JP2008053172A - 面発光素子 - Google Patents

面発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2008053172A
JP2008053172A JP2006231184A JP2006231184A JP2008053172A JP 2008053172 A JP2008053172 A JP 2008053172A JP 2006231184 A JP2006231184 A JP 2006231184A JP 2006231184 A JP2006231184 A JP 2006231184A JP 2008053172 A JP2008053172 A JP 2008053172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emitter
nanocarbon
light emitting
emitting device
anode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006231184A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusuke Gamo
秀典 蒲生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2006231184A priority Critical patent/JP2008053172A/ja
Publication of JP2008053172A publication Critical patent/JP2008053172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電子放出能及びその均一性、安定性に優れ、かつ簡便で制御性が高いナノカーボンエミッタを面電子源として用いた、簡便なダイオード構造の面発光素子を提供すること。
【解決手段】基体上にナノカーボン材料を成膜してなるナノカーボンエミッタと、このナノカーボンエミッタに対向して配置された、透明基体上に電極を介して蛍光体層を形成してなるアノードとを具備し、前記ナノカーボンエミッタとアノード間が真空に保持されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、強電界により電子を放出する電界放射型の電子放出素子(フィールドエミッタ)を面電子源として利用した面発光素子に関する。より詳しくは、本発明は、表示装置、非発光ディスプレイ用バックライト光源、あるいは照明ランプ等に利用される、ナノカーボンエミッタを面電子源として用いた面発光素子に関する。
近年、主に動画を表示するテレビ受像器や、静止画を表示するコンピュータ端末用のモニタに使用されていた陰極線管からなるディスプレイ(CRT)が、液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)などのフラットパネルディスプレイに急速に置き換わっている。また、次世代の高輝度フラットパネルディスプレイとして、従来のCRTと同じカソードルミネッセンスを原理とするフィールドエミッションディスプレイ(FED)の研究開発が進められている。
一方、一般照明としての発光素子は、20世紀初頭から白熱灯や蛍光灯が長年にわたり用いられてきている。このうち蛍光灯は白熱灯と比べると同じ明るさでも消費電力を低く抑えられるという特徴を有しており、今日でも照明として広く利用されている。
また、前述した、光のシャッター機能しかもたない非発光素子であるLCDを高輝度ディスプレイとして用いるためには、バックライトが不可欠である。バックライトとしては、立体型の蛍光灯と拡散用の反射板を組み合わせて薄型化した蛍光管が用いられている。
蛍光管は、フィラメントから放出された電子が、蛍光管内に封入されている気体の水銀と衝突して紫外線を発し、この紫外線が蛍光管の内側に塗布された蛍光体を励起し、可視光を発光するものである。
しかしながら、照明やLCDのバックライトとして用いられる蛍光灯には、水銀が含まれているため、今後、環境汚染という点で大きな課題を抱えており、それに代わる照明装置が強く求められている。
また、近年、白色灯や蛍光灯などの既存の照明に代わり、発光ダイオード(LED)を光源とした表示装置や照明が開発され、普及し始めている。最近では、信号機や街頭あるいは店頭用ディスプレイなどの表示装置、LCD用のバックライト、車載照明、電子機器用表示ランプ、懐中電灯などで利用されている。
LEDは、半導体のpn接合を含む構造を有しており、電極から半導体に注入された電子と正孔は異なったエネルギー帯(伝導帯と価電子帯)を流れ、PN接合部付近にて禁制帯を越えて再結合するが、再結合の際にほぼ禁制帯幅(バンドギャップ)に相当するエネルギーが光子、すなわち光として放出される。
しかしながら、LEDは上述したように、半導体のキャリアの再結合により発光する原理であるため、材料のバンド構造で決められた固有の波長の単色光しか放出されず、しかも点光源であるため、特にバックライトや照明などの大面積に均一に、そして白色などのブロードな波長で利用するアプリケーションには不適である。特に、白色表示にする場合には、紫外線発光素子としてLEDを用い、その紫外線で蛍光体を発光させる構成が必要となる。
これに対し、FEDと同様の方式で、面電子源から放出される電子で蛍光体を発光させる、薄型かつ高輝度の面発光素子が考えられる。フィールドエミッタは、物質に印加する電界の強度を上げると、その強度に応じて物質表面のエネルギー障壁の幅が次第に狭まり、電界強度が10V/cm以上の強電界となると、物質中の電子がトンネル効果によりそのエネルギー障壁を突破できるようになり、その物質から電子が放出されるという現象を利用している。この場合、電場がポアッソンの方程式に従うため、電子を放出する部材(エミッタ)に電界が集中する部分を形成すると、比較的低い引き出し電圧で効率的に冷電子の放出を行うことができる。
このようなフィールドエミッタを利用する面発光素子の構造としては、高真空の平板セル中に、微小な電子放出素子をアレイ状に配置するとともに、これに対向して蛍光体を塗布したアノード基板を設けたもの、即ち、FEDと同様のパネル構造が考えられる。
従来のFEDの技術を用いた面発光素子は、図3に示すように構成することができる。図3に示す面発光素子では、カソード側基体31上に複数の円錐形のエミッタ32が形成され、これらエミッタ32を取り巻くように、絶縁層33およびゲート電極34が配置されて、フィールドエミッタアレイ(カソード)が構成されている。このフィールドエミッタアレイ(カソード)に対向して、アノード側基体35上にアノード電極36および蛍光体37が形成された陽極部が配置され、3極管いわゆるトライオード構造を有する面発光素子が構成される(例えば、非特許文献1〜3参照)。
C. A. Spindt : J. Appl. Phys., 39, 3504 (1968) K. Betsui: Tech. Dig. IVMC. , (1991) p26 「光エレクトロニクスの基礎」、(株)日本理工出版会、2002年7月20日再版発行 しかしながら、上述した円錐形のエミッタでは、いずれもエミッタ材料である金属、シリコンあるいはそれらの化合物は、表面に酸化物が形成されるため電子放出能が低く、エミッタ部への電界集中が不可欠であり、エミッタ材料表面から電子を放出させるためには、電子放出部の曲率半径をできるだけ小さくする必要がある。そのため、エミッタに極微細加工を施し、放出部の先端形状を円錐形として、その先端の曲率半径を数ナノメーター以下とすることが不可欠であった。
さらに、フィールドエミッタをディスプレイ用等の面電子源として利用するためには、上記のような極微細加工を施して得られる円錐形エミッタを多数作製し、アレイ上に配置する必要がある。しかしながら、超精密加工が必要であるため、構造的欠陥が生じやすく、大面積に均一に作製することは容易ではなく、歩留まりが低下する上、欠陥検査等も不可欠となり、製造コストが高くなるという問題があった。
これに対し、近年、エミッタ材料としてナノカーボン材料が注目されている。ナノカーボン材料の中で最も代表的なカーボンナノチューブは、炭素原子が規則的に配列したグラフェンシートを丸めた形の中空の円筒であり、その外径はナノメーターオーダーであり、長さは通常0.5〜数10μmの非常にアスペクト比の高い微小な物質である。そのため、カーボンナノチューブをエミッタ材料として用いた場合には先端部分には電界が集中しやすく、高い電子放出能が期待される。また、カーボンナノチューブは、化学的、物理的安定性が高いという特徴を有するため、動作に際し真空中の残留ガスの吸着やイオン衝撃等に対して影響を受け難いことが予想される。
本発明は、上記問題点を考慮してなされ、電子放出能及びその均一性、安定性に優れ、かつ簡便で制御性が高いナノカーボンエミッタを面電子源として用いた、簡便なダイオード構造の面発光素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、基体上にナノカーボン材料を成膜してなるナノカーボンエミッタと、このナノカーボンエミッタに対向して配置された、透明基体上に電極を介して蛍光体層を形成してなるアノードとを具備し、前記ナノカーボンエミッタとアノード間が真空に保持されていることを特徴とする面発光素子を提供する。
以上の面発光素子において、ナノカーボンエミッタは、基体上に、ナノカーボン材料を、基体に対して垂直方向に高配向でかつ高密度に成膜してなるものであることが望ましい。
ことがを特徴とする請求項1に記載の面発光素子。また、ナノカーボン材料は、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノフィラメント、及びカーボンナノファイバーからなる群から選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
ナノカーボンエミッタとアノード間の真空度は、0.1Pa以下とすることができる。また、ナノカーボンエミッタとアノードの間隙が10μm以上であり、エミッタ近傍にゲートがないダイオード構造を有するものとすることができる。
本発明によると、エミッタをナノカーボン材料から構成しているため、炭素材料のもつ高い電子放出能とナノオーダーの微細構造により、金属やシリコン等では実現不可能であった、ゲートなしでのエミッタの駆動が可能となり、非常に簡便なダイオード構造の面発光素子を得ることが可能である。また、高配向のナノカーボン材料を用いることで、均一な発光を大面積にわたって得ることが可能である。
その結果、低コストで高輝度、高安定、高均一の面発光素子を得ることができ、良好な特性で安価な、表示装置、バックライト、照明等を得ることができるようになる。
以下、発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る面発光素子の構成を示す模式断面図である。図1において、面発光素子は、基体1上に導電層2及びナノーカーボン材料膜3aからなるエミッタを形成してなるカソードと、透明基体4上に蛍光体層6及びアノード電極5を形成してなるアノードとを、スペーサ7を間に介して対向配置し、間に形成された空隙を真空に保持して構成された、2極管いわゆるダイオード構造を有している。なお、加速電圧1kV以下の低速電子線を利用する場合には、アノード電極5と蛍光体6の積層関係は反転し、アノード電極は透明電極とする。
基体1としては、シリコン、ガラス、セラミックスなどから選ぶことができる。また、表面が熱酸化されたシリコンや薄膜の積層基板を用いることもできる。導電層2としては、金属や透明導電膜などの薄膜を用いることができる。ナノカーボン材料膜3aとしては、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、カーボンナノホーン、カーボンナノフィラメント、カーボンナノコイル等を用いることができる。透明基体としては、ガラスを用いることができ、アノード電極としては、Al(メタルバック)及びITO(インジウム・スズ酸化物)等を用いることができる。
ナノカーボン材料は、ナノオーダーの極微細な先端構造を有するため、それを成膜して得たエミッタを面電子源として用いることにより、ゲート電極を配する必要なく大面積のエミッタの形成が容易であり、かつ、簡便なダイオード構造のパネルを構成することで、高輝度でかつ低コストの面発光素子を得ることが可能となる。
特に、ナノカーボンエミッタを、基板に対して、高配向かつ高密度のナノカーボン材料により構成することにより、エミッションサイトを均一に配することができ、面内の均一性の高い、即ち、高輝度でかつ発光輝度ムラの少ない面発光素子を得ることができる。
ナノカーボン材料として、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノフィラメント、カーボンナノファイバー等を挙げることができるが、このような結晶性が高くかつ極微細構造を有するsp2結合を含むナノカーボン材料を用いることにより、より電子放出能が高く、即ち動作電圧の低い低コストの面発光素子を得ることができる。
また、本発明の面発光素子では、真空度が0.1Pa以下であることが望ましい。ナノカーボンエミッタとアノード間の真空度は、従来の金属やシリコンあるいはそれらの化合物からなるエミッタと異なり、表面が、主として残留ガスに含まれる水蒸気により酸化されないため、0.1Paという低い真空度でも、安定した動作が可能である。ただし、真空度が0.1Paを超えると、電子放出がし難くなり、安定した動作が困難となる。
さらに、本発明の面発光素子は、ナノカーボンエミッタとアノードの間隙が、10μm以上であって、エミッタ近傍のゲートがないダイオード構造を有することが望ましい。エミッタ-アノード間隙は、最低10μmあれば、エミッタ-アノード間で放電等を起こすことがなく、安定した動作をすることができる。ナノカーボンエミッタとアノードの間隙が10μm未満では、エミッタ-アノード間で放電を起こす場合があり、安定した動作をすることが困難となる。
ナノカーボン材料は、化学的成長法により成膜することができる。化学的成長法としては、化学的気相成長法(気相CVD)または固液界面接触分解法(液相CVD)を挙げることができる。図1は、化学的成長法によりナノカーボン材料を合成した後、印刷によりナノカーボン膜3aを成膜して得た面発光素子を示し、図2は、固液界面接触分解法によりナノカーボン膜3bを成膜して得た面発光素子を示す。ナノカーボン膜3aは無配向であるが、ナノカーボン膜3bは高配向である。
これらの方法では、特に、100%の収率で高密度、高配向のナノカーボン層3bを形成可能な固液界面接触分解法を用いるのが好ましいが、化学的気相成長法によっても、条件によっては、100%の収率で高密度、高配向のナノカーボンを形成することができる。
固液界面接触分解法によるナノカーボン材料からなるエミッタの形成プロセスについて、以下に説明する。
固液界面接触分解法によるナノカーボン材料からなるエミッタの形成は、図3に示す構造を有する固液界面接触分解装置を用いて行われる。図3に示す固液界面接触分解装置では、有機液体12を収容する液体槽11が、蓋13により密封されて、装置本体を構成する。液体槽11の外側には、液体槽11を冷却するための水冷手段14が設けられている。液体槽11内の有機液体12中には、基体15が浸漬されており、基体15は、基体ホルダー16に取り付けられているとともに、一対の電極17a,17bを介して蓋13に保持されている。基体15は、一対の電極17a,17bを通して通電される。
蓋13には、液体槽11内から蒸発する有機液体蒸気を冷却凝縮して液体槽11に戻すための水冷パイプからなる凝縮手段18と、液体槽11内に窒素ガスを導入するバルブ19とが取り付けられている。
次に、以上のように構成される固液界面接触分解装置により、基体15の表面にカーボンナノチューブ層を形成する手順について説明する。
まず、図3に示すように、基体15を基体ホルダー16に取り付け、液体槽11内の有機液体12中に浸漬する。有機液体12としては、メタノール、エタノール、オクタノール等を用いることができる。なお、基体15の表面には、触媒としての酸化鉄が担持されている。電極17a,17bを通して基体15に直流電流を通電する。
通電により、基体15の温度が600〜900℃に昇温すると、基体15の表面で触媒の存在下での有機液体12の熱分解反応が生じ、酸化鉄膜上にナノカーボン材料が析出され、ナノカーボン材料膜が形成される。
このようにして成膜されたナノカーボン材料膜は、高密度、高配向であり、面発光素子のエミッターとして好適なものである。
以下、本発明の実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
実施例1
本実施例においては、基体1としてはガラス基板を用い、このガラス基板1上にマグネトロンスパッタ法により、100nmの厚みのクロム薄膜を製膜し、導電層2を形成した。
次に、熱化学的気相成長法(熱CVD)により、メタンを原料ガス、鉄を触媒として1000℃でカーボンナノチューブ原料を合成した。このカーボンナノチューブ原料をペースト化した後、スクリーン印刷法にて上記導電層2上に所定形状に形成し、ナノカーボンエミッタ3aを形成した。
次に、対向側のアノード基体4としてガラス基板を用い、そのガラス基板4上に、高速電子線用の蛍光体を印刷法により塗布して蛍光体層6を形成した後、蛍光体層6上に、蒸着法によりアルミニウム膜を製膜し、メタルバック層としてのアノード電極5を形成した。なお、ここで、低速電子線用蛍光体を用いる場合には、アノード基体4上にITOをマグネトロンンエミッタ法により成膜した後、蛍光体を印刷法により塗布した。
続いて、カソード基体1とアノード基体4とをガラススペーサ7を介して、ガラスフリットにより固着し、真空封止して、図1に示すような面発光素子を得た。
〔実施例2〕
実施例1において、ナノカーボンエミッタの作製を、導電層2表面に触媒として鉄をスパッタ法にて形成した後、固液界面接触分解法により、アルコール溶液中で高配向カーボンナノチューブ膜3bを成膜することにより行ったことを除いて、実施例1と同様にして図2に示すような面発光素子を得た。
〔実施例3〕
実施例1及び2で作製した面発光素子のナノカーボンエミッタ3a,3bとアノード電極5との間に電源及び電流計を接続し、アノード電圧を変化させて、エミッション電流を測定した。なお、エミッタ・アノード間距離は100μmであり、動作真空度は10−3Paであった。
その結果を図4に示す。図4に示す結果から、本実施例に係る面発光素子サンプルでは、立ち上がり電圧は約80Vと低く、低電圧駆動が可能であることがわかる。また、エミッション電流も50μA以上と、市販の低速電子線用の蛍光体を発光させる電流値が得られた。
また、作製した面発光素子の発光特性は、電界強度1.2v/μmにおいて、500cd/mの発光が確認された。いずれも安定性は非常に高かった。また、特に高配向のナノカーボンエミッタ3bを用いた実施例2の素子の方が、輝度ムラは少なかった。
本発明の一実施形態に係る面発光素子の構成を示す断面模式図である。 本発明の他の実施形態に係る面発光素子の構成を示す断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る面発光素子の製造に用いた固液界面接触分解装置を示す図である。 本発明の実施例1及び2に係る面発光素子のアノード電圧とエミッション電流との関係を示す特性図である。 従来の面発光素子の構造を示す断面図である。
符号の説明
1,15…基体、2導電層、5…透明電極、3…ナノーカーボン材料膜、4…透明基体、6,37…蛍光体層、7,25…スペーサ、11…液体槽、12…有機液体、13…蓋、14…水冷手段、16…基体ホルダー、17a,17b…一対の電極、18…凝縮手段、19…バルブ、21…シリコン基体、26…空隙、27…電源、28…電流計、31…カソード側基体、32…エミッタ、33…絶縁層、34…ゲート電極、35…アノード電極。

Claims (5)

  1. 基体上にナノカーボン材料を成膜してなるナノカーボンエミッタと、このナノカーボンエミッタに対向して配置された、透明基体上に電極を介して蛍光体層を形成してなるアノードとを具備し、前記ナノカーボンエミッタとアノード間が真空に保持されていることを特徴とする面発光素子。
  2. 前記ナノカーボンエミッタは、基体上に、ナノカーボン材料を、基体に対して垂直方向に高配向でかつ高密度に成膜してなることを特徴とする請求項1に記載の面発光素子。
  3. 前記ナノカーボン材料が、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノフィラメント、及びカーボンナノファイバーからなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2の記載の面発光素子。
  4. 前記ナノカーボンエミッタとアノード間の真空度が0.1Pa以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の面発光素子。
  5. 前記ナノカーボンエミッタとアノードの間隙が10μm以上であり、前記エミッタ近傍にゲートがないダイオード構造を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の面発光素子。
JP2006231184A 2006-08-28 2006-08-28 面発光素子 Pending JP2008053172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231184A JP2008053172A (ja) 2006-08-28 2006-08-28 面発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231184A JP2008053172A (ja) 2006-08-28 2006-08-28 面発光素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008053172A true JP2008053172A (ja) 2008-03-06

Family

ID=39236998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006231184A Pending JP2008053172A (ja) 2006-08-28 2006-08-28 面発光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008053172A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011124171A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Toppan Printing Co Ltd 発光装置
JP2011210439A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Toppan Printing Co Ltd 電子放出素子、その製造方法、電子放出素子を用いた面発光素子
JP2018142524A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社名城ナノカーボン 電界放出装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000090813A (ja) * 1998-06-18 2000-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子放出素子及び電子放出源とそれらの製造方法並びにそれらを使用した画像表示装置及びその製造方法
JP2000141056A (ja) * 1998-09-21 2000-05-23 Lucent Technol Inc 接着性カ―ボンナノチュ―ブ膜を有するデバイス
JP2001015077A (ja) * 1999-06-15 2001-01-19 Cheol Jin Lee 白色光源及びその製造方法
JP2003012312A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Japan Science & Technology Corp 有機液体による高配向整列カーボンナノチューブの合成方法及びその合成装置
JP2004234865A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Sony Corp カーボンナノチューブ配列材料とその製造方法、炭素繊維配列材料とその製造方法、及び電界放出表示素子
JP2004303679A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Ulvac Japan Ltd 電界放出型蛍光表示装置およびこの表示装置の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000090813A (ja) * 1998-06-18 2000-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子放出素子及び電子放出源とそれらの製造方法並びにそれらを使用した画像表示装置及びその製造方法
JP2000141056A (ja) * 1998-09-21 2000-05-23 Lucent Technol Inc 接着性カ―ボンナノチュ―ブ膜を有するデバイス
JP2001015077A (ja) * 1999-06-15 2001-01-19 Cheol Jin Lee 白色光源及びその製造方法
JP2003012312A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Japan Science & Technology Corp 有機液体による高配向整列カーボンナノチューブの合成方法及びその合成装置
JP2004234865A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Sony Corp カーボンナノチューブ配列材料とその製造方法、炭素繊維配列材料とその製造方法、及び電界放出表示素子
JP2004303679A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Ulvac Japan Ltd 電界放出型蛍光表示装置およびこの表示装置の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011124171A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Toppan Printing Co Ltd 発光装置
JP2011210439A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Toppan Printing Co Ltd 電子放出素子、その製造方法、電子放出素子を用いた面発光素子
JP2018142524A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社名城ナノカーボン 電界放出装置
JP7062365B2 (ja) 2017-02-28 2022-05-06 株式会社名城ナノカーボン 電界放出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050174028A1 (en) Field emission device and backlight device using the field emission device and method of manufacture thereof
US8162711B2 (en) Field emission display
US7999453B2 (en) Electron emitter and a display apparatus utilizing the same
Park et al. Screen printed carbon nanotube field emitter array for lighting source application
JP5024813B2 (ja) 面発光素子の製造方法
US20100072879A1 (en) Field emission device with anode coating
JP2008053172A (ja) 面発光素子
US20110181170A1 (en) Field emission lamp
JP5343531B2 (ja) 電子放出素子及びその製造方法並びに面発光素子
Shimoi et al. A stand-alone flat-plane lighting device in a diode structure employing highly crystalline SWCNTs as field emitters
JP2011210439A (ja) 電子放出素子、その製造方法、電子放出素子を用いた面発光素子
JP4048323B2 (ja) 薄型フレキシブル電子放出部材
JP5549027B2 (ja) 粒子状ナノ炭素材料の製造方法及び電子放出素子並びに面発光素子
US20070236133A1 (en) Field emission electrode, field emission device having the same and methods of fabricating the same
JP2008214140A (ja) フレーク状ナノ炭素材料とその製造方法及びフレーク状ナノ炭素材料複合体並びにそれを用いた電子デバイス
JP5531675B2 (ja) ナノ炭素材料複合基板およびその製造方法、並びに、電子放出素子および照明ランプ
KR20030081695A (ko) 액정표시장치용 백라이트
Kang et al. Enhanced field emission with self-alingned carbon nanotube emitters grown by RAP process
JP2006244857A (ja) 冷陰極電子源およびその製造方法
Uemura Carbon nanotube field emission display
JP5293352B2 (ja) 三極構造型の電界電子放出型ランプの製造方法
JP5604926B2 (ja) ナノ炭素材料複合基板製造方法およびナノ炭素材料複合基板
KR100539736B1 (ko) 전계 방출 소자
Zhang et al. Fabrication and field emission characteristics of a novel planar-gate electron source with patterned carbon nanotubes for backlight units
KR20020085943A (ko) 탄소 나노팁을 이용한 발광장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120828