JP2008053967A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置サイズの増大を抑えつつ、原稿の読取時における装置の操作性を向上することのできるようにする。
【解決手段】画像形成媒体に画像を形成する画像形成部21と、画像形成前の画像形成媒体を載置するための用紙カセット30と、画像形成後の画像形成媒体を載置するための排紙トレイ32と、用紙カセット30から画像形成部21を経由して排紙トレイ32に至る搬送経路に沿って、用紙カセット30に載置された画像形成媒体を画像形成部21に供給し、且つ画像形成部21から排紙トレイ32に画像形成媒体を排出するための搬送ユニット27と、搬送経路に臨んで配置され、搬送ユニット27によって搬送経路上を搬送される画像形成媒体の一面全体の画像を読取り可能であるスキャナユニット28とを有するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成媒体に画像を形成する機能と、原稿の画像を読取る機能とを有する画像処理装置に関する。
従来、紙、OHPシート等の画像形成媒体に対して、印刷等の画像形成を行う画像処理装置が知られている。このような画像処理装置においては、複写等を行えるようにするために、原稿から画像を読取る機能が追加されたものがある。
このような画像処理装置としては、画像を形成するプリンタの上部に、画像を読取るスキャナが配置されるのが一般的であるが、設置するために広範な空間を必要とするという問題がある。
また、画像処理装置によっては、1m〜1.3mの高さにスキャナが配置されることもあり、例えば、子供や車椅子に乗った人にとっては使用が困難であるという問題もある。
これに対して、装置本体下部にイメージスキャナユニットを引き出し可能に収納する収納部が設けられた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−335018号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、原稿の読み取りを行うことはできるが、複数枚の原稿を読取る場合や、原稿の両面を読取る場合には、そのつど原稿をスキャナにセットしなおす必要があり、ユーザにとって手間がかかり、操作性が悪いという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、装置サイズの増大を抑えつつ、原稿の読取時における装置の操作性を向上することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の第1の態様に係る画像処理装置は、画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成前の画像形成媒体を載置するための第1載置手段と、画像形成後の画像形成媒体を載置するための第2載置手段と、第1載置手段から画像形成手段を経由して第2載置手段に至る搬送経路に沿って、第1載置手段に載置された画像形成媒体を前記画像形成手段に供給し、且つ画像形成手段から第2載置手段に画像形成媒体を排出するための搬送手段と、搬送経路に臨んで配置され、搬送手段によって搬送経路上を搬送される画像形成媒体の一面全体の画像を読取り可能である画像読取手段とを有する。
係る画像処理装置によると、画像形成を行うために画像形成媒体を搬送する搬送手段により、読取対象の画像形成媒体を搬送させることができる。したがって、画像処理装置のサイズの増大を抑えつつ、読取対象の原稿を適切に搬送させることができ、装置の操作性を向上することができる。
また、上記画像処理装置において、画像読取手段は、搬送経路における第1載置手段と画像形成手段との間に臨むように、画像読取面を向けて配置されていてもよい。係る画像処理装置によると、搬送手段により搬送される読取対象の画像形成媒体の読取りを適切に行うことができる。また、画像を読取った画像形成媒体を下流側の画像形成手段へと搬送することによって、当該の画像形成媒体上に画像を形成することもできるようになる。
また、上記画像処理装置において、画像形成手段と第2載置手段との間の第1地点から画像形成手段と第1載置手段との間の第2地点へと、画像形成媒体を表裏反転させて搬送する反転搬送手段を更に備え、画像読取手段は、搬送経路における第1地点と第2地点と間の第3地点に臨んで配置されて、第3地点を通る画像形成媒体の一面全体の画像を読取可能であってもよい。係る画像処理装置によると、画像を形成させるための画像形成媒体を裏面反転させる手段を利用して、読取対象の画像形成媒体を表裏反転させて、画像読取手段に搬送させることができ、装置サイズの増大を抑えることができるとともに、画像形成媒体の両面の画像を適切に読取らせることができる。
また、上記画像処理装置において、画像読取手段は、第1載置手段と組み合わされて設けられ、第1載置手段に載置された画像形成媒体の画像を読取り可能となっていてもよい。係る画像処理装置によると、第1載置手段に載置された画像形成媒体の画像を適切に読取ることができ、読取った画像形成媒体を適切に排出させることができる。
また、上記画像処理装置において、第1載置手段は、複数の画像形成媒体を積み重ねて載置可能となっており、画像読取手段は、第1載置手段に積み重ねられた複数の画像形成媒体の一番上の画像形成像媒体の一面全体の画像を読取可能なように、画像読取面を下方に向けて配置されていてもよい。係る画像処理装置によると、第1載置手段に載置された一番上の画像形成媒体の上面を適切に読取ることができる。また、画像形成媒体を容易に排出することができ、次の画像形成媒体の画像を読取ることができる。
また、上記画像処理装置において、第1載置手段に載置される画像形成媒体の表裏を入れ替えて、当該第1載置手段に再び載置可能な反転載置手段を更に有するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、画像読取手段により画像形成媒体の両面を適切に読取ることができる。
また、上記画像処理装置において、第1載置手段及び画像読取手段は、画像処理装置に対して着脱可能であってもよい。係る画像処理装置によると、ユーザが任意に画像読取手段を画像処理装置に備えるようにすることができる。
また、上記画像処理装置において、搬送手段及び画像読取手段を制御して、画像形成媒体を搬送させて画像を読取らせる第1動作と、搬送手段及び画像形成手段を制御して、画像形成媒体を搬送して画像を形成させる第2動作とを、選択的に又は組み合わせて実行するための制御を行う制御手段を更に有するようにしてもよい。係る画像処理装置によると、画像形成媒体から画像を読取る動作と、画像形成媒体に画像を形成する動作と、画像読取と画像形成とを組み合わせた動作とを適切に実行させることができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の一例としての複合機について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る複合機の機能構成図である。
複合機1において、CPU(Central Processing Unit)10と、入力インターフェース部(入力I/F部)11と、表示処理部12と、通信インターフェース部(通信I/F部)13と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Random Access Memory)15と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)16と、機構制御部17とがバス18を介して接続されている。
入力I/F部11には、キー部19が接続されている。入力I/F11は、キー部19からの信号をデータとして、CPU10に出力する。
キー部19は、複合機1の筐体2に設けられた、スタートボタン、ストップボタン、テンキー等を有し、押下されたボタン、キーに応じた信号を入力I/F部11に出力する。
表示処理部12は、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)を有し、CPU10の制御により、各種画像データを生成し、液晶表示装置(LCD)20に表示出力する。
通信I/F部13は、ネットワークを介して外部の装置(ホスト装置等)と接続可能であり、ネットワークを介して外部の装置とのデータ交換の仲介を行う。
ROM14は、ブートプログラム等のプログラムを記憶する。
RAM15は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU10による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。
EEPROM16は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、複合機1の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。
機構制御部17は、CPU10の制御に基づいて、画像形成手段の一例としての画像形成部21、搬送手段及び反転搬送手段の一例としての給排紙ユニット27、及び画像読取手段の一例としてのスキャナユニット28の動作を制御する。画像形成部21は、感光体ユニット22と、露光ユニット23と、現像ユニット24と、転写ユニット25と、定着ユニット26とを有する。なお、これらユニット22〜26、給排紙ユニット27、及びスキャナユニット28の詳細については、後述する。
CPU10は、各部10〜17の動作を制御する。また、CPU10は、ROM14に格納されているプログラムをRAM15に読み出して実行することにより、表示制御部10aと、受付処理部10bと、画像形成制御部10cと、画像読取制御部10dとを構成して各種処理を実行する。
表示制御部10aは、各種画面を表示処理部12によりLCD20に表示させる。本実施形態では、表示制御部10aは、読取を行うための画像形成媒体(原稿)の給紙口(原稿給紙口)を設定する原稿給紙口設定画面201と、画像形成を行う画像形成媒体(用紙)の給紙口(用紙給紙口)を設定する用紙給紙口設定画面202とを表示させる。
図2は、本発明の一実施形態に係る設定画面の一例を示す図であり、図2(a)は、読取りを行う原稿の給紙口を設定する原稿給紙口設定画面201を示し、図2(b)は、画像形成を行う画像形成媒体(用紙)の給紙口を設定する用紙給紙口設定画面202を示す。
原稿給紙口設定画面201には、図2(a)に示すように、画像読取を行う原稿を給紙するための給紙口の候補が表示され、その候補中における現在の設定が、例えば、網掛け状態で表示される。この給紙口の設定は、ユーザがキー部19に対して指定することにより変更される。
また、用紙給紙口設定画面202には、図2(b)に示すように、画像形成するための用紙を給紙するための給紙口の候補が表示され、その候補中における現在の設定が、例えば、網掛け状態で表示される。この給紙口の設定は、ユーザがキー部19に対して指定することにより変更される。なお、原稿給紙口と用紙給紙口は、排他的に設定されるようになっている。すなわち、原稿給紙口として設定されている給紙口は、用紙給紙口として設定できないようになっている。例えば、用紙給紙口が自動に設定されている場合には、原稿給紙口として設定されている給紙口以外の給紙口が選択される。
図1に戻り、受付処理部10bは、ユーザのキー部19に対する操作に応じて各種指示を受け付ける。例えば、受付処理部10bは、読取を行う原稿を給紙する給紙口の設定指示、画像形成を行う用紙の給紙口の設定指示、原稿の画像読取を開始する指示、画像読取に関する各種設定指示等を受け付ける。
画像形成制御部10cは、機構制御部17を介して画像形成部21及び給排紙ユニット27を制御して、画像形成媒体の搬送を実行させ、通信I/F部13を介して受信した印刷データに従って、画像形成媒体に画像を形成させる。本実施形態では、画像形成制御部10cは、機構制御部17を介して画像形成部21及び給排紙ユニット27を制御して、画像読取装置によって読取られた原稿を搬送し、当該原稿に対して画像を形成させることもできる。
画像読取制御部10dは、機構制御部17を介して、給排紙ユニット27及びスキャナユニット28を制御して、原稿の読み取り、及び原稿の搬送を実行させる。本実施形態では、画像読取制御部10dは、給排紙ユニット27により、設定されている給紙口から原稿を取り出させてスキャナユニット28に供給させ、スキャナユニット28により原稿の画像の読取りを実行させ、更に、給排紙ユニット27にスキャナユニット28に読取らせた原稿を排紙させる。また、本実施形態では、画像読取制御部10dは、機構制御部17を介して、給排紙ユニット27及びスキャナユニット28を制御して、画像形成部21によって画像形成された画像形成媒体を搬送して、スキャナユニット28に当該画像形成媒体の画像を読取らせることもできる。
画像形成制御部10c及び画像読取制御部10dは、画像形成媒体に画像を形成させる動作と、画像形成媒体の画像を読取らせる動作とを、選択的に又は組み合わせて実行するための制御を行うようになっている。
図3は、本発明の第1実施形態に係る複合機の構成図である。
複合機1の筐体2内には、感光体ユニット22、露光ユニット23、現像ユニット24、転写ユニット25、定着ユニット26、給排紙ユニット27、スキャナユニット28等が備えられている。
感光体ユニット22には、感光体22aが備えられている。感光体22aは、図面時計方向に回転可能になっている。感光体22aの周囲には、時計方向に沿って、感光体ユニット22の図示しない帯電ローラ、現像ユニット24、転写ユニット25の中間転写ベルト25a、感光体ユニット22の図示しないクリーニング部の順に配置されている。
現像ユニット24は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のそれぞれのトナーを収容する複数の現像器を有している。この現像ユニット24は、図面反時計方向に回転可能となっており、回転することにより、感光体22aにいずれかの現像器が当接できるようになっている。
感光体ユニット22においては、感光体22aを回転させつつ、帯電ローラにより帯電させる。その後、感光体22aには、機構制御部17により制御された露光ユニット23により、レーザ光が照射される。これによって、感光体22aには、印刷データに含まれた画像についての静電潜像が形成される。
次いで、機構制御部17によって、感光体22aに現像ユニット24のいずれか1つの現像器が選択的に当接され、静電潜像が現像されてトナー像が形成される。
感光体22aに形成されたトナー像は、中間転写ベルト25a上に転写される。
カラー画像印刷の場合には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色毎に、上記した静電潜像の形成及び静電潜像の現像を行うことにより、各色のトナー像を形成し、中間転写ベルト25aでこれら各色のトナー像を重ね合わせることにより、カラートナー像を形成する。一方、モノクロ画像印刷の場合には、ブラックのみについて、上記した静電潜像の形成及び静電潜像の現像を行うことにより、モノクロのトナー像を形成し、転写ベルト25a上に転写する。
転写ユニット25において、転写ベルト25aは複数のローラに掛け渡されている。また、転写ユニット25は、転写ベルト25a上に形成されたトナー像を給排紙ユニット27により給紙された用紙に転写するための転写ローラ25bを備える。
給排紙ユニット27は、第1載置手段の一例としての用紙カセット30及び手差しトレイ(MPトレイ)31、第2載置手段の一例としての排紙トレイ32、用紙搬送用の給紙ローラ33、給紙ローラ34、給紙ローラ35、ローラ36、両面ローラ37、分岐ローラ38、排紙ローラ39等を有している。
給排紙ユニット27は、片面印刷の場合には、用紙給紙口が用紙カセット30に設定されていれば、用紙カセット30の用紙をA点→B点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送し、用紙給紙口が手差しトレイ31に設定されていれば、手差しトレイ31の用紙をI点→B点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送する。また、給排紙ユニット25は、両面印刷の場合には、用紙給紙口が用紙カセット30に設定されていれば、用紙カセット30の用紙を、A点→B点→C点→D点→F点を搬送させ、スイッチバックさせて、G点→H点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送し、用紙給紙口が手差しトレイ31に設定されていれば、手差しトレイ31の用紙を、I点→B点→C点→D点→E点を搬送し、スイッチバックさせて、G点→H点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送する。ここで、A点→B点→C点→D点→E点→F点までの経路を主経路といい、スイッチバックされた用紙が搬送される経路、すなわち、E点→G点→H点→C点までの主経路から再び主経路に戻る経路を反転経路ということとする。
本実施形態では、画像読取を行う原稿についても用紙と同様にして搬送することができるようになっている。すなわち、給排紙ユニット27は、原稿の片面読取の場合には、原稿給紙口が用紙カセット30に設定されていれば、用紙カセット30の原稿をA点→B点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送し、原稿給紙口が手差しトレイ31に設定されていれば、手差しトレイ31の原稿をI点→B点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送する。また、また、給排紙ユニット27は、原稿の両面読取の場合には、原稿給紙口が用紙カセット30に設定されていれば、用紙カセット30の原稿を、A点→B点→C点→D点→E点を搬送させ、スイッチバックさせて、G点→H点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送し、原稿給紙口が手差しトレイ31に設定されていれば、手差しトレイ31の原稿を、I点→B点→C点→D点→E点を搬送し、スイッチバックさせて、G点→H点→C点→D点→E点→F点に示す搬送経路により搬送する。
スキャナユニット28は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサを含んでいる。スキャナユニット28は、主経路と反転経路とが繋がる2地点(C点とE点)の間の地点において、主経路側に画像読取面が向くように設けられており、給排紙ユニット27により搬送される原稿を読取って画像データを生成することができるようになっている。このように、スキャナユニット28が配置されているので、反転経路側から再び主経路に搬送された原稿についても適切に読取を行うことができ、原稿の両面を適切に読取ることができる。また、スキャナユニット28は、転写ユニット25の上流側に配置されているので、画像形成媒体から読取った画像に基づいて、当該画像形成媒体に迅速に画像形成することができる。
複合機1において、画像形成媒体に画像を形成する際には、給排紙ユニット27により、画像形成媒体は転写ローラ25bまで搬送され、転写ローラ25bにより転写ベルト25a上のトナー像の転写が行われる。この際には、図示しないセンサによって画像形成媒体が検出され、この検出に基づいて機構制御部17が、画像形成媒体の所定の位置にトナー像を転写させるようにしている。トナー像の転写が行われた画像形成媒体は、さらに後段の定着ユニット26まで搬送される。定着ユニット26は、例えば、熱と圧力とをトナー像が転写された画像形成媒体に与えて、トナー像を画像形成媒体に定着させる。
トナー像が定着された画像形成媒体は、給排紙ユニット27により、片面印刷の場合には、排紙トレイ32に搬送され、両面印刷の場合には、反転ローラ38によってスイッチバックされ、F点側の反転経路へ搬送され、裏面への画像形成がされることとなる。
一方、原稿の画像を読取る際には、給排紙ユニット27により、原稿は、スキャナユニット28まで搬送され、スキャナユニット28による読取りが行われて、後段の反転ローラ38まで搬送される。そして、片面読取の場合には、原稿は、排紙ローラ39に搬送され、排紙トレイ32に排出される。一方、両面読取の場合には、反転ローラ38によってスイッチバックされ、F点側の原稿反転用の経路(反転経路)へ搬送され、裏面の画像読取りが行われることとなる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る複合機における画像読取処理のフローチャートである。
まず、複合機1の受付処理部10bが、キー部19に対してのユーザの操作によって、原稿給紙口、用紙給紙口、原稿の読取り設定(両面読取か、片面読取か等)の指示があったか否かを判定し(ステップS1)、指示がないと判定した場合には、当該ステップを繰り返す。一方、原稿給紙口、用紙給紙口等の設定指示があったと判定した場合には、受付処理部14bが指示された内容を新たな設定として反映させる(ステップS2)。次いで、受付処理部10bが、キー部19に対してのユーザの操作によって、原稿の読取開始指示があったか否かを判定し(ステップS3)、指示がないと判定した場合には、当該ステップを繰り返す。一方、読取開始指示があったと判定した場合には、画像読取制御部10dが、機構制御部17を介して給排紙ユニット27を制御して、設定されている給紙口、例えば、用紙カセット30から原稿を給紙し(ステップS4)、スキャナユニット28により原稿の読み取り(スキャン)を行う(ステップS5)。
次いで、画像読取制御部10dが、両面読取との設定がされているか否かを判定し(ステップS6)、両面読取との設定がされていないと判定した場合には、機構制御部17を介して給排紙ユニット27を制御して、読取った原稿を排紙トレイ32に搬送する(ステップS9)。一方、両面読取の設定がされていると判定した場合には、機構制御部17を介して給排紙ユニット27を制御して、読取った原稿を反転経路によって搬送することにより原稿の表裏を反転させて、スキャナユニット28まで搬送し、スキャナユニット28により最初に読取った面の裏面のスキャンを行い(ステップS8)、読取った原稿を排紙トレイ32に搬送する(ステップS9)。これにより、原稿の両面を適切に読取ることができる。
次いで、画像読取制御部10dが設定された原稿給紙口に次の原稿があるか否かを判定し(ステップS10)、次の原稿があると判定した場合には、上記処理(ステップS4〜ステップS10)を更に実行する。一方、次の原稿がないと判定した場合には、読取処理を終了する。上記処理によると、原稿給紙口に複数の原稿をセットしておけば、ユーザが原稿を移動させることなく、複数の原稿を適切に読取ることができる。
上記した第1実施形態の複合機1によると、筐体2の下部に位置する用紙カセット30に原稿を収容して画像を読取らせることができるので、子供や車椅子に乗っているユーザにとっても容易に使用することができる。
また、用紙カセット30を、読取らせる原稿を収容するために使用したり、画像形成を行うための画像形成媒体を収容するために使用したりと、状況に応じて切り替えて使用できるため、スペースを有効に利用することができる。
また、複合機1上の空間にスキャナ装置を備える必要がないので、その空間に、例えば、排紙ビン等の他の装置を配置することができ、スペースを有効に利用することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る複合機について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る複合機の構成図である。
第2実施形態に係る複合機1は、スキャナユニット28を複合機1に対して着脱可能な第1載置手段の一例としての増設カセット41に格納するようにしたものである。なお、第1実施形態に係る複合機と同様な構成部分には、同様な符号を用いることとする。また、図1に示す構成については、第1実施形態の複合機1とは、一部機能が異なる部分もあるが、構成はほぼ同様であるので、同図の符号を用いて第2実施形態の複合機1を説明することとする。
複合機1における給排紙ユニット27は、反転載置手段の一例としてのローラ47、48等を更に有している。
給排紙ユニット27は、原稿の両面読取の場合には、後述の給紙ローラ45及び46によって供給された原稿をB点に搬送し、給紙ローラ34を反転させて、原稿をJ点方向に搬送させて、ローラ47、48等により、読取部29上を搬送させ、読取部29の下面側に搬送する。
増設カセット41は、読取部29と、固定版42と、支持部材43及び44と、給紙ローラ45及び46と、送りローラ49とを有している。増設カセット41は、画像を読取るための原稿を積み重ねて載置収容することができ、また、原稿の代わりに画像を形成するための画像形成媒体を複数載置収容することもできる。
読取部29は、CCDラインセンサと、光学系とを有し、CCDラインセンサ又は光学系を移動させて所定の範囲の画像を読取ることができる、いわゆるフラットベッド型の読取部であり、下方に載置される原稿の一番上の一面全体の画像を読取ることができるようになっている。本実施形態では、読取部29は、原稿Oが搬送される下流側が上流側よりも高い位置になるように配置されている。
固定版42は、読取対象の一枚又は複数の原稿O、或いは画像形成させるための画像形成媒体を載置可能となっている。
支持部材43、44は、固定版42を支持し、上方へ付勢可能になっている。本実施形態では、支持部材43、44は、固定版42の高さを調整できるようになっている。
送りローラ49は、固定版42に載置された原稿O又は画像形成媒体の一番上の一枚を給紙ローラ45及び46に到達するように送る。また、送りローラ49は、読取部29上面側から下面側に搬送された原稿を読取部29の読取位置まで送る。
給紙ローラ45及び46は、送りローラ49によって送られた原稿又は画像形成媒体を給紙ローラ34側へ搬送する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る増設カセットを説明する図であり、図6(a)は、増設カセット41を複合機1の筐体2から引き出した際の側面図であり、図6(b)は、増設カセットを複合機1の筐体2から引き出した際の上面図である。
増設カセット41に、画像を読取る原稿Oを収容する場合には、図6(b)に示すように、複合機1の筐体2から引き出して、図6(a)に示すように読取部29を上方に引き上げた後に、原稿Oを固定版42上に載置することとなる。なお、画像形成させるための画像形成媒体を載置する場合にも同様である。
増設カセット41のスキャナユニット28においては、書籍である原稿Oについても、画像読取りすることが可能である。
図7は、本発明の第2実施形態に係る増設カセットを説明する他の図であり、図7(1)は、書籍のページ送りを行う増設カセットの第1の構成例であり、図7(2)は、書籍のページ送りを行う増設カセットの第2の構成例である。
増設カセット41は、図7(1)に示すように、書籍である原稿Oを所定のページを開いた状態にして押えるためのT字状の書籍押え部50と、書籍のページをめくるページめくり部51とを有する。ページめくり部51の先端の書籍側の面には、ページをめくるための摩擦力を発生させる、例えば、ゴム等からなる摩擦面が設けられている。
複合機1においては、図7(1)に示すように、書籍の原稿Oを所定のページに開いてセットした後、増設カセット41を筐体2内に押し入れることにより、書籍の原稿Oの読取りを行うことができる。
また、増設カセット41は、図7(2)に示すように、書籍押え部50に代えて、2つの書籍押え部52、53により、書籍を開いた状態にして押えるようにしてもよい。
次に、増設カセット41による書籍のページめくり動作を説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る書籍のページめくり動作を説明する図である。
複合機1においては、図8(a)に示すように、画像読取制御部10dが、書籍の原稿Oが載置された固定版42を支持部材43、44により押し上げて、固定版42に載置された書籍の原稿Oを読取部29に押し付けさせ、書籍の原稿Oの開いてあるページの画像を読取部29に読取らせる。
次いで、図8(b)に示すように、画像読取制御部10dが、固定版42の高さを支持部43、44によって低くさせ、ページめくり部51を初期位置に移動させ、設定された方向へ移動させることにより、ページめくりを行わせ、その後、ページめくり部51を所定の位置に退避させる。
このように、ページめくりが終了した後に、図8(c)に示すように、画像読取制御部10dが、固定版42の高さを支持部43、44によって高くして、書籍の原稿Oを読取部29に押し付けさせ、書籍の原稿Oの新たに開いたページの画像を読取部29に読取らせる。
このようにして、ユーザが書籍のページをめくることなく、書籍の各ページの画像を適切に読取ることができる。
次に、画像読取を行う際に必要な各種設定について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る設定表示画面の一例を示す図である。同図は、読取った画像の画像データを、ネットワークを介して所定のホスト装置に送信して格納させる、いわゆるネットワークスキャンを行うように設定するとともに、書籍の原稿の読取りを行うように設定した場合に、LCD20に表示される設定表示画面90を示している。
設定表示画面90には、ファイル形式設定表示領域91と、原稿サイズ設定表示領域92と、スキャン回数設定表示領域93と、めくり方向設定表示領域94と、ADF両面設定表示領域95と、画質設定表示領域96と、濃度設定表示領域97とが表示される。
ファイル形式設定表示領域91には、読取った画像を格納するためのファイル形式の設定が表示される。ファイル形式は、例えば、PDF形式、BMP形式、JPEG形式等がある。
原稿サイズ設定表示領域92には、画像読取を行う原稿サイズの設定が表示される。原稿サイズの設定としては、A4、A3,B5、自動等がある。スキャン回数設定表示領域93には、書籍の原稿をスキャンする際に必要なスキャンする面数の設定が表示される。ここで、スキャンの面数は、書籍の見開き(左ページ及び右ページ)を1単位として扱われている。
めくり方向設定表示領域94には、書籍の原稿をスキャンする際に必要な、ページのめくり方向の設定が表示される。めくり方向としては、右から左、左から右、上から下、下から上がある。
ADF両面設定表示領域95には、原稿の片面を読取るのか、又は、両面を読取るのかについての設定が表示される。
画質設定表示領域96には、原稿の画質についての設定が表示される。
濃度設定表示領域97には、原稿の濃度についての設定が表示される。
上記した各設定については、ユーザがキー部19を使って指定することができるようになっている。
なお、第2実施形態に係る複合機1では、ネットワークスキャンのほかに、読み込んだ画像の画像データをUSB(Universal Serial Bus)接続された記憶装置に格納することや、読み込んだ画像の画像データをFAX送信することや、読み込んだ画像の画像データを電子メール送信することも可能である。なお、いずれを行うかの設定は、ユーザがキー部19を使って指定することができる。
次に、第2実施形態に係る複合機1における処理について説明する。
まず、複合機1が、自機にセットされているカセットを判断して自機により実行可能な処理モードを決定する実行モード決定処理について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る実行モード決定処理のフローチャートである。実行モード決定処理は、例えば、複合機1の立ち上げ時や、所定の時間間隔ごとに実行される。
まず、CPU10が自機にセットされているカセットの種類を識別する(ステップS11)。ここで、カセットは、種類に応じて形状が異なっており、カセットと複合機1との接触状態を図示しないスイッチによる検出信号によって、カセットの種類を判断することができる。なお、カセットの種類をユーザに入力させて、EEPROM16に記憶させておき、その情報に基づいて識別するようにしてもよい。
次いで、スキャナユニットを収容したカセット(スキャナカセット)、例えば、増設カセット41であるか否かを判定し(ステップS12)、スキャナカセットであると判定した場合には、CPU10は、スキャナユニットを利用する処理であるコピーモード及びスキャナモードを実行可能であるとして、これらモードを表示画面において選択可能に表示するようにする(ステップS13)。一方、スキャナカセットでないと判定した場合には、CPU10は、コピーモード、スキャナモードを実行することが不可能であるとして、これらモードを表示画面において選択不可能に表示するようにする(ステップS14)。
このような処理によって、複合機1においては、ユーザが実行可能なモードを適切に選択することができるようになる。
図11は、本発明の第2実施形態に係る画像読取処理のフローチャートである。
まず、表示制御部10aは、LCD20に、スキャン開始の指示や、スキャンの設定の指示を受け付ける画面を表示させる(ステップS21).
次いで、受付処理部10bが、ユーザによるキー部19に対する操作により、画像読取の設定を受け付けたか否かを判定し(ステップS22)、受け付けたと判定した場合には、受け付けた内容を新たな画像読取における設定として、RAM15に記憶させて(ステップS23)、次のステップS24に進む。一方、受け付けていないと判定した場合には、何もせずにステップS24に進む。
次いで、受付処理部10bが、ユーザによるキー部19に対する操作によりスキャン開始指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS24)、受け付けていないと判定した場合には、上記ステップS22〜S24を再度実行する。
一方、開始指示を受け付けた場合には、画像読取制御部10dが、書籍の読取りとの設定がされているか否かを判定する(ステップS25)。書籍の読取りとの設定がされていないと判定した場合には(ステップS25のNO)、画像読取制御部10dが、読取部29によって原稿のスキャンを行わせ、画像データを設定に応じた格納先に格納させる(ステップS26)。
次いで、画像読取制御部10dが両面読取りの設定がされているか否かを判定し(ステップS27)、両面読取りではない場合には、読取った原稿を送りローラ49、給紙ローラ45、46により、給紙ローラ34に搬送させ、さらに、給排紙ユニット27によって排紙トレイ32まで搬送させる(ステップS28)。
一方、両面読取りの設定がされていると判定した場合には、画像読取制御部10dが、読取った原稿を、送りローラ49、給紙ローラ45、46により、給紙ローラ34に搬送させ、その後、給紙ローラ34を反転させて原稿をローラ47、48等によって搬送させて、原稿Oの表裏を反転させた状態で固定版42の最も上に載置させ(ステップS29)、再び読取部29により原稿のスキャンを行わせ、画像データを設定に応じた格納先に格納させる(ステップS30)。これによって、原稿の両面の読取りを適切に行うことができる。その後、画像読取制御部10dが原稿を送りローラ49、給紙ローラ45、46により、給紙ローラ34に搬送させ、さらに、給排紙ユニット27によって排紙トレイ32まで搬送させる(ステップS28)。
次いで、画像読取制御部10dが、読取るべき次の原稿が固定版42上に載置されているか否かを判定し(ステップS31)、次の原稿が載置されていないと判定した場合には、処理を終了する一方、次の原稿が載置されている場合には、上記ステップS26〜S31までの処理を再び行う。これによって、複数の原稿を適切に読取ることができる。
一方、画像読取制御部10dが、書籍の読取りとの設定がされていると判定した場合には(ステップS25のYES)、画像読取制御部10dが、スキャン回数nを0と設定し(ステップS32)、読取部29によって原稿のスキャンを行わせ、画像データを設定に応じた格納先に格納させるとともに、スキャン回数nに1を加算する(ステップS33)。
次いで、画像読取制御部10dが、スキャン回数nが設定されているスキャン回数と一致するか否かを判定し(ステップS34)、設定されたスキャン回数と一致した場合には、ユーザにより設定されたスキャンを完了したことを意味するので、処理を終了する。
一方、設定されたスキャン回数と一致していない場合には、ユーザにより設定されたスキャンが完了していないことを意味するので、画像読取制御部10dが、図8に示すように、設定されためくり方向へのページめくり動作を実行させ(ステップS35)、ステップS33からの処理を再度実行させる。これによって、書籍の複数のページの画像を適切に読取ることができる。
上記した第2実施形態に係る複合機1によると、筐体2の下部に位置する増設カセット41に原稿を収容して画像を読取らせることができるので、子供や車椅子に乗っているユーザにとっても容易に使用することができる。
また、増設カセット41を、読取らせる原稿を収容するために使用したり、画像形成を行うための画像形成媒体を収容するために使用したりと、状況に応じて切り替えて使用できるため、スペースを有効に利用することができる。さらに、このように、切り替えて使用できるので、増設カセットの入れ替え等を行う必要もない。
また、複合機1上の空間にスキャナ装置を備える必要がないので、その空間に、例えば、排紙ビン等の他の装置を配置することができ、スペースを有効に利用することができる。
図12は、本発明の第2実施形態に係る増設カセットの変形例を示す図である。図12(1)は、増設カセットの第1の変形例を示し、図12(2)は、増設カセットの第2の変形例を示す。
第1の変形例に係る増設カセット55は、図12(1)(a)に示すように、固定版42上に、側面が三角形状の位置調整版57、58を更に有する。位置調整版57、58は、頂点部分57a及び58aが固定版42に軸支されており、頂点部分57a、58aを中心に回動可能になっている。
増設カセット55において、画像読取を行う場合には、図12(1)(b)に示すように、位置調整版57の左壁面57bと、位置調整版58の左壁面58bとで複数の原稿を挟み込んでおり、この状態では、原稿が給紙ローラ46と接しないようになっている。
そして、原稿の表裏を反転させる場合や、原稿を排紙する場合においては、画像読取制御部10dは、図12(1)(c)に示すように、位置調整版57、58を時計方向に回転させて、位置調整版57の左壁面57b及び位置調整版58の左壁面58bに挟まれた原稿を右側に動かすことにより、最も上の原稿が給紙ローラ46に接するようにする。これによって、最も上の原稿が給紙ローラ46によって、搬送されることになる。なお、一枚の原稿の搬送が終わった場合には、画像読取制御部10dは、位置調整版57、58を反時計方向に回転させることによって、図12(1)(b)に示すようにする。
第2の変形例に係る増設カセット61は、図12(2)(a)に示すように増設カセット41において、支持部材43、44に代えて、支持部材62、63を備えるようにしたものである。支持部材62、63は、それぞれ固定版42を支持し、固定版42の高さを変えることができるとともに、図面左右方向に駆動可能になっている。
図12(2)(a)は、増設カセット61における、原稿を読取った際の状態を示しており、当該読取った原稿を表裏反転させる場合又は排出する場合には、画像読取制御部10dは、まず、図12(2)(b)に示すように、支持部材62、63によって固定版42の高さを低くする。
次いで、図12(2)(c)に示すように、支持部62及び63を図面右方向に移動させ、更に、図12(2)(d)に示すように、支持部62及び63によって固定版42の高さを高くする。これによって、固定版42に載置された原稿が給紙ローラ46に接するようになる。これによって、最も上の原稿が給紙ローラ46によって、搬送されることになる。なお、一枚の原稿の搬送が終わった場合には、画像読取制御部10dは、支持部材62、63を低くし、図面左方向に移動させ、そこで、支持部材62、63を高くすることによって、図12(2)(a)に示すようにする。
これによって、画像読取が終わった原稿を表裏反転させることや、排出することができ、次の原稿の読取を行うことができるようになる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、電子写真方式による画像形成部21に画像形成させるようにしていたが、画像形成方法はこれに限られず、例えば、インクジェット方式で画像を形成させるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態においては、スキャナユニット28を画像形成部21の転写ユニット25の上流側に配置するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、転写ユニット25の下流側や、定着ユニット26の下流側に配置するようにしてもよく、また、排紙トレイ32の直前に配置するようにしてもよい。例えば、転写ユニット25又は定着ユニット26の下流側に配置した場合には、画像形成媒体に形成された画像を迅速に読取ることができるようになる。
また、上記第1実施形態では、スキャナユニット28は、画像が形成される面と反対側の画像形成媒体の面を読取るようにしていたが、本発明はこれに限られず、画像形成される面の画像を読取るようにしてもよい。例えば、画像形成される面と同じ面の画像を読取るようにすると、読取った面に迅速に画像を形成できたり、画像形成した画像形成媒体の面を迅速に読取ったりすることができたりする。
また、上記第2実施形態においては、読取部29の画像を読取る画像読取面が下方に向くようにしていたが、本発明はこれに限られず、画像読取面が上方に向くようにし、原稿をその上方に載置するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る複合機の機能構成図である。 本発明の第1実施形態に係る設定画面の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る複合機の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像読取処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る複合機の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る増設カセットを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る増設カセットを説明する他の図である。 本発明の第2実施形態に係る書籍のページめくり動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る設定表示画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る実行モード決定処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像読取処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る増設カセットの変形例を示す図である。
符号の説明
1 複合機、2 筐体、10 CPU、10a 表示制御部、10b 受付処理部、10c 画像形成制御部、10d 画像読取制御部、 11 入力I/F部、12 表示処理部、13 通信I/F部、14 ROM、15 RAM、16 EEPROM、17 機構制御部、18 バス、19 キー部、20 LCD、21 画像形成部、22 感光体ユニット、23 露光ユニット、24 現像ユニット、25 転写ユニット、26 定着ユニット、27 給排紙ユニット、28 スキャナユニット、29 読取部、41 増設カセット、55 増設カセット、61 増設カセット。

Claims (8)

  1. 画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成前の画像形成媒体を載置するための第1載置手段と、
    画像形成後の画像形成媒体を載置するための第2載置手段と、
    前記第1載置手段から前記画像形成手段を経由して前記第2載置手段に至る搬送経路に沿って、前記第1載置手段に載置された画像形成媒体を前記画像形成手段に供給し、且つ前記画像形成手段から前記第2載置手段に画像形成媒体を排出するための搬送手段と、
    前記搬送経路に臨んで配置され、前記搬送手段によって前記搬送経路上を搬送される画像形成媒体の一面全体の画像を読取り可能である画像読取手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記画像読取手段は、前記搬送経路における前記第1載置手段と前記画像形成手段との間に臨むように、画像読取面を向けて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像形成手段と前記第2載置手段との間の第1地点から前記画像形成手段と前記第1載置手段との間の第2地点へと、前記画像形成媒体を表裏反転させて搬送する反転搬送手段を更に備え、
    前記画像読取手段は、前記搬送経路における前記第1地点と前記第2地点と間の第3地点に臨んで配置されて、前記第3地点を通る画像形成媒体の一面全体の画像を読取可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像読取手段は、前記第1載置手段と組み合わされて設けられ、前記第1載置手段に載置された画像形成媒体の画像を読取り可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1載置手段は、複数の画像形成媒体を積み重ねて載置可能となっており、
    前記画像読取手段は、前記第1載置手段に積み重ねられた前記複数の画像形成媒体の一番上の画像形成像媒体の一面全体の画像を読取可能なように、画像読取面を下方に向けて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1載置手段に載置される画像形成媒体の表裏を入れ替えて、当該第1載置手段に再び載置可能な反転載置手段を更に有する請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1載置手段及び前記画像読取手段は、前記画像処理装置に対して着脱可能であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記搬送手段及び前記画像読取手段を制御して、画像形成媒体を搬送させて画像を読取らせる第1動作と、前記搬送手段及び前記画像形成手段を制御して、画像形成媒体を搬送して画像を形成させる第2動作とを、選択的に又は組み合わせて実行するための制御を行う制御手段を更に有する
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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