテナ7を枡蓋2ではなく、枡1本体に取付けるようにしたものである。
図17(a)、図18(a)において、略逆L字形状の板状の取付け金具33及び取付け金具34を橋渡しするように重ね、ネジ35とナットで締付け固定して略コ字形状とする。取付け金具33と取付け金具34のネジ挿通部の少なくとも一方は橋渡し方向に延びる長穴となっており、枡1の大きさ(内側容器の幅)に応じて橋渡し部の長さを調整することが可能である。取付け金具33、取付け金具34にそれぞれ板状の固定金具36をネジ(ここでは蝶ネジ)35’とナットを使用して上方に延びるように取付け、枡1に収納する。固定金具36と取付け金具33、34のネジ挿通部の少なくとも一方も高さ方向に延びる長穴となっており、枡1の深さ(内側容器の高さ)に応じて取付け金具33、34から上方に延びる固定金具36の突出長を調整することが可能である。
図17(a)に示すように、取付け金具33と取付け金具34の橋渡し部の上に端末装置5を置き、2本の結束バンド40で固定する。
一方、図17(b)、図18(b)を参照して、アンテナ7を固定するために、取付け金具33、34及び固定金具36と同様の板状の取付け金具37、38及び固定金具39を用いる。取付け金具37、38及び固定金具39は、取付け金具33、34及び固定金具36に比べて幅方向のサイズが少し小さい点を除けばまったく同じである。言い換えれば、取付け金具37、38及び固定金具39の幅方向のサイズは取付けられるアンテナ7のサイズに応じて決まる。
略逆L字形状の取付け金具37及び取付け金具38を橋渡しするように重ね、ネジ35とナットで締付け固定して略コ字形状とする。取付け金具37と取付け金具38のネジ挿通部の少なくとも一方は橋渡し方向に延びる長穴となっており、枡1の大きさに応じて橋渡し部の長さを調整することが可能である。取付け金具37、取付け金具38をそれぞれ固定金具39にネジ(ここでは蝶ネジ)35’とナットを使用して取付け、枡1に収納する。この収納場所は、水道メータMを間にした端末装置5の収納場所とは反対側とするのが好ましい。固定金具39と取付け金具37、38のネジ挿通部の少なくとも一方も高さ方向に延びる長穴となっており、枡1の深さに応じて取付け金具37、38から上方に延びる固定金具39の突出長を調整することが可能である。
取付け金具37と取付け金具38の橋渡し部の上に両面テープを介してアンテナ7を接着するが、これは、結束バンドやネジで行われても良い。
端末装置5とアンテナ7は重ねて一体的に取付けられても良く、この場合、アンテナ7用の取付け金具37、38、固定金具39は不要である。
図19、図20を参照して第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態は、アンテナ7を水平軸を中心に回転可能に取付けできるようにした構造である。
図19、図20において、2本の回転軸41の両端側にそれぞれ両側に脚部を持つコ字形状の金具43を取付ける。各回転軸41の端部に近い部分には雄ネジが切られており、この雄ネジに螺合された固定ネジ(ネジ体)44に当接して軸方向にスライド可能に金具43が取付けられる。これにより、固定ネジ44を回転させると、その回転方向に応じて金具43を変位させることができる。2つの金具43の脚部が枡1の互いに対向し合う内壁に当接した状態で固定ネジ44を回して枡1の内壁に金具43の脚部をつっぱらせることにより回転軸41を、金具43を介して枡1の内壁に固定することができる。つまり、回転金具41の雄ネジ、金具43、固定ネジ44は、回転軸41を枡1の互いに対向し合う内壁間に掛け渡すための掛け渡し部として作用する。
なお、2本の回転軸41にはアンテナ7を固定するための台板とその両側に脚部を持つコ字形状の回転金具42が取付けられている。2本の回転軸41の一方の回転軸41については回転金具42における両側の脚部を貫通して支持軸として作用しているのに対し、他方の回転軸41については両側の脚部に形成された円弧形状の長穴42−1aを貫通している。特に、長穴42−1aは支持軸としての回転軸を中心として約90度の角度範囲を有し、これにより、回転金具42を支持軸としての回転軸41を中心にして約90度回転させることができる。回転金具42における両側の脚部に設けられた長穴42−1a及びこれに挿通されている回転軸41は、回転金具42を水平状態及びそこから90度立上げた状態で保持する保持部として作用する。回転金具42の台板上にはアンテナ7が両面テープ8で固定される。
なお、アンテナ7の取付け位置は、回転金具42を回転軸41に沿って動かすこと及び回転軸41の枡1への取付け位置を調節することにより自由に変更することができる。
また、回転金具42を図20のように跳ね上げれば、アンテナ7で邪魔されること無く枡1の内部を確認することができるので、枡1の内部の工事時や水道メータの確認時に支障を来たすことは無い。図示、説明は省略するが、端末装置5についても枡1内の別位置で上記と同様の構造により取付けを実現することが可能である。
なお、前述した特許文献1では無線装置を垂直軸を中心に回転可能にしているが、垂直軸を中心とした回転ではアンテナの指向性に制限がある。例えば水平面で無指向性の特性を持つアンテナでは効果を発揮し得ない。
これに対し、第7の実施形態では、水平軸を中心としたアンテナ7の回転が可能であり、アンテナ7の指向性にあまり制限を受けることなく効果を発揮することができる。このためには、アンテナ7を任意の回転角度で保持可能な、上記の保持部とは別の保持部を有することが望ましく、その一例を図21を参照して説明する。
図21において、別の保持部を構成するために、回転金具42の一方の脚部における回転軸41(支持軸)を中心とした同一円周上に等角度間隔を複数の小穴42aを設ける。一方、この脚部を貫通している回転軸41(支持軸)には、固定板(固定用部品)45を取付ける。固定板45には、上記の等角度間隔よりも大きな角度間隔、ここでは90度の角度間隔をおいて上記の小穴42aのうち4個の小穴42aに挿入可能な4本のピン45−1を回転軸方向に突出させている。固定板45は、その外周側から回転軸41に向けて螺入した固定用ネジ46で回転軸41に固定される。
回転金具42を回転させる時には、回転金具42を回転軸方向にずらして小穴42aからピン45−1を抜き取れば回転可能となる。回転金具42を固定する時には、回転金具42をその台板が所望の回転角度になった状態で回転軸方向にずらして小穴42aにピン45−1を挿入させれば良い。但し、回転角度の変更は、小穴42aの角度間隔で決まるステップ状に行われる。
第7の実施形態においても、端末装置5とアンテナ7は重ねて一体的に取付けられても良く、この場合、端末装置5用の各金具は不要である。加えて、重ねられた端末装置5及びアンテナ7を任意の角度で固定できるので、長穴42−1a及びこれに挿通されている方の回転軸41は省略されても良い。
本発明による端末装置及びアンテナの取付け構造は、水道メータに限らず、計測機器が樹脂製の蓋付き枡内に設置され、枡が計測員の計測しにくい場所や地中に埋設されることの多い計測機器を対象とした遠隔監視システム全般に適用可能である。
図1は一般的な水道メータ用枡及び枡蓋の外観図である。 図2は、水道メータ用の遠隔監視装置を構成しようとする場合、基地局と端末装置との間の電波の受信状態に生ずる問題について説明するための図である。 図3は、水道メータ用の遠隔監視装置を構成するために端末装置を水道メータ用枡の外側に設置しようとする場合に生ずる問題について説明するための図である。 図4は、水道メータ用の遠隔監視装置を構成するために端末装置を水道メータ用枡の蓋の表側に設置しようとする場合に生ずる問題について説明するための図である。 図5は本発明による端末装置及びアンテナの取付け構造の第1の実施形態を示した分解斜視図である。 図6は第1の実施形態により端末装置及びアンテナを枡蓋に取付けた状態を示した斜視図である。 図7は本発明による端末装置及びアンテナの取付け構造の第2の実施形態を示した分解斜視図である。 図8は第2の実施形態により端末装置及びアンテナを枡蓋に取付けた状態を示した斜視図である。 図9は本発明の第3の実施形態により端末装置及びアンテナを枡蓋に取付けた状態を示した斜視図である。 図10は、図9に示した取付け構造のうち、アンテナの取付け構造について説明するための分解斜視図である。 図11は、図19に示されたアンテナの取付け構造を破断して示した斜視図である。 図12は本発明の第4の実施形態により端末装置及びアンテナを枡蓋に取付けた状態を示した斜視図である。 図13は、図12に示されたアンテナの取付け構造を破断して示した斜視図である。 図14は、図13に示されたアンテナの取付け構造を分解して示した斜視図である。 図15は本発明の第5の実施形態により端末装置及びアンテナを枡蓋に取付けた状態を示した斜視図である。 図16は図15に示された端末装置及びアンテナとその取付け金具の組付け状態を背面側から見た図である。 図17(a)は本発明の第6の実施形態により端末装置を枡内に取付けた状態を破断して示した図であり、図17(b)は本発明の第6の実施形態によりアンテナを枡内に取付けた状態を破断して示した図である。 図18(a)は図17の第6の実施形態に用いられる端末装置用の取付け金具を示した斜視図であり、図18(b)は第6の実施形態に用いられるアンテナ用の取付け金具を示した斜視図である。 図19は本発明の第7の実施形態によりアンテナを枡内に取付けた状態を破断して示した図である。 図20は図19に示されたアンテナを固定している回転金具を回転させた状態を示す図である。 図21は、図20に示された回転金具を任意の回転角度で保持することができるようにするための保持部の構造の一例を示した図である。
符号の説明
1 枡
2 枡蓋
2−1 突条
3、M 水道メータ
4 断熱材
5 無線端末装置
6 基地局
7 アンテナ
8 両面テープ
9、10、11、12 第1、第2、第3、第4の取付け金具
13、15、21、22、25、26 ネジ
14 ナット
17、18、19、20、23、24、28、30 取付け金具
27 アンテナ固定金具
31 押え金具
32 端末装置/アンテナ固定バンド
33、34、37、38 取付け金具
35 ネジ
36、39 固定金具
40 結束バンド

Claims (20)

  1. 樹脂製の蓋付き枡内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置及びアンテナを前記枡内に取付けるための取付け構造であって、
    前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記蓋の裏面側に沿わせた状態で取付けるための板状の取付け金具を有し、
    該取付け金具は、前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記蓋の裏面側に押えるための押え部と、前記蓋の一部に掛合する掛合部と、該掛合状態を堅くするための締付け部とを有することにより、前記蓋に加工を施すこと無く前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記蓋の裏面側に取付けできるようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  2. 請求項1において、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも1つの無線端末装置用取付け金具と1つのアンテナ用取付け金具とから成り、
    前記無線端末装置用取付け金具は対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側に前記蓋の縁に掛けるコ字形状部を前記掛合部として有すると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有して、該対の金具の立上げ部同士を対向させてネジによる締付けを行うことで前記締付け部とし、該締付け部とその両側の下面側領域に前記無線端末装置を配置することで前記押え部とし、
    前記アンテナ用取付け金具も対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側に前記蓋の縁に掛けるコ字形状部を前記掛合部として有すると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも該対の金具の一方は前記アンテナを接着テープで固着するための受け部を前記押え部として有し、該対の金具の立上げ部同士を対向させてネジによる締付けを行うことで前記締付け部としたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  3. 請求項2において、
    前記蓋の裏面にはその四周を除くほぼ全域に断熱材が設けられており、前記無線端末装置及びアンテナは該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  4. 請求項1において、
    前記蓋の裏面側には対向する二辺の端部近傍にそれぞれ該端部に沿う突条を有し、これらの突条にはそれぞれ前記断熱材の端部を受入れ可能なポケットが設けられており、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって、その一端側に近い部分には前記アンテナを接着テープで固着するための受け部を前記押え部として有し、他端側に近い部分には前記無線端末装置を受けてこれを前記断熱部材に押付けるための部分を前記押え部として有し、
    前記取付け金具の一端部及び他端部にはそれぞれ、該端部から離れる方向に延びる少なくとも1つの第1の舌片を有すると共に、該第1の舌片より低い高さ位置で該第1の舌片と同じ方向に延びる第2の舌片を前記掛合部として有して、前記第2の舌片を前記断熱材とともに前記ポケットに押し込むと、前記第1の舌片が前記突条の上側に位置し、該第1の舌片に設けられたネジ孔を通してネジを螺入することで前記第2の舌片を前記断熱材に押付ける前記締付け部として作用するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  5. 請求項4において、
    前記取付け金具は対の金具から成り、一方の金具は、その一端部に前記第1、第2の舌片を、中央部に前記アンテナを接着テープで固着するための前記受け部を、他端部に接続部をそれぞれ有し、
    他方の金具は、その一端部に前記第1、第2の舌片を、中央部に前記無線端末装置を受けてこれを前記断熱部材に押付けるための前記部分を、他端部に接続部をそれぞれ有し、
    前記一方の金具の前記接続部、前記他方の金具の前記接続部の一方にはネジ挿通用の穴を、他方には長さ方向に長くしたネジ挿通用の長穴を設けてこれらの穴及び長穴を通して前記対の金具の前記接続部同士をネジで連結するようにし、しかも連結した時の取付け金具としての長さを可変の構成としたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  6. 請求項1において、
    前記蓋の裏面はその四周を除くほぼ全域が凹部とされ、該凹部にはその対向し合う二辺の内壁との間に溝ができるように断熱材が設けられて、前記無線端末装置及びアンテナは該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられるものであり、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも1つの無線端末装置用取付け金具と1つのアンテナ用取付け金具とから成り、
    前記無線端末装置用取付け金具は対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側が前記掛合部として前記溝内に挿入されると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも一方の立上げ部の背面側には他方の立上げ部が入り込むことのできる開口が設けられて、該対の金具の立上げ部の背面同士を対向させた状態で2つの立上げ部間をネジにより締付けることで前記締付け部とし、該締付け部とその両側の下面側領域に前記無線端末装置を配置することで前記押え部とし、
    前記アンテナ用取付け金具も対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側が前記掛合部として前記溝内に挿入されると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも該対の金具の一方は前記アンテナを接着テープで固着するための受け部を前記押え部として有すると共に前記立上げ部の背面側には他方の金具の立上げ部が入り込むことのできる開口が設けられて、該対の金具の立上げ部の背面同士を対向させた状態で2つの立上げ部間をネジにより締付けることで前記締付け部とし、
    前記無線端末装置用取付け金具、前記アンテナ用取付け金具はそれぞれ、それらの前記締付け部が締付けされると、前記対の金具における対の前記掛合部が互いに離れる方向に変位することで前記凹部の内壁に押付けられるように構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  7. 請求項6において、
    前記無線端末装置用取付け金具が2つ用いられ、該2つの無線端末装置用取付け金具には、一方の無線端末装置用取付け金具の側縁からその下面側にある無線端末装置の下面を経て他方の無線端末装置用取付け金具の側縁に至る端末装置固定バンドが少なくとも1本取付け可能に構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  8. 請求項1において、
    前記蓋の裏面はその四周を除くほぼ全域が凹部とされ、該凹部にはその対向し合う二辺の内壁との間に溝ができるように断熱材が設けられて、前記無線端末装置及びアンテナは該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられるものであり、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも1つの無線端末装置用取付け金具と1つのアンテナ用取付け金具とから成り、
    前記無線端末装置用取付け金具は2つの脚部を持つコ字形状を有し、該2つの脚部の間の下面側に前記無線端末装置を配置することで前記押え部とし、前記2つの脚部はそれぞれその先端側が前記掛合部として前記蓋の側縁に当接するようにされると共に該脚部の内側に押え金具が配置され、
    該押え金具の一端側は前記溝内に挿入されると共に他端側は前記脚部の根元近くまで延び、
    前記脚部の根元近くにはネジ孔を設け該ネジ孔にネジを螺入させて該ネジの先端で前記押え金具を押圧し該押え金具の前記一端側を前記凹部の内壁に押付けることにより前記締付け部として作用させ、
    前記アンテナ用取付け金具も2つの脚部を持つコ字形状を有し、該2つの脚部の間の下面側に前記アンテナを受けるための受け部を前記押え部として有し、前記2つの脚部はそれぞれその先端側が前記掛合部として前記蓋の側縁に当接するようにされると共に該脚部の内側に押え金具が配置され、
    該押え金具の一端側は前記溝内に挿入されると共に他端側は前記脚部の根元近くまで延び、
    前記脚部の根元近くにはネジ孔を設け該ネジ孔にネジを螺入させて該ネジの先端で前記押え金具を押圧し該押え金具の前記一端側を前記凹部の内壁に押付けることにより前記締付け部として作用させるようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  9. 請求項8において、
    前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具における前記各脚部の両側縁にはそれぞれ前記ネジ孔に対応する高さ位置において該側縁から直角方向に延びる舌片が設けられ、
    前記各脚部に対応する前記押え金具の両側縁にもそれぞれ前記2つの舌片に対応する箇所に舌片が設けられ、
    互いに対向し合う前記脚部側の舌片には前記ネジとは別のネジのためのネジ孔が設けられると共に前記押え金具側の舌片には前記別のネジを挿通可能な穴が設けられていることにより、前記押え金具が前記別のネジを中心に回動可能にされていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  10. 請求項8または9において、
    前記無線端末装置用取付け金具が2つ用いられ、該2つの無線端末装置用取付け金具には、一方の無線端末装置用取付け金具の側縁からその下面側にある無線端末装置の下面を経て他方の無線端末装置用取付け金具の側縁に至る端末装置固定バンドが少なくとも1本取付け可能に構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  11. 請求項1において、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを一体的に前記蓋の裏面側に取付けるためのものであって少なくとも2つの無線端末装置用取付け金具から成り、
    前記蓋の裏面はその四周を除くほぼ全域が凹部とされ、該凹部にはその対向し合う二辺の内壁との間に溝ができるように断熱材が設けられて、前記無線端末装置及びアンテナは重ねた状態にて該断熱材を介して前記蓋の裏面側に取付けられるものであり、
    前記無線端末装置用取付け金具は対の金具から成り、該対の金具の各々は一端側が前記掛合部として前記溝内に挿入されると共に他端側には略直角に折曲げられた立上げ部を有し、しかも一方の立上げ部の背面側には他方の立上げ部が入り込むことのできる開口が設けられて、該対の金具の立上げ部の背面同士を対向させた状態で2つの立上げ部間をネジにより締付けることで前記締付け部とし、該締付け部とその両側の下面側領域に前記無線端末装置及びアンテナを重ねて配置することで前記押え部とし、
    前記無線端末装置用取付け金具は、前記締付け部が締付けされると、前記対の金具における対の前記掛合部が互いに離れる方向に変位することで前記凹部の内壁に押付けられるように構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  12. 請求項11において、
    前記2つの無線端末装置用取付け金具には、一方の無線端末装置用取付け金具の側縁からその下面側に重ねた状態にある無線端末装置及びアンテナの下面側を経て他方の無線端末装置用取付け金具の側縁に至る端末装置/アンテナ固定バンドが少なくとも1本取付け可能に構成されていることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  13. 樹脂製の蓋付き枡内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置及びアンテナを前記枡内に取付けるための取付け構造であって、
    前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記枡内に取付けるための板状の取付け金具を有し、
    前記取付け金具は、2つの略逆L字形状の金具を橋渡しするように連結して構成された略コ字形状を有し、しかも一方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な穴を設けると共に他方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な長穴を設けることにより橋渡し部の長さを可変とし、該橋渡し部上に前記端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に固定するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  14. 請求項13において、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記枡内に取付けるためのものであって無線端末装置用取付け金具及びアンテナ用取付け金具とから成り、
    前記無線端末装置用取付け金具は、2つの略逆L字形状の金具を橋渡しするように連結して構成された略コ字形状を有し、しかも一方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な穴を設けると共に他方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な長穴を設けることにより橋渡し部の長さを可変とし、該橋渡し部上に前記端末装置を固定するようにし、
    前記アンテナ用取付け金具も、2つの略逆L字形状の金具を橋渡しするように連結して構成された略コ字形状を有し、しかも一方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な穴を設けると共に他方の金具の連結部分にはネジの挿通可能な長穴を設けることにより橋渡し部の長さを可変とし、該橋渡し部上に前記アンテナを固定するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  15. 請求項13または14において、
    前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具における前記2つの略逆L字形状の金具にはそれぞれ上方に延びるように板状の固定金具が連結され、前記略逆L字形状の金具及び前記板状の固定金具における連結部分の一方には前記ネジとは別のネジの挿通可能な穴を設けると共に連結部分の他方には前記別のネジの挿通可能な長穴を設けることにより前記固定金具の取付け高さ位置を可変としたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  16. 樹脂製の蓋付き枡内に収容された計測機器の計測値を電気信号に変換して送信する無線端末装置及びアンテナを前記枡内に取付けるための取付け構造であって、
    前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に前記枡内に取付けるための取付け金具を有し、
    前記取付け金具は、2つの脚部を持つ略コ字形状を有する回転金具と、前記2つの脚部を貫通して前記回転金具を回転可能に支持している支持軸と、該支持軸の両端側に組付けられて該支持軸を前記枡の互いに対向する内壁間にわたるように掛け渡すための対の掛け渡し部と、前記回転金具を所定の回転角度で保持するための保持部とを含み、
    前記回転金具における前記2つの脚部の間の台板上に前記無線端末装置及びアンテナを個別に、または一体的に固定するようにしたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  17. 請求項16において、
    前記取付け金具は前記無線端末装置及びアンテナを個別に前記枡内に取付けるためのものであって無線端末装置用取付け金具とアンテナ用取付け金具とから成り、
    前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具はそれぞれ、2つの脚部を持つ略コ字形状を有する前記回転金具と前記2つの脚部を貫通して前記回転金具を回転可能に支持している前記支持軸とを含むと共に前記掛け渡し部として前記支持軸の両端部に設けられた雄ネジ部と該雄ネジ部が挿通された略コ字形状の金具と該金具に当接するように前記雄ネジ部に螺合されてその回転により該金具をスライドさせるネジ体とを有することを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  18. 請求項17において、
    前記無線端末装置用取付け金具及び前記アンテナ用取付け金具はそれぞれ、前記保持部として、前記2つの脚部を前記支持軸とは別の場所で貫通している別の支持軸と該別の支持軸の両端部に設けられた雄ネジ部と該雄ネジ部が挿通された前記略コ字形状の金具と該金具に当接するように前記雄ネジ部に螺合されてその回転により該金具をスライドさせる別のネジ体とを有し、
    前記別の支持軸が貫通している前記2つの脚部の貫通穴は、前記支持軸が貫通している場所を中心とした約90度の角度範囲にわたる円弧状の長い穴であり、前記支持軸及び前記別の支持軸は略水平に並ぶようにして前記枡の互いに対向する内壁間にわたるように掛け渡されることを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  19. 請求項16または17において、
    前記回転金具を任意の回転角度で保持するための別の保持部を有し、
    該別の保持部は、前記支持軸に固定された板部材であって該支持軸を中心とした円周上に角度間隔をおいて複数のピンが前記支持軸の方向に突出するように設けられた固定用部品を含み、前記2つの脚部の一方には前記支持軸を中心とした前記円周と同じ大きさの円周上に前記角度間隔より狭い角度間隔をおいて前記複数のピンの挿入可能な複数の穴が設けられ、
    前記回転金具を前記支持軸に沿ってスライド可能とすることにより前記複数のピンを前記複数の穴のうちの対応する穴へ挿入可能としたことを特徴とする遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造。
  20. 請求項1〜19いずれか一つに記載の取付け構造により前記樹脂製の蓋付き枡内に設置された前記無線端末装置及び前記アンテナを有する遠隔監視システム。
JP2006230119A 2006-08-28 2006-08-28 遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造 Active JP4955341B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006230119A JP4955341B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006230119A JP4955341B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008054161A true JP2008054161A (ja) 2008-03-06
JP4955341B2 JP4955341B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39237745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006230119A Active JP4955341B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4955341B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017430A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 株式会社タブチ 複式メータユニットのフレームと該フレームを用いた複式メータユニット
WO2019069779A1 (ja) * 2017-10-06 2019-04-11 ヤンマー株式会社 作業車両用アンテナユニット及び作業車両
JP2019070544A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2019071521A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 ヤンマー株式会社 作業車両用アンテナユニット

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159998A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 株式会社日立製作所 デ−タ検針装置
JPH02183602A (ja) * 1989-01-10 1990-07-18 Matsushita Electric Works Ltd 雨樋アンテナ
JPH0719927A (ja) * 1993-06-23 1995-01-20 Aichi Tokei Denki Co Ltd 発信器付流量メータ
JPH08105782A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Aichi Tokei Denki Co Ltd 無線検針水道メータ
JPH08105783A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Aichi Tokei Denki Co Ltd 無線検針水道メータ
JPH10185649A (ja) * 1996-12-25 1998-07-14 Kimmon Mfg Co Ltd 無線検針装置
JP2001317972A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Tokyo Metropolis 水道メータと自動バルブのユニット体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159998A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 株式会社日立製作所 デ−タ検針装置
JPH02183602A (ja) * 1989-01-10 1990-07-18 Matsushita Electric Works Ltd 雨樋アンテナ
JPH0719927A (ja) * 1993-06-23 1995-01-20 Aichi Tokei Denki Co Ltd 発信器付流量メータ
JPH08105782A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Aichi Tokei Denki Co Ltd 無線検針水道メータ
JPH08105783A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Aichi Tokei Denki Co Ltd 無線検針水道メータ
JPH10185649A (ja) * 1996-12-25 1998-07-14 Kimmon Mfg Co Ltd 無線検針装置
JP2001317972A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Tokyo Metropolis 水道メータと自動バルブのユニット体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017430A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 株式会社タブチ 複式メータユニットのフレームと該フレームを用いた複式メータユニット
WO2019069779A1 (ja) * 2017-10-06 2019-04-11 ヤンマー株式会社 作業車両用アンテナユニット及び作業車両
JP2019070544A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2019071521A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 ヤンマー株式会社 作業車両用アンテナユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP4955341B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4955341B2 (ja) 遠隔監視システム用の無線端末装置及びアンテナの取付け構造
US20190148825A1 (en) Adjustable-tilt housing with flattened dome shape, array antenna, and bracket mount
US10116048B2 (en) Antenna with rotatable radiating element
CA3177216A1 (en) Nozzle cap multi-band antenna assembly
EP2442402A1 (en) An antenna attachment scheme for mounting an antenna to a meter
MXPA02010671A (es) Equipo y metodo para montar un transmisor en fosos de medidor subterraneo.
EP2187174A1 (en) Communication device arranged for wireless communication with a consumption meter
CA2276140C (en) Passive radiator
JP2005142786A (ja) アンテナ装置
JP2010259034A (ja) アンテナ装置
WO2012118524A1 (en) Mount for connecting an article to a roof and method of use
US7397436B2 (en) Protector-equipped antenna unit with drain structure
US9912047B2 (en) Flush-mounted antenna cover
WO2005076406A1 (ja) ル−ネベルグレンズアンテナ装置
FR2793607B1 (fr) Dispositif de montage et d'orientation en azimut/elevation d'une antenne
BR102013005982A2 (pt) Antena para tv digital
JP3050849B2 (ja) 多周波用アンテナ
JP2007096194A (ja) 屋外用機器の防水構造
EP3114729B1 (en) Utility meter with insulated external antenna
JPH08330822A (ja) アンテナ装置
JP3081011B2 (ja) 入線プレート
CN217427068U (zh) 一种高增益户外天线
JP3046583U (ja) アンテナ装置
US10749241B2 (en) Through-lid communication radio for a water meter and water meter assembly
JP2003309380A (ja) 電子機器における蓋体の繋ぎ止め構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120307

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4955341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250